【例文10選】新卒向け公務員のガクチカは必要ない?作成・面接のコツを解説!

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はじめに

公務員試験の面接対策を進める中で、「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」の必要性について悩む人は多いでしょう。

「公務員試験でガクチカは本当に必要なのか?」

「特に頑張ったことがない場合、どう答えればいいのか?」

こうした疑問を持つ受験生に向けて、本記事では、公務員試験におけるガクチカの基本的な役割や必要性について解説します。

【公務員ガクチカ】ガクチカとは

ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略称で、面接でよく聞かれる質問の一つです。

公務員試験でも、受験者の人柄や価値観を知るために問われることが多いです。

ガクチカでは、何を頑張ったかよりも、その経験を通じてどのように考え、行動し、学んだかが重視されます。

特別な成果がなくても、日常の中で努力したことや工夫した経験を伝えることが大切です。

公務員試験でガクチカは必要か

結論として、公務員試験の筆記試験でガクチカは基本必要ありませんが、面接では高確率でガクチカを聞かれるため、準備が必要です。

ただし、民間企業のように「競争に勝った経験」や「目立つ実績」を求められるわけではなく、公務員としての適性を示せるエピソードが重要です。

また、ガクチカが思いつかない場合でも、日常の小さな努力や工夫を振り返ることで、話せる内容は必ず見つかります。

たとえば、学業やアルバイト、ゼミ活動、地域活動など、どんな経験でも適切に伝えれば十分評価されるでしょう。

【公務員ガクチカ】希望する自治体や省庁に合わせたガクチカを作成しよう

公務員試験の面接では、希望する自治体や省庁の特色に合ったガクチカを用意することが重要です。

ただ単に学生時代に頑張ったことを話すのではなく、なぜその経験が公務員としての適性につながるのかを意識し、自治体や省庁が求める人物像に沿った内容にすることで、より説得力のあるアピールができます。

人柄を重視して採用する自治体が多いため

公務員試験の面接では、筆記試験の成績だけでなく、受験者の人柄や価値観が重要視されることが多く、特に地方自治体では住民と直接関わる機会が多いため、協調性やコミュニケーション能力が求められます。

そのため、ガクチカでは単なる実績や成果を伝えるのではなく、その経験を通じてどのような考え方を持ち、どのように行動したのかを明確にすることが大切です。

たとえば、地域のボランティア活動を行っていた場合、単に活動内容を説明するのではなく、どのように住民のニーズを汲み取り、どのように課題解決に取り組んだのかを具体的に話すことで、面接官に自分の人柄や公務員としての適性を伝えることができます。

公務員の適性があるか確かめるため

公務員の仕事は住民サービスや行政の運営、政策立案など多岐にわたるため、面接官はガクチカを通じて受験者に公務員としての適性があるかを見極めようとしています。

特に、協調性や責任感、課題解決能力、住民目線の対応力などが重視される傾向があり、これらの要素が伝わるエピソードを選ぶことがポイントになります。

例えば、ゼミ活動でチームリーダーを務めた経験があるなら、どのようにメンバーの意見をまとめ、どのような工夫をして課題を解決したのかを説明し、その経験が公務員の業務にも生かせることを伝えることで、より具体的なアピールができます。

面接カードの記入がしやすいため

公務員試験では面接前に面接カード(エントリーシート)を提出することが多く、そこにガクチカを記入する欄が設けられている場合がほとんどです。

面接官はこの面接カードをもとに質問をするため、希望する自治体や省庁の特徴に合わせたガクチカを準備しておけば、面接でもスムーズに対応できます。

また、面接カードの内容と面接での受け答えに一貫性を持たせることで、説得力が増し、評価につながりやすくなります。

事前に希望する自治体の採用方針を調べ、どのような職員を求めているのかを把握した上で、それに合ったガクチカを作成しておくことが重要です。

【公務員ガクチカ】評価されやすいエピソード

公務員試験の面接では、どのようなガクチカを話すかによって評価が大きく変わります。

特に、公務員の仕事に求められる適性と関連性の高いエピソードを選ぶことが重要です。

ここでは、評価されやすい代表的なエピソードとして「アルバイトやボランティア」「勉強・資格取得」「サークル・ゼミ・卒論」の3つを紹介します。

アルバイトやボランティア

公務員は市民対応を行う機会が多く、住民との円滑なコミュニケーションが求められる仕事です。

そのため、接客業のアルバイトやボランティア活動を通じて、チームワークや対人対応のスキルを学んだ経験は面接でのアピール材料になります。

飲食店のアルバイトでお客様対応を工夫したことや、塾講師として生徒や保護者と関わる中で意識した点などを具体的に話せると、公務員の業務にも活かせる能力を伝えることができます。

