なぜ二次面接でいつも落ちるの?二次面接の特徴や受かるための対策を解説

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はじめに

大学4年次の6月を迎えると、多くの企業が面接をスタートさせます。

その時期によく耳にするのが、「一次面接は合格するのに、二次面接で落ちてしまう」という悩みです。

内定を獲得する友人がいる中で、「次のステップに進めない自分には魅力がないのではないか…」と自信をなくす方もいるでしょう。

しかし、二次面接に落ちてしまうのは、別にあなただけに原因があるわけではないのです。

今回は二次面接に落ちてしまう理由、そして合格するための秘訣について、詳しく解説していきます。

【二次面接で落ちる理由とは】二次面接で落ちるのはあなたの能力が低いせいではない

まず、三次面接が最終面接の一般的な選考フローの場合、二次面接は通過するのが最も難しい鬼門と言われています。

二次面接が選考の実質の最終関門であり、最終面接は学生の意思確認の場と捉える企業も少なくはありません。

そのため、二次面接では現場の責任者が非常にシビアな目線で学生をジャッジしています。

その結果、一次面接と比較すると、不合格となる学生の数がぐっと増えるので、二次面接で落ちる確率は非常に高いと言われているのです。

ですから、いつも二次面接で落ちてしまうのは、「能力が低い」「人間的に魅力がない」といった自分の内面以外にも原因があるということを理解しておきましょう。

もちろん、狭き門である二次面接も、適切な対策と万全の準備をすれば通過できるので、自信を持って臨むようにしてください。

【二次面接で落ちる理由とは】二次面接の特徴

二次面接を突破するためには、二次面接が行われる目的や、特徴について理解する必要があります。

すでに合格済みの一次面接とは、二次面接で企業が確認したいポイントや、学生に求めることは大きく異なるのです。

多くの二次面接では、現場の責任者が学生一人ひとりの価値観や能力について、一次面接のときよりも深くチェックします。

二次面接に合格するためには、企業の狙いを理解し、それに応えなければなりません。

ハードルが上がる分、今まで以上に入念な準備が必要になります。

目的

二次面接の目的は、学生の価値観や企業研究の深さを見て、マッチング具合や本気度を測り、企業にふさわしいかを見極めることです。

一次面接までは、採用するにあたっての最低限の条件を満たしているかの確認が主な目的となっています。

たとえば、身だしなみや言葉遣いなど、社会人としての基礎ができているかどうかが重要な評価ポイントで、これらを満たさない学生は落とされても仕方ありません。

一方の二次面接は、最低限の素養を満たし、それに加えて企業に長きにわたって働き、利益をもたらせる人材であるかという評価基準が設けられます。

つまり、「いいな」と思う人を通すのが1次面接「本当に一緒に働きたい」と思う人を選ぶのが二次面接なのです。

迷った場合の対応

採用担当者が、合格か不合格か迷った場合の対応も、一次面接と二次面接では異なります。

書類選考や一次面接では、「迷ったらとりあえず合格とする」という場合が多いのが特徴です。

「もしかしたら隠れた魅力や能力があるかもしれない」と判断される人も通過できるのが一次面接と言えるでしょう。

しかし二次面接以降は、「迷ったら不合格にする」というケースが非常に多いのが特徴です。

なぜなら、二次以降は役員クラスが面接に出てくることが多いため、不適切な人材を送り込むことは、採用担当者にとってもリスクになるからです。

「この学生なら大丈夫」と太鼓判を押せる人しか送り込むことができないという理由から、必然的に合格ラインが高くなります。

【二次面接で落ちる理由とは】二次面接で見られているポイント

二次面接では、現場の責任者の目線で企業にマッチする人材か否かが判断されます。

学生の能力や性格をチェックし、少しでも企業に合わないと思われたら不合格となるケースが多いのです。

しかし、「面接官がどのように評価するのかわからない」「落ちた理由に納得がいかない」という方も多いでしょう。

