ルート営業の志望動機の書き方とは?ポイントや構成についても解説!

ルート営業の志望動機の書き方とは?ポイントや構成についても解説!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・ルート営業について
・ルート営業に向いている人
・志望動機の作り方
・ルート営業の志望動機例文

この記事をおすすめしたい人

・ルート営業を志望している人
・ルート営業の特性を知りたい人
・ルート営業の志望動機に悩んでいる人
・例文を見て参考にしたい人

営業の仕事は細かく分類でき、その中の1つがルート営業です。

ルート営業は、既存のクライアントを中心に営業をかけます。

新規飛び込み営業とは、少し仕事のコツやポイントが変わる部分もあります。

就職活動でルート営業の職種を志望する場合、どのように志望動機を書けば良いのでしょうか。

今回は、ルート営業の仕事の内容や、志望動機の書き方を解説します。

盛り込むべきポイントや文章構成を参考にし、良い文章を書き上げてみてください。

目次目次を全て表示する

【ルート営業の志望動機】そもそもルート営業とは?

ルート営業は、すでに取引のある顧客のところを回るのが中心の仕事です。

いわゆるお得意様に、これからも商品・サービスを購入してもらえるよう、働きかける役目を担います。

もちろん、さらに商品・サービスを追加で購入・導入してもらえれば、よりいっそう企業の利益が上がります。

ただし、もっと商品を買ってほしいとしつこく営業をかけ、顧客に悪印象を持たれるわけにはいきません。

まずは、クライアントの企業に良い印象を持ってもらい、信頼関係をより強固にすることが大切です。

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ルート営業の志望動機を1から作り上げるのは、なかなか難しいですよね。

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【ルート営業の志望動機】ルート営業の主な仕事内容

ルート営業の具体的な仕事内容を、より詳細に解説します。

就職活動の志望動機欄を書く際には、実際の仕事内容を把握しておくことが大切です。

自分がどのような分野で活躍できるか・どんな貢献をしたいか書くことにより、採用担当者に入社後の活躍のイメージを持ってもらえるようにしましょう。

どの企業でも、ルート営業は、すでに顧客となっている企業を回る仕事です。

しかし、企業によって、顧客とどのような商談をするかは異なります。

・既存の顧客への挨拶回り
・ヒアリングを行う
・顧客のニーズを掴む
・既存の顧客への提案
・アフターフォローを行う

既存の顧客への挨拶回り

ルート営業の社員は、1ヶ月に1回ぐらいの頻度で、既存の顧客への挨拶回りを行います。

これからも、自社のサービスや商品を利用してもらえるように、ルート営業の「顔つなぎ」や定期的な感謝はとても大切です。

そのため、ルート営業の社員は、しっかりしたビジネスマナー・相手への気遣いを備えていなければなりません。

企業を訪れる営業社員の印象は、そのまま商品・サービスのイメージに直結してしまう可能性もあります。

自社のイメージを損なわないよう、立ち居振る舞いに気をつけましょう。

挨拶周りの頻度がどれぐらいになるかは、業種などによって変わってきます。

普段あまり頻繁に挨拶に行かない企業でも、契約更新が近い時期は、更新のお願い・次の契約内容の話し合いなどで、その企業を何度も訪問することがあります。

ヒアリングを行う

ルート営業の主な仕事の1つに顧客とのヒアリングが挙げられます。

これは、顧客が抱える問題点やニーズを直接対話を通じて把握する重要なプロセスです。

顧客がどのようなことで困っているのかを知ることで、その問題を解決するために最適な商品やサービスを提案できます。

ヒアリングでは単に顧客の話を聞くだけでなく、顧客が気づいていない潜在的な問題やニーズを引き出すスキルも重要です。

さらに、雑談の中にこそ重要な情報が隠されていることも多いため、顧客との会話全体に耳を傾ける姿勢を持つようにしましょう。

このようにして得た情報を元に、顧客に対して適切な商品やサービスを提案し、購入へとつなげることで顧客との信頼関係を築けます。

信頼関係が強固になることで、顧客は次回も同じ営業担当者に相談したいと思うようになり、中長期的なビジネス関係を構築できるのです。

顧客のニーズを掴む

顧客のニーズを正確に掴むこともルート営業において非常に重要です。

ヒアリングを通じて、顧客が直接伝える要望だけでなく、顧客自身が気づいていない潜在的なニーズや問題点をキャッチし、それに基づいて解決策を提案することが求められます。

顧客の表面的な要望だけでなく、潜在的なニーズに対応することで、他の営業担当者との差別化を図ることができ、大きな信頼を得ることが可能です。

顧客の潜在的ニーズを見抜くためには、業界の動向や市場のトレンドに対する深い理解が必要です。

常にトレンドをチェックし、流行に敏感であることが求められます。

既存の顧客への提案

既存の顧客に新たな提案を行うことも、ルート営業の重要な仕事です。

自社が新たな商品・サービスを開発した際は、クライアントの企業に購入してもらえないか提案する必要があるでしょう。

もちろん、しっかりした提案をするためには、自社の商品・サービスについてよく知っておく必要があります。

また、クライアントの企業がその商品・サービスを必要とするかも、把握していなければなりません。

いくら優れた商品でも、クライアント企業にニーズがなければ、提案しても意味がないでしょう。

セールスがしつこいと思われ、悪印象を持たれる原因になってもおかしくありません。

ルート営業の方が提案で、新規契約を勝ち取れるチャンスは少ないと言えます。

しかし、自分の手柄を焦らず、クライアントのことを第一に考える姿勢も必要です。

アフターフォローを行う

アフターフォローも、ルート営業の重要な仕事になります。

たとえば、機械をリースしている取引先でその機械が故障したときなどは、技術者だけでなく、営業社員もアフターフォローに入らなければいけません。

しっかりアフターフォローをしなければ、もっとサービスの良い同業他社に乗り換えられてしまう可能性があります。

また、クライアントから商品・サービスに関する要望・意見を聞いたときは、それをすぐさま自社の担当部署(製造部門など)に伝えることも、ルート営業の重要な仕事です。

クライアントからいただいた意見が、商品・サービスの品質向上につながる可能性もあります。

商品をより安心して使ってもらうためには、クライアントの意見をしっかり聞くスキルも欠かせません。

【ルート営業の志望動機】ルート営業に向いている人

次に、ルート営業に向いているのは、どんな特徴がある人かを考えてみましょう。

営業はどのような企業でも、コミュニケーション能力が求められます。

ある程度決まった企業を回るルート営業は、さらに新規営業とはまた違う資質が必要です。

自分がルート営業に向いた性格であると思うなら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ルート営業の仕事は、新規営業と違ってノルマがそれほどきつくない・ある程度スケジュールを立てやすいといった性質も持ちます。

