【SPI3を完全解説】SPI3とSPIは違うの?SPI3の対策法やコツを紹介!

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はじめに

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就活を始めている方であれば、当然SPI3という言葉を耳にしたことがあるかと思います。

もうすでに受験したことがあるという方もいらっしゃるでしょう。

しかし、似たような言葉でSPIというのも求人サイトなどで目にするはずです。

同じような試験だと推測できますが、もし大きな違いがあったらと不安になるかもしれません。

本記事では、SPIとSPI3の違いはいったいどこにあるのか、そして気になる対策法や難易度についても解説します。

▼▼▼ この記事の要約動画はこちら ▼▼▼

SPI3って何?

SPI3を受けずに就活を終わる方はなかなかいないでしょう。

それだけ多くの企業で採用され、採用選考ではとても重要な位置を占めている試験です。

SPI3を提供しているのはリクナビでもおなじみのリクルート社で、もう40年以上も前から行われている就活の定番といってもよいでしょう。

SPI3は、会社や自宅もしくはリクルート社が運営する専用会場のパソコンで受験するWebテストと、マークシート方式のペーパーテストに分かれます。

自宅のパソコンで受けるものは「Webテスティング」という名前で呼ばれることもあるようです。

SPI3は、性格検査と基礎能力試験の2種類を受験しなければなりません。

性格検査では、あなた自身の性格が受験した企業の社風に合っているかを判断されます。

一方、基礎能力試験はその名の通り、学力を見る試験です。

学力とはいっても中学高校レベルの基礎的な問題ばかりなので心配はいりませんが、慣れないうちは対策が必要でしょう。

木下恵利

大手は応募が多い分、足切りをやる必要があるから、基本はWebテストを実施するところが多いです。 一方でベンチャーはWebテストがある企業は少なく、フェルミ推定などを適正検査として設けている企業もあります。

SPI3とSPIって何が違うの?

企業によっては、求人サイトにSPIと記載されていることもありますが、これはバージョンの違いです。

しかし、現在では基本的にSPIといえばSPI3が用いられています。

SPIと記載があれば、SPI3の試験が行われると思って特に問題ないでしょう。

現在のSPI3とそれまでのSPIの違いは、新しく性格検査が導入されたことです。

SPIに性格検査が含まれたことで、企業側は就職希望者の能力と性格を同時に把握できるようになりました。

SPI3の難易度

SPI3の能力検査における難易度は中学高校レベルです。

それほどレベルの高い問題が出題されるわけではありません。

ただし問題数が多いため、スピーディーに解いていく必要があるでしょう。

高得点を取らないと合格ラインには達しないので、ほんの少しのケアレスミスでも命取りになってしまいます。

また、能力検査は言語分野と非言語分野の2つに分かれています。

言語分野はいわゆる国語の問題で、語彙力や文章読解能力が問われます。

しかし、中学生レベルの国語力があれば、難なく解けるはずです。

また、非言語分野はほとんどが中学レベルの数学の問題が出題されます。

特に対策しなくても解ける問題は多いでしょう。

ただ、長らく数学から遠ざかっていた方は、やり方を忘れているために少し難しく感じるかもしれません。

そういう場合、確率・損益・距離・集合・割合などの求め方について確認くらいはしておいたほうがよいでしょう。

推論や構造把握力分野に関しては不慣れな方も多いため、対策が必要です。

SPI3を活用する意図ってなに?

企業はどのような意図をもってSPI3を活用するのでしょうか?

採用候補者として、なぜ企業がSPI3を活用するのかを知っておくことはとても重要になります。

ここからは企業がSPI3を活用する意図を紹介していきます。

採用候補者についてより深く知りたい

企業がSPI3を活用する一つ目の意図は、採用候補者についてより深く知りたいということがあります。

企業は、適当に選考を行なって内定者を決定することはできません。

なぜなら、そのように選考をした場合、入社後すぐに退職したり、成果をあげることができなかったりする恐れがあるからです。

そのような採用をできるだけ減らすためにも企業側としては、採用候補者について深く情報を知っておくことが重要になります。

そのような状況で役立つのが、SPI3です。

SPI3を活用することで、採用候補者の潜在的な資質面について詳しく知ることができます。

応募者を絞り込みたい

企業が採用試験にSPI3を活用する大きな理由の1つは、効率的に応募者を絞り込むためです。

特に人気企業や大手企業の場合、応募者数が毎年1万人を超えることも珍しくなく、その全員と面接を行うのは現実的に難しいです。

SPI3は言語や非言語の能力、性格傾向を短時間で測定できるため、書類選考を通過した多くの応募者から次の選考に進むべき候補者を迅速に絞り込むことが可能です。

また、SPI3を使用することで応募者の基本的な理解力や思考力、適応力などを客観的に判断でき、一貫した基準で選考を進めることができます。

入社後の配属先を決定したい

企業がSPI3を活用するもう一つの意図は、採用を決定した内定者の入社後の配属先を決定したいということがあります。

SPI3を実施することで、企業側は内定者の潜在的な適性について深く知ることができます。

内定者の適性を深く知ることで、どのような仕事が向いているのかがわかり、どのような仕事を任せることができるのかを判断することができます。

入社後の配属先の決定は重要です。

誤った部署へ配属してしまうと、早期退職に繋がってしまうからです。

以上のような意図を持って企業はSPI3を活用しています。

SPIの出題内容

言語

言語の問題では、二語の関係、語句の意味、語句の用法、文章の並べ替え、空欄補充、長文読解などが出題されることが多いです。

一言で言うならば、高校までは国語と呼ばれていた分野のことを指します。

ただし、国語がこれまで得意だったからといって、何も対策をしないと高得点を獲得することは難しい場合があります。

出題形式を把握せずにいきなり本番に臨んでしまうと、せっかくの国語力を発揮できない可能性もあるため、どのような問題が多いのかについては理解を深めておきましょう。

言語問題についてはこちらの記事で詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

非言語

非言語の問題においては、推論、集合、場合の数、確率、損益算、速度算、割合、情報の読み取りなど、中学・高校レベルの問題が出されます。

論理的思考能力があるかを判断することを目的として出題される問題が多いです。

中学や高校レベルの問題が出題されるため、何も対策をしなくて良いと思っている人もいるかもしれませんが、それは大間違いです。

大学4年間で中学や高校での知識は抜け落ちてしまっていることが多いですし、完全なる初見で問題に臨んでしまうと慌てることも多いです。

何より出題数が非常に多く、一文当たり約1.3分で解き進めなければならないため、確実に答えを導き出す能力だけでなく、スピーディーに回答する練習も必要なのです。

企業によって合格ラインは様々であるため一概には言えませんが、6割から7割ほどの点数が合格ラインと言われているため、特に世間一般に「高学歴」とされている大学に入った方は対策をおろそかにしてしまいがちかもしれませんが、少なくとも一度は実際の問題に触れておくべきです。

SPI3の見極め方法

実はWebテストにはSPI3以外にも、玉手箱やGABなどいくつか種類があります。

ここでは、自分の受けるWebテストがSPI3かどうか見極める方法を説明しましょう。

まず、受験案内に記載されている解答時間を見てください。

これが約35分となっていれば、ほとんどの確率でSPI3です。

また、Webテスティングの場合、送信されたURLが「http://arorua.net/」となっていれば、SPI3だと判断できます。

ただし、このURLは専用会場に行き、パソコンで受けるテストセンター形式でも使われているのでご注意ください。

実際に試験を受ける前にWebテスティングがSPI3かどうか見極めておけば、安心して受験できるでしょう。

木下恵利

診断で配属が決まるのはあるあるだけど、それが全てではなく、あくまで一つの指標です!
就活生を総合職で採用してから配属先を決める際に用いられることが多いです。

SPI3の実施形態

SPI3は実施する形態が多くあり、実施形態を知っておかないと受験時に困ってしまうことになりかねません。

ここでは、SPI3の実施形態を紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

ペーパーテスト

一つ目のSPI3の実施形態として、ペーパーテストがあります。

これは、志望する企業が会場となり、そこでペーパーテストを行うというものです。

パソコンを使用してのタイピング入力が苦手な人はこの形式をおすすめします。

木下恵利

spi3の見極めに関わらず、自分が受ける企業がどの適正検査を導入しているのかを知っておくことが大切です。
企業から選考メールを確認して、そのURLから見分けましょう!

テストセンター

二つ目のSPI3の実施形態として、テストセンターでの受験があります。

この実施形態が最も多く、全体のシェア率の約65%を占めます。

テストセンターでパソコン入力をする形式なので、PCスキルが欠かせません。

木下恵利

テストセンターの場合、1問ごとの制限時間も設けられています。 インジケーターで「緑」「黄色」「オレンジ」の順で残り時間が示されるため、 それに気を取られることなく、取り組むことが大切です。

インハウスCBT

三つ目のSPI3の実施形態として、インハウスCBTという実施形態があります。

これは、ペーパーテストのPC版という感じで、志望する企業が会場になりそこでPCを使用してテストを受験するというものになります。

木下恵利

約1%の企業が導入しています! 不正を防ぎやすいため、Webテストの結果を重視する企業であるといえます。 企業の指定によっては同日に面接も設定されていることもあるため、面接対策も済ませておきましょう!

WEBテスティング

四つ目のSPI3の実施形態として、WEBテスティングという実施形態があります。

これは、自宅や学校で受験することができるのが特徴です。

緊張しづらい環境で受験することができるので、メリットは大きいです。

木下恵利

インターネット環境を整えることや対応ブラウザに対応しているかを確認しておくことが大切です。
万が一回線が切れてしまった場合は途切れた部分から回答が可能ではありますが、
不具合で回答を再開できない場合は、事務局に連絡をしましょう!

SPI3の制限時間

SPI3は時間との勝負であるといっても過言ではありません。

慣れていない人だと、制限時間内に終わらなかったという声もよく聞かれます。

SPI3を突破しないと面接さえ受けられないこともあるので、制限時間内に1問でも多く解くことが大切です。

テストセンターで受験する場合は、1問の制限時間もあるのでますます時間がシビアになります。

SPI3は問題自体の難易度はさほど高くないため、主に迫ってくる制限時間との戦いになるのです。

能力検査

SPI3のうち、基礎学力を測る能力検査の制限時間は、テストセンターやWebテストであれば35分、ペーパーテストの場合は70分です。

テストセンターで受験する場合は1問ずつに制限時間があり、制限時間がくると解答の途中でも自動的につぎの問題に遷移してしまいます。

また、テストセンターだと、受験者の解答状況によって難易度が変化するという特徴もあり、解き進めていくにつれて難易度が増していくのも特徴です。

ペーパーテストの場合は、制限時間は70分となります。

1問の制限時間は特にないので、時間配分を考えて解かなければなりません。

企業によっては以上の能力検査のほかに、オプションで構造把握力・英語各20分間の試験が追加されることもあります。

木下恵利

業界や企業にもよって異なりますが、基本的に6~7割取れていれば良いと言われています。
ただし、「6~7割ほど合っていれば必ず合格」というわけではなく、7割を超えていても不合格となる可能性もあるので、油断は禁物です。
あらかじめボーダーラインを提示している企業もありますので、自分が受ける企業のSPI3に関して、詳細をよく確認しておきましょう。
また、万が一テストの点数が足りていなくても、面接の結果次第で挽回できることもあるので、最後まで諦めないことが大事です!

性格検査

SPI3における性格検査の制限時間は、テストセンターやWebテストの場合は30分、ペーパーテストで40分です。

難しい問題を解くわけではないので、「制限時間はそこまで気にしなくてよいのでは」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、性格検査の質問はとにかく大量です。

SPI3の性格検査は第1部から第3部まで3つに分かれており、合わせて300問近く解答しなければなりません。

したがって、1問につき7秒くらいしかかけられないのです。

これが正解という選択肢もないため、答えに迷うこともあるでしょう。

そのとき、1問に時間をかけ過ぎてしまうと最後まで答え終わらないうちに、時間切れになってしまいます。

あまり深く考え込まずに直感で答えるようにしましょう。

木下恵利

性格検査では、それぞれの回答に矛盾が生まれないように意識することが大切です。
解答する際は真ん中にマークをするのは避けた方が良いでしょう。
自分の意思がどっちつかずで、自己分析ができていないと思われるためです。
迷うこともあるかと思いますが、なるべく「はい」「いいえ」など自分の意思が伝わるような選択肢を選ぶようにしてくださいね。

SPI3の例題を解いてみよう

実際にSPI3の例題を解いてみましょう。

実際にやってみることで自分にあっているのかあっていないのかを明らかにすることができるでしょう。

志望企業選びにも役立つのでぜひやってみてください。

以下のサイトで簡単に実施することができるのでアクセスしてみてください。

SPI無料学習サイト

SPI3の言語・非言語のおすすめ勉強法

SPIの言語・非言語の勉強方法は人それぞれですが、おすすめのものはいくつか存在します。

何から勉強を始めれば良いのかわからないという方は、ぜひ以下で紹介する勉強方法を参考にしてみてください。

言語

言語問題は問題の言葉の意味を知らなかった時点で対策の余地がなく、勘で回答を選ばざるを得なくなってしまいます。

したがって、日頃から言語に対してアンテナを張りながら生活する必要があるといえます。

言語問題における特に重要な対策は以下の2つです。

語彙力を増やそう

先ほども紹介したように、言語問題は日本語、英語問わず語彙力の有無が鍵となってきます。

出題された問題文の中に意味が理解できない単語が存在した場合、どれが正解であるか検討することすらできません。

したがって、日頃からわからない単語が出てきたら、「自分には必要のないものである」と切り捨てるのではなく、少し面倒くさいかもしれませんが、必ず調べて覚えるようにしましょう。

語彙力を増やすことでSPIの対策になるだけでなく、将来的に仕事を行う上で難しい単語が出てきた際にスムーズに理解できるようになります。

出題パターンに慣れておこう

SPIの言語問題には出題パターンが存在します。

頻出の語句などはしっかりと押さえておきましょう。

また、出題パターンを把握しておくことで解答時間を短縮できるため、他の時間がかかる問題に余裕を持って取り組むことができます。

そこまで出題パターンが豊富なわけではないため、何度か過去問を解いてどのように回答すれば良いのか、流れをつかんでおきましょう。

非言語

続いて、非言語の勉強方法についても紹介します。

非言語は回答時間が短い上に、問題数が非常に多いため、特に出題パターンを押さえておく必要があります。

効率よく高得点を取るためにも、以下の2点を押さえた上で勉強を進めましょう。

公式や解法を覚えよう

非言語は数字を扱う問題が非常に多いため、公式や解法を覚えておくことが非常に重要です。

反対に、これらの理解が浅い場合はいくら地頭が良かったとしても、回答を導き出すために時間がかかる、または回答を導き出せないことがあります。

したがって、あらかじめ何度か問題を解き、中学や高校で習ったものの忘れかけている公式や解法があるならば、再度確認しておきましょう。

解説をしっかりと読もう

解説をしっかりと読んで振り返りを行うことは、これまでの受験勉強で重要であったように、SPIでも重要な対策です。

解説を読むことで解き方を理解することができ、似た形式の問題が出た時に対応できます。

余裕があれば、間違えてしまった問題については解説で紹介されている解法を用いてもう一度解き直しておきましょう。

解説は読むだけでなく、その内容を活用できるか、自分で再確認することが大切です。

SPI3のおすすめ対策スケジュール

続いて、SPI3を受けるにあたっておすすめの対策スケジュールについても紹介します。

もちろん、以下のスケジュールに完全に当てはまっていなければ対策がうまく進まないわけではありません。

もっと少ない時間でも、効率的に学習できるならば問題ありません。

しかし、以下のスケジュールを目安にしておくことで、どの程度時間をかければ良いか、いつから対策をすればよいかの指針になるはずです。

必要な勉強時間目安は50時間

SPI3対策では最低50時間の学習が目安とされています。

SPI3は言語・非言語の能力検査に加えて性格検査も含まれるため、それぞれの分野を網羅的にカバーする学習が欠かせません。

言語問題では語彙力や文脈理解力、速読力が求められ、非言語問題では計算力や論理的思考力が求められるため、基本の解法を確実に身につけてから、問題集を繰り返し解いて、慣れていくことが大切です。

あれこれ手を出すのではなく、1冊の問題集を繰り返し解き、出題パターンを把握し、自分の苦手分野を見つけ、重点的に取り組むポイントを明確にしましょう。

大学3年生1月には始めよう

SPI3を受験する時期は大学3年生の3~4月が一般的です。

この時期に万全の準備ができるよう、遅くとも大学3年生の1月から学習をスタートしておきたいところです。

1月からのスタートであれば、基礎からの理解を深めるための時間が十分に確保でき、無理なく対策が進められます。

週に2~3時間ずつの学習を積み重ねるだけで、3月までに50時間を超える対策時間を確保できるため、余裕を持って対策できるでしょう。

早めに対策を始めることで、基礎の理解だけでなく、模擬試験などの実践練習や、テスト本番に近いスピードでの回答練習も十分に行えます。

このように、大学3年生の1月から準備を始めることで、3~4月の試験に向けて余裕を持った万全の状態で挑むことができ、他の就職活動の準備とのバランスも取りやすくなるため、最もおすすめな対策スケジュールと言えます。

SPI3の対策法

SPI3で合格点を取り、つぎのステップに進むためには、どのような対策をしなければならないのでしょうか。

SPI3の出題内容に関しては、難易度はさほど高くないため、対策さえすれば解けない問題はないはずです。

ただ、特に文系学部の方ですと、高校以来まったく数学に触れていなかったり、計算もすべて電卓や表計算ソフトに頼っていたりするという方もいらっしゃるでしょう。

そういう方は、SPI3の基本的な出題と解き方から覚えてください。

業界の出題傾向を調べる

志望する企業や業界ごとの出題傾向を事前にリサーチすることも非常に重要です。

SPI3の試験は多岐にわたる形式や分野で構成されており、受験する業界によって頻出の問題分野や出題形式に違いがあります。

IT業界や金融業界、製造業や商社など、それぞれ異なる能力やスキルが求められるからです。

出題傾向を知っておけば、当日になって「こんな出題方法、見たことがない」と焦る必要もなく、落ち着いて、いつも通りに解くことができるでしょう。

参考書を解く

書店に行けば、SPI3の参考書がたくさん売っています。

その参考書を解いて、出題されるであろう分野の問題に備えてください。

SPI3で正答率を上げたいのであれば、地道に問題を解いて練習するのが一番です。

出題される問題はパターン化されているため、ひらめきなどは特に必要ありません。

解き方さえ覚えてしまえば、あとはどれだけ素早く計算できるかがポイントになります。

とにかく出題傾向に慣れて、解答スピードを上げていくための練習をしましょう。

頻出問題を重点的に解く

限られた時間で効率的に対策を進めるためには頻出問題に集中して取り組むことが最も効果的です。

SPI3は幅広い分野から出題されるため、すべての問題を網羅的に学習するのではなく、出題頻度が高い問題を重点的に解くことが大切です。

満点を取らなければならない資格ではないため、闇雲に時間を使うのではなく、ある程度頻出問題が解けるようになったら、ES作成や面接練習などに時間を割きましょう。

特に、就活だけでなく、ゼミやアルバイトなど、他にもやるべきことがある人は、先に頻出問題だけを完璧にして、その後は隙間時間に対策をすることを推奨します。

時間を計って何回も解く

SPI3は制限時間が非常に厳しいため、時間内に問題を解き切る力をつけることが重要です。

全問に取り組む前に時間切れになってしまう人も少なくありません。

そのため、対策段階から実際の試験と同様に時間を計りながら問題を解き、時間配分の感覚を身につけることを推奨します。

タイマーを使用して制限時間を意識しながら、特にスピードが求められる非言語分野の数的処理や図形問題、言語分野の語彙問題などに重点を置いて練習を繰り返しましょう。

正解していても時間をかなり使っている場合は、どうしたらスムーズに解けるか考え、もしあまりにも時間がかかる場合はいったん飛ばすなどの対策もおすすめです。

オススメの参考書

SPI3の参考書といっても、膨大な数の参考書が販売されているため、どれを使えばよいのか迷ってしまった方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、おすすめの参考書を2冊紹介します。

まずは、「2026最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集」です。

こちらは、テストセンターとペーパーテストの最新の頻出問題がまとめてあります。

そして、時間に追われがちな受験者のために、素早く確実に解ける実践的な解法が紹介されているのも特徴です。

解答が別冊になっているのも、使い勝手がよく、うれしいポイントといえるでしょう。

もう1つのおすすめ参考書は「これが本当のSPI3だ! 2026年度版」です。

こちらは電子書籍も販売されているので、タブレットやスマホなどで勉強できます。

数学から遠ざかっていた方のために算数のおさらいも掲載されているなど、初心者でも安心して使えるでしょう。

問題・解説・答えは見開きで展開されていて、すぐに解答を確認したい方におすすめです。

志望度の低い企業で練習する

参考書をある程度解いて慣れてきたら、今度は実際の試験を受けなければなりません。

まずは、志望度が低い企業で実際にSPI3のテストを受けてみましょう。

どのくらいのスピードで解く必要があるのかわかるはずです。

テストセンターで受験する場合は、場馴れの意味もあります。

学校以外で試験を受けるのは久しぶりという方も、試験場の雰囲気を味わっておけば安心です。

Webテスティングを受けるのであっても、試験の形式に慣れることは必要です。

いきなり志望度の高い企業のSPI3テストを受けるのはリスクもあるので、志望度の低い企業で事前に練習しておきましょう。

実際に試験を受けて経験を積むことで正答率や解答スピードを上げ、本命の試験に備えましょう。

木下恵利

SPI3は、難易度としては中学校〜高校程度であるため、そこまでレベルが高いというわけではありませんが、対策を怠ると高得点は望めません。しかし、出題パターンは決まっているものが多いため、対策はしやすいと言えます。
選考を受けるからには手を抜かずに取り組むようにしてください。

WEBテストの種類

WEBテストの種類には様々なものがありますが、代表的なものとしては以下の5つが挙げられます。

これらのWEBテストは就活において遭遇する可能性が高いため、まずは概要を押さえておきましょう。

玉手箱

玉手箱は、日本の多くの企業で採用されているWEBテストの1つであり、特に難易度が高いとされています。

言語、計数、英語の3つの分野で構成されており、限られた時間内で大量の問題を解く必要があるため、スピードと正確性の両方が求められる試験です。

問題にはパターンがあり、把握しておくことで高得点を獲得できる可能性が高まります。

パターンを覚えておき、繰り返し練習を行い、瞬時に解けるようになることが重要です。

難易度は高いですが、事前にしっかりと対策を行えば十分に高得点を狙うことが可能です。

TG-WEB

TG-WEBは、他のテストと比べても一つひとつの問題の難易度が非常に高いレベルです。

そのため、受験者にとっては非常に難しく感じるものであり、苦手意識を感じる人も多いです。

ただし、TG-WEBは他のWEBテストと比べるとメジャーではなく、実施する企業も限られています。

したがって、特定の企業で必要となった時に集中的に対策を行えば十分であると言えるでしょう。

受ける業界や企業の数によっては、就活において一度も遭遇しないこともあります。

難易度が高いため、過去問や類似問題を活用して事前に問題の形式や出題傾向を把握しておくことをおすすめします。

デザイン思考テスト

デザイン思考テストは従来のWEBテストとは異なる形式で行われるもので、比較的、難易度が高いです。

「創造セッション」と「評価セッション」の2つのフェーズで構成されており、クリエイティブな発想力と論理的な思考力が問われます。

創造セッションでは自由な発想でアイデアを出す力が求められ、評価セッションではこれらのアイデアを客観的に評価する力が必要とされます。

従来の知識重視のWEBテストとは異なり、創造力や柔軟な思考が必要とされるため、難しいと感じる受験者も多いです。

GPS

GPSは、一般的なWEBテストとは異なり、思考力を重視した科目が含まれているのが特徴の試験です。

論理的思考力や問題解決能力が問われることが多く、受験者の思考プロセスが詳細に分析されるテストであることが特徴的です。

対策が難しいこともあり、全体的に難易度が高いと感じる方も多いでしょう。

事前の対策が難しい分、日頃から論理的に考えることや問題解決能力を養うことがこのテストの対策には重要であると言えるでしょう。

CUBIC

CUBICは、能力検査と適性検査の2つの項目に分かれているWEBテストです。

能力検査では中高生レベルの問題が出題され、一般的な学力があるかどうかを確認されます。

一方、適性検査においては受験者の性格や価値観が評価されます。

難易度は比較的低めであるため、何十時間もかけて対策する必要こそないものの、1度は問題を解き、どのくらい解けるかを確認しておくことがおすすめです。

幅広い企業で採用されており、特に新卒採用でよく利用されるため、就活において遭遇する可能性も高いでしょう。

エージェントに相談する

今回はSPIの対策について紹介しましたが、この記事を読んだだけでは悩みが解決できなかった人も多いでしょう。

そこでおすすめは、就活エージェントに相談することです。

特にジョブコミットは完全無料でESの作成や面接対策をしてくれるだけでなく、SPIの対策についてもサポートしてくれます。

就活のプロが親身に相談に乗ってくれる信頼性の高いサービスであるため、気になる方はぜひこちらのリンクから登録してみてください。

SPI3のQ&A

続いて、SPI3に関するQ&Aを3つ紹介します。

弊社は就活エージェントを運営しているため、多くの就活生からSPI3に関する質問をいただきます。

その中でも代表的なものを3つ厳選して紹介するため、参考にしてみてください。

おすすめの対策方法は?

結論として、SPI3のおすすめの対策方法は「人によって異なる」と言わざるを得ません。

例えば、自宅でまとまった時間を確保できる場合は、参考書を使って計画的に学習を進めることが一般的な方法であると言えます。

一方で、通勤や通学の移動時間が多い方や、学業やアルバイトなどで外出が多い方は、アプリやWEBサイトを活用してスキマ時間を有効に活用するのが良いでしょう。

特にアプリは短時間で効率的に学習ができるように設計されており、反復学習や模擬テストを行うことで実力を養うことが可能です。

テストがある日の当日の過ごし方は?

SPI3を受験する当日は、これまで行ってきた学習内容を再確認して、心の準備を整えることが重要です。

無理に新しい知識を詰め込もうとしても、なかなか内容が入ってこないことが多いですし、これまでの学習内容を忘れてしまうこともあります。

当日はこれまで学んできたことをしっかりと復習した上で、必要な持ち物や注意点を事前に確認し、余計な不安を減らすことに注力しましょう。

また、時間に余裕を持って行動し、テストに遅れないようにしましょう。

たとえ間に合ったとしても、ギリギリに到着し、焦った状態で試験を受けると、本来のパフォーマンスを発揮することができません。

まとめ

SPI3は多くの企業が採用している試験で、基礎能力検査と性格検査に分かれます。

基礎能力検査は、難易度自体は大して高くありませんが問題数は多いため、素早く正確に解く必要があります。

難易度が高くないといっても、数学からしばらく離れていた方だと最初は慣れないかもしれません。

特に非言語分野は参考書を使ってしっかり対策してください。

本命にしている企業の試験の前に、志望度が高い企業で実際にSPI3の練習をするのもおすすめです。

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