ESにおけるゼミの研究テーマがない場合はどうするべきか?書き方のコツや例文を紹介

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はじめに

エントリーシートにおいて、研究テーマを聞かれることは多くあります。

しかし、ゼミ活動をはじめたての大学3年生は特に、研究テーマが定まっておらず、何を書けばいいのかわからないことがあると思います。

そんなとき、ESにはどのように記入すればいいのでしょうか。

印象を下げない対処法を紹介していきます。

企業がESで研究テーマを聞く理由

まず、そもそもなぜ企業は「研究テーマ」を聞くのでしょうか。

ESにおける質問の意図をあらかじめ理解しておくことは、企業が求める回答を作りやすくなるため、好印象につながるES作成が可能になります。

以下では主な理由3つを紹介しているので、ESを書き出す前に確認しておきましょう。

興味のある領域や専門分野を知るため

企業は、就活生がどのような分野に興味を持ち、どのような専門知識を持っているのかを知りたいと考えています。

研究テーマは、就活生の興味関心や専門性を端的に示す材料となります。

研究テーマから、就活生がどのような分野に貢献したいのか、どのようなことに情熱を注いでいるのかを推し量ることができ、企業の社風や業務内容・業務領域に適しているかを判断しようとしています。

研究を通して何を学び、どのような能力を身につけたのかを知るため

企業は、研究テーマだけでなく、研究を通してどのような知識やスキルを習得したのかも重要な評価ポイントとしています。

研究活動を通して、問題解決能力や論理的思考力、情報収集力、分析力、プレゼンテーション能力などを身につけているかを確認したいと考えています。

単に知識を持っているだけでなく、それをどのように活用できるのか、どのような能力を身につけているのかを見極めようとしています。

ゼミ活動による研究はあくまでも、学生としての活動であるため、社会人としてどのように活用していこうと考えているのかを示すことはとても重要です。

研究に対する真剣度や熱意を知るため

研究テーマの選び方や研究活動の内容からは、就活生がどれほど真剣に研究に取り組んできたかが伝わります。

企業は、就活生の主体性や探求心、粘り強さ、計画性、実行力などを評価するために、研究テーマに関する記述を参考にします。

研究活動のプロセスや、研究を通して得られた経験から、就活生の潜在能力や成長可能性を見極め、入社後の活躍のイメージができるかどうかを判断しています。

ESの研究テーマの書き方

企業が「研究テーマ」を聞く理由を踏まえた上で、企業に効果的にアピールするためには、どのような文章構成にするべきなのでしょうか。

以下では、5つのステップに分けて書く文章構成を紹介しています。

これを参考に、どのような文章を書くべきかイメージをしていきましょう。

① わかりやすく簡潔に研究テーマを説明する

専門用語はできるだけ避け、誰にでも理解できる言葉で研究テーマを説明しましょう。

研究の背景や目的、研究内容、期待される成果などを簡潔にまとめることで、採用担当者は短時間で研究内容を理解することができます。

②研究テーマを選んだ理由を具体的に述べる

なぜその研究テーマを選んだのか、具体的な理由を述べましょう。

単なる興味だけでなく、社会的な背景や問題意識、過去の経験、研究を通して解決したい課題など、具体的なエピソードを含めると説得力が増します。

研究テーマに対する興味関心や問題意識、研究を通して成し遂げたいことなどを具体的に伝えることで、企業担当者は就活生の熱意や主体性を感じ取ることができます。

③ 研究の具体的な活動内容を詳細に説明する

研究において、どのような方法でデータ収集や分析を行ったのか、具体的な活動内容を説明しましょう。

実験方法や調査方法、使用したツール、苦労した点、工夫した点などを具体的に記述することで、就活生の専門性やスキルをアピールできます。

研究活動のプロセスや、研究を通して得られた経験などを詳細に説明することで、企業担当者は就活生の能力や適性を判断することができます。

④ 研究で得た学びや成長を具体的に記述する

研究を通して、どのような知識やスキルを習得したのかを述べましょう。

単なる結果だけでなく、研究を通して得られた考察や課題点、反省点なども含めることで、就活生の思考力や分析力、自己認識能力を示すことができます。

研究を通して学んだことや成長したことを具体的に記述することで、企業担当者は就活生の学習能力や成長意欲を感じ取ることができます。

⑤ 研究活動で得た経験や能力を入社後にどう活かすかを具体的に示す

研究活動で得た知識やスキルを、入社後どのように活かせるのかを具体的に述べましょう。

企業が求める人物像と自身の強みを結びつけることで、入社への意欲を示すことができます。

研究活動を通して得た経験や能力を、どのように仕事に活かせるのか、どのような貢献ができるのかを具体的に示すことで、企業担当者は就活生の入社意欲や貢献意欲を感じ取ることができます。

