マーケティングの長期インターンは何するの?仕事内容やメリットを解説

マーケティングの長期インターンは何するの?仕事内容やメリットを解説

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・長期インターンでマーケティングをしたい人
・長期インターンを探している人
・マーケティングに興味がある人

この記事をおすすめしたい人

・長期インターンを探している人
・マーケティングに興味がある人
・ガクチカを探してる人

就職活動を控えた大学生は、インターンシップに参加して実際に社会人としての経験を積む方が増えてきています。

その中でもマーケティングの長期インターンは、大学生にも人気のプログラムです。

しかし、マーケティングの仕事では実際にどのようなことを行っているのか知らない方もいらっしゃると思います。

本記事ではマーケティングの長期インターンでの業務内容と、メリット・デメリットをお伝えします。

【長期インターンでマーケティング】マーケティングとは

マーケティングとは、とある商品やサービスを売るために市場調査や宣伝のための企画を行い、実際に実行し、その後効果の分析を通して、商品を売る流れを作るための戦略を考えることです。

そのため、まず商品を理解することからスタートし、どのようにしたら売れるのかを考える企画力、またそれを実行する力、さらに結果分析力など、社会人として必要な多くのスキルを身につけることができます。

また、マーケティングは大きく分けて「リアルマーケティング」と「Webマーケティング」の2つに分類されているのです。

ここからは、その2つの詳細についてお伝えしていきます。

リアルマーケティング

リアルマーケティングは、消費者と対面で行う実演販売を指します。

具体的には、ポスティングカーを走らせることや電車の車内広告を設置するといったような現場を重視したマーケティングのことです。

また、展示会や商品発表会、セミナーなど、人が多く集まる場所で自社の商品をアプローチする方法もあります。

この場合、現場でお客様の生の反応を見ることができるので、狙った客層に対してアピールすることが可能です。

また、お客様は興味や目的があって来場しているため、対面で積極的にアピールすることで今後の情報交換につながりやすくなります。

さらに、テレマーケティングやDMなど、直接お客様には会わないものの、電話や書面で商品をアピールすることもこのリアルマーケティングに含まれます。

Webマーケティング

Webマーケティングは、メディア運営やSEO対策など情報通信機器を活かしたマーケティングです。

主にWebサイト上を中心に行われる手法であり、最近ではSNSなどサイト以外の媒体も含めた「デジタルマーケティング」という言葉もよく使われています。

Webマーケティングの特徴は、効果がすべて数字として確認できることです。

リアルマーケティングの場合、どれだけの人が広告を見たのか、DMの内容を確認したのか、など正確な数字を把握することができません。

一方で、Webマーケティングは、どのサイトから辿りついたのか、1日に何人の方がアクセスしたのか、その中で実際に商品を購入したのは何人なのか、などすべての結果を数字で確認することが可能となります。

そのため、結果検証を行うことで次の施策を考えやすいことが強みです。

【長期インターンでマーケティング】長期インターンでの仕事内容

長期インターンでマーケティングの業務を担当する際は、どのような仕事内容があるのでしょうか?

ここからは具体的な仕事内容をご紹介していきます。

企画

企画は、消費者のニーズやインサイトを分析し、商品を売るためのマーケティングの施策を考えることです。

まずは自社商品を理解することからスタートし、消費者のトレンドや流行を把握するために市場調査を行います。

そこからニーズを分析し、どのエリアに向けて売るのが良いか、どのような販売方法で売れば良いかといった営業方法など、時には営業部などと連携しながら具体的な販売促進のための動きを考えるのです。

消費者のニーズだけではなく、競合他社の製品の調査をしたうえで自社製品の強みを理解し、ターゲットを明確にすることで企画の方向性を検討します。

また、自分で企画した内容を実行するために周囲の方にプレゼンテーションを実施することもあります。

広告

企画の段階でターゲットを明確にした後は、広告の検討をします。

消費者のニーズを捉えた良い商品を生み出しても、それを知ってもらう手段がなければ売ることはできません。

広告には種類があり、テレビや新聞などマスメディアを使用したものをマス広告、インターネット上で動画サイトやバナーで表示されるインターネット広告、展示会やイベントなどのキャンペーンを行う活動をセールスプロモーション広告の大きく3つに分類されます。

