【例文付き】ガクチカが本当にない時はどうするべき?見つけ方やコツを徹底解説!

【例文付き】ガクチカが本当にない時はどうするべき?見つけ方やコツを徹底解説!

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録
柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・ガクチカとは
・ガクチカの見つけ方・おすすめのテーマ
・ガクチカを書く際のポイント
・ガクチカの実際の例文

この記事をおすすめしたい人

・ガクチカについて知らない人
・そろそろ就活を始めたい人
・ガクチカになるエピソードがない人
・例文を参考にしてガクチカを書きたい人

目次目次を全て表示する

【ガクチカが本当にない人必見】ガクチカが見つからないわけ

「ガクチカが本当にない」という悩みはどうして生まれてしまうのでしょうか。

結論から述べるとガクチカがないという事は絶対にありません。

実際にガクチカになるエピソードはだれもが持っており、それをどう表現するべきなのかを知らないことで「ガクチカがない」と考えてしまうケースが多くあります。

以下ではガクチカがないという考えに陥ってしまう原因をまとめました。

内容を参考にして、もう一度自分の経験を振り返ってみましょう。

輝かしい実績がないといけないと思っている

企業に向けて発信することになるガクチカは、誰にも負けないようなすごい内容じゃないといけないと思い込んでいる人もいるかもしれません。

例えば、何かの大会で優勝していないといけないとか、表彰された経験がないといけないとか、そんな不安を抱いていませんか?

しかし、実際にはそこまですごい内容である必要はないので、何も心配しなくて大丈夫です。

なぜなら、企業はすごい話が聞きたいのではなく、その人がどのような人間なのかを知りたいと思っています。

そのため、自分が頑張ったと思えることであれば、たとえありがちな内容だったとしてもまったく問題はありません。

何を話すのかよりも、何をどのように伝えるのか?何をアピールしたいのか?を考えながら、ガクチカを話すようにしてください。

大学時代に特に何かを頑張った実感がないと考えている

大学時代を振り返った際に、平凡な毎日を過ごしてきたせいで何も思いつかない人もいるでしょう。

しかし、大学時代の数年間、本当に何もしてこなかったわけではないはずです。

例えば、成績を上げるために猛勉強したとか、あるいはアルバイトを頑張った人も、おそらくいるのではないでしょうか。

もちろん人によっては、自分の趣味に時間と手間を注いできたかもしれません。

たとえ娯楽であったとしても力を入れた経験であれば、その内容もガクチカとして利用することができます。

どんな内容であっても、学んだことを見出し、アピールすることができれば、立派なガクチカを作成することは可能です。

長く継続した経験がない

さまざまな経験はしてきたとはいえ、何も長く続けてこなかったという人もいるでしょう。

そのため、これといってアピールするものがないと思い込んでいませんか?

もちろん長く続けていることがあればアピールしやすいといえますが、ガクチカは必ずしも長く経験を積んでいることである必要はありません。

つまり、あくまでも自分が力を入れていたと思えるものであれば、その内容を企業にアピールすればOKです。

頑張った期間や時間が短いからといって、企業が就活生の評価を下げるようなことはありません。

就活向けの経験がない

ガクチカといえるようなものは一応あるけど、就活に使えそうな内容かといわれるとそんなことはないと思い込んでいる人もいるでしょう。

しかし前述したように、ガクチカの内容は何も問いませんので、就活に向いているものなのかどうかを考える必要はありません。

たとえ娯楽であろうと、小さな趣味であろうと、そこに力を注いだのであればそれがガクチカとしてのアピールポイントになります。

大事なのは自分が取り組んだ内容について、どう頑張ったのかを伝えることです。

そのため、そこに集中して話す内容を考えることで、どんな企業からも高く評価してもらえる可能性は高くなるでしょう。

【ガクチカが本当にない人必見】そもそもガクチカとは

そもそも、就職活動中によく耳にする「ガクチカ」とはなんでしょうか。

就活準備の際「学生時代にもっとも力を入れたこと」を略して「ガクチカ」と呼びます。

「ガクチカ」をたずねられるのは、就職活動のESや面接です。

自分の強みや魅力をアピールする場において、必須回答となっている質問を指します。

多くの場合は「学生時代にもっとも力を入れたことはなんですか」「大学の在学中に熱中したことについて教えてください」といった形でたずねられるものです。

採用担当者は、この「ガクチカ」をもとに就活生の人となりや考え方を判断します。

そのため「ガクチカ」は就活において大きなアピール項目となっているのです。

【ガクチカが本当にない人必見】自己PRとエピソードが被っても良いのか

ガクチカ同様、選考における頻出質問の一つに自己PRがあります。

今までの経験エピソードの数が少ない場合などは、この二つのエピソードが被ってしまい、同じ話を持ち出すことで企業に悪い印象を与えてしまうのではないかと不安に思う学生が多くいます。

結論から述べるとガクチカと自己PRのエピソードは同じであっても問題はありません。

しかし、それぞれアピールするポイントが異なるため、文章を構成するうえで意識するべきことが変わります。

よりこの二つの違いについて詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

【ガクチカが本当にない人必見】企業はガクチカで何を見ている?