ノルマをあまり意識せず仕事をしたい方は、新規営業よりルート営業向きでしょう。

コミュニケーションをとることが得意な人

ルート営業に向いているのは、コミュニケーションを取るのが得意な方です。

新規営業の場合、初めての方とでも緊張せず話せること・初対面の方の懐に素早く飛び込み、信頼してもらえることが必要でしょう。

しかしルート営業は、それよりも同じ方と、長期的な関係を築いていく能力が重要です。

新入社員が、最初の挨拶回りでいきなり新規提案をして、契約を勝ち取るように求められる可能性は低いでしょう。

まずは相手に顔と名前を覚えてもらい、担当として信用してもらえるように命じられるのが一般的です。

また、今の信頼関係がどのぐらいできており、どのようなタイミングで新規提案を切り出すか見極める能力も求められます。

相手から信頼されていない状態で新規の提案をしても、なかなか受け入れてもらえる可能性は低いでしょう。

几帳面な人

ルート営業は新規の営業がないものの、既存の顧客と丁寧な関係を築くために、細かい気配りが求められます。

たとえば、ルート営業の方が請求書を持っていくとき、その金額に間違いがあると「だらしない企業」と思われても仕方ないでしょう。

納品スケジュールなどを互いに共有できておらず、連絡が行き違いになるようなことも、信頼関係を損ねる原因になります。

ルート営業の営業マンは、そのような信頼関係にヒビが入る事態が起きよう、細かいところにも目を行き届かせることが大切です。

クライアントとコミュニケーションを取れるだけでは、不十分です。

自社の事務・広報部門などとも、しっかり連携が取れていなければなりません。

営業事務や経理など、営業を支えてくれる社員に、気持ち良く仕事の協力をしてもらえる関係になっておく必要があります。

自社のサービスに愛着がある人

ルート営業は、自社のサービスや商品について、熟知している必要があります。

そのサービスや商品の値段やスペックなどはもちろん、どんなメリットがあるか・同業他社の似た商品と比べて、どこが優れているかなどを説明できる必要があるでしょう。

自社のサービスや商品について、自信を持って紹介できるようになるためには、自社のサービスに愛着があるほうが有利です。

そのため、ルート営業になるなら、できるだけ自分が興味を持てる分野の業界に就職するのが良いでしょう。

もちろん、新卒の段階では、なかなか自分が「愛着を持つ」には至れない業界もあります。

しかし、自分自身と縁の薄い商品やサービスを紹介するにしても、お客様の感謝の声や自社のこだわりポイントなどを学び、優れた商品であると誇りを持つことは重要です。

ニーズを理解できる人

ルート営業が新規提案をするにあたっては、相手のニーズを把握する必要があります。

その企業は、今どのような営業課題を持っているか・どんな商品やサービスなら喜んでくれるか、挨拶回りの際の雑談などから汲み取りましょう。

このスキルは、学生のころからさまざまなシーンで磨けます。

アルバイトやサークルで困っている人に、自ら手を差し伸べ助けられるタイプの人・友達の相談に乗るのが上手な人は、ルート営業に向いた性格である可能性が高いでしょう。

【ルート営業の志望動機】ルート営業のメリット

続いて、ルート営業として働くことのメリットについても紹介します。

営業職には様々な種類がありますが、ルート営業にも特有のメリットが存在します。

自分がルート営業として働きたいか検討するためにも、ぜひ確認してみてください。

営業活動が成果につながりやすい

ルート営業の大きなメリットはすでに関係性のある既存顧客を対象とするため、営業活動が成果につながりやすい点にあります。

新規顧客を開拓する必要がないため、初めて接触する相手に対して信頼関係を築く手間が省けるのです。

既存顧客はすでに会社の製品やサービスを理解しているため、契約更新や追加提案が受け入れられる可能性が高く、成果を上げやすい環境と言えます。

加えて、顧客の特性やニーズを把握しやすく、顧客に合わせた柔軟な対応が可能です。

ただし、成果につながりやすいとはいえ、顧客との信頼を維持する努力を怠ると競合他社に取引を奪われるリスクがあるため、常に顧客目線で行動することが求められます。

売上管理がしやすい

ルート営業には顧客リストがすでに決まっているため、売上の見通しを立てやすく、売上管理がしやすいという特徴があります。

定期的な取引が多いルート営業では年間を通じた売上目標や顧客ごとの貢献度を容易に把握でき、具体的な戦略を立てる基盤が整っています。

例えば、過去の取引データをもとに、各顧客がどの製品をどのタイミングで購入するかを予測できるため、効率的な営業計画を立てることができます。

さらに、売上が安定している場合、会社全体の財務計画にも寄与しやすい点も利点です。

また、目標達成のための調整がしやすく、特定の顧客に追加提案を行うことで目標を補うことも可能です。

ただし、売上管理が簡単であることは逆に、予測通りの結果に甘んじてしまうリスクを生む場合もあります。

そのため、現状に満足せず、顧客の新たなニーズを探る姿勢が重要となります。

