【例文7選】柔軟性を自己PRでアピールしたい人必見!用いるメリットや注意点について徹底解説!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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はじめに

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この記事を読んでわかること

・自己PRで柔軟性をどうアピールするか
・柔軟性をテーマにした自己PRの作り方
・魅力的な自己PRの書き方

この記事をおすすめしたい人

・柔軟性をアピールしたい人
・自己PRの作成に困っている人
・自己PRの書き方を知りたい人

就職活動において、自分がもっているスキルや能力をわかりやすく伝える自己PRは、大切な要素の1つです。

自己PRにおいてアピールできるポイントはさまざまですが、柔軟性を強調したいという方も多いのではないでしょうか。

柔軟性は企業にとって重要なスキルの1つですが、アピールの仕方を間違えるとマイナスの評価を受けることもあるので、十分な注意が必要です。

そこで今回の記事では、企業に評価されるために柔軟性のアピールの仕方をわかりやすく解説していきましょう。

柔軟性ってなに?

柔軟性について自己PRで紹介する前に、まず柔軟性とはどのような言葉であるのか、自分に当てはまっているかについて理解を深めておきましょう。

「柔軟性」とは、一言で言うなら「環境や状況に応じて考えや行動を素早く変化させて対応できること」です。

例えば、新学期のクラスでもすぐに馴染むことができた、などと言ったことも柔軟性があるといえます。

企業が自己PRで見ていること

そもそもなぜ企業は自己PRを聞くのでしょうか。

企業が好む自己PRを言わなければと思いはするものの、それは企業によっても違うし、それが何かなんて分かるはずがないと思う就活生は多いはずです。

しかし、自己PRで企業が最も求めていること(つまり評価の観点)は強みが何かや経験の種類ではありません。

そこで、企業が自己PRを通して何を見ているのかを2つ紹介します。

結果より過程

よっぽど特殊なものではない限り、自己PRで述べる強みというのはどれもほとんどの企業で活かせるものです。

例えば、「リーダーシップ」は仕事上で上下関係やチームでの仕事がある限り活かせる強みであるため、どの企業でも活かせます。

だから、強みが何かというのは、企業にとってそれほど重要なことではありません。

重要なのは、その強みを発揮した過程です。

面接官はその過程で取った就活生の行動や考え方・価値観などからその強みの信頼度や人柄を読み取り、将来における可能性や、自社の社風や環境とマッチするか、一緒に仕事をしたいと思えるかを判断します。

入社後の活躍イメージ

とても立派な強みや経験を伝えたところで、それがその企業にとって何のメリットにもならなければ、企業は採用したいとは思えません。

つまり、志望する企業の利益となる人材であることをアピールすることが重要です。

この時のポイントは、応募者が自らの強みを発揮して働く姿を面接官がどれだけカラーでイメージできるかです。

しかし、働いたこともない就活生が自らの経験とネットからの企業情報だけでそこまでカラーで面接官にイメージさせることが出来るのかと言われると、それは困難です。

そこで、OB訪問が重要になってきます。

自らの強みをOB・OGに伝え、それをどこでどうやってどれほど活かせるかを一緒に考えてもらいましょう。

柔軟性を活かせる職種

自己PRでアピールする強みと職種とのマッチ度はとても大切です。

魅力的な強みであってもそれを活かせる職種や、どのように活かすかを把握していなければ好印象にはつながりません。

ここでは柔軟性を活かせる職種を紹介します。

営業職

営業職は、顧客のニーズに合わせた提案をしたり、また顧客に合わせた形でアプロ―チすることが求められます。

訪問営業からオンライン営業への切り替えなど働く環境が大きく変化しやすいことも営業y側の特徴です。

その変化に臨機応変に対応する能力は求められます。

どんな環境、相手であっても冷静な判断と機敏な対応で業務に取り掛かることができれば、活躍できる人材として成長していくことができます。

接客業

接客業はお客様の要望に合わせた提案をすることが求められます。

もちろん自分の考えをベースに持ち合わせることは前提として、お客様が求めていることを追究し、それにマッチした商品・サービスを提供することが接客業をするうえで大切なこととなります。