二次面接では多くの面が評価されますが、ここからは特に重視されるポイントについて解説していきますので、抜け漏れのないようにチェックしてみてください。

志望度

二次面接で重視されるポイントの1つ目は、志望度の高さです。

先ほども述べたように、二次面接の次は役員による最終面接という企業が多いために、二次面接の合否の判断は非常に慎重になります。

なぜなら、ほかの第一志望の企業に内定が出たという理由で選考終盤に辞退をされると、採用計画に大きく影響を与えるからです。

選考フローを終えた段階から、自社にふさわしい優秀な人材を確保するのは非常に困難な作業と言えます。

金銭的な負担が増え、さらに事務的な手間もかかるので、企業は「なるべくなら内定を辞退しないでほしい」と考えているのです。

そのため、役員面接である最終面接を目前にして、内定を出したら本当に入社するのかという点が二次面接では強く見られるというわけです。

企業理解

企業がどのようなところで志望度の高さを見極めるかというと、ずばり学生の企業理解の深さです。

企業理解が深いということは、自社への興味の強さ、つまり志望度の高さとイコールであると面接官は考えています。

実際に働きたいと考えている企業であれば、働いてからのことを考えて、多くの情報を得ようと企業研究に力を入れるのは当然のことと言えます。

逆に言えば、企業についての知識が浅いと、第一志望に落ちたときの保険として受けていると考えられてもおかしくはないのです。

入社して活躍できそうか

2つ目の二次面接で重要とされるポイントは、入社して実際に活躍できる人材であるかどうかです。

当然のことですが、学校と異なり企業は営利団体であるため、利益を出していかなければ存続できません。

そのため、新入社員を採用する際には、新人教育のコストをかけてでも、今後自社の利益に貢献してくれそうなポテンシャルのある人材を採用したいと考えています。

よく「学びたい」など受け身の姿勢で受ける学生が見受けられます。

しかし、社員にとって学ぶことも大切ですが、あくまで営利を生み貢献することが仕事であるため、伝え方には注意しましょう。

企業に入社後活躍できるとアピールするためには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。

以下で詳しく説明します。

求める人物像に合致しているか

まず、企業が掲げている「求める人物像」と相違ないことが大切になります。

多くの企業の採用ページには、「○○のような人材を求めている」ということが記載されています。

自己PRや志望動機で、求める人物像に合致するセールスポイントを強調することで、企業にとって自分が有益な人材であるとアピールできるのです。

しかし、求める人物像を意識するあまりに、本来の自分の姿とかけ離れたエピソードを書いてしまう学生も見受けられますが、それはボロが出る確率が高いのでおすすめはできません。

面接官は何十人、何百人もの学生を見ている採用のプロです。

自己分析をしたうえでの自分の長所と合致するところをアピールしなければ、いとも簡単に見破られてしまうでしょう。

社風に合っているか

社風にマッチするか否かも、入社後に活躍できるかを図る重要なポイントです。

どんなに優秀な人材であっても、企業のカラーに合わなければ「部署に馴染めない」「本来の能力を発揮できない」などの悩みを抱える可能性が高くなります。

そしてその結果、早期離職となるケースが非常に多く見られているのです。

実際に、2022年度では30%を超える大卒社員が3年以内に離職しているというデータがあります。

多額のコストや時間をかけて採用・教育した社員が一人前になる前に離職することは、企業に取って非常に大きな損失になります。

そのため、企業の社風に馴染めるか、長期にわたって働ける人材であるかどうかは採用の際に特に慎重にチェックされるポイントと言えるでしょう。

【二次面接で落ちる理由とは】二次面接で落ちる理由

二次面接では、志望度が本当に高く次の選考に進んでも選考を辞退するリスクがないか、そして企業とのマッチングが高く長期にわたり活躍できるポテンシャルがあるかが評価の対象になっています。

