【ガクチカ書き方完全ガイド】高評価を得るためのコツを徹底解説!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・ガクチカの書き方の流れ
・ガクチカで企業が評価するポイント
・参考例文

この記事をおすすめしたい人

・ガクチカの書き方の流れを知りたい人
・評価されるガクチカを作成したい人
・就活で失敗したくない人

就活を成功させるためには、自身の人となりをエントリーシートや面接の場でうまく表現する必要があります。

そのために欠かせないエッセンスの1つがガクチカです。

ガクチカをどのように書くべきか、どうすればよいか頭を悩ませる学生もいるでしょう。

この記事ではガクチカを書く理由について知り、どういったガクチカが評価されるのか、その書き方を解説しています。

履歴書の作成やエントリーシートの記入に頭を悩ませているという人はぜひ参考にしてください。

目次目次を全て表示する

【ガクチカの書き方】ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)とは

ガクチカとは

就職活動において「ガクチカ」とは、「学生時代に力を入れたこと」の略称であり、多くの企業がエントリーシートや面接でこの質問を取り入れています。ガクチカは、学生時代にどのような活動に真剣に取り組み、どのような成果を上げたかを示す重要なポイントであり、企業が求職者を評価するための重要な材料の一つです。

就活生にとって、ガクチカは自分の経験や能力を効果的にアピールする場であり、これを上手に活用することで、企業に対する自己PRがより強力なものとなります。まずは、ガクチカの基本的な定義とその重要性について理解していきましょう。

ガクチカの定義と重要性

ガクチカの定義は非常にシンプルで、「学生時代に力を入れて取り組んだこと」を指します。

この取り組みは、学業、部活動、アルバイト、ボランティアなど、どのような分野でも構いません。

重要なのは、その取り組みを通じて何を学び、どのように成長したかを示すことです。

企業は、ガクチカを通して応募者の人間性、価値観、思考力、そして問題解決能力を評価します。

具体的なエピソードを通じて、どのように目標を設定し、課題に取り組み、成果を出したのかを伝えることで、自己の強みや適性を効果的にアピールできるのです。

ガクチカの重要性は、単なる経験の披露ではなく、その背後にある思考プロセスや努力の結果を示すことで、企業に自分の魅力を伝える点にあります。

企業が求めるのは、ただ結果を出しただけの人材ではなく、その結果に至るまでのプロセスを深く考え、自発的に行動できる人材です。

ガクチカを通じて、こうした資質をしっかりとアピールすることが重要です。

ガクチカと自己PRとの違い

ガクチカと自己PRは、どちらも就職活動で非常に重要な要素ですが、それぞれの目的と内容には明確な違いがあります。

ガクチカは、学生時代に特に力を入れて取り組んだ具体的なエピソードをもとに、その過程で得られた経験や学びを伝えるものです。これは、応募者の行動や思考の一貫性、問題解決能力、チームワーク、リーダーシップなどを具体的に示すことが目的です。

一方で、自己PRは、自分の強みや能力を企業にアピールするためのものです。

自己PRでは、過去の経験を基に自分がどのようなスキルや資質を持っているかを伝えますが、その焦点はあくまで「自分がどのような人物か」を明確にすることにあります。

つまり、ガクチカは「何をやったか」「どうやったか」を強調し、自己PRは「自分はどんな人間か」を強調する点で異なります。

両者を効果的に使い分けることで、企業に対して自分の魅力を多角的にアピールできるでしょう。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

企業がガクチカを聞く理由

ガクチカのポイントとなるのは、力を入れたことが物事に取り組んで得た功績ではないという点です。

よく「自分は学生時代に輝かしい成功体験をしていないからガクチカが書けない」と誤解してしまう学生がいます。

しかし、企業が知りたい情報はおさめた功績の内容ではなく、あくまでも学生が実際に考えたことと行動のプロセスなのです。

どうしてガクチカを書く必要があるのかを、3つのポイントに絞って見ていきましょう。

自社との相性を確認するため

企業がガクチカを聞く理由は、学生の人柄を知りたいからです。

頑張ったことの内容や功績の素晴らしさを問われているのではありません。

ガクチカに書く内容がないと頭を悩ませる学生の多くは「何か大きな成功をしたことがないからガクチカに書ける内容がない」と言います。

しかし、ガクチカで聞かれているのは学生の人柄です。

重要なのは学生がガクチカのためにとった行動と、考えのプロセスです。

決しておさめた功績の素晴らしさや、内容を聞いているのではないというのがポイントといえるでしょう。

つまり、「どうしてガクチカを頑張ろうと考えたか、どんな行動を起こしたか」や「直面した困難についてどうやって対処したか」を伝えればよいのです。

これにより学生と企業の双方がマッチングをはかれます。

原動力の根源を知るため

企業がなぜ学生時代に力を入れたことについて詳しく聞いてくるのかの理由の一つとして、あなたがどのようなものに突き動かされているのか、つまり原動力が何であるかを知るということが挙げられるでしょう。

原動力はモチベーションを知ることで、就活生が物事にどのように頑張っていくことができるのかを見ています。

その人が問題に直面した時にどのように対処していくかを見ることができるのはもちろんのこと、企業の業務内容と近しいことに興味を持って努力を続けることができるかという点も見られているのです。