大きく分けると、企業は、学生時代に頑張ったことの過程の経験を通して、「人柄・人間性」と「ポテンシャル」しか見ていません。

ガクチカでは、実績・成果や考え方・価値観、実際に取った行動など様々なことを話しますが、それらすべては「人柄・人間性」と「ポテンシャル」を判断するための根拠となる話です。

そして、企業はそれら2つと自社を照らし合わせて応募者とのマッチング度や期待感を評価しているのです。

よって、学生時代に頑張ったことを何も考えずただ話すだけではいけません。

企業がガクチカを通して知りたいこれらのことを意識しながらガクチカを考え、伝えていくことが大切です。

モチベーションの源泉は何か

まず企業の多くは、ガクチカを通してモチベーションの源泉を見ています。

その理由は、できる限り長く自社で働いてほしいと考えているからです。

そのためにも、その人がどんなことに対してモチベーションを維持するのかを、あらかじめ知っておきたいところは少なくありません。

例えば人から求められると頑張りたくなるタイプなのか、それとも難しいことに挑戦することに燃えるタイプなのか、あるいはゴールの先にある報酬に対して努力できるタイプなのかなど、人によってまったく違ってくるでしょう。

それぞれの企業によって扱いやすいと考える人材も違うため、きちんと調べた上でアピールすることも大切になります。

結果ではなく過程

採用担当者がガクチカから就活生の人となりを見るとき、重視するのは「結果」ではなく「過程」の部分です。

「どうしてそれに打ち込むことを決めたのか」、「活動中にどのような問題に直面し、それを解決するための自分なりの考え、行動特性は何か」、「どのように乗り越え、そこから何を学び得ることができたのか」といったエピソードを見ています。

これらのことから、その就活生の性格や考え方が自社の社風と合っているかや、仕事に役立つものなのかを確認しようとしているのです。

したがって、ガクチカに必要なのは輝かしい業績や結果ではなく、自分の打ち込んだことに対する、あなた自身のまとまった考えや価値観であるともいえるでしょう。

社風とマッチする人材かどうか

前述したように、経験の過程における考え方や価値観、行動特性などから応募者の人柄や人間性を企業は見極めています。

それらを自社の理想の人物像に照らし合わせ、自分が一緒に働きたいかという感覚も合わせながら総合的に企業は応募者を評価しています。

よって、ネットからの情報だけでなく、OB訪問なども通して、志望企業の社風を言語化できるレベルで知っておくことが大切です。

その上で、ガクチカを通して自分がその企業で働いている姿を採用担当者にイメージさせ、その企業にマッチした人材であることをアピールしましょう。

活躍できそうな人材かどうか

学生時代に頑張ったことの経験がどんなに華々しく優れていても、それが企業で活かせる経験でなければ、企業側からしたら「すごい経験してるなー」と思うだけで、採用するメリットはないと判断されてしまいます。

逆に言えば、学生時代はバイトと遊びしかしておらず、自慢できる経験が何一つない学生でも採用担当者の評価ポイントを押さえた上で、伝え方を工夫すれば十分に有名大手企業から内定を勝ち取ることは可能です。

だから、学生時代の経験を志望する企業でどう活かしていくかという意思とそれを成し遂げるポテンシャルを明確に示し、アピールしなくてはいけません。

上手く伝える力があるかどうか

ガクチカの中身はもちろん重要視されるポイントになりますが、厳密にいえばそれだけではありません。

それ以前に気をつけなければいけないのが、ガクチカをどのように伝えるのかです。

企業はその人が何かを説明する際に、うまく伝える力があるのかどうかも見ています。

なぜなら、物事の構成を考えてうまく伝えられない人は、仕事においても支障が出てしまうおそれがあるからです。

また、これはESだけの話ではなく、面接の場面でも同じようにチェックされることになるでしょう。

だからこそ、あらかじめどのような形で、どんな順番で伝えるのかを考えておかなければいけません。

どんな人にもスムーズに理解してもらえるような伝え方ができれば、それだけでも賢い人材だと認識してもらえるでしょう。

【ガクチカ面接対策】面接で好印象を得るために対策をしよう!

選考の面接において、「ガクチカ」は頻出質問であり、

ここで好印象を得られるかどうかが通過率を動かすキーポイントと言えます。

ESのガクチカをただ読むのではなく、面接用にガクチカを作りましょう!

またこのツールでは深掘り質問への対策もできるため、

面接力を大きく向上させることができます。

ツールで作成した面接用のガクチカ

私が学生時代に力を入れたのは飲食店でのアルバイトです。
働く店舗は売上の伸び悩みを問題としていたという理由で自分にできる売上向上施策をするという目標を掲げ、取り組みました。
飲食店でのアルバイトに取り組む中で、中々売上が向上せず、プレシャーのみが積み重なってしまうという困難にぶつかりました。
それに対して、先輩や上司に積極的に相談をするという行動を取ることでアドバイスをもとに施策を考え、売上を1.5倍に伸ばすという結果につながりました。
この経験を通して周囲とコミュニケーションを取ることと積極的に動くことの大切さということを学び、貴社に入社後は経験で得たことを活かして活躍していきたいと考えています。

【ガクチカが本当にない人必見】ガクチカの見つけ方

人目を引くようなインパクトのある経験は、たしかに採用担当者の印象には残りやすいでしょう。

しかし、そのような経験を無理にひねり出そうとしなくとも、自分の人生を一から見つめ直し、徹底的に自分と向き合えば、自分が身近に取り組んでいることなどの思わぬところにガクチカは隠れています。

ガクチカを見つける方法としては、大きく分けてシンプルに2つしかありません。

どうしても見つからないと思う人のほとんどは、この2つが十分にできていません。

徹底的な自己分析を行う

自己分析をして、ガクチカを決める際に重要なのは「どうしてその経験を重要視しているのか」といったあなたの考えです。

選考では、その自分自身の考え方や意見を順序立てて伝えられなければ、どんなに華々しい経験も聞く側にとっては薄っぺらいものになってしまいます。

その考えを元に、普段継続して行っていることや「これだけは頑張る」と決めていることなどを深掘りしてみると、魅力的なガクチカは隠れています。

しかし、そんな自己分析なんかとっくにやってるし、それでも見つからないんだと思う人は多いでしょう。

そこでおすすめするのが、「自分史」です。

小学生くらいから今までの自分の歴史を全て事細かに書いてみましょう。

そして、どの出来事でどう感情が変化したのかという感情の起伏をモチベーショングラフにして表しましょう。

そうすることで、今まで気づかなかったことが見えてくるはずです。

ガクチカはいつのことでも良い!

