【例文12選】自己PRで気配りをアピールする際におさえておくべきことを紹介|注意点なども解説

【例文12選】自己PRで気配りをアピールする際におさえておくべきことを紹介|注意点なども解説

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること  
  • 気配りをアピールする自己PRの注意点
  • 自己PRのおすすめ構成
この記事をおすすめしたい人     
  • 気配りをアピールする自己PRの注意点を知りたい人
  • 自分の自己PRに不安がある人

目次目次を全て表示する

【気配りできるところは自己PRになる?】企業が自己PRを聞く理由

企業は、なぜ面接において気配りできるかという部分に関心を寄せるのでしょうか。

それは、書類上の経歴や数値上のデータには決して出てこない部分だからです。

個人的な体験談や出来事の大まかな流れを必要とするため、本人の言葉で実際に説明してもらわなければ知ることができません。

そのため、何よりも就活生自らが積極的にアピールする必要があります。

いざ採用してから気配りできるかどうかを見極めようとしては遅く、採用の前の段階で確認しておきたいというのが企業の本音でしょう。

企業にマッチするかを見極めるため

企業は、自己PRの内容が企業理念や社風にマッチしているかに着目して評価しています。

なぜなら、応募者が将来の活躍できる可能性に期待し、そのポテンシャルを採用判断の基準の1つにしているからです。

もしも企業とのマッチング度が低ければ、応募者が本来の能力を発揮する環境が整わないことが考えられます。

それは、短期間での離職につながるリスクになると企業は考えます。

そのため、強みや活動した内容と、その活動の結果がいかに志望企業や職種にマッチしているかをアピールすることが大切です。

企業研究を通じて企業が求める人物像を把握して、最適な内容をアピールすることで企業に安心感を与えられます。

人柄を知るため

基本的に、面接は30分~1時間など時間に限りがあり、長々と話すことはできません。

企業は、限られた時間の中で就活生の性格をできるだけ深く理解し、正確に評価したいと考えています。

その有効な手段として、「就活生のアピールポイントを聞く」というものが挙げられます。

就活生は、自分が企業に貢献できる人材であることをアピールしますが、そのエピソードには人間性や人となりが表れることがほとんどです。

このような背景があることから、多くの企業は就活生に対し自己PRを尋ねるのです。

また、企業はまず就活生が自己分析できているかをチェックし、状況を俯瞰する能力を持っているかどうかや、他人を思いやって行動できる人格であるかを見極めつつ「どんな人なのか」を判断します。

なお、就活生の人柄は、自己PRだけでなくちょっとした会話の中にも滲み出る部分なので、普段の言葉遣いも重要なポイントです。

【自己PRで気配りをアピール】気配りは自己PRで使えるのか

自己PRにおいて、気配りができるところをアピールするのは果たしてアリなのかと疑問に思うこともあるでしょう。

結論を述べると、「使える」と言えます。

気配りというのは、相手のことを思いやって行動できる優しさと言い換えても問題ありません。

誰もが一緒に働きたいと思うのは、断然相手のことを思いやれる優しい人物です。

また気配りができる人は、社外の人とコミュニケーションを取ることも容易です。

逆に言うと、どんなに能力が高くても、気配りのできない人とは一緒に働きたくないと思うでしょう。

さらに、社外との取り引きを任せるのもリスクがあります。

結局のところ、どんな分野においても人と人のつながりが大切なので、気配りのできる人は重宝されるのです。

自己PRでは何をアピールしても良い

自己PRでは基本的には何をアピールしても良いとされています。

気配りができるということをアピールするのも非常に有効であるといえます。

ただ一つ注意していただきたいのが、人としてマイナスなイメージを持たせてしまうような自己PRは避けるようにしましょう。

具体的には、「ギャンブルが強い、上手い」や「人一倍マイペースで時間にルーズ」などが挙げられます。

この具体例のような自己PRをする学生さんはいないとは思いますが、念のため頭に入れておくようにしましょう。

【自己PRで気配りをアピール】気配りできることはベンチャー企業に刺さる!

気配りができる人は、ベンチャー企業からも大いに求められます。

ベンチャー企業のように、これから発展していく企業においては、信頼関係の構築が業績向上のカギになるからです。

一から信頼関係を築くにあたって、気配りのできる人材はこれ以上ないほど重宝されるでしょう。

いくら優秀な機械や詳細なデータがあっても、信頼を勝ち取れるかどうかはその人の持つ「人柄」にかかっています。

競争の激しい分野でこそ、能力を売り込んでくる人材よりも、コミュニケーションを円滑に取れる気配り力の高い人材が求められるでしょう。

ベンチャー企業は特にその傾向が強く、面接者が気配りのできる人材かどうかを見極めようとしています。

自己PRの際、自身の気配りをアピールしない手はありません。

【自己PRで気配りをアピール】気配りが評価されやすい仕事とは

気配りがとくに評価されやすい仕事として挙げられるのが、サービス業や飲食業などの対人サービスを提供する仕事です。

対人サービスを提供する仕事では、サービスを利用してくれる人に向けて最大限の配慮が求められます。

サービスを受けて満足してもらうためには、広い視野で気付く事ができる気配りの姿勢が大切です。

初対面の人と会う場合、気配りができて円滑なコミュニケーションを取れる人がいるとそれだけ相手も心を開く事ができ、心穏やかに接する事ができます。

対人サービスを提供する仕事において、気配りができると会社の評価や売り上げに直結するため重宝されやすいでしょう。

いかに相手が気配りができてコミュニケーションが取りやすい人であるかどうか、サービスそのものと同じくらい大事な要素になるのです。

【自己PRで気配りをアピール】気配りできる人の特徴

ここまでは企業が自己PRを聞いてくる理由や、気配りというスキルはそもそも自己PRで利用できるのかという点について考えてきました。

ここからは続いて、気配りできる人の特徴について紹介していきます。

下記のポイントが当てはまる人は「自分は気配りができる」と自己PRでアピールしても良いでしょう。

空気を読んで発言できる

気配りができる人の特徴として、空気を読んで発言できるということが挙げられます。

空気を読んで発言できる人には、「余計なことを喋らない」というスキルもありますが、誰も意見を述べないなど、空気が固まってしまっている場合に、あえて自分から発言をするというタイプの「空気を読む」行動もできるということです。