柔軟なコミュニケーション能力も求められるため、接客業において「柔軟性」をアピールすることは求める人材とのマッチ度が高まることが多いです。

企画職

商品開発・サービス構築をするうえで、一つの考えのみでは優秀な企画者にはなれません。

多角的な視点を持ち、また関わる多くのステークホルダーとの意見を取り入れながら、最終的なアウトプットにつなげていくことが求められます。

そのため、こだわりを持ちすぎず、新たなアイデアや視点を次々に吸収できるような柔軟性は大いに求められます。

エンジニア職

エンジニア職は、単なる技術開発者としてではなく、新たな技術・トレンドをいち早くキャッチし、それを取り入れていくことが求められます。

またトラブルが発生した際に臨機応変に対処できる人材は重宝されます。

過去の経験則やマニュアルに固執しすぎていると、トラブルや新たな技術についていくことができないため、柔軟性を持ち合わせることは大いに求められます。

研究職

研究職も柔軟性は求められます。

専門分野において、新たな知識・技術を次々に自分のものにしていくことが必要であるため、学びに対する柔軟性がキーとなります。

変化の激しい現代社会においては、柔軟性豊かな質の高い研究者が必要であるため、ひとつのことに固執せず、変化を苦としない人材であることをアピールしましょう。

企業が評価する「柔軟性」とは

企業が評価する柔軟性とは何でしょうか?

柔軟性はどのようにアピールをするかによって印象はプラスにもマイナスにも変わってしまう内容です。

そのため、企業が評価する柔軟性を理解して、自分の強みをポジティブに伝えられるようになりましょう。

企業が評価する柔軟性について大きく分けて2つご紹介します。

臨機応変に対応できる力

1つ目は臨機応変に対応できることです。

臨機応変に対応できることが評価に繋がる理由としては、働くにおいてイレギュラーなことが多いからです。

人によって適切な対応が変わることはもちろん、その時代のビジネス市場によっては事業も大きく変化していきます。

こういった場面で、臨機応変に対応し、マニュアルにとらわれない動きをできる人はI何があっても一緒に会社を創っていくことができるとして、評価が高いと言えます。

新しいものを生み出す発想力

2つ目は新しいものを考え出せることです。

既存のやり方や考え方にとらわれず、さまざまな角度から物事を考えられる人はビジネスの動きを加速させます。

多角的視点を持って新しいことを生み出すことは、人だからこそできることです。

ITに変えられないという点で評価を受けるでしょう。

環境変化に強い

環境の変化に対して強い人材は多くの企業において高く評価される可能性が非常に高いです。

業界によっては非常に転勤が多いところや、部署異動などが頻繁に発生し、環境が変わってしまうところもあります。

このような職場においても柔軟に対応でき、いち早く新しい環境に馴染める人材は企業にとって非常に貴重です。

したがって、企業研究を行う際に環境が変わることが多い会社であると判断できた場合は、環境の変化に強いことを強くアピールしましょう。

自己PRでの柔軟性で気を付けるべきポイント

就活は自分の良いところをアピールすることだけに注力していては成功しません。

柔軟性についてアピールする際に与えてしまう可能性が高いマイナス点についても注視しておくことでより全体的に印象の良い自己PRを作成できます。

以下の3つを踏まえた上で、悪い印象を与えないような回答を作成しましょう。

意思がない

柔軟性が高いことをアピールする際は自分の意志がないと判断されないように気をつけることが大切です。

状況や環境に柔軟に対応できる反面、周りに流されやすく自分の意志が強くないと判断されてしまうとモチベーションが弱い人物であると思われてしまうかもしれません。

したがって、柔軟性をアピールする際は自分の意志をしっかり持っていることも伝えたいところです。

例えば、リーダーシップを発揮した経験などについても同時にアピールすれば、意思がないという印象を与える可能性は低くなります。

飽きやすい

柔軟に様々な物事に対応できる人物は裏を返すと、飽きやすいと判断されてしまう可能性があるため、一度決めたことは最後までやり抜く力も同時にアピールしたいところです。

企業は長く働いてくれる人物を求めているため、飽きやすく、すぐにやめてしまう可能性がある人材は採用したくないのです。

したがって、柔軟性をアピールしつつ最後まで決めたことはやり抜く能力があるということもアピールできると、より完璧な自己PRに近づきます。

意思決定が遅い

柔軟に対応できるということは、自分の意思がない、つまり意思決定が遅いと判断されてしまう可能性もあります。

環境などの変化に応じて様々なアイディアを思い浮かべられる一方で、どのアイディアがベストであるか悩んでしまう優柔不断な人物がいると、プロジェクトがなかなか進みません。