【ルート営業の志望動機】ルート営業のデメリット

続いて、ルート営業で働くことにおけるデメリットについても紹介します。

以下のようなデメリットはどのような企業であっても、ルート営業として働く際に生じる恐れがあるものです。

自分が本当にルート営業として働きたいか検討しておいてください。

成長を感じられない場合がある

ルート営業のデメリットとして挙げられるのが、業務がルーティン化しやすいため、成長を感じにくい点です。

多くの場合、先輩社員や前任者から引き継いだ顧客リストを基に業務を行うため、自分の努力や成果が目に見えにくいです。

新規顧客を開拓する場合と異なり、最初から信頼関係がある顧客を担当するため、自身の能力がどの程度業績に影響を与えたのかが曖昧になりやすいと言えます。

また、ルート営業では同じ顧客を繰り返し訪問することが多く、単調に感じることもあります。

意識的に新しい提案を行ったり、顧客の課題解決に注力したりして、自分の成長につなげる努力が必要です。

また、業務の成果を記録し、他者に説明できる形にすることで、自分自身のスキルアップを実感できる環境を作ることも重要です。

事務作業が多い

ルート営業では営業以外の事務作業を多く担当する場合があり、これもデメリットとして挙げられます。

特に、経費削減を目的として請求書の作成や納品書の管理、在庫確認などの作業を営業担当者が行うケースが多いです。

これらの業務は営業活動の直接的な成果には結びつきにくいため、営業だけをしたい人にとっては、負担となることが少なくありません。

また、これらの作業に多くの時間を費やすと、本来の営業活動に割ける時間が減り、効率が低下する可能性もあります。

そのため、事務作業を効率化するツールやサポート体制が整っているかどうかは、働きやすさを左右する重要な要素です。

一方で、事務作業を通じて会社の業務全体を理解し、他部署との連携を深めることもできるため、視点を変えれば「新たなスキル習得の機会」と捉えることもできます。

【ルート営業の志望動機】ルート営業の志望動機のおすすめ構成

ルート営業の志望動機でおすすめの文章構成は、どのようなものでしょうか。

前置きや疑問の提示で読者に興味を持ってもらい、その後に本質的な内容に入っていくほうが良い文章も存在します。

しかし、就職活動の文章は短くまとめる必要があり、前置きなどを長く書く余裕はありません。

逆に、最初に自分が一番言いたい主張(結論)を書くほうが、アピールしやすい文章になる可能性が高いです。

以下の見出しで、「結論」「理由」「エピソード」「再度結論」の4部分について、さらに詳しく解説します。

結論

最初に「貴社を志望する理由は~~だからです」「私は~~という理由で貴社のルート営業を志望しました」と結論を述べましょう。

最初に結論を書き、その後に理由などの補足を足していく方法には、2つのメリットがあります。

1つ目のメリットは、結論ファーストのほうが、論理的でわかりやすい文章という印象を読み手に与えられることです。

採用担当者が忙しく時間がない場合でも、ちらっと書類を見ただけで、自分の志望理由をわかってもらえるのもメリットと言えるでしょう。

これは志望動機欄だけでなく、「自分の長所」や「ガクチカ」などの記入欄でも共通するポイントです。

就職関係の書類を書くときは、この結論ファーストの文章構成になるよう意識してください。

理由

結論を書いた後に、「なぜなら~です」と理由を述べましょう。

書類を読む人事の方は、応募者のことについて何も知りません。

最初に書いた志望動機が、本当のものであると説得力を持たせるためには、納得いく理由を書く必要があります。

この理由は、複数あっても良いでしょう。

ルート営業を志望した理由・その企業で働きたい理由が明確に分かれていることもあります。

それぞれの理由を明確にできれば、熱意を感じてもらいやすくなるでしょう。

多くの企業では、学生の能力・スキルだけでなく、やる気・熱意・企業とのマッチ度といった尺度を重要なポイントにして学生を選別します。

この「志望した理由」がはっきり書いてあり、熱意ある学生だと思ってもらえれば、書類選考を通過できる確率が上がるでしょう。

エピソード

結論・理由と書いた後、その理由を補足するエピソードを書きます。

自己分析をもとに、自分の経験やスキルを用いて、具体的に書くことが大切です。

「結論」「理由」といった部分は、たくさんの応募者がいる企業だと、どうしても似たことを書く方がいます。

ルート営業の仕事を希望するのに考えられる理由は、何百・何千とあるわけではないので、それは仕方ありません。

ほかの応募者と差別化を図る一番のポイントは、このエピソードの部分になります。

「大会で〇位になった」など成果を数字で示したり、ほかの方から褒められた言葉を具体的に書いたりして、オリジナル性を持たせると良いでしょう。

ただし、エピソードは、できるだけ簡潔にわかりやすく書く必要があります。

専門用語を並べなければわかりにくいエピソードなどは、就職活動の文章に不向きです。

貢献

あなたが強みを活かしてどのような貢献ができるかについても詳しく説明するようにしましょう。