コミュニケーション能力を知るため

学生時代に力を入れたことについて就活生が論理的に分かりやすく話を伝えることができるかというのも確認しているポイントの一つなのです。

物事を分かりやすく説明することは社会で重要視されることであり、どの企業も求めていることの一つです。

また、物事をわかりやすく説明できるということは、コミュニケーション能力が高いとみなされる可能性も高いです。

人と関わることを苦とせず、多くの人と円滑に意思疎通を図ることができる人材はどの業界の、どの企業においても求められているのです。

【ガクチカの書き方】企業がガクチカで評価するポイント

就職活動において、企業はガクチカを通して応募者がどのような人間か、どんな能力を持っているのかを見極めようとしています。

企業が求めるのは、単に「すごい経験」ではなく、そこからどのような価値観や行動力が表れているかです。

採用担当者は、応募者が自分の経験をどのように語るかを通じて、職場での適応力や将来性を見定めています。

ここでは、企業がガクチカを評価する際に注目する具体的なポイントを解説します。

1. 自発性と積極性

企業がまず注目するのは、応募者が自分から積極的に取り組んだ経験かどうかです。

ガクチカでは、与えられた課題をこなすだけでなく、自分で目標を設定し、自発的に行動を起こしたことが重要視されます。

自発性は、就職後も自ら課題を見つけて解決する力につながるため、企業にとっては非常に魅力的な要素です。

評価されるポイント

・自ら積極的に取り組んだエピソードであること
・問題に直面した際に、自分で解決策を考えた経験があること

2. 問題解決能力と思考プロセス

次に、企業が重視するのは、応募者が問題に直面した際にどのように解決に取り組んだかという点です。

単に結果を出すだけでなく、その過程でどのように考え、どんな工夫を凝らしたのかが評価の対象となります。

企業は、応募者が将来的に自社でどのような課題解決をしてくれるかを予測し、この能力を見極めようとしています。

評価されるポイント

・目標達成までのプロセスに工夫が見られること
・困難や課題に対して冷静に考え、適切な対応ができているか

3. 成長意欲と学び

最後に、企業は応募者がその経験からどれだけの学びを得て、それを今後にどう活かそうとしているかを見ています。

過去の経験から得た教訓を自分の成長に結びつけている応募者は、今後も成長し続ける可能性が高く、企業にとっても魅力的な人材です。

どれだけ深く学びを得たか、そしてそれをどのように将来の仕事に応用しようとしているのかをしっかり伝えましょう。

評価されるポイント

・経験を通じて学んだことを明確に伝えられるか
・学びを次のステップに活かそうとする意欲が見られるか

【ガクチカの書き方】書き方とポイント

ガクチカを書く際は、単に経験を羅列するだけではなく、企業が評価するポイントを意識した構成を心がける必要があります。

以下では、書き方の重要なポイントについて解説します。

企業が求める人物像と合うか確認する

ガクチカを書く上でまず大切なのは、企業がどのような人物を求めているのかを理解し、自分のエピソードがその要件に合致しているかを確認することです。

企業はガクチカを通じて、応募者の価値観や行動パターン、モチベーションの源泉を知ろうとしています。

そのため、応募する企業の仕事内容や理念をしっかりと研究し、それに即した内容を選ぶことが重要です。

たとえば、柔軟性を重視する企業に対しては、困難な状況に柔軟に対応したエピソードを選ぶと効果的です。

このように、企業が評価する要素を意識してエピソードを選ぶことで、説得力のあるガクチカを作成することができます。

成果より過程を重点的に伝える

ガクチカでは、結果そのものよりも、その結果に至るまでの過程をしっかり伝えることが大切です。

企業は、応募者がどのような課題に直面し、それをどう考え、解決に向けてどのような行動を取ったのかを重視しています。

たとえば、「アルバイトで売上を20%増加させた」という結果を伝える場合も、その背後にある努力や工夫を具体的に示すことで、プロセスの重要性を強調できます。

「顧客ニーズを分析するためにアンケートを実施し、商品の陳列方法を改善した」というように、行動の理由や取り組みの工夫を詳細に伝えることで、企業に再現性のある能力をアピールすることが可能です。

成果を定量的・相対的に伝える

ガクチカでは、具体的な成果を数値や比較を用いて伝えることが効果的です。

「どのような成果を得たのか」を相手に明確に伝えるために、数字や事例を活用しましょう。

「売上を向上させた」とだけ記載するよりも、「前年比で売上を20%増加させた」とするほうが、取り組みのインパクトを伝えやすくなります。

また、自分が果たした役割の重要性を示すために、他者との比較や状況に応じた評価を記載することも有効です。

これにより、取り組みの意義を具体的かつ相対的に理解してもらうことができます。

エピソードではなく思考性を重点的に伝える

ガクチカで重要なのは、単に経験を語るのではなく、その中での思考や判断を具体的に示すことです。

「どのような問題をどのように解釈し、なぜその解決方法を選んだのか」といった考え方やプロセスを重視することで、自分の価値観や行動パターンをアピールできます。

例えば、「ゼミ活動でプレゼンテーションを成功させた」という内容を伝える場合でも、「なぜそのプレゼンが必要だったのか」「どのような工夫をしたのか」「その工夫がどのように成果に繋がったのか」といった背景を丁寧に説明することで、深みのある内容に仕上げることができます。

