- 質の高い志望動機を書くための準備方法
- 志望動機の基本的な構成
- 志望動機に給料の話題を含める時の注意点
- 志望動機の書き方がわからない人
- まだ志望動機が書けていない人
- 志望動機に給料の話を含めるか迷っている人
はじめに
企業選びや職種選びにおいて、給料は非常に重要なポイントです。
毎月の給料が5000円違うだけで、年収で考えると6万円も変わってきます。
しかし、志望動機において給料の話ばかりしすぎてしまうと、マイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。
そこで今回は志望動機に給料の話を含める際のポイントや注意点、例文などを紹介します。
志望動機は給料でもいいの?
結論として、志望動機に給料を挙げることは可能な限り避けるべきです。
なぜなら、多くの企業は「給与以上の意欲」を求めているためです。
しかし、給料に触れること自体が絶対にNGというわけではありません。
例えば、自分が志望する企業の給与体系が自身のキャリアプランや目標にどう結びついているのかを具体的に説明できれば、評価されることもあります。
重要なのは給料が自分にとって大切である理由をしっかりと伝え、それを補完する形で他の動機も挙げることです。
給料だけを理由にしてしまうと、入社後の意欲や継続的な貢献への期待が薄れる印象を与えてしまうため、十分に注意して伝えるべきです。
なぜ給料が大事なのかを明確にする
給料が志望動機の1つとして妥当性を持つためには「なぜ給料が大事なのか」を具体的に明確にする必要があります。
例えば、家庭環境や将来設計、安定した収入を基盤とした自己投資など、給料を重視する背景には何かしらの理由があるはずです。
その理由を説明することで、単なる金銭的な利益を追求しているわけではないという印象を与えることができます。
例えば「安定した収入が得られる環境で長期的なスキルアップを目指したい」「自分の家族を支えるために責任感を持ったキャリアを築きたい」などが考えられます。
ただし、給料の話題だけで終わらせるのではなく、他の要素、例えば企業文化や仕事内容に対する興味も補足として述べることで、バランスの取れた志望動機を作り上げましょう。
なぜ志望動機で「給料」が評価されない理由
まず結論として、志望動機に給料の話を含めると評価されないことは往々にしてあります。
理由について把握しておき、どうすれば悪い印象を与えないか工夫しながら作成することが重要です。
- 志望度が低く見られる
- 入社後の貢献が想像できない
- 長続きしないと思われる
- 業界・企業研究が出来ていないと見られる
志望度が低く見られる
志望動機に給料の話を含めるとマイナスに見られる可能性がある理由として、給料面だけに触れた志望動機は志望度が低く見られる可能性が高いことが挙げられます。
仕事や企業に対する具体的な関心や熱意が感じられないからです。
面接官は就活生がなぜその仕事を選んだのか、どのような価値を見出しているのかを知りたいと考えています。
しかし、給料に関する言及だけでは、就活生がその企業や仕事に対して特別な関心を持っているようには見えなくなってしまいます。
他の就活生との差別化ができず、埋もれてしまうことも多いでしょう。
「単に高い給料を求めているだけで、企業のビジョンや理念に共感していない」と感じさせないようにすることが重要です。
入社後の貢献が想像できない
給料の話についての説明ばかりしているということは、入社後の貢献についての話をできていないということです。
給料だけを強調する志望動機では、就活生が具体的にどのように企業に貢献してくれるのかが伝わりません。
面接官は就活生が入社後にどのような役割を果たし、どのように企業の発展に寄与するかを重視しています。
しかし、給料に重点を置いた志望動機では、就単に報酬を求めているだけと思われてしまい、具体的な貢献意欲やビジョンが感じられないことが多いです。
つまり、面接官は就活生が給料のためだけに働くと考え、実際に業務に対する熱意や長期的に働く意欲がないと判断する可能性が高いです。