企業は活躍してくれる人材を採用したいと考えているため、具体的に貢献について述べてくれる人材に対しては、より良い印象を抱きます。

企業研究をしっかりと行った上で、どのような人物像が求められているか、自分がどのように貢献できるかについて考えた上で説明するようにしましょう。

貢献について説明できるということは、能力とモチベーションの高さを同時に伝えられるため、非常におすすめな対策です。

再度結論

最後に、もう一度結論で、その企業のルート営業を志望している旨を述べます。

最初に書いた結論を繰り返すのではなく、違った言い回しにするようにしましょう。

おすすめの方法は、エピソードで書いた自分のスキルや経験を絡める方法です。

たとえば「このような経験を貴社のルート営業の仕事でも活かし、~~ように頑張りたい」といった書き方ができます。

もう1つのおすすめの方法は、「入社後どのように頑張りたい」「どんな社員になりたい」と入社後の意気込みを書くことで、自分の志望度を伝える方法です。

入社後、自分がどのように活躍できるかイメージしてもらいたい方・自分が企業の利益に貢献できるポテンシャルを持っていると伝えたい方は、この方法が良いでしょう。

【ルート営業の志望動機】志望動機を作成する前の準備

続いて、志望動機を作成する前に取り組んでおきたい準備についても紹介します。

以下の対策をしっかりと行っておけば、志望動機がよりスムーズに作成でき、質の高いものとなるでしょう。

遠回りに思えるかもしれませんが、じっくりと取り組むことで驚くほど志望動機がスムーズにできるため、ぜひ取り組んでみてください。

就活の軸をはっきりさせる

志望動機を作成する前に自分の就活の軸を明確にすることは非常に重要です。

就活の軸とは自分が働く上で譲れない価値観や重視するポイントを指します。

例えば、どのような業務にやりがいを感じるのか、どのような環境で自分が最も成長できるのか、また、何を最優先にしたいのかといった具体的な方向性を明らかにしましょう。

就活の軸を定めるにはまず自分の経験や価値観を振り返り、これまでにどのような場面でやりがいを感じたかを考えることが大切です。

その際、具体的なエピソードを挙げながら、自分の本音を掘り下げていくと良いでしょう。

また、就活の軸は自分のモチベーションを支える重要な要素でもあります。

企業に対する志望動機を伝える際に自分の就活の軸が明確になっていれば、説得力のあるストーリーを作ることができるため、ぜひ取り組んでみてください。

自己分析を行う

志望動機の作成には自己分析が欠かせません。

自己分析を行うことで、自分の強みや弱み、価値観、これまでの経験から得たスキルや知識を明確にできます。

自己分析を進めるには過去の経験を振り返り、成功体験や失敗体験から自分の行動原理や考え方を掘り下げることを推奨します。

例えば、マインドマップやモチベーショングラフを活用すると、自分の感情の変化や行動のパターンが視覚的に理解しやすいでしょう。

また、自分がどのような環境や仕事に向いているのか、逆にどのような状況では力を発揮しにくいのかといった点も分析しておくと良いです。

自己分析は自分が志望する企業や職種とのマッチングを見極めるうえでも役立ちますし、自分のキャリアビジョンを描くための基盤となるため、時間をかけてしっかり行うことが重要です。

自己分析の具体的な方法については以下の記事でさらに詳しく紹介しています。

他己分析を行う

他己分析は自己分析だけでは見つけられなかった自分の特徴や魅力を発見するための有効な方法です。

友人や家族、先輩、同僚など、周囲の人々に自分の印象や強み、改善点について意見を求めることで、新たな視点を得ることができます。

他己分析を行う際にはぜひ、あらかじめ質問内容を用意しておきましょう。

例えば「私の強みはどのような点だと思いますか?」や「改善した方が良いと思う点はありますか?」といった質問を準備しておくとスムーズに取り組めます。

他己分析を行うことで、自分では気づかなかった意外な強みを見つけられるだけでなく、他人から見た自分と自己認識のズレを確認することも可能です。

他己分析をうまく活用すれば、自己分析の内容を補完し、より説得力のある志望動機を作成することができるでしょう。

他己分析の具体的な方法については以下の記事でさらに詳しく紹介しています。

企業研究を行う

企業研究は志望動機を作成する上で欠かせないプロセスです。

企業が求める人材像やビジョン、事業内容を深く理解することで、志望動機に説得力を持たせることができます。

公式サイトや採用情報を確認することはもちろん、SNSやニュース記事、企業が開催する説明会やインターンシップに参加して、企業研究をさらに深めましょう。

また、業界全体の動向や競合他社との比較も行うことで、その企業の強みや特徴を把握しやすくなります。

そして、企業の理念や価値観が自分の就活の軸と一致しているかどうかを見極めることも重要です。

企業研究をしっかりと行うことで「なぜこの企業でなければならないのか」という具体的な理由を見つけることができ、面接官もあなたが適当に応募しているわけでないことを理解してくれるでしょう。