ガクチカは必ずしも大学時代の経験でないといけないということは決してありません。

小学校・中学校・高校、どの時代のことであっても、そこで培ったことや学んだことなどが現在にも通じていて、そしてその経験が仕事へ十分に活かせるようなもの、そのポテンシャルを表せるものであれば全く問題ありません。

人生においての全ての経験が今のあなたを形作っています。

そして、その経験の大小というのは人それぞれです。

もし、今のあなたを形作った最も大きな経験が小学生から続けているゲームや漫画などの趣味であるのならそれがあなたにとってのガクチカです。

より詳しい自己分析のやり方については以下の記事でも紹介しているので、参考にしてみてください。

他己分析を行う

自己分析で行き詰まったら、まずは身近な人に自分のことについて聞いてみましょう。

思いがけない気づきや発見があるものです。

また、OB訪問などで、自分の経験を聞いてもらって話していくうちにガクチカとなるエピソードが出来上がるということもよくあります。

就活は個人戦でもあるため、一人で考える時間がどうしても多くなってきてしまいます。

一人でどれだけ考えても何も思いつかず、時間だけが過ぎていくというような状態にほとんどの就活生が陥るでしょう。

そんな時は行動あるのみです。

頭で考えてダメなら、一度自分の頭をリセットして他人に頼りましょう。

これができるかどうかが就活を成功させる1つの大きな分かれ道です。

長所や強みを軸に考える

ガクチカが思いつかずにいる人は、視点を大きく変えてみるのも1つの手です。

例えば、自分にはどんな良いところがあるのかを、自己分析を踏まえた上で考えてみましょう。

なぜなら、強みを軸にして考えることにより、ガクチカといえるエピソードが思いつくこともあるからです。

どんな人にも良いところは必ずあるはずなので、ぜひそこから最高のガクチカを作ってみてください。

また、自分の長所からガクチカを作ることができれば、具体的にどこをどうアピールすれば良いのかが明確になるため、いきなりガクチカエピソードから考えるよりも一貫性のあるわかりやすいアピールがしやすくなるでしょう。

ガクチカ作成ツールを活用する

どれだけ考えてもガクチカを自分で作るのが難しいと、悩んでしまう人もいるかもしれません。

そんな時でも、決して諦めないでください。

なぜなら、ガクチカを作るのが苦手な人のために、今ではガクチカ作成ツールと呼ばれるものが存在します。

つまり、専用ツールを活用すれば、たとえガクチカが思いつかない人でも最高のガクチカを作ることができるのです。

もちろんツールを使ったことがない人でも簡単に触れるものになっているため、何も心配する必要はないでしょう。

以下にガクチカ作成ツールについて、詳しく解説していますのでぜひチェックしてみてください。

【ガクチカが本当にない人必見】ガクチカのおすすめテーマ

ここからはガクチカを作成するにあたっておすすめのテーマを紹介していきます。

これらのポイントを抑えておくことで、ガクチカが本当にないと悩んでいる方でも何かしら当てはまるものが見つかるかもしれません。

ガクチカのおすすめテーマ

・成果にこだわらず頑張ったこと
・自分の好きなことや得意なこと
・習慣になっていること

成果にこだわらず頑張ったこと

成果にこだわらず頑張ったことは、学生時代に力を入れたこととしてアピールするのに十分な材料となり得ます。

どのように頑張ったのかをしっかりと説明することができれば、十分アピールにつながると言えるでしょう。

例えば大学での授業の話やゼミの話、資格勉強やサークル、アルバイトの話など、どれでも使えるエピソードになります。

この中で自分が少しでも力を入れたものがあれば、話してみるのが良いでしょう。

もちろん無理やり話を作ることはよくありませんが、自分の中では頑張ったと思っていないことでも、周囲から見ると十分努力していたと評価できるようなものもあります。

自分を過大評価しすぎるのはよくありませんが、過小評価するのもよくありません。

自分では「自堕落な大学生活を送ってしまった」と思っているかもしれませんが、何かしらあなたが頑張ったことはあるはずです。

また、周囲の人に聞いてみるのも良いでしょう。

自分の好きなことや得意なこと

自分の好きなことや得意なことを挙げれば、ガクチカを作成する際も非常にスムーズでしょう。

自分の好きなことや得意なことをしっかりと書いていくことが大切です。

自分がどのようなことが好きで、得意なのかを考えてみましょう。

そしてそれが活きた、ポジティブなエピソードがないかも考えてみることが大切です。

きっと何かしら1つあることでしょう。

しっかり自分の好きなことや得意なことについて深掘りをすることができれば、中身のあるガクチカを作成できる可能性も高いです。

自分が何をする時に楽しいと感じるか、何が周りと比べて得意であるか、一度客観的に考えてみるのも良いでしょう。

習慣になっていること

習慣となっていることをガクチカにするのも選択肢の一つです。

例えばあなたの中で習慣となっていることは、あなたにとって当然のルーティンであるとみなされており、周りから見れば素晴らしい行動であったとしても自分では大したことがないと感じてしまうことも多いです。

例えば入学から同じアルバイトをずっと続けていた人は、それが当然と思っているかもしれません。

しかし、長く同じ場所で働けるというのは素晴らしい能力です。

その他、毎朝早起きをしたり、ストレッチをしたり、ジムに行ったり、30分読書をしたりなど、習慣になっていることはあなたにとって「当然」かもしれません。

しかし、人によっては続けるのが難しいこともあります。

長く同じことを続けるというのは、それだけ忍耐力や継続する力が必要であるということなので、一度客観的に自分のことを考えてみましょう。

【ガクチカが本当にない人必見】ガクチカの構成をおさらいしておこう

ガクチカは基本的な文章構成が決まっています。

ぼんやりと書く内容が決まった場合、やみくもに書き出す前に正しい文章構成を把握することで、好印象につながるガクチカが作成しやすくなります。

以下で紹介する構成を参考にして、ガクチカを作り始めましょう。

Point(結論)

