【例文有り】学園祭 模擬店の経験はガクチカになるの?学園祭の経験を好印象に伝える方法を紹介!

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はじめに

大学の学園祭などで、模擬店を出した経験のある方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

企画から準備そして実際の接客と片付けに会計と、やるべきことはたくさんあって、大変でも良い思い出になったはずです。

楽しいことばかりではなく苦労もたくさんあったのではないでしょうか。

毎年模擬店を出していた方だと、学生生活で大きく力を入れた活動とも言えるでしょう。

今回は、模擬店で経験したことをガクチカで使えるのかどうか、魅力的に見せるにはどうすべきか解説します。

【学園祭 模擬店の経験でガクチカを書こう】ガクチカって何?

ガクチカとは「学生時代に頑張ったエピソード」のことで、就活では頻出の質問項目です。

ガクチカについて聞かれないことは非常にまれで、どの企業でも程度の差はあれ、聞かれることでしょう。

だからこそ、毎年多くの就活生が「ガクチカで何を語れば良いのか」「自分の体験はガクチカにふさわしいのか」という悩みを抱えています。

どのような活動が企業から評価されるのか、企業はどういった点を評価するのかを知ることが、受かるガクチカを作成する近道です。

【学園祭 模擬店の経験でガクチカを書こう】ガクチカで企業は何を見ている?

企業が学生に、ガクチカを問う意図はどこにあるのでしょうか。

ガクチカは毎年必ず聞かれる項目であり、しかも答えたことに対して、さらに深掘りして質問されることも多いです。

このことから、ガクチカは企業側から重要視されている質問事項だということがわかるでしょう。

企業は、あなたが持っている力と、それがどう会社で役立ちそうなのかを知りたがっています。

なぜなら、何かを頑張った経験から得た力は、その後の仕事にも大きく影響するからです。

努力の過程

「大学生活で頑張ったことはあるけれど、満足いくような成果が出ていない」と気にする方もいらっしゃいますが、そういった心配はありません。

ガクチカで見られているのは、成果ではなく、そこまでの努力の過程であるからです。

目標に向かって努力したこと自体が重要であり、目に見える大きな成果がなくても堂々と語ってください。

努力の過程がわかれば、入社後も活躍できる可能性があるかどうかを見極められるのです。

特にいまだ成長過程にあるベンチャー企業では、ささいな困難でくじけず、努力をいとわない熱意のある人が重宝されます。

客観的な結果にこだわらず、どれだけ努力してきたのかをアピールしたほうが良いでしょう。

あなたが努力の過程で得たものがあれば、それは大きな成果なのです。

価値観、人間性

あなたが模擬店を出したとき、大切にしていたことは何でしたか。

ガクチカの質問には、あなた自身の価値観や人間性を探る意図もあります。

仕事は1人で回していくものではなく、社員同士で協力し合って初めて成功するものです。

社員同士が協力し合うには、その人の価値観や人間性が大きく影響します。

企業と個人の価値観がぶつかり合っていては、うまくいくものもうまくいきません。

「一緒に働くのであれば、人間性の高い人と働きたい」と誰もが思うことでしょう。

重要なことにもかかわらず、その人の人間性を知る機会はなかなかありません。

しかし、人間性を無視して採用するわけにはいきません。

したがって、企業としてもこういった質問事項を大切にしているのです。

論理的思考

就活生に論理的思考能力が備わっているかは、ガクチカの中身や構成から企業に伝わります。

仕事を進めていくには、どうしても論理的思考が欠かせません。

経験したことのないアクシデントなどに対処しなければならないとき、論理的思考が大いに役に立ちます。

それまでに得た知識や経験を総動員して、自分がどう動くべきか感覚的にではなく論理的に考えなければ、それまでに経験のないことを乗り越えられません。

模擬店を無事に出店してお客さんが来るまでに、論理的思考を必要とする場面がいくつもあったはずです。

また、論理的に練られた文章は内容を理解しやすく、読み手にストレスを与えません。

ガクチカの中身と文章構成に注意すれば、論理的思考の持ち主であることをわかってもらえるでしょう。

【学園祭 模擬店の経験でガクチカを書こう】模擬店の経験ってガクチカになるの?

学業やサークル活動に比べて、模擬店は娯楽的要素の強いイメージがあります。

そのため、ガクチカになるかどうかで悩む方もいらっしゃるかもしれませんが、問題なくガクチカとして使えます。

模擬店を頑張って、そこで何かを得たのであれば自信をもって述べて良いのです。

どのようなことであっても、努力の過程に意義があり、取り組み自体はそこまで大切ではありません。

ただし、書き方を間違えてしまうと、大幅な減点になってしまうので注意しましょう。

【学園祭 模擬店の経験でガクチカを書こう】ベンチャー企業にウケル模擬店の経験についてガクチカを書く際のポイント

模擬店の経験について書くとき、どういったポイントを押さえておけば良いのでしょうか。

ここで大切なのが「主体性」と「創意工夫」です。

サークルの中には毎年学園祭で模擬店を出店するのが恒例になっているところもあるでしょうし、焼きそばやたこ焼きなど定番メニューをそのまま続けている場合もあるでしょう。

しかし、ベンチャー企業から評価されるガクチカにはなりません。

模擬店での経験について述べるのであれば、ただの思い出話ではなく、企業が興味をもちそうな内容にしましょう。

模擬店を出店した理由を明確にしておく

あなたはなぜ模擬店を出店したのでしょうか。

たしかに所属しているサークルの伝統であるなど、自分で一から考えて決めたわけではないかもしれません。

しかし、それをそのまま伝えてしまうと「この人はなんとなくで動く人なのだ」と思われてしまいます。

企業で働き始めたら「なんとなく」で動くことは許されず、すべての作業に対して明確な目的がなければなりません。

「なんとなくで動く人」というイメージをもたれないようにするには、なぜ自分が模擬店を出そうと思ったのか、その理由を明確にしましょう。

毎年恒例だったからだけでなく「どうしてその恒例行事を継続されたのか」という視点が必要なのです。

きっかけは「恒例だから」でもかまいませんが、出店した理由について明確な説明ができるようにしましょう。

模擬店の特徴を明確にする

学園祭に行くと同じような模擬店ばかりがずらりと並んでいて、つまらなく感じた経験はありませんか。

ただの模擬店であっては、ベンチャー企業の面接官の心は動かないでしょう。

どういったところにこだわったのか、出店した模擬店の特徴をしっかり明確にし、インパクトを残せるようにしましょう。

もしメニューがありきたりなものだったとしても、お客さんが楽しめるような演出やサービスを行ったエピソードがあれば歓迎されます。

ベンチャー企業の売りは、製品やサービスの独創性です。

「大手企業にはなかった視点からの製品開発で業績を伸ばしてきた」という自負がベンチャー企業にはあります。

ありきたりではなく唯一無二のおもしろい発想ができる人だと思われれば、あなたの評価も高くなるでしょう。

模擬店であった課題を入れる

ただみんなで模擬店を出店して思い出作りをして楽しんだ、というまるで卒業文集のような内容だけでは、ガクチカとしては失格です。

模擬店といってもうまくいったことばかりではなく、トラブルもたくさんあったのではないでしょうか。

どのような課題があってそれをどうやって解決したのかを明記することで、面接官の注目度が上がります。

たとえば、「材料が足りなくなってしまったけれど、その場で新メニューを作って乗り切った」「お客さんが少なかったので独自の広報の仕方を考えてアピールした」などの工夫はベンチャー企業から評価されるでしょう。

困った状況下で、それを打破するためにどのような手段を用いたのかが重要なのです。

ベンチャー企業では社員数が少なく、しかも若手が多いため、若いときから責任ある仕事を任せられます。

そのため、その仕事にうまく対応し、困難を乗り越えられる能力があるかを重視されるのです。

模擬店の経験で、あなたの対応力についてアピールできれば、企業からも高く評価されるでしょう。

【学園祭 模擬店の経験でガクチカを書こう】模擬店についてガクチカに書く際の注意点

模擬店についてガクチカを書くときは、注意しなければならない点もあります。

この注意点が守られていないと、面接官に良い印象を残せません。

あくまでも「模擬店を成功させるために、どういった工夫をしたか」ということが大切なのであって、結果は二の次です。

また、誰もがするようなことを述べても、それでは創意工夫を感じられず評価されません。

ベンチャー企業では、人と同じことしかできない人材は求めていません。

あなただからこそ、できたことを述べるべきです。

売り上げを強調しすぎない

たしかに何事も結果は大切です。

すばらしい売り上げを出したこともあなたが頑張ったからこそ達成できたことであり、大切なことかもしれません。

しかし、売り上げを強調することで自分の凄さをアピールするのはやめましょう。

「私は模擬店で○○円の売り上げを出しました」と言われても、実はあまり面接官の印象に残りません。

企業が重視しているのは売り上げに至るまでの課題と、その解決への道のりです。

「売上金額の自慢をされても、質問するところがない」と考えればわかりやすいかもしれません。

売り上げを達成するまでの過程を語ることで、面接官もそれに関して深掘りした質問ができ、あなたに興味をもてるようになるのです。

売り上げをメインに述べず、それまでの過程を中心に語りましょう。

当たり前のことを強調しない

飲食店の模擬店経験者に多いのですが、食材にこだわり、調理器具を厳選したことや何度も試行錯誤して理想の味にたどりついた経験は、プラスの評価にはなりません。

なぜなら、飲食店を出すのであれば当たり前の行動であり、独創性がないからです。

誰もが行っていそうなことを強調しても、ライバルとの差別化もはかれません。

面接官の印象に残りたければ、もっとあなたらしさを感じられるエピソードについて語ったほうが良いでしょう。

もっとあなたなたららしさを強調できるようなことがあったか、思い出してみてください。

当たり前のことを強調するよりも、ずっと面接官の好感を得られやすいでしょう。

あなたにしかなし得なかったことや、あなた独自の問題解決方法をアピールするのがおすすめです。

【学園祭 模擬店の経験でガクチカを書こう】模擬店の経験を述べることでアピールできること

ガクチカにおいてどんなエピソードを用いて作成するかで、アピールできる内容が変化します。

自分が選んだエピソードで何がアピールできるのか、アピールしているのかを把握しておくことで自己PRなど他の質問を受けた際に矛盾が生じないような回答ができ、一貫性を出すことができます。