そのため、社会人としての基礎や第一印象が問われる一次面接と比較すると、門戸がぐっと狭くなり不合格者が多く出てくるのです。

ここからは、二次面接で落ちる具体的な理由について、大きく3つに分けて解説していきますので、合格を勝ち取るためにぜひ読んでみてください。

質問の意図を理解していない

二次面接で落ちる理由の一つに、質問の意図を理解していないことが挙げられます。

面接では、質問の一つひとつに意味があり、質問の回答から企業が知りたい情報も異なります。

そのため、質問の意図を理解できていないと、企業が知りたいと思っている情報を提供できなかったり、的外れな回答をしてしまったりすることにつながるのです。

そうなると十分なアピールができず、ただ単に自分の経験を伝えただけで終わってしまいます。

また、思考力がないと判断され、マイナス評価をされてしまう可能性も高まります。

たとえば、志望動機からは入社意欲や将来性などを見ていて、それらが伝わらない志望動機では十分なアピールになりません。

インターネットなどで調べると、二次面接で多く聞かれる質問集も出てきます。

頻出する質問については、その意図をしっかりと確認しておくようにしましょう。

志望度が伝わっていない

二次面接で落ちてしまう理由のひとつに、「志望度や熱意が面接官に伝わっていない」ということが考えられます。

一次面接の際に、社会人としての最低限の資質があることは認められたのに落ちてしまうのは、極端な言い方をすると本気ではなさそうに見えるからです。

先ほども述べたように、志望度が低い学生は、二次面接を通過しても選考辞退する可能性や、内定後の辞退をしてしまうなどのリスクを抱えていると判断されます。

企業としても、人材の流出は大きな損失となるため、やる気を感じさせない学生は、どんなに優れたスキルがあったとしても内定の通知は出せないのです。

志望度を感じさせない学生の具体例について、以下でより詳しく見ていきましょう。

志望動機が浅い

志望度が伝わらないポイントの1つ目は、志望動機が浅いことです。

「御社の企業理念に惹かれました」「可能性を感じました」などのありきたりな志望動機を述べてしまうと、採用担当者に「準備不足」と判断されてしまうおそれがあります。

企業のホームページを見れば誰でもわかるような、どの会社に対しても言えるようなありきたりな浅い志望動機では、当然のことながら自分の志望度は伝わりません。

面接は、選ばれた人しか臨めない貴重なチャンスですから、企業について自分なりの視点で研究し、自分の長所をどこでどのように活かしていけるのかをアピールしましょう。

複数の企業を同時に受ける中でスケジュールが過密になり、思うように面接の対策の時間を取れないかもしれません。

しかし、最低でも志望動機だけは入念にブラッシュアップしておく必要があると言えます。

企業理解が浅い

次に、企業理解の乏しさが理由として挙げられます。

「本当に入社したいのであれば自社のことを調べてくるはずだ」と面接官は考えているため、企業理解が浅いと志望度が低いと見なされるのです。

ネームバリューや給与目当てで入社してくる学生は、実際の業務内容についての知識に欠けるために、入社後のミスマッチを強く感じるケースが多く、早期離職の可能性が高くなります。

そのようなリスクを回避するために、企業は自社について研究しており、業務内容や社風など企業について理解したうえで志望してくる学生を望んでいるのです。

そのため、二次面接では業務内容について踏み込んだ質問をされるケースが多く見受けられます。

浅い回答しかできないと不合格となってしまうので、事前に準備しておくようにしましょう。

自己分析ができていない

自己分析ができているか否かも、二次面接の合否を分けるポイントです。

自己分析は、自分の過去を振り返り、客観的な視点で自分の特徴や価値観を把握・分析し、自分の「強み」を見出す作業を指します。

代表的な方法は、自分史やモチベーショングラフの作成などです。

自分のことをよく理解できていない人を採用することは、企業に取っては大きなリスクとなります。

なぜなら、自分の能力や性格が理解できないまま入社し、結局自社に合っていなかったとなると、「業務に適性がなく活躍できない」などのトラブルが予想され、早期退職の可能性が高くなるからです。

そのため、自己分析ができておらず、自己PRが弱いと判断されると落とされる可能性が高くなります。

一貫性がない

その場限りで取り繕う回答ばかりしていると、回答内容に一貫性がないと見なされて落とされる可能性があります。

志望動機・自己PR・興味のある業務などの回答は完成しているけれども、全体的に統一感がないというのは、学生がよく陥りがちなミスです。

また、一次面接での回答内容をメモされていることが多いために、特に理由もなく前回の主張と大きなズレがある場合、採用担当者に大きな不信感を抱かせる可能性があります。

言うことが二転三転する人と一緒に働きたいと思う人は、基本的にそこまで多くありません。

就活の軸を明確にして、軸に沿った回答ができていないと、どんなに秀逸なエピソードをアピールしたとしてもプラスには働かないのです。

話の内容と実際の印象にギャップがある

エピソードの一貫性と同様に、アピール内容と本人の印象がかけ離れている場合も不合格となる可能性があります。

たとえば、大人しそうな印象の人が、「200人の団体のリーダーを務めていた」などの快活なエピソードを語った場合、「実際の印象と話の内容に終始ズレがある」と受け取られるリスクがあります。