自分のスキルや経験をどのように活かして企業に貢献できるかを具体的に述べることが求められます。
長続きしないと思われる
給料だけを強調する志望動機では「他により給料の良い企業を見つけた場合、すぐに辞めてしまう可能性がある」とみなされてしまいます。
面接官は企業に対して長期間貢献してくれる人材を求めているため、給料のみを重視する姿勢を示してしまうと、「より良い条件が提示されれば、すぐに転職するのではないか?」という懸念が生じてしまいます。
就活生が信頼性に欠け、企業にとってリスクの高い人材と判断されてしまう可能性があるのです。
給料以外にも企業の文化や成長機会、仕事の内容に対する興味を示し、長期的な視点で企業に貢献する意欲をアピールすることが重要です。
業界・企業研究が出来ていないと見られる
給料だけを強調する志望動機では、その企業や業界についての深い理解やリサーチができているか判断できかねます。
面接官は就活生がどれほどその企業や業界に対して研究を行い、具体的な知識や関心を持っているかを重視します。
給料にしか触れていない志望動機は、就活生が企業のビジョンやミッション、独自の強みなどを理解していないとみなされがちです。
したがって、志望動機には企業の特長や強み、自分のスキルや経験との関連性を具体的に示し、企業に対する深い理解と熱意をアピールすることが重要です。
真剣にその企業で働きたいと考えていることを伝え、採用担当者の評価を高めることが求められます。
「稼ぎたい」がむしろ評価される業界・職種
稼ぎたいという欲求は、多くの職場では伏せるべき本音とされがちですが、一部の業界ではその貪欲さこそが最大の行動指針として歓迎されます。
こうした環境では、個人の利益追求と企業の成長が完全にリンクしており、高収入への執着は「目標達成への強いエネルギー」と変換して捉えられます。
自己の成果を定量的に証明し、それに見合った対価を求める姿勢は、プロフェッショナルとしての自立心の表れであり、組織の士気を高める起爆剤となるのです。
上昇志向を隠さず、結果に対してストイックになれる人材にとって、これらの領域は最高のポテンシャルを発揮できる舞台となります。
- 営業職
- 外資系企業・ITコンサル
- M&A仲介・広告代理店
営業職
営業職、特に完全歩合制や高いインセンティブ比率を設けている環境は、稼ぎたい意欲が最もストレートに評価される場所です。
ここでは「稼ぎたい」という動機が、顧客への執拗なアプローチや緻密な提案準備を支える原動力になると見なされます。
企業側も、安定を求める人よりは「自分の腕一本で報酬を跳ね上げたい」というハングリー精神を持つ人材を信頼します。
なぜなら、その執念こそが厳しい競合状況を勝ち抜き、数字を積み上げる鍵となるからです。
自らの働きが直接給与明細に反映される透明性の高い仕組みの中で、野心を隠さず数字にコミットする姿勢は、周囲にポジティブな影響を与える模範的な態度として称賛の対象になります。
外資系企業・ITコンサル
外資系企業やITコンサルティング業界において、高い報酬を求める姿勢は、自身の市場価値に対する高いプライドの証と見なされます。
これらの業界は徹底した実力主義であり、アウトプットの質とスピードがすべてを決定します。
高年収を望むことは、それに見合うだけの高度な専門性や過酷なプロジェクトを完遂する覚悟があることを示唆しており、消極的な安定志向よりもはるかに高く評価されます。
特にコンサルタントは、クライアントに多大な付加価値を提供し、その対価として高額なフィーを得るビジネスモデルであるため、利益に対する鋭い感覚は必須の素養です。
稼ぐことへの執着は、自己研鑽を怠らないプロ意識の裏返しとしてポジティブに解釈されるのです。
M&A仲介・広告代理店
M&A仲介や広告代理店は、個人の人間力や交渉力が直接ビジネスの成否を分けるため、成功報酬へのこだわりが極めて強い業界です。
M&A仲介では一件の成約が莫大な利益を生むため、泥臭い交渉を勝ち抜くための「強烈な動機付け」として金銭的報酬が重視されます。
また広告代理店においても、クライアントの売上を最大化させるために心血を注ぐタフさが求められ、その見返りとして業界水準を超える報酬を手にすることを当然視する文化があります。
