就活において重要な自己分析のやり方とは?くわしく解説!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・就活における自己分析のやり方
・自己分析をやる目的
・自己分析の基本的なやり方

この記事をおすすめしたい人

・自分の強み・特徴を知りたい人
・自己分析を何から始めればよいのか分からない人
・自己分析を今やりたい人

はじめに

卒業生に就活についての話を聞くと「自己分析が大切だ」と言われることが多いのではないでしょうか。

しかしながら、企業から分析結果の提出を求められるわけでもないのに、なぜ自己分析が必要なのか疑問に感じるかもしれません。

また「自己分析をしようにも、何から始めれば良いのかわからない」という方もいるでしょう。

そこで今回は、自己分析が就活において重要といわれる理由について解説します。

すぐにできる自己分析のやり方や、自己分析を始めるべきタイミングもあわせてご説明するので、ぜひ参考にしてください。

【自己分析のやり方】自己分析とは

そもそも自己分析とは、自分のこれまでの経験や思考にもとづき、自分の能力・性質・価値観・強み・弱み・なりたい将来像を理解することです。

自分がこれまでどんな考え方でどんな行動をしてきたのか、どういった状況でどのような感情を抱いたのかなどを言語化し、そこから自分軸の整理や面接・エントリーシートで語るエピソードを整理します。

自分の魅力をどれだけ効果的に伝えられるかが就活のポイントであるため、自己分析はその下準備とも言えるでしょう。

そのため、自己分析は就職活動の出発点とされ、大学の就職課による就職支援においては、自己分析の指導が初期段階で行われます。

自己分析を行う目的

自己分析を行う目的は、主に以下の3つです。

1.自己理解を深める: 自分の強みや弱み、興味や価値観、キャリア目標などを明確にすることで、自分自身への理解を深めることができます。
2.仕事選びの軸を定める: 自己分析を通じて得られた自己理解に基づいて、仕事選びの軸を定めることができます。
3.​企業へのアピール材料を見つける: 自己分析を通じて自分の強みを明確にすることで、就職活動において企業にアピールする材料を見つけることができます。

自己分析はいつまでにやるべき?

