【厳選例文6選】ガクチカで高校時代の経験は使っていいの?評価されるポイントを徹底解説!

【厳選例文6選】ガクチカで高校時代の経験は使っていいの?評価されるポイントを徹底解説!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・ガクチカで高校時代の経験は使っていいの?
・ガクチカの作成方法
・高校時代のガクチカの例文
・ガクチカがないときの対処方法

この記事をおすすめしたい人

・ガクチカの正しい書き方を知りたい人
・幅広い分野のガクチカを考えたい人
・ガクチカ作成に苦手意識がある人
・例文を参考にガクチカを作成したい人

▼▼▼ この記事の要約動画はこちら ▼▼▼

ガクチカとは学生時代、特に力を入れて熱心に取り組んできたことの略です。

これから就職活動を始めようとする学生にとっては、まだ耳慣れない言葉かもしれません。

しかし、学生時代に取り組んだこというのは面接においてもっともよく聞かれる質問の1つでもあり、就職活動をするうえで避けて通れないのです。

早い段階から対策を練っておくためにも、質問の意図などについて深く理解をして、自らの学生時代を振り返ってみるきっかけにするのもよいでしょう。

また以下の記事では、そもそもガクチカとはどういうものなのかについて詳しく解説していますので、今からガクチカを作成しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

さらに以下の記事では、作成ツールを使ったガクチカの作り方について詳しく解説していますので、ガクチカ作成に苦戦している方や今からガクチカを作成しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

目次目次を全て表示する

【ガクチカで高校時代の経験】ガクチカは高校時代の経験でもいい?

大学生の就職活動において学生時代とは、一般的には中学生や高校生ではなく大学に入学してからのことを指すといえるでしょう。

つまり、学生時代に力を入れて取り組んだことについての質問に対しては、大学生になってから注力したことをアピールするとよいでしょう。

しかしながら現在の自分を形成するうえでは、大学時代の経験よりも高校時代に経験したことのほうが影響の大きかったということもあります。

たとえば高校時代の部活動においてインターハイで好成績を残し、その実績を認められて進学先が決まったというケースもあるでしょう。

「高校時代の頑張りがなければ今の自分はなかった」と言える自信があれば、現在の自分のいしずえとなった当時のエピソードを含めてもまったく問題はありません。

コロナ禍で大学時代のガクチカがないのは仕方ない

コロナ禍では、度々ステイホームや外出自粛が促されてきました。

学内でのサークル活動はもちろん、課外活動やアルバイトまで制限された人も多いです。

課外活動やアルバイトは、ガクチカとして代表的なアピールポイントと言えます。

これがなくなってしまうとなると、強いエピソードが思い浮かばず悩んでしまうのも仕方ありません。

もちろんそのような状況下でも、時間を無駄にしないようにできることを探して、何かに取り組むことは大切です。

しかし、コロナ禍で大学時代を過ごした学生たちが自粛を強いられてきた状況を、企業側も理解しています。

以前であれば、ガクチカと言えば大学時代の経験が当然のように求められてきましたが、この状況下では大学以前の経験も許容されるようになりました。

【ガクチカで高校時代の経験】高校時代のエピソードは避けた方がいい理由

先述のように、高校時代の話題を取り上げることは必ずしも御法度というわけではありません。

高校から大学にかけて継続的に取り組んできたことなどがあれば、高校時代の活動に触れなければならない場面もあるでしょう。

一方で、質問に対して高校時代のことばかりを答えてしまうと、採用者側にとってあまりよい印象を与えない場合もあるようです。

それでは一体どのようなデメリットがあるのか、具体例などとともに見ていきましょう。

大学時代に何もしていなかったと思われる

特に大手企業の場合には応募者が数百人単位に及ぶこともあり、そのなかから採用されるのは一握りということもあります。

そうしたケースにおいては、採用の合否はどうしても相対的に決められることになります。

したがって1人だけほかとは違うエピソードを取り上げてしまうと、不利に働くこともあるでしょう。

みんなが同じように大学時代のことを話しているのに、1人だけ高校時代のことを話せば比較対象とはなりにくいからです。

なおかつ、高校時代の話題ばかりが先行してしまうと、果たして大学時代はなんにも取り組んでいなかったのかという印象を与えかねません。

あくまでもエピソードを知りたいのではなく、ポテンシャルや適性をはかることが目的ではあるものの、大学で力を入れたことがまったくないととらえられてしまえば大きなマイナスです。