これらの職種では、現状に満足せずにより高いステージを目指す「健全な野心」こそが、クリエイティブな発想や強気なディレクションを生む源泉となり、組織全体の競争力を引き上げるエンジンとして機能しています。
志望動機で「給料」の話をする際のポイント
基本的に志望動機に給料の話を含めない方が無難とはいえますが、どうしても給料の話をしたい場合や、明らかに目指している企業だけ、業界内で給料が格段に高い場合、話すのも良いでしょう。
しかし、以下の2点を意識しなければ差別化が難しくなってしまうため、把握しておきましょう。
- 給料が志望動機になる理由を明確にしよう
- 給料面だけを志望動機にはしないようにしよう
給料が志望動機になる理由を明確にしよう
まず、給料が志望動機になる理由を明確にすることが重要です。
面接官に対して納得感を与えることが求められます。
給料が魅力的であるとアピールすること自体は悪いことではありません。
しかし、ストレートに「給料が良いから」と述べるのではなく、その背後にある理由や価値観を説明することで、より説得力のある志望動機となります。
例えば、「正当に努力が評価される社風に惹かれた」と言えば、自分が高いパフォーマンスを発揮する意欲があり、それに見合った報酬を求めていることを理解してもらえます。
また、自己成長を重視している姿勢をアピールすることにもつながるでしょう。
給料に関する話題を効果的に取り入れ、面接官に対してポジティブな印象を与えるようにしましょう。
給料面だけを志望動機にはしないようにしよう
給料面「だけ」を志望動機にすると、マイナスな印象を与えてしまう可能性が高いです。
先ほども話したように、「より給料の高い企業への転職のチャンスがあった場合、すぐに会社を離れてしまうのではないか?」と思われてしまうからです。
また、給料だけを強調すると、自分の人柄や価値観、企業への適合性についての情報を含める文字数、または時間がなくなってしまいます。
志望動機では企業のミッションやビジョンに共感した点や、自分のスキルや経験がどのように企業に貢献できるかを具体的に述べることが大切です。
例えば、「企業の成長戦略に共感し、自分の経験を活かした新しいプロジェクトに取り組みたい」といった形で、給料面以外の要素も含めた総合的な志望動機を伝えることが重要です。
選考を通過するための志望動機作成時の3ステップ
続いて、選考を通過するために必要な志望動機を作成する際の3つのステップを紹介します。
志望動機を作成する前に、以下の3つの対策を順番に行ってから取り組むことで、より質が高く、良い印象を与える志望動機を作成できます。
この対策は志望動機に給料の話を含める場合以外にもぜひ取り組んで欲しいものであるため、複数の企業を併願している方もぜひ確認してみてください。
- step1.自己分析
- step2.業界研究
- step3.企業研究
step1. 自己分析
就活において最も重要なのは自分を理解することです。
なぜならば、就職活動は「自分」という商材を売り込む営業活動のようなものだからです。
自分自身を深く理解し、何がモチベーションとなり、どのような性格や価値観を持っているかを明確にするようにしましょう。
自己分析を行うことで、自分の強みや弱み、興味や関心、職業に対する適性を見つけられます。
過去の経験、達成したこと、失敗したことから学び、自分がどのような状況で力を発揮するのか振り返りましょう。
自己分析ツールを活用することもおすすめです。
性格診断テストやキャリア適性検査などを通じて、客観的な視点から自分を理解するようにしましょう。
これにより、自分の強みを最大限に活かすための職業選びや、志望動機に反映させる具体的なエピソードを見つけることもできます。
その後の業界研究や企業研究を行う際の基盤となり、自分に合った職場や職種を見つけるための重要な手がかりとなるでしょう。
おすすめの自己分析ツールについてはこちらの記事で詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