商品のコンセプトを踏まえ、どの媒体を利用して宣伝していくかを検討していくのです。

実際の行動については広告代理店の方が担当する場合も多いので、企業での方向性を具体的に伝え、協力しながら進めていくことが求められます。

Webマーケティング

Webマーケティングは、メディア運用やSEO対策、消費者分析をWebを通して行う仕事です。

Webマーケティングの特徴は、消費者の行動の詳細を数字として分析できることです。

Webサイト上やSNSなどに掲載された自社の広告によって集客した人が、実際にどの広告からどれだけ集客できたのか、どのページをどれくらいの時間・回数見たのか、などデータを確認することができます。

さらに、SNS上の口コミやアンケートなど、インターネット上で消費者の声を確認することができるため、数字以外の定性的な面での分析をすることも必要になります。

それらの結果をもとに、自社製品ページまでの誘導の方法や、情報の見せ方などを改善しながら、集客数を上げていき、売上につなげることがWebマーケティングの業務内容です。

【長期インターンでマーケティング】メリット

長期インターンでマーケティングの業務を行うことは、いくつかメリットがあります。

ここからは、そのメリットについて具体的にお伝えします。

知識がつく

長期的に業務を行うことで、マーケティング全般の知識を身につけることができます。

マーケティング職は、商品やサービスを消費者に販売する会社であればどの企業にも存在するポジションです。

そのため、就職活動の際は経験を活かして幅広い会社の中から企業選択をすることができます。

また、マーケティングの業務は企画力や行動力、分析力が求められる仕事であり、どのスキルも業務を円滑に進めるためには必要不可欠であるため、今後のビジネスマンとしての人生に非常に役立ちます。

経営学部や商学部以外の学生で、マーケティングについての知見がないが仕事としてチャレンジしたいという方は、インターンを経験することで知識を身につけることが可能です。

社会人同様の経験ができる

インターンとはいえ、周囲にいる社会人と一緒に仕事を進めていくため、社会人同様の経験を積むことができます。

電話対応や名刺交換、資料の作成方法など社会人としての基礎を学ぶことができるだけではなく、会議に出席できることや裁量権を持って仕事を行うことができます。

さらにマーケティングの業務は、社内の営業職などのメンバーだけではなく、社外の広告代理店の担当者と打ち合わせを重ねることもあるため、コミュニケーション力も身につけることができるでしょう。