また、ボランティア活動では、地域住民と直接関わる経験がある場合、公務員の仕事と親和性が高いため、より説得力のあるエピソードになります。

勉強・資格取得の努力をアピール

公務員試験の勉強自体をガクチカとして話すのも一つの方法です。

計画的に学習を継続した経験は、公務員として求められる継続力や自己管理能力を示すことができるため、評価されやすいポイントです。

ただ単に「試験勉強を頑張った」と伝えるのではなく、どのようにスケジュールを立て、モチベーションを維持したのか、勉強方法にどんな工夫をしたのかを具体的に説明すると、より良いアピールになります。

また、資格取得を目指して努力した経験も同様に有効で、特に行政に関連する資格(行政書士、TOEICなど)があれば、公務員の仕事に対する関心の高さを示すことができます。

サークル・ゼミ・卒論の経験

学生時代のサークル活動やゼミでの研究、卒業論文の取り組みも、ガクチカとして評価されることが多いです。

特に役職経験がなくても、チームで協力して目標を達成した経験や、自分なりに工夫した点を整理することで、十分にアピールできます。

サークル活動では「メンバー間の意見調整を行い、イベントを成功させた」「新しい活動内容を提案し、サークルの活性化に貢献した」などの具体的なエピソードが効果的です。

ゼミや卒論では、課題解決のためにどのように情報収集や分析を行い、どんな成果を得たのかを話すことで、論理的思考力や粘り強さをアピールできます。

【公務員ガクチカ】ガクチカ作成のコツ

公務員試験の面接でガクチカを話す際は、単に「頑張ったこと」を述べるだけでなく、公務員としての適性が伝わる内容にすることが重要です。

公務員は、市民と向き合いながら社会全体の課題を解決する仕事であり、組織の一員としてチームで動く機会も多い職種です。

そのため、個人の成果を強調するよりも、どのように周囲と協力し、どんな工夫をして課題を乗り越えたのかに焦点を当てたエピソードを準備する必要があります。

ここでは、公務員試験の面接で評価されやすいガクチカを作成するためのポイントを解説します。

「公務員らしさ」をアピールする

公務員の仕事は、営利企業のように売上や利益を追求するものではなく、市民の生活を支えることが目的です。

そのため、ガクチカでは責任感・協調性・計画性・問題解決力といった、公務員に必要な能力を示せるエピソードを選ぶことが大切です。

また、課題を放置せず、主体的に行動した経験を伝えることも重要です。

「誰かに言われたからではなく、自ら問題を見つけ、解決のために行動した」というエピソードは、行政の現場で市民の声を拾い上げ、主体的に施策を考える公務員の姿勢と一致するため、面接官からの評価が高くなります。

数字や具体的なエピソードを入れる

面接で伝わりやすいガクチカにするためには、「何をどのように頑張ったのか」を、できるだけ具体的に説明する必要があります。

抽象的な表現を避け、数字やエピソードを交えて話すことで説得力が増します。

アルバイトで頑張ったではなく、「飲食店のアルバイトで新人教育を任され、業務マニュアルを作成したことで、研修期間が従来の1カ月から2週間に短縮された」といったように、成果を数値で示せるとより説得力のあるエピソードになります。

