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・ESで部活動をアピールする方法
・ESで部活動について書く際のポイント
・ESで部活動について書く際の注意点
・就活において部活動を強みとしている人
・ESの書き方を知りたい人
・ESをこれから作成する人
目次[目次を全て表示する]
エントリーシートで部活動の経験を活かそう
エントリーシート(ES)では、部活動での経験を活かして自己PRやガクチカをアピールすることが効果的です。
部活動を通じて得たスキルや学びは、企業が求める人物像に直結することが多く、入社後の活躍をイメージさせやすくなります。
本記事では、具体的にどのように部活動の経験を記載すれば良いのか、ポイントを押さえながら解説します。
【エントリーシート 部活】採用担当にアピールできることとは
ESにおいて、部活経験を書くことはどのようなことを企業へアピールできるのでしょうか。
部活のエピソードによってアピールできる内容は多くあります。
以下では主な3点を紹介していきます。
強みや経験を通して得たこと
部活動を通じて得たスキルや特性をアピールすることが重要です。
継続力、忍耐力、計画性など、企業が求める人物像に繋がる具体的な能力を述べることで、あなたの魅力を伝えることができます。
アピールする強みが部活の中でどのように活かされていたのか、具体的なエピソードを添えることで説得力が増します。
組織での役割や立ち回り
部活動の中で果たした役割や、どのように組織の一員として動いていたのかを説明することも大切です。
リーダーシップを発揮した経験や、チームプレイヤーとしての役割など、組織での貢献度を具体的に記述することで、採用担当者に強い印象を与えることができます。
課題の乗り越え方
部活動中に直面した課題や困難をどのように乗り越えたのかを記載することで、問題解決能力や粘り強さを示すことができます。
企業においても困難な状況に直面することがあるため、それを乗り越える力があることをアピールすることが重要です。
実際にどのような困難に遭遇し、それをどう乗り越えていったのかを明確に記載することで、内容を的確に伝えるだけでなく、説得力が上がり好印象につながります。
【エントリーシート 部活】書く際のポイント
①目標を明確に!
部活動で掲げた目標を具体的に記述し、行動の動機を明確に伝えることが大切です。
明確な目標設定は、社会人としてノルマや目標を立てて行動する姿勢をイメージさせることができます。
②課題と努力した点
目標達成に向けて生じた課題や、それに対してどのように努力したかを具体的に述べることで、あなたの問題解決能力や粘り強さが伝わります。
この部分では、具体的な行動や努力の内容を詳細に記述しましょう。
③経験から得た学びと企業への貢献
部活動を通じて得た学びを述べ、それを企業でどのように活かせるのかを説明します。
企業が求める人物像と結びつけて、入社後の貢献に繋がる具体的なビジョンを示すことが重要です。
④エピソードはひとつに絞る
多くのエピソードを盛り込むと、伝えたいメッセージがぼやけてしまいます。
自分のアピールポイントを一つに絞り、そのエピソードを深く掘り下げて記述することで、印象的なエントリーシートに仕上げることができます。
【エントリーシート 部活】役職別の書き方の例
部活動の経験をエントリーシートで効果的にアピールするには、役職や役割に応じたエピソードを取り入れることが重要です。
それぞれの役職別に、自己PRとガクチカ(学生時代に力を入れたこと)の例文を紹介します。
キャプテン・部長の経験がある場合
自己PRの例文
高校時代、私はバスケットボール部のキャプテンを務めており、チームの目標である県大会優勝に向けて全員の力を結集することに注力しました。
しかし、連敗が続き、チームの士気が低下する時期がありました。
その際、メンバー全員を集めたミーティングを開催し、現状を冷静に分析し、それぞれの役割を見直す方針を提案しました。
この結果、メンバー全員が再び目標に向けて努力を重ね、県大会で準優勝を果たすことができました。
この経験から培ったリーダーシップを、貴社のプロジェクトにおいても発揮したいと考えています。
ガクチカの例文
特に、部員の技術向上と士気を高めることを重視し、練習メニューを工夫しました。
春の大会ではチームワークの不足から初戦敗退しましたが、課題を克服するために部員一人ひとりに声をかけ、定期的なミーティングを実施しました。