もちろん他人とは違う個性や才能をアピールすることも大切ですが、学生時代について回答する際はそのような場面ではないとわきまえておきましょう。

企業は『現在の自分』を作った学生時代の経験が聞きたい

企業は、応募者が現在どのような人物であり、入社後にどれだけ活躍できるかを重視しています。

特に、採用選考においては「今の自分を作り上げた経験」が重要であり、高校時代の経験はその点で情報が古いとされます。

高校時代の経験は、学生時代の自分を形成する一部分に過ぎませんが、社会人としての成長や、企業で求められるスキルや資質は大学やバイト、インターンシップ、研究、ゼミ、部活など、より近年の経験から発展することが多いです。

企業が知りたいのは、今の自分がどんな価値を提供できるのか、そしてその価値をどのようにして育んできたのかです。

高校時代のエピソードは、その人がどのように成長してきたかを知る上では参考になりますが、今の能力や将来のポテンシャルを示すためには、最近の経験がより重要視されます。

そのため、ガクチカ(学生時代の経験)として大学時代や、社会経験に近い活動からの具体的なエピソードを語ることが、より企業の求める人物像に近づくと言えます。

高校時代の話は使えない場合もある

質問などに対して、高校時代の話題は必ずしも無効でないこと、ただしデメリットがあることを理解しておけば支障はありません。

注意しておきたいのは、企業によっては、設問そのもので大学時代を限定していることがある場合です。

高校時代を含めないという条件をつけ、回答を比較しやすくしたいという意向もあるのでしょう。

いずれにしてもこのようなケースにおいては、当然ながら高校時代のエピソードは使えません。

どんなに華やかな経歴などがあったとしても、企業によっては通用しないことも理解しておく必要があるのです。

高校時代のエピソードだけでは乗り切れないこともあるため、過去の設問などはしっかりと確認しておきましょう。

なぜ高校時代のガクチカに懸念を示す採用担当者がいるのか?

採用担当者が高校時代のガクチカについて、少し慎重になるのには理由があります。

一番大きいのは、経験の近さ、つまり時間的な距離感です。

どうしても、大学時代の経験のほうが、今のあなたの考え方や能力をストレートに反映していると見られやすいんですね。

また、高校での活動は、大学でのゼミやインターンシップなどと比べると、自分で考えて行動する範囲や、任される責任の大きさが違うのでは、と感じる人もいます。

さらに、大学に入ってからは、特に何も頑張ってこなかったのかな?なんて、あらぬ疑問を持たれてしまう可能性もゼロではありません。

こういった採用側の視点をまず知っておくことが、高校時代の経験をうまく伝えるための第一歩になりますよ。

【ガクチカで高校時代の経験】企業がガクチカを通して知りたいこととは?