困難だと思ったことを伝える

ガクチカでは、成功体験を語るだけでなく、どのような困難に直面し、それをどう乗り越えたのかを明確に伝えることが大切です。

公務員の仕事は、市民の要望に応えながら、時には厳しい条件の中で施策を進める必要があり、想定通りに進まないことも多いです。

そのため、困難な状況に対してどのように向き合ったのかを話すことで、公務員としての適性を示すことができます。

アルバイトの経験でも、

Memo

接客の際、クレーム対応を任されたが、最初はどのように対応すればよいかわからず戸惑った。

しかし、先輩の対応を参考にしながら、落ち着いて丁寧に対応した結果、お客様の不満を解消でき、最終的には感謝の言葉をいただいた。

というように、具体的な状況を説明すると、問題解決力や冷静な対応力をアピールすることができます。

公務員で活きるよう締めくくる

ガクチカを話す際は、最後にその経験が公務員の仕事にどう活かせるかを述べることが重要です。

ただエピソードを紹介するだけでは、頑張った経験があるという印象で終わってしまうため、公務員としての適性を示すために、経験の活かし方を明確に伝えましょう。

例として

Memo

ゼミの議論をまとめる経験を通じて、異なる意見を調整し、全員が納得できる結論を導くことの大切さを学びました。

この経験を活かし、住民の多様な意見を調整しながら、より良い政策を考える公務員になりたいと考えています

Memo

アルバイトでの接客経験から、相手の立場を理解しながら柔軟に対応する力を身につけました。

市民の方々と直接関わる機会の多い公務員として、この経験を活かして丁寧な対応を心がけたいです。

といった形で締めくくると、面接官に好印象を与えることができます。

【公務員ガクチカ】ガクチカの構成

公務員試験の面接では、ガクチカを論理的かつ簡潔に伝えることが重要です。

効果的な構成として、①結論 → ②理由 → ③具体例 → ④学び・公務員への活かし方の流れを意識することで、面接官にわかりやすく伝えることができます。

①結論

最初に、学生時代に最も力を入れたことを端的に述べます。

長々と背景を説明するのではなく、何を頑張ったのかを明確にすることで、面接官に話のポイントを理解してもらいやすくなります。

②理由

次に、なぜその取り組みに力を入れたのかを説明します。

この部分では、問題意識や動機、目標などを伝えることで、自発的に行動したことをアピールできます。

単なる成果ではなく、その経験が自分にとってどのような意味を持っていたのかを明確にすることが大切です。

③具体例

実際にどのような行動を取ったのかを具体的に説明します。

ここでは、できるだけ数字やエピソードを交えることで説得力を高めます。

また、単に努力をしたことを伝えるのではなく、どのような工夫や改善を行ったのかを説明することで、思考力や問題解決能力をアピールできます。

④学び・公務員への活かし方

最後に、その経験から何を学び、それを公務員の仕事にどう活かせるのかをまとめます。

この部分をしっかり述べることで、単なる成功体験の話ではなく、公務員としての適性をアピールできます。

公務員の業務と結びつけることで、面接官に「実際に仕事で活躍できそうだ」と思ってもらうことが重要です。

【公務員ガクチカ】面接でのアピール方法

公務員試験の面接では、ガクチカをただ話すだけではなく、いかに効果的に伝えるかが評価を左右します。

どれだけ良いエピソードを持っていても、話し方や表情が不自然だったり、伝え方がわかりにくかったりすると、面接官に好印象を与えることはできません。

そこで、面接でのアピール方法として、第一印象を意識すること、結論から話すこと、深掘り質問に備えること、公務員の仕事との関連を強調することの4つのポイントを押さえることが重要になります。

第一印象を意識する(表情・話し方・姿勢)

面接では、話す内容と同じくらい第一印象が重要視されます。

特に公務員は、市民対応を行う機会が多いため、面接官は「この人が窓口で市民と接したときに信頼されるか」という点を無意識に評価しています。

そのため、表情・話し方・姿勢を意識し、落ち着いた態度で自信を持って話すことが求められます。

表情は、面接官に与える印象を大きく左右します。

無表情だと冷たい印象を与えてしまうため、緊張していても自然な笑顔を心がけましょう。

また、話すときは適度な抑揚をつけ、単調にならないようにすると、聞き手の理解が深まりやすくなります。

さらに、姿勢が崩れていたり、視線が落ち着かないと、頼りない印象を与えてしまいます。

背筋を伸ばし、面接官の顔をしっかり見て話すことで、誠実さや自信を伝えることができます。

端的に結論から話す

面接では、結論を最初に述べ、その後に理由や具体例を説明する「PREP法(Point→Reason→Example→Point)」を意識すると、論理的でわかりやすい話し方になります。