このように、適宜、その場の状況に応じて気配りのスキルを発揮して、空気を読んで発言できる人物こそ多くの企業が求めている人材であると言えるでしょう。

周りを見て行動できる

気配りができる人材は、その場の状況を適切に把握することができるので、往々にして周りを見て行動することも可能です。

問題が発生した際も、何をしなければならないのか、何が重要視しているのかということを的確に把握して行動できる人材は、どのような企業においても重視される傾向にあります。

よって、自分がこれまで気配りのスキルを発揮して、周りを見つつ行動してきた経験があるという方は、積極的に自己PRにおいて気配りの能力をアピールしても良いことでしょう。

謙虚である

気配りができる人材は「謙虚である」という特徴も併せ持っていることが非常に多いです。

気配りができる人材は周りを見ることに長けているため、周りへの感謝の気持ちを大事にしつつ、日々の業務に取り組むこともできます。

よって、周りに常に感謝しつつ、謙虚に勤務を続けることができる人物は、上司や同僚だけでなく、クライアントなどからも高く評価される傾向にあり、誰からも好かれる人物であることが多いです。

このような謙虚で業務に取り組める人材が一人でもいると職場の雰囲気も非常に良くなり、それぞれがやりがいを持って働けるようになります。

よって、気配りができる人材を採用したいと企業は考えている傾向にあります。

積極的に行動できる

気配りのできる人物は時折、積極的に行動できるというのも魅力的なポイントの一つです。

周囲で助けを必要としている人がいるならば自分から助け舟を出したりすることができる人も多いでしょう。

気配りができる人は積極的に行動できると良いでしょう。

特に、積極的に行動ができる人物はベンチャー企業において重視されています。

ベンチャー企業はそもそも人が少ないという事情もあるので、一人でさまざまなタスクをこなせる人物を求めています。

よって、積極的に行動できる、新たな物事を覚えようとする人材は、多くの場面において重宝されることでしょう。

社交的である

気配りができる人物の多くは社交的であるということも忘れてはいけません。

どのような人でも人見知りをせずに関われるということは、社内外問わずコミュニケーションをとることができると重宝される傾向にあります。

特に営業職などの役割を任せられる場合においては、社交的であることは必須と言えるでしょう。

気配りができる人はその社交性を活かして様々な人と関わることができるので、企業においてあまり他のメンバーと交流を取らない、浮いている存在の人とも話をすることができます。

その人が現場に溶け込むよう取り計らってくれる期待もできます。

また、気配りができる人がその人が一人で働きたいと考えていると予測することもできるので、相手に迷惑をかけることもありません。

「本当は周りと交流したいけれども、できない」という人だけを助けることができるという魅力も存在します。

分け隔てなく接することができる

分け隔てなく接することができるというのも、気配りをができる人の大きな特徴であると言えるでしょう。

相手の好き嫌いや特徴、育ちなどに関わらず接することができる人材は、人としても好かれる傾向にあります。

そして何より、仕事においては成果や立場に関わらず平等に接することができる人物は、気配り上手であり、多くの人から好かれることでしょう。

企業として成長することを大切にしているベンチャー企業において、分け隔てなく接することができ、多くの人と良好な関係を築くことで周囲のモチベーションを上昇させようとすることができる人物は、「引っ張りだこ」とも言えるほど魅力的に感じてもらえることでしょう。

周囲のモチベーションを向上させることができる

気配りができる人は周りのモチベーションを向上させることができるというのも魅力的なポイントの一つです。

気配り力のない人の場合、余計なほど励ましてしまったり、落ち込んでいる時にやる気を出させようとしたりするなどの配慮が足りない行動が見受けられることもあります。

しかし、一方で気配りができる人はその時の相手のモチベーションやメンタルの状態に応じて適切な対応をすることができます。

つまり、モチベーションが落ちてしまっている人に無理に頑張ることを強いるのではなく、相手に寄り添ったり時には必要な指摘をしたりするなどの適切な対応をすることができる可能性が高いです。

こうした特性は、ベンチャー企業においては特に求められていることでしょう。

【自己PRで気配りをアピール】気配りがより評価されやすい業界

もし気配りなところをしっかりアピールしたい場合は、気配りが上手であることを全面的に活かせるような業界を目指すのが良いでしょう。

例えば、小売店や飲食店のような業界であれば、他の従業員だけではなくお客様とのコミュニケーションも必然的に多くなるため、気配り上手なところが十分に発揮できるはずです。