step2. 業界研究
自分について理解できたら、続いて業界への理解を深めましょう。
自己分析をもとに、自分の強みを活かせる業界を見つけるために重要なステップです。
業界研究では自分が興味を持つ業界や、自分のスキルや経験を最大限に活用できる業界か調査しましょう。
例えば、自己分析で得られた自分の強みや興味をもとにどの業界で活躍できるかを考えます。
業界の現状や将来性、主要企業の動向、競合状況、求められるスキルや知識などを調べましょう。
業界研究を行うことで、その業界がどのような人物を求めているのか、自分がどのように貢献できるのかを理解できるようになります。
また、業界研究を通じて自分のキャリアプランと業界の特性が一致しているかを確認することも重要です。
インターネット上の情報や業界団体の資料、企業のプレスリリースなどを活用して、可能な限り多くの情報を集め、分析するようにしましょう。
step3. 企業研究
業界について理解したら、続いてその中でも気になる企業を研究することをおすすめします。
企業研究では、各企業の特性や企業文化、求める人物像や経営方針、業績、競合優位性などを詳しく調べることが重要です。
まず、企業の公式サイトや採用ページを開き、企業理念などを確認するようにしましょう。
企業がどのような価値観やビジョンを持っているか理解できるからです。
また、企業のプレスリリースやニュース記事などを通じて最新の業績や動向を把握することも重要です。
企業の口コミサイトで社員インタビューなどを参考にした上で、実際の働きやすさや社内の雰囲気についての情報を収集することもおすすめします。
企業研究を行うことで、自分の強みや価値観がその企業と一致しているか確認し、志望動機を具体的に書くための材料となります。
志望動機として給料を挙げるメリット
続いて、志望動機として給料を挙げるメリットについても紹介します。
「そんなものは存在しないのではないか?」と思う人もいるかもしれませんが、志望動機として給料を挙げることでプラスの印象を与えられる場合もあります。
必ずしもマイナスな印象を与えるわけではないため、メリットも覚えておきましょう。
- 信用につながる場合がある
- 志望動機の内容を疑われない
信用につながる場合も稀にある
志望動機に給料を挙げることは一般的には避けられるべきと考えられていますが、場合によっては企業から信用を得られる可能性もあります。
給料に触れることは自分の価値観や優先順位を正直に伝える行為であり、それが企業に対して誠実さをアピールとなる場合もあるのです。
特に「家庭を支えたい」「長期的なキャリア形成の基盤を築きたい」といった理由で給料を挙げる場合、それが責任感や将来設計の具体性につながるため、信用を得られることがあります。
また、企業側から見ても、給料に関する志望動機を語ることができる就活生は自分の考えをしっかり持ち、自信を持って主張する力があると評価されることがあります。
ただし、給料だけを理由とするのではなく、他の動機や貢献意欲をしっかりと補足することが重要です。
このようなバランスが取れた説明をすることで、むしろ採用担当者からの信頼を勝ち取ることができる可能性があります。
志望動機の内容を疑われない
志望動機として「お金が欲しい」とストレートに述べることは多くの企業では少しリスキーな選択です。
しかし、その正直さが評価される場合もあります。
お金に対する欲求は誰にでも共通するものであり、嘘や飾り立てた動機に比べて疑念を抱かれることが少ない点は大きなメリットです。
特に、自己分析を通して「給与水準の高い企業で働くことで安心感を得たい」「自己投資に十分な資金を確保したい」といった具体的な理由を付け加えれば、説得力が高まります。
また、正直さをアピールしたい場合、給料を含む志望動機を組み込むことで、その人の透明性や信頼性が感じられる可能性があります。
ただし、給与に関する内容を伝える際は全体の志望動機を支える一要素として扱い、給与だけに重点を置いている印象を与えないことが重要です。
給料をポジティブに伝える言い換え例