まずPREP法のPの部分に当てはまるのが、結論です。

つまり、ガクチカを作る際には、いきなり結論から話し始めるのが良いでしょう。

なぜなら、最初に結論を伝えることにより、その後の展開をスムーズに理解してもらいやすくなるからです。

どんな物事にもいえることですが、結論がわからない状態で何を話しても、相手によってはなかなか頭に入らないでしょう。

そんな状態では自分のアピールポイントもぼやけてしまうおそれがあるため、必ず最初に結論を伝えておかなければいけません。

ちなみにこれは、ESではもちろん、実際の面接でも意識しておいてください。

そうすれば、話の伝え方を高く評価してもらえる可能性も出てきます。

Reason(理由・根拠)

PREP法のRの部分に当てはまるのは、理由・根拠です。

要するに、結論に至った理由や根拠を、すぐに明確にしていきましょう。

なぜなら、そこがわからないと、その後どんなことを話したとしても説得力に欠けます。

つまりせっかくのアピールを自分で台無しにしてしまうおそれがあるため、必ず結論の後に理由や根拠を付け加えるようにしてください。

また、できることなら数字で表せるようなことを示す方が良いでしょう。

例えばアルバイトで売上に貢献したことをアピールしたいなら、具体的に毎月何%くらい貢献できていたのかまで、ここで伝えるのも重要です。

数字を出すことによって自分のすごさが伝わりやすくなるため、忘れないようにしてください。

Episode(経験)

PREP法のEに当てはまるのが、経験です。

つまり、ここで初めてガクチカエピソードを伝えることになります。

自分が今までどのようなことを経験してきたのかを、しっかり余すことなく伝えるようにしましょう。

また、常に考えなければいけないのが、相手がその時の状況をイメージしやすいように伝えることです。

そのため、あらかじめガクチカエピソードの中身を書き出して、綺麗に整理するようにしてください。

また、もう1つ意識してほしいのが使用する言葉です。

例えば、専門用語を多用してしまう人も世の中にはいますが、基本的にはNGだと思っておきましょう。

必ず誰にでもわかる言葉に直した上で、ガクチカエピソードを伝えてください。

結果・学び

さまざまな経験を学生時代にした上で、最終的にどうなったのかを簡潔に述べていきましょう。

この時、必ずしも成功した内容である必要はありません。

企業はガクチカエピソードを通じて、その人がどんなことを考えて行動したのか?どんなことを得たのか?といった部分に注目します。

そのため、結果的にそれが失敗に終わっていたとしても、何も採用に響くことはないでしょう。

間違っても、失敗したのに成功だったと嘘をつくことだけはやめてください。

そして、自分がガクチカを通じて何を学ぶことができたのかを、ハッキリと伝えるようにしましょう。

そこに対して企業は、高く評価します。

【ガクチカが本当にない人必見】ガクチカの書き方

エントリーシート(ES)にガクチカを書き込む場合は、ダラダラと書き連ねるのではなく、見やすくすっきりとした構成にしましょう。

また、話が前後するような構成になると、何を伝えたいのかがわからなくなってしまいます。

これらの課題を解消するために、フレームワークを意識した文章にすると良いでしょう。

おすすめの構成としては以下の通りです。

おすすめの構成

①何に取り組んだのか
②動機
③目標と困難
④取り組みと結果
⑤学び
⑥企業での活かし方

エントリーシートの場合は文字数制限があるため、①~④をまずは最優先で書きましょう。

⑤⑥に関しては、文字数に余裕がある際や、面接での深堀対策として準備しておきましょう。

こうした項目ごとに段落を分け、簡潔に文章をまとめることで、全体的に読みやすくできます。

【ガクチカが本当にない人必見】ガクチカの構成

ここではガクチカのおすすめの構成についてご紹介します。

ガクチカを作成する際に当てはめて参考にしてみてください。

何に取り組んだのか

自分が何に取り組んだのかについては、しっかりと分かりやすく述べることが大切です。

最初にまず自分が何に取り組んだのかを簡単に説明していきましょう。

簡潔に分かりやすく書くことで採用側は読みやすくなりますし、あなたが今後話す内容を念頭に置いて読んでいくことができるので、必ず述べるようにしましょう。

どの文章においても先に結論を述べることは非常に重要です。

ガクチカだけでなく、自己PRや志望動機を作成する際もこの点は念頭においておきましょう。

動機

次はどのような動機でそのガクチカに取り組んだのかについて話していきましょう。

就活では主体的な人材の方が高く評価される傾向にあるため、「周りに強制されたので始めた」という言い方はしないようにしましょう。

必ず自分がモチベーションを高く持って、積極的に取り組み始めたものであるという言い方をすることが大切です。

誰が読んでも分かりやすい、具体的な動機を書きましょう。

目標と困難

次は目標と困難について話していきましょう。

社会人になってから目標設定能力や計画性は非常に重要になってくるので、目標を立てることが非常に重要なのです。

そして、エピソードに説得力を持たせるためにどのような点が困難だったのか、具体的に分かりやすく述べるようにしましょう。

この部分をどれだけわかりやすく話せるかどうかで、あなたの就活の成功がかかっていると言っても過言ではありません。

取り組みと結果

次に取り組みと、その結果で前に立てた目標や困難に対してどのようにアプローチしたのか具体的に解説していくことが大切です。

ガクチカは結果よりも家庭が重視されるので、取り組みをしっかりと書くことが重要であると言えるでしょう。

自分がどのようなことに取り組み工夫をしたのか述べることで、入社してからも具体的な問題解決への対策を自分で考えて取り組んでいける人材であるとみなしてもらえる可能性が高いです。