また、それと同じ理由で、福祉や教育などのさまざまなサービス業も多くの人とのコミュニケーションが発生するため、気配り上手な個性が高く評価されやすいといえます。

もしこのような業界に少しでも興味があるなら、積極的に飛び込んでいくことを検討してみてください。

【自己PRで気配りをアピール】気配りできることを自己PRとしてアピールする際の構成

自分が気配りのできる人間だとアピールする際、単に主張するのは効果的とは言えません。

場合によっては、単なる自己紹介に終わってしまう場合もあります。

「気配り」という明確な定義のない言葉は、受け取り方によっては焦点がぼやけてしまい、退屈なエピソードに聞こえてしまいます。

そのため、自己PRの構成はしっかり考えなければいけません。

面接官に興味を持ってもらえるよう、順を追って説明した方が良いでしょう。

そのための効果的な手順について、以下で詳しく見ていきましょう。

結論

最初に、「私は気配りのできる人間である」と結論を述べましょう。

結論を最初に述べるのは、自己PRの鉄則です。

結論を先に伝えなければ、その後に続くエピソードも単なる思い出話に取られかねません。

自分が何を言いたいのかわからなくなってしまうという状況を回避するためにも、結論は先に伝えましょう。

何よりも、まず自分が気配りのできる人間であるという結論を伝え、面接官に興味を持ってもらう必要があります。

また、結論を最初に述べることで、自分自身も続きの話を展開しやすくなります。

エピソード

結論の次は、エピソードを述べます。

気配りができるという点がどのような状況で活かせたのか、実際の例を用いることで説得力と独自性が増します。

そのため、エピソードは具体的であるほど良いでしょう。

いつの出来事なのか、出来事の規模や関わった人数はどれぐらいなのか、詳細を肉付けしていきます。

いずれのエピソードも、「気配りができる」という結論と紐付けられている内容でなければいけません。

自分に起こった出来事と、気配りという行動の関連性をよく考えてエピソードを組み立てましょう。

結果学んだこと

「気配り」に関する具体的なエピソードで語られた経験によって、自分が何を学んだかについて言及します。

気を配ることによって得られた結果や、気配りがあったから知ることができた背景について説明すると良いでしょう。

また、得られた結果を述べる際は、なるべく具体的な数字を使って説明するようにしてください。

なお、気配りができることによって「○○といった良いことがある」とアピールするためには自己分析が不可欠です。

自身の強みとしての「気配り」について、頭の中で整理しておきましょう。

入社後にどのように活かせるか

最後に、経験から得られた学びによって、入社後具体的にどのように活かせるかという点についてアピールします。

そのためには、企業の経営理念や事業内容について事前に調べておく必要があります。

OB訪問をするなど情報収集を入念に行い、その企業の特徴を把握しておきましょう。

企業の個性に自分の強みである「気配り」の効果を絡め、そのことによって「○○といった貢献ができる」というビジョンをアピールすると良いでしょう。

【自己PRで気配りをアピール】自己PRで気配りをアピールする際の注意点

自己PRとして使える「気配り」ですが、アピールするにあたって注意しなければならない点がいくつかあります。

せっかくのアピールポイントなので、効果的に伝えられるよう気をつけたいものです。

どんな強みでも、利点というのは欠点の裏返しでもあるので、そこをしっかり理解してマイナスに受け取られないようにしましょう。

強みがかえってネガティブにとらえられてしまわないようにするためにも、以下の点に注意すると良いでしょう。

必ずオリジナリティを持たせる

注意点の一つ目としてオリジナリティを持たせることが挙げられます。

気配りができることを自己PRにしようという学生はあなた以外にも多くいます。

そのためオリジナリティを持たせ、差別化をしていかないと、採用担当や面接官に響きません。

ではどこでオリジナリティを持たせればよいのでしょうか。

例えばですが、具体的なエピソードを盛り込むという方法は非常に効果的です。

気配りを発揮し、人や組織の役に立った、良い結果に繋がった等の経験があれば、エピソードとして盛り込むことでオリジナリティのある自己PRを作成することができます。

それだけでなく、エピソードを盛り込むことにより、「気配りができる」という自己PRにより説得力を持たせることが可能となります。

「気配りができる」ということをアピールする際は必ずオリジナリティを持たせるようにしましょう。

構成に注意する

注意点の二つ目として構成に注意するということが挙げられます。

上記でも構成については何度か触れてきましたが、それほど構成は選考突破、内定獲得に向けて重要なポイントとなっています。

基本的には、結論→具体的なエピソード→学んだことや結果→入社後どう活かすかという順番で自己PRを作成するようにしましょう。

面接で自己PRを聞かれた際も同じですが、面接は時間が設定される場合もあります。

時間がない場合は、入社後どう活かしていくかは伝えられなくても問題はありません。

その代わりあらかじめESの自己PRの欄にはしっかりと記入しておくようにしましょう。

面接では時間が制限されるケースも多いので、自己PR、ガクチカなどを伝える際はどうしても伝えたい内容だけは先に伝えておくようにするとよいでしょう。

企業とマッチしているかを意識する

注意点の三つ目として企業にマッチしているかどうかを意識するということが挙げられます。

自己PRを考える際に企業の求める人材像とマッチしているかどうかを意識しながら書くことが選考突破していく上で重要なポイントとなっています。

「自己PRでは何をアピールしても良い」という話をしましたが、企業に合わせていくことは必要になります。

企業は自己PRを聞くことで自社にマッチしているかどうかを見極めようとしています。

企業は採用活動、入社後の研修期間などに少なくないコストを掛けているため、マッチしていない学生の採用は避けたいと考えています。

そのため、自己PRを伝える際も企業が求める人物像にマッチした強みを考えることが効果的となります。

勿論、企業が求めるものに無理やり合わせようとする必要はありません。

ただ、あまりにかけ離れた自己PRをしてしまうとミスマッチだと判断されてしまう可能性があることだけは頭に入れておくようにしましょう。

気配りに関して疑問を持たれないようにする

注意点の四つ目として気配りに関して疑問を持たれないようにするということが挙げられます。

気配りができることを自己PRとしてアピールするのであれば、ES提出時、面接時などに「本当に気配り我できる子なの?」と疑問を抱かせるようなミスはしないようにしましょう。

具体例としてはESの文末や表記が統一できていない、ESに空欄がある、証明写真を貼り付け忘れてしまう、面接に遅刻ギリギリで到着する、服装が乱れているなどが挙げられます。

気配りができるというということを行動でアピールする必要はありませんが、疑問を抱かせない程度の意識づけは大切です。

ぜひ意識するようにしましょう。

誤字脱字

自己PRで気配り力をアピールする際の注意点として、必ず誤字脱字をしないことが大切です。

気配り力があると自分でアピールしてるにもかかわらず、簡単な誤字脱字のミスをしているということは「この人は本当に気配り力があるのか疑わしい」と考えられてしまいます。

