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- 自己PRの締めの言葉のNG例
- 自己PRの締めの言葉のおすすめ構成
- 自己PRの締めの言葉のポイントを知りたい人
- 自分の自己PRに不安がある人
自己PRは企業に対する名刺のようなものであり、就活において切り離すことができない重要な項目です。
言葉1つで相手に与える印象はガラッと変わるため、言葉の使い方や言い回しには十分注意しなければなりません。
この記事では、どう締めれば良いのか、意外にも迷ってしまいがちな締めの言葉について解説しています。
採用担当者の心にグッとくる自己PRを作成できるように、これからご紹介するポイントや注意点などを参考にしながら考えていきましょう。
目次[目次を全て表示する]
自己PRの締めはなぜ重要なのか
締めの言葉は単なる言葉の響きや飾りではなく、自己PRで述べる中身をより一層引き立てるための重要な役割を果たします。
「採用後に自分はこんな活躍ができる」「自分の強みはこれだ」というアピールを印象的にするためにも役立ちますし、志望した企業への入社意欲をより強調できるかどうかも締めの言葉が関連しています。
3つの重要なポイントをそれぞれ詳しくご紹介しますので、締めの言葉がなぜ大切なのかをまずは理解しましょう。
文章にまとまりが出るから
締めをしっかりと構成することで、自己PRの文章全体にまとまりを出すことができます。
仮にアピールする強みが魅力的だとしても、締め方が悪いことで文章にまとまりがなくなり、印象が悪くなってしまいます。
この後でも説明をしますが、自己PRの構成を見ると最初にアピールしたいことを述べ、その次にそれを用いたエピソードなどを挟みます。
そのため締めの文章がしっかり構成されていないと、結局何を伝えたいのかがわからなくなってしまうことがあります。
文章全体に一貫性を持たせるためにも締め方を意識するようにしましょう。
印象に残りやすいから
自己PR内容が同じであっても、締めの言葉次第で印象が左右されることもあります。
たとえば、キッパリと言いきる言葉で終わるのと曖昧な言葉で濁すのとでは、まったく印象が異なります。
前者は自信があるように見え、後者は説得力がないように感じるのではないでしょうか。
もちろん、締めの言葉が自己PRのすべてではありません。
しかし、自分の強みに対して自信を持っていることをアピールするには、最適の場所である締めの言葉で印象が良くも悪くも変わってしまう可能性は十分にあると言えます。
また、話の中で一番印象に残りやすい部分は最初と最後です。
入り方が良くても終わり方次第では内容がかすんでしまう可能性があるため、最後はしっかりと言いきるようにすることが求められるでしょう。
入社意欲を示せるから
「自分はこういう人です」というアピールをすることは大事ですが、それでは自己PRでなく自己紹介になってしまうので、企業からは評価してもらえません。
しかし、締めの言葉に入社意欲を添えることによって、志望する企業への熱意を伝えられるようになります。
自分の強みをその企業でどう活かすのか、そしてその強みを活かしてどのように貢献することができるのかを伝えることで、企業や業務への理解度の高さだけでなく、志望企業でなければならないという熱意のアピールにもつながるでしょう。
締めの言葉は文章をまとめる役目だけでなく、入社意欲を強調するには非常に適した部分と言えます。
企業に対して自分の熱意をしっかりと伝えるためには、最後の言葉まで気を抜かずに練ることが大切です。
企業は自己PRで学生の何を見ているのか
評価される自己PRに近づくためには、企業が自己PRに対し何を求めているのかを理解しておくことが重要です。
相手が知りたがっていることをあらかじめ把握することで、アピールポイントをどのように伝えれば良いのかが自然とわかってくるでしょう。
