【例文あり】フットワークの軽さは自己PRで使える?魅力的に伝えるポイントを徹底解説!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・自己PRでフットワークの軽さのアピールの仕方
・フットワークの軽さをアピールするメリット
・フットワークの軽さを用いた例文

この記事をおすすめしたい人

・フットワークの軽さが強みな人
・フットワークの軽さのメリットを知りたい人
・フットワークの軽さの例文を知りた人

自己PRを書くにあたって、何にでも気軽に取り組める、フットワークの軽さをアピールしようと考えている人もいるでしょう。

しかし、一口にフットワークの軽さと言っても、実は発揮される場面や印象には複数のタイプがあります。

自分の魅力を効果的にアピールするためには、自分がどのようなタイプなのかを理解しておかなければなりません。

この記事では、自己PRでフットワークについてアピールする方法や例文についてご紹介します。

効果的な自己PR作成の参考として、ぜひ読んでみてください。

目次目次を全て表示する

【自己PRでフットワークの軽さはあり?】フットワークの軽さはあり?

フットワークの軽さを自己PRとして用いるのは、結論としてありです。

何事にも気軽に取り組めるフットワークの軽さという性質は、新しい環境や状況への適応力、即座に行動に移す意欲、臨機応変に物事を進める柔軟性などを示す指標となります。

こういった適応力、意欲、柔軟性は、多くの業界や職種で高く評価される能力です。

これらの能力を持っていると根拠を添えてアピールすれば「自社での業務にも意欲的に取り組んでくれるかも」というイメージを人事に持たせられる可能性があります。

ただし、伝え方を間違えると、新しいことに取り掛かるのはスピーディでも集中力がない、物事を完遂させるパワーに乏しいと判断される場合もあるため、注意が必要です。

【自己PRでフットワークの軽さはあり?】人事に与える印象

続いて、フットワークの軽さを自己PRとして取り入れた際に、人事が受け取る印象について見ていきましょう。

採用するエピソードにもよりますが、フットワークの軽さでは「チャレンジ精神」「意欲と行動力」「柔軟性」「コミュニケーション能力」といった印象をアピールできます。

フットワークの軽さから、自分のどのような側面をアピールしたいかによって、フットワークが発揮されたエピソードを選ぶと良いでしょう。

それぞれの印象について、詳しく解説します。

チャレンジ精神がある

自己PRでフットワークの軽さをアピールすると、何事にも怯まないチャレンジ精神をアピールできる可能性が高いです。

基本的にフットワークの軽い人は、新しいことを恐れず、さまざまな業務に果敢に挑戦します。

自分の知らないことやまだ誰もやったことのないことなど、未知の領域にも積極的に飛び込み、自己成長できる人だと思われるのです。

周りの人がやっていなかったことにチャレンジしたエピソードや、知らなかったことをどんどん吸収して成長していったエピソードなどを用いてアピールすると、より効果があります。

企業に入った後もどんなことにでもチャレンジする姿勢があること、新しいことに取り組み学び続ける意欲があることなどを示すと良いでしょう。

タスクを後回しにしない

フットワークが軽い人はやるべきことにも気軽に取り組めるため、タスクを後回しにしない意欲や行動力をアピールできます。

新たなアイデアや提案があったときに、気後れせずすぐに行動に移せるため、業務におけるタスクを後回しにしないと判断されるのです。

学生時代のエピソードとして、新しいことに取り組む際にどのようなタスクが必要だったのかを洗い出し、一つひとつを確実に片付けていったことを盛り込むとアピールしやすくなります。