結論が後回しになると、面接官は「何の話をしているのか?」と感じ、集中力が途切れてしまう可能性があります。

例えば、「私が学生時代に力を入れたのは○○です」と最初に明確に述べることで、話の方向性を伝え、その後に詳細な説明を加えることで、よりスムーズな受け答えができます。

また、話が長すぎると要点がぼやけてしまうため、1つの質問に対する回答は1分〜1分半程度に収めるのが理想です。

簡潔に話しながらも、必要な情報を伝えるバランスを意識することが大切です。

深掘り質問に備える

面接官は、受験者が本当にその経験を積んできたのか、どのような考え方を持っているのかを確認するために、ガクチカについて深掘り質問をしてきます。

特に、以下のような質問に対応できるよう準備しておく必要があります。

Memo

なぜその活動に力を入れたのか?

具体的にどのような工夫をしたのか?

困難なことは何だったか? どう乗り越えたのか?

その経験から何を学んだのか?

ほかのメンバーとどのように協力したのか?

こうした質問に対して、矛盾のない回答をスムーズにできるようにするために、事前にエピソードを掘り下げて整理しておくことが大切です。

また、深掘り質問に対する準備が不十分だと、面接官に「本当に経験したことなのか?」と疑念を抱かれる可能性があります。

自分のエピソードを細部まで思い出し、「なぜそう考えたのか?」「具体的にどんな行動を取ったのか?」をしっかり整理しておくことで、どんな質問にも動じずに対応できます。

公務員の仕事との関連を強調する

ガクチカの話をする際に最も重要なのは、この経験が公務員の仕事にどう活かせるのかを明確に伝えることです。

単に頑張った経験を話すだけでは、「それで?」と面接官に思われてしまうため、エピソードの最後には必ず公務員の業務との関連性を示すことが必要です。

問題解決のエピソードであれば、公務員としても、住民の課題を解決するために積極的に動ける力を活かしたいと伝えることで、志望動機とも結びつき、より一貫性のあるアピールが可能になります。

【公務員ガクチカ】ガクチカの例文

公務員試験の面接では、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)を問われることが多く、その内容によって評価が左右されます。

