【例文付き】塾講師の自己PRってどう書けばいい?ポイントや構成を解説

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はじめに

自己PRの題材として、学生時代のアルバイトを選ぶ就活生は少なくありません。

塾講師のように人にものを教える仕事であれば、目指す職種によっては大きなアドバンテージになり得ます。

しかし、効率的なアプローチのためには、その自己PRによって採用担当者にどのような印象を与えるのか理解しておくことが重要です。

この記事では、塾講師の経験を自己PRに用いるとどのようなことがアピールできるのかについて解説しています。

また、自己PRの例文も紹介していますので、塾講師の経験を自己PRのテーマにしたいと考えている人はぜひ読んでみてください。

▼▼▼ この記事の要約動画はこちら ▼▼▼

【塾講師の自己PR】企業は自己PRで何を見ているのか

採用担当者からの見え方を知ることは、自己PRを書くための第一歩です。

つまり、企業は自己PRから何を読み取ろうとしているのかを知らなければならないということになります。

自己PRは、就活生がどのような強みを持っているのか、何が自分の特性や長所だと考えているのかについて説明を求められる項目です。

端的に言えば、「あなたの思う入社後役立つであろうあなた自身の良いところを教えてください」と聞かれているようなものと捉えられるでしょう。

自社で活躍できそうな人材か

企業が自己PRから知りたいのは、学生のアピールポイント、つまり学生自身が自覚している強みが自社が求める人物像にマッチしたものであるかどうかです。

企業が公開している求める人物像とは、その企業内で活躍できる見込みがあるとして設定されている条件になります。

この人物像と強みの乖離が大きいと、その就活生は入社してもうまく職場に馴染めない可能性が高いのです。

塾講師の経験をもとに強みをアピールする際には、この企業が設定した求める人物像に当てはまっているかを確認する必要があります。

うまく相性の良いエピソードを選ぶためには、多角的な視点からの自己分析が欠かせません。

自分の持っているエピソードからどのようなことがアピールできるか、それは志望先の企業が掲げる求める人物像とマッチしているのかを把握しておきましょう。

論理的にわかりやすく説明できるか

自己PRは、他者にわかりやすく説明できるのか、プレゼン能力があるかどうかの指標にもなります。

多くの業務では、相手が納得できるよう論理的に考えてわかりやすく伝える能力が必要になります。

自己PRの内容や構成などを見れば、就活生にその能力が備わっているかがわかるのです。

塾講師の経験であれば、生徒相手に説明する力や教える能力を十分アピールできるでしょう。

そのためには、その能力があるということを文章の中できちんと示さなければなりません。

構成も根拠もぐちゃぐちゃな文章だと、本当にそのような経験をしてきたのかという点から疑われてしまうため注意が必要です。

自分の経験を活かして能力をアピールするためにも、文章の構成や根拠に気を配る必要があると言えます。

【塾講師の自己PR】塾講師のエピソードでアピールしやすい強み

塾講師の経験を自己PRに用いる場合、具体的にどのようなことがアピールできるのか見てみましょう。

生徒が学校で学ぶ内容について、より受験に特化した形で補足して理解を促すのが塾講師の仕事です。

その中では、たくさんの子どもたちをまとめて学習に向かわせるリーダーシップや、勉強がわからなくて困っている生徒がいないか確認する気配りの力などが求められます。

また、どのように教えたらわかりやすいかを考えるために、相手の立場に立って考え行動する力や最後まで面倒を見る責任感、問題解決能力などもアピールできるでしょう。

【塾講師の自己PR】エピソードの探し方

塾講師の経験を自己PRに用いることを決めても、いざ具体的なエピソードを選ぼうとするとなかなか思い浮かばない人もいるでしょう。

エピソードの選び方は、主に2つの方法があると言われています。

アピールしたい強みとエピソードの内容がちぐはぐで噛み合っていない場合、自己PR全体の説得力が大幅に落ちてしまうため、両者の足並みをそろえることが重要です。

実際にどのような選び方があるのか、次項で詳しく見ていきましょう。

アピールしたい強みを決めてその強みが表れてるエピソードを探す

アピールしたい強みがすでに決まっている場合は、その強みをもとにエピソードを探します。

塾講師の経験の中で、自分の強みが特に表れていると感じるエピソードを洗い出しましょう。

いくつかエピソードを選出したら、その中から一番強みをアピールできそうなものを選んでください。

洗い出したエピソードは、企業の社風など細かい条件の違いで使い分けても良いでしょう。

企業の採用担当者がどのような判断を下すか、またどのように見てもらいたいかを考えながらエピソードや取り組みを選ぶ必要があります。

このとき、強みを打ち出したいあまり、実際には経験していない内容を盛り込まないように気をつけましょう。

自分がきちんと経験したことの中から自己PRを書かなければ、説得力のあるアピールはできません。

自分が頑張った取り組みを洗い出してそこで発揮されている強みをアピールする

まだアピールしたい強みが決まっていない場合は、自分が頑張ったと思っている経験を書き出しましょう。

努力して成果を出した取り組みを洗い出すと、ある程度傾向や強く出ている特性などが見えてきます。

そうやって浮き彫りになった強みをもとに自己PRを作成すれば、よりあなた自身の魅力をアピールできます。

実際に用いるエピソードは、列挙した経験のうちもっとも強みがわかりやすく表れているもの、特に思い出深いもの、一番大きな成果を上げたものなどの条件で選ぶと良いでしょう。