仕事を進めるうえでは、タスクを後回しにせずに着実に進めていく能力が求められるため、上手くアピールできれば大きなアドバンテージとなるでしょう。

自力で必要なタスクをピックアップしたことも示せれば、問題解決能力も潜在的にアピールできます。

柔軟に対応できる

フットワークの軽い人は、変化に対する柔軟性も持ち合わせているとアピールできます。

入社後や配置替えなどによる新しい環境、プロジェクトの途中で起きる突然の計画変更など、変化があってもためらわずに取り組めるフットワークの軽さは重要です。

通常の人なら尻込みしてしまうような、予想外な出来事にも柔軟に対応できるという印象を与えられるでしょう。

部活やアルバイトなどの集団行動のなかで、突然の変化に柔軟に対応できたエピソードなどを用いると効果的です。

今までと違う環境になってもすぐにやるべきことに取り組めること、慣れるのが人より早いことなどもアピールできます。

現場で即戦力として役に立つためには、ゆっくり慣れるまで時間をかけていられないことが多いため、フットワークの軽さが重宝されるのです。

コミュニケーション能力が高い

フットワークが軽い人は、高いコミュニケーション能力も備えている傾向にあります。

何にでもすぐ取り組める分、新しい人々と出会うことに対する抵抗が少ない人が多いです。

そのため、業務にも役立つような広範な人脈を構築しやすいと思われます。

プロジェクトの内外とコミュニケーションを密にとるような職種などでは、特に重要な能力です。

そうではなくとも、仕事を先輩に教えてもらったり、業務を円滑に進めたりするためには、コミュニケーション能力が欠かせません。

自己PRのエピソードとして、フットワークの軽さで築いた人脈が、問題や課題の解決の糸口となった経験などを選ぶと良いでしょう。

部活動やアルバイト、研究や留学など、フットワークとコミュニケーション能力が結びつく経験を探すのがおすすめです。

【自己PRでフットワークの軽さはあり?】ベンチャー企業にも効果的!

フットワークの軽さでアピールできる長所は、ベンチャー企業への自己PRに最適です。

ベンチャー企業では、ほかの企業にはないような新しい事業に、主体的に取り組める人材を常に求めています。

そのため、新しいことにチャレンジするのにためらいのないフットワークの軽さをアピールするのが、効果的なのです。

また、少しでも多くの業務をさばくためにはタスクを後回しにしない行動力が、新規事業の開拓には協力者を呼び込むためのコミュニケーション能力が必要になります。

フットワークの軽さは、ベンチャー企業にこそ必要な特性なのです。

【自己PRでフットワークの軽さはあり?】フットワークの軽さを用いる際のポイント

フットワークの軽さを自己PRの題材として扱うときは、その内容が受け手にどのような印象を与えるかをよく考えなくてはなりません。

自己PRのなかで、フットワークの軽さという強みが、マイナスの意味に捉えられないよう留意する必要があります。

また、より自分の魅力や性質にコミットしたアピールのため、フットワークの軽さを適切な表現に言い換えると効果的です。

フットワークの軽さを自己PRとしてアピールする際のポイントについて、詳しく見ていきましょう。

マイナスの印象を持たれない工夫をする

自己PRの際は、用いるアピールポイントが人事にマイナスの印象を与えないように、気を付けなければなりません。

フットワークが軽いという性質は、たとえば「集中力がない」という印象を与えてしまう場合もあります。

どんなことにでもすぐに取り組めるということは、前に手がけていたことを放り出しても平気だと思われることもあるのです。

一つのことに没頭できず飽きっぽい、深く考えずに行動が軽率になりやすいなど、せっかくのアピールポイントを弱みのように感じられてしまう可能性もあります。

そこで、フットワークの軽さを自己PRの題材として用いる際には、その性質を強みとして発揮したエピソードを具体的に述べることが大切です。

マイナスなポイントへの言及は避け、フットワークの軽さを強みと捉えてもらえるような工夫をしましょう。

自分に合った言い換え表現を用いる

自己PRでは、一つの性質をいくつも言い換えて、より相手に伝えたいアピールポイントを強調できます。

フットワークが軽いという性質が発揮されたエピソードを細分化して、どのような強みに言い換えられるかを考えてみましょう。

単純にフットワークが軽いという言葉を用いるよりも、自分の性質や企業の求める人材像に合わせて言葉を変えた方が、人事にひびくこともあります。

より業務に活用できるような強みらしく表現することで、自分のアピールしたい性質や強み、人物像に近づけることが可能です。

柔軟な対応力、素早い判断力、意欲や行動力、順応性、コミュニケーション能力など、フットワークの軽さがどのように作用するのかを分析して、自分がアピールしたい強みを見つけましょう。