ここでは、公務員試験の面接で使えるガクチカの例文を紹介します。

アルバイトのガクチカ

例文

私は、飲食店のアルバイトで新人教育に力を入れ、業務効率化に貢献しました。

アルバイト先では新人が業務に慣れるまでに時間がかかり、即戦力になりにくいという課題がありました。

私はこの問題を解決するため、新人向けの教育方法を改善することを考えました。

まず、研修期間を短縮するために、業務の流れを整理し、簡単に理解できるマニュアルを作成しました。

また、新人が実践的に学べるよう、ロールプレイング形式の研修を導入しました。

その結果、研修期間が平均1カ月から2週間に短縮され、新人の定着率も向上しました。

この経験から、問題を発見し、周囲と協力しながら改善策を実行する重要性を学びました。

公務員としても、市民サービスの向上のために、業務効率を意識しながら働きたいと考えています。

ゼミ活動のガクチカ

例文

私は、ゼミ活動でメンバーの意見をまとめ、円滑な議論を促進する役割を担いました。

ゼミでは、意見が対立し議論が停滞することが多く、研究の進行に支障が出ていました。

そこで、私は意見を整理し、メンバーの共通点を見つけることで、議論の進行をスムーズにすることを試みました。

各メンバーの意見をホワイトボードに可視化し、共通点や相違点を整理しました。

その上で、話し合いのゴールを明確に設定し、合意形成を進めました。

その結果、議論がスムーズに進み、最終的に研究発表会で優秀賞を受賞することができました。

この経験を通じて、異なる立場の人々の意見を調整し、合意形成を図る力を身につけました。

公務員としても、市民や関係機関と協力しながら政策を立案する際に、この経験を活かしたいと考えています。

部活・体育会のガクチカ

例文

私は、大学の体育会○○部で副主将を務め、チームの意識改革に取り組みました。

当時、チームは個々の練習意識が低く、試合で思うような結果を出せていませんでした。

私はチームの競技力向上のため、練習環境を改善することに力を入れました。

まず、チームメイトとミーティングを行い、目標設定の重要性を共有しました。

その上で、全員が意識を高められるよう、個別の練習計画を作成し、定期的に進捗を確認する仕組みを導入しました。

その結果、チーム全体の練習に対する姿勢が変わり、大会で過去最高の成績を収めることができました。

この経験から、組織の課題を把握し、改善策を実行する力を養いました。

公務員の仕事でも、チームで協力しながら業務を遂行し、より良い行政サービスを提供できるよう努めたいと考えています。

サークル活動のガクチカ

例文

私は、大学の○○サークルでイベント企画を担当し、参加者数を大幅に増加させることに貢献しました。

サークルでは毎年○○イベントを開催していましたが、年々参加者が減少していました。

そこで、私はイベントの魅力を高め、参加者を増やすための施策を考えました。

まず、過去のイベントの参加者アンケートを分析し、参加者が求める内容を把握しました。

その上で、企画内容を改善し、SNSを活用した広報活動を強化しました。

その結果、前年よりも参加者が50%増加し、サークル全体の活性化にもつながりました。

この経験を通じて、現状を分析し、改善策を実行する力を身につけました。

公務員としても、地域活性化の施策を考える際に、市民のニーズを的確に把握し、効果的な施策を立案できるよう努めたいと考えています。

ボランティアのガクチカ

例文

私は、地域の高齢者向けボランティア活動に参加し、参加者の理解を深めるための工夫をしました。

ボランティア活動では、高齢者の方々にスマートフォンの使い方を教えていましたが、操作が難しくなかなか習得できない方が多いという課題がありました。

そこで、私は説明資料を大きな文字で作成し、実際に一緒に操作しながら学べる演習形式を取り入れました。

その結果、参加者の理解度が向上し、活動の満足度も高まりました。

この経験を通じて、相手の立場に立って工夫することの重要性を学びました。

公務員としても、市民の目線でわかりやすい行政サービスを提供できるよう心がけたいと考えています。

インターンのガクチカ

例文

私は、○○業界のインターンに参加し、業務の効率化に貢献しました。

インターン先では、業務の進行が属人的で、作業が非効率的になっていることが課題でした。

私はこの問題を解決するため、業務の流れを整理し、改善策を提案しました。

まず、先輩社員にヒアリングを行い、課題点を洗い出しました。

その上で、業務手順を統一するマニュアルを作成し、作業の標準化を進めました。

その結果、作業時間が約20%短縮され、業務の効率化に貢献できました。

この経験から、問題点を分析し、関係者と協力しながら改善策を実行する力を学びました。

公務員としても、業務改善を通じて、より良い行政サービスを提供できるよう努めたいと考えています。

リーダー経験のガクチカ

例文

私は、ゼミの研究チームでリーダーを務め、メンバーをまとめながら研究を成功に導きました。

ゼミでは、チーム内の意見がまとまらず、研究が停滞していました。

私は、リーダーとしてメンバーの意見を調整し、スムーズに研究を進めるための工夫を行いました。

まず、メンバー全員の意見を整理し、共通点を見つけることで、方向性を明確にしました。

また、役割分担を行い、それぞれの強みを活かせるよう調整しました。