自己分析を始める時期に明確な決まりはありませんが、就職活動が本格化する前に始めるのがおすすめです。

一般的には、大学3年生の夏頃から自己分析を始める人が多いようです。

ただし、自己分析は時間をかけてじっくりと行うことが重要なので、早めに始めるに越したことはありません。

大学1年生や2年生のうちから、自分の興味や関心のある分野について調べてみたり、インターンシップに参加してみたりするのも良いでしょう。

また、自己分析は一度行ったら終わりというものではありません。

就職活動中はもちろん、入社後も定期的に自己分析を行い、自分のキャリアプランを見直すことが大切です。

【自己分析のやり方】すぐにできる自己分析のやり方とは

自己分析が就活において重要だとわかっても、いざ始めようとすると何から手をつけるべきかわからないかもしれません。

就活にあたり、はじめて自己分析をする方がほとんどなので「自分のことを明確に把握する」とは言っても簡単なことではないでしょう。

そこで、以下ではすぐに自分で取り組める自己分析のやり方について解説します。

自己分析のやり方は、1つではありません。

性格診断を利用したり、自分で過去の経験を深掘りしたり、自分について書き出したりするなど、さまざまです。

それぞれのやり方についてくわしく説明するので、自分に合ったものを試してみると良いでしょう。

1. 自分史

自分史は、過去の出来事を時系列順に書き出すことで、自分の人生を振り返る方法です。

幼少期から現在までの出来事を、年齢や時期ごとに書き出します。

単なる出来事だけでなく、当時の感情や考え、周りの人との関わり方なども記録することで、より深い自己分析につながります。

自分史を作成することで、自分の価値観や興味関心の変化、強みや弱みなどが明確になります。

2. マインドマップ

マインドマップは、テーマを中心に、関連するキーワードやアイデアを放射状に広げていく方法です。

「自分」というテーマを中心に、自分の興味関心、価値観、強み、弱みなどを自由に書き出していきます。

マインドマップを作成することで、自分の考えを整理し、新たな発見をすることができます。

3. 自己分析ツール

自己分析ツールは、Webサイトやアプリなどで提供されており、質問に答えるだけで自分の強みや弱みを分析することができます。

客観的なデータに基づいて自己分析を進めることができるため、自分では気づきにくい一面を発見できる可能性があります。

自己分析ツールは、無料で利用できるものから有料のものまであります。

4. 16パーソナリティ診断

16パーソナリティ診断は、性格を16タイプに分類する診断ツールです。

質問に答えることで、自分の性格タイプを知ることができます。

16パーソナリティ診断の結果は、自分の強みや弱み、適性のある仕事などを知る上で参考になります。

5. Will.Can.Mustフレーム

Will.Can.Mustフレームは、自分のWill(やりたいこと)、Can(できること)、Must(やらなければならないこと)を整理する方法です。

このフレームワークを利用することで、自分のキャリアプランを具体的に考えることができます。

6. ジョハリの窓

ジョハリの窓は、自分と他者との認識のズレを理解するためのツールです。

自分から見た自分、他人から見た自分、自分も他人も知らない自分、自分は知っているが他人は知らない自分、の4つの窓に分けて自己分析を行います。

ジョハリの窓を利用することで、自分のコミュニケーションスタイルや人間関係について理解を深めることができます。

7. 他己分析

他己分析は、家族や友人など、自分をよく知っている人に自分の長所や短所を聞く方法です。

自分では気づきにくい自分の特徴や強みを、客観的な視点から知ることができます。

他己分析の結果は、自己分析の結果と照らし合わせることで、より深い自己理解につながります。

8. ライフラインチャート

ライフラインチャートは、過去の出来事における自分の感情の変化をグラフで可視化する方法です。

縦軸に感情の起伏を、横軸に時間をとり、過去の出来事における自分の感情の変化を折れ線グラフで表します。

ライフラインチャートを作成することで、自分の感情の波を理解し、どのような時に喜びや悲しみを感じるのかを把握することができます。

9. なぜを繰り返す

なぜを繰り返す方法は、あるテーマに対して「なぜ?」を5回繰り返すことで、本質的な原因や理由を突き詰める方法です。

例えば、「なぜ私はこの仕事に興味があるのか?」というテーマに対して、「なぜ?」「なぜ?」と5回繰り返すことで、自分の奥底にある理由や動機を見つけることができます。

10. 就活エージェント

就活エージェントは、就職活動やキャリアプランニングの専門家です。

自己分析に悩んだ時は、エージェントのアドバイザーに相談してみるのも良いでしょう。

客観的な視点からアドバイスをもらうことで、自己分析を深めることができます。

結果的に、成功への道がよりスムーズになるでしょう。

就活エージェントについてくわしく知りたい方はこちらからどうぞ。

【自己分析のやり方】注意すべきこと

自己分析は、自分自身を深く理解し、将来のキャリアを考える上で非常に重要なプロセスです。

しかし、自己分析を行う際には、いくつかの注意点があります。

キャリアを考える際に役立てる

自己分析は、単なる自己満足で終わらせず、将来のキャリアを考える際に役立てることを意識しましょう。

自己分析を通じて得られた自分の強みや弱み、興味や価値観などを、具体的な仕事選びやキャリアプランにどのように活かすかを考えることが重要です。

例えば、自分の強みを活かせる仕事は何か、自分の興味や価値観に合った企業はどこか、などを具体的に考えてみましょう。

言語化して仕上げる

自己分析の結果は、頭の中で整理するだけでなく、言葉や文章にして表現することが大切です。

言語化することで、自分の考えが整理され、より深く自己理解を深めることができます。

また、言語化したものは、就職活動の自己PRや面接対策にも役立ちます。

自己分析の結果をまとめたノートや、自己PR文、職務経歴書などを作成してみましょう。

【自己分析のやり方】結果から志望動機・自己PRを作るには

自己分析は、自分自身を深く理解し、就職活動を成功させるための重要なプロセスです。

しかし、自己分析の結果をどのように志望動機や自己PRに繋げれば良いのか分からないという方もいるのではないでしょうか。

ここでは、自己分析の結果から志望動機・自己PRを作成する方法について解説します。

自己分析→志望動機

  • 自己分析の結果: 「人とコミュニケーションを取ることが好き」「チームで目標を達成することにやりがいを感じる」
  • 企業研究の結果: 「顧客との繋がりを大切にしている」「チームワークを重視している」
私は人とコミュニケーションを取ることが好きで、チームで目標を達成することにやりがいを感じます。
貴社は顧客との繋がりを大切にし、チームワークを重視しているという点に共感しました。
私は、貴社で私のコミュニケーション能力を活かし、チームの一員として目標達成に貢献したいと考えています。

自己分析→自己PR

  • 自己分析の結果: 「問題解決能力が高い」「粘り強く努力できる」
  • 企業が求めている人物像: 「課題解決能力が高い」「チャレンジ精神旺盛」
私は問題解決能力が高く、粘り強く努力することができます。
大学時代に所属していた研究室では、〇〇という課題に直面しましたが、私はチームの中心となり、様々な角度から解決策を検討し、最終的に課題を解決することができました。
この経験を通じて、私は課題解決能力と粘り強さを身につけました。
貴社では、この経験を活かし、様々な課題解決に貢献したいと考えています。

【自己分析ができないのはなぜ?】就活エージェントを使う

「自己分析に自信がない」「誰かと一緒に自己分析を行いたい」という方は、就活エージェントを利用するのがおすすめです。

就活エージェントには就活のプロであるアドバイザーが在籍しているので、自己分析、ES、面接など就活関連のさまざまな困りごとをサポートしてくれます。

「第一志望群の企業にすべて落ちてしまった」となる前に、まずはプロの手を借りてみましょう。

ただし、親身になって相談に応じてくれるエージェントは決して多くありません。

気になる人は、こちらのエージェントをおすすめします。

まとめ

ここまで、就活における自己分析について解説しました。

自己分析とは、自分の過去の経験などを振り返り、自分の考え方や価値観を再認識することです。

自分軸を定めて志望する企業を絞る参考になる情報であるため、就活の基盤ともいわれます。

また、自己分析が重要視される理由としては、自分への理解が深まる・自分に適した企業をスムーズに見つけられる・面接での回答対策になるといった点があげられます。

なお、自己分析のやり方は、性格診断やテンプレートツールを利用する方法や、自分で過去を深掘りする方法などさまざまです。

いろいろな方法を試して、できるだけ早い段階から繰り返し自己分析を行えば、エントリーシートや面接での質の高い回答につながるでしょう。

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