その結果、部員同士の信頼関係が深まり、夏の大会では初の県大会出場を果たすことができました。
この経験は、目標達成のために計画的に行動する力を磨く場となりました。
副キャプテン・副部長の経験がある場合
自己PRの例文
大学時代、私は副キャプテンとしてラグビー部を支え、キャプテンの意思決定を補佐しながらメンバーの意見を調整する役割を担いました。
特に、練習方針で意見が分かれた際には、全員の意見をヒアリングし、最適な折衷案をキャプテンに提案することで、チームをまとめました。
この経験から得た調整力や柔軟な対応力は、職場でも円滑なコミュニケーションに活かせると考えています。
ガクチカの例文
具体的には、演劇部で新しい台本を選ぶ際に意見が割れたことがあり、全員の意見を整理し、妥協点を見つけることに注力しました。
この結果、全員が納得した台本を採用し、無事に公演を成功させることができました。
この経験は、調整力と課題解決能力を鍛える貴重な機会となり、今後もこれを仕事で活かしていきたいと考えています。
マネージャーの経験がある場合
自己PRの例文
高校時代、陸上部のマネージャーとして、部員が練習に専念できる環境作りを心がけました。
例えば、練習内容を記録し、部員ごとの課題に応じたトレーニングプランをコーチに提案するなど、データを活用したサポートを行いました。
この結果、部員の記録が大幅に向上し、全体のパフォーマンスが底上げされました。
この経験を通じて得たサポート力を、職場での業務にも役立てたいと考えています。
ガクチカの例文
特に、大会前には部員一人ひとりの練習記録を分析し、個別のアドバイスをコーチに提供しました。
その結果、部員全員が自己ベストを更新し、チームとしても優勝することができました。
この経験は、チーム全体をサポートし、成果に貢献するスキルを磨くきっかけとなりました。
役職を経験していなかった場合
自己PRの例文
大学時代、陸上競技部の一員として、全員が目標に向けて努力できるよう働きかけました。
特に、練習後にチームで反省会を実施することを提案し、問題点を共有する仕組みを作りました。
この取り組みによって部内の意識が統一され、次の大会ではチーム全員が好成績を収めることができました。
この経験を活かし、職場でも周囲と協力しながら成果を上げたいと考えています。
ガクチカの例文
高校時代、野球部ではレギュラーではありませんでしたが、ベンチから積極的に声をかけ、チームの士気を高める役割を担いました。
その結果、練習試合での連敗を止め、公式戦で初勝利を収めることができました。
この経験は、どんな立場でも目標達成に向けて貢献する大切さを教えてくれました。
入社後もこの姿勢を貫き、チームの一員として成果を追求していきたいと考えています。
【エントリーシート 部活】NG例と注意点
エントリーシートで部活動をアピールする際には、内容や表現に注意が必要です。
不適切な書き方やアピール方法では、面接官に悪い印象を与えかねません。
ここでは、よくあるNG例を挙げ、その問題点を解説します。
NG例① 成績や役職の羅列だけに終わっている
私は高校時代、サッカー部のキャプテンを務め、全国大会でベスト8の成績を収めました。
部員をまとめて努力した結果、このような成果を残せたと自負しています。
この例では成果や役職を強調する一方で、具体的な行動や考え方、学びが記載されていません。
面接官は「どのようにしてチームをまとめたのか」「何を学んだのか」を知りたいので、プロセスを具体的に書く必要があります。
NG例② 感情的なエピソードだけを述べる
野球部での合宿はとても楽しく、チームメイトとの絆が深まりました。
この経験を通じて、仲間の大切さを学びました。
感情面の記述に偏っており、具体的な行動やスキルが全く伝わりません。
「絆を深めるために何をしたのか」「その経験をどのように仕事で活かすのか」を補足する必要があります。
NG例③ 略語や話し言葉を使っている
部活で大会に向けて頑張りました。
部員といっぱい話して、いろんな課題を解決しました。
「部活」「いっぱい」「いろんな」など、略語や話し言葉が含まれており、フォーマルな場にふさわしくありません。
正式な名称(例:「部活動」「多く」「様々な」など)を使用し、丁寧な表現を心がけましょう。
【エントリーシート 部活】大学で部活動をしていなかった人は
大学で部活動をしていない場合でも、ESに記載できるエピソードは数多くあります。
高校時代の経験やサークル活動、アルバイトの経験を活用して、自分の強みを伝えましょう。