決めた強みが自己PRの中心となるため、きちんとアピールできる強みを選ぶことが大切です。

もし見つからない場合、再度過去の経験を深掘りし、採用担当者の心に刺さるものがないか探すようにしてください。

【塾講師の自己PR】自己PRのポイント

自分の強みをアピールするための自己PRは、適当に書いては高い効果を得られません。

よりわかりやすく要点を伝えるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

書きたい内容は厳選する、余分な内容や説明的な内容から書き始めない、文章に説得力を持たせるといった点が重要です。

つまり、伝えたい内容を端的に書くという心構えが大切になります。

それぞれのポイントを詳しくチェックし、より良い自己PRの作成を目指しましょう。

アピールする強みは1つに絞る

自己分析を行うと、案外自分の強みはいくつも見つかるものです。

しかし、いくらたくさんあるからといって、すべて盛り込めば良いというものではありません

あれもこれもと複数の強みをアピールしようとすると、一つひとつの強みが印象に残りにくくなってしまいます。

また、根拠となるエピソードの部分に字数が割けなくなり、全体の文字数の割に内容が薄い自己PRになってしまう可能性もあります。

「魅力的ではない自己PR」だと判断されるおそれがあるため、アピールする強みは1つに絞りましょう。

1つの強みをじっくり深掘りして文章を組み立てれば、いくつもの強みを盛り込まなくとも魅力的な自己PRに仕上がります。

同様に、根拠として記載するエピソードも1つの経験から膨らませて書くようにしましょう。

結論から書く

自己PRは、アピールしたい自分の強み、すなわち結論から書き始めましょう。

最初に言いたいことのテーマを打ち出しておくと、読み手もそれを頭に入れた状態で読み進められるため内容が理解しやすくなります。

また自分で書いていく際も、エピソードの本筋を忘れずに済み、話が脱線するのを防ぐ目的も果たせて一石二鳥です。

説明的な文章はその後からで良いので、まずは簡潔な文章で結論を述べるようにしましょう。

この結論部分が冗長になってしまうと、忙しくて時間がない採用担当者は、それだけで読み進めるのをやめてしまう可能性があります。

せっかくの自己PRを最後まで読んでもらうためにも、まずは簡潔な結論で読み手を引き込むことが大切です。

根拠となるエピソードを盛り込む

自己PRを書くときは、結論の根拠となるエピソードを必ず盛り込むようにしましょう。

なぜ自分がその特性を強みとして持っていると考えるようになったのか、具体的なエピソードをもとに説明すると自己PR全体の説得力が上がります。

逆に、自分の経験からエピソードを抽出できていないと、独りよがりな印象を持たれかねません。

また、書いたエピソードの具体性が乏しく曖昧な部分が多いと、「実際には体験していない虚偽の記述なのでは?」という疑問も生まれます。

採用担当者に深掘りされたときに対応できるよう、きちんと具体的なエピソードを順序立てて説明できるようにしておくことが大切です。

なお、エピソードを書く場合は、専門用語をわかりやすい単語に変えるなど、読み手のことを考えて記載しましょう。

【塾講師の自己PR】自己PRの構成

塾講師の経験にもとづく自己PRの完成度を高めるには、文章の構成が大切です。

基本的に、自己PRの文章は「結論」「エピソード」「自分の強みを仕事にどのように活用するか」の順に記載します。

具体的には、まず一番伝えたい結論を頭に入れてもらい、その次に根拠となるエピソードを読ませて説得力を高め、入社後に社内で活躍する様子をイメージしてもらうといった具合です。

ここからは、構成の各フローについてより詳しく解説していきます。

結論(アピールしたい強み)

まずは、アピールしたい強みを結論として最初に持ってきます。

なるべく余分な説明は省き、簡潔に「私の強みは◯◯です」といった文章にするのが望ましいです。

導入部分から長々と文章を書いてしまうと、冗長に感じられるうえに、結論の主旨もわからなくなってしまうおそれがあります。

自分が何を言いたいのか、相手に伝えたいことは何かを見失わないよう、結論は簡潔に1文で済ませるようにしましょう。

この部分がしっかり書けていれば、後の部分を書くときに迷うことが少なくなります。

文章全体に結論の内容が芯として通っていれば、それだけでも説得力が生まれます。

後述の文章との間に齟齬や矛盾を生まないためにも、伝えたい自分の強みを端的に述べましょう。

強みを発揮したエピソード

結論の次に、結論の根拠となるエピソードの詳細を述べます。

まず、塾講師のアルバイトの中で、どのように自分の強みを発揮したかという概要を書きましょう。

そして、さらに詳細な状況を説明して内容を深掘りします。

そのうえで、活動の中で生じた課題とその解決のための取り組み、得られた結果の順に書いていくのがセオリーです。

書ける字数に制限がある場合は、状況の説明を簡略化してほかの部分にボリュームを持たせます。

「この強みは◯◯の活動で発揮しました」「△△という状況で、□□が課題でした」「そこで、××という取り組みを行い〜の結果になりました」など、それぞれの項目が簡潔になるよう気を配って文章を組み立てましょう。