企業は、自社で活躍し貢献してくれる人材を常に求めています。
また自己分析をしっかり行い、自分自身を理解しているかということも把握したいと考えています。
この点について以下で詳しく解説しますので、ぜひこの機会に理解を深めてください。
求める人物像とマッチしているか
企業が学生の自己PRから評価する要素の第一として、「求める人物像に合っているか」ということが挙げられます。
企業の採用ページや社長メッセージ・人事部長からのメッセージなどに求める人物像に関する情報が述べられていることも少なくありません。
また説明会などで、詳しく説明されることもあります。
企業研究の中で、志望する企業がどのような人材を求めているかという情報は明確にしておきましょう。
それをもとに自分がその企業が求める人材にマッチしていることをアピールすることが重要となります。
会社で活躍できる能力を持っているか
自己PRの締めで最も重要となることは、入社後に会社に貢献する姿をイメージさせられるような「再現性」をアピールすることです。
自己PRでは自分の強みや魅力などを伝え、それを裏付けるエピソードを話すという流れが基本ですが、最後の締めで自分のアピールポイントを入社後にどのように活かしていくかを伝えることが大切です。
社会に出ても役に立つような経験を積み、アピールできるような自分の強みを持っていたとしても、会社側が具体的に入社後に役立てる姿をイメージできなければ、アピールは刺さりません。
自己分析を質高くできているか
リーダーシップ、コミュニケーション能力、協調性、などどの企業でも好印象が得られそうなキーワードをアピールポイントとし、実際にはそれにまつわる根拠が無くても自己PRを構成してしまう就活生は少なくありません。
表面的なアピールではなく、実際に自分自身がどんな強みがあるのかを理解しているかどうかという点も企業側は見ています。
自己分析を正確に行っている人は、エピソードが具体的で、アピールする内容に説得力が伴います。
自己分析の質が悪く、自分とミスマッチな企業選びをしている可能性があり、企業側もすぐに離職してしまうリスクを恐れてしまいます。
まずは就活の軸とある自己分析を見直したうえで、説得力のある自己PRを作成しましょう。
自己PRの基本構成
自己PRの基本構成は、「結論→根拠(エピソード)→結論」となります。
締めをどう構成するかを考える前に、全体の構成も今一度確認しておきましょう。
全体の構成も見直したうえで、締めを構成し、文章全体をブラッシュアップしましょう。
結論(強み・アピールポイント)
まず初めにアピールする長所や強みを結論として初めに書きます。
自己PRのはじめは、相手へ第一印象を大きく作用する部分であるため、良し悪しが9割決まると考えましょう。
ありきたりな文章ではなく、自分らしさがアピールできるような文章構成にすることで、採用担当の興味を引くことができます。
根拠(エピソード)
説得力のある自己PRを構成するためにも、結論の後は根拠を書くようにしましょう。
いくら結論でアピールしても、根拠が曖昧であれば採用担当者は「なぜ?」という疑問を持ってしまい、印象はあまりよくありません。
自己PRとしてアピールしたい自分の強みにまつわるエピソードを根拠として具体的に提示しましょう。
根拠の具体化を徹底することで採用担当者により鮮明なイメージを伝えることができるため、印象に残ることができます。
結論(締め)
そして今回のメインでもある、「締め」の部分になります。
自分の強みをもう一度提示したうえで、会社でどのように発揮していくのかということを伝えるようにしましょう。
やる気や熱意のアピールにもつながり、好印象を与えることができます。
自分が今まで努力して身に着けてきた強みなので、低姿勢で弱気で伝えるのではなく、強気で伝えましょう!
