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・無遅刻無欠席を自己PRで使えるのか
・無遅刻無欠席を自己PRで使う際の注意点
・自己PRで注目されているポイント
・これから自己PRを書こうとしている人
・無遅刻無欠席である人
・無遅刻無欠席をアピールしたい人
これから就職活動を考えている人は、どんな自己PRをしようか悩んでいるかもしれません。
そして人によっては、なかなか上手な自己PRが思いつかずに苦労してしまうでしょう。
そこで覚えておいてほしいのが、必ずしもすごいことを話す必要性はないということです。
例えば学生時代に、無遅刻無欠席だったことをアピールしてもかまいません。
本記事では無遅刻無欠席が本当に自己PRになりうるのか?そしてアピールするポイントと注意点とは何か?について、詳しく解説します。
目次[目次を全て表示する]
【無遅刻無欠席を自己PRに】そもそも自己PRとは?
まず就職活動をしたことがない人は、そもそも自己PRって何なのか?という疑問があるかもしれません。
自己PRとは、要するに自分のプロモーションをすることを指す言葉です。
つまり、簡単にいえば自分の良いところを伝えるのが自己PRになります。
その方法は人によってさまざまなので、自分のことを一番アピールできるやり方で挑むのが良いでしょう。
そうすれば、どんな企業で面接を受ける際にも、採用率が高くなります。
自己PRとガクチカとの違い
就職活動を意識し始めると、よく「ガクチカ」という言葉を聞く機会があるかもしれません。
そして人によっては、自己PRとガクチカを同じような意味として捉えてしまっているケースもあるでしょう。
結論からいうと、まったく違うといっても過言ではありません。
自己PRは自分の良いところを伝えることが目的ですが、ガクチカは学生時代に力を入れていたことを伝えるのが目的です。
つまり、ガクチカの方が限定的でかつ、力を入れていたことのみをアピールする形になっています。
【無遅刻無欠席を自己PRに】企業が自己PRで見ているポイント
どんな企業で面接を受けることになっても、必ず自己PRをすることになります。
では自己PRを通じて、企業は一体どんなことを知ろうとしているのでしょうか?
ここでは自己PRで見られがちなポイントを、大きく2つに分けて紹介します。
人柄が合うかどうか
まず企業にとって採用したい人材は、大前提として人柄の良い人です。
たとえどんなに優秀なスキルや実績を持っていたとしても、人柄の悪い人を採用したいと思うところはあまりいないでしょう。
なぜなら、一緒に仕事をしていく上で、お互いにストレスを感じやすくなってしまうからです。
お互いの相性が悪ければ、たとえ優秀な人材だとしてもうまく社内で活かすことはできなくなります。
だからこそ、自己PRを通じてその人の人柄を真剣に見る企業は多いでしょう。
入社後に活躍できるかどうか
人柄も大事な要素になりますが、そもそも志望者が自社で活躍している姿をイメージできなければ話になりません。
つまり、人柄が良かったとしても、自社で即戦力になれなさそうな経験しか持っていなかった場合は、残念ながら採用される確率が低くなってしまうでしょう。
そのため、自己PRでは必ず相手に採用するポテンシャルを感じさせることが重要です。
「未経験ですが頑張りたいです」のようなアピールの仕方だとまったく響かないため、あなたを採用するメリットを具体的に伝えてください。
【無遅刻無欠席を自己PRに】無遅刻無欠席は自己PRになるか
では自己PRとして、無遅刻無欠席は本当にアピール材料になるのか?という話についてですが、結論からいうと十分な実績の1つだといえます。
なぜなら、無遅刻無欠席と一言でいっても、決して簡単なことではないからです。
ただし、ここで肝心なのが、どのように無遅刻無欠席をアピールするのか?ということ。
単純に無遅刻無欠席を伝えるだけでは、人によって「そんなの当たり前じゃない?」と思われてしまうことがあります。
そのため、どのように言えばすごいことなのかを考えた上で、自己PRに活用していかなければいけません。
【無遅刻無欠席を自己PRに】無遅刻無欠席は自己PRになる理由
無遅刻無欠席が自己PRになるといっても、なぜそこまで評価されるのかわからない人もいるでしょう。
そのため、より具体的な理由をここで詳しく紹介します。
大きく分けると3つありますので、ぜひ自己PRに含める際には覚えておいてください。
自己管理ができると思われるから
学生時代やアルバイト時代などで無遅刻無欠席を実現できた人は、常に遅刻しない強い意思と丈夫な体を持っていることになります。
つまり、それは企業にとっても非常に有益な情報になることがいえるでしょう。
どんな企業も安定して仕事をしてもらえる人材を確保したいため、無遅刻無欠席の人がいたら前向きに採用することを検討する可能性が高いといえます。
そのため、積極的にアピールしていきましょう。
世の中には一切自己管理ができないタイプの人もいますので、そんな人と比べたら間違いなく優秀な人材の1人です。
継続力があると思われるから
無遅刻無欠席を実現するためには、同じことを長期間続けられる力がないといけません。
例えば人によっては、些細なことでもすぐに「もういいや」と思って諦めてしまうことがあります。
しかし無遅刻無欠席を実現できた人なら、どんな辛いことでも続けていける精神力があるため、すぐに諦めるタイプではないと印象付けられるのです。
これは企業にとってありがたい人材になりうるため、積極的にアピールすることで採用される確率は上がりやすくなるでしょう。
責任感があると思われるから
学校や仕事は、多くの人にとって嫌なルーティンの1つに含まれるでしょう。
そんな嫌なことを、無遅刻無欠席で最後までやり遂げられる時点で、誰もが優秀だと思うポイントになります。
強い意志を持って毎日頑張ってきた姿をイメージさせることができるため、企業によっては高く評価してくれるでしょう。
一見当たり前のことでも、それを当たり前だと思わない人もいますので、そんな面接官が相手であれば十分に強烈な自己PRになりえます。
【無遅刻無欠席を自己PRに】無遅刻無欠席はどこで求められるのか
無遅刻無欠席がアピールにつながるといっても、それは具体的にどんな企業から求められているのか?と疑問に持つ人もいるかもしれません。
結論からいうと、ジャンル問わずすべての企業が求めている要素の1つです。
つまり、無遅刻無欠席はどこにでも使える最強のアピールポイントだといえるでしょう。
そもそもすぐに仕事を休んでしまう人を、採用したいと思う企業は存在しません。
また、そんな人に対して大事な仕事を任せることも難しいため、無遅刻無欠席が実現できる人は必ずどこでも重宝されます。
もし他にアピールポイントが色々あったとしても、無遅刻無欠席を実現している場合は、自己PRの1つとして伝えるのを忘れないようにしてください。
【無遅刻無欠席を自己PRに】自己PRで無遅刻無欠席を伝える際のポイント
では自己PRで無遅刻無欠席を伝える際に、どんな伝え方をした方が効果的なのでしょうか?
実は重要なポイントが3つあるため、これから無遅刻無欠席を自己PRに取り入れたい人は忘れないように覚えておいてください。
無遅刻無欠席を言い換える
シンプルに「自分の強みは学校で無遅刻無欠席だったことです」と伝えても良いですが、それだとあまり相手には響かないアピールになってしまいます。
なぜなら、無遅刻無欠席を実現できる人は他にもいっぱいいるからです。
そのため、無遅刻無欠席という実績を別の言い方に変えてみてください。
例えば「サッカー部の部長としての役割を頑張って果たすべく、1日も休んだり遅刻したりすることなく通い続けることができました」のような形でOKです。
このように言い方を工夫するだけでも、相手に与える印象は大きく変わります。
そして何よりも、単なる無遅刻無欠席が個性的な自己PRになるため、面接官からは高い評価を得やすくなるでしょう。
無遅刻無欠席の過程
無遅刻無欠席だったことを単純に伝えるだけでは、残念ながらインパクトに欠けてしまうおそれがあります。
面接の場はあくまでも自分の良いところを相手に理解してもらうことが大切ですので、そこに何か付随するエピソードがあるのが望ましいでしょう。
例えば無遅刻無欠席で通うために、今までどんな努力をしてきたのかを話してみるのもおすすめです。
その内容次第で、無遅刻無欠席という言葉に価値が生まれてきます。
あなたがいかに苦労してきたのかがわかれば、面接官の心にも響く自己PRになるでしょう。
無遅刻無欠席で得られたこと
実際に無遅刻無欠席を実現した際に、何か得たことはありませんか?