取引先を調べる

取引先の情報を調べることも営業職を目指す方には特におすすめできる対策です。

取引先企業のニーズや課題を理解することで、志望する企業がどのように価値を提供しているのかを把握できます。

これにより、具体的な事例を挙げながら志望動機を説明できるでしょう。

また、取引先の情報を知ることで、その企業が持つビジネスモデルや市場での立ち位置をさらに深く理解できる可能性も高いです。

例えば、取引先との関係性が強い企業であれば、営業担当者がどのようにその信頼関係を構築しているのかに注目することで、より具体的な貢献方法を志望動機に盛り込むことができます。

もちろん、自己分析や企業研究の方が重要な対策ではありますが、時間に余裕があるならばぜひ取り組んでほしい対策であると言えます。

【ルート営業の志望動機】人材派遣会社の志望動機で使うエピソードの見つけ方

ルート営業の職種に限らず、志望動機を書く際に、志望理由やエピソードをうまく書けず困る方はたくさんいます。

そのような場合、どのように理由やエピソードを探せば良いのでしょうか。

基本的には、まず自己分析に立ち返ることになります。

すでに自己分析を行った方も、時間をおいてあらためて自己分析をするだけで、違った気付きを得られることがあります。

先にやった自己分析で「自分の長所」「アピールになるエピソード」を見つけた方も、違うエピソードを見つけて、その引き出しを増やせるかもしれません。

自己分析を行う

自己分析で過去の経験を深掘りし、どうしてルート営業を志望するのか考えてみましょう。

分析した結果はわかりやすくまとめておき、志望動機を書く際にどのエピソードを使うにしても、すぐ引き出せるようにしておくことが大切です。

自己分析の方法は「自分史」「モチベーショングラフ」「SWOT分析」などさまざまで、どの方法が最も良いとは言い切れません。

これさえやっておけば大丈夫という方法もないので、1つの方法を試してしっくりこなかったという方は、別の方法を試してみてはいかがでしょうか。

自己分析の方法については、こちらの記事でも解説しています。

より質の高い自己分析をしたい方・正しい自己分析のやり方を身につけたい方は、ぜひお読みください。

他己分析を行う

自己分析だけで、志望理由やエピソードをうまく見つけられなかった方は、他己分析も併用してみることをおすすめします。

自分の長所を、自分が一番よく理解しているとは限りません。

ほかの人に「自分のいいところは何だと思うか」と聞いてみると、自分では考えていなかった答えが返ってくることも考えられます。

自己分析で自分の長所を知ることは大切ですが、就職活動では、ほかの人の評価を勝ち取らなければいけません。

ほかの人に自分がどう評価されているか知るために、就職活動の前段階として、他己分析を行ってみてはいかがでしょうか。

友人・家族・先輩・教員・アルバイト先の上司など、さまざまな属性の方に聞いてみるのが良いでしょう。

他己分析の方法はこちらの記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

就活エージェントがおすすめ

周りに自己分析や他己分析のサポートを頼める人がいない、もしくは就活自体に大きな不安がある場合は就活エージェントを利用することをおすすめします。

特にジョブコミットは完全無料で利用でき、自己分析だけでなく志望動機や自己PRの添削など様々なサポートを行ってくれます。

面接対策も徹底的にサポートしてくれるため、志望動機などのESが通過した後の対策も安心です。

おすすめの企業の紹介なども行っており、有利な条件で選考が受けられる可能性もあるため、気になる方はぜひ以下のリンクから登録してみてください。

OBOG訪問を行う

ルート営業の仕事が実際にどんなものか・その企業の雰囲気はどうかなど、インターネットやパンフレットを見て、企業分析するだけではわからないこともあります。

特に興味がある企業は、企業説明会に出るだけでなく、それ以上のアクションを起こして企業研究をするのがおすすめです。

特におすすめなのはOBOG訪問で、実際にルート営業の仕事をしている方に話を聞ければ、入社後のイメージが膨らみます。

OBOG訪問で話を聞いた内容を踏まえ、「自分も~~のような仕事をしたいと思った」と志望動機に盛り込むことも可能です。

リクルートページに記載がない場合でも、人事部門に連絡して希望すれば、訪問を受けてくれる可能性があります。

自大学のOBOGがいなくても、若手社員に話を聞かせてもらえることがあるので、遠慮せずに問い合わせてみましょう。

【26卒】志望動機AI添削

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【ルート営業の志望動機】ルート営業の志望動機のポイント

次に、ルート営業の志望動機を書く際のポイントを6点解説します。

志望動機は、言葉通りにとらえると志望した理由ですが、実際は理由を書くだけだと言葉が足りません。

なぜ自社が第一志望で、その熱意を入社後どのように形にしたいか、理解してもらう必要があります。

そのためには「なぜルート営業を選んだか」「なぜ同業他社の中からその企業が良いのか」を書き、そのうえで自分の経験やスキルがどうしてルート営業に活きると思ったのか示してください。