【履歴書での自己PRの書き方】自己PRの目的

企業側はどのような理由で自己PRについて聞いてくるのでしょうか。

就活において「100%」と言っても良いほど聞かれる可能性が高い自己PRですが、果たしてどのような意図が存在するのか確認してみましょう。

相手側の意図を理解できれば、より求められている回答に近い自己PRが作成できるはずです。

人柄を判断する

企業が自己PRを聞く目的の1つとして、応募者の人柄を判断することが挙げられます。

企業は限られた情報の中から応募者がどのような人材なのかを理解しなければなりません。

自己PRは経歴やスキルだけでなく、性格や価値観、仕事に対する姿勢などが垣間見える重要な要素です。

自己PRを通じて、応募者がどのように困難に対処するのか、他者との関わり方、リーダーシップを発揮する場面での姿勢など、日常の行動や思考パターンが明らかになります。

これにより、企業は応募者がどのように振る舞うのかを予想しやすくなり、チームにどのように溶け込むか、どのように協調していけるかを判断する材料となります。

単に強みだけを確認しているのではなく、応募者の本質や人間性を理解して、会社の風土に合うかどうか見極めようとしているのです。

自社とのマッチ性を知る

企業が自己PRを求めるもう1つの理由として、応募者が自社とのマッチ性があるかどうかを知ることも挙げられます。

人柄や考え方、価値観が自社の企業文化や働き方に合うかどうか、入社後に向上心を持って働けるかといった点は、採用の重要な判断基準です。

自己PRを通じて、応募者がどのようなモチベーションで仕事に取り組むのか、挑戦する姿勢があるか、他の社員と円滑にコミュニケーションを取れるかといったことが見えてきます。

企業は業務内容だけでなく、組織の中で共に働くチームメンバーとの相性も重視しており、自己PRはその判断材料として非常に重要です。

応募者の価値観や目標が自社の理念やビジョンに共鳴するかどうか、求める人材像と一致しているかを見極めることで、入社後の定着率や活躍の可能性を予測するのです。

スキルや適性を見る

企業が自己PRを聞く理由として、応募者のスキルや適性を確認するということも挙げられます。

自己PRでは応募者は自分の強みや能力をアピールしますが、企業側はそのスキルが自社でどのように活かされるか、どの程度の貢献ができるかを判断しようとしています。

自己PRを通して、応募者が持つスキルセットが企業の求めるものと合致しているかどうか、具体的にはどの場面でその強みが発揮されるのかを判断しています。

例えば、プロジェクト管理能力やチームワーク、問題解決能力などが求められるポジションであれば、これまでの経験を通じてその能力を発揮した事例を示すことで適性の高さをアピールできます。

企業はこの情報をもとに、応募者が組織にどのように貢献できるか、入社後のパフォーマンスを予測しようとしています。

【自己PRでフットワークの軽さはあり?】フットワークの軽さを用いる際の構成

構成

・強み
・発揮したエピソードの概要
・課題・状況
・成果
・仕事でどう活かすか

続いて、フットワークの軽さを強みにする際のおすすめの構成について紹介します。

ただし、この構成はフットワークの軽さを強みにする時以外にも汎用的に活用できるものです。

どのような業界のどのような企業を受ける際にも、そしてどのような強みをアピールする際にも活用できるものであるため、ぜひこの記事でマスターしてください。

強み

自己PRでフットワークの軽さを強みとしてアピールする際は、まず最初に結論を端的に述べましょう。

「私の強みはフットワークの軽さです」と明確に示すことで、面接官にあなたが伝えたいことをすぐに理解してもらえます。

しかし「フットワークの軽さ」という表現は抽象的になりがちなので、より具体的に自分の性格や行動を表現する言い換えも適宜求められます。

「即応力が高い」などの言葉を使い、自分にあった表現にすることで面接官に具体的なイメージを持ってもらいやすくなるでしょう。

フットワークの軽さがどのように役立つ場面で発揮されるかを簡潔に伝えることで、強みの魅力をより効果的にアピールできます。

発揮したエピソードの概要

フットワークの軽さを証明するためには、実際にその強みが発揮された出来事の概要を述べることが必要です。

どのような取り組みの中でフットワークの軽さが役立ったのか具体的に説明し、強みの裏付けとなるエピソードを提供しましょう。

例えば「大学のサークル活動で新しいイベントの企画が急遽決まった際、誰よりも早く行動して、会場の予約や必要な資源の調達を行い、全体の準備を効率化させた」などと述べると良いでしょう。