仕事も単純作業ではなく、責任のある業務を任されることになるため、自分自身の成長にもつなげることができます。

自分自身の施策によって商品の売上が上がった時は、学生では経験できない達成感を味わえます。

就活で活かせる

長期インターンで積んだ経験は、それ自体はもちろん、培った知識や能力を就活でアピールできます。

そのため、これまで学生時代に力を入れたことが特にない方でも、長期インターンの経験をすることで企業からも高い評価をもらえる可能性があるのです。

また、マーケティング職は社会人として必要なスキルや能力を多く身につけることができます。

そこで身につけたものはマーケティング職だけではなく、コミュニケーション力や分析力などは営業職や企画職など、ほかの職種にも活かせるものが多くあります。

自分がどんな仕事に挑戦したいのかわからない方でも、マーケティングのインターンを経験することで将来の目標やチャレンジしたいことは何かが見えてくるかもしれません。

【長期インターンでマーケティング】デメリット

長期インターンで働くことは、社会人同様の経験ができる一方、デメリットもいくつか存在します。

ここからは、そのデメリットについて具体的にお伝えします。

求められるレベルが高い

社会人と同様に扱われるということは、豊富な経験ができる反面、インターン生に求められてくるレベルも高くなります。

一から社会人としての基礎を学び仕事を覚えていくので、大変なことも多くあります。

周囲の友人がアルバイトで収入を得ている中、自分一人がインターンとして必死に仕事を覚えることは、時辛く感じることもあるかもしれません。

また、社内外の方とのやりとりについても、社会人同様にスピード感のある対応を求められます。

遊んでいたから返事が遅くなったというような言い訳はできず、一つひとつの仕事に責任を持って行動しなければなりません。

わからないことがあっても粘り強さを持ち、積極的な姿勢で学びにいくことが必要です。

多忙

インターンは週に3回ほど出社の人も多く、多忙となってしまうため、学業や遊びなどの時間が減ってしまいます。

そのため、部活動やサークル活動、他のアルバイトをしているなどの場合はそれに割ける時間はインターンを始める前よりも少なくなります。

また、社会人同様に固定の日に出勤を求められる可能性もあるため、平日は特にインターン中心の生活になるでしょう。

会社のルールにも従う必要があるため、休みもなかなか取りづらいかもしれません。

このような多忙なスケジュールとなってもインターンを頑張れるかどうかをもう一度自分の中で考えることをおすすめします。

中途半端な気持ちで参加するのではなく、覚悟を決めて応募しましょう。

【長期インターンでマーケティング】こんな人におすすめ

長期インターンは、多忙である場合や求められるレベルが高いなど、ハードな面もあります。

しかし、社会人としての力を身につけられるため、大きく成長できる環境です。

その中でも以下のような方は、長期インターンに応募することをおすすめします。

起業したい

将来起業したいと考えている方は、マーケティングのインターンがおすすめです。

商品の売り方、売る流れを学ぶことができるので、起業した際に役に立ちます。

また、マーケティングは企画力、実行力、分析力、コミュニケーション力など、商品の売上を上げていくために必要な力だけではなく、ビジネス全般を行ううえで大切なスキルを身につけることができます。

インターン中に構築した社内外のコネクションを利用して、将来の起業に関するアドバイスをもらえることやお客様になってもらえることもあるでしょう。

また、インターンの場合は一から仕事を覚えていくことになるので、周囲の方から積極的に学ぶことが求められます。

そのような姿勢を身につけることも、起業に役立つ経験となるでしょう。

マーケティング職に就きたい

マーケティング職に就きたい人は、インターン経験がそのまま社会人で使えるためおすすめです。

これまで大学でマーケティングを学んでこなかった方でも、インターンをすることで業務の流れや知識を身につけることができます。

そのため、マーケティング職を志望している方にとって、この経験は就職活動に役立つでしょう。

ただし、就職活動の際は、ただインターンをやっていたことをアピールするのではなく、どのような企画や販促活動、分析をして、どれだけ売上を上げることができたのか、結果を含めた具体的な内容を伝える必要があります。

また、インターンで活躍できた場合は、大学卒業後もその企業のマーケティング職として引き続き働くチャンスがもらえるかもしれません。

社会で役立つ知識をつけたい

マーケティングの知識は、マーケティング以外の仕事でも役に立ちます。

営業であっても、商品を魅力的に売り込むためにはどうすれば良いかなどを考えるのはマーケティングです。

営業職で重要なスキルであるコミュニケーション力や、経営企画職や事業開発などで求められる企画力、財務や経理などで求められる分析力など、マーケティングで身につく力はさまざまな職種に対して幅広く使えます。

そのため、社会で役立つスキルを身につけたい人はおすすめです。

また、社会人同様に実務を担当するため、仕事に責任感を持って取り組むことが求められます。

アルバイトとは違い、会社の業績が自分の仕事次第で変化することもあるので、仕事に対する意識を高めるという意味でも役立つ経験になるでしょう。

まとめ

マーケティングの長期インターンは忙しく、社会人同様の成果を求められるため、大変な一面もあります。

しかし、学生のうちは経験できないような社会人としての知識を身につけることができたり、就職活動でも有利になる可能性があったりなどメリットも多くあります。

特に将来マーケティング職に就きたいと考えている方や、起業を考えている方、また社会で役立つ知識やスキルをいち早く習得したいという前のめりな方にはおすすめです。

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