【例文8選】就活の軸の例文を参考にしたい人向け!業界別例文や聞かれた際の答え方を解説

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就職活動の面接では、志望動機・自己PR・ガクチカなど定番の質問以外にもさまざまな質問がなされます。

どの企業でも必ずされる質問ではないですが、「あなたの就活の軸は何ですか?」と聞かれることは珍しくありません。

その質問がなされたときは、どのように答えれば良いでしょうか。

今回は、面接で就活の軸を質問されたときの答え方を解説します。

記事の後半では志望業界別の回答例も紹介しますので、これから面接に臨む方はぜひ参考になさってください。

就活の軸とは

就活の軸とは、働くうえで譲れない自分なりの条件のことを指します。

多くの人は「コンピュータに関わる仕事がしたい」「○○の研究をしたい」など、仕事内容が就活の軸になるでしょう。

しかし、就活の軸は仕事内容だけではありません。

「どのような社会人生活を送りたいか」「どんな人間になりたいか」を就活の軸にすることもできます。

また、「仕事を通じて日々自分を成長させたい」「社会の役に立てる仕事をしたい」「人から信頼される人間でいたい」といったことを就活の軸にする方も多いです。

この就活の軸を決めるためには、「自分が社会人になってからどんな仕事をしたいか」「どんな社会人になりたいか」をしっかり自己分析する必要があります。

エントリーシートを書く前の、就活の初期段階のうちに考えておきましょう。

面接官が就活の軸を聞く理由

面接官は、なぜ就活生に「就活の軸は何か?」と聞くのでしょうか。

以下の項目で、その理由について解説します。

就活の軸を面接で聞かない企業もありますが、就活の軸についてしっかり考えることは面接で聞かれなかったとしても内定を得るのに役立ちます。

たとえば、企業ごとに違う志望動機を考えなければいけないとき、就活の軸に立ち返れば書きやすくなるでしょう。

自分の志望業界・応募企業を絞り込む際にも、就活の軸を原点に考えることができます。

入社後のミスマッチを防ぐため

入社後に新入社員が「イメージと違ったから」という理由ですぐ辞めてしまうのは、採用活動の代表的な失敗例と言えるでしょう。

面接官が、内定辞退・早期退職をできるだけ避けたいと考えるのは当たり前のことです。

そのため面接では、能力だけでなく「自社に合う人材かどうか」が合格・不合格を決める大きな要素になります。

面接で就活の軸について質問される理由のひとつが、「応募者が自社とマッチするか」を吟味したいためです。

就活の軸が企業の仕事内容や社風と合っていない方は、ミスマッチによる早期離職のリスクが高いと判断されるでしょう。

逆に考えると、学生も就活の軸があれば、どの企業が自分に合うかを考えられるとも言えます。

数多くの企業から応募先を決める作業において、就活の軸があれば効率良く就職活動を進められるでしょう。

企業に対する志望度を測るため

多くの学生は、複数の企業の選考を同時並行で受けます。

なかには、似た業界の企業・規模が近い企業から同じ時期に2つ以上の内定を得る学生もいるでしょう。

そのときに、学生が自社を選んでくれるかどうかは面接官にとって悩みの種です。

多くの学生に辞退されてしまうと、その年に採用したかった人数を確保できないことになりかねません。

そこで、面接官は自社を本当に第一志望にしているかを知ろうとします。

「自社を第一志望にしているか」とストレートに質問すると、多くの学生は嘘でも「第一志望です」と答えるでしょう。

そのため、就活の軸などその人の価値観に触れられるような質問をする必要があるのです。

このように、学生の志望度を測るために就活の軸を聞く面接官がいることを覚えておきましょう。

【就活の軸の例】就活の軸を決めておくメリット

ここでは就活の軸を持っておくメリットを紹介します。

選考の対策になる

就活の軸を持っておくことは、選考の対策になります。

頻出質問として、「就活の軸は?」と聞かれることが多くあります。

就活の軸が決まっていないとその質問に応えられないだけでなく、就職活動に対してまじめに取り組んでいない印象を持たれてしまいます。

就活の軸は選考を進めていくうえでも大切な要素となるため、しっかりと考えておきましょう。

一貫性のあるアピールができる

軸があるかないかで大きく影響することのひとつに、「一貫性」があります。

面接などの選考を受けるにあたって、様々な質問がなされます。

その際に軸がブレていると、各回答同士のつながりが薄れてしまい、一貫性が損なわれます。

そのため、就活において何を大事にしているのかの軸を持つようにしましょう。

入社後のミスマッチを防ぐ

どんな環境で働きたいか、どんな基準で企業を見ているかの軸を持っていけば、その基準で企業選びができるため、入社後のミスマッチが防げます。

これは企業側としてもメリットが大きく、意欲的に働いてくれる社員を雇うために、自社とのマッチ度を評価しています。

効率的に就活が進められる

就活の軸を持っていれば、見る企業が絞ることができ、集めるべき情報も限られます。

そのため、なにもわからずとにかく多くの企業を見ている人に比べ、ある程度絞ったうえで動き出す人の方が圧倒的に効率がいいです。

就活は時間との闘いでもあるため、効率性も重視しましょう。

複数の企業に内定をもらった際の基準になる

就活の軸を持っていると、複数の企業から内定が出た際に、どの企業で働くことがベストか判断する基準ができます。

内定をいくつも持っていても、入社する企業は一つであり、入社後自分の価値観に合う働き方ができる企業に絞って内定を承諾しなければいけません。

その時に、基準を持っていれば客観視することができ、自分にとって正しい選択をしやすくなります。

将来の目的をはっきりさせる

就活の軸は、企業を決めるだけでなく、将来のビジョンを明確にするものでもあります。

就活の軸は、自分が働くうえで大切にしたいと思う基準であり、それは将来を考えるうえでも大切にしたいと考えている価値観になります。

面接の中でも将来のビジョンを聞かれることが多くあるため、自分が働くうえでなにを大切にしたいと考えているのかを明確にしておきましょう。

【就活の軸の例】就活の軸の見つけ方

次に、面接が始まる前に決めておくべき就活の軸の見つけ方について解説します。

就職活動が本格的に始まるまでに、自分のやりたい仕事を明確にできている方は、それほど多くありません。

説明会やインターンに参加している中で、自分の志望が固まっていく学生も多いです。

スタート時点でやりたいことが明確でない方の場合、いきなり就活の軸を決めるのは難しいでしょう。

そういった方は、以下の解説を参考にし、じっくりと時間をかけて就活の軸を見つけてください。

自己分析をする

就活の軸を見つけるのに、最も重要なのは自己分析です。

自分のこれまでの経験を振り返り、自分の価値観・興味・行動原理が何か理解を深めることで就活の軸を定めましょう。

好きなことを仕事にできればそれに越したことはありませんが、すべての方が自分の趣味を仕事にできるわけではありません。

その場合、どのような仕事なら、どのような企業なら仕事をがんばれそうかを就職する前に考えておくことが大切です。

自己分析にはさまざまな方法があるうえ、しっかりやろうとすると実は難しいものでもあります。

いきなり自分について考えるのではなく、まずは代表的な自己分析の方法や注意点などを学びましょう。

自己分析の詳しいやり方は、こちらの記事を参考になさってください。

将来像を考える

社会に出て数年後、自分がどんな姿になていたいかを想像してみることも有効です。

人間性や身に着けたいスキルなど、その将来像から逆算をしていき、働く環境でどんな条件が求められるのかを探りましょう。

この将来像は具体的であれば具体的であるほど良く、明確なイメージを持っていることはそれだけでもアピールになります。

また将来像がはっきりしていれば、業界・企業が絞られ、自分がいま仕事場に求めることが明確になります。

他己分析をしてもらう

自己分析をするときは、自分一人ですべてやるのではなく、他己分析を取り入れるのもおすすめです。

自分のことをよく知っていそうな、なるべく付き合いの長い方にお願いしてみましょう。

ほかの方から客観的な分析をしてもらうことで、自分に対する理解をさらに深めることができます。

特に、自分でも気づかなかった長所に気づける可能性があるのは、他己分析の大きなメリットです。

客観的な視点で分析してもらうためには、良いこと・悪いことどちらも忌憚なく言ってもらえるようにする方が良いでしょう。

家族や友人など親しい方の場合、遠慮して悪いことを言わない可能性があることに注意が必要です。

自分の短所・弱点についても知りたい場合は、ぜひ辛口でのコメントをお願いしましょう。

他己分析についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。

インターンや企業説明会に参加する

インターンや企業説明会など、イベントに参加することで実際に就活の軸に対するイメージが付きやすくなることも多いです。

社会経験がない以上、働くということに対してもイメージが明確にならないのはどの就活生も同じです。

実際に企業の方の話を聞くことや、インターンの経験をすることで、企業や企業が扱う分野についての知識が深められ、より明確なビジョンが見えやすくなります。

気になる業界や企業があれば、積極的に参加するようにしましょう。

OB・OG訪問をする

OB・OG訪問は、ネット上や参加者全員に向けて話される説明会では手に入らない、よりリアルな企業情報を仕入れられる貴重な機会です。

興味のある企業・業界があれば、ぜひOB・OG訪問を申し込んでみましょう。

多角的な視点から、就活の軸をブラッシュアップさせるチャンスを得られます。

OB・OGの方に会うときは、事前に質問したいことをまとめておくのがおすすめです。

スムーズに会話ができますし、質問したい内容を事前にメールなどで知らせておくと、相手の方も何を話すか事前に考えてくることができます。

OB・OG訪問が、その後の面接のアピールになることも十分考えられます。

将来その企業の就職試験を受ける可能性を考え、訪問後にはぜひお礼のメールを出しておきましょう。

【就活の軸 例文】就活の軸の答え方

「どんな軸を持って就活をしていますか?」という質問は面接では必須のものとなっています。

様々な答え方はありますが、面接で答える際にはいくつかのポイントがあります。

しっかりとポイントを把握してから、自分の回答を考え、面接に臨みましょう。

軸を相手企業に合わせすぎないようにする

就活生の回答でよくありがちなことが、軸を聞かれたときに相手企業がピッタリ合うような条件に合わせて答えてしまうという事です。

もちろん相手企業に合わせて回答を作ることはもちろんですが、多くの場合他の業界・企業を見ているわけで、そのいくつかの企業を見ていくにあたって自分が軸として意識していることを答えるようにしましょう。

無理に合わせてしまうと、深掘りされた時や他の質問に答えた際に矛盾が生じ、一貫性が損なわれる可能性が高まってしまいます。

相手企業もいくつかの質問を通して多角的に就活生の価値観を計ろうとしているため、一貫性が出るよう合わせにいくのではなく、自分で設定した軸を持って面接へ臨みましょう。

多くの企業に当てはまるものは避ける

就活の軸を答える際に大事なのは、どこにでも当てはまりそうな、無難すぎる回答は避けるようにすることです。

企業が根本的に知りたいことは、あらゆる企業が存在する中で、なぜ自社に興味を抱いてくれたのか?ということ。

そのため、自社である必要性を感じなければ、どんなことを伝えたとしても採用に近づくことはできないでしょう。

だからこそ、あらかじめ企業研究を徹底的にやっておく必要があります。

そうすれば、単純な回答だけで終わらずに、その企業だからこそ実現できそうな就活の軸を、必ず伝えられるようになるでしょう。

例えば、人の役に立ちたいことが軸なら、具体的にどういう人の役に立ちたいのかを、詳しく説明できるようになっておいてください。

結論から述べ、論理的に回答する

基本的に面接での回答全てに共通して言えることですが、結論ファーストを心がけましょう。

質問されたことに対して、理由や経緯から話すのではなく、まずは回答としての結論をはじめに持ってくることで、回答全体がわかりやすくなり論理的な文章となります。

内容がよくても、伝え方によってわかりにくい印象となってしまってはもったいないため、結論ファーストをこころがけましょう。

過去のエピソードを交えて話す

軸を設定できた場合、なぜその軸を持とうと考えたのかのエピソードを持っているとより説得力が高まり、好印象を得ることができます。

単に未来の理想を語るのではなく、なぜそう考えるようになったのか、そのきっかけとなる過去の出来事を見つけておくと、面接の際に答えやすくなります。

就活の軸と志望動機に一貫性を持たせる

就活の軸として決めたことと、実際の志望動機がズレてしまってる人もたまにいます。

もちろん、そこに違和感が出てしまうと、どんな企業からも不審がられてしまうでしょう。

それだけで不採用になってしまうおそれも十分にありますので、必ず一貫性を持たせることが重要です。

就活の軸と志望動機が明確につながっていることが伝われば、どんな企業もあなたの話すことを納得しやすくなりますし、自社への入社に対する熱意も強く感じてくれるようになるでしょう。

つまり、採用への大きな一歩になるため、この2つの点も意識しながらアピールすることも覚えておいてください。

就活の軸の具体例

本項目では、書類や面接で良いアピールとなる、就活の軸の具体例をいくつか紹介します。

営業系など、対人コミュニケーションを取るタイプの職種に応募する方は、「人と関わる仕事をしたい」「人を笑顔にしたい」「自分の強み(コミュニケーション能力など)を活かせる仕事をしたい」といった軸にする方が多いです。

また、志望業界を決める決め手となった自分の価値観を就活の軸にする方も多くいらっしゃいます。

具体的には、「社会問題を解決したい」「社会の根底で支える仕事がしたい」「日本を活性化させたい」「地域に密着した仕事をしたい」「将来性のある業界で働きたい」「さまざまな業界と関われる仕事をしたい」といったものが考えられるでしょう。

そして、自分の働き方、キャリアプランの理想像を就活の軸に据えるのもおすすめです。

たとえば、「尊敬できる人と働きたい」「海外で活躍したい」「実力主義の現場で早く成長したい」「チームワークを大切にしながら働きたい」といったものが挙げられます。

【業界別】就活の軸の回答例

続いて、実際にその業界に受かった内定者の事例から就活の軸の回答例を見ていきましょう。

以下に、IT業界・広告業界・金融業界・不動産業界・メーカーの事例を紹介します。

書類に書く場合でも面接で話す場合でも、就活で質問に答えるときは「結論ファースト」がおすすめです。

最初に「私の就活の軸は~~です」と述べ、その後で理由・きっかけとなったエピソードなどの補足事項をつけ足していきましょう。

ガクチカや志望動機など、そのほかの質問に答えるときもこの答え方がおすすめです。

例文①就活の軸×IT業界

私の就活の軸は、ITテクノロジーの力で人々の生活を豊かにできる仕事をすることです。
これは、同居している祖父母が、最近IT技術を使ったサービスに興味を持つようになってきたことがきっかけです。
祖父母の姿を見ていて、「何か手助けをしてあげたい」と考えるようになってきました。
私は、将来医療や介護などの分野でもITテクノロジーの力がよりいっそう存在感を示すようになると考えているので、ぜひその分野でどんなサービスを産み出せるかチャレンジしてみたいと考えています。
御社では、医療・福祉に関するITサービスの展開に積極的で、これまでも「○○」といった革新的なサービスを発表しています。
他社が難しいと諦めることも多い挑戦に進んで踏み出せる社風であることに魅力を感じたのが、御社を第一志望に考えるようになった理由です。
私もたゆまずプログラミングのスキルを磨き、御社が掲げる挑戦を大事にする気持ちを忘れることなく、御社のサービスに貢献できる人材になりたいと考えています。

例文②就活の軸×広告業界

私は「自分のアイディアを形にしたい」ということを就活の軸にしています。
アイディアが求められる業界は多々ありますが、その中でも広告業界は拡散することで世界に影響を与えられるかもしれないというワクワク感を覚えました。
それまでほとんどの方に知られていなかったものを、短い時間で誰もが興味を持つものにすることができれば、想像以上の達成感を得られると思います。
御社を第一志望に決めたのは、顧客の利益のために、細かい工夫を積み重ねて広告を作り上げるという仕事の進め方に共感を覚えたためです。
私は中学から大学まで○○部でがんばってきましたが、決して才能に恵まれてはおらず、コツコツ小さな工夫を取り入れながら毎日練習をしてきました。
その結果、高校でも大学でも最初は先輩にまったく実力で及ばなかったところから、最終学年でレギュラーの座をつかんでいます。
この成功体験を社会人になってからも活かし、地道な努力で自分のスキルを磨くことで御社の力になりたいと考えています。

例文③就活の軸×金融業界

私が就活の軸にしているのは、企業の成長に貢献できる人間になりたいということです。
私は小さい頃から、両親から「何かをもらうだけの人間ではなく、もらった以上に人に何かをしてあげられる人間になりなさい」と教わってきました。
成人して親元を離れた今でも、その教えを大事にして生きていきたいと思っています。
仕事でも給料以上の働きをし、雇っていただいた企業に貢献できる人材になることが私の理想です。
御社はここ数十年の成長が目覚ましく、今後業界ナンバーワンになる可能性が十分考えられる企業だと思います。
また、社員一人ひとりの成長を互いに認め合える社風も大きな魅力だと実感しています。
そのような企業で大きな貢献ができれば、自分の就活の軸にマッチするのではないかと考えました。
もし内定をいただけたら私が持っている「give」の精神を活かし、顧客にどんなことでも相談を寄せてもらえる営業マンになり、契約を結ぶことで御社に貢献していきたいと思います。

例文④就活の軸×不動産業界

私は「人々が安心できる居場所を提供したい」ということを軸に、就職活動を進めています。
このような考えに至ったのは、大学で初めて一人暮らしを経験したことがきっかけです。
私は、大学入学後なかなか友人ができず、所属するサークルも決まらない状況が続いていました。
しかし、借りられたアパートが自分にとって非常に居心地が良く、しっかり休める空間で気持ちを切り替えることができたのが、この時期を乗り越えられた要因だと感じています。
新しい生活に馴染むのに時間がかかった私でも、安心できる場所があれば踏ん張れると思いました。
こうした経験から、部屋や新居を探している方の気持ちにしっかり寄り添い、その人にとって良い物件を見つける手助けをしたいと思ったのが不動産業界を志望した理由です。
現在も続けている学習塾のアルバイトでも、生徒の進路に関する不安をいかにぬぐうかを第一に仕事をしています。御社に入社後も人に寄り添う気持ちを忘れずお客様に接し続け、しっかりと契約を結び、御社の売上に貢献したいと考えています。

例文⑤就活の軸×メーカー(ものづくり)

私は「ものづくりに関わる仕事がしたい」という軸で就活を進めています。
御社を第一志望にしたのは、衣食住の各分野で質の高いものづくりをしていることと、ものづくりで日本を支えるという、私の就活の軸を企業理念に据えていることが理由です。
私は小さい頃から歴史が好きで、勉強しているうちに、「日本が経済成長できたのはものづくりの技術に長けていたから」だと思うようになりました。
近年、日本は経済でほかの先進国に後れを取るようになってしまいましたが、日本は資源に恵まれた国ではないので「作って売る」ことでしか経済を強くできないと思っています。
令和の時代では、IT業界など無形サービスでお金を稼ぐ企業も多くなりましたが、今でも人の生活の根本を支えるのは、衣食住に関わるものや車・医薬品など形のあるものです。
私はこうした人間の生活に必須のものを生産する仕事に携わり、日本社会・経済全体に貢献できる社会人になりたいと思います。

木下恵利

基本的にはメーカーにかかわらず、何かを生み出したり作り出したりする仕事に関して、ものづくりがしたいことを就活の軸にするのは、
ベストな方法だといえます。 そのため、どんな企業に対してもマッチ度の高いアピールの仕方になるでしょう。
ただし、ものづくりがしたいことを単純にアピールするだけでは、まだ採用担当者の心には響かない可能性があります。
その理由は、ありがちなアピール内容になってしまうからです。
だからこそ、具体的にどんなビジネス形態でどんなものづくりをしていきたいのかを、より深掘りしながらアピールするようにしましょう。

例文⑥就活の軸×人材業界

私は世の中のあらゆる人の役に立ちたいことを軸に、就活をしています。
そこで私が目をつけたのが、貴社でも主要な事業になっている人材業界です。
どんな人も自分の能力を最大限に活かせるような企業に入ることができれば、それだけでもWINWINな関係性を築けるのは当然のことです。
しかしながら、実際には業界問わずさまざまな企業において、ミスマッチが起こっているのも現状だと思っています。
例えば私の知り合いも、いざ就職した際に「思っていたのとは違ったからすぐに辞めてしまった」という経験のある人がいます。
これは本人にとっても良くないことですし、もちろん企業側としても非常に困ることだと思います。
だからこそ、これからはそんな人や企業が少しでも現れないように、より画期的な方法でマッチ度を上げる必要があると思っています。
貴社に入社した際には、今までにないような切り口で、どんな人も企業も充実した仕事ができるようにサポートしていければ良いなと考えています。

 

例文⑦就活の軸×サービス業界

私は人の笑顔が大好きなので、そんな笑顔をたくさん見られるような仕事に就くことを、就活の軸にしています。
だからこそ、もっともそれが実現できそうなホテル業界を選ばせていただきました。
実際に自分もプライベートでは定期的にホテルを利用することがあるのですが、その時のスタッフの対応がとても好きで、私もこんな素晴らしい対応ができるようになりたいなと思っていました。
特に貴社のホテルは充実したサービスを用意されているのを知っているので、これならどんなお客様にも笑顔を届けられそうだなと、確信しています。
また、私は人の話を親身になって聞くことが好きなタイプなので、コミュニケーション力にもすごく自信があります。
貴社に入社した際には、より多くの人を自分のコミュニケーション力を駆使して、笑顔にしていきたいと思います。

例文⑧就活の軸×インフラ業界

私の就活の軸は、人々の生活を根底から支える仕事をすることです。
私は数年前に、地元が大きな震災に見舞われました。
今までは特にインフラについてあまり深く考えたことがありませんでしたが、この時にインフラ設備の重要性に初めて気づかされたのが衝撃で、それ以来インフラ業界に興味を持ち始めるようになったのです。
現代の日本だからこそ、どこにいても最低限のインフラは整っている状態ですが、やはり大きな災害となるとたちまち利用できなくなる状況なのは一切変わっていません。
だからこそ、私はインフラ業界に飛び込んで、どのような状況に置かれてもしっかり人々を守りぬけるようなインフラ設備を、考えて整えたいと思っています。
特に貴社はさまざまな企業の中でも、柔軟かつ迅速に何でも対応できる能力があると感じていますので、必ず自分が実現したいことも形にできるだろうと考えています。
貴社に入社した際には、自分が困った経験やこれまで勉強してきたインフラに対するさまざまな知識を活かしながら、日本を支えられる強固なインフラを作っていきたいと思っています。

【就活の軸 例文】就活の軸についてのよくある質問

就活の軸は、就活生の多くが悩むものです。

何度も自己分析をしても、それが本当に自分が理想としていることなのかはっきりとわからない人が多いです。

そんな就活の軸に関してよくある質問をいくつか紹介していきます。

軸として持つのはひとつだけ?

絶対に1つである必要はありません。

複数持っておくことで、受ける業界・企業によって変えることができます。

しかし多く持ちすぎることは良くないです。

回答として答えるときは、1つの軸のみを提示することが望ましく、その方が一貫性をアピールしやすくなります。

複数持つ場合の優先順位はつけるべき?

複数も持った場合、どれが自分の中で一番大切にしているかという優先順位をつけることは問題ないです。

しかしそれだけに固着しすぎるのであれば、1つに絞ったほうが理想的です。

もちろん、自分の中で優先順位をつけておき、いくつかの企業に内定が出た際にそれに沿って決めることができるため、優先順位をつけておくことにはメリットがあります。

どこまで正直に答えるべき?

全てを素直に回答する必要はありません。

しかし反対に取り繕いすぎたり、盛って話してしまうと、深掘りされた際に回答の筋がずれたりすることによって、相手に違和感を与えてしまうため、就職活動という場で答えることを想定しつつ、ある程度本音で語ることが必要です。

途中で軸は変えてもいいの?

はじめに決めた軸に固着し続ける必要は全くありません。

就活を進める中で、変化することは多くあるため、常に今どんな軸が見えているのかを明確にし続けるほうが大切だと言えます。

また就活を進める中で、違和感を感じたときには軸においてどの部分が自分とマッチしていないのか、見つめ直す作業は求められます。

1人で就活に悩んだら…

就活で悩んだときは、自分だけで抱え込まず、いろいろな人に相談してみるのがおすすめです。

特に就活を始めたばかりのときは、就活の軸や志望動機などをどのように決めれば良いか迷うことになるでしょう。

そういう場合は、就活エージェントを利用してみると良いでしょう。

おすすめの就活エージェントサービスは「ジョブコミット」です。

プロのキャリアアドバイザーが、面談を通して学生の内定をサポートしてくれます。

ジョブコミットのキャリアアドバイザーが役に立てるのは、就活の軸などを考える際の相談だけではありません。

登録者にマッチする企業の紹介や、面接に関する相談など幅広い支援をしてくれます。

ジョブコミットの詳しいサービス内容などは、こちらからご確認ください。

まとめ

就活の軸を決めておくと、志望業界を決めたりどの企業を第一志望にするか考えたりするときに役立ちます。

また、エントリーシートや履歴書を書くときや、面接で質問に答えるときもその軸に立ち返って考えることができるでしょう。

もちろん、面接で直接就活の軸について質問される可能性も高いです。

自己分析をじっくり行い、早い段階で就活の軸を作っておくことをおすすめします。

もし迷ったときは家族や友達、プロのキャリアアドバイザーなどに相談してみてください。

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