【転職】二次面接前に絶対に知っておくべき!スキルや実績がなくても評価が上がる伝え方も紹介

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はじめに

多くの企業で採用選考の際には、筆記試験と1回以上の面接を行っています。

複数回の面接がある場合、面接ごとに見られている部分が違ってきます。

本記事では、二次面接の特徴や面接官の評価ポイント、意識したいポイントなどをまとめました。

そのほか、二次面接でよくある質問についても紹介しています。

ぜひ二次面接を受ける際の参考にしてください。

【転職の二次面接】特徴と位置づけ

採用選考の際には、書類選考や筆記試験のほかに面接が行われます。面接は、1次、2次面接の順に行われます。

企業によっては、面接が1回のみだったり3回まで行われた後にも最終面接が行われたりするケースもあるようです。

しかし、ある就職エージェントの調査によると、二次面接まで行っている企業は50.9%、三次面接を行っている企業が35.2%を占め、多くの企業で2回以上の面接を行っていることがわかりました。

それぞれの面接では、面接担当者が異なり、チェックするポイントも異なってきます。

ここでは、二次面接の特徴と一次面接との関係性について確認しましょう。

特徴

複数回の面接を行っている場合、それぞれの面接では担当者の役職が異なっています。

一次面接が人事担当者であった場合、二次面接は入社後配属される予定の部署の管理者が面接を行います。

反対に、一次面接で配属予定部署の管理者が面接を行った場合、二次面接を担当するのは人事担当者です。

一般的に一次で人事担当が面接を行い、その企業で働くにふさわしい人材かをチェックし、二次面接で、配属部署にふさわしいスキルや知識を持っているかをチェックする流れが多いようです。

特に中途採用などを行っている企業では、即戦力を求めているため、業務内容への理解度やこれまでの実績を確認することが多く、一次面接よりも面接時間が長くなることが多い傾向にあります。

一次面接との関係性

二次面接は、一次面接での評価や情報を深堀りする形で進められます。

これまでの職務経験で、実際にどのような業務を行っていたか、そこでどういったことを学んだか、入社後そのスキルをどのように活かしたいかなどをヒアリングしながら評価を行います。

この際には、面接官は具体的な数字や期間などの提示を求めてくることが多く、職務経歴書を照会しながらの質問となることが多いでしょう。

また、一次面接で行われた人物評価もここで深堀りされます。志望度や就業意欲の確認が行われ「長く働けるか」「他者との協調性があるか」などの意図を踏まえた質問が行われるでしょう。

特に志望度を裏付ける「企業への理解度」を問う質問もよく行われているようです。

【転職の二次面接】面接官の評価ポイント

二次面接を、採用選考の最終面接としている企業が多く、二次面接では過去の実績から入社後の未来展望まで幅広い分野での質問が行われます。

しかし、実際に面接官が知りたいのは「活躍してくれそうか」「継続して企業に貢献してくれそうか」という2つのポイントです。

特に慢性的な人材不足に悩んでいる企業では、しっかりと見定めておきたいポイントとなります。

この2つのポイントをチェックするために面接官が行う質問の意図について理解しておきましょう。

活躍してくれそうか

同じ業界であっても、企業ごとに考え方や実際行う業務が異なるため、新規・中途のいずれの人材を採用するにしても、時間や費用といったコストが発生します。

強いて言えば中途採用のほうが、基礎的な知識やスキルがあるためコストも抑えられると企業は考え、ある程度のコストが発生したとしても短期間で回収し、実績を上げられそうか面接の中で推量しています。

このため、二次面接では現在持っているスキルや前職での経験値、実績などをヒアリングし、即戦力として働けるかチェックされるのです。

さらに、仕事に対する姿勢や熱量、考え方を把握し自社にマッチした人材かが判断するための判断材料となるのが自己の強み、弱みや志望動機に関する質問です。

継続して企業に貢献してくれそうか

いくら、応募者にこれまでの実績やスキルがあり、本人のやる気や熱量が高かったとしても、企業の社風や将来のビジョンと離反していては、長く働くことができません。

前職の退職理由や、入社後にどのような働き方をしたいのか、価値観をヒアリングすることで、社風とマッチしているか、自社のビジョンと応募者のビジョンが同じ方向を見つめているか、長く継続して働けそうかを確認します。

また、応募者のキャリアプランに沿った業務内容であることで、応募者が長く働き続けられる環境か判断することも可能です。

その企業でしかできない社風や業務内容があれば、面接の際に強くアピールしておくといいでしょう。

【転職の二次面接】二次面接で意識すべきこと

一次面接と二次面接は別日に行われる企業が多く面接官も異なるため、うっかりと別の会社の面接を受けている気分になることがあります。

その際に、一次面接と二次面接で回答に齟齬が生まれ、面接官に不信感を与えることがないとは言えません。

一次面接の際に事実をありのままに伝えているつもりでも、緊張などにより意図していた内容と話がズレてしまうことなどもあります。

面接の際は落ち着いて、話に一貫性を持たせるよう努力が必要です。

また応募意欲や熱量の判断となる企業理解や志望度についても相手に伝わるような話の組み立て方や話し方を心がけましょう。

企業理解の深さと志望度の高さ

中途採用の際は、即戦力を求めていることから、前職までで習得した業界に関する知識やスキルが重要視されてきます。

しかし、即戦力と同じだけ求められているのが「継続して就業できるか」というポイントです。

事前に応募する企業について調査し、その企業だけにある企業理念や取り組みを理解するだけではなく、配属予定の部署や細かな職種、作業内容についても把握しておきましょう。