もしパッと思いつかない場合は、一度無遅刻無欠席だったあの頃を思い返してみてください。
その経験があったからこそ、他に実現できたことや意識的な部分で何か変わったことがあったと思います。
つまり、その内容を自己PRとして伝えるようにしましょう。
もしどうしても思いつかない場合は、あまり難しく考える必要はありません。
例えば、無遅刻無欠席だったからこそ「学校の成績は良かった」みたいなことでも良いでしょう。
ただ無遅刻無欠席だったことだけを伝えるよりも、はるかに印象付けられるアピールになります。
【無遅刻無欠席を自己PRに】自己PRで無遅刻無欠席を伝える際の注意点
では無遅刻無欠席を自己PRで伝える時に、どのようなことを注意していれば良いのでしょうか?
実は押さえておくべきポイントが、大きく分けて3つあります。
その内容を詳しく紹介しますので、これだけは必ず気をつけてください。
でないと、せっかくの自己PRが台無しになってしまうおそれが出てくるでしょう。
体調不良中の出席
どんな時でも真面目に出席するのは良いことかもしれませんが、厳密にいうと時と場合によるものです。
例えば体調が悪いにもかかわらず、それでも頑張って出席していたことはありませんか?
そこまでできる人はとても意思が強くて、かつ努力できる人間だといえるかもしれませんが、残念ながら悪い印象を抱かれるおそれがあります。
その理由は、人に病気を移したり、場合によっては職場で倒れて周りの人に迷惑をかける可能性も出てくるからです。
つまり単なる自己中心的な人だと思われてしまうかもしれないため、たとえ体調不良中に出席していた事実があったとしても、それを素直に面接で言わないようにしましょう。
無遅刻無欠席だけを伝える
前述でも何度か話していることですが、基本的に無遅刻無欠席をした事実だけを伝えるのはあまり良くありません。
なぜなら、無遅刻無欠席の一言で心を動かされる面接官は、あまりいないからです。
もちろんそれだけでも優秀であることは間違いないですし、アピールポイントとして成立もしますが、どうしても印象に残りづらくなります。
だからこそ、あくまでも無遅刻無欠席に関する具体的なエピソードや、そこから自分が得たことなども付け加えながらアピールしていきましょう。
その点を注意するだけで、自己PRの質が大きく変わってきます。
大学より前の話をする
無遅刻無欠席を伝える時に、はるか昔の話をしてしまう人がいます。
例えば小中学生だった頃の話をする人もいますが、実はあまり良いアピール方法ではありません。
その理由は、「じゃあそれ以降の学生時代は無遅刻無欠席ではないのか?」と思われてしまう可能性があるからです。
もちろん小中学生時代であろうと無遅刻無欠席は素晴らしいことですが、必ず直近でもそれが続いていたことを強くアピールしましょう。
企業はその人の過去を知りたいだけではなく、現在はどうなのかまで知りたいと思っているため、ここは注意しなければいけないポイントです。
【無遅刻無欠席を自己PRに】文章構成
これから初めて就職活動をする人は、自己PRの流れがまだ理解できていないかもしれません。
そこでここからは、自己PRの構成について詳しく解説します。
また、無遅刻無欠席の要素をどのように組みこんでいけば良いのかも、あわせて紹介します。
自分で考えても思いつかないと悩んでいる人は、参考にしてみてください。
アピールしたい結論
まず意識してほしいのは、アピールしたい結論を先に持ってくることです。
話をするのがうまくない人ほど結論を最後に持っていきがちですが、それだと残念ながら何が言いたいのかわかりづらくなってしまいます。
人間は結論がわからない状況で人の話を聞くことにストレスを感じることがあるため、何かを詳しく話すときは必ず結論を最初に伝えましょう。
これを意識するだけでも、話の内容がわかりやすく伝わるようになります。
そして何より、面接官に気遣った素晴らしい自己PRになるため、高く評価される可能性も出てくるでしょう。
具体的な内容
冒頭で結論を伝えたあとは、その結論に至るまでの具体的な内容を話し始めてください。
その際に覚えておいてほしいのが、できる限り中身のあるエピソードを伝えることです。
どのような目標があったから無遅刻無欠席でいられたのか?無遅刻無欠席によって自分が成長できたことは何だったのか?など、ここですべて話すようにしましょう。
そこまで詳しく伝えれば、単なる無遅刻無欠席がよりいっそう輝く自己PRになります。