このようなエピソードを話せばフットワークの軽さが「ただの特徴」ではなく「実際に成果に結びつく行動力」であることを証明できます。

エピソードを語る際には、当時の状況や自分の役割、どのような考えでどのような行動をとったのかを具体的に述べることで、面接官に対し「自分の強みがどのように発揮されたのか」「入社後も活用できる強みであるか」について理解してもらいやすくなります。

課題・状況

エピソードにおける課題や状況についても、詳しく説明する必要があります。

面接官に内容を深く理解してもらうためには、その時にどのような問題や困難があったのか、どのようなプレッシャーが存在していたのかについて伝えることが効果的です。

例えば「期日が迫る中でプロジェクトメンバーが不足していた」「日程のすり合わせができていないことが判明した」といった背景をより詳しく描写することで、あなたがどれほど難しい状況で行動してきたのかを強調できます。

このような説明によって、ただ「行動力がある」「フットワークが軽い」だけでなく「プレッシャーの中でも冷静に判断し、迅速に動ける」という質の高いアピールができあがります。

面接官はあなたがどのような困難な状況でも前向きに行動できる人物であることを理解し、より興味を持ってくれることでしょう。

成果

自己PRにおいては、成果を述べることも重要です。

なぜならば、企業は結果を出せる人物を求めているからです。

フットワークの軽さがどのような成果をもたらしたのかについて具体的に説明しましょう。

例えば「イベントの準備が予定よりも1週間早く終了し、参加者の満足度が向上した」などといった結果を述べることで、行動がどれだけの価値を生んだのか明確に示せます。

また、数字やデータを用いて成果を具体化することで、面接官に対して強い信頼性を高めることもできます。

他人からの評価や感謝の言葉などを盛り込むことができれば、その成果がさらに説得力のあるものとなるでしょう。

自分の行動がどのような形で周囲に良い影響を与えたのか、具体的に説明することで面接官に強い印象を残せます。

仕事でどう活かすか

フットワークの軽さが入社後の業務にどのように活用できるのかを具体的に説明することも非常に重要です。

自分の強みが実際の仕事の中でどのように応用できるか述べることで、業務内容への理解度の高さもアピールできます。

企業は「ただ能力が高い」だけでなく「モチベーションが高い、長く働く意思がある」人材を採用したいと考えています。

したがって、企業研究や業界研究を丁寧に行っているモチベーションの高い人材であるということをアピールしましょう。

「営業職として、お客様の急な要望に迅速に対応し、信頼関係を築きます」や、「プロジェクトの進行が遅れてしまったとしても率先して調整を行い、スムーズに進行できるようサポートします」など、具体的なシチュエーションを想定していることを示すと良いでしょう。

【自己PRでフットワークの軽さはあり?】フットワークの軽さを用いた例文

続いて、フットワークの軽さをアピールするための自己PR例文を3つご紹介します。

今回の例文で用いるフットワークの軽さから発揮される強みは、行動力、対応力、受容性です。

これらはどのような職場でも必要とされる能力であり、業務をこなすために求められる力でもあります。

ここに挙げた例文をもとに、自分の強みと照らし合わせて、フットワークの軽さをアピールする文章を作りましょう。

ただし、実際に文章を書く際は、自分の経験に基づいたエピソードにする必要があります。

行動力をアピールした例文

私の強みは、フットワークの軽さを活かして、新しいことに臆せず挑戦できる力です。
学生時代、私はボランティアサークルに所属しており、県内外のさまざまな場所でボランティア活動をしていました。
ボランティア活動では、公共の場所の清掃のほか、子どもたちへの読み聞かせや高齢者施設への訪問など多岐にわたり、これまで経験のないことばかりでした。
活動する場所や内容、対象によって気を付けるべきポイントが異なるため、その都度学び直さなくてはなりません。
そこで、持ち前のフットワークを活かして新しいことに挑戦しながら、そこで重要視されているポイントを学び、最後まで活動をやり遂げました。
活動先の施設の方から、感謝の言葉をいただいたこともあります。
貴社への入社後は、フットワークの軽さを活かして新しい業務にも臆せず挑戦し、真剣に取り組みたいと考えております。