志望動機で「給料」に触れることは決して悪いことではありません。
しかし、「お金が欲しい」という直接的な表現だけでは、企業側に「条件さえ良ければ他社へ移ってしまうのでは?」という不安を与えてしまいます。
大切なのは、給料を「働くモチベーション」や「プロ意識の指標」として変換して伝えることです。面接官にポジティブな印象を与える言い換えのバリエーションを確認しましょう。
- 正当な評価制度(インセンティブ制度)がある
成果が目に見える形で還元される環境 高い市場価値を追求したい
自身のスキルを最大化し、組織に貢献したい
仕事に長期的に集中できる環境
自己研鑽への投資ができる安定した基盤
志望動機を給料にする際の注意点
ただし、もちろん志望動機を給料にする際はいくつかの注意点を覚えておかなければなりません。
基本的に給料を全面にアピールする志望動機はマイナスなイメージがつきまとうものであるため、注意点をしっかりと理解しておかなければマイナスな印象を強く与えてしまうことでしょう。

内容が抽象的にならないようにする
志望動機として給料を挙げる場合、その理由を具体的に説明することが求められます。
「給料が良いから」というだけでは面接官にとって印象が薄く、志望動機の深みが感じられません。
そのため、給与がなぜ自分にとって重要なのかを具体的に述べる必要があります。
例えば「生活基盤を安定させることで、仕事に集中したい」という理由や「高い収入を得ることで、自己投資をし、キャリアを積極的に築きたい」というように、自分の価値観や目標に基づいた背景を補足することが大切です。
また、給与が魅力的な企業を選ぶことが長期的なキャリア形成につながることを示すことで、単なるお金目当てではなく、他の面でも志望していることをアピールできます。
こうした具体的な説明があれば、面接官に対して誠実さを示し、志望動機の一部として給与の話題を効果的に組み込むことができます。
自己中心的であると思われないようにする
給料を志望動機として述べる際に最も注意すべき点は「自己中心的である」と捉えられないようにすることです。
多くの企業では社員に高い給料を支払うことはコストとして捉えられるため、給料ばかりを強調すると、自分の利益だけを追求しているように思われる可能性があります。
そのため、給料の良さを挙げる場合はそれが仕事へのモチベーションや責任感にどのようにつながるのかを明確にする必要があります。
例えば「高い給与水準があることで、より責任感を持ち、業務に全力を注げる」といった形で、自分の成長や企業への貢献と結びつけることで、単なる自己中心的な志望動機ではないことを示せるでしょう。
給料の話題を扱う際には企業側の立場を考慮しつつ、長期的な視野での働き方を伝えることが重要です。
すぐ辞める人だと思われないように注意する
志望動機に給料を挙げる場合、面接官から「他にもっと良い条件の会社があれば、すぐに辞めてしまうのではないか?」という懸念を抱かれることが多いです。
企業にとっては採用にかかるコストや新人を育成するための時間と労力が無駄になることを避けたいと考えるため、給料に関する発言が慎重に受け取られることが多いのです。
そこで、給料以外の志望動機を必ず付け加える必要があります。
例えば、企業の文化や商品、業界での役割への共感を述べたうえで給料について言及することで、バランスの取れた志望動機となります。
また、長期的な視点で働き続ける意思や、給与以上に仕事に求める価値観を示すことが重要です。
志望動機を書く時は「PREP法」を使おう
志望動機を作成する際には、おすすめの構成が存在します。
この構成はあなたがどのような企業を受ける時でも、どのような志望動機を述べる時でも活用できるものです。
つまり、本記事の主題である「給料」を志望動機としない場合でも利用できます。
就活において複数の企業を受けるにあたり、給料以外の話をすることもあるでしょうが、そのような場合でも、ぜひ活用してみてください。
- 結論
- 理由
- 具体例
- 結論
結論
志望動機を作成する際はまず結論から述べるようにしましょう。
最初に「私が貴社を志望した理由は〇〇です」と話の結論を書くことが重要です。