エピソードのオリジナル性を出す

採用担当者に強い印象を与えるためには、エピソードにオリジナル性を持たせることが必要です。

よくある例ではなく、自分ならではの視点や経験を盛り込むことで、記憶に残る内容に仕上がります。

オリジナル性を高めるには、感情や具体的な状況、数字などを交えて、エピソードを立体的に描くことが効果的です。

また、自分の経験を振り返り、他の人にはないユニークな取り組みや価値観を探し出すことが重要です。

これにより、選考担当者に「この人だからこその経験」として伝わるガクチカが完成します。

最初に結論を書く

ガクチカを書く際には、最初に結論を述べることで、内容が分かりやすくなります。

「私が学生時代に最も力を入れたことは、アルバイトのチームリーダーとして目標達成に取り組んだことです」といった形で、エピソードの主題を明確に提示しましょう。

結論を先に述べることで、読み手はその後の詳細をスムーズに理解することができます。

また、最初に結論を示すことで、伝えたい内容に一貫性を持たせることができ、全体の論理性も向上します。

以上のポイントを押さえることで、企業が求める人材像にマッチし、印象に残るガクチカを作成することが可能です。

丁寧に構成を練り、自分らしさを最大限に表現した文章を目指しましょう。

文章を論理的にまとめる

ガクチカを構成する際には、文章全体が論理的で読み手にとって理解しやすい流れになっていることが大切です。

基本的には、「結論 → 動機 → 具体的な行動 → 結果・学び」という流れを意識すると、内容が伝わりやすくなります。

このような構成にすることで、何を伝えたいのかが明確になり、採用担当者に強い印象を与えることができます。

特に、過去の経験を単に説明するだけでなく、選考企業が求める要素を盛り込むことを意識しましょう。

モチベーションの源泉が読み取れるよう配慮する

ガクチカを書く際には、「なぜその取り組みを行ったのか」という動機や背景を具体的に示すことが重要です。

企業は応募者の行動に至った理由を通じて、その人の価値観やモチベーションの源泉を知りたがっています。

たとえば、「チームでの成功体験が自分のやる気を引き出す要因だった」「課題を克服することで自己成長を実感できた」といった具体的な説明を加えることで、企業に自分の考え方や行動原理を伝えることができます。

目標と達成するうえでの困難を伝える

ガクチカには、目標とその達成までに直面した困難、そしてそれをどう乗り越えたかを明確に書きましょう。

この部分は、企業が応募者の課題解決能力や思考力を評価するポイントになります。

たとえば、「サークル活動での参加率低下という問題に直面し、メンバーへのヒアリングを行った結果、スケジュールの見直しが必要だと判断した」というように、課題を解決するプロセスを丁寧に描くことで、採用担当者に行動力や思考力をアピールできます。

ガクチカをどう活かすかを具体的に書く

ガクチカを仕上げる際には、その経験で得た学びやスキルが、応募企業でどのように活かせるかを具体的に示すことが重要です。

「学生時代の経験を通じて得たコミュニケーションスキルやリーダーシップを、御社の〇〇の分野で活かしたい」といった形で、企業が求める人材像と自分の経験を結び付ける表現を用いると、選考通過の可能性が高まります。

企業にとっては、入社後に活躍できるかどうかが最も重要なポイントです。

この点を具体的に伝えることで、説得力のある内容になります。

例文を参考にする

ガクチカの書き方に迷ったら、先輩の成功例や例文を参考にするのも効果的です。

例文を読むことで、自分がどのような経験を選ぶべきか、どのように表現すればよいかが見えてきます。

ただし、例文をそのまま使うのではなく、自分の経験に置き換え、自分らしい内容に仕上げることが重要です。

具体例を参考にしながら、自分自身の経験を整理し、オリジナリティを出すように心がけましょう。

【ガクチカの書き方】ガクチカの基本構成(フレームワーク)