途中で話が逸れると、最終的に何が言いたいのかがわかりにくくなるため、脱線しないよう注意が必要です。

また、話の内容に一貫性がないとエピソード全体の信憑性が落ちてしまうため、齟齬や矛盾が生まれないように注意しましょう。

仕事にどう活かせるか

最後に、自分の強みを入社後の仕事でどのように活かせるのかを書きます。

自分が持っている強みを活かしてどのような成果を上げられるか示すことは、自分を採用するメリットを直接的にアピールすることにつながります。

「◯◯の事業に携わることで貴社に貢献したいと考えております」「△△の強みを活用すれば貴社の事業において□□を実現でき、大いに貢献できると考えております」など、その企業があなたを採用したいと思えるような内容を書きましょう。

この部分を書くには、企業がどのような事業を行っているのか深く理解していなければなりません。

企業が展開している事業と違うことを書いてしまうと、「企業理解が甘い」と判断されるため注意しましょう。

【塾講師の自己PR】自己PRの例文

ここからは、塾講師の経験をもとに書かれた自己PRの例文を2つご紹介します。

実際に書かれた文章を読むまでは、構成などを説明されてもピンとこないことも多いです。

すでに形になった文章を読めば、自己PRを書く際のヒントを得ることができるでしょう。

以下でご紹介するのは、リーダーシップや相手の立場に立って行動する力を強みとした場合の例文となっています。

これらを見ながら自分の文章をブラッシュアップし、より魅力的な自己PRを作ってみてください。

リーダーシップの例文

私の強みは、同僚をまとめて業務の質を高めるために行動するリーダーシップです。
この強みは、学生時代にしていた塾講師のアルバイトのときに発揮しました。
所属していた塾の講師の多くは、私と同じ学生のアルバイトでした。
最初はもらった教材通りに授業を進めるのが精一杯で、生徒からの疑問や要望に応えるまでに長い時間がかかることも多かったのです。
一度は学んでいる内容とはいえ、自分一人だけで生徒に教えられるレベルに到達するには限界があります。
そこで、持ち前のリーダーシップを活かし、講師である同僚と定期的な勉強会を開いてお互いに励まし合い教え合うようにしました。
学ぶ場を設けることで塾での授業レベルの底上げに努め、疑問や要望に迅速に応えて生徒の成績を上げ、授業満足度の向上を実現したのです。
貴社に入社後も、持ち前のリーダーシップを活かしてチーム全体の課題解決に努め、業務の改善や売上の向上に貢献したいと考えています。

相手の立場に立って行動する力の例文

私の強みは、相手の立場に立って物事を考え行動する力です。
この強みは、塾講師のアルバイトの中で発揮しました。
私の所属していた塾には、なかなか成績が上がらず伸び悩んでいる生徒がいました。
何度も丁寧に説明しましたが、良い結果を出せず「塾講師は向いていないのでは?」と悩む日々を送っていたのです。
そこで、生徒が抱えている課題を把握することから始めようと思い、生徒の得意な教科と苦手な教科、さらに苦手な単元の仕分けを行いました。
生徒が苦手とする教科や単元がはっきりした後は、どこにつまずきやすいのか事前に調べて問題集を作成し、繰り返し解き方を丁寧に解説するようにしたのです。
このように、相手の立場に立ち、相手のことを理解するように努めて行動する力を活かし、生徒に合わせた指導を行うことによって結果的に偏差値を上げることができました。
貴社に入社後も、この強みを活かしてお客様の立場に立って考え、要望に沿う提案を行って顧客満足度の向上に努めたいと考えています。

【塾講師の自己PR】自己PR作成が苦手な人はエージェントの利用がおすすめ

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自己PRに関しても、あなたの強みからどのような内容を書いたら良いのか、随時相談しながら書き進めることが可能です。

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まとめ

塾講師の経験を自己PRに用いる際は、そのエピソードを通じて採用担当者からどのような印象を引き出したいかを意識する必要があります。

エピソードを選ぶ際も、自分の強みが十分にアピールできるものを選ぶ必要があるため時間をかけて検討する必要があります。

また、文章全体の構成に気をつけるとクオリティが上がるので、基本の型に沿って書くことも重要です。

第一志望の企業に受かるためにも、今回ご紹介した内容を参考にして全体の文章を見直すようにしてください。

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