【8Step】魅力的なガクチカを作るフレームワークを紹介!

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はじめに

就職活動の際に新卒採用や、社会人経験の少ない人の転職では学生時代に何を頑張ってきたかを重要視されます。

学生時代に頑張ったことをアピールしたいが、どのようにアピールをすれば一番効果的に伝わるかわからない方は多いでしょう。

せっかく頑張ってきた自分の強みも効果的に人事担当者に伝えることができなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。

学生時代に頑張ったことをどのようにまとめれば良いのか構成を説明し、例文を紹介してきます。

文章の構成に悩んでいる方、フレームワークを知りたい方は参考にしてください。

【ガクチカのフレームワーク】ガクチカで入れるべき要素は?

ガクチカとは学生時代に力を入れて取り組んでいたことを言い、新卒採用において重要な学生の判断基準となります。

企業は新しいことにチャレンジをし、これから企業規模を広げていくために、上昇志向の強い人や粘り強い人を求めていることが多いです。

人事担当者は採用を決める際には、その人がどのように自社で活躍をしてくれるかをイメージします。

学生時代に頑張ったことをアピールすることにより、人事担当者により活躍をイメージさせやすくすることができるでしょう。

その点を踏まえて企業がガクチカで盛り込むべき要素を紹介します。

学生時代の活動に対する取り組み方

ガクチカからどのように活動に取り組んでいたかを見られます。

力を入れた活動は部活、学業、ボランティア、アルバイト、なんでもいいです。

その活動をなぜ頑張ったのか、どのように力を入れ、どのような成果を出したのかを企業は見ています。

自分で目標を設定し、成果を上げるまでの過程を立案できる能力はどの企業でも通用する強みです。

ガクチカで新しいことにチャンレジをし、成果を出した経験があれば、より高い評価を得ることができるでしょう。

ただし、ガクチカでアピールできるポイントが、企業の仕事に関係のないものであると、企業が求めている人材を理解していると判断されるため、アピールポイントには注意しましょう。

それによって成長したこととは何か

ガクチカを通じて、就活生がどんなことに問題意識を感じ、行動をした結果、どのように成長したのかを知ることで、人事担当者は自社と一緒に成長をしてくれる人材かイメージしやすくなるでしょう。

自身の経験と成長を具体的にアピールすることができれば、高い評価を得られる可能性は高いです。

ガクチカのフレームワーク

ガクチカをアピールするには、文章構造が何より大切です。

そこで今回紹介するSTAR法はガクチカ作成にぴったりのフレームワークとなります。

STAR法とはSituation, Target&Task, Action, Resultの頭文字を取ったものになります。

これからSTAR法について詳しく説明していきます。

Situation

Situationとは日本語に訳すと「状況」になります。

ガクチカでは人事の方が理解しやすく、しっかりイメージできるような文章にすることが大切です。

そのため、最初はそのエピソードの背景を述べることである程度頭の中でイメージしながら本題に入ることができます。

入りは文章を読んでもらう上で一番大切です。

本題ではないからといって蔑ろにせず、しっかり力を入れましょう。

Target & Task

TargetとTaskは日本語に訳すと、「目標」「任務」になります。

先ほど、背景を述べ、その上でこういう目標・課題・必要なことを記すことで、この後述べる具体的にどういうことをしたのかへとスムーズに繋げることができます

また、数字を用いて定量的に記すことで、文章に具体性を持たせることができます。

こうして、読み手が内容を理解しやすくなるのです。

Action

Actionとは行動です。

上記で記した課題や目標に向けてどんな行動をしたのかを具体的に書きましょう。

例えば、

などを簡潔に書きましょう。

これらを書くことによって、面接官にあなたの人柄、価値観、考えなどを伝えることができます。

Result

最後に「結果」を述べましょう。

ここで述べる結果は成果や実績でなくても大丈夫です。

というのも、ガクチカでは主にあなたがどういう努力をして、どんな人柄を持っているのか見ているため、成果ではなくプロセスが大切なのです。

そのため、結果的に失敗していたとしても行動の結果どうなったのか述べるようにしましょう。

さらに、文字数に余裕があれば以上を通してどんなことを入社後やっていきたいか述べることで、入社意欲をアピールすることができます。

【ガクチカのフレームワーク】選考における評価基準は?