高校時代の部活動経験を書く
大学で部活動をしていなくても、高校時代の部活動経験を振り返り、エントリーシートに記載することが可能です。
高校時代はバスケットボール部に所属し、ポジションはセンターでした。
試合でチームが劣勢に立たされる場面では、常に冷静さを保ち、チームメイトを鼓舞することを心がけました。
この経験から、苦しい状況でも落ち着いて行動し、周囲を支える大切さを学びました。
この学びを活かし、職場でも困難な状況でチームを支える役割を果たしたいと考えています。
サークルの活動経験を書く
大学ではサークル活動をしていた場合、その経験をアピールしましょう。
特に、イベント企画や運営に関わったエピソードは効果的です。
大学では音楽サークルに所属し、学園祭ライブの企画・運営に携わりました。
50人以上のサークルメンバーをまとめ、スケジュール管理やステージ演出の調整を行いました。
意見が食い違う場面もありましたが、全員の意見を尊重しつつ最適な方法を見つける努力を重ねました。
この経験は、目標に向けてチームをまとめる力を培う貴重な機会でした。
アルバイトの経験を書く
アルバイトの経験も、チームワークや問題解決能力をアピールする材料になります。
特に、接客業やリーダー的な役割を担った場合は説得力が高まります。
大学時代は飲食店でアルバイトをし、シフトリーダーを務めていました。
スタッフ間の連携がうまく取れず業務が滞る場面がありましたが、改善策として業務マニュアルを作成し、新人スタッフの教育を効率化しました。
この取り組みの結果、全体の業務効率が向上し、店舗の売上目標達成にも貢献できました。
この経験から得たリーダーシップと課題解決能力を、貴社の業務にも活かしたいと考えています。
【エントリーシート 部活】エントリーシートの完成度を高めるには
ESを作成する際、書き上げただけで満足せず、その完成度をさらに高めることが、採用担当者に良い印象を与えるための鍵となります。
特に、部活動の経験をアピールポイントとして活用する場合、内容の具体性や読みやすさが求められます。
以下では、エントリーシートをより魅力的に仕上げるための3つの方法を詳しく解説します。
声に出して読んでみる
エントリーシートを書き終えたら、自分の書いた文章を声に出して読むことで、内容の自然さや分かりやすさを確認することができます。
この作業は、一人で行う場合でも大きな効果をもたらします。
例えば、文章を声に出して読むことで、同じ表現を繰り返していないか、文のつながりがスムーズかどうか、また文末の表現が単調になっていないかなどを客観的に判断できます。
たとえば、「私は高校時代、サッカー部のキャプテンを務め、部員全員の意識を一つにまとめることに力を注ぎました」といった文章を読んでみたとします。
このとき、「部員全員の意識を一つにまとめる」と「力を注ぐ」の組み合わせがやや漠然としていると気づくかもしれません。
そうした場合には、「部員それぞれに具体的な目標を与え、それを達成する過程で全員が一丸となるよう練習メニューを工夫しました」といったように、具体性を追加する改善が考えられます。
声に出して読むことで、自分の文章をより豊かで具体的な内容に仕上げることが可能となります。
他の人に添削してもらう
自分だけでエントリーシートを完成させるのではなく、第三者の視点を取り入れることで、内容をさらにブラッシュアップすることができます。
他の人に添削を依頼することで、自分では気づかなかった表現の不自然さや、文法的なミス、あるいは意図が十分に伝わらない部分を発見できる可能性が高まります。
就活エージェントを活用する
自分だけではアイデアが限られてしまう場合や、文章の構成に自信が持てない場合には、就活エージェントを活用することも有効な手段です。
エージェントは、エントリーシートの作成をサポートするプロフェッショナルであり、応募先企業や業界に特化したアドバイスを受けることができます。
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まとめ
エントリーシートで部活動の経験を活かすことで、採用担当者にあなたの強みや能力を効果的にアピールすることができます。
目標設定、課題への対処、得た学びと企業への貢献をしっかりと記述し、具体的なエピソードを通じて自己アピールを行いましょう。
これらのポイントを押さえることで、より魅力的なエントリーシートを作成することができます。