ガクチカは、単なるエピソードの披露ではなく、自分の行動や思考プロセス、そして成長を企業に伝える絶好の機会です。

効果的なガクチカを作成するためには、論理的な構成と内容が求められます。

ガクチカを書く際には、効果的な構成を使うことで、採用担当者に伝わりやすくなります。

以下は、ガクチカを構成する6つの基本的な要素です。

このテンプレートに沿って書くことで、論理的でわかりやすい文章を作成することができます。

1. 結論:どんな取り組みをしたかを明確に

ガクチカの最初に、あなたが学生時代に取り組んだことを端的に述べましょう。

ここでは、具体的な活動内容を簡潔に説明することが大切です。

最初に結論を述べることで、読み手に全体のイメージを伝えやすくします。

2. 現状:その取り組みを行った背景と理由

次に、あなたがその活動に取り組んだ背景や理由を説明しましょう。

この段階では、活動を始めるきっかけや、その時の状況を具体的に伝えます。

何を目指してその活動に取り組んだのかを明確にすると、読み手に対する説得力が増します。

3. 目標:取り組みの中で設定した目標とは

取り組みの際に自分で設定した目標を明確にしましょう。

この目標は、あなたが何を達成したいと思っていたかを具体的に示すものです。

また、その目標を設定した理由も合わせて説明すると、より読み手に伝わりやすくなります。

4. 課題:取り組み中に直面した課題とその克服方法

次に、その目標を達成する過程で直面した課題について説明します。

この段階で、どのような困難があったのか、またそれをどのように乗り越えたのかを具体的に述べることで、あなたの問題解決能力や思考力を示すことができます。

5. アクション:課題を乗り越えるために行った具体的な行動

ここでは、あなたが課題を解決するために実際に行った具体的なアクションを説明します。

どのような工夫や行動を取ったのかを具体的に述べることで、あなたの主体性やリーダーシップをアピールすることができます。

6. 結果・学び:取り組みの結果と得られた教訓

最後に、その取り組みの結果と、そこから得た教訓や学びを伝えます。

結果だけでなく、そこから何を学び、それが今後の成長にどうつながるのかを明確に示すことで、企業が求める「成長意欲」や「適応力」をアピールできます。

【ガクチカの書き方】ガクチカの探し方とない場合の対処法

ガクチカを書くためには、自分の経験を振り返り、どのエピソードが最も適しているかを見極めることが大切です。

しかし、ガクチカが見つからないと感じる学生も少なくありません。

ここでは、ガクチカを見つける方法と、それが見当たらない場合の対処法について解説します。

時間をかけた活動や挑戦した経験を深掘りする

まずは学生生活の中で、特に時間を費やした活動や挑戦した経験を振り返ってみましょう。

部活動やサークル、アルバイト、ゼミ、ボランティアなど、形のある活動だけでなく、趣味や個人で取り組んだプロジェクトも含めて考えてみてください。

それらの経験を単なる出来事として捉えるのではなく、どのような工夫をしたのか、何を学び取ったのかを深掘りすることで、ガクチカにふさわしい内容が見つかることがあります。

日常生活や学業からガクチカを見つける

ガクチカは、特別な活動に限定されるものではありません。

日常生活や学業における取り組みも立派なエピソードになります。

たとえば、「授業の課題を効率よくこなす方法を模索し、成績を向上させた」「苦手科目を克服するために工夫した勉強法を試した」など、日々の努力や工夫を取り上げることができます。

自分の取り組みの中で、特に目立った変化や成長を実感できた部分に注目してみましょう。

困難を乗り越えた経験を思い出す

困難に直面した経験は、ガクチカとして非常に有効です。

なぜなら、企業は課題に対してどのように取り組み、乗り越えたかを見ることで、応募者の行動力や思考力を判断するからです。

たとえば、「部活動で練習環境が不足していたが、代替手段を模索して解決した」「アルバイトで顧客対応に苦労したが、改善策を講じて乗り越えた」といったエピソードが挙げられます。

特に印象深い困難を振り返り、それに対してどのように工夫や努力をしたかを具体的に思い出しましょう。

自分の強みだと思う経験を思い出す

自己分析で挙げた自分の強みを基に、それが発揮されたエピソードを探してみましょう。

「自分はコミュニケーション能力が高い」と思う場合、それがどのような場面で役立ったかを具体的に考えます。

たとえば、「チームの中で意見の対立を調整した」「プロジェクトでリーダーシップを発揮した」といった経験が該当します。

自分の強みを振り返ることで、そのエピソードに合ったガクチカが見つかるはずです。

褒められた経験を思い出す

他者から褒められた経験もガクチカに適した題材です。

自分では当たり前と思っていることが、他人から見ると大きな価値があることがあります。

たとえば、「アルバイト先で上司から接客スキルを褒められた」「ゼミの発表で教授から高く評価された」といった経験は、自己アピールの要素として強力です。

他者の評価に着目し、その背景にある努力や工夫を掘り下げてみましょう。

一番時間を使った経験を思い出す

自分の学生生活で最も多くの時間を費やした活動を振り返ることも有効です。

その活動が日常的なものであったとしても、そこに込められた努力や工夫を整理することで、印象的なエピソードに変えることができます。

たとえば、「趣味で取り組んだスポーツの技術向上に向けた工夫」「サークル活動での役割分担やイベントの成功」といった内容が考えられます。

ガクチカのために今からできることを探す

ガクチカがどうしても見つからない場合、今から新しい挑戦を始めるのも一つの方法です。

短期間でも成果を出せるようなプロジェクトやアルバイト、ボランティアに参加することで、新しい経験を積むことができます。

また、日常生活や学業での取り組みを意識的に変え、具体的な成果を目指すことも可能です。

たとえば、「1か月間で資格試験の勉強を集中して行い合格を目指す」「ゼミでの発表テーマを深く掘り下げ、リーダー役を務める」など、自分なりの目標を設定して取り組むことで、未来のガクチカを作り出せます。

【ガクチカの書き方】ガクチカが見つからないときの対策法

就職活動で「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」を問われたとき、すぐに思いつかないという悩みを抱える就活生は少なくありません。