そして、採用担当者は「具体的にどんな人なのかわからない」「もしかしたら嘘のエピソードかもしれない」などの不信感を覚えるおそれがあるのです。

しかし、外見の印象とは異なる本質を持っている人がいるのも事実です。

もし「自分の第一印象と本質のイメージは異なっている」という自覚があるのならば、「私は物静かに見られますが、実は情熱的な人間で」など前置きをするなどの工夫が必要になるでしょう。

マイナスな発言をしている

マイナス発言の積み重ねも、二次面接で落ちる理由につながります。

マイナスな発言は「意欲が低い」「自信がない」などの印象を残してしまう恐れがあり、少なくとも良い評価にはつながりにくいものです。

たとえば「あまり自信はないのですが...」「自分にできるとは思えないのですが...」「そうだと思います...」など、不安な感情で出てくるような言葉は、マイナス発言と捉えられてしまいます。

いくら気を付けようと思っていても、二次面接の緊張感や圧迫面接に近い形であると、威圧感からうっかりマイナスな発言が出てしまうケースもあります。

二次面接の環境下でも後悔する発言をしないように、しっかりと事前準備を行い、ある程度の自信を持って面接に臨めると良いでしょう。

【二次面接で落ちる理由とは】二次面接合格に向けて行うべき対策

二次面接で不合格となるのは、「企業への熱意に欠けている」「自己分析が不足している」「全体的な主張に一貫性がない」などの準備不足からくる理由であることが多いです。

決して本人の能力や人間的な魅力がないわけではないので、二次面接に落ちたからと言ってモチベーションを下げないようにしましょう。

それでは、二次面接を突破するために実際にどのような対策が望ましいとされるのでしょうか。

具体的なポイントについて、以下で詳しく見ていきましょう。

一次面接の振り返りをする

二次面接の合格に向けて行うべき対策として、一次面接の振り返りが挙げられます。

面接が無事に終わると安心して、ついつい振り返りを疎かにしてしまう人もいるでしょう。

しかし、一次面接を突破した場合には、一次面接をもとに二次面接の質問が行われます。

そのため、二次面接にて、一次面接で話した内容と違った話をしてしまうと「一貫性がない」「一次面接で話した内容は事実ではないのでは」などの印象を持たれてしまうのです。

一次面接と二次面接で一貫性のある話ができるよう、一次面接を終えた後は質問とその回答を振り返りましょう。

また、一次面接で得られた反省点を二次面接に活かし、話す内容をブラッシュアップしたり、話し方を工夫したりするのも大切です。

志望度が伝わるようにする

まずは、志望度の高さをアピールしましょう。

先ほども述べたように、途中で選考を辞退、もしくは内定を辞退する可能性のある学生は、手間やリスクを回避するためになるべく次のステップに上げたくないというのが採用担当者の本音です。

また、入社意欲が強い学生の方が、「入社後も長期にわたり貢献してくれるであろう」と考えるという理由もあります。

そのため、二次面接合格には、「内定を出したら入社してくれるだろうな」「任せた仕事はきちんと責任を持ってやり遂げてくれるだろうな」と思わせるほどの志望度の高さを伝えることが重要と言えるのです。