そもそも企業がガクチカを聞く最大の理由は、学生の経験や実績を知ることではありません。

もちろん、貴重な経験や優秀な実績は評価の対象になります。

企業が知りたいのは、入社後に自社で活躍できる人材かどうかです。

学生の人柄や求めている働き方が企業と合わなければ、せっかく採用しても早々に離職してしまうリスクがあります。

自社で活躍できる人材かどうかを判断するために、ガクチカを通じてチェックしているポイントを大きく2つに分けてご紹介します。

人柄や人間性が自社とマッチしているか

ガクチカは単なる結果や実績の報告ではなく、どのような目標を持ってどのように取り組んだかの過程を話すことになります。

そのあたりの説明が不足していると、面接で深く質問されることが多いです。

企業は、学生のモチベーションの源泉や価値観、考え方、目的達成のためにどのような行動を取るのかをチェックしています。

ここには人柄や人間性が表れるため、自社とマッチする人材かどうかを判断する材料になるのです。

人柄や人間性などの人物像を把握し、採用したときのメリットや不安要素などを見つけ、総合的な評価をつけます。

ですから、ガクチカで有効なアピールをするためには、志望する企業が求めている人物像に近づくような人柄や人間性を把握しておくことが大切です。

活躍イメージが持てるか

企業は、学生が話す経験に特別めずらしい出来事や高い実績を期待しているわけではありません。

むしろ、学生レベルの経験だと割り切っています。

実際にガクチカとして語られる内容は、ボランティアやアルバイトなど似たような経験が多いです。

企業がチェックしているのは、エピソードの内容そのものではなく、学生が持っているポテンシャルを企業でどう活かすことができるのかです。

何にモチベーションを抱くのかや、目標設定と取り組み方の説明が重要になります。

学生レベルの経験を示すことで、企業はその学生が社会人になってからの行動力や対応力を予測できます。

そのため、ガクチカの内容は社会でも活かせる体験を選ぶと良いでしょう。

【ガクチカ面接対策】面接で好印象を得るために対策をしよう!

選考の面接において、「ガクチカ」は頻出質問であり、

ここで好印象を得られるかどうかが通過率を動かすキーポイントと言えます。

ESのガクチカをただ読むのではなく、面接用にガクチカを作りましょう!

またこのツールでは深掘り質問への対策もできるため、

面接力を大きく向上させることができます。

ツールで作成した面接用のガクチカ

私が学生時代に力を入れたのは飲食店でのアルバイトです。
働く店舗は売上の伸び悩みを問題としていたという理由で自分にできる売上向上施策をするという目標を掲げ、取り組みました。
飲食店でのアルバイトに取り組む中で、中々売上が向上せず、プレシャーのみが積み重なってしまうという困難にぶつかりました。
それに対して、先輩や上司に積極的に相談をするという行動を取ることでアドバイスをもとに施策を考え、売上を1.5倍に伸ばすという結果につながりました。
この経験を通して周囲とコミュニケーションを取ることと積極的に動くことの大切さということを学び、貴社に入社後は経験で得たことを活かして活躍していきたいと考えています。

【ガクチカで高校時代の経験】どうしても高校時代のエピソードを使いたい場合は?

企業によってはエピソードを大学時代に限定するところがあるものの、それ以外のケースにおいては高校時代を振り返ってみるのもよいでしょう。

ただしただ単にエピソードを披露するだけではなく、あくまでも採用面接に有効な手立てとして話題をまとめておかなければなりません。

高校だけに話題が集中してしまうと大学時代は何もしてこなかったと思われるのと同様に、話がかたよりすぎると独善的な人物に思われかねないため注意や対策が必要です。

必ず今につながる内容にする

ここまで見てきたように、企業側によって条件の設定がされていなければ、高校時代のことを取り上げても問題はありません。

それでも質問されるのは大事な採用試験の場なので、問われている意図をしっかりくまなければならないのは当然のことです。

質問の目的が学生時代の功績を知りたいわけではなく、大切にしてきた価値観を知るためであると理解していれば、答え方は自ずと工夫できるでしょう。

企業側にとって学生時代に取り組んできたことに対する質問は、どんなモチベーションによって頑張りへつなげられたのか、それが仕事に結びつくのかを知りたいわけです。

つまり、一時の頑張りよりも継続して続けられること、高校時代から現在まで一貫して取り組んでいることをアピールできればよいのです。

高校時代があったから現在の自分が形成されているという漠然としたものではなく、現在も継続しているという最近の状態をうまく伝えられれば採用者の心にしっかりと響くことでしょう。