・なぜルート営業を選んだのかを明確にする
・なぜその企業なのかを書く
・活かせる経験やスキルを整理する
・具体的にどんな貢献ができるか提案する
・指定文字数の8割は埋める
・誤字脱字に気を付ける

なぜルート営業を選んだのかを明確にする

志望動機では、ルート営業の仕事を選んだ理由を明確にしなければなりません。

人と関わるのが好きというだけでは、ルート営業を選んだ理由として説得力に欠けるでしょう。

新規営業・販売業など、ルート営業以外にも人と関わる仕事はたくさんあります。

なかには、ノルマが厳しい飛び込み営業をしたくないから、ルート営業のほうが良い・新規営業より安定しているから良いといった本音で、ルート営業を志望する方もいるでしょう。

しかし、そのようなネガティブに聞こえる理由は、避けたほうが賢明です。

志望動機では、仕事に対して前向きにやる気があることを示さなければいけません。

「ルート営業ならどんなことが実現できるか」「ルート営業の仕事の魅力は何か」を考えて、文章を書きましょう。

なぜその企業なのかを書く

ルート営業は、多くの企業で存在する仕事です。

そのため、「ルート営業の仕事がしたい」だけでも、志望動機として不足しています。

数ある企業の中から、どうしてその企業が第一志望なのかを明確に書きましょう。

この部分も、あらゆる企業に当てはまる理由や、ネガティブな理由を書かないことが大切です。

たとえば「社会に貢献している企業だから」は、ほとんどの企業にも言えることでしょう。

また「〇〇業界でシェアナンバーワンだから安定していそう」「福利厚生が良さそう」など、仕事と直接関係ない理由も良くありません。

企業の社風・理念や、その企業ならではの仕事のやりがいを中心に書きましょう。

志望動機を書く前に、その企業についてしっかり研究しておくことが大切です。

活かせる経験やスキルを整理する

志望動機を書く際は、自分がルート営業としてどのように活躍できるか・入社後どんな社員になりたいかを考える必要があります。

自分の学生時代の経験やスキル・長所が、どのようにルート営業の仕事で役立つかを考えてみましょう。

自分の経験やスキルを志望動機の文章に反映させるためには、しっかりとした自己分析が大切です。

自己分析は、自分の過去の経験をさかのぼるところから始まります。

部活やアルバイトなどで自分が良い成果を出せたとき、それはどのように行動したからでしょうか。

また、ほかの人ではなく、自分だからこそ成し遂げられたことは何かあるでしょうか。

志望動機をうまく書けなくて困ったときは、そういったポイントに立ち返ってみることをおすすめします。

具体的にどんな貢献ができるか提案する

ルート営業の志望動機を作成する際には、自分が企業にどのような貢献ができるか具体的に提案することが重要です。

まず、自分の強みを明確にし、その強みが企業のニーズや目標にどのように適合するかを理解しておきましょう。

具体的な貢献内容を示すことで、採用担当者に自分が企業の成功に寄与できる存在であることをアピールできます。

企業が直面する課題や市場のトレンドに対してどのような具体的な解決策を提供できるかを考えてみましょう。

例えば、過去の経験を通じて得たスキルや知識をどのように活かし、企業の目標達成に貢献するかを明示することが重要です。

しかし、こうした具体的な提案を行うためには、企業研究をしっかりと行い、企業の現状や戦略、文化を深く理解することが欠かせません。

企業の業界におけるポジションや競合他社との違い、企業が特に重視している価値観やビジョンを把握することで、自分の強みがどのようにマッチするか具体的に示しましょう。

指定文字数の8割は埋める

エントリーシートでは、各記入欄に指定文字数が設定されていることがあります。

その文字数の8割は埋めるようにし、空欄が目立たないようにしてください。

志望動機の文字が少ないと、志望度が低い・時間をかけて丁寧に書いていないといった印象を持たれてしまう可能性があります。

この記事で紹介している「結論」「理由」「エピソード」「再度結論」の文を順番に書いていくと、かなりの文字数が埋まるでしょう。

履歴書では、各記入欄に文字数の指定はありません。