その熱意を伝えるために具体的に何をすれば良いのか、以下の3つの項目に分けて解説していきます。

企業理解を深める

企業理解の深さは、志望度の高さの指標として考えられています。

なぜなら、企業は「本当に入社したい会社なら自社のことを調べているはず」と考えているからです。

そのため、回答内容を深掘りし、企業理解の深さをたしかめてくることも少なくありません。

たとえば、「御社のグローバルな商品展開に、私の英語力を活かして貢献したい」とあなたが伝えるとします。

この場合、「グローバル展開ではライバルのA社も強いのですが、なぜ当社を志望するのですか」という質問が返されることが予想されます。

自分なりの視点で、業界の立ち位置や他社にはない強みを理解していればスムーズに回答できるでしょう。

しかし、うまく回答できないと、「結局どちらでも良いのではないか?」と考えられるおそれがあります。

このように、少々難しい質問にも柔軟に答えるために、入念な企業研究が求められるのです。

志望動機の説得力を増やす

志望動機の精度を高めて、志望動機の説得力をアップさせましょう。

そのためには、自身の体験や企業選びの軸と、志望する企業の特徴を紐づけるのが効果的と言えるでしょう。

たとえば「留学先でトラブルに合ったときに御社のアプリに助けられました。そのとき、○○といったサービスがあればより便利になるのではと考えるようになりました」という具合です。

これにより、企業に興味を持った理由と、ファンであるだけではなく入社したいと思った理由も伝えられます。

このように、「その論理なら必然的に自社を選ぶだろう」と思わせるような志望動機は説得力が高くなります。

また、志望度が高く見えるだけでなく、採用担当者の印象に残るエピソードにもなるためおすすめです。

熱意が伝わるような話し方をする

話す内容だけではなく、話し方にも気を配りましょう。

どんなにすばらしいエピソードも、うつむいて淡々とした口調で話していたら、説得力に欠けてしまいます。

二次面接の重要性がわかっていると、今まで以上に緊張してしまうかもしれませんが、面接官にやる気を感じさせるためには、明るくハキハキと相手の目を見て話すことが重要です。

それに加えて、声に抑揚をつけることを心がけましょう。

「話すスピードに変化をつける」「身振り手振りを加えて話すようにする」などの工夫をすると、熱意が伝わるだけではなく、面接官も飽きずに最後まで興味を持って話をきいてくれるでしょう。

一度自分の話す姿を録画して、家族や友人に見てもらいアドバイスを受けると自分では気がつかない話し方の癖がわかるかもしれません。

回答内容の一貫性を高める

自分の回答内容に、一貫性があるかどうか振り返りましょう。

単に一貫性といっても、意識すべきポイントは3つあります。

1つ目は、一次面接までの選考でアピールした内容との一貫性、2つ目は相手が持つ自分のイメージと自分のアピール内容との一貫性、3つ目はどの回答内容からも同じ人物像が想起されるような面接内での回答の一貫性です。

これら3つに統一感を持たせるには、自己分析をして自分の強みや弱みを理解し、さらに徹底して企業を研究することで、自分が社会人としてどのような能力を活かして何をしたいかという「就活の軸」を明確にする必要があります。