したがって、柔軟な思考力を持ちつつ自分がこれだと思うアイデアを思いついた際は迅速に意思決定ができることをアピールすることをおすすめします。

柔軟性をアピールする際のコツ

柔軟性という言葉は抽象的です。

受け手によって柔軟性のイメージが異なる場合もあるでしょう。

また柔軟性について間違った解釈をしていると、マイナスのイメージを採用担当者に与えてしまうおそれもあります。

また、自分にはどんな柔軟性があるのか、頭では鮮明にイメージできていて、それに伴う具体的なエピソードまであっても、時間が限られた面接という場面では、伝え方や伝えるべきポイントを押さえているかどうかで、評価が大きく変わります。

そこで、柔軟性をアピールする際のポイントを2つ紹介します。

この2つを意識して、「自分が面接官だったらどうだろう」と自らの自己PRを客観的に評価してみてください。

言い換え表現を用いる

柔軟性は曖昧な表現のため、単に「柔軟性があります」とアピールするだけでは魅力はほとんど伝わりません。

また、多くの就活生が柔軟性という言葉を用いており、柔軟性というフレーズをそのまま用いてしまうと、会話の冒頭から「また柔軟性か、、、」と思われてしまい、強い印象を残せません。

よって、柔軟性を採用担当者に伝えるには、別の言葉に言い換えることが重要です。

主な表現として以下の言葉があります。

「柔軟性」の言い換え表現

・臨機応変に対応する力 
・どのような環境でも適応できる力
・多面的な視点から考えられる力
・順応性が高い
・とっさの判断ができる

たとえば、「私には柔軟性があります」と伝えたいときに、「急な方向転換やトラブルにも迅速かつ臨機応変に対応できます」という表現の仕方をすることをおすすめします。

この際、どういった環境・状況で発揮される能力なのかを端的かつ具体的に伝えると、面接官が理解しやすく、印象にも残りやすくなります。

経験を詳しくアピールする

他の就活生と差別化した自己PRにしたい方は、経験を詳しく伝えると良いでしょう。

経験の深さや時間などは人それぞれ違うため、経験を深ぼって伝えることで周りと差別化することができます。

そのためにまずは自分の経験を書き出し、何を経験したのかを総合的に把握しましょう。

その後に柔軟性をアピールするための裏付けとなる経験を選び、自己PRを作成した行くとよいでしょう。

普段から自分の意見を持とう

普段から自分の意見を持つことで自然と自己PRが主体的な内容になっていきます。

普段他の人の意見に簡単に流されてしまうという人は自分の意見を持ち、発信していくことを心掛けましょう。

人に向かって直接意見を言うことが難しい方は、はじめはSNSを用いて自分を発信してみましょう。

その結果、軸がある人間へと変わっていきます。

入社後の活かし方を明確にする

柔軟性というのはあいまいで広い概念だからこそ、仕事上での活かし方については具体的に伝える必要があります。

まず、どの部署のどのような仕事をしていく上で、どう柔軟性を発揮することができるのかを伝えましょう。

そして、その柔軟性のある行動が、結果的に企業側にどのようなメリットや利益をもたらすのかをできる限り具体的に伝えましょう。

その際、鮮明な活躍イメージを描き、どのように行動して企業に貢献するかというビジョンが明確であることを伝えることで、仕事への前向きな姿勢や熱意をアピールすることにも繋がります。