いくら無遅刻無欠席を実現できても、その背景がなかったり薄いエピソードしかなかったりすると、まったく相手に響かないため注意してください。
入社後にどのように活かすのか
無遅刻無欠席だった経験を通じて、今度は会社でどのように活かしていくのかを最後に伝えましょう。
なぜなら、自己PRでは自分の話ばかりをするのではなく、相手にも寄り添ってアピールする必要があるからです。
つまり、あなたを採用することでどんな良いことがあるのかを、ここで明確にしましょう。
無遅刻無欠席というアピールポイントはわかりやすいので、あまり難しく考える必要はありません。
例えば企業の特色を勉強しておき、そこに関連付けることができれば、より強烈なアピールになるでしょう。
【無遅刻無欠席を自己PRに】例文
どうしても自分ではうまく自己PRを考えられない、という人も少なくないでしょう。
そんな人に向けて、最後に自己PRの例文を3つピックアップします。
無遅刻無欠席をどのように組み込めば良いのかイメージできない人は、ぜひこちらを見て自分なりにアレンジしてみてください。
そうすれば、誰でも素敵な自己PRができるようになるでしょう。
学生生活で無遅刻無欠席をアピールする例文
なぜなら、日頃から自己管理を徹底しているからです。
例えば学校が終わったあとも、時間ごとに何をするのかをきちんと決めています。
そのため、寝る時間も毎日一定です。
私は一度寝始めるとほぼ同じタイミングで起きることができるので、寝る時間を変えなければまず遅刻をすることがありません。
そして食事や運動にも、私は常に気を使うようにしています。
例えば好き嫌いをしないことはもちろん、バランスの悪い食事を摂ることは決してありません。
だからこそ、体調不良になることもめったになく、いつも健康的に生活できています。
おかげで学校を休むことも、結局一度もありませんでした。
御社に入社した際にも、常に時間を守って毎日変わらず仕事ができることを断言できる自信があります。
もし何か大きなプロジェクトを任された時も責任を持って最後までやり遂げられるので、ぜひよろしくお願いいたします。
サークル活動で無遅刻無欠席なことをアピールする例文
しかも最初から最後まで、ずっと無遅刻無欠席を貫くこともできました。
その理由は、単純にサークル活動が楽しかったからではなく、サークルを盛り上げるためにもっと頑張りたいと思っていたからです。
入った当時はまだメンバーが少なかったのですが、さまざまなイベントや声かけを自ら率先してやることで、最終的には倍以上ものメンバーを集めることに成功しました私は一度やると決めたことは最後までやらないと気が済まないタイプなので、そのおかげでとても華やかなサークルになったのがすごく嬉しかったです。
また他のメンバーからもすごく喜んでもらえたことが、今でもずっと忘れられません。
御社でも私のやり遂げる力は、きっと役立つものになると考えています。
ちょっとした困難が訪れても諦めずに立ち向かえる根気があるので、絶対に採用して損はさせません。
部活動で無遅刻無欠席なことをアピールする例文
なぜなら、本当にバスケを愛していましたし、何よりバスケ部としての大きな結果を、どうしても残したかったからです。
もともと私の学校のバスケ部は、正直そこまで強くありませんでした。
そのため、どうしても私は周りを見返したい気持ちがあったんです。
例えばチーム練習をするだけではなく、これからどうすれば強くなれるのかをひたすら毎日研究していました。
もちろん自分だけで考えるのではなく、1人1人の意見も聞きながら改善をしていたのを覚えています。
そんな努力が実を結び、結果的には大会で上位3位に入ることに成功しました。
御社に入社した際にも、必ず仕事では結果を出したいと思っています。
そのためにも一切遅刻や欠席をせずに努力できる自信があるので、きっと役立つと断言できます。
もし何か伸ばしていきたい事業があれば、私が入社した際に遠慮なく何でも相談してください。
まとめ
今回は無遅刻無欠席が自己PRとして成立するのか?そしてその伝え方や注意点などを、詳しく解説しました。
どんなに自分の良いところがわからない人でも、実は無遅刻無欠席を達成している可能性があります。
それは必ず企業の面接でも使えるアピールポイントになりますので、決して忘れないでください。
ただし、無遅刻無欠席を自己PRとして伝える場合は、その伝え方を工夫する必要があります。
それさえ気をつければ、きっとあなたにとって無遅刻無欠席の経験が最強の武器になるでしょう。