対応力をアピールした例文

私には、どんな困難にも柔軟に対応し、乗り越える力があります。
私は学生時代、ホームセンターでアルバイトをしていました。
はじめは文房具コーナーに配属されたものの、たくさんある商品のラインナップを覚えた頃に店内で人手が足りなくなり、アウトドア用品売り場に配置替えになったのです。
そのため、どのような商品を取り扱っているか、あらためて学び直さなければなりませんでした。
私は持ち前のフットワークの軽さを活かして商品の特徴を調べ、販促のポイントを従業員の先輩に聞くなどして商品を覚えるだけでなく、売り込むための学習を行いました。
結果、配置替えから1か月後には商品の案内ができるようになり、お客様からのお問い合わせに一人で答えられるようになりました。
この力を活かして、貴社への入社後もトラブルに冷静かつ柔軟に対応し、着実な解決を心がけたいと考えております。

受容性をアピールした例文

私の強みは、困難な状況でも他人の指導に素早く反応し、適切な行動をとる力です。
学生時代、ゼミでの研究に行き詰まったことがあります。
自分だけではデータを見直してもどう改善したら良いかが分からず、教授や同じゼミ出身の院生の先輩にアドバイスを求めに行きました。
教授や先輩からは、追加で取得するべきデータやアプローチの変え方を指導してもらえたため、すぐにデータの取得に必要な機関にアポイントメントをとって研究を続けました。
その結果、研究の成果を論文にまとめて発表でき、先行研究として後輩の研究の参考にされるまでになりました。
この強みを活かして、貴社への入社後も分からないことにはまず素直にアドバイスを求め、指導を受けたらすぐに業務に反映していきたいと考えております。

【自己PRでフットワークの軽さはあり?】エピソードが思いつかない原因

自己PRで話すべきエピソードがなかなか思いつかないという人も少なくありません。

様々な理由が存在しますが、代表的なものは以下の2つです。

それぞれを確認した上で、心当たりがあるものがあれば対策してエピソードをより具体的に考えてみてください。

エピソードがないと思い込んでいる

自己PRのエピソードが思いつかない原因の1つは、自分にはエピソードがないと思い込んでしまっていることです。

しかし、学生生活は自己PRに使えるエピソードが多く存在する「宝庫」とも呼べるものです。

例えば、学業での取り組みや成績向上のための努力、アルバイトの接客やプロジェクトへの貢献、サークルや部活動のリーダーシップ、チームワークの経験、趣味やイベントなど、様々な経験がエピソードの素材として活用できます。

自分の強みを証明するための出来事は特別な成果でなくても、日々の小さな挑戦や工夫を通じて得た気づきや成長が十分なアピールポイントになります。

フットワークの軽さを例に挙げるならば、その特性を実感した瞬間やそれを発揮した場面を思い出してみることが大切です。

自分がどのように認識したのか、なぜそのように考えるのかを振り返ると、自然とエピソードが浮かび上がってくることでしょう。

強みがアピールとして不十分だと感じている

自己PRのエピソードが浮かばないもう1つの原因は、自分の強みがアピールとして不十分であると感じてしまうことです。

「大したことのない強みや経験だ」と考えてしまうと、自己PRに使う価値があるのか疑問に感じてしまいます。

このような場合は、自分で考えた自己PRを、友人や就活を経験した先輩など、第三者に聞いてもらうことが効果的です。

外部の意見を取り入れることで、自分の気づかなかった新しい視点や肯定的なフィードバックを得ることができ、それが自信につながります。

また、他者から「その経験は十分にアピールポイントになる」と言われれば、自信を持って企業に提出できます。

そして、聞き手が自分の自己PRをどのように受け取るか確認することも大切です。

意外なところで評価されたり、別の長所や強みに気づかされたりした場合、その内容を自己PRに反映させることも重要です。

自己PRは「相手にどう伝わるか」が重要であるため、意見を参考にして、表現方法を工夫し、完成させましょう。

また、他の人に聞いても、それでも本当に強みがアピールとして十分であるか不安に感じる方は、就活エージェントやキャリアセンターなど、就活に詳しい人に聞いてもらうのも選択肢の1つです。

【自己PRでフットワークの軽さはあり?】エピソードが思いつかない時の対処法

どんなに考えても、フットワークの軽さを上手くアピールするためのエピソードが思い浮かばないこともあるでしょう。

ここからは、自己PRのエピソードがどうしても思いつかない場合に、どのような対処をしたら良いのかを解説します。

フットワークの軽さを効果的にアピールするためには、自分の長所がどのような方向性で発揮されるのかを知らなければなりません。

それはつまり、自分について理解することでもあります。

自分について知り、フットワークの軽さをしっかりアピールするために必要なことについて、見ていきましょう。

自己分析をし直す

自分を理解するために必要なのは、何と言っても自己分析です。

フットワークの軽さを活かしたエピソードが思いつかない場合、まだ自己分析が甘い可能性があります。

そこで、自らの経験を幼少期から遡り、フットワークの軽さが良い結果をもたらしたエピソードを考えてみましょう。

印象深いトピックを時系列順に振り返り、良い影響があったものはプラスのポイント、悪い影響があったものにはマイナスのポイントを振り分けて、アピールに使えそうなエピソードを探します。

プラスのポイントが高いものをいくつか抜き出して、このときに何があったのか、フットワークの軽さがどのように作用したのか、結果はどのようになったのかをざっくりと書き出してみましょう。

それを企業の求める人材像に合わせて肉付けすれば、自己PRとして利用できます。

他己分析をする

自己分析だけでは十分なエピソードを抜き出せない場合、他人からの視点を取り入れることも重要です。

家族や友人など、他の人から自分のフットワークの軽さについて分析してもらうことで、今まで気づけなかったエピソードや強みを発見できる可能性があります。

なるべく多くの人にお願いして、自分のフットワークの軽さが印象的だったエピソードなどを教えてもらいましょう。

なぜ印象的だったのか、どのような感想を抱いたか、それ以降も同じ性質が発揮されたことはあるかなどを聞き出し、自己分析の結果と照らし合わせて自分でさらに深掘りします。

他己分析を行う場合は、相手から指摘された性質や印象をできるだけ素直に受けとめるようにしましょう。

就活エージェントを利用する

自己分析や他己分析を試してもエピソードが思い浮かばない場合は、思い切ってプロを頼ってみるのも一つの手です。

就活エージェントを利用すれば、これまでたくさんの就活生をサポートしてきた就活のプロが、人事目線であなたの強みを添削してくれます。

「ジョブコミット」は、そのような就活のプロが二人三脚で内定獲得をサポートしてくれる就活エージェントです。

アドバイザーは年間1,000人以上の就活生をサポートしているため、経験豊富で選考対策にも粘り強く向き合ってくれます。

フットワークの軽さを企業に合わせて適切にアピールする方法についても、アドバイスを得られる可能性が高いです。

就活エージェントに興味があるならば、ぜひジョブコミットを利用してみましょう。

ジョブコミットの詳細はこちらからどうぞ。

まとめ

ここまで、自己PRでフットワークの軽さはアピールできるのか、フットワークの軽さはどのような印象を与えるのか、アピールのためのポイントや例文について解説しました。

ベンチャー企業のように、新規事業の開拓に勤しむ企業や業務量の多いところでは、フットワークの軽さが重宝されるものの、伝え方によっては軽薄な印象を与えてしまいます。

エピソードによって発揮された強みごとに適切な言い換えを見つけることで、よりフットワークの軽さを魅力的に伝えることが可能です。

この記事を参考に、ぜひフットワークの軽さを自己PRでアピールしてみてください。

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