自分の軸をもとに、上記3つの一貫性を意識してエピソードを組み立てましょう。

逆質問を考える

二次面接では、最後に「何か聞きたいことはありますか?」と逆質問を投げかけられるケースが多くあります。

逆質問を聞かれた場合に何を質問するか、事前に考えておくことも大切な二次面接対策です。

事前に用意をしていないと「特にありません」と答えてしまう人もいますが、それでは企業側に意欲が低いと捉えられ、マイナス評価につながる可能性もあります。

逆質問は、就活生が抱えている不安や疑問点を解消する目的のほかに、志望度や意欲を測る目的もあります。

志望度や意欲の高さをアピールする意味でも、逆質問で何を聞くのか、事前にしっかりと用意しておきましょう。

二次面接での逆質問のポイントは、こちらの記事からご覧ください。

【二次面接で落ちる理由とは】二次面接の頻出質問例

二次面接は、自身の回答に一貫性を持たせて「芯のぶれない学生である」と採用担当者に伝えることが重要です。

面接時間も、一次面接と比較すると長めに設けられていることが多く、今まで以上に突っ込んだ質問に戸惑うことも予想されます。

そこで、以下に二次面接の定番の質問を5つピックアップしました。

いずれも頻出の質問になりますので、自分の就活の軸や価値観などを意識し、回答内容を考えてから本番の面接に臨むと良いでしょう。

就活の軸・企業選び・業界選びの軸を教えてください

先ほども述べましたが、就職活動の軸についての質問はほぼ必須と言えます。

採用担当者には、学生の業界選びや企業選びの価値観を聞き出すことで、自社を志望度する理由と本気度の裏付けを確認しようという意図があります。

また、軸を聞くことで企業の方針とミスマッチがないかを見極めたいという気持ちもあるでしょう。

上辺だけ取り繕った回答は見破られてしまうので、自分の価値観としっかり向き合ったうえで、自分だけの就活の軸を言語化できるようにしておきましょう。

他社の選考状況を教えてください

二次面接では、同業他社の選考状況について聞かれることが多いです。

この質問には、併願している企業の選考状況を知ることで、その就活生の優秀さや、自社の志望順位をたしかめたいという意図が含まれています。

この場合は「~と考えているため、○○業界を中心に選考を受けています。その中で、選考に進んでいる他社の企業名は~」などと、同じ業界に絞って回答すると一貫性を持たせることができるでしょう。

このとき、「面接を受けましたが、落ちました」というネガティブな情報は伝える必要はありません。

自社の志望度・志望順位はどのくらいですか

企業の志望度についての質問は、面接の終盤にされるケースが多く見られます。

この質問をすることで、企業は「本当に自社に入社してくれるか」「選考辞退しないか」をたしかめようとしているのです。

この場合、本当は志望度が2位以下であったとしても、「第一志望です」と答えるのが正解です。

先ほども述べたように、企業への熱意を重視する2次面接ですから、2番目以下と述べる学生に内定を与える理由がありません。

本当に第一志望の場合は、プラスαのコメントで入社意欲を伝えるとより効果的です。

併願している他社ではなくて自社に魅力を感じているポイントはどこですか?

併願状況や就活の軸を聞いた後に、なぜ他社ではなく自社なのかと深掘りされるケースもあります。

採用担当者はこの理由を聞くことで、その学生の志望度が高いのかたしかめようとしているのです。

この質問には競合他社と比較したうえでその企業の強みだけでなく弱みも踏まえて回答すると、業界全体の知識の深さをアピールできます。

それだけではなくその企業でしか叶えられない自分の目標を語ることで、企業への熱意が伝わり、第一志望であるという主張の裏付けができます。

入社後に携わりたいことは何ですか?

入社後に携わりたいこと、いわゆるキャリアビジョンについての質問も定番です。

やりたいことを聞くことで、自社への理解の深さや志望度を確認しようとしています。

この場合、まずは「営業職として」「企画職として」などなるべく具体的に職種を述べたうえで、具体的な目標を設定します。

そして、自分の強みをどう活かせるのかを主張し、採用することで企業側にどのようなメリットを与えられるかをアピールしましょう。

目標値は高く、そして現実的に実現可能な範囲で述べることで志の高さを伝えられます。

【二次面接で落ちる理由とは】面接が苦手な人はエージェントの利用がおすすめ

面接に苦手意識を感じている方は、就活エージェントを利用してみるのもひとつの方法です。

就活エージェントの中には、企業を紹介するだけではなく、面接練習を行うサービスを行っているところもあります。

「ジョブコミット」もその中の1つであり、さらに1人あたり平均10時間以上の面談を行うのが特徴です。

それに加え、ES添削や企業選びのほか、脳科学に基づく診断テストなどのサービスも設けており、専属のアドバイザーが内定まで徹底的なサポートをすることを強みとしています。

1000社以上の企業から、あなたにぴったりの企業探しをしてくれるジョブコミットは、就活の心強いパートナーになるでしょう。

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まとめ

二次面接では、企業と学生のマッチングが重視されます。

合格するためには、企業の求める人物像と合致するところに、自分のセールスポイントをいかに魅力的にアピールするかが重要です。

今まで不合格だったのは、企業研究と自己分析に詰めが甘いところがあったのかもしれません。

1次面接に合格したのであれば、社会人として必要な要素は備えているのですから自信を持ちましょう。

万全の準備をして最終面接への切符を手にし、そして最終的なゴールである内定を勝ち取ってください。

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