最初に結論を持ってくることで、話の全体を理解してもらった上で読んでもらえます。
反対に、最初に結論を述べていない志望動機は、結局何が言いたいのかなかなか伝わらず、途中までしか読まれない可能性すらあります。
企業の採用担当者はあなたの志望動機以外にも、別の就活生の志望動機や自己PR、ガクチカを読まなければならないからです。
あなたが「なぜその企業に入りたいのか」を最初に述べてから、文章を展開することが重要です。
理由
なぜその志望動機を抱いたのか、理由も説明する必要があります。
志望動機において重要なのは結論と具体例の部分ですが、いきなり具体例に入ってしまうと志望動機の説明が少し浅くなってしまうからです。
ただし、文字数が限られている場合は、不必要に詳しく書く必要はありません。
あくまで結論と具体例をつなぐための役割をこなす部分であるため、1文程度で良いでしょう。
具体例
志望動機において最も重要な部分の1つである具体例は、特に力を入れて書くようにしましょう。
なぜ自分がその志望動機を抱くようになったのかのきっかけや、より憧れを強めたエピソードなどを話すようにしましょう。
エピソードを話す際は、大前提として「この文章は、自分のことを全く知らない人が読んでも理解できるだろうか?」という視点から客観的に分析することが重要です。
なぜならば、企業の採用担当者はあなたの簡単な情報しか知らない人であり、その場に居合わせていたわけではないからです。
数字や他の人の意見などの情報を可能な限り盛り込み、誰が読んでもそのエピソードの情景が浮かぶようなわかりやすい文章を作成することをおすすめします。
結論
最後にもう一度結論を述べることも重要です。
もし流し読みされてしまった場合でも、あなたがなぜその企業に入りたいのか、志望動機だけは少なくとも伝わるからです。
ただし、この結論の部分は最初に述べていることであるため、全く同じことを何度も詳細まで書く必要はありません。
一言で述べるだけで良いでしょう。
どちらかというと、「就職後にどのように貢献するか」つまり将来像を詳しく話すことの方が重要です。
あなたが企業の採用担当者であると想像して「この人は入社したら活躍してくれそうだな」と思うような文章を作成することが重要です。
志望動機に「給料」を含めた例文
ここまで志望動機に給料の話題を含めることのリスクや、実際に含める場合はどのような点に注意しなければならないのかについて紹介しました。
本記事の内容を踏まえた上で、志望動機に給料を含めた例文を作成したため、ぜひ参考にしてみてください。
例文1
私は貴社の風通しの良い文化に惹かれて志望いたしました。
私は学生時代、100人以上の大規模なイベントサークルのリーダーを務めていました。
1年生から4年生まで積極的にアイデアを出せる雰囲気づくりを心がけた結果、常に新鮮で多くのメンバーが楽しんでくれるイベントを開催できました。
先日、あえて1年生のメンバーに主導してもらってイベントを開催したところ、上級生のグループからも「新鮮で楽しかった」とフィードバックをもらいました。
貴社は新入社員からベテランの社員の方まで積極的に意見を出し合い、採用された場合はインセンティブが支給される制度があると伺いました。
貴社に入社した暁には、積極的に意見を出し、貢献することを通じて、20代のうちからスピーディーな昇給を目指したいと考えています。
例文2
成果報酬制の貴社の社風に惹かれて志望いたしました。
私は大学時代、営業の長期インターンに参加し、全50人の参加者の中で営業成績1位を獲得しました。
最初の1ヶ月はなかなか成約を勝ち取ることはできませんでしたが。
しかし、商談の練習を1人で録画しながら行い、フィードバックを様々な人からもらうことで改善し、2ヶ月目以降は常に営業成績1位の座を誰にも譲りませんでした。
貴社においても、常に自分の取り組みに関してフィードバックを行い、成功した時でも失敗した時でも常に次回に活かせるポイントを発見し、言語化することで成長していきたいと考えています。
そして、常に与えられたノルマよりも多くの成約を勝ち取り、貴社へ貢献します。