特に「目立った成果がない」「特別な経験がない」と感じると、自分にガクチカがないと思いがちです。

しかし、誰でも学生時代に何かしらの経験をしており、それをガクチカとして活用する方法があります。

ここでは、ガクチカが見つからないときに使える具体的な対策とヒントを紹介します。

ガクチカのテーマは、特別な成果に限らず、日常の活動や挑戦から見つけることができます。

学業、アルバイト、部活動など、自分が時間をかけて取り組んだ経験を振り返りましょう。

特に、困難を克服した経験や自己成長を感じた瞬間は、テーマとして最適です。また、企業の求めるスキルに合ったエピソードを選ぶことで、より効果的なガクチカを作成することができます。

時間をかけた活動や挑戦した経験を深掘りしよう

ガクチカのテーマとしては、特に時間をかけた活動や挑戦した経験を深掘りすることが効果的です。

長期間取り組んだ活動は、持続力やコミットメントを示す良い材料となります。

ここでは、そのような活動をどのように深掘りするかについて説明します。

たとえば、サークルやアルバイトで数年間リーダーとして活躍した場合、その経験を表面的に書くのではなく、具体的にどんな困難があったのか、それに対してどのように取り組んだのかを深掘りしましょう。

特に、目標を設定し、それに向かって工夫を凝らした具体的なエピソードを伝えることで、あなたの主体性やリーダーシップをアピールできます。

また、挑戦した経験についても、単に挑戦しただけではなく、そのプロセスや結果、学びを詳細に説明することが大切です。

たとえば、苦手だった科目の成績向上に取り組んだ話や、新しいスキルを身につけるために努力した経験を振り返り、その取り組みがあなたの成長にどうつながったのかを強調しましょう。

企業が求める人材とガクチカを結びつける方法

ガクチカを書く際には、ただ自己満足なエピソードを述べるのではなく、企業が求める人物像とどのようにマッチするかを意識することが重要です。

企業ごとに求めるスキルや価値観は異なるため、応募する企業のニーズを理解し、そのニーズに沿ったガクチカを選ぶ必要があります。

まず、企業の採用ページや企業説明会、OB・OG訪問を通じて、企業がどのようなスキルや人物像を求めているのかをリサーチしましょう。

たとえば、ベンチャー企業が「チャレンジ精神」や「自発性」を重視する場合、自分が新しいことに挑戦し、課題を解決した経験をアピールすると良いです。

次に、ガクチカの中でその企業にフィットするスキルや価値観を強調することがポイントです。

リーダーシップや問題解決能力、チームワークなど、企業が求める人物像に合致するエピソードを選び、その経験が入社後どのように役立つかを具体的に述べることで、説得力のあるガクチカを作成できます。

ガクチカのために今からできることを探す

ガクチカが見つからない場合、今からでも新たに挑戦を始めることができます。

アルバイト、インターン、資格取得など、短期間で取り組めることにチャレンジするのも効果的です。

また、現在の活動において新たな目標を設定し、その達成に向けて努力する過程をガクチカにすることも可能です。

日常生活や学業からガクチカを見つける

ガクチカは、特別な経験に限らず、日常生活や学業の中からも見つけることができます。

例えば、学業での苦手科目克服や、サークル活動での貢献、家事や趣味に対する継続的な取り組みも、立派なガクチカになります。

自分の行動や努力を深掘りしてみましょう。

ガクチカがないときは新たに始める

ガクチカがないと感じた場合は、新しい挑戦を始めるのも有効な方法です。

新たなスキルを身につけるための学習、ボランティア活動、プロジェクトへの参加など、何かに挑戦することで、企業にアピールできるエピソードを作ることができます。

重要なのは、挑戦し続ける姿勢と学びを得る意欲です。

【ガクチカの書き方】テーマ別ガクチカ(学生時代に力をいれたこと)の例文

ガクチカで伝えるべき内容を網羅したあとは、実際の例文を使ったケーススタディでガクチカに対する理解を深めましょう。

アルバイトでの経験や部活動などでの経験は、多くのガクチカで語られるエピソードです。

お伝えした通り、ガクチカの基本的な構成はどれも同じです。

例文を知っておけば、いろいろとアレンジができます。

さまざまな業界の企業を受けようと思っている人は、基本構成を参考に複数パターンのガクチカを用意できるとよいでしょう。

「ガクチカの例文」について紹介している記事を用意しましたので、そちらについてもあわせてご確認ください。

例文1:アルバイト経験

学生時代、私が特に力を入れたことは飲食店でのアルバイト経験です。アルバイトを始めた当初、お店は特に週末などの混雑時に従業員間の連携が取れておらず、お客様への対応がスムーズでない状況がありました。この問題を解決するため、私はまず従業員間のコミュニケーションの向上を図ることに集中しました。それには、共通の業務マニュアルの作成が効果的だと考えました。各業務の流れや注意点をまとめたマニュアルを作成し、全従業員が同じ基準で作業できるようにしました。さらに日常の業務中にも従業員同士で意見交換の場を設け、互いの業務理解を深めるよう努めました。これによりお客様への迅速かつ丁寧な対応が可能となり、店舗の評価も向上しました。私はこの経験を通じて、チームワークとコミュニケーションの重要性を深く理解しました。これらのスキルは、どのような職場においても重要なものであり、貴社での業務においても大いに役立つと確信しています。このアルバイト経験は、私にとってチームとしての一体感を醸成し、効率的かつ質の高いサービスを提供するための方法を学んだ貴重な機会でした。