学び

そして実際に取り組みを行い、その結果を経てどのように感じたのか、どのようなことが分かったのか、学んだのかについて詳しく解説していくことが大切です。

しっかりと学びを得られているのならば、企業からの評価も高くなるので、盛り込んでおくようにしましょう。

より好印象を与えるためにも、どのようなことを学んできたのかを詳しく述べていくことが大切です。

わかりやすい言葉で、簡潔に伝えましょう。

企業での活かし方

企業での生かし方について最後に述べていくことが重要です。

学生時代に力を入れたことは、自分が頑張った取り組みについて書くだけでなく、その経験を入社後にどのように活かすかについて書くことが大切です。

これにより、あなたの魅力は当然のことならば、志望度を伝えることができます。

実際に企業で経験を活かす想像ができているということは、内定が得られた場合、就職する可能性が高く、強い意志を持っているということを伝えられるものです。

【ガクチカが本当にない人必見】エピソード別ガクチカを書く際のポイント

身近な取り組みや経験を利用できるからこそ、ガクチカの内容は多岐にわたります。

エピソードの中身によって、文章を書く際に気をつけるべきポイントも変わるでしょう。

また、それぞれのエピソードには個別の特徴やアピールできる強みの種類が存在します。

自分がアピールしたい特性と合わないエピソードを選んでしまうと、最終的にあなたの魅力が採用担当者にうまく伝わりません。

ここからは、ガクチカの書き方や選び方のポイントをエピソード別に紹介します。

そのエピソードでアピールできる要点は何かを把握してガクチカを作成し、就職活動に活かしましょう。

アルバイト

ガクチカとしてアルバイトの経験を用いる場合、アピールできる強みは「社会人としての経験」です。

金銭が発生しているため、業務にかけた熱意や責任感、プロ意識なども強調することができます。

また、そのアルバイトの職種が接客業であれば、コミュニケーション能力をアピールすることもできるでしょう。

ほかにも、塾講師の経験があるならば、生徒と向き合って仕事をしてきたエピソードが活かせれば、問題解決能力をPRすることも可能です。

このように、業種によって異なったポイントをアピールできるのがアルバイト経験の魅力といえます。

たとえばスーパーマーケットでのレジ業務経験では「始めたばかりの頃はレジ打ちに手間取ってしまったが、商品を通す順番の工夫をするなどして、お客様を待たせることなく、業務を遂行できるようになった」といった努力を強調するような文章も作成できるでしょう。

責任をもって成し遂げようとしたこと、できるようになったことを中心に文章を作成するとより効果的です。

部活動やサークル

大学での部活動やサークル活動は、多くの学生が取り組んでいる内容です。

そのため、ガクチカとして使い、採用担当者の印象に残ろうとするなら、ほかの就活生との差別化をはからなければなりません。

しかし、その差別化には工夫が必要です。

「活動の質を向上させるために何をしたか」「活動の中で他者から良い評価を受けたり感謝をされたりしたことは何か」など、具体的なエピソードをあげて説得力を高めましょう。

このような活動について使えるエピソードの例として、「運動部として大会の成績を上げるために、他校のチームを分析して対策を練った」「文化部として活動の楽しさを広めるために、イベントの出し物について積極的に意見を出した」「サークル内で率先してトラブルを解決したため、仲間から信頼を得られた」といったものがあります。

ゼミ活動

ゼミ活動など、学業に関するテーマは採用担当者の目を引きやすくなります。

なぜなら、学科に始まりどこのゼミに所属するか、研究テーマに何を選ぶかといった「何を学んでいくか」といった分野は、学生自身が自発的に選択する項目であるためです。

しかし、ゼミでの研究内容や活動の紹介に時間を割いてしまうと、自己PRではなくゼミのPRになってしまいかねません。

そういった研究内容や実績だけではなく、チームや組織として何を目指し、どんな取り組みを行ったかを中心に自分の行動を深掘りしてエピソードを練りましょう。

「研究や実験を成功させるためにリーダーシップを発揮した」「失敗があったときに仲間をはげますなど、最後まで協力して活動できるようにチームの協調性が高まるような働きをした」など、仕事を始めてからも期待されるような働きをアピールできると効果的です。

インターンシップ

就活にあたり、短期のインターンシップに臨む学生は増えていますが、長期のインターンシップは短期のものほど多くないのが現状です。

そのため、長期のインターンシップ経験があれば、ほかの就活生と差別化をはかれます。

この場合、選考を受ける企業でインターンシップに臨んだ経験があればベストではありますが、そうでなくとも同じ業界であれば志望動機につなげることも可能です。

たとえまったく違う業界であっても、アルバイトと同じく社会人経験の一環としてアピールできます。

「会社で実際に働いてみて学びを得たことがある」「インターンシップで業界を見たことで、よりここで働きたい気持ちが強くなった」など、どのような影響を受け、今後にどう活かしていきたいかを軸にエピソードを練ると良いでしょう。

資格

資格取得のエピソードは、学習にかける自主性のほか、勉強を続けようとする継続力や粘り強さを評価されやすい内容です。

「合格した」という成果はもちろん、「なぜ取得しようと思ったか」「その資格を取って身についた知識や技術をどう活かすか」といった内容を明確にすると良いでしょう。

「この業界にどうしても就職したかったため、即戦力となるために業務に関わる資格を取得した」「資格を取るにあたって、合格までにどのように勉強をしたら良いかという計画性が身についた」「一度は試験に落ちたものの、学習の仕方を改善して次の機会には合格できた」など、合格までの過程に物語性を持たせやすいのも利点です。

ただし「資格の取得自体が目的で、そのあとに活用できなさそう」といった印象を与えないように注意が必要でしょう。

留学

留学経験でアピールされるのは、海外の人とも臆せずに会話ができるコミュニケーション能力や国外に出ていく行動力が多いです。

しかし現在、留学自体は珍しくなくなってきたため、それだけではエピソードとして弱いものになってしまいます。

ガクチカとして留学の経験を利用し、ほかの就活生との差別化をはかるためには、「留学に行こうと考えた目的や目標」「その経験から得た学び」などを軸にする必要があるでしょう。