また、就活において、本当にその企業に就職したいと考えているならば、誤字脱字のチェックぐらいはしっかりと行うはずです。

よって、誤字脱字があまりにも多い人材の場合、気配り力をアピールしているにもかかわらず、そこまで気配り力があるわけではないと判断されてしまう可能性も高いです。

そして、何よりやる気がない、モチベーションの低い人物であると考えられてしまう可能性も高いので、絶対に誤字脱字はしないようにしましょう。

簡潔にわかりやすくする

簡潔に分かりやすい文章を作成するというのも、あなたが自己PRにおいて気配り力をアピールしている際に気をつけたいところです。

膨大な応募資料を読む採用担当者にとって、複雑でわかりにくい冗長な文章を作成している人物は「気配り力をアピールしているにもかかわらず、大して気配り力がない」と思われてしまう可能性が高いです。

そこで、必ず文章においては先に結論を述べることで分かりやすくし、エピソードなども抑揚を大切にしつつ、企業の採用担当者が読みやすい文章を作成することが大切です。

基本的に、企業の採用担当者は企業説明会で会っていない限り、あなたとは「はじめまして」の人です。

そういった人にも、あなたの人となりが分かりやすいような文章を作成できるように、常に相手に寄り添って文章を作成することを心がけましょう。

面接時にも配慮する

自己PRにおいて気配り旅行をアピールしている人は、必ず面接においても気配力をアピールできるようにしましょう。

服装や仕草など、一つひとつに配慮しつつ行うことが重要です。

せっかく、気配り力をアピールする自己PRの文章においては相手が納得できていたにもかかわらず、実際に会ってみたら非常に雑な人物であった場合、相手は「自己PRは何だったのか」と思ってしまうことでしょう。

そこで一つひとつの所作などを大切にし、上品かつ相手に気配りをすることができる人物であるということを積極的にアピールしていくことが重要です。

【自己PRで気配りをアピール】アピール時のコツ

では具体的に、自己PRでどのように気配りなところをアピールすれば良いのでしょうか。

まだまだイメージしづらい人は、たくさんいるかもしれません。

そんな人に向けて、実際にエントリーシートでどんなことを意識すれば良いのか?そのコツを2つ紹介します。

この内容を押さえておくだけで、どんな人でも上手な自己PR文を書くことができるようになるでしょう。

内定した人のESを参考にする

まず文章というものは、普段から書きなれている人じゃないと、意外とうまく書けないことが多いのが現実です。

なぜなら、人に何かを伝える際に意識しなければいけない構成があるからです。

どんなに良いことを書いていたとしても、その内容が伝わらなければまったく意味がなくなってしまいます。

だからこそ、採用担当者の立場になりながら、自己PRを綺麗な文章に落とし込んでいく必要があるのです。

その際におすすめなのが、すでに内定した人のエントリーシートを参考にしてみること。

つまり実績のある文章になっているため、これから初めて自己PRを書く人によっては、実質答えになる可能性があります。

そのため、エントリーシートを書き始める前にはしっかりチェックしておいてください。

独自性を持たせる

エントリーシートに自己PRを書く際に、どうしてもありきたりな文章ばかりを書いてしまう人もいるでしょう。

下手なことを書いてしまうよりはマシかもしれませんが、そもそも就活中は他にもたくさんのライバルがいることを、大前提として覚えておかなければいけません。

つまり、ありきたりな自己PRになってしまうと、それだけで他のライバルのエントリーシートに埋もれてしまう可能性があります。

だからこそ、どんな自己PRをするにしても、常に独自性を持たせることを意識してください。

例えば、自分の経験をできる限り自己PRに盛り込むだけでも、そこにオリジナリティが生まれます。

そうすれば採用担当者の印象に残る文章になる可能性があるので、とても大事なポイントです。

【自己PRで気配りをアピール】気配りができるの言い換え

ここまで気配り力が自己PRに活用できるということや、どのような構成で作成すれば良いのか、アピールする際の重要点、注意点などについても詳しく紹介してきました。

続いては、気配りができるということの言い換えについても確認していきましょう。

これにより他の就活生と差別化を図ることができ、あなたの企業からの印象をより良くできるはずです。

協調性がある

気配り力のある人は往々にして協調性があるので、自分は協調性がある人物であることを積極的にアピールしていくのも選択肢の一つといえるでしょう。

周りと波長を合わせながら円滑なコミュニケーションを取ることができるという話ができれば、あなたの魅力がより企業の採用担当者に伝わりやすくなるはずです。

これまで学生生活において部活やサークルにおいて協調性を発揮したエピソードを積極的に話すことができれば、より魅力的に映ることでしょう。

積極的に行動できる

積極的に行動できるというのも、「気配りができる」と意味が似ています。

気配りができる人物の特性として「相手に配慮することができる」「相手の気持ちを考えることができる」などがあります。

つまり、ただ指示を待ってぼーっとしているのではなく、周囲を見ながら判断し、サポートすることができるということです。

大変そうだと思われる部分について率先してサポートすることができる人物は、多くの企業が欲しがることでしょう。

特にベンチャー企業においては「絶対にこの人はこの仕事しかしてはいけない」というルールはなく、どちらかというと「お互いに助け合ってプロジェクトを進めていく」という考え方のところが多いです。

よって、積極的に相手のことをサポートできる行動できる人物であることをアピールできれば、企業の採用担当者からも魅力的に映る可能性が高いです。

相手の立場になって行動できる

気配りのできる人物は相手の立場になって行動できる可能性が高いので、自分が当てはまると思った場合は積極的に言い換えても良いでしょう。

相手の気持ちになって行動できる人物は、プロジェクトにおいても周りのメンバーのことを気配りしつつ、「どのようなサポートをすれば喜んでくれるか」などを考えながら仕事をすることができるので、積極的にアピールしていきたいところです。

また、この「相手の立場になって行動できる」という特徴はクライアントなどと接する際にも活用できる部分です。

クライアントの立場になってサービスを適用を提供できる人材は非常に重宝されます。

特に営業職などの場合においては相手の利益を最優先することが最終的に信頼してもらえる大きなポイントなので、相手の立場になって常に考えながら行動し、信頼を得られるような人物であるということをアピールできれば良いでしょう。

柔軟に対応できる

柔軟に対応できるというのも、気配りができる人に往々にして当てはまる特徴なので、積極的にアピールしていきたいところです。

急な状況の変化においても周囲に気を配りながら対処できるなどの柔軟性は非常に重要視される傾向になります。

特にベンチャー企業は大企業と比べて人手が足りず、思わぬアクシデントなどが発生することも多いです。

そうした時に柔軟に落ち着いて柔軟に対応できる人物が一人いるかいないかだけで安心感も大きく変わってきます。

どっしりと構えて柔軟に対応できる人物がいれば、他のメンバーも積極的にチャレンジができるようになります。

あなたが気配りのスキルを活かして柔軟に対応した経験があれば、それを積極的にアピールし、入社後も柔軟に対応しようと考えていることを積極的にアピールできれば良いでしょう。

【自己PRで気配りをアピール】気配りをアピールしたい時に役立つ経験

自己PRで気配りをアピールしたい場合は、どのような経験を積んでおけば役に立つのでしょうか。

ただ気配りができるという点をアピールするだけでなく、実際に経験して得た気配りの大切さもあるでしょう。

そのため、何か役に立つ経験を持っていた方が良いアピール材料になります。

とくに、以下に挙げる経験を積んでいる人は少なからず気配りについて考えさせられる場面があるはずなので、思い出して気配り面でアピールできる内容がなかったかリストアップしてみましょう。

リーダーを務めた経験

リーダーを務めた経験のある人は、気配りという面をかなり意識して行動したケースが多いのではないでしょうか。

どんな経験であれ、リーダーを務めたという事は何かしらの組織やグループでのまとめ役になっています。

他のメンバーの状況を考えつつ管理やサポートに回る役割はリーダーにとって重要な事で、円滑に運営するためには気配りは必須です。

メンバーの話を聞いて、ときには自分の意見もしっかりと伝える、そうした行動の中でいかにグループ全体がうまくまとまっていくかを考えていかなければなりません。

リーダーという立場はどこにおいても大変な役割ではありますが、その経験から得られた気配りの姿勢は社会に出てから大いに役立ちます。

接客経験

気配りが必要な場面として多くの人が経験しているのが、この接客経験です。

販売業やサービス業でアルバイトしていた人が客と接するのはもちろん、ちょっとした人付き合いとしての交流や食事会など、誰もが何かしらの接客経験を持っているでしょう。

接客では話している相手が不快にならないよう、また少しでも今の状況に満足してもらうためにも、相手に対する気配りが必要になります。

実際の接客経験がどの場面、どのような状況で訪れて、どのように自身のコミュニケーション力を発揮できたのかを自分なりに一度深掘りしてみましょう。

相手の事を考えて行動する機会がどのような場面であったのか、その時のエピソードから自己PRで話せる内容を作り出してみてください。

後輩指導経験

部活やアルバイトの場面で、後輩に指導経験がある人も多いのではないでしょうか。

実はこの後輩指導経験も、気配りというスキルを磨くためにはとても重要な役割を担います。

たとえばアルバイトで後輩を指導する場合、後輩は仕事の内容についてほとんど知らない状態です。

何も知らない後輩にどのように仕事を教えれば良いか、どう伝えればトゲがなく円滑にコミュニケーションが取れるのかを考えます。

こうした相手を思い遣って行動に移せる事こそが気配りであり、後輩指導の経験を積むうちに自ずと磨かれてくるスキルです。

とくに、自身が部活やアルバイトを卒業する際に後輩から感謝された場合は、気配りがうまくできていたという自信にもつながるでしょう。

マネージャー経験

部活動などでマネージャー経験がある人も、気配りを十分にアピールできる材料を持っています。

マネージャーと言えば縁の下の力持ちのような存在で、多くの人を支える役割です。

部活動の場合、部員たちが万全の体制で試合に臨めるようフォローするといった、まさに気配りが求められる仕事内容が待っています。

部員たちが試合のモチベーションを高めるために何ができるか、日頃の練習の段階で自分にできる事が何かないかなど、常に誰かのためを思って行動する事になるため、自然と気配りの能力が身についています。

自分のサポートがあって部員たちが試合に勝利できた、いつもありがとうと褒めてもらえたといったエピソードがあれば、自身の気配りの高さもアピールできて良い評価を得やすいでしょう。

ボランティア経験

気配りとは、あらゆる事に細かく心が行き届いている事です。

これがとくに大きく表れていると言ってもいいのが、ボランティア活動になります。

町のゴミ拾いや通学する子どもたちの見守りなど、団体活動から個人でできるものまでボランティア活動の幅は広いですが、いずれも気配りが原動力になっています。

誰かの役に立ちたい、困っている人を助けたいといった善意の心を持って、それを実際に行動に移せる人は実行力があるとも評価されやすいです。

このボランティア精神は社会に出てからも同僚やクライアントに向ける事で、周囲が救われるメリットもあります。

ボランティア経験を深掘りしてみて、気配りでとくに意識した場面などを思い返してみましょう。

【自己PRで気配りをアピール】気配りできることを自己PRに用いる際の経験別例文

最後に、気配りをテーマにした自己PRの例文を紹介します。

以下を参考にして、自身の持つエピソードに「気配りできること」を交えた独自の自己PRを作成してみましょう。

もちろん、これらはあくまで一例であり、そのまま真似して書いてはなりません。

個人の経験によって得られる結果は多様なので、画一的な表現にならないよう文章を工夫してみてください。

自身の個性を強く打ち出せるよう、大事なポイントを押さえておきましょう。

長期インターン×気配り

私の強みは、周囲の状況に気を配って適切に行動できることです。
大学3年生のとき、長期インターンに参加しました。
そこで、私はインターン生のマネジメント業務を任されました。
さまざまな環境にあるインターン生は、それぞれ異なった不安を抱えています。
そこで、私は気配りができるということを活かし、彼らのサポートに徹しました。
定期的にミーティングを行って個別の不安点を炙り出し、業務の偏りや負担の是正に務め、皆が働きやすい環境になるよう気を配りました。
その結果、配属された部署の営業成績を1ヶ月で10%高めることに成功したのです。
周囲に気を配って行動することは、インターン生や企業側と良い関係を構築・継続することに役立ちました。
貴社に入社後も、周囲の様子に気を配り、コミュニケーションを円滑に進めて業務を円滑に回していきたいと考えています。