フレームワークを確認したところで、企業がガクチカに対して示す評価基準を確認しておきましょう。

ガクチカは書類選考・面接において頻出質問であり、どの企業も就活生を評価するために扱うカテゴリーになっています。

そのため評価基準がある程度共通しています。

以下で紹介する評価基準をあらかじめ認識しておくことで、企業が求める回答をすることができ、高評価につなげることができます。

再現性があるかどうか

まずガクチカを聞くうえで企業が重要視するポイントは「再現性」の有無です。

ガクチカはあくまでも学生時代に経験したことであり、入社後では環境は大きく変わります。

そのうえで入社後であっても、活動に取り組む姿勢や発揮した強みなどが再現できるかどうかを評価の基準としています。

ガクチカを作成する前に、自己分析と企業分析の両立をしていき、自分のガクチカが企業の業務形態とマッチしているかどうかを事前に確認することが重要です。

経験を入社後に活かせるかどうか

再現性について述べた部分と重なりますが、ガクチカの経験が入社後に活かせるかどうかという部分は企業が重点的に見ているポイントになります。

そのため取り組んだ活動の中で何を学んだのかをアピールすることは必要不可欠になります。

またその学びが入社後のどんな場面で活かせるのかをイメージできていると、面接における深掘り質問へもスムーズに対応することができ、好印象につながります。

人柄・考える力・モチベーションの根源

企業とのマッチ度というものは必ず見られる評価基準として挙げられます。

その中でも「人柄・考える力・モチベーションの根源」の三要素はどの企業もマッチ度を測る軸として起用しています。

人柄はエピソードの内容からどんな学生だったのか、取り組みに対してどんな姿勢を示すのかという部分から自社の社風と合うかどうかを見ています。

考える力という点に関しては、ガクチカの文章構成・伝え方や深掘り質問への対応力、またガクチカで述べるエピソードの中から考え抜く力があるかどうかを見ているということが挙げられます。

モチベ―ションの根源は、物事に対してどのようなことを活力として取り組むかどうかを評価しています。

一生懸命取り組むことができる活力となるものが自社の環境にもあるかどうかという面でマッチ度を見ています。

これらの三要素を汲んだマッチ度を示すことができれば、入社後に活躍するイメージを与えることができ、選考突破に大きく近づきます。

【ガクチカのフレームワーク】書く際のポイント

次にガクチカを書く際のポイントを解説していきます。

ただSTAR法に従ってガクチカを書いても良いですが、ポイントを押さえることでより人事へのアピールに繋がります。

また、面接も有利に進めることが出来るようになります。

どんな質問が来るか想定

面接に行く前にどんな質問が来るか想定しておきましょう。

下記に想定質問を載せておきます。

以上が基本的な質問になります。

しかし、面接では想定外の質問が来ることもあります。

そういった質問が来た場合には、面接が終わった後どんな答え方が良かったのか振り返りましょう。

そうしてその都度回答のレパートリーを増やしていくことで、面接がどんどん得意になっていきます。

企業の求める人物像をチェック

企業は採用する際に基準を作っています。

なぜなら、企業にはそれぞれ色を持っており、そういった社風や風土に合う人材を取ることでミスマッチを防ぐことに繋がるからです。

こうすることで、企業は長期的なビジネスを実現させています。

そのため、採用の際には企業が求める人物像を軸に就活生の合否を決めています。

無理に合わせることは良くないですが、そういった人物像を意識してガクチカなどの選考に関わるものを作成することで内定に近づくことは間違いないです。

エピソードは複数用意

エピソードは複数用意しておくと、就職活動を有利に進めることができます。

複数用意することで、そのエピソードに適した業界・職種に当てることが出来るため通過率を上げることができます。

具体的に用意しておくと良いエピソードは以下になります。

エピソードを複数用意することは大変なことですが、用意しておくと面接での受け答えの引き出しが増え、選考を有利に進めることができます。

さらに、過去経験を振り返ることになるため、自己分析にも繋がります。

エピソードがないと思っている方は、こちらの記事を参考にしてください。

【ガクチカのフレームワーク】STAR法を意識して書いたESの例文を紹介!