面接の際に自身の入社意欲や志望度を伝える際に、これらの企業理解や業務内容への理解を織り込むことで、企業に対し入社希望の意思をより強く伝えることができます。

また、逆質問の際にも、企業理解で知りえた情報を踏まえて質問することで入社意欲を明確に伝えられるでしょう。

話の一貫性

二次面接では、面接官が変わり一次面接で話した内容をさらに深く掘り下げて質問してきます。

視点を変えて質問されることで、面接官に多くのことをアピールしなければいけないような気分に陥ってしまいがちです。

しかし、事前に自分の応募書類を何度も読み返し、「面接官にこれだけはアピールしておきたいこと」というものを2・3点に絞って、どのような質問が来てもブレずに答えられるようにしておきます。

特に、キャリアアップについてや、入社後の働き方、価値観などは話に一貫性を持たせるようにしましょう。

伝えたいポイント以外の質問に関しては、できる限り回答したほうが良いですが、予想外の質問や伝えたいアピールポイントから逸脱した質問に関しては素直に「答えられません」と伝えても良いでしょう。

答えられるところはしっかりと答えられれば、大きな減点にはつながりません。

【転職の二次面接】よく聞かれる質問と評価を上げる伝え方を紹介!

即戦力を求めているはずの転職希望先の面接で、「前職の退職理由を教えてください」など、応募企業にとって何のメリットも感じられないような質問をされることがあります。

しかし、それらの質問には、応募者の意欲や姿勢を判断する意図が含まれている場合が多々あります。

前職を「自己都合で辞めた」と、そのまま伝えるとマイナスの印象を与えることになるでしょう。

しかし、伝え方によっては、プラスの印象を与えることも可能です。

ここからは、二次面接でよくされる質問と評価を上げるための伝え方について注意したいポイントを2つ紹介します。

あなたのスキルや実績を具体的に教えてください

この質問は「あなたの強みは何ですか?」と尋ねられる場合もあります。

この質問で、企業が確認したいのは、「企業に貢献できるか」というポイントです。

前職が同業種であった場合、その業界についてどれだけ知識やスキルを持っているのか、また転職後にその知識やスキルを活かしてどのくらい会社に貢献してくれるかを知りたがっています。

職務経歴書にも記載している内容ですが、実際の体験談にデータを交えて話すことで、入社後同じ実績を再現できるか、またチームで取り組む場合、協調性を持って取り組めるかなどを判断するために尋ねられる質問です。

伝え方のポイント

営業職などであれば、実際のエピソードを交えながら「達成に向け、どのように考え行動したか」その時の心情とともに回答しましょう。

ただし、特定の企業名を出すことや匂わせることは、機密情報の流出にあたる場合もありますので、注意が必要です。

バックヤード業務など、特に個人の数値が出せないものに関しても「売上○%増」「達成率○%」など、具体的な数値を示すことが必要です。

ただし企業が求めているのは、数値ばかりではないことも忘れないようにしてください。

その課題や目標に対しどのように取り組み、どのような成果をあげられたか、またそれによりどのようなことを学んだかという過程も大きな評価ポイントになります。

業務を通じた個人やチームの成長のプロセスも見ていることを肝に銘じておきましょう。

退職理由は何ですか?

転職理由やその企業に在籍していた期間は本来であれば、転職先には関係ないはずです。

それでも、この質問をしてくる背景には「継続して勤務してくれるか」という企業の懸念があるためです。

特に転職回数が多い人や在籍期間が短い人に対しては、企業が不信感を持つのはある程度やむを得ないことです。

嘘をつく必要はありませんが、前職までの退職理由ができるだけポジティブに受け止められるような回答を用意しておくことが必要です。

伝え方のポイント

ネガティブでセンシティブな質問になるため、深く掘り下げて答える必要はありません。

企業側も詳細を尋ねたいのではなく、転職理由を踏まえてどのように活躍するかを確認するための質問です。

「退職理由(意思の疎通を取りにくい職場環境だった)」+「今後の展望(メールを使った連絡に加え口頭でもコミュニケーションを図るなどして報・連・相を密に行いながら潤滑な業務遂行を目指したい)」など理由2:目標8程度の割合がベストです。

過去の体験を踏まえた未来目標を多めに伝えるようにしましょう。

「給与が低かった」というネガティブな理由も「効率的に作業を行い、業績を上げることで、適正な評価を得られるようにしたい」など前向きな回答を伝えます。

数ある会社がある中で弊社を志望した理由は何ですか?