学業×気配り

私は、気配りによって皆の意見を活かすことができます。
ゼミの活動において、意見を積極的に出せないゼミ生がいることに気づいた私は、周囲の様子に気を配って彼らに意見を促し、議論を円滑に進められるよう配慮しました。
議論に慣れていない人や、周囲から一歩引いてしまう人にもこちらから積極的に話題を振ると、皆が参加しやすい雰囲気になります。
議論が活発になると、新たな意見が生まれ、それまでになかったアイデアも出るようになりました。
ゼミ生一人ひとりの様子に気を配って皆の意見をまとめることに専念した結果、議論を活性化させることができたのです。
貴社においても、皆が意見を出しやすいよう周囲に気を配り、議論を促す形で今後の業務改善に貢献していきたいと考えています。

サークル活動×気配り

私は、円滑に活動するために、組織を統率するための気配りができます。
学生時代はボランティアサークルに所属しており、授業のない土日はよく地域のボランティア活動に参加していました。
特に高齢者向けの福祉サービスのボランティアに参加したときは、先輩と後輩の垣根を超えて協力し合えるように、メンバー全員に対して気を配りました。
高齢者の方は思うように身体が動かせない方が多いため、先輩と後輩の壁を気にして動きが鈍くなると、するべきサポートがうまくできなくなってしまいます。
そのため私はサークルのメンバー一人ひとりに「先輩か後輩かは気にせずに声を掛け合おう」と伝え、さらに活動中に手間取っているメンバーがいれば、積極的に話しかけました。
その結果、サークルのメンバーからは活動しやすかったと言ってもらうことができ、福祉サービスの施設の方にも気配りが素晴らしかったと褒めていただきました。
気配りは円滑に行動するための重要な行動だと、私は活動を通じて知ることができました。
御社に入社した際も、常に広い視野を持って周囲に気を配ることを欠かさず、円滑に行動できる組織づくりに貢献したいと考えます。
気配りや思いやりをアピールする自己PRの例文については、以下の記事も参考にしてみてください。

アルバイト活動×気配り

私は、接する方が心地よいと感じる気配りをすることができます。
大学生活を送るなかで私は飲食店でアルバイトを経験し、思いやりの精神や気配りの大切さを培ってまいりました。
アルバイト先の飲食店は、一般的な水準の価格と比較するとやや高級店にあたるため、記念日などの特別なタイミングで来店されるお客様が多くいらっしゃいました。
そのため私はお客様に対し、食事やサービスだけでなく、心に残る接客をするために気配りを欠かしませんでした。
お客様の行動をさりげなく確認し、呼ばれる前に「お困りですか」と伺ったり、メニュー選びに迷っているお客様には好みをヒアリングしたうえで提案も行ったりしました。
その結果、私はお客様アンケートで「接客が心地よかったスタッフ1位」を獲得することができ、心地よい対応には気配りが大切なのだと学ぶことができました。
御社に入社後は、積極的にお客様一人ひとりと向き合い、気配りができるスタッフとして信頼を獲得してまいります。

部活動×気配り

私は、組織全体をふかんで見たうえで、自分にできることを実践できる気配りのスキルを持っています。
学生時代はテニス部に所属しており、特別マネジメントを任されていたわけではないのですが、後輩の育成やチームの連携性向上に携わる機会が多くありました。
マネジメントを実践している部員がおらず、中学生の頃からテニス部に所属してきた自分なら部の力になれるのではないかと考えたためです。
また、風邪が流行った頃はマネージャーの数が不足したため、自らマネージャーの仕事を手伝ったこともありました。
結果、部長や副部長からは「いつも周りを見て必要な行動をしてくれるから助かる」と感謝され、必要な役割を見つけて立ち回る気配りの大切さを学びました。
入社の機会をいただいた際は、気配りを忘れず、組織のチームワーク向上のためにそのとき必要な行動を的確に見極めてまいります。

ボランティア経験

私はボランティア活動を通じて得た、細やかな気配りとチームワークが長所です。
特に災害支援ボランティアに参加した際、多様な背景を持つ人々と協力し、被災者のニーズに敏感に対応する必要がありました。
この経験から、異なる意見を尊重し、一人ひとりの立場を理解することの大切さを学びました。
また、緊急時における迅速な意思決定と行動の重要性も実感しました。
入社後、これらの経験を活かして、チーム内での円滑なコミュニケーションを促進し、プロジェクトの効率化に貢献できると考えています。
特に、プロジェクト管理やチームビルディングの場面で、私の気配りと協調性がプラスの影響をもたらすと信じています。

【自己PRで気配りをアピール】気配りできることを自己PRに用いる際のアピールポイント別例文

自己PRで気配りできるところをアピールするにしても、どんな文章にすれば良いのかあまりピンと来ていない人もいるでしょう。

特に就活に関する知識がない人や、アルバイト経験がない人ほど、アピールの仕方が思いつかないかもしれません。

そこでここからは、アピールポイント別の例文を3つ紹介します。

それぞれのケースを見ながら、自分ならではの自己PRをぜひ作ってみてください。

協調性

私の強みは、協調性を持って人と接することができるところです。
高校生の頃、私はオーケストラ部で部長をやっていました。うちのオーケストラ部はとても人数が多かったので、皆で楽しくワイワイできる分、まとまりがなかなか取れないことも多く、よく意見がバラバラになることがありました。
そのため、私の方から1人1人と親身になってコミュニケーションをとることにしたのです。
誰しもさまざまな意見があって、どのようにまとめれば良いのか最初は難しかったのですが、全員が納得できるように1つの提案にうまくまとめた結果、ベストな演奏ができるようになりました。
それに加えて、メンバーの悩みも私の方から積極的に聞くようになったので、よりいっそう皆が私についてきてくれるようにもなりました。
貴社で働く際にも、協調性を持ってしっかり周りをサポートしたり、自ら引っ張っていったりできるような人材になりたいと思っています。