ほかの設問で大学時代のエピソードを使う

高校時代のエピソードを使うにしても、質問に対しては現在にわたって引き継がれていることをしっかり伝えなければなりません。

高校から大学まで一貫して頑張ってきたことであれば、大学時代に何もしてこなかったという印象を避けられるでしょう。

しかし、あくまでも企業側は最近の状態を知りたがっています。

自分をアピールする場において、できるだけ大学時代のエピソードを使いましょう。

あらためて学生時代を振り返ることは面接における対策だけではなく、自分の強みを見出し、新たな発見につながるなど有意義な時間です。

大学時代に力を入れてきたことについてうまくまとめて、面接においてしっかり伝えられるよう準備を進めておきましょう。

意欲と熱量の高さをアピール

意欲や熱量が高いと、モチベーションを維持しやすいだけでなく、周囲の士気を上げたり協力を得られたりするので、良い結果につながりやすいです。

そのため、企業は物事に熱意を持って取り組める人材を採用したいと考えています。

困難で辛いことに対しては尚更です。

社会人として仕事をしていくにあたり、結果を出すためには学生時代以上の忍耐力や努力が必要になる場面があります。

そのため、意欲や熱量は必要不可欠です。

ガクチカの経験の過程についてどれだけ深く考えているかと、具体的な行動内容を説明すると、意欲や熱量が表れます。

意欲や熱量の高さが表れているガクチカにできれば、仕事でも同じように熱心に取り組んでくれるという印象を与えられます。

仕事への再現性の高さをアピール

先にもご説明した通り、企業はガクチカを通じて、入社後にその学生が活躍できるかどうかをチェックしています。

ですから、ガクチカの経験や学びを入社後に発揮できることを企業側にイメージしてもらわなくてはなりません。

同時に学生も、自身の体験と学びが社会人として仕事に活かせることを理解していると、示すことが大切です。

ガクチカを通じて学んだことを言語化し、仕事でどのように活かしていくのかも述べましょう。

その際に、主観や思い込みだけでまとめてしまわないように注意してください。

周囲のからの評価を織り交ぜるなどして、客観性を持たせると説得力が増します。

また、つじつまが合わないことや論理的におかしい内容にならないよう、気をつけて構成を考えましょう。

高校時代の経験と現在の自分を結びつけ、成長を示す方法

高校時代の経験を話すときに一番大事なのは、その経験が今のあなたにどう繋がっていて、そこからどんな成長があったかを具体的に見せることです。

過去の話をするだけでは、採用担当者にはあなたの魅力が伝わりきりません。

高校時代の〇〇という経験で身につけた△△の力は、大学での□□活動を通じて、 高校時代の部活動でリーダーシップの基礎を学び、その経験を土台にして、大学のゼミでは主体的にグループをまとめられるようになった、といったイメージです。

高校時代の経験を自分の原点や基礎として位置づけて、その後の大学生活でどんな風にスキルや考え方を深めてきたのかを説明できれば、昔の話だなという印象を払拭して、あなたが着実に成長してきたことをアピールできます。

【ガクチカで高校時代の経験】ガクチカを作成する際に意識したい9つのポイント

続いて、ガクチカを作成するにあたって意識しておきたい9つのポイントを紹介します。

以下の8つのポイントは高校時代の経験だけでなく、どのような題材のガクチカを作成するにあたっても意識しておきたいポイントです。

意識できている人とそうでない人ではガクチカのクオリティが大きく異なってくるため、ぜひ確認しておいてください。

作成時に意識したい9つのポイント
  • 結論から先に述べる
  • 取り組みの背景や動機を述べる
  • 成果よりも取り組みの過程を重点的に述べる
  • 成果は数字を用いて定量的、客観的に伝える
  • 学んだことを仕事にどう活かすのか伝える
  • 面接で深掘りされても答えられるようにする
  • 成長に繋がっていることを示す
  • 一貫性を持つ
  •   
  • 企業が求める人物像と高校時代の経験をリンクさせるコツ

結論から先に述べる

こちらは知っている人も多いかもしれませんが、就活においてはとにかく結論ファーストが大切です。

冒頭に結論がないと、話の流れがよくわからず、相手が混乱してしまうからです。

ガクチカだけでなく、志望動機や自己PRなど、すべてのES、そして面接の受け答えにおいて、まずは結論ファーストで話すことを心がけましょう。

結論を先に述べた後にその理由や背景を補足する形で構成すると、話の説得力が増します。

何より、相手もあなたが何を話すのか念頭に置いた上でESを読んでくれますし、面接で話を聞いてくれます。

よって、結論は後回しにせず、冒頭に明確に示すことを習慣化してしまってください。

以下の記事ではガクチカのおすすめ構成についてさらに詳しく紹介しているので、コツを知りたい方やぜひ参考にしてください。

取り組みの背景や動機を述べる

ガクチカを作成する際には、取り組みの背景や動機をしっかりと伝えることも必要不可欠です。

ただ「努力した」「頑張った」と説明するだけでは「なぜそれに取り組んだか」が伝わらず、説得力の欠ける内容になってしまいます。

取り組んだ背景や動機について述べることで、自分の価値観や考え方がより明確になり、企業側に自分の姿勢を理解してもらえます。

背景や動機を説明する時には特に「なぜ」を意識して深掘りすると良いです。

自分がその活動に注力した理由を振り返り、そのきっかけや動機を論理的に説明しましょう。

これにより、自分の行動を一貫性を持って説明でき、志望動機との関連性も示しやすくなります。

成果よりも取り組みの過程を重点的に述べる

ガクチカを語る際には、成果そのものよりも取り組みの過程を重視することを覚えておいてください。

たとえ大きな成果が出なかった場合でも、その過程での工夫や努力をわかりやすく伝えることが重要です。

結果だけを示すと、あなたがどのように工夫をしたのか、どのように成長したのかが全く伝わらないため、取り組みの部分を丁寧に説明しましょう。

また、過程を語る際には取り組みの中で直面した困難や、それをどう乗り越えたかまで含めると、問題解決力や対応力まで示せます。

成功だけを強調するのではなく、課題解決に向けた工夫や学びを盛り込むことで、より人柄や意欲が伝わります。

成果は数字を用いて定量的、客観的に伝える

ガクチカにおいて成果を伝える際には数字を使って定量的かつ客観的に示すことがおすすめです。

抽象的な表現だけでは努力がどの程度実を結んだのかが分かりにくくなりがちだからです。

学業であれば「成績がどれだけ伸びたか」「試験でどれだけ点数を取れたか」、部活であれば「大会での成績」など、誰が読んでも客観的に理解できるものを用いましょう。

また、数値が出しにくい内容だったとしても、周囲からどのような評価を得られたか、自分がどのように変化していったのかについて時系列で説明すれば、あなたの努力が伝わりやすくなります。

学んだことを仕事にどう活かすのか伝える

ガクチカを話す際には経験から得た学びを仕事でどう活かすかを具体的に示すことも不可欠です。

ただ成功体験を話すだけでは、採用担当者には響きません。

自分がどのような力を身につけたか、そして入社後、その能力を活用してどのように貢献できるのかについて伝える必要があります。

そこで、ガクチカを通じて得たスキルや考え方を業務でどう活用できるかを明確に示しましょう。

企業研究をしっかり行っていることも伝わりますし、モチベーションが高いことも伝わります。

ガクチカにおいて「何に」取り組み「どのような」力を身につけたか、そしてその能力が「どのように」仕事で活かせるかと自問自答しながら、回答を組み立てていきましょう。

面接で深掘りされても答えられるようにする

ガクチカで高校時代の経験を話す際、面接官からの深掘りに対応できるかが重要です。

ただ経験を羅列するだけでなく、なぜその活動に取り組んだのか、どのような課題に直面し、どう乗り越えたのか、そこから何を学び、それが将来にどう活かせるのかまで具体的に準備しましょう。

部活動であれば単にレギュラーだったで終わらず、チームの課題を解決するために自主練を企画した、異なる意見をまとめるためにメンバーと〇〇な話し合いをしたなど、具体的な行動とその過程での思考を語ることが求められます。

また、失敗談を話す際も、失敗から何を学び、次へとどう活かしたかを明確に伝え、成長意欲を示すことが重要です。

自分の言葉で熱意と学びを伝えられるように、徹底的に自己分析を行い、想定される質問への回答を準備しておくことが成功のとなります。

成長に繋がっていることを示す

ガクチカで高校時代の経験を語る際、単なる成功体験の羅列に終わらせず、その経験が現在の自分にどう影響し、どのような成長に繋がっているのかを具体的に示すことが重要です。

面接官は、過去の経験から得た学びやスキルが、入社後にどのように活かされるかを知りたいと考えています。

文化祭で企画リーダーを務め、チームをまとめる難しさと達成感を学びました。

で終わるのではなく、この経験を通じて、多様な意見を調整し、目標達成に向けて周囲を巻き込むリーダーシップが身につきました。

貴社で働く際も、チームで協力して課題解決に取り組む際に、この経験を活かせると考えています。

といった形で、学んだことを具体的な能力として示し、それが将来どう役立つかを結びつけましょう。

一貫性を持つ

ガクチカで高校時代の経験をアピールする際、話全体に一貫性を持たせることが重要です。

複数のエピソードを話す場合でも、それらがバラバラな印象を与えず、一つのメッセージや学びにつながるように構成しましょう。

自己PRや志望動機とガクチカの内容が矛盾しないようにすることも大切です。

ガクチカで培った能力や価値観が、なぜその企業で活かせるのか、将来のキャリアプランにどう繋がるのかを明確にすることで、説得力が増します。

面接官は、学生の多様な側面から一貫した人間性やポテンシャルを見極めようとしています。

それぞれのエピソードが互いに補強し合い、あなたの魅力を最大限に引き出すように意識して準備しましょう。

説得力UP!企業が求める人物像と高校時代の経験をリンクさせるコツ

せっかくの高校時代の貴重な経験も、応募する企業が求めている能力や価値観と結びついていないと、なかなか採用担当者の心には響きません。

まずは、企業のウェブサイトや採用ページをしっかり読み込んで、どんな人を求めているのか、何を大切にしている会社なのかを理解することがスタートです。

その上で、あなたの高校時代の経験の中から、企業が求めている要素とピタッと合う部分を探し出し、そこを強調して伝えましょう。

チームワークを重視する会社なら、部活動で仲間と協力した経験や、文化祭でクラス一丸となって目標を達成したエピソードを選んで、自分がどうチームに貢献したかを話します。

チャレンジ精神を評価する会社なら、難しい目標に果敢に挑戦した経験や、失敗しても諦めずに再挑戦したエピソードが効果的です。

【ガクチカで高校時代の経験】高校時代の経験を用いた例文6選

高校時代の経験を題材にしたガクチカを6つご紹介します。

現在にどのように影響しているかや、企業の知りたい内容が分かりやすく書かれているかなど、これまで紹介してきたガクチカを書く際に大切なポイントを思い出しながら読んでみてください。

字数や時間の制限によって、伝えたい内容をすべて盛り込めないこともあります。

他の設問でもアピールできる内容であれば、省略しても大丈夫です。

企業で活躍できる人材であることを企業が予測できるように、必要な情報をまとめましょう。

例文1.高校時代の経験が現在まで継続している内容

私が学生時代に力を入れたことはプログラミングを学ぶことです。
高校からITの進歩に興味を持ち、独学でプログラミングを始めました。 基本的なコードを書くことすら当初は難しく、エラーが出るたびに悩みましたが、解決策を調べ、少しずつ理解を深める中でコードを自在に書けるようになりました。
大学入学後はさらにスキルを高めるためにプログラミングサークルに参加しました。 特に印象に残っているのは、学内のコンテストで時間割アプリを作成したことです。 以前作成したアプリが使いにくいと評価を受けたことがあったため、UIやUXを最優先に作成した結果、多くの学生の「使いやすい」と評価していただき、大学公認のアプリとなりました。
入社後はこの経験を活かし、ユーザーにとって使いやすいアプリを作成し、常にUIやUXを改善し続け、最高のユーザー体験を提供したいと考えています。

例文2.高校の経験が大学時代の活動に活きた内容

私が学生時代に力を入れたことは英会話スキルの向上です。
高校時代にオンライン英会話レッスンを受講し、文化交流に興味を持ったことがきっかけでした。 授業だけでは身につかない英会話力を習得するため、日々のレッスンに取り組み、表現力や発音にも気をつけました。 また、大学入学後も英会話を続け、英語をさらに磨くために日本語教室のアルバイトを始めました。 外国人学習者と接する中で、相手の文化背景を考慮しながら、分かりやすく伝える工夫を意識しました。 また、指導する立場になったことで、自分が学ぶ側だった時の経験を活かし、双方向のコミュニケーションを意識するようになりました。
この経験を通じて、異文化理解力と指導力を養うことができました。 入社後は英語を活かして国際的なプロジェクトや海外の顧客対応に積極的に取り組み、貴社のさらなるグローバル化に貢献できればと考えています。