ESで書く「研究テーマ」がないときの対処法

ESで研究テーマについて聞かれた際、「研究テーマがない」と焦ってしまう方もいるかもしれません。

しかし、研究テーマがないからといって諦める必要はありません。

自分の状況に応じて適切な回答を作ることで、企業にあなたの魅力を伝えることができます。

まだ研究を始めていないことをはっきりとさせる

ESに研究テーマを書く欄があるにも関わらず、まだ研究を始めていない場合は、その旨を正直に記載しましょう。

「現在は研究活動を行っておりません」などと正直に書くことで、企業に誤解を与えることなく、誠実な印象を与えることができます。

研究する予定や取り組みたい内容をわかる範囲で述べる

研究を始めていない場合でも、将来的に研究したい分野やテーマ、あるいは取り組んでみたい内容があれば、積極的にアピールしましょう。

具体的なテーマでなくても、「〇〇分野に興味があり、〇〇について研究したいと考えています」といった程度でも構いません。

企業は、あなたの興味関心や意欲を知りたいと考えているため、将来的な展望を示すことは十分にアピールポイントとなります。

例文を参考にしてみる

研究テーマの書き方に迷う場合は、例文を参考にしてみましょう。

ただし、例文をそのまま使うのではなく、あくまで参考として、自分の言葉で具体的に表現することが大切です。

例文①

〇〇分野における〇〇現象の解明

〇〇現象について、〇〇という手法を用いて詳細な分析を行い、そのメカニズムを解明することを目指しています。

この研究を通して、〇〇分野における新たな知見を得るとともに、〇〇技術の発展に貢献したいと考えています。

例文②

〇〇問題の解決に向けた〇〇の研究

〇〇問題の解決に向け、〇〇という観点から研究を行っています。

〇〇という手法を用いることで、〇〇問題の根本的な原因を突き止め、効果的な解決策を提案することを目指しています。

この研究を通して、〇〇問題の解決に貢献し、社会に貢献したいと考えています。

大学院生がESに「研究テーマ」を書く際のコツ

大学院生の場合、ESに研究テーマを書くことは必須となります。

効果的にアピールするためには、以下の2つのコツを押さえましょう。

①わかりやすい言葉で書く

上記でも説明したように専門用語はできるだけ避け、誰にでも理解できる言葉で研究テーマを説明しましょう。

専門用語を使う場合は、簡単な解説を加えるなど、相手に配慮する姿勢が大切です。

まずは研究テーマを理解されなければ、何もアピールすることにつながらないため、内容をわかりやすくすることを最優先に考えましょう。

②研究の結果、得られる(はずの)ことを明確にする

研究テーマだけでなく、その研究によってどのような成果が得られるのか、社会にどのような貢献ができるのかを具体的に記述しましょう。

企業は、あなたの研究が社会にどのような影響を与えるのかを知りたいと考えています。

その内容が入社後に志望企業へ貢献できる内容であれば、より効果的です。

ESに「研究テーマ」を書く際にチェックすること

ESに研究テーマを書くことは、企業にあなたの専門性や研究能力をアピールする絶好の機会です。

しかし、書き方を誤ると逆効果になることもあります。

ここでは、研究テーマを書く際に注意すべきポイントをまとめました。

なし・空欄は避けよう

研究テーマの欄が設けられている場合、特別な理由がない限り、空欄や「特になし」と記載するのは避けましょう。

企業は、あなたの研究に対する姿勢や熱意を知りたいと考えています。

空欄や「特になし」と記載すると、研究に真剣に取り組んでいないと判断される可能性があります。

自分が理解できていない内容は記載しない

研究テーマは、自分がしっかりと理解している内容を記載しましょう。

表面的な理解や曖昧な知識で研究テーマを書くと、後の面接で質問された際に答えに窮してしまうことがあります。

面接官は、あなたの研究内容に対する理解度を深く掘り下げて確認しようとします。

そのため、自分が本当に理解している範囲で、具体的な内容を記述することが大切です。

専門用語を多用しない

専門用語は、相手に理解してもらえない可能性があります。

特に、専門分野が異なる採用担当者に対しては、専門用語を多用すると内容が伝わらない可能性があります。

できるだけわかりやすい言葉で説明したり、専門用語を使う場合は簡単な解説を加えたりするなど、相手に配慮する姿勢が大切です。

ゼミに所属してない場合、不利になるのか

ゼミに所属していないことが、必ずしも不利になるとは限りません。

企業は、ゼミに所属しているかどうかだけでなく、研究活動全体を通してあなたがどのような能力を身につけているのかを評価します。

もしゼミに所属していなくても、自主的に研究活動を行ったり、論文を読んだりしている場合は、その内容を積極的にアピールしましょう。

また、ゼミに所属していなくても、他の活動を通して研究能力を培っている場合もあります。

例えば、インターンシップやボランティア活動、学会発表など、研究に関連する活動経験があれば、積極的にアピールしましょう。

ESで「研究テーマ」を書けない時は?

ここまでESにおいて聞かれる「研究テーマ」について説明してきましたが、まだ回答を作る自信が無い就活生もいるのでは無いでしょうか?

そんな時は一度、就活エージェントに相談してみてはいかがですか?

ES対策だけでなく、面接対策やその後のキャリアまで充実したサポートを受けることができます。

気になる方は、以下のリンクからチェックしてみて下さい!

まとめ

ESに研究テーマを書く際は、まず空欄や「特になし」と記載することを避けましょう。

企業は、あなたの研究に対する姿勢や熱意を知りたいと考えています。

次に、自分が理解している内容を記載するように心がけましょう。

表面的な理解や曖昧な知識で研究テーマを書くと、面接で質問された際に答えに窮してしまうことがあります。

また、専門用語はできるだけ避けることが大切です。

専門用語を使う場合は、簡単な解説を加えるなど、相手に配慮する姿勢が重要です。

最後に、ゼミに所属していなくても、研究活動や関連経験があれば積極的にアピールしましょう。

企業は、ゼミに所属しているかどうかだけでなく、研究活動全体を通してあなたがどのような能力を身につけているのかを評価します。

これらのポイントを踏まえ、企業にあなたの研究能力や熱意を効果的に伝えましょう。

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