これから具体的にSTAR法を用いた例文を紹介します。

下記を参考に実際にガクチカを書いてみましょう。

例文①

私が学生時代力を入れたことは、学生団体で代表を勤めたことです。
学生団体では半年に一回イベントをしており、普段の活動はそのイベントに向けてメンバーで話し合うことが多いです。
そこで、よく意見を出してくれる人とは反対になかなか意見を出してくれない人がおり、もっと会話に参加してほしいと思っていました。
そこで、そのメンバーに話を聞いてみたところ、会話の切れ目が分からず話せないのだということでした。このことを知り、私はファシリテーターのような役回りを意識し、みんなが平等に発言する機会を取ることに注力しました。
こうして、全員が発言するようになり、質の濃い議論が出来るようになりました。
このことから、ただ不満を募らせるのではなく、その話を聞いてその原因を探ることが大切だということを学びました。

例文②

私は、大学2年生の時に半年イギリスへ留学に行きました。
この留学で英語力を向上させることが最大の目的でしたが、留学先の大学では様々な国籍を持つ留学生が多数在籍しており、授業を通して交流することができました。この交流を通じて、他の文化や考え方に触れ、自分自身の価値観も広がりました。
また、現地のホストファミリーと一緒に生活することも大変貴重な経験でした。ホストファミリーとの交流を通じて、イギリス人とのコミュニケーションの仕方なども学ぶことができました。こうして私の英語力が劇的に向上しました。
このことから、語学を学ぶ際には語学だけでなく、それと同時に異なる文化を理解することの大切さを学びました。

例文③

私は学生時代、ラグビー部に所属していました。
高校からラグビーをしていたため、技術には自信を持っていました。
しかし、体験入部の際に先輩との体つきの違いに驚き、それから、体重を100キロにすることを目標に筋トレ・食トレに注力しました。
初めは慣れない練習メニューでクタクタになっていましたが、それでは先輩に追いつかないと感じ、帰り道の途中にあるジムに入会し、帰る前に必ず寄らなければいけないというルールを決めて筋トレをしていました。
結果的に体重110キロまで増やすことが出来ました。
このことから、忍耐力と自制心を養うことができました。

例文④

私が学生時代力を入れたことは、飲食店でのアルバイトです。
私が勤めていた店舗では研修制度が厳しく、すぐにやめてしまう方が多いという状況がありました。
シフトが中々埋まらず、従業員一人当たりの負担が大きくなってしまっている状況が続く中で、研修制度の見直しを店長と相談し始めました。
社員のみが研修期間、教育を担当していた部分を歴が長いバイトメンバーにも担当を割り振り、業務内容以外でのコミュニケーションを心掛けるようにしていきました。
まずは仲間として楽しい職場を作ろうとする意欲を見せていくことで、新しいバイトメンバーのモチベーション向上を促すことで、研修制度中に退職してしまう人が0人になりました。
自分の研修中の心境から問題の解決法を模索していくことで実際に良い結果がでたこの経験は、物事を考える手順や考えたことを実際に行う実行力を成長させることができました。
入社後も課題に対する主体性を意識し、業務に貢献していきたいと考えています。

まとめ

STAR法を活用したESの作成方法と学びのアピールポイントを理解できたのではないでしょうか。

企業によって求める人材は違うので、ESでアピールする強みは、その企業の求める人物像に合ったものでなくては人事担当者には響きません。

ガクチカをただフレームワークにはめ込むだけでなく、内容や学びが入社後に仕事で活かせると思ってもらえるESの作成を心がけましょう

また、STAR法はESの作成に限らず、順序立てて具体的に物事を伝えたい時に使える手法です。

ESの作成を通じてこのSTAR法を習得してください。

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