【例文あり】ガクチカに教育実習ってあり?魅力的なガクチカを作るためのポイントや注意点を解説

【例文あり】ガクチカに教育実習ってあり?魅力的なガクチカを作るためのポイントや注意点を解説

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はじめに

就活を進めるにあたって「ガクチカ」は必要不可欠です。

ガクチカとは「学生時代に頑張ったこと」の略で、企業の面接やESなどで必ずといっていいほど求められます。

教職を選択していたり、教育系の学部に所属したりしている学生のなかには、教育実習をガクチカとして使いたいと考えている人もいるかもしれません。

ここでは教育実習をガクチカにするのは適切なのか、また教育実習で魅力的なガクチカを作るための注意点などを紹介します。

教育実習でガクチカを作成しようと考えている学生はぜひ参考にしてみてください。

【ベンチャー志望者必見!教育実習でガクチカを作るには】教育実習をガクチカにするのはあり?

そもそも、教育実習をガクチカにするのはありでしょうか。

答えは「あり」です。

教育実習は立派なガクチカのエピソードになるでしょう。

学生と関わっていくなかで得た学びや気づき、授業で工夫したことなど、ガクチカに結びつけやすい経験をたくさん得ているはずです。

それらの経験をしっかりと深掘りしていけば、効果的なガクチカを作成できます。

多くの学生は、アルバイト経験やゼミ活動、サークル活動などをガクチカの題材とする場合が多いです。

そのため、教育実習をエピソードにする学生は珍しく、人事の印象に残りやすいというメリットもあります。

これから説明するポイントや注意点をしっかり押さえて、受かるガクチカを作成していきましょう。

【ベンチャー志望者必見!教育実習でガクチカを作るには】教育実習で魅力的なガクチカを作る際のポイント

教育実習を題材にガクチカを作成するのは、ありだということがわかりました。

それでは、ガクチカの内容はどのように書いていけば良いのでしょうか。

教育実習で経験してきたことをただ伝えるだけでは魅力的なガクチカになりません。

意識して欲しいポイントは、以下の2つです。

①目標や課題に対してどのように取り組み成果を出したかを述べる
②定量化できるところは定量化する

以下ではこれら2点について、詳しく解説していきます。

目標や課題に対してどのように取り組み成果を出したかを述べる

まず意識すべきなのは「目標や課題に対してどのように取り組み成果を出したかを述べる」ことです。

企業側はガクチカのプロセスを通して、あなたの物事への向き合い方や価値観を知ろうとしています。

あなたの内面を知ることで、企業の理念や考え方とマッチしているかを検討し、今後企業で活躍する人材であるかを見極めるのです。

教育実習であなたは、目標を設定したり、さまざまな課題に直面したりしてきているはずです。

それらにどのように向き合い、どう考えてどう行動したかを書いていきましょう。

ガクチカを作成するなかで、犯してしまいがちなミスがあります。

それはガクチカが「活動内容の紹介」になってしまうことです。

教育実習の活動内容の紹介に重点を置き過ぎてしまうと、企業はあなたの内面を把握できません。

企業はガクチカの「実績」や「結果」が知りたいのではなく、「プロセス」が重視されていることを理解して、ガクチカを作成していきましょう。

定量化できるところは定量化する

つぎに押さえるべきポイントは「定量化できるところは定量化すること」です。

あまり聞きなれない言葉かもしれません。

定量化とは「数値で表すこと」です。

なぜ数値で表すことを意識すべきかというと、定量化することで「客観的なガクチカ」を作成できるからです。

ガクチカは自分で経験したことを自分で伝えるため、主観的になってしまったり、聞き手が理解しにくい内容になってしまったりする可能性があります。

そうなることを避けるためにも、定量化をし、人事が理解しやすいガクチカを作成しましょう。

大まかな例ですが、教育実習で「授業に積極的に参加してもらう」という目標設定を「授業の発言率を何%上げる」や「居眠りする生徒数を0人にする」などのように定量化すると、聞き手も内容を理解しやすくなるでしょう。

無理に定量化する必要はありませんが、できそうなところは定量化し、わかりやすいガクチカを作成していきましょう。

【ベンチャー志望者必見!教育実習でガクチカを作るには】教育実習をガクチカにする際の注意点

教育実習の経験は、上記2つのポイントを押さえて作成できれば魅力的なガクチカになるはずです。

しかし、教育実習のガクチカを作成していくなかで、教育実習ならではの注意点も存在します。

押さえておきたい注意点は以下の2点です。

①なぜ民間?などの想定される質問への答えを準備しておく
②専門用語などを使わない

これらを押さえておくと、人事側のマイナスイメージや懸念点を解決できるでしょう。

以下ではこの2つについて詳しく解説していきます。

なぜ民間?などの想定される質問への答えを準備しておく

まず注意点1つ目は「なぜ民間?などの想定される質問への答えを準備しておく」ことです。

面接で教育実習のガクチカを伝えた際に、面接官から「教育実習を経験したうえでなぜ民間企業を志望したのですか?」といった質問をされる可能性があります。

公務員と民間企業では社会的役割や、業務内容に大きな違いがあります。

そのため、なぜ企業へ志望したのかと質問をされる可能性は高いです。

このような質問に対して面接官が納得のいく回答を用意しておきましょう。

ここでうまく回答できないと、「教育がつらくて逃げてきたのかな」「教員免許を取得したら辞めてしまうのではないか」などと、マイナスイメージをもたれてしまうかもしれません。

「在学中に自分のめざす将来像に変化が出た」や「教育現場ではなく、民間企業で自分の力を発揮したい」など人によって理由はさまざまなはずです。

なぜそのような考えに至ったのか、自分の動機や考えの変化を深掘りして、納得のいく回答を用意しておきましょう。

専門用語などを使わない

注意点2つ目は「専門用語などを使わない」ことです。

教育実習をするくらいですから、あなたは教育関連の専門用語を良く知っているでしょう。

しかし、企業の人事担当はそのような専門知識を持ち合わせていないことがほとんどです。

教育系の企業でない限り、企業側は教育実習に関して知識が浅いことを頭に入れておきましょう。

教育に関する専門的用語を多用してしまうと、人事はガクチカの内容を理解できないかもしれません。

せっかく良いガクチカを作成しても、人事に理解されないと意味がありません。

知識量に差があることを念頭に置き、教育に詳しくない人でもわかるような表現や説明をしましょう。

ガクチカを作成済みの人も、難しい専門用語が使われていないか今一度見直してみるといいでしょう。

【ベンチャー志望者必見!教育実習でガクチカを作るには】ガクチカの構成

教育実習でガクチカを作るにあたってのポイントと注意点について理解できたと思います。

ここからはガクチカの構成について説明します。

ガクチカや自己PRを作成するにあたって、構成はとても重要です。

構成次第で人事へ与える印象は大きく変わります。

ガクチカの構成でおすすめなのは、「結論」→「目標や課題」→「取り組み」→「結果」の順で書くことです。

結論を先に提示する方法は「結論ファースト」とも呼ばれ、社会人として働いていくうえで大切な手法ともいえます。

そうすることで、人事はこれからなんの話をするのか把握できるため、その後のエピソードを理解しやすくなります。

結論を先に述べたあと、目標や課題、取り組みを伝えましょう。

ここでは上記のポイントで説明した「定量化」を意識して、具体的に伝えられるように作成しましょう。

そして最後に再度結論を提示すると、うまくガクチカを締めくくることができます。

【ベンチャー志望者必見!教育実習でガクチカを作るには】ガクチカの例文

ここでは教育実習を題材にしたガクチカの例文を紹介します。

私が学生時代に力を入れたことは、2ヶ月間の教育実習です。
「英語が好き」という気持ちから学ぶ意欲が生まれると考え、専門科目である英語を好きになったと思う生徒を1人でも多く増やすことを目標としました。
中高生に人気の洋楽や洋画を取り入れた授業など、英語に興味をもってもらえるよう、工夫した授業を行いました。
しかし授業に正解はなく、よりよい授業を追求し続けても終わりがないことや、生徒によってそれぞれ興味をもつ分野は異なることが課題として浮き上がったのです。
そのためほかの実習生と授業を見せ合い、フィードバックをし合い、授業をビデオ撮影し、客観的に自分分析しました。
授業で居眠りが多かったり、発言率が低かったりすれば、授業のアプローチを変えて繰り返し試しました。
結果的に、実習前後のアンケートで英語が好きと答えた生徒は18人から34人に増加したのです。
担任教師の所見からも「授業を重ねるたびに挙手や発言が増え、生徒の真剣さをはっきり感じた」と言っていただけました。
この経験で、時間をかけて本気で向き合った分、相手も本気にさせられること、改善するために変化し続けることが成長につながると学びました。

まとめ

教育実習でガクチカを作る際は、「目標や課題に対してどのように取り組み成果を出したかを述べる」、「定量化できるところは定量化する」この2点を意識して書くと、プロセスに重点を置いた客観的なガクチカを作れます。

作成時の注意点は「なぜ民間?などの想定される質問への答えを準備しておく」、「専門用語などを使わない」の2点を押さえておけば、教育実習ならではの懸念点やマイナスイメージを払拭できます。

構成は「結論」→「目標や課題」→「取り組み」→「結果」で作成すると、人事へ伝わりやすいガクチカを作りやすいです。

これらのポイントを押さえて、教育実習で「受かるガクチカ」を完成させましょう。

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