「ホストファミリー以外の人とも積極的に交流したいと考え、期間中○人との会話を目標に実際には△人と話すことができた」「さまざまな国籍の人と交流することで、国内外の問題としてこのようなことが見えてきた」など、単なる感想に留まらないような自分の意見を織り込むことがポイントです。

ボランティア活動

ボランティア活動は多くの学生が経験するものではないため、他の候補者と差別化を図る絶好の機会です。

ボランティア活動について話す際に特に重要なのは、主体的に取り組んだ点を強調することです。

「ただなんとなく参加していた」や「就活のために参加していた」ではなく、自ら課題を見つけ、解決策を提案し、実際に行動に移した経験を具体的に伝えるようにしましょう。

また、活動を通じて得た学びや成長についても触れることで、自分の成長の過程を分かりやすく示すことが可能です。

例えば、コミュニケーション能力、問題解決能力、チームワークの大切さを学んだエピソードを織り交ぜると良いでしょう。

また、ボランティア活動が自分の将来の目標やキャリアにどのように結びつくかを述べることで、説得力をさらに増すことができます。

このように、自分の役割や取り組んだ内容を具体的に説明することで、読者に強い印象を与えることが可能となるのです。

趣味

趣味に関するエピソードを書く際は、具体的な活動内容やその中での学びをしっかりと伝えることが重要です。

「ただ単に趣味を楽しんでいただけ」という文章展開ではなく、どのようなスキルや知識を身につけたのかを明確に示しましょう。

例えば、趣味を通じて得た忍耐力や集中力について話す、あるいは新しい技術を習得する過程で直面した困難を乗り越えたかを具体的に話すことで、自己成長をアピールできます。

また、その趣味が他の人とどのように差別化できるのか、また将来の目標にどのように結びつくのかを示すことも効果的です。

趣味が単なる遊びではなく、自分自身を成長させる1つの要素であることを示すことで、面接官に強い印象を与えることができるでしょう。

卒論

中には卒論を制作しなくても卒業できる学部もありますが、卒論は多くの学生が経験するため、単なる完成報告に終わらせないようにする必要があります。

差別化のためには、どのようなアプローチで研究を進めたのか、またどのような課題に直面してどのように解決したのかを具体的に説明することが重要です。

例えば、仮説の設定からデータ収集、分析の方法まで細かなプロセスを丁寧に説明することで、論文執筆への熱意を示すことができます。

また、卒論を通じて得た知識やスキルが今後どのように役立つかを述べることで、その経験が単なる学業の一部ではなく、実践的な価値があることをアピールできるでしょう。

論理的思考力、分析力、問題解決能力など、具体的に成長できた点を挙げることが推奨されます。

また、美大などで芸術系の学問を学んでいた方は、卒論の執筆ではなく、卒業制作をしたことでしょう。

卒業制作の話をする際にも、どのような工夫をしたのか、どのような成長ができたのかについて話し、将来の業務にどのようにその経験が結びつくか説明できると良いです。

【ガクチカが本当にない人必見】エピソード別ガクチカの例文

ここからはここまで紹介してきた内容を踏まえた上でエピソード別のガクチカの例文について詳しく紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

例文①:アルバイト

学生時代、私が力を入れたのは居酒屋でのアルバイト経験です。
私は居酒屋で働きながら、料理の提供方法や接客時の掛け声を改善することに注力しました。
料理の提供は単なる仕事の一部ではなく、お客様に喜んでもらうための重要な要素であると認識していました。
この取り組みの動機は、お客様がより良い体験をすることで、居酒屋の評判を高め、リピーターを増やすことができるという信念からでした。
私の目標は、お客様にとって忘れられない食事の体験を提供することでした。
最初は、どのように接客すれば良いのか、どの掛け声が最適なのかを見つけるのが困難でした。
私は異なる接客方法を試し、お客様の反応を観察しました。
声かけの方法や料理の提供方法を変えることで、お客様の反応が明らかに良くなり、満足度が高まるのを実感しました。
この経験から、細部に注意を払い、顧客のニーズに応えることの重要性を学びました。
また、柔軟に対応し、状況に応じて行動を変えることの大切さも学びました。
居酒屋でのアルバイト経験は、私にとって単なる仕事以上のものでした。
お客様との直接的な接点を通じて得た学びを活かして、貴社の業務にも貢献していく所存です。

例文②:部活動

学生時代に力を入れたのは、大学でのサッカー部での経験です。
私の主な取り組みは、練習の質と量を向上させること、およびチームメイトや対戦相手の選手分析を行うことでした。
この取り組みは、レギュラー選手としての地位を確固たるものにし、チームの勝利に貢献したいという強い願望からでした。
私の目標は、個人の技術向上とレギュラー選手としての地位を獲得することでした。
常に高いレベルの練習を維持し、戦略的に選手を分析する必要がありましたが、時間と体力を大いに要求する困難な課題でした。
練習の質と量を増やし、選手分析にも力を入れた結果、個人のスキルが顕著に向上しました。
これにより、レギュラー選手としての地位を確立することができ、チームの成功に貢献しました。
この経験から、私は目標達成のための自己管理と努力の重要性を学びました。
また、チームメイトや対戦相手を分析することで、異なる視点からの戦略的思考能力が磨かれました。
この経験を活かし、貴社の業務でも分析力と論理的思考を活かし、プロジェクトを円滑に進める一助となる所存です。

例文③:ゼミ活動

私が大学時代に最も力を入れたのはゼミ活動です。
大学に入学した最大の動機が、尊敬する教授のもとでマーケティングを深く学びたかったからです。
この教授の授業では理論だけでなく実践形式のマーケティング課題に何度も取り組む機会がありました。
この経験を通じて、私は実際のビジネスシーンで直面する複雑な問題を分析し、戦略的な解決策を導き出す力を養いました。
特に印象深いのは、長期インターンシップで参加したマーケティング会社のプロジェクトで、ゼミで培った知識とスキルを活かしてチームを成功に導いた経験です。
この体験を通し、高い分析力と粘り強さがどれだけ重要かを学びました。
分析力と粘り強さを活かし、貴社のプロジェクト成功にも貢献する所存です。