積極性

私が自信を持っているところは、何よりも積極性です。
普段から何に対しても興味を持つ性格で、少しでも心に響くことがあれば、何でも挑戦したいと思うところがあります。
特に最近では、被災地のボランティア活動が記憶に新しいところです。
私はまず、現地でどのような人を求めているのかを、SNSで詳しく調べることにしました。
そしてうまくスケジュールを合わせて、なんとか1人でボランティア活動に参加することができました。
そこでは私と同じくボランティア活動をしている人がたくさんいたのですが、あまり統制が取れていなくてどうすれば良いかわからずにいる人もいました。
そのため、私は具体的にどこが人手を必要としているのかを、さまざまな場所に回って調べることになり、その結果うまくいろんな場所にボランティアの人を誘導することができました。
貴社に入社した際にも、常に状況を整理しながら積極的に行動していければと思っています。

柔軟性

私はどのような状況に置かれても、柔軟に対応できるのが強みです。
大学時代はずっと物流倉庫でアルバイトをしていたのですが、そこではたまに人手が不足する自体もありました。
基本的にやること自体はシンプルなのですが、このような状況になった途端に柔軟性が求められます。
その理由は、本来2人以上でやることをどのようにこなす必要があるのかを、瞬時に考えて行動する必要性があるからです。
なので私は、普段の業務もやりながら隙を見て他の人の業務も、並行しながらいつも頑張っていました。
場合によっては他の人にもああしてほしいこうしてほしいと、色々指示を出すこともありました。
そのおかげで、いつも職場の上司からは頼れる人材だと褒めてもらうことも多く、気づいたらバイトリーダーになっていました。
貴社で仕事をする際にも、何かあった時にすぐ対応できるように、柔軟に物事に取り組んでいければと思っています。

観察力

私の長所は、周囲を見て冷静に状況を分析できる観察力だと考えています。
大学生時代、アルバイトで飲食店に勤めていた経験があります。
ホールスタッフとして日々多くのお客様を相手に接客していましたが、そこではお客様の状況を観察して、最適なタイミングでメニューが届けられるよう工夫していました。
飲み物は最初に持って行く、ご飯とおかずは同時、もしくはご飯を先に出しておかずを万全の状態で食べられるようにするなど、当たり前の事のようですが実行できていない飲食店も多かったのです。
こうした些細な気配りは、少しでもお客様が満足してくれる事をイメージしながら、観察力を持って状況を見極めて行動しました。
この観察力は、社会に出てからもあらゆる場面で発揮する機会があるのではないかと感じています。

見返りを求めずに努力できる

私は、見返りを求めずひたむきに努力できる点が自身の強みであると考えます。
学生時代、町のゴミ拾いボランティア活動に定期的に参加していました。
参加したきっかけは、自分が普段歩く通学路の道端でよくポイ捨てされているのを目にするようになった事です。
それから道路を意識して見るようにすると、至る所にゴミが散乱している事に気付きました。
誰かに頼まれたわけでもないですが、この状況は周辺住民の方や近所の学生たちにも悪影響だと感じ、ボランティア活動の参加に名乗り出たのです。
見返りを求めず、ただ町が綺麗になればそれでいいという気持ちで、毎回ゴミ拾いを手伝っていました。
自分の気持ちに従って、周りから見返りを求めずに行動できる姿勢は、この先の社会でもきっと役立てると確信しています。

周囲の士気を高める事ができる

私の強みは、周囲の士気を高める事ができる気配りの高さです。
学生時代は野球部のマネージャーをしていましたが、そこでは多くの部員たちをまとめる事に苦労しました。
野球は団体スポーツであるため、チームが一丸となって戦わなければ勝利できません。
そのため定期的にマネージャーの私が主導となってミーティングを開き、各選手の強みや課題を洗い出し、次の大会での目標設定などを話し合いました。
部員たちが、活動するからには大会で好成績を残したいという思いが強くある事がわかり、部全体のモチベーションが高まった事を強く感じたのを覚えています。
結果的に次の大会で好成績を収められたのは、周囲の士気を高める事ができたからではないかと考えています。
社会に出てからも、自身はもちろん周囲の士気を高めてプロジェクトを成功に導ける人材になりたいです。

【自己PRで気配りをアピール】NG例文

当然ながら自己PRで気配りをアピールする際にマイナスと考えられる文章もあります。

そこで、ここからは実際に気配りをアピールするNGの例文について詳しく紹介していきます。

自分が実際に作成した気配りをアピールする自己PRの文章と照らし合わせつつ、マイナスな印象を与えるものがないか確認していくことで、より強固で魅力的な自己PRを作成できることでしょう。

例文①

私の長所は気配り力です。
私は多くの経験を通して、気配りができるスキルを身につけました。
特に印象に残っているのは、大学のバスケットボールサークルでサークル長を勤めた経験です。
当時、サークル内ではモチベーションの高いメンバーと、そうでない、ただ楽しみたいだけのメンバーに分かれていました。
互いに対立し、一時はサークルの解散が危ぶまれるほどでした。
そこで私は、楽しみたいメンバーとそうでないメンバーで試合を行い、勝った方が意見を主張できるという提案をしました。
これにより、勝利した競技志向の高いメンバーが中心となり、チームはさらに強くなり、県の大会ではベスト4に進出しました。
貴社に入社した際も、この気配り力を活かして貢献する所存です。
気配り力の定義が曖昧すぎるのが問題です。
また、これは問題解決にもなっていませんし、少なくとも「気配り力」という言葉の定義からは大きく外れています。

例文②

私の強みは気配り力です。
このスキルは、特に大学の部活において大きく発揮されました。
当時、主力だったものの、なかなか練習に顔を出さないメンバーがいました。
彼は才能こそ天賦のものがあったものの、モチベーションが低く、試合にだけ顔を出し、活躍し、また練習には来ないような人でした。
これにより、普段は練習で主力組としてプレーしているにも関わらず、試合の日だけ現れる彼の控えに甘んじているメンバーから不満の声が上がりました。
そこで私は試合にだけ来る彼に退部命令を出し、多くのメンバーが納得してくれました。
この経験から、組織を守るためには、時には思い切った気配りが大切であると学びました。
貴社に入社した際も、この気配り力を活かして、活躍したいです。
まず、このような荒療治で物事を解決するのは「気配り力」ではありません。
また、他に解決策があったような、一人だけ悪者にする人物を、企業は採用したくないでしょう。

例文③

私の強みは気配り力です。
このスキルは、喫茶店のアルバイトで身に付けました。
当時、多くのお客様がお年を召していて、なかなか私たちの声が聞こえないようでした。
そこで思い切ってタブレットを活用して、大きな文字でデザインされた、わかりやすい質問カードを表示できるシステムを導入しました。
これにより、おかわりを勧めるタイミングや、セットでお得になるサービスを提案しやすくなり、多くのお客様が「新鮮で楽しい」とも満足してくれたのです。
貴社はWebサイト制作会社ですが、この気配り力を活かして貢献する所存です。
実際の業務では気配りが必要なことも多いはずであり、この私のスキルが必要になると考えています。
あまり実際の経験と、入社後の貢献の関連がありません。
喫茶店での経験と、Webサイト制作会社の関連が伺えないのがマイナスポイントです。

【自己PRで気配りをアピール】完成度を高めるために

学歴も就活において大切な要素になりますが、実際には自己PR1つで採用が決まることも決して珍しくありません。

だからこそ、自己PRにはとにかく力を入れる必要があります。

では具体的に、どうすれば採用担当者に響くような自己PRを作れるのでしょうか。

ここでは、自己PRの完成度をできるだけ高めるためのアドバイスを、2つ紹介します。

ぜひこちらも参考にしてみてください。

声に出して読んでみる

まず意識しておいてほしいのが、自己PRを書いたら何度でも見直すようにすることです。

どのような人も、文章を書いている途中はミスに気づかないことがあります。

万が一1つでもおかしな点がある状態でエントリーシートを出してしまうと、それだけでマイナス評価がついてしまうことも十分にありえるでしょう。

そのため、見直しは必須事項だと思っておいてください。

また、その時に取り組んでほしいのが、声に出して文章を読むことです。

単純に目で追うよりも、声に出して読むようにした方が、圧倒的にミスに気づきやすくなります。

さらに、声に出して読んでいる状況を録音して、それを聞いてみるのも良いでしょう。

そうすれば客観的に、自分の文章を認識できるようになるので、すぐにミスに気づけるはずです。

他の人に添削してもらう

もしエントリーシートの添削をする時は、自分1人だけで終わらせないことも大切です。

つまり、他の人にも添削してもらった方が良いでしょう。

その理由は、第三者から見た時に初めてわかるポイントが出てくるからです。

例えば日本語的におかしな表現になっていることも、第三者だからこそ気づける可能性があります。

そのため、自己PRの完成度を高める際には重要だといっても過言ではありません。

ちなみに、添削してもらう相手はどんな人でも大丈夫です。

ただし大前提として、就活経験者に依頼するようにした方が良いでしょう。

その方が、的確なフィードバックを得られる可能性が高まります。

【自己PRで気配りをアピール】就活エージェントを活用しよう!

これまでの内容で自己PRで気配りをする方法が理解できたのではないでしょうか。

自己PRは作成して完成ではありません。

添削を繰り返し行い、さらに質の良い自己PRにしていく必要があります。

添削は先輩や友人、キャリアセンター、就活エージェントにしてもらうことができます。

よって最後に、就活エージェントについて紹介して終わりとさせていただきたいと思います。

ですが、就活エージェントは利用するメリットもあればデメリットもあるため、十分に理解した上で検討することをおすすめします。

サービス内容

まずサービス内容についてです。

今回紹介するエージェントは「ジョブコミット」というサービスです。

・周りに置いてかれている

・内定が取れるか不安

・自信のあるガクチカがない

といった悩みを持った学生に対して、内定獲得までサポートしてくれるサービスとなっています。

具体的には、

1. あなたに合った優良企業の紹介

2. 自己分析・企業分析サポート

3. ES添削

4. 面接対策

などがあります。

学生一人に対して一人の専属エージェントが早期内定獲得まで二人三脚で徹底サポートしてくれるため、「自分ひとりだと進まない」、「一人だとくじけそう」といった学生におすすめです。

メリット・デメリット

主なメリット 

・内定獲得までのすべてのサポートは無料で受けることができる

・本番を想定した面接対策が繰り返し行える、予約もとりやすい

・希望に沿った優良企業を複数紹介してもらえるため、内定に繋がりやすい

主なデメリット 

・相性のよくないエージェントと当たってしまう可能性がある。

・志望度が高くない、興味がない企業を紹介される可能性がある。

・希望に沿った優良企業を複数紹介してもらえるため、内定に繋がりやすい

【気配りできるところは自己PRになる?】おわりに

気配りができるという長所は、自己PRのテーマに適しています。

企業側も気配りができる人材を求めているため、あなたが常に気を配れる人間であるならば評価されることでしょう。

一方で、「気配り」とは曖昧な概念であるために具体性を欠くことがあります。

具体的なエピソードや成果を交えて説明し、アピールポイントとして有効に活かせるようにする必要があります。

気配りできることで将来どのような形で企業に貢献できるか、きちんと説明できるよう準備してみてはいかがでしょうか。

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