今回は「学園祭における模擬店出店の経験」を題材としているため、このエピソードで何をアピールできるかを紹介します。

企画力

まず一つ目は企画力です。

なにを売り、どんな営業をするのかを考えることから模擬店の出店は始まります。

来客を多くするにはどんな策を練るべきか、どんな商品であれば売り上げを伸ばすことができるか、これを企画する能力が問われます。

企画力は発想力とも言い換えられますが、機転の利く考え方は働いていくうえで必要不可欠であり、どんな業界・企業においても求められる力です。

責任感

二つ目は責任感です。

大学のイベントとはいえ、顧客からお金を貰い、商を営む行為であるため、この活動には責任が伴います。

顧客を満足させる責任やメンバーとチームワークでやり遂げる責任が挙げられます。

責任感は仕事をするうえでも必要不可欠であり、社会人として成長していくとともに大きくなっていくものです。

学生時代から責任感を持った取り組みを経験していることは、好印象につながるアピールになります。

協調性

三つ目は協調性です。

模擬店を出店する中で、メンバー同士で協力して取り組むことが多いとも思います。

成功するためにはチームワークが必要不可欠であり、そのエピソードを話すことで協調性があることを十分にアピールすることができます。

企業に勤めるうえで、動機や上司と連携を取って働いていくため、協調性は必ず求められるものです。

協調性のアピールは企業側も好印象を受けやすいものになるので、積極的にアピールしましょう。

【学園祭 模擬店の経験でガクチカを書こう】ガクチカの基本的構成

企業から高く評価されるガクチカを作成するには、基本的な構成に気を配らなければなりません。

①結論→②エピソード→③動機→④課題、目標→⑤結果→学びを軸に書いていきましょう。

どんなこともまずは結論を述べることで、重要な項目が相手に伝わりやすくなります。

そして、あなたの創意工夫や努力の過程がわかりやすいエピソードを選び、それについて述べます。

「なんとなくだけで動く人間」と思われないためには、なぜ模擬店を出そうと思ったのか、その動機も重要です。

課題と目標に結果、そして学びがガクチカのクライマックスになります。

どのような課題や目標があり、その達成のために何ができたか、そこから何を学んだかが、企業がもっとも注目している部分だと考えて良いでしょう。

この基本構成を守って書けば、模擬店の出店経験でも良いガクチカのネタになるはずです。

面接官に「もっと話を聞いてみたい、この人についてもっと知りたい」と思われるような構成を心がけましょう。

【学園祭 模擬店の経験でガクチカを書こう】ベンチャーにウケル模擬店についてのガクチカの例文

私は学生時代に学園祭の模擬店出店に力を入れました。

当時私が所属していたサークルでは、退会が相次いでおり、メンバー定着率の低さが問題でした。
そのため、みんなで1つの思い出を作ることで問題を解決できないかと考え、模擬店をやってみることにしたのです。
その際、ただの飲食店では喜ばれないと思い「ドキドキする飲食店」というコンセプトを作って、学園祭ではほとんど見られない相席居酒屋のような模擬店を出すことにしました。
しかし、ねらい通りにお客さんが集まったのは良かったのですが、列が長くなり、お客さんをそれだけ待たせることになってしまったのです。
そこで、急遽立ち飲み居酒屋のような場所を即興で用意し、回転率を上げることに成功しました。
学園祭は成功し、メンバーの定着率も改善されました。

この経験を通して私が学んだことは、課題に対しての対処能力や達成能力です。
貴社に就職できましたら、この経験を活かし体験したことのない仕事にも積極的にチャレンジしていきたいと思います。

【学園祭 模擬店の経験でガクチカを書こう】ガクチカを作るのに困ったら?

ガクチカを作成していて、自分のガクチカに自信が持てない就活生は多いと思います。

そんなとき、就活のプロに相談をしてみることがおすすめです!

志望する業界に合わせて、どんな内容を書くべきか、何をアピールするべきかアドバイスを貰うことで企業に好印象を与えることにつながります。

気になる方はぜひ、下のリンクをクリックしてみてください。

 

【学園祭 模擬店の経験でガクチカを書こう】まとめ

模擬店の出店はガクチカとして充分通用するエピソードです。

ただし、重要なのは課題をどのように解決したのか、そしてそこからどのような学びがあったのかということであり、売り上げなどの結果ではありません。

ベンチャー企業では若いうちから責任ある仕事を任せられることもあり、課題解決能力や主体性が大きく評価されます。

ガクチカについて聞かれたら、ぜひ模擬店を出店した経験から得たものをアピールし、あなたの人間性を伝えてください。

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