また、インセンティブを活用して実用的なビジネス書を購入し、知識を自分のものとすることで、さらにビジネスマンとしての成長を続けていきたいと考えています。
例文3
貴社の〇〇というビジョンに深く共感し、若手のうちから挑戦できる社風に強く惹かれております。
私は大学で〇〇を専攻し、課題解決に向けて粘り強く取り組む力を培ってまいりました。
この探究心は、貴社の業務においても必ず活かせると考えております。
特に、社員一人ひとりの挑戦と成果を正当に評価し、報酬として還元するという貴社の姿勢は、常に高い目標を掲げて成長したいと考える私にとって、大きな魅力であり、最高のモチベーションになると感じています。
一日も早く専門性を高めて貴社に貢献し、企業の成長と共に自身も大きく飛躍していきたいと考えています。
志望動機に給料を入れたNG例文と改善施策
給与や待遇は仕事を選ぶ上での本音であり、最も重要な要素の一つです。
しかし、ESや面接の志望動機でそのまま「給料が良いから」と伝えてしまうと、採用担当者には「自社への関心が低い」「条件次第でまたすぐ辞めるのでは?」といったネガティブな印象を与えかねません。
大切なのは、給与という条件を「仕事に対する意欲」や「成果へのこだわり」へと昇華させて伝えることです。
ここでは、やりがちなNGパターンを3つの切り口で紹介し、評価を逆転させるための具体的な改善ポイントを解説します。
自分本位になりすぎている
他社でも良く見える
木下恵利

条件が良いからという理由は、極論「もっと条件が良い会社があれば、そちらへ行く」と解釈されます。改善するには、「なぜその給与が実現できているのか」という企業のビジネスモデルや強みに結びつけましょう。「高い収益性を維持し、社員へ還元している貴社の経営姿勢に共感した」など、その会社でなければならない理由とセットで語る必要があります。条件の比較ではなく、企業文化や価値観への共感を主軸に据えてください。
受け身な姿勢すぎる
木下恵利

「稼がせてもらう」「育ててもらう」という受け身の姿勢は、プロ意識が欠如しているとみなされます。給料は「保証されるもの」ではなく「自ら稼ぎ出すもの」です。改善の際は、「自身のどのようなスキルを活かして、早期に給与以上の利益を出すつもりか」を具体的に提示しましょう。研修についても「学ぶ環境があるから安心」ではなく、「いち早く戦力となり、インセンティブや昇給を勝ち取りたい」という能動的な姿勢を見せることが重要です。
就活に困ったら就活エージェントに相談しよう
ここまで志望動機に給料を含める際のポイントや、おすすめの志望動機の構成について紹介しましたが、あなたが就活において悩んでいることは志望動機だけではないでしょう。
そこでおすすめなのは「ジョブコミット」という就活エージェントを利用することです。
完全無料で利用できるサービスであり、志望動機などのES作成のサポートはもちろん、模擬面接や優良企業の紹介なども対応してくれます。
プロからの的確なアドバイスをもらいつつ、改善することで、さらに質の高い志望動機も作成できるため、気になる方はぜひ以下のリンクから登録してみてください。
まとめ
今回は志望動機に給料の話を含める際の注意点やポイント、おすすめの構成などについて紹介しました。
確かに、給料の話を志望動機に含めるとマイナスな印象を与えやすいことは事実です。
しかし、うまく紹介できれば「成果を出すためにモチベーション高く取り組む人物である」という印象を与えられます。
ぜひ、本記事の内容を踏まえた上で、第一志望への内定を勝ち取れるような志望動機の作成に取り組んでみてください。


木下恵利
給料を「生活のため」という個人的な理由だけで語るのはNGです。企業は「利益に貢献してくれる人」を探しているため、視点を「報酬=成果への対価」に切り替えましょう。「成果が正当に評価され、給与に反映される環境で、高い目標値を追求したい」という伝え方なら、意欲の高さとしてポジティブに評価されます。自分の生活を潤すことではなく、「会社の成長に貢献した結果、報酬を得たい」というギブ・アンド・テイクの姿勢を示しましょう。