例文④:インターンシップ

私が学生時代に力を入れたことはインターンシップです。
私は就職活動に臨む前に実践的な経験とスキルを身に付けたいと考え、参加しました。
インターンシップ初期では週に1回程度、成約を達成するのがやっとの状態でしたが、その都度、上司や同僚からの徹底したフィードバックを真摯に受け止め、アプローチを改善していきました。
そして、徐々に自己のパフォーマンスを向上させ、インターンシップ期間の終わりには他の参加者に比べて約2倍の成果を挙げるまでになり、最高成績を収めることができました。
この経験から最も大切なことは、単に失敗を避けるのではなく、失敗を分析し、それを次の成功へと繋げる力を身につけることです。
この能力を貴社のプロジェクトにも活かし、チームが直面するであろう挑戦を乗り越え、目標達成に貢献したいと考えています。

例文⑤:資格

学生時代に特に力を入れたのは、TOEICの勉強経験です。
TOEICで800点を目指すために、日々の勉強計画を立て、一貫して実行しました。
試験準備のための勉強方法を改善し、勉強の質を向上させました。
英語能力を向上させ、国際的なビジネスシーンで活躍するための準備として、TOEICの高得点を目指しました。
また、自己の語学力を客観的に評価し、今後のキャリアに向けての自信をつけるためでもありました。
目標はTOEICで800点を獲得することでしたが、英語の聞き取りや文法の理解に苦労しました。
特に単語の暗記や長文の理解は時間がかかり、計画通りに進まないこともありました。
そこで定期的に模擬試験を行い、弱点を特定して集中的に勉強しました。
さまざまな教材を使用して、リーディングとリスニングのスキルをバランス良く向上させました。
結果として、目標であった800点を達成することができました。
この経験を通して、目標達成のための計画立案と持続的な努力の重要性を学びました。
目標達成のための計画性と持続力を活かし、貴社でのプロジェクトが予定通り進むよう、尽力したいと考えています。

例文⑥:留学

私が学生時代に特に力を入れたのは、オーストラリアでの留学経験です。
留学に行った理由は、ただ英語力を高めるだけでなく、本来の内気な性格を変え、より積極的な人物になりたいと感じたからです。
そして、私はあえて日本人の学生が一人もいない環境を選びました。
これにより、日常生活の中で英語を使う機会が格段に増え、現地の学生とスポーツや料理をはじめとする様々な活動に積極的に参加しました。
英語力だけでなく、人とのコミュニケーション能力も身につけられました。
留学前は英検3級レベルだった英語力はTOEIC920点を獲得するまでに飛躍的に向上しました。
また、内気だった私の性格も大きく変わり、帰国後の大学生活ではゼミ長を務めるなど、積極的に発言し、リーダーシップを発揮するようになりました。
この留学で得た英語力と社交性を活かし、貴社では海外の取引先との円滑なやり取りを通じて、グローバルなビジネス展開に貢献したいと考えています。
また、社内外の人と良好な関係を築き、プロジェクトやチームワークを推進する力にも自信を持っています。

例文⑦:サークル

私が学生時代に力を入れたことは、国際交流サークルの代表としてイベントを企画したことです。
異なる文化を理解し、相互の交流を深めることで、互いに学び合える環境を提供したいと考え、毎月1回、留学生と交流するイベントを開催し、留学生には自国の文化をプレゼンで紹介してもらい、異文化交流できる機会を作りました。
私はイベントの企画から運営までを担当し、毎回異なるテーマで留学生に自国の文化を紹介してもらいました。
また、イベント後には参加者からのフィードバックを取り入れ、次回の改善点を検討することで、より良いイベント作りを心掛けました。
この経験から学んだのは、計画力と調整力の重要性です。
貴社に就職後も、プロジェクトの計画と実行においてチームをまとめ、目標達成に向けて貢献したいと考えています。

例文⑧:ボランティア活動

私が学生時代に力を入れたことはボランティアです。
多岐にわたる経験を積みたいと考え、地域の清掃活動や児童養護施設での学習支援に取り組みました。
特に児童養護施設では、子供たちに学習の楽しさを伝えるために教材を作成し、一人ひとりの理解度に合わせた指導を行い、多くの生徒が勉強への苦手意識を解消でき、学校に行くのが楽しくなったと嬉しそうに伝えてくれました。
この経験を通じて、一人ひとりに合わせたわかりやすい説明が得意になり、研究室で後輩に指導する際も「先輩の説明はわかりやすい」との言葉をいただきました。
貴社においても、同僚の方や先輩方に説明を行う際はもちろん、取引先とのやりとりにおいてもわかりやすい説明を心がけ、多くの成約を勝ち取りたいと考えています。

例文⑨:趣味

私が学生時代に力を入れたことは趣味の映画鑑賞です。
当初はただ楽しんで観ているだけでしたが、次第に監督ごとの作品の傾向やテーマを分析し、それを考察するようになり、ブログを開設しました。
ブログでは映画について詳しく分析し、読者に分かりやすく伝えることを心掛けました。
これにより、多くの読者を獲得することができ、分析力と文章力を大幅に向上させることができました。
また、多くの人の心を動かす文章を書くスキルにも自信がつき、継続的にブログを更新することで、スケジュール管理や情報収集能力も養いました。
これらのスキルは、貴社のマーケティング業務において大いに役立つと考えています。
特に、顧客の心を動かす効果的なコンテンツ作成や市場分析の面で、私の経験と学びを活かして貢献したいと思います。

例文⑩:卒論

私が学生時代に力を入れたことはゼミでの卒論制作で、テーマは「AI技術と教育の未来への影響」です。
AIが教育現場に与える影響を学び、特にAIによる個別最適化学習の効果とその課題を探ることを目的としました。
研究を進める中で最も苦労したのは、AI技術が急速に進化しているため、先行研究が少なく、情報の更新が非常に早いことでした。
そのため、プログラミングを学び、データ分析を行いながら実際の教育現場での実証実験を試み、またインタビューを通じて現場の声を収集し、AIの導入がどのように学習成果に影響するかを多角的に分析しました。
これにより独自にデータを収集・分析するスキルや、未知の分野に挑戦する粘り強さを身につけられました。
入社後も、このように自ら考え行動し、新しい技術や方法を積極的に取り入れて業務に貢献する所存です。

【ガクチカが本当にない人必見】それでもガクチカが思いつかない人向けの対処法

これまでの経験を照らし合わせて自己分析をしても、他人に自分のことを聞いてみても、「やはり書けそうな内容がない」という人もいるでしょう。

そういった場合は、今からでも継続して打ち込めそうなことを探してみると良いです。

どんなものがガクチカとして利用できるのか、具体的な例を見ていきましょう。

今からガクチカを作る

今からガクチカを作るのも選択肢の1つです。

就活まで時間がない人はなかなか難しいかもしれませんが、うまく取り組むことで就活と並行しながらガクチカを作ることは十分に可能です。

下記の4つの方法の中から最も取り組みやすいと感じるものを試してみてください。

新しいアルバイトを始めてみる

新しいアルバイトをしてみるのも良いでしょう。

今までやってこなかったような職種、触れてこなかった世界に飛び込めるとなお良いです。

例えばこれまで飲食店のアルバイトしかしてこなかったならば、塾で働いてみても良いですし、企業の採用担当の興味を惹くような少し特殊なアルバイトをしてみるのも良いでしょう。

アルバイトを選ぶにあたってはその経験が就職後に活かせるものであるかどうかについて考えてみるのが大切です。

例えば営業職を目指す場合は商品の売り込みをするアパレルのアルバイトをするのが良いでしょう。

このように、ガクチカと目指す業界が求めるスキルが一致するようなアルバイトを始めることが大切です。

目指している企業と同じ業種を経験できるアルバイトの募集などがあれば、そこで働くのが良いでしょう。

ボランティアをしてみる

ボランティアをしてみるというのもガクチカを作る上でおすすめの選択肢の一つです。

ボランティアはしたことがない学生が多く、特に最近は取り組む人があまり多くありません。

新しい体験になりますし、そこでどのようなことを学んだのかどのような経験を積んだのか話すことができれば良い印象を与えられる可能性が高いです。

ただし、ここで紹介しているように、ガクチカが無く、「無理やり作るためにボランティアに参加している」という人も多いので、そういったニュアンスが伝わらないような動機を話すと良いです。

インターンに参加してみる

まず1つ目の選択肢はインターンに参加してみるということです。

時期にもよりますが、多少遅い時期であろうがインターンを募集している企業は多くあります。

自分の興味がある業界のインターンに参加してみるのは非常に良いことです。

自分がその業界に本当に向いているのかわかります。

実践的な経験を身につけることもできますし、何より学生時代に力を入れたこととして多くの就活生が挙げるものの筆頭としてインターンがあります。

これにより、「学生時代何もしてこなかった」という人でも問題なくガクチカを作成することができます。

その代わり、後で文章を作成する際に困らないためにも、そのインターンを有意義で、中身のあるものにするために努力することは大切です。

卒業論文に力を入れてみる

卒業論文に力を入れてみるのも、ガクチカが本当にない人にとって良い選択肢の一つです。

就活は卒論を作成しながら取り組まなければならないことも多いですし、悪くない選択肢でしょう。

卒業論文はゼミの教授やメンバーと一緒に作成するものなので、ゼミに力を入れることも間接的に卒業論文に力を入れることにつながります。

例えば研究室の雰囲気が良くないならば、あえてレクリエーションを取り入れてみる、色々なメンバーの話を聞いてみるなども良いでしょう。

何かしら問題が発生している場合、それを解決するためにどのようなことに取り組んだのか、そしてその結果、卒業論文制作にどのような良い影響が出たのかなどについて話すと、問題解決能力についてアピールすることもできます。

高校時代のエピソードを用いる

大学時代のエピソードが本当に1つもなくガクチカについて話せることが全くない場合は、高校時代のエピソードを用いるのも選択肢の1つです。

ただし、スポーツや学業などの現在の活動につながるもの、もしくは圧倒的な成績を残したもの、例えばインターハイ出場などではない限りは、基本的には大学時代の経験を探すべきとされています。

大学時代の経験を話さない人材は何も大学で努力をしなかったと思われてしまう可能性があるからです。

しかし、空欄で提出するよりは当然ながらマシであるため、本当にエピソードが存在しない場合は高校時代のエピソードを用いるのも選択肢の1つです。

ガクチカが本当に見つからない時は?

自己分析や他己分析などをしても自分のガクチカをも見つけられそうにない、そんなときは一度就活のプロに相談してみてみましょう。

一緒に企業に好印象を与えるガクチカを作るだけでなく、その他の選考対策など内定まで充実したサポートを受けることができます。

気になる方は下のリンクからチェックしてみてください。

まとめ

ここまで、就活におけるガクチカが見つからないとなげく人に向けて、ガクチカの見つけ方や実際に書く際のポイントについて解説してきました。

ガクチカには、目立つ成果や華々しい経歴が必須ではありません。

やろうと思えば今からでもガクチカに使える経験を積むことは可能です。

しかし、しっかり説得力をもたせたい場合は、やはりずっと取り組んできた結果を用いるのが良いでしょう。

就活直前になって焦ることがないように、自分が現在取り組んでいることや過去に取り組んでいることを振り返って、ぜひ見つめ直してみてください。

最後に、他のガクチカ例文を見てみることもガクチカ作りに役立つ可能性がありますので、以下の記事をぜひご覧ください。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます