恋愛はガクチカにNG?ガクチカの見つけ方についても解説

恋愛はガクチカにNG?ガクチカの見つけ方についても解説

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

 

はじめに

最近では一般的な就活用語として、多くの企業で用いられるほど定着した「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと・学生時代にがんばったこと)」ですが、その本質に疑問を持っている学生も多いと思います。

この記事では、いざ自分のガクチカを問われた際、何を答えれば良いのかわからないと悩んでいる学生の方に向けて「恋愛」のガクチカについて詳しく解説していきます。

また、効果的なガクチカの見つけ方についても触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

恋愛はガクチカでNG

すでに理解している方も多いと思いますが、一般的に「恋愛」を主題としてガクチカを構成するのはNGとされています。

自分自身の学生時代を振り返って、がんばったことが特に思いつかないという方でも、恋愛をテーマにガクチカを作るのは避けましょう。

ではなぜ「恋愛」を主題とすることがNGなのか、その理由から効果的なガクチカの答え方について順に解説していきます。

NGである理由がわかればおのずと何が求められているのか、なぜ企業は学生に対してガクチカを求めるのかがわかってきます。

仕事に直結しない

「恋愛」というテーマは、仕事をするうえでの能力に直結するものをアピールするのに不十分であるという点が挙げられます。

ガクチカで大切なことは、就職した後それを仕事で活かせるかどうかです。

そのため恋愛というガクチカのテーマは、その後に続く自己PRの幅を狭めてしまう点でも主題として好まれないでしょう。

好きな異性に振り向いてもらうために筋トレに力を入れたなどの話題では、やはりインパクトに欠けてしまいます。

自分自身のことを知ってもらうために、どうしても「恋愛」を主題にしたいという強い気持ちがある方は、面接官を納得させることができるのか、企業の求める人材とガクチカがマッチしているか考えたうえでガクチカを練ってみてください。

プライベートな内容すぎる

自分自身の恋愛などプライベートに深く関わる内容について、面接のような公の場で言及すると、「プライベートと仕事を区別して考えられない人物」というマイナスの印象を企業に与えてしまうおそれがあります。

また企業側としても、就活生に対して恋愛や結婚などプライベートに関する質問はタブーとされています。

いざガクチカで就活生側から話をしても、企業側としては「触れてはいけない」ことのため、そこから話が進みません。

また、就活生ばかりが盛り上がって話すというシチュエーションも予想されます。

もっとも前述のように、TPOをわきまえていない人という印象を持たれるおそれもあるので、プライベートや個人の心の問題に深く関わる事柄については、うまく言葉を選んで話すか触れないのが得策です。

面接官で好き嫌いが別れる

さらにもう一点、恋愛などパーソナルな部分が大きく関わる話題は人を選ぶということが挙げられます。

同情してくれる人がいる一方で、批判的に思う人もいるのが事実です。

前述のように、公の場でプライベートな話をすること自体があまり好まれない中、面接官が批判的な気持ちになってしまった場合、印象がマイナスに振れてしまうのは避けられないでしょう。

ガクチカで失敗してしまうと選考での挽回はかなり厳しくなります。

面接官を納得させるような話ができるのであれば希望は多少あるかもしれませんが、かなり難易度が高いため、総合的に考えて「恋愛」を主題にするのは向いていません。

内定を希望するのであれば、リスクになるような行動は避けると良いでしょう。

ガクチカの見つけ方

「恋愛」をガクチカの主題に据えるデメリットについて解説してきましたが、もしかしたら「恋愛以外に思いつくことがない」という人もいるかもしれません。

しかし、そのようなことはほとんどありません。

しっかりと自己分析をすることで、ガクチカは誰もが見つけられるものです。

ここからは「恋愛」以外のガクチカの見つけ方について詳しく解説をしていきます。

特に、今現在ガクチカが思いつかないという悩みを抱えている人は自己分析を兼ねてチェックしてみてください。

時間をかけた取り組みから探す

まずは自分自身が「恋愛以外の大学生活で自分が時間をかけたことは何だったのか」について考えてみましょう。

本をたくさん読んだことやサークル活動をがんばったことなど、どんなことでも構いません。

自分自身が「何に、どのように時間を使ったか」について整理し、そこから深掘りして探してみましょう。

「ガクチカをうまく作れない」と悩む学生の多くは、他人と違った「自分だけのエピソードがない」ことに悩みがちですが、ガクチカのテーマはどんなに凝ったものでも他人と被るものです。

主題が被ることは気にせず、そこに自分の人間性をきちんと盛り込み相手に伝えることができるかどうかを意識し、とにかくまず1つ完成させてみることが大切です。

家族、友人に尋ねる

自分自身では気づけていないことでも、家族や友人など第三者だからこそわかる特別なこともあります。

たとえば、課題の提出が毎回1番であることは立派なアピールポイントのひとつです。

また、部活動の自主練習を欠かさなかったり、グループワークの際に人一倍努力していたりするなど、他人から見て優れている部分こそが本当の意味での強みだといえるでしょう。

他人から見た自分の長所をガクチカにする際は、何に取り組み、その中で課題や目標に向かい自分のどのような人間性を発揮して解決したのかを明確にするのが重要です。

ただし、それを企業で働く中どのように活かすことができるかという論理的な型がぐらついてしまう場合があるので、まずは型を意識するよう心がけましょう。

自分の好きなことから考える

「趣味が高じて仕事になる」という言葉のとおり、好きなものに一生懸命になれるというのは1つの武器になり、これがガクチカを作るための材料になることも珍しくありません。

自分自身の好きなことなら、たとえ第三者からすると大変そうに見えることでも、自分自身は努力のハードルが下がっているため比較的ストレスなく取り組めるものです。

ただし、「恋愛」などTPOにそぐわないテーマは上記のようにリスクが高いため、ある程度ジャンルは考えなければいけません。

ガクチカで大切なのは、「自分の人間性が企業に伝わること」です。

そのため、その活動が自分にどのような成長をもたらしてくれたのか、また今後の社会活動でどのように活かせるのかという有用性を証明することができるかに注視し、ガクチカのテーマを選ぶようにしましょう。

短期間でガクチカに書けることを作る方法

上記のことを試してみて、どうしてもガクチカがない、思いつかないという方は今から作るのが有効です。

ここからは、今からでも作れるガクチカに向けてのアクション例を2つ紹介します。

大切なのは知識をつけることではなく行動に移すことなので、下記以外にもインターンに参加する、興味のあるものに本気で取り組むなど、可能な限り挑戦してみると良いでしょう。

自分の希望する就職先や、自分の特性に合ったガクチカを見つけてみてください。

ゼミに本気で取り組む

大学生の本分は学業なので、「学業に真剣に取り組みました」というガクチカを使用する就活生も少なくありません。

しかし「学業に取り組んだ」だけでは深堀りが難しく、受け取る側も質問しにくいのが難点です。

それを整理するためには、「ゼミの活動により力を入れる」というアクションが有効です。

卒業論文を書くうえで、課題設定やどのように研究を進めるか、問題に対してどのように課題をクリアしたのかなど、ゼミにはガクチカを具体的にできる要素がたくさん詰まっています。

また、自身の専攻分野を学ぶチャンスとして活用でき、就活後の卒業論文作成にも役立つことでしょう。

ゼミの活動をガクチカに落とし込む際は、面接担当者にも伝わるよう専門用語をわかりやすく解説するなど、伝える工夫をすることを心がけましょう。

ボランティアに挑戦する

大学生活を送る中で、ボランティア活動に参加した経験を持つ方も少なくないでしょう。

ボランティア活動は社会への貢献意欲や行動力などのアピールにつながるため、非常にガクチカ向きであるといえます。

またボランティア団体は数多く存在し、その人材は常に募集されているので、参加したいという明確な意志があれば、今すぐにでも行動に移すことが可能です。

ただし、ガクチカのテーマとするためには「なぜボランティアに参加しようと考えたか」「ボランティアで何を学んだのか」を実体験として自分の中に落とし込む必要があります。

ただ「ボランティアに参加した」だけでは、自分自身の人物像が薄くなってしまうので、自分なりの色を出す工夫が必要です。

まとめ

本記事では「恋愛」がガクチカの主題として不適切である理由から、効果的なガクチカの見つけ方・作り方など、ガクチカの基本的な事項について解説しました。

ガクチカは多くの企業の選考で聞かれる質問です。

企業がどんな人材を求めているかを考えれば、「恋愛」がガクチカに向いていないということがわかるでしょう。

また、就活生にとってガクチカは避けて通れない項目です。

どんなに小さなことでも深堀り次第、見方次第で自身の強みになる可能性を持っているということを忘れずに、ES・面接対策を進めていきましょう。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます