【メール例文あり】OB訪問のやり方とは?OB訪問の流れや聞いておくべきことなど徹底解説!

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はじめに

企業の内情を直接聞けるOB訪問・OG訪問は、就活を進めていく上でぜひとも経験しておきたいイベントです。

とは言っても、どうやってOB訪問をするのか、教えてくれる人はあまり多くはありません。

OB訪問に興味があるのものの、参加方法がわからずに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

ここではOB訪問のやり方を、設定の仕方から就活への活かし方にいたるまでご紹介します。

この記事を参考にしながら進めることで、収穫の多いOB訪問・OG訪問ができるでしょう。

【OB訪問のやり方を徹底解説】OB訪問とは

はじめに、OB訪問とはそもそもどういったものなのかを明確にしておきましょう。

OB訪問とは、就職活動中に抱いた疑問や懸念事項を、自校のOB・OGで社員として働いている方たちに聞くことで、疑問を解消できる場のことです。

実際に働いている人から仕事内容や社内の雰囲気、やりがい、入社前とのイメージのズレなどを聞けるので、企業研究や業界研究にも大いに役立ちます。

またリアルな話を聞く中で、自分がそこで働く姿を具体的にイメージしやすくなる効果もあるでしょう。

また、企業によってはOB・OG訪問をしたことがあるかどうかに加え、その回数を評価に入れて選考をするケースもあります。

就活で失敗したくない方や、内定獲得のために少しでも有利な条件を作っておきたい方には、欠かせないのがOB・OG訪問です。

【OB訪問のやり方を徹底解説】OB訪問の目的200

OB訪問の場を設ける前に、OB訪問をする目的を明らかにしておきましょう。

目的をうやむやなままにしておくと、せっかくのOB訪問を選考にうまく活かせず、行き詰まってしまうかもしれません。

OB訪問を行う主な目的は、「企業理解を深めるため」「自己分析を深めるため」「本選考の優遇獲得のため」の3つです。

以下では、それぞれの目的について詳しく説明します。

目的をしっかりと意識して、OB訪問の準備をしていきましょう。

企業理解を深める

インターネットに載っている情報などからでも、企業研究はできます。

しかし、企業についておおよそのことは理解しても、リアルな内情はあまりわからないのが実際のところです。

OB訪問では、企業で働いている先輩から実際の様子や人間関係、具体的な仕事内容、やりがいなどを聞き出せます。

このような生の声に敵う情報はありませんから、企業に対する理解も深まることでしょう。

さまざまな話を聞く中で、「自分のイメージしていた働き方と違うな」と感じたら一歩引いて、別の企業・業界の研究を始めるきっかけにもなります。

理想に近ければ、その企業の志望度が上がる可能性もあり、就活生にとって非常に貴重な時間なのです。

企業理解を深めることで、面接時に話す内容に具体性をもたせつつ、説得力のある自己アピールができるようになります。

自己分析を深める

先輩社員と話していく中で、自己分析を深めることも可能です。

たとえば、OB・OGの方がどんな考え方をしていて、なぜその企業で働きたいと思っているのかを聞いたら、「自分の場合はどうだろうか」と考えます。

自分のこれまでの経験や価値観が企業とマッチしているのか、希望する職種が自分に向いていそうかなど、じっくり考える機会になります。

会社のことを詳しく聞くことで、これまでになかった観点から自己分析を深められるでしょう。

また、OG・OBの方から自分がどんな人間なのか、企業に合いそうかなどを評価してもらえたら、客観的な自己分析ができます。

ここで知った内容はその企業だけでなく、他の志望する会社の選考に対しても、どう臨むのかをより深く考えることができるようになるのです。

本選考の優遇獲得

企業の中には、OG・OB訪問の内容によって、本選考の優遇が受けられる場合もあります。

複数回にわたってOB訪問をしていれば、それだけ志望度が高いことのアピールにもつながりますし、先輩社員とのコネクションができるため、入社後の活躍が期待できる人物であるという評価になります。

とくに人事に携わっているOG・OBがいる場合などは、OB訪問の中で自社にほしい人材だと判断された場合、内々的に合格としてくれることもあるでしょう。

あるいは、OG・OBの方が人事にかけ合ってくれて、選考を有利に進められるようになるかもしれません。

形式的にはきちんと選考を進めていく場合が多いものの、よほどのことがないかぎり内定がもらえるという安心感を得られる場合があります。

【OB訪問のやり方を徹底解説】OB訪問の流れ

OB訪問の目的を理解したら、次はどのようにOB訪問をするのか、実際の流れを見ていきましょう。

OB訪問は、企業側が開催してくれる場合と、就活生側から働きかけて開催しなくてはならない場合があります。

前者については、しっかりとマナーを守って参加すれば問題ないので、今回は説明を省きます。

自分でOB訪問を設定する場合、いったいなにから始めればいいのでしょうか。

ここで全体像を把握して、OB訪問を行う準備を進めましょう。

OB訪問のアポイントを取る

まずは、志望企業のOB・OGを見つけて、アポイントを取ることから始めます。

所属ゼミやサークルなどをはじめとした知り合いのつてや、大学のキャリアセンターを通じて連絡を取るのが、基本的なやり方です。

OB訪問用のアプリもあるので、自分のコミュニティの範囲内でOG・OBが見つからない場合は、利用してみるのもいいでしょう。

OB訪問の依頼方法は、いきなり電話をかけるのではなく、まずはメールでコンタクトを取るのがマナーです。

メールを送ってから、3日ほど経っても返信がないようであれば、もう一度メールを送ってみて反応を待ちます。

OB訪問に対応してもらえることになったら、日程調整や場所を決めるのも忘れないようにしましょう。

もし対応してもらえない場合であっても、メールに返信してくれたことに感謝する旨を伝えるとていねいです。

事前準備をする

OB訪問の当日までの間に、事前準備をしっかりとしておくのがおすすめです。

OG・OBの方は、プライベートの時間を割いて自分のために来てくれるので、どんな話をしたいのかを事前に考えておくのがマナーともいえます。

当日はどのようなことを聞きたいのか、就職活動中に抱いた疑問や企業について知りたいこと、個人的な就活相談など、具体的な質問を書き出しておきましょう。

選考を勝ち抜いた先輩の視点から、志望動機や自己PRを評価してもらうのもひとつの方法です。

質問が思いつかない人は、以下のような質問内容を自分の場合に当てはめて、より具体的にしてみるといいでしょう。

・自分の強みは面接で評価されるかどうか

・入社後は自分が期待しているような仕事ができるかどうか

・業界研究した内容についてフィードバックがほしい

事前に共有する

事前準備ができたら、OB・OGの方へ質問内容をメールで共有しておくと安心です。

OB・OGの方も、事前に内容を確認しておくことで、どういった話をすればいいのかあらかじめ準備できます。

また質問内容を共有しておけば、当日に緊張してうまく話せなくても、先輩方の方からフォローしてもらえるので、聞きたかった内容をしっかり聞けます。

もしかしたら、自己PRなどの添削を用意してもらえるような、面倒見の良い先輩もいるかもしれません。

質問事項を共有する場合は、できるだけOB訪問の3日前までに、どんなに遅くとも前日の夕方までに送っておくのがマナーです。

OB・OGの方が余裕をもって内容を確認できるよう、早めの対応を心がけましょう。

送る質問の数が多すぎると、OB・OGの方に負担をかけてしまうので、5つ程度に絞るようにしておくのがおすすめです。

OB訪問をする

OB訪問の当日は、当たり前ですが時間厳守です。

メモを取る用意をしてから、時間にゆとりをもって場所へ向かうようにしましょう。

忙しい中時間を割いてもらっているので、会ったら最初にしっかりとお礼を伝えるのも忘れないようにしたいところです。

OB訪問中は、礼儀正しく接しなければなりませんが、へりくだりすぎる必要はありません。

固くなりすぎず、先輩と親しくなることも意識しながら、楽しく会話してみてください。

会話を深めていく中で、事前に考えていた質問事項の他にも、有意義な情報を得られるかもしれません。

OB・OGの方たちの中には、ESや自己PRの添削など、選考に関するレクチャーを行ってくれる方もいるでしょう。

その場合はお礼を伝えつつ、素直に厚意を受け取るのがベストです。

お礼メールを送る

OB訪問が終わったら、当日中にお礼のメールを送りましょう。

記憶が新しいうちにメールを送ることで、自分だけでなくOB・OGの方にとっても印象に残るので、今回のつながりをより有意義なものにできるだけでなく、今後の付き合いにも発展するかもしれません。

当日はどうしても時間が取れないという場合は、翌日の朝にできるだけ早く送っておくのがマナーです。

メールには、時間を割いていただいたお礼に加え、印象に残った話や学んだこと、発見したことなどを書き添えます。

また、今回のOB訪問だけで終わらせず、今後ともお世話になりたい旨も書いておくと好印象です。

この記事の最後で例文も紹介するので、構成など参考にしながら、自分らしいメールの文章を作りましょう。

得たことを生かす

最後に、OB・OG訪問の中で学んだことや得た知識をまとめましょう。

話を聞いた直後であれば、しっかりと内容も覚えているだけでなく、面接にどう活かすかなどの考えも浮かんでくるものです。

しかし、時間が経てば経つほど記憶はあいまいになり、考えをまとめるのが困難になるので、できるだけ早く2~3日のうちにまとめるようにしましょう。

OB訪問のスケジュールを立てるタイミングで、まとめの時間が取れるように調整できるとベストです。

OB訪問の中で話した内容によりますが、具体的に以下のポイントに活かすことを意識して、先輩の話を思い出しましょう。

・ESのブラッシュアップ

・志望理由や自己アピールの再構成

・ガクチカの内容の見直し

・受ける企業や業種の再検討

【OB訪問のやり方を徹底解説】OB訪問で聞いておくべきこと

OB訪問の流れを理解しても、どのような質問をOB・OGの方にすればいいか悩む方は多いでしょう。

ここからは、OB訪問で聞いておくべき内容をご紹介します。

原則として、調べてわかることは聞かないようにします。

しっかりと自分なりに業界研究や企業研究をした上で、わからないことがあれば聞くのはもちろん構いませんが、ネット上に載っている情報をわざわざOB訪問で聞くのはもったいないです。

実際に働いている人だからこそ話せる情報を、うまく引き出しましょう。

業務内容

ネット上にある情報からわかる業務内容は、内容がぼやけているものが多く、自分に合っているかどうかの判断ができない場合が多いです。

実際にOB・OGの方が働いている部署では、具体的にどんなことをしているのか、どんな作業が発生するのかなど、深く聞き出してみるのがおすすめです。

また、一日の流れを聞いてみるのもいいでしょう。

たとえば、営業として外回りをしたいと思っていても、会社によっては社内でPCと向き合って資料をまとめたり、フォローアップのメールを作成したりしている時間が長い可能性もあります。

こういった業務の流れは、入社するまでなかなか知り得ない情報なので、OB訪問の際に聞くべき事項のひとつといえます。

聞いた内容を後からよく検討し、自分に合った働き方なのかどうかを判断するのも忘れずに行いましょう。

職場の雰囲気

社会人になると、日々の生活のうちの大半を職場で過ごすことになります。

そんな職場の雰囲気が自分に合っているかどうかというのは、仕事をしていく上で非常に重要な問題です。

ここをないがしろにしてしまうと、働きにくい環境でストレスを溜め続けてしまうことになります。

人の出入りが激しいのか、それとも静かに作業をしているのか、上司と部下の関係性や風通しの良さ、チームミーティングの頻度など、聞けることはここで聞いておきましょう。

社内イベントの有無なども、可能な範囲で聞いておけると役立ちます。

参加必須の社内イベントが、半期ごとにあるような会社もあるので、自分にとって負担にならないかどうかもよく検討してみてください。

入社前後で異なったこと

入社前のイメージと、入社後に実情が異なっていたことがあったら、OB訪問でぜひとも聞いておきたい事項です。

これは、そのまま自分自身にも当てはまるかもしれない内容なので、ミスマッチを防ぐために必要な質問です。

入社後に、あまりにもイメージとかけ離れていた場合や、譲れない条件が思っていたものと異なった場合、転職も視野に入れることになるでしょう。

働きながらもう一度就職活動をするのは、かなり忙しくストレスにもなりますし、会社にとってもせっかく採用した人が、ミスマッチを理由に離れていってしまうのは好ましくありません。

さらにいえば、選考を受ける前にミスマッチに気づける可能性もあるのです。

また複数社から内定をもらえた場合、就職先の企業を決める際の手がかりにもなるので、この機会に必ず聞いておきましょう。

志望動機やESの添削

実際にその企業の選考を通過して、現在進行形で働いている人に、ESや志望動機、自己アピールなどを添削してもらえる機会がOB訪問です。

選考を通過した経験から、OB・OGの方が当時どんなことをして、どういった内容を作成したのかを聞くだけでも参考になります。

また実際に働いている人であれば、新卒採用において会社がどんな人物を求めているのかをおおよそ把握しているので、就活の上での大きな参考になるでしょう。

こういった情報を保有している人の目を通して、自分のESや志望動機を見たときに出てくる意見は、非常に価値があるものです。

OB訪問までにESをしっかりと練っておいて、添削を依頼してみるのもOB訪問の活用方法のひとつです。

OB訪問の後には、しっかりと先輩方の意見を受け止め、ブラッシュアップしましょう。

【OB訪問のやり方を徹底解説】メール例文紹介

OB訪問の際には欠かせないメールでの連絡ですが、どうやって書けばいいのかわからない方も多いでしょう。

とくにアポイントメールは、初めて連絡する相手の場合もあるため、どんなことに気をつかうべきか悩むと思います。

入社後も必要なメールのマナーですが、残念ながら数をこなすことでしか身につきません。

ここでは、アポイントメールとお礼メールの例文を紹介するので、ぜひ参考にしながらメールの文章を作成してみてください。

アポイントメール

株式会社○○

△△部 □□課

●● ●●様

初めてメールをお送りいたします。

××大学■■学部▲▲学科の(名前)と申します。

今回、大学のキャリアセンターで●●様のことを知り、OB訪問をお願いしたく、ご連絡を差し上げました。

現在、202X年の入社に向けて就職活動中で、貴社を志望しております。

貴社への理解を深めるため、お話を伺う機会をいただけますと幸いです。

ご多用のことと存じますが、以下で●●様のご都合の良い日時をご教示いただけますでしょうか?

・○月○日 12:00〜16:00

・○月○日 10:00〜14:00

・○月○日 12:00〜18:00

お忙しいところ恐れ入りますが、何卒ご検討のほどお願いいたします。

-----------------------------------

(名前)

××大学■■学部▲▲学科

電話:080-0000-0000

メールアドレス:xxx.xxxxx@yyyy.ac.jp

-----------------------------------

<h3>お礼メール

株式会社○○

△△部 □□課

●● ●●様

お世話になっております。

××大学■■学部▲▲学科の(名前)です。

本日はご多用の中、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。

●●様のおっしゃっていた、チームでプロジェクトを回すことの難しさや、その中で自分の力を発揮するための工夫についてのお話が、強く印象に残っております。

よりいっそう貴社への志望度が高まる、有意義な時間でした。

同時に、○○業界への理解を深めることもできました。

またご相談させたいただくこともあるかもしれませんが、その際はご指導のほどよろしくお願いいたします。

本日は本当にありがとうございました。

-----------------------------------

(名前)

××大学■■学部▲▲学科

電話:080-0000-0000

メールアドレス:xxx.xxxxx@yyyy.ac.jp

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おわりに

ここまで、OB訪問の概要や目的、実際に行う流れ、聞いておくべきことを解説しました。

OB訪問には、社内の雰囲気や詳しい業務内容など、ネット上の情報だけでは知り得ないことを知れるだけでなく、本選考への優遇権を獲得できる可能性もあります。

また、ESや自己アピールなどの添削を、企業の内定を勝ち取った先輩からしてもらえる点も魅力のひとつです。

OB訪問でしか得られない情報やコネクションは、必ずあなたの就活を有利に進めてくれます。

OB訪問の進め方に迷ったら、ぜひこの記事を参考に、実りの多いOB訪問をしてください。

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