締めのポイント
いざ自己PRを作成しようと思っても、実際にはどんな風に締めを考えれば良いのかわからず、悩んでしまう場合もあるでしょう。
ここからは、締めの言葉を考える際のポイントについて解説します。
主なポイントは、強みを仕事にどう活かすかを伝える、意欲や熱意を伝える、そして言いきりの形で表現することの3つです。
これらのポイントをきちんと頭に入れておくことで伝えるべきことの輪郭がはっきりとし、採用担当者の興味を惹く自己PRへと近づくでしょう。
強みをどう業務に活かすかを伝える
入社後に活躍する姿をイメージしてもらうことが重要とお伝えした通り、まずは企業での強みの活かし方を考えてください。
そのためには、企業研究を徹底的に行ったり説明会で業務についての話を直接聞いたりし、具体的な業務内容を把握することが大切です。
そして、その仕事に対してどんな貢献ができるのか、自分の強みをどこに活かしてどんな成果を出せるのかを伝えるようにしましょう。
「こういうことができます」だけで終わらせるのではなく、自分の強みを活かしたうえで「こうしていきたい」という展望を述べられると評価が高まります。
また、今までの経験や持っているスキルが強みになった過去のエピソードを添え、話に具体性を持たせることも大切なポイントの1つです。
入社意欲・志望度の高さを伝える
強みや今後の活躍をイメージしてもらうのと同じくらい重要なポイントは、その企業でなければならないという熱意を伝えることです。
どの企業でも通用しそうな当たり障りのない言葉ばかりを並べているだけでは、採用担当者に本気度は伝わりません。
どれほど素晴らしいスキルを持っていたとしても、企業や業務に対して熱意がない人を採用するのは厳しいでしょう。
どうしてもこの企業で働きたいという入社意欲をしっかりと述べることで、より好印象な自己PRになります。
また、どう業務に活かすかを具体的な言葉にして説明できると、業務や企業の知識を蓄えているというアピールにもなり、企業への志望度の高さを強調することができます。
締めの言葉では、ぜひ強みに加えて入社意欲の高さも述べるようにしてください。
言い切りの形で終わる
言葉に自信を持たせるためには、きちんと言いきることが大切です。
「〜したいと思います」などと言ってしまうと、言葉が曖昧に聞こえて自信がなさそうな印象を与えてしまうので、使うのは避けてください。
そもそも自分の強みとして挙げている事柄は、今までの経験や事実があるからこそ強みとして活かせると考えた根拠があるはずです。
また、締めの言葉で言いきることができていないと、自己分析がきちんとできていない・自分の気持ちを把握しきれていないといったマイナスの印象にもつながってしまうでしょう。
あやふやな言葉で最後を濁すより、自分の強みにきちんと自信を持っているという姿勢を示す方が魅力的な自己PRになります。
言いきる言葉を使い、自身の決意を見せられるように意識してください。
前向きな表現を使う
自己PRの最後の締めの言葉は前向きな表現を使うことが非常に重要です。
特にベンチャー企業においてはこの傾向が非常に強いので、前向きな表現を使うことを大切にしていきましょう。
なぜならば、ベンチャー企業は新しい事業に向かって、これからメンバー一同、頑張って取り組んでいこうと考えているポジティブな企業であることが多いからです。
よって、ネガティブな人材は採用することはないと言っても過言ではないでしょう。
必ず、自分の魅力をアピールするための自己PRの文章は「最初はお役に立てないかもしれませんが」などと述べるのではなく、「積極的に学び、1日でも早く貢献できるように努力をする」といった文章を作成するようにしましょう。
これにより、意欲が高い人物であると考えてもらえる可能性が高いです。
入社後の姿をイメージさせる
入社後のイメージ入社後の姿をイメージしてもらえるような言葉を最後に述べるというのも非常に重要なポイントです。
入社後の活躍イメージを持ってもらうことで、企業にあなたを採用することのメリットを感じてもらうことができることでしょう。
企業は、特にベンチャー企業は可能な限り早く活躍してくれる人材を採用したいと考えているため、「採用した場合、このようなメリットがある」と面接官に分かりやすく伝わるような文章を作成することが大切です。
「自分が入社した際には〇〇のスキルを活かして、1日でも早く即戦力として活躍する所存です。」などと述べることができれば、あなたを採用したいと思ってもらえることでしょう。
自己PRの締めに良い文言
自己PRの締めの言葉に汎用的に活用できる文言にはどのようなものがあるのかについても確認してみましょう。
以下の言い回しを覚えておくことで、自己PRをよりスムーズに作成できるようになるはずです。
〜に貢献していきたいと思います
貢献していきたいという姿勢を伝えることで、より良い印象を与えられます。
ただし、1つ注意点として、最初に述べた自己PRの結論と貢献が一致しているのかについては考えなければなりません。
自己PRは自分の能力について話し、それが企業にどのように良い影響を与えるのかについて話す部分であるため、結論と貢献の部分は必ず同じ話をしましょう。
例文
このようにして身につけた問題解決能力は、貴社において非常に活用できるものであると考えています。
私はこの問題解決能力を活用して、貴社に入社した際、プロジェクトを円滑に進めるために問題を迅速に発見し、対応することで貢献していきたいと考えています。
入社後は~に精進していきたいです
入社後、どのようなことに取り組み、成長や努力を続けるのかについて話すことができるという印象を与えられます。
自己PRを踏まえた上で、どのような人物像を目指しているのかについて話しましょう。
ただし、あまりにも現実的でない目標、例えば「1年目から全社員の中で最も良い成績を残す」などと話してしまうと、現実を見ていない人物であるとみなされてしまう可能性があるため、その点は注意が必要です。
例文
このようにして常に努力を続けることで、私は大学のゼミにおいても高い成果を残すことができました。
常に成長を目指して努力を続けられる能力を活かし、入社後は1日でも早くスキルを身につけ、即戦力として活躍できるように邁進していきたいです。
~な成果を出せるように〜といった努力いたします
企業は結果を出せる人材を採用したいと考えているため、どのような成果を出すつもりなのか、そしてどのように努力をするのかについて話してくれる人材を求めています。
よって、自分がどのような成果を成し遂げたいのか、そしてどうすればそれを成し遂げられるのかについての考えを話しましょう。
これにより、企業に対してしっかり研究を行っているか、モチベーションがどの程度あるのかについてアピールできます。
例文
このように、私は傾聴力を活かして様々な顧客の問題を解決してきました。
貴社に入社した暁には、クレームを限りなくゼロに近づけるために、すべてのお客様に対して徹底的に寄り添う姿勢を大切にし、お客様に最高のサービスを提供できるよう努力いたします。
貴社で~な人材を目指していきます
入社した際にどのような人材になるのかをアピールすることで、より良い印象を与えられる可能性が高いです。
自分が将来どのようなキャリアを歩んでいくのかについての解像度が高い人物は、長く働いてくれるモチベーションの高い人物であるとみなされるからです。
あなたがその会社においてどのように成長したいのか、そして最終的にはどのようなポジションで働きたいのかについて話すことができれば、企業研究をしっかりと行っているモチベーションが高い人物であるとみなされます。
例文
このように、私は様々な経験を通じて、問題が顕在化する前に発見し、防ぐ能力を身につけました。
貴社においては、プロジェクトを進めるにあたって早い段階で問題を発見し、未然に防ぐことでスムーズに業務を進めます。
これにより、他の社員の方々の負担を減らすだけでなく、クライアントにも最高の製品を提供し、より満足度を高められるような人材を目指していきます。
締めの言葉のNG例
次は、避けるべき言い方について3つご紹介します。
自信のない言い方や傲慢だと思われてしまう言い方のほか、ありきたりな定形文なども思わず使ってしまいがちですが、これらは使用を避けるべき言い方です。
せっかく良い内容であっても、締めの言葉1つで悪い印象に働いてしまう可能性があります。
効果的なアピールをするためには、使うべきではない言葉についてもあらかじめ理解しておくことが重要でしょう。
3つのNGな言い方について詳しく解説します。
自信の無さが伝わる言い方
この強みをアピールして大丈夫だろうかという不安から、自信のない言い方をしてしまうのはよくあることですが、自己PRではNGな言葉です。
もちろん謙虚な気持ちも、ときには大切でしょう。
しかし、きちんとした根拠や自信があることを示すためには言いきることが大事なので、控えめすぎる言い方はかえって逆効果になってしまいます。
「〜できたらいいなと思います」「できるかわかりませんが〜」「〜できるように頑張ります」などの言葉は、自信のなさを強調してしまうので注意してください。
根拠のないこと
「貴社に入社した暁には、この経験を活かし、実際の業務でも必ず成果を出し、貢献することをお約束します。」これは一見良さげな自己PRですが、おすすめできません。
確かに、自信を持って自己PRを書くことは悪いことではありません。
しかし、行きすぎるとマイナスな印象を与える原因となってしまうでしょう。
なぜならば、根拠の薄い約束は実際の仕事にも反映されるからです。
ビジネスにおいて、できないこと、または約束できないことを「できる」と、根拠も無いのに言うと、責任感が無い人物であると考えられてしまうことでしょう。
傲慢だと思われかねない言い方
自信のなさが伝わる言葉とは反対に、誇張した言い方をしすぎてもいけません。
「必ず私が会社を引っ張っていきます」「絶対に実現させてみせます」などといった、謙虚さに欠ける表現は避けてください。
ビジネスでは、実績や根拠のない約束をすることは非常に危険な行為です。
そのため、入社する前から根拠のない言葉を述べても、採用担当者に納得してもらえることはないでしょう。
傲慢に見えてしまう言い方は大げさなアピールだと捉えられ、悪い印象を与えてしまう可能性があるので、慎重に言葉を選ぶ必要があります。
よくある定型文
「この強みを活かして頑張ります」「精一杯これから努力します」などは締めの言葉としてはきれいに聞こえるかもしれませんが、こういったありきたりな言葉は使用しないのが無難です。
定型文をそのまま使ってしまうと、熱意を感じない・魅力がないといった印象を与えてしまう可能性があるからです。
自分の強みをアピールするためには、その企業で活躍してるイメージを持ってもらうことをしっかり意識しながら、できるかぎり自分の言葉で自分の意思を伝えるようにしましょう。
自己PR締めの例文集
先述した通り、締めの部分ではアピールした長所・強みを企業でどのように活かしていくか、社会人としてそれをどう再現していくかという部分を明確に述べることが大切です。
「今後へのつながり」を述べることを意識した上で、アピールする項目別に例文を見てみましょう。
協調性があることをアピールする例文
以上の経験から、仲間を思いやり、チームワークを大切にすることは、大きな成果を導くと確信しています。
入社後は自分からチームワークの構築へ積極性を示し、成果を出せるように努力します。
努力したことをアピールする例文
このような経験から、小さな努力の積み重ねこそが大きな目標を達成させるということが私の行動を形作る軸となっています。
この姿勢を忘れることなく、御社での業務で営業成果を上げるために努力を続けていきます。
向上心があることをアピールする例文
入社後も仕事を進めるときには自ら目標を設定をし、達成できるようにひとつひとつの課題に対して向上心を持ち続けたいと思います。
大学でした活動をアピールする例文
このように大学時代にゼミ長をした経験は私の糧となっており、業務においてチームリーダーとしてメンバーを率いる力を発揮できると考えています。
職種別自己PR締めの例文集
ここまで自己PRにおいて締めの言葉はどのように書けば良いのかのポイントや、大切な点などについて解説してきました。
ここからは職種別の自己PRの締めの例文集について詳しく紹介していきます。
あなたが志望している職種があれば、ぜひその例文を中心に参考にしながら、自己PRの最後にはどのような文章を書けば良いのかしっかりと考えておきましょう。
【自己PRはどう締める?】自己PRの例文
ポイントや注意点などを踏まえても、いざ自己PRを考えようと思った際に、言葉が出てこなかったりどんな構成にすれば良いのかわからなかったりするでしょう。
ここからは、実際に例文を2つご紹介します。
締めの言葉で重要なポイントは、意欲を伝えながら実際に働いた際のイメージを持ってもらえるような言葉を選ぶことです。
そして、自信のない言い方や根拠のない言葉の使用は避けます。
自分にしかない強みをアピールするということをあらためて意識しながら、例文を参考に自分なりの自己PRを考えてください。
リーダーシップをアピールする例文
アルバイト先ではリーダーを任されており、目標を達成するため店全体の士気を上げることに尽力してきました。
繁忙期になると店の雰囲気が悪くなってしまうことがありましたが、一人ずつに話を聞いて解決すべき問題点を洗い出しました。
そして、共有できるルールを作ったところ、スムーズに業務を遂行することができ、店の雰囲気も改善できたのです。
さまざまな方と共に事業を進めていく必要がある貴社でもこの経験で得たリーダーシップを活かし、いち早く成果を出せるように尽力します。
気配り力をアピールする例文
学生時代に被災地でのボランティア活動に参加した際、現場の端で指示を待っているボランティアの方々がいることに気づきました。
そこで私は、人手が必要な箇所を見つけてはボランティアの方にサポートをお願いし、被災地の方々が求めるものが少しでも早く手元に届くように行動しました。
その結果、多くの方から感謝の言葉をいただき、心があたたかくなったという経験があります。
これを活かし、お客様のニーズを引き出して適切な提案をすることが求められる貴社で成果をあげ、満足度の向上に貢献したいと考えています。
責任感をアピールする例文
私は長期インターンにて、新規事業の立ち上げに挑戦しました。
メンバー五人でミーティングを重ねながら企画を練り、企画書が通るまで何度も構想を練り直しました。
企画書がなかなか通らず、モチベーションが下がってしまうメンバーも増えてしまい、企画が滞ってしまったときには、リーダーとして声掛けをし最後までやり遂げるよう進んでアクションを起こしました。
その結果、メンバー一人欠けることなく企画書を通し、新規事業に取り掛かることができました。
このような経験から、チームのリーダーとして責任感ある行動をとることが私の強みです。
入社後も成果を出すまで最後まで努力を怠らず、自分の仕事に責任感を持って業務に取り組みます。
営業職
大学時代、学部の学生会でイベント企画を担当した際、多様な学生や教職員と協力し、困難に直面しながらも成功に導きました。
特に工夫した点は、予算の制約や意見の相違を乗り越えるために効果的なコミュニケーションと柔軟な思考を駆使したことです。
この経験から異なる立場の人々と建設的な関係を築き、共通の目標に向かってチームを導くことの重要性を学びました。
入社後、この能力を活かし、顧客ニーズの深い理解と信頼関係の構築に努め、企業の営業活動を支えたいと考えています。
顧客の課題を的確に把握し、最適なソリューションを提案することで、顧客満足度の向上と売上の増加に貢献することができると信じています。
事務職
学生時代にクラブの書記を務めた経験があり、会議の議事録作成やスケジュール管理を担当しました。
当時、正確な情報管理とタイムリーなコミュニケーションがチームの円滑な運営に不可欠であることを学びました。
特に、締め切りに追われるプロジェクトでは、優先順位を見極め、効率的にタスクを進めることで、チームの成果に大きく貢献することができました。
入社後は、この経験を生かして、文書管理、スケジュール調整、データ入力などの事務作業を迅速かつ正確にこなし、チームの業務効率を高めることに貢献したいと考えています。
エンジニア
大学でのプロジェクトでは、一つのアプリケーション開発を通じて、未知のエラーや技術的な障壁に直面しました。
これらの問題に対処する過程で、自らリサーチを重ね、チームメンバーと積極的にコミュニケーションを取りながら、解決策を見出すことができました。
この経験から、技術的な課題に直面しても冷静に分析し、効果的な解決策を導き出す能力を身につけることができました。
入社後、この問題解決能力を活かし、貴社のプロジェクトにおける技術的な課題に迅速に対応し、プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。
自己PRの作成に自信が無い人はエージェントの利用がおすすめ
どうしても自分で自己PRを作成するのが苦手だという人や、自己PRになりそうなエピソードが思いつかないという人は、ぜひエージェントを利用しましょう。
自己PRに関わらず魅力的な履歴書を作成するには、周囲の人に見てもらってわかりにくい箇所を直したり、何度も読み直したりしてブラッシュアップしていくことが非常に大切です。
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まとめ
自己PRの締めの言葉で、大切なことや注意すべき点についてご紹介しました。
採用担当者の心に響く自己PRというのは、必ずしも締めの言葉だけで決まるわけではありません。
しかし、内容に説得力と自信を持たせる役割を担うものでもあるので、最後の言葉まで気を抜かずにしっかりと考える必要があります。
なぜ自己PRを聞くのかを理解し、これまでにご紹介した重要なポイントをきちんと把握すれば、自分らしさあふれる自己PRを作成できるようになるでしょう。