例文2:サークル

私は学生時代、テニス部に所属しており練習にはげんでいました。仲間と切磋琢磨しながら取り組める、学生のあいだしかできない経験は部活だと思ったからです。自身も主将に任命され、団体戦での地区大会優勝を目標に掲げますが、部員の怪我や不調が相次ぎ一時は部活全体の士気が落ちます。現状を打破するため、部員一人ひとりと個別ミーティングをしました。練習方法の変化やミーティング不足を懸念する部員が多いとわかり、緊急ミーティングで決めた練習方法を取り入れました。定期ミーティングの数も増やしたことで部員の足並みがそろい、先月の地区大会で2位という成績をおさめることができたのです。目標のためには1人が頑張るのではなく全員が一致団結し、日々のコミュニケーションが重要だと学びました。貴社でも個人プレーに走らずメンバー全員と手を取り合って仕事に向き合いたいと思います。

例文3:部活動

私が学生時代に力を入れたことは、サッカー部での活動です。キャプテンとして、チームの結束を強めるために練習メニューを改善し、全員が意見を出し合うミーティングを定期的に開催しました。その結果、チームの成績が向上し、全国大会への出場を果たしました。この経験から、リーダーシップとチームワークの重要性を学び、今後は仕事でもリーダーとしてチームを牽引し、成果を出すことを目指します。

例文4:ゼミ活動

学生時代、私が最も力を入れたことは、ゼミでのグループ活動です。ゼミではメンバーと協力して複数のプロジェクトに取り組みました。初めての大きな課題ではメンバー間の意見の相違から話し合いがうまくまとまらず、プロジェクトの進行に難航しましたが、状況を打開するため、私たちは話し合いの方法を見直すことにしました。各メンバーの意見を平等に聞き出し、一つひとつのアイデアに対して具体的なフィードバックを提供することを提案しました。また、それぞれの得意分野を生かすために、メンバーを小グループに分けてタスクを分担しました。これにより、各々が自分の得意分野で貢献できる環境を作り出し、プロジェクトの進行がスムーズになりました。この取り組みにより、グループ活動が格段に効率的に進むようになり、最終的には高い評価を受ける成果を上げることができました。この経験から、私は協調性の重要性と、異なる意見を調和させることの価値を深く理解しました。また、チームの一員として自分の役割を果たすこと、そして他者の意見に耳を傾けることの重要性を学びました。

例文5:インターン活動

学生時代、私が最も力を入れたのは長期インターンシップの経験です。インターンシップに参加した動機は、理論だけでなく実際の業務を通じて学ぶことの重要性を感じたからです。初めの頃は業務の流れや仕事の進め方に戸惑い、何から手をつけていいか分からないことも多くありました。そこで私は積極的に先輩に質問をし、実務のノウハウを吸収するよう努めました。また、自分自身で目標を設定し、それに基づいて仕事を進めるようになりました。このような取り組みを続けるうちに、徐々に業務に慣れ、できることが増えていきました。結果として、インターンシップの後半では、より重要な業務を任されるようになりました。この経験を通じて、実践的なスキルだけでなく、コミュニケーション能力や計画性の重要性も学びました。このインターンシップを通じて得られた知見やスキルは将来のキャリアにおいて非常に価値のあるものであり、貴社における業務にも大いに役立つと確信しています。私は、このインターンシップで培った能力を活かし、貴社での新たな挑戦に全力を尽くしたいと考えています。

例文6:資格取得

私は大学時代、TOEICの勉強に力を入れていました。当初、自分の英語力の不足を痛感していたため、TOEICのスコアアップに注力しました。まず、私は計画的な勉強法を採用し、単語学習、文法の復習、リスニング練習などを日々のルーチンとして取り入れ、効率的な学習を心がけました。さらに、実際に英語を話す機会を設け、学習した内容を実践的な形で応用することを重視しました。この地道な努力の結果、TOEICで800点を達成することができました。この経験は継続力や自己管理能力を身につける大きな機会となりました。英語学習を通じて得た粘り強さや計画性は、今後の仕事でも大きな力となると確信しています。このTOEICの勉強により得た英語力の向上は、グローバル化が進む現代社会において非常に重要なスキルです。そして、目標に向かってコツコツと努力を重ねる姿勢は貴社での業務においても同様に価値のある資質であると考えています。私はこの経験を通して培った英語力と継続力を活かし、貴社の一員として貢献したいと強く願っています。

例文7:ボランティア活動

私が学生時代に力を入れたことは、地域のボランティア活動です。私は子どもたちに学習支援を行うプロジェクトに参加し、週に一度、地元の小学校で指導を行いました。子どもたちが楽しんで学べるようにクイズ形式の教材を作成し、興味を引き出す工夫をしました。その結果、子どもたちの学力向上に寄与し、保護者からも感謝の言葉をいただきました。この経験を通じて人に寄り添う姿勢を学び、将来は教育分野でさらに貢献したいと考えています。

例文8:留学経験

私が学生時代に力を入れたことは、留学での異文化交流です。私は1年間、アメリカの大学で学び、現地の学生と共にプロジェクトを進める中で、異文化理解とコミュニケーション能力を磨きました。また、日本文化を紹介するイベントを企画し、異文化交流を深めることにも貢献しました。この経験を通じて、グローバルな視点を養い、今後は国際的なビジネスの場でその経験を活かしていきたいと考えています。

例文9:研究活動

私が学生時代に力を入れたことは、卒業研究です。私は環境問題に関するテーマを選び、廃棄物のリサイクル効率を向上させるための新しい手法を提案しました。実験とデータ分析を繰り返し行い、その結果を学会で発表し、好評を得ました。この経験を通じて、問題解決力とプレゼンテーションスキルを磨きました。今後は、研究で培った知識を活かして、持続可能な社会の実現に貢献したいと考えています。

例文10: 趣味

私が学生時代に力を入れたことは、趣味の写真撮影です。写真を撮るだけでなく、人の感情を引き出すような一瞬を撮影することに挑戦しました。そのために、大学の友人やアルバイト先の同僚に協力してもらい、被写体となってもらう中でコミュニケーションスキルを磨きました。特に、相手がリラックスできる雰囲気作りを意識し、自然な表情を引き出せるよう努力しました。
また、学外の写真展に自分の作品を出展するという目標を立て、プロのカメラマンの講習会に参加して技術を向上させました。その結果、学内外で撮影を依頼されることも増え、写真展では『最優秀作品賞』を受賞することができました。この経験を通じて、相手のニーズを理解し、それに応じたアプローチをする力を身につけました。このスキルは、御社での顧客対応やチームでのプロジェクトにも活かせると考えています。

例文11: 日常生活

私は一人暮らしを通じて、家事を効率よくこなすことに力を入れてきました。大学入学後すぐに自炊を始めたものの、当初は料理や掃除、洗濯に多くの時間を費やし、学業やアルバイトとの両立に苦労しました。そのため、タスクを効率化するために週単位でスケジュールを立て、食材の買い出しから調理までを計画的に行う方法を編み出しました。
具体的には、週末に1週間分の献立を考え、食材をまとめて買うことで時間とコストを削減しました。また、調理後の片付けをスムーズにするために使いながら片付けるという習慣を身につけました。この工夫により、平日は学業やアルバイトに集中できる時間を増やすことができました。
この経験を通じて培った計画性や効率性は、社会人としてのタスク管理やプロジェクト運営にも応用できると考えています。御社での業務においても、効率的に物事を進める力を発揮し、チームの成果に貢献したいと考えています。

【ガクチカの書き方】ガクチカを書く際の注意点

就職活動において、ガクチカはあなたの学生時代の努力や経験をアピールする重要な要素です。

しかし、効果的にガクチカを書くためには、いくつかの注意点を押さえる必要があります。

せっかくの経験がうまく伝わらなかったり、誤解を招いたりするのを防ぐため、よくあるミスに気をつけて記述しましょう。

社風や仕事内容に合ったエピソードを選ぶ

ガクチカを書く際、最も重要なポイントの一つは、企業の社風や仕事内容に合ったエピソードを選ぶことです。

どんなに素晴らしい経験でも、応募する企業の求める人物像や職務内容と無関係であれば、その価値は半減してしまいます。

企業ごとに求めるスキルや価値観、人物像が異なるため、応募する企業に適したエピソードを選ぶことが非常に大切です。

たとえば、革新性を重んじる企業には「新しい取り組みにチャレンジした経験」、協調性を重視する企業には「チームでの役割や貢献」を強調したエピソードが効果的です。

企業のウェブサイトや採用ページ、企業理念をしっかりとリサーチし、それに合ったエピソードを選ぶことで、企業に対してあなたがフィットする人物であることをアピールできます。

誇張しすぎないリアルな経験を伝える

ガクチカを書く際にありがちなミスの一つに、エピソードを過度に誇張してしまうことがあります。

特に「目立たなければ」「すごい経験をしなければ」と思って、実際よりも大きく書いてしまうことがあるかもしれません。

しかし、面接ではその内容が深掘りされることが多く、誇張されたエピソードは面接官に見破られやすいものです。

誇張が明らかになれば、信頼を損なうリスクがあります。

そのため、誠実でリアルな経験を伝えることが大切です。

自分の経験が小さく感じたとしても、その中でどのように工夫し、どんなことを学んだのかをしっかりと伝えましょう。

特に結果だけではなく、そのプロセスや考え方に焦点を当てると、企業はあなたの成長意欲や柔軟な思考を評価してくれます。

大きな成果よりも、課題にどう向き合い、それをどう克服したかが重要です。

専門用語を使わないようにする

学生時代に力を入れたことというのは、のめり込んだことでもあるので、専門的な知識が身についていることも多いでしょう。

サークルやアルバイト、ゼミの研究内容などを取り扱う人が多いでしょうが、専門用語が紛れ込んでいないか再度確認する必要があります。

基本的に、企業の採用担当者はあなたのことを何も知らないという前提で作成する必要があります。

聞いたことのないカタカナ語や特殊な言葉を用いる場合、伝わらない可能性が高いですし、伝わったとしても誰でもわかるような文章を書けていないと低評価になることは間違いありません。