しかし、これも空欄が多く、スカスカだと印象が良くありません。

すべての欄をびっしり小さい文字で埋めなくても良いですが、時間をかけて書き、本気で志望していることが伝わるよう、最低限のボリュームは必要です。

誤字脱字に気を付ける

せっかく良い志望動機を書いても、誤字脱字が多いと良い印象を与えられません。

特に近年は、Web上でエントリーシートを提出させる企業も多いです。

パソコンでの文字入力は、手書きと違って短時間に多数の文字をタイプできるため、誤字脱字に気がつきにくくなります。

また、手書きでは考えられない「変換ミス」も考えられるため、より入念なチェックが必要です。

提出期限が複数の企業で重なってしまうと、ついチェックがおろそかになってしまうこともあります。

しかし、書いた後は必ず文章を読み直し、明らかな誤字脱字を見落とさないようにしてください。

文章の誤字脱字・漢字の間違いなどをチェックできる、無料の「校正サイト」もあります。

文章を書くのが苦手な方は、ぜひそうしたツールも活用して、読みやすい文章を書けるようにしましょう。

【ルート営業の志望動機】ルート営業の志望動機例文

続いて、ここまで紹介してきた内容を踏まえた上で作成したルート営業の志望動機の例文を3つ紹介します。

それぞれ、ここまで紹介してきたポイントや構成などを参考にして作成しています。

例文1

貴社を志望する理由は、地元に根付いた信頼関係を構築するルート営業を通じて地域社会に貢献できると考えたからです。
大学時代には、地域の商店街でボランティア活動を行い、地元の方々と関係を深めました。
この経験から、地域に根差した活動の意義を実感し、地元の魅力を広める営業活動に携わりたいと考えました。
貴社は地域密着型の営業を重視し、地域社会との深い関わりを持ちながら、地域活性化に貢献している点に魅力を感じています。
私は貴社で顧客のニーズを正確に捉え、一人ひとりに寄り添った提案を行い、信頼される営業担当として貢献したいと考えています。
そして、地域の発展に貢献することで、貴社の更なる成長に寄与する所存です。

例文2

貴社を志望する理由は、長期的な顧客関係を重視し、地域密着型の営業戦略を展開している点に魅力を感じたからです。
私は大学時代、地域イベントの運営ボランティアにおいて地元住民の意見を取り入れながら企画を進め、イベントの成功に貢献しました。
この経験から、現場でのコミュニケーションが信頼関係の構築に不可欠であることを学びました。
貴社の営業は顧客一人ひとりに対して深く関与し、継続的に関係を築くことを重視しており、まさに私の価値観と一致しています。
ボランティアを通じて身につけたコミュニケーション能力を活かし、顧客の声を丁寧に聞き、最適なソリューションを提供することで信頼を勝ち取り、貴社に貢献する所存です。

例文3

貴社を志望する理由は、顧客に対してきめ細やかな対応ができる環境が整っているからです。
私は顧客一人ひとりに丁寧なサービスを提供し、信頼関係を築くことにやりがいを感じています。
大学時代には、カフェのアルバイトで常連の方との関係を深め、ニーズに応じたサービスを提供することにやりがいを感じ、顧客の期待を超えるサービスを提供することの重要性を学びました。
貴社は顧客との長期的な関係を重視し、個別のニーズに応じた提案を行う姿勢に共感しています。
私は貴社で顧客に寄り添った営業活動を行い、信頼されるパートナーとして貢献したいと考えています。
そして、顧客満足度の向上を通じて、貴社のさらなる成長に寄与し、貢献する所存です。

まとめ

ルート営業は、営業の中でも、長期的に人間関係を築く、決まったスケジュール・ルーティンに合わせて動くといった特徴があります。

新規営業とはまた違ったやりがいがある仕事で、こちらのほうが向いている方も多いでしょう。

しかし、希望するルート営業の職種に就職するには、まず就職活動を突破しなければいけません。

その第一歩は、エントリーシートや履歴書の志望動機欄です。

自分の熱意や長所を上手に伝えられるように、文章を書く練習をしておきましょう。

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