柔軟性をアピールする際の注意点

企業から高い評価を得るには、話の流れや柔軟性の用い方に注意しましょう。

柔軟性という言葉は抽象的であり、広い意味を持つ概念であるがゆえに、その意味がぶれてしまったり、誤った捉え方をされてしまうことが起こり得ます。

柔軟性をアピールする際には、すべての話の一貫性を意識することやしっかりとした意見をもっていることが重要です。

ここではそれぞれのポイントを詳しく解説しますので見ていきましょう。

志望企業に合っているかを確認する

柔軟性よりも他に求めている力がある場合、どれだけ熱心に柔軟性について伝えても、自社が求めている人物像の学生を優先して採用します。

企業が求めている人物像を自分が伝えたい内容が合っているかどうか、企業の情報を確認したうえで伝えられるようにしましょう。

一貫性を意識する

ESのガクチカなどの他の設問や、複数回の面接では自己PR以外にも多くの質問がされます。

よって、どの話を聞いても「この就活生の自己PRは柔軟性なんだな」と思われるように、話の一貫性を意識しましょう。

選考を通してアピールしたいことは多くても2.3個です。

もし、それ以上アピールしたいことがあっても、それ以上は面接官に違和感を感じさせることに繋がる可能性があるため、おすすめしません。

また、もし、企業に合わせすぎて嘘の自己PRを書いてしまうと、いずれどこかで一貫性がなくなり見破られてしまうので、気を付けてください。

自分の意見が無い人だと思われないようにする

柔軟性にはほかの人の意見を尊重できる特性があります。

しかし自分だけでの判断が難しいという、マイナスなイメージをもたれてしまう危険性があります。

アピールが不十分だと優柔不断や自分の意見がなく、周りに流されやすい人、というイメージを採用担当者に与えてしまうおそれがあるでしょう。

企業にとって自分の意見がないのは大きなマイナスです。

自分の意見をもっていないと、最終的な判断を別の人に求めてしまうので仕事が進まなくなってしまいます。

大きなプロジェクトを立ち上げたときに、責任をゆだねるのは難しいでしょう。

各部署で会議をする際にも、自分の意見がないと会議に貢献しているとはいえません。

企業から見ると、必要のない人材に思われてしまう可能性が高いでしょう。

柔軟性は大きな武器になりますが、同時にマイナスイメージもあります。

アピールする際には、発揮したときの過程において自分で考えて行動したことも含めるのが重要です。

芯があることをアピール

柔軟性を上手にアピールできなかった場合、続ける力や粘り強さが足りないという印象をもたれてしまいます。

柔軟性を強調する際には、芯があることもアピールしましょう。

なんらかのプロジェクトに携わったときに、目標達成のために柔軟に対応したことを強調すれば、企業で柔軟性を十分に発揮できるという強い印象を与えられます。

たとえば飲食店での経験をアピールしたいとき、ホールを担当していたが厨房のスキルも備わっていたために、繁忙期には厨房のヘルプもしたことを強調するという方法があります。

留学の経験を活かしたいときは、アメリカでの留学中に西洋の生活様式やマナーを学んで、楽しんで現地の人と交流したことを伝えられるでしょう。

自己PRの書き方を紹介

柔軟性に関するエピソードは十分にあるものの、文章として説明するとなると難しいと思う就活生は多くいるのではないでしょうか?

企業の求めている柔軟性が備わってはいても、それを十分にアピールできなければ採用担当者には正しく伝わらず、評価されません。

そこで文章にする際には、以下の3つのポイントをおさえた文章構成にするように心がけましょう。

結論

自己PRだけに限る話ではありませんが、まずは、結論ファーストです。

そして、どんな柔軟性が備わっているのかという結論を端的かつ具体的に最初に書きましょう。

この結論部分だけ聞いても、どんな柔軟性なのか、面接官が理解できるようにすることを心がけましょう。

ここで面接官が「どういうこと?」と思ってしまうと、面接官の聞く体制が作れず、その後の話の理解度が大幅に落ちてしまうことにも繋がります。

発揮したエピソード

結論を述べた後、具体的な過去のエピソードを通して、どのように柔軟性を発揮した経験があるのかを紹介します。

この際、どんな課題があって、その柔軟性を発揮することで、それがどう解決され、結果どうなったのかということをできる限り詳細に述べましょう。

ここがどれだけ具体的かつ独自性があるかが自己PRの説得力や信頼度に大きく影響します。

過去・現在の経験である事実から面接官は、応募者の本質的な部分を探り、判断します。

会社にどう貢献できるか

最後に、入社後の抱負として、その柔軟性を活かして会社にどう貢献できるかや成し遂げることを述べます。

その柔軟性は、具体的にどの部署のどんな業務でどのように活かされ、どのようなことを成し遂げてくれるのかという可能性を伝えることで、面接官に採用するメリットと期待感を持たせましょう。