例文3.部活動の経験

高校の頃バスケットボール部で、副将として各選手の強みを最大限に引き出したことで、県ベスト16から県3位になったことです。
私はチームの問題を根本から探るため、選手の身体的数値や運動能力値、各スキルなどを分析したところ、数人が自らの強みを最大限に活かせないポジションでプレーしていることを発見しました。
そこで、彼らにポジション変更を訴えました。
しかし、高校でのポジション変更は、今後の選手キャリアに大きく影響するため、簡単には受け入れてくれませんでした。
だから、その責任の重さを十分に自覚し、各選手の将来的メリットまで選手のデータをもとに提示しました。
すると、全員が承諾してくれ、県3位にまでなることができました。 

例文4.文化祭

高校の文化祭で、実行委員を務めたことです。
ダンスパフォーマンスの企画立案から物資の仕入れ、宣伝、当日の進行まで一通りの業務に携わりました。
参加した人の思い出に強く残るようなイベントにするために、できるだけ大きな規模で人を集め、盛り上げることが大切だと考えました。
パフォーマンスの一部を公開してイベントの雰囲気を知ってもらえるよう工夫し、学校外での広告活動にも尽力した結果、当日は過去最大の来場者数を達成できたのです。
文化祭前までは、ほとんど存在を知られていなかったダンスチームのメンバーが多くの人に知られ、ダンスの話題を振られるようになりました。
自分が企画から実行まで関わった文化祭の出し物が多くの人の心を動かし、態度変容まで起こすことに強いやりがいを感じます。

例文5.生徒会活動

生徒会長として、多くの生徒が願う理想的な学校作りに尽力したことです。
生徒には変更したい校則があり、教員は生徒に実行させたい行動があるなど、板挟みになることもありました。
私の学校での校則変更は前例がなかったため、最初は教員も受け入れる様子はありませんでした。
そのため、どれくらいの生徒が不満を抱えているのかを署名してもらうことで明確にし、教員に伝えたのです。
双方の主張を丁寧に聞き、折り合いをつけるための妥協案や解決策の考案をいくつも考え、何度も提案しました。
双方が納得する形で校則の変更を実現できたときには、多くの生徒から「ありがとう」と言われ、達成感を得られました。
人が抱えている悩みを解決し、豊かさを届けることに1番のやりがいを感じています。

例文6.日常生活

私が学生時代に最も力を入れたことは、高校時代に毎日行っていた通学路のゴミ拾いです。
私は幼い頃から片付けが苦手でしたが、高校入学後、通学路のポイ捨てされたゴミが目に付くようになりました。
最初は見て見ぬ振りをしていましたが、ある雨の日に、側溝に詰まったゴミが原因で水が溢れているのを見て、このままではいけないと強く感じました。
そこで、自分にできることから始めようと、翌日から通学路で目についたゴミを一つずつ拾い始めました。
毎日続けるうちに、小さな変化が生まれました。
ゴミが減り道が綺麗になることで、私自身の心が晴れやかになり、地域の方々からありがとうと声をかけられることも増え、大きなモチベーションとなりました。
この経験で培った問題を見つけ、行動し、継続することで成果を出す力は、入社後も、現状をより良くするために自ら課題を見つけ、積極的に改善提案を行い、粘り強く実行していく上で活かせると考えております。

まとめ

面接において、自分をアピールするために、高校時代の経験を使いたいと思っている就活生もいるでしょう。

大学時代に胸を張って言えるような経験ができなかった、思うような経験ができなかったということもあるかもしれません。

条件が限定されている場合をのぞき、質問への回答に対して高校時代のことを使うのは間違いではないです。

ただしあくまでも、高校時代から今に至るまで継続していることを交えながら、採用者側にうまく伝わるように意識してみましょう。

また以下の記事では、作成したガクチカを添削してくれるサービスついて詳しく解説していますので、良いガクチカが作れているか不安な方やESがなかなか通らないといった方はぜひ参考にしてみてください。

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