必ず、全く専門知識のない、あなたのことを何も知らない赤の他人が読んだとしても伝わるような内容を書くことを心がけましょう。

指定された文字数内に収める

ガクチカを書く際には、エントリーシートや履歴書に記載されている文字数制限を守ることも重要です。

制限された文字数でいかに効果的に自分をアピールするかは、書き手の技量が試される場面です。

限られたスペースの中で自分の経験やスキルを正確に伝えるためには、簡潔かつ明瞭な表現を心がけましょう。

まず、伝えるべき内容を絞り込むことが必要です。

すべてを詳細に書こうとすると、文字数がオーバーしたり、肝心のポイントがぼやけてしまう恐れがあります。

結論から書き始め、その次に取り組んだ背景や目標、アクション、結果を簡潔に説明することで、要点を押さえた文章に仕上がります。

また、冗長な表現や無駄な修飾語を避けることも文字数を節約するコツです。

箇条書きなどを適宜活用することで、簡潔で読みやすいガクチカが完成します。

高校以前のエピソードを使わない

ガクチカでは、大学時代の経験を中心に書くことが求められます。

高校以前のエピソードを選ぶと、「なぜその後に取り組んだことがないのか」「大学生活での成長が見られないのか」といった疑問を採用担当者に抱かせる可能性があります。

大学時代に何を学び、どのように成長したのかを伝えることが、就活において重要なポイントです。

もし大学生活で特筆すべき経験がない場合でも、アルバイトや趣味、ゼミ活動など、大学以降の取り組みを深掘りしてエピソードを見つけましょう。

実績がないエピソードを使わない

ガクチカでは、具体的な成果や変化が伴うエピソードを選ぶことが大切です。

たとえば、「ただ頑張った」「努力した」というだけでは不十分で、その結果としてどのような影響や学びが得られたのかを示す必要があります。

実績の規模は問われませんが、「アルバイトで接客スキルを向上させ、顧客満足度が上がった」「サークルで新しいイベントを企画し、参加者が前年より増加した」といった、具体的で測定可能な成果を盛り込むと説得力が高まります。

ただし、実績にこだわりすぎて事実を誇張するのは避けましょう。

あくまで等身大の経験を活かしたエピソードを選ぶことが重要です。

誤字・脱字に気をつける

どんなに内容が優れたガクチカでも、誤字や脱字があると印象が大きく損なわれます。

特にエントリーシートや履歴書は、書類選考の段階で人事担当者にチェックされるため、細かいミスが不注意や準備不足と見なされる可能性があります。

書き上げた文章は何度も読み返し、自分では気付けない場合は他人にチェックしてもらうのが効果的です。

また、オンラインで提出する場合でも、送信前に誤字脱字のチェックツールなどを活用することをおすすめします。

【ガクチカの書き方】まとめ

効果的なガクチカの書き方を知るために、ガクチカを書く理由や評価されるガクチカとはどういったものであるかを解説しました。

自己アピールにつながるガクチカは、どうしてそのガクチカに力を入れたのか、考え方や行動のプロセスが求められます。

自身の強みや、長所と短所といった部分とリンクしたガクチカが書けると説得力も上がるでしょう。

また、必要な文字数や話せる所要時間に応じて内容や長さ、流れをわかりやすくできると、よりよいガクチカとなります。

最後に、他のガクチカ例文を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

よくある質問

ガクチカについて、実際に書いたことがない人ほど、わからないことが色々あることでしょう。

そんな人のために、ガクチカに関するよくある質問を、ここで詳しくまとめておきます。

疑問がある状態でガクチカを書いても失敗してしまうおそれがあるため、すべてクリアにしておくことが重要です。

そうすれば、余計なミスをすることなく、誰もがスムーズに就活を成功へ導くことができるでしょう。

まずガクチカの内容は、採用担当者の興味の有無は関係なく、基本的に深掘りされると思っておいてください。
その理由は、そこに書かれていることが事実なのかどうかを、確かめたいからです。
特に興味のある内容ほど、深掘りされる内容も増えていくでしょう。
だからこそ、あらかじめエントリーシートにガクチカを書く際には、どのような質問が飛んできそうなのかもイメージしながら書くことが大切です。
また、何を聞かれても良いように、何でも答えられるようにしておきましょう。

ガクチカのエピソードについては、できることなら色々用意しておく方が良いでしょう。

なぜなら、自分が応募する企業によって、適切なガクチカエピソードが変わってくるからです。
たとえ同じ業界の企業であったとしても、それぞれの企業で社風は違いますし、もちろん企業理念も大きく異なります。
そのため、求める人物像にもさまざまなパターンがあるのです。
ただし、1つの企業にアピールする内容として、複数のガクチカを使うのはやめましょう。
話の内容がわかりにくくなるおそれがあるため、自分のアピールしたいことがうまく伝わらないまま終わってしまうことがあります。

あくまでも1社につき1つのガクチカエピソードだけを使うことを、常に意識しておいてください。

どうしても見つからない場合は、一度自己分析に集中してみるのも選択肢の1つです。

就活は様々な対策や選考が同時に進んでいくため、色々な物事に同時に取り組まなければなりません。
しかし、ガクチカはほとんどの企業においてESか面接、または両方で問われるもののため、いくら他の対策を行ったとしても全く思いつかなければ不利になってしまいます。
そこで一度、あなたが学生時代に時間をかけたことに熱中したことなどについてもう一度考えてみることをおすすめします。

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