その結果、研究が計画通りに進み、学会発表でも高い評価を得ることができました。

この経験を通じて、意見の対立を調整し、合意形成を図る力を身につけました。

公務員としても、多様な立場の人々と協力しながら業務を進める際に、この経験を活かしたいと考えています。

資格・勉強のガクチカ

例文

私は、○○の資格取得に向けて計画的に学習を進め、合格を果たしました。

資格取得のためには、長期間にわたって継続的に努力することが求められました。

私は、効率的に学習を進めるために、スケジュール管理や勉強法の工夫を行いました。

まず、試験日から逆算して学習計画を作成し、毎日の学習時間を確保しました。

また、インプットとアウトプットのバランスを意識し、模擬試験を定期的に実施することで理解度をチェックしました。

その結果、○○の資格試験に合格することができました。

この経験から、目標達成に向けた計画性と継続力の大切さを学びました。

公務員としても、業務を進める上で、計画的に物事を進め、継続的に努力する姿勢を大切にしたいと考えています。

イベント運営のガクチカ

例文

私は、大学の○○イベントの運営メンバーとして企画を担当し、参加者の満足度向上に貢献しました。

前年のイベントでは、参加者の満足度が低く、運営側の課題が指摘されていました。

私は、より良いイベントにするために、運営の改善に取り組みました。

まず、前年の参加者アンケートを分析し、問題点を洗い出しました。

その上で、イベント内容の見直しや、SNSを活用した広報活動を強化しました。

その結果、参加者数が前年よりも30%増加し、アンケートの満足度も大幅に向上しました。

この経験を通じて、企画立案から実行までのプロセスを学びました。

公務員としても、市民イベントや地域振興の施策を考える際に、課題を分析し、効果的な施策を立案する力を活かしたいと考えています。

地域活動のガクチカ

例文

私は、地域の○○活動に参加し、住民との交流を通じて地域活性化に貢献しました。

地域活動では、住民同士のつながりが希薄になっていることが課題となっていました。

私は、この状況を改善するために、住民が参加しやすい取り組みを企画しました。

地域の方々の意見をヒアリングし、興味を持ちやすい内容のイベントを企画しました。

また、広報活動を工夫し、SNSや掲示板を活用して情報を発信しました。

その結果、参加者が増え、地域の交流が活性化しました。

この経験から、住民の声を反映しながら施策を進めることの重要性を学びました。

公務員としても、市民の意見を大切にしながら、地域の課題解決に取り組みたいと考えています。

【公務員ガクチカ】ガクチカの注意点

公務員試験の面接でガクチカを話す際は、伝え方や内容によって評価が大きく変わるため、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。

ただ頑張った経験を話すだけではなく、公務員の適性や仕事への活かし方を意識しながら、論理的かつ簡潔に伝えることが重要です。

ここでは、ガクチカを作成・話す際に注意すべきポイントを解説します。

短く簡潔にまとめる

面接官にわかりやすく伝えるためには、短く簡潔にまとめることが大切です。

長々と説明すると要点がぼやけ、何を伝えたいのかが分かりにくくなってしまいます。

公務員試験の面接では、1つの質問に対して1分〜1分半程度で回答するのが理想とされています。

そのため、結論→理由→具体例→学び・公務員への活かし方の流れを意識し、要点を押さえながら話すことが重要です。

特に、話の冒頭で結論を述べることで、面接官が内容を理解しやすくなります。

誇張しすぎない・嘘をつかない

面接で好印象を与えたいあまり、話を誇張しすぎたり、嘘をついたりするのは厳禁です。

面接官は多くの受験者を見てきているため、不自然な話や矛盾のある回答はすぐに見抜かれます。

ゼミでリーダーを務め、メンバーを完璧にまとめた、アルバイトで売上を2倍にしたといった極端な表現は、かえって不信感を与える可能性があります。

過剰に話を盛るのではなく、自分が実際に経験したことを正直に伝えることが重要です。

また、面接官から深掘り質問をされたときに、誇張した内容では具体的に答えられず、話の整合性が取れなくなる恐れもあります。

協調性や市民対応の視点を忘れない

公務員は、市民のために働く仕事であり、組織の一員としてチームワークや協調性が求められる職種です。

そのため、ガクチカでは「自分だけが頑張った」「個人で成果を出した」といった話ではなく、周囲との協力や市民目線の対応を意識した内容にすることが重要です。

サークルで新しい活動を提案し、自分の力で成功に導いたと話すのではなく、メンバーと話し合いながら、新しい活動の方向性を決め、全員で協力して成功させたと伝えるほうが、公務員として求められる協調性や調整力をアピールできます。

また、アルバイトやボランティアの経験を話す際には、「お客様や利用者の立場に立って対応した」といった市民対応の視点を強調すると、より公務員の仕事に直結するアピールになります。

成果がなくても、プロセスを重視する

公務員試験の面接では、目立つ成果を出した経験がないと悩む受験者も多いですが、必ずしも大きな成果を出す必要はありません。

それよりも、課題に対してどのように考え、行動し、学んだのかというプロセスが評価されます。

ゼミの