ここでは、自らが柔軟性を発揮して活躍する姿をどれだけ鮮明に面接官がイメージできるかが鍵となります。

そのイメージをより鮮明にさせるために、OB訪問や説明会などを通して生の声を聞き、より具体的なリアルな将来像を話せるように入念に準備しましょう。

また、会社にどう貢献できるかなどの未来のことを書く時には、できるだけ断定した表現を使って、必ずそれを実現するという断固たる決意と強い意志を表すと良いでしょう。

面接で自己PRをうまく伝える方法

柔軟性をうまく伝えるには、エピソードの深掘りと強調したい部分を明確にすることが大切になります。

面接では、掘り下げた内容の説明や質問が行われることもあり、臨機応変な対応が重要です。

そのため、エピソードを掘り下げて質問を想定し、優柔不断と捉えられないよう主張のバランスを整える必要があります。

また、多くの人が柔軟性をアピールするため、強調する部分を決め言葉や内容で、印象に残るようにすると良いでしょう。

面接において自己PRを伝える際に効果的な方法をもっと知りたい方は以下の記事もチェックしてみてください。

あらかじめ深ぼっておく 

面接では、エピソードの具体性を補完する内容や代替案の可能性、周囲との調整力など、様々な視点での質問が出されます。

多くの場合、異なる意見にも耳を傾け柔軟に対応し、問題を多面的に捉えて解決策を考慮し、行動できるかどうかを評価しているのです。

あらかじめ、他にも検討した解決策と、採用しなかった理由も整理して準備しておくと、突発的な質問への対策ができます。

また、反対意見を面接の中で出されることも想定されます。

お互いを尊重しながらも優柔不断と捉えられないように、譲歩できる範囲を決めておくことが大切です。

このように面接時の質問の範囲を広い視点で想定し、深ぼっておき、質問への準備をしておきましょう。

強調したい部分を明確にしておく

柔軟性を生かし臨機応変に対応したエピソードの過程で、どこを絶対に伝えたいのかを明確にしておきましょう。

エピソードを深掘りし、話の構成を工夫することで強調したい部分を効果的に伝えることができます。

また、話し方で強調したい部分を伝えるには、声の強弱やスピード、適度な間を取ることで面接官の注目を引くことができます。

さらに、強調したい言葉を適度に繰り返すことも効果的なテクニックのひとつです。

柔軟性を伝える自己PRの例文を紹介

自己PRの方法は理解したものの、どのようにしてエピソードを述べればよいのかわからない、という方もいるでしょう。

ここでは柔軟性を自己PRで紹介する際の参考例を7つ紹介します。

注意点として自己PRを書くときに用いるのは、本当に時間をかけたエピソードにしましょう。

時間をかけていないエピソードでは採用担当者に気持ちを伝えられません。

本当に取り組んだエピソードなら話を深掘りできるため、高い評価を期待できます。

柔軟性をアピールする例文:留学編

私の強みは適応能力の高さです。
社会人としてさまざまな環境下で仕事をする際に、どのような環境でもすぐに適応して自分のもつ能力を最大限に発揮します。
私が適応能力の高さを発揮したエピソードとして、イギリスでの留学経験があります。
大学2年のとき英語力向上のために、イギリスのロンドンに1年間の長期留学をしました。
留学当初は日本とは異なる生活様式や、文化の違いに戸惑いを感じました。
しかし少しでも現地の生活に慣れるために、すべての生活習慣を現地のものに合わせたのです。
その結果、1ヶ月が経過したころには違和感なく生活を続けられたうえに、語学力も身につきました。
現地に住む人々と交流を深められるようになり、大きなよろこびや楽しみも経験できたのです。
私が柔軟性を重視している理由は、自己成長のためには相手の意見を尊重することが重要という信念をもっているからです。
貴社で働く際にはいち早く仕事環境に順応して、成果をあげると約束します。