同業他社が多い業界での転職の際には必ず聞かれる質問です。

企業はこの質問により、応募者の企業理解と志望度を知りたいと考えています。

応募者が募集要項を見て、仕事内容や社風についてしっかりと把握しており、そのうえで長く勤めたいと考えているかを知るための質問です。

また、応募職種や仕事内容について、応募者に誤解がないか確認するためにも必要となっています。

一次面接で得た企業の情報もプラスしながら、その企業で働きたいという意欲を見せられる質問です。

伝え方のポイント

公式サイトなどを読み込むことで、社風や職場環境なども把握することができるため、どれだけ企業について研究してきたかを知るための材料となり、志望度の高さが測れます。

過去や現在の経験を踏まえ、会社が持つビジョンと応募者のビジョンが同じ方向を向いていれば長く勤務することができるでしょう。

回答によっては「そういった理由であれば、同業他社でも叶えられるのではないでしょうか?」と質問を重ねられるケースも多々あります。

その場合も慌てることがないように事前準備しておきます。

「業界」「企業」「職種(仕事内容)」を俯瞰的に見て、その企業でしか叶えられない目標があると訴え、自分の理想とする将来のためにもいかに必要な転職であるかを具体的に伝えましょう。

あなたのキャリアプランを教えてください

応募者のキャリアプランを質問することで、企業側は「継続して勤務できるか」「企業と応募者の方向性が同じか」を確認しています。

企業のキャリアパスで実現できるキャリアアップであれば、入社後も継続して長く勤務するだろうと考えられるためです。

もちろん、その企業のキャリアパスを理解しているということは、企業研究もしっかり行ってきたという点もアピールできます。

できるだけ現状と照らし合わせながら実現可能なキャリアプランを構築し、企業に提示しましょう。

伝え方のポイント

キャリアプランを伝えるには、ただ未来の理想像を伝えれば良いというものではありません。

そのキャリアプランを構築するにあたって、過去の体験をもとにして、現在どのようなビジョンを持っているかをまず明らかにします。

そして、理想に近づくためには今後どのようなキャリアを身につけ、何をなすべきかを考え、最終的にどのようになりたいか、ということを理論立てて伝えることが必要です。

「これまでは、営業や組織について業務を行いながら学んできた。ベンチャー企業に転職することで、経営についてもそばで見て学びながら、将来は独立して経営者となりたい」など、今できることと、これからやりたいこと、最終的な目標を簡潔な言葉で伝えましょう。

逆質問はありますか?

面接の最後には、「(応募者からの)質問はありますか?」と逆質問の時間が設けられることがほとんどです。

緊張していると、とっさには質問が出てこないことが多いため、逆質問があると想定していくつか質問を用意しておきましょう。

1~2個程度であれば、面接の際や資料で先方から提示されていることがあるので、できるだけ多くの質問を用意しておくと安心です。

逆質問には「企業研究を行っているか」「仕事内容などについて理解のすり合わせ」「入社意欲、熱量の確認」といった意図が含まれています。

「結構です(大丈夫です)」などと質問を拒否してしまうと、評価が下がる可能性があるので、しっかりと用意しておきましょう。

伝え方のポイント

逆質問をしないと評価が下がるかもしれないからと、公式サイトや採用資料などに書かれているような質問をするのは、企業にとっても失礼にあたるため避けましょう。

質問の際には「○○という企業理念を掲げていらっしゃいますが」「私は△△と考えていますが」など、個人の意見を踏まえたうえで質問していることがわかるように話を持っていくことも好評価につながりやすいでしょう。

また、面接官が、現場の管理者であった場合は、配属予定先の詳細な業務内容や配属メンバー、残業時間などの詳細を尋ねても良いでしょう。

役員や人事担当が面接官の場合は、企業の理念や将来のビジョン、今後の展望などについて入社後にはなかなか質問できないような質問をすることができます。

面接官に合わせた質問もいくつか用意しておくと良いでしょう。

【転職の二次面接】面接対策なら転職エージェントを利用しよう

ここまで、転職の二次面接について、特徴や評価のポイントなど詳しく解説してきました。

しかし、ポイントを押さえて準備したつもりでも、実際の面接の際には予期していないような質問が提示されることもあります。

面接に関して不安を抱えているようであれば転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。

転職エージェントは多くの企業の情報を持っており、面接の際の質問についてもさまざまな情報を持っています。

中でもアゲルキャリアでは、専属のアドバイザーがつき、応募者の希望に合った優良企業を紹介しています。

さらに、その企業に合った選考対策や面接の練習まで手厚いサポートが受けられるので安心です。

気になる人は、こちらからぜひ登録してみてください。

まとめ

本記事では、転職の際の二次面接にスポットを当てて、詳しく紹介してきました。

面接は、希望する仕事内容とマッチしているか、長く勤続できるか、応募者と企業の方向性は同じかなど応募者と企業の理解をすり合わせるための重要なプロセスです。

緊張する苦手な時間と感じるかもしれませんが、将来のなりたい自分に近づくために欠かせない通過点と考えて、真摯に取り組み面接を受けましょう.

本記事が、二次面接を突破するための参考になれば幸いです。

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