上記の文章では留学でのエピソードについて、課題と解決策を提示しています。

また語学力を身につけたという結果も強調しているため、柔軟性を武器にしていることが伝わるでしょう。

柔軟性をアピールする例文:部活編

私の強みは相手の意見を聞き入れて、物事に対応するスキルをもっていることです。
私が柔軟性を発揮したエピソードとして、大学での部活動があります。
私は大学入学後にサッカー部に入部し、日々サッカーに打ち込んでいました。
しかし課題である持久力を克服できず、試合に出場できなかったのです。
そこで私は水泳部へ赴き、持久力をつけるためのトレーニングを教わりました。
与えられたアドバイスをすぐに実践したことにより持久力が格段に向上し、レギュラーの座をつかみ取れました。
私が柔軟性を重視している理由は、周囲の意見を素直に受け入れれば、自己成長につながるという信念をもっているからです。
貴社で働く際にはアドバイスを聞くだけではなく、実践して成果をあげていきます。

上記の例文ではサッカー部で経験したことを、柔軟性をアピールする際のエピソードとして用いています。

持久力が不足していたという課題に対して、ほかの部員からのアドバイスを受け入れて実勢したことを述べているのです。

意見をただ聞いただけではなく、実践して結果が出たことを強調したことがポイントです。

ほかの社員のアドバイスを取り入れながら、会社の利益に貢献できることをアピールしています。

柔軟性をアピールする例文:アルバイト編

私はどのような場面においても臨機応変な対応が可能です。
この強みは大学時代のアルバイトでも活かされました。
大学入学から現在までの3年間、レストランでのアルバイトをしています。
勤務先のレストランでは接客マニュアルも用意されていましたが、どうしても画一的なサービスになってしまうことに違和感があったのです。
そこで私は店長に許可を得たうえで、年齢層に合わせた接客をするように心がけました。
また利用する方のニーズに合わせた、おすすめのメニューを提供するというアイデアも出しました。
その結果リピーターを増やすことに成功し、目標の売上金の達成に貢献できたのです。
私がここまで臨機応変にこだわるのは、常に変化する社会の中では最善策も常に変化する、という信念をもっているからです。
貴社に入社した際には、状況に合わせた適切な判断で利益をあげられるようにベストを尽くします。

上記の例文は、学生時代のアルバイトを通して柔軟性を発揮したエピソードです。

レストランのサービスを改善したことで、売り上げを伸ばしたという結果を残しています。

単にアイデアを実行させるだけではなく、店長の許可を得たというエピソードを加えることで、ほかの人との協調性もアピールできています。

柔軟性をアピールする例文:インターン編

私の強みは、適応性が高く様々な状況に臨機応変に、対応できることです。
イベント運営会社へのインターン中に、協力会社との調整担当者が急に長期間の自宅待機になるトラブルがありました。
イベントブースのプロジェクト進行に支障が出るため、調整担当を引き継ぎ、オンラインで情報を受け取り、協力会社との進捗状況の把握に務めました。
担当者が変わったことで先方に混乱があったものの、上司からもノウハウを教わり、問題解決の方法やコミュニケーションスキルの指導を受けて対応しました。
この取り組みにより、プロジェクトを遅れずに無事催行できました。
また、イベント当日には急な機材トラブルが発生しましたが、冷静に対処し、構築していた協力会社との信頼関係がいきて、トラブルを広げずに対応できました。
この経験を生かして、突発的な状況にも順応してプロジェクトを遂行できる人材として、入社後も貢献したいと考えています。

柔軟性をアピールする例文:ゼミ編

私の強みは、様々な意見を受け入れ、最良の方法で成果を上げる柔軟性です。
このスキルは、マーケティングのゼミでのグループワークを通じて磨かれました。
ゼミでは、異なる得意分野を持つ人とチームを組み、論文作成を進めることになりました。
SNSマーケティングやフィールドマーケティングなど、異なるアプローチを得意とするメンバーです。
意見の対立が起きることもありましたが、自分の主張に固執せず、コミュニケーションを大切にし、互いの意見を尊重しながら議論を重ね進めました。
これにより、様々な視点やアイデアが集約され、深い分析と戦略立案が可能になりました。
この取り組みにより、チームワークを大切にし、様々な視点での分析が行われたことで良い論文発表が実現しました。
この経験を生かし、チームの得意分野を活かして、互いの意見を尊重しながら、最良の結果を目指すことに貢献したいと考えています。

柔軟性をアピールする例文:サークル編

私の強みは、適切に意見を求め、素直に取り入れる柔軟性です。
バトミントンサークルのマネージャーをしていたとき、地域大会に向けたトレーニング方法について、選手の間で意見の対立がありました。
それぞれで感じる課題が違い、基礎体力強化や技術練習、実践形式練習と、どのトレーニング方法に重点を置くかで意見が別れたためです。
私は対立を避けるために、全員の意見を尊重し、共通の認識を形成することに努めました。
また、マネージャーにはチームを円滑に運営する役割があると考え、選手の意見を取りまとめ顧問やコーチに相談しました。
事前に意見を聞いて共通認識があったことで、コーチからの指示にも素直に従いトレーニングができました。
この取り組みにより、チームは団結し、大会では良好な成績を収めることができました。
この経験を活かし、広く情報を集めて改善提案を行うことで貢献できると考えています。

柔軟性をアピールする例文:ボランティア編

私の強みは、多面的な視点を持ち、様々な意見を柔軟に取り入れることです。
青年団活動で、地域の子ども向けボランティア活動を行いました。
子どもたちが自分たちの地域に誇りを持ち、自然環境を大切にする意識を持つように、カリキュラムを調整したハイキングの企画です。
保護者から迷子やケガの危険性を指摘する声もありましたが、自然と触れ合い得られる経験は大きいと考え、話し合い解決策を模索しました。
最終的に、付き添い人数を増やしたり、子ども達のグループを作り役割を与えたりすることで対策としました。
このように保護者からの様々な意見を取り入れて調整することで、自然環境に関する体験を重視した企画を実現できました。
その結果、子どもたちが地元の自然を知り、無事にイベントを終えられ保護者の方々からも高い評価をいただきました。
この経験を生かし、意見調整を柔軟に行い、プロジェクトの効果の最大化に貢献したいと考えています。

 

柔軟性を伝えるキャッチコピーを紹介

ライバルとなる応募者が多い企業や企業の紹介において、キャッチーなフレーズを多く用いている企業を受ける際は柔軟性を伝えるキャッチコピーを紹介するとより自分のオリジナリティを表現でき、面接官に良い印象を与えられる可能性が高いです。

柔軟性を伝えるキャッチコピーには様々なものがありますが、自分の能力に合わせて以下のような表現ができるとより良い印象を与えられます。

・何が起こってもスポンジのように吸収し受け止めることができます

・どのような環境でもなじむことができるカメレオンです

・状況に応じて変形するスライムです

エージェントに相談する

自己prの作成に苦労をしているのであれば、就活エージェントに相談してみましょう。

ガクチカの作成のアドバイスをしてくれるだけでなく、面接の対策もしてもらうことができます。

それに加えてES添削をしてもらうことができます。

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まとめ

柔軟性と聞くとほかの人の意見に合わせるというイメージをもつ方がいるでしょう。

しかし企業が必要とする柔軟性とは、周囲の環境や人に応じて物事に対して臨機応変に取り組めるスキルのことです。

アピールが不十分だと自分の意見をもっていない人や、優柔不断な人というイメージを与えてしまうおそれもあるため、柔軟性を強調する際には芯があることも伝えましょう。

また、柔軟性を持つ人材はほとんどの企業で重宝されるため、強い自信を持って積極的にアピールしていきましょう。

そして、その際は、柔軟性を明確に定義した上で、過去のエピソードから将来の活躍する姿まで具体的かつ一貫性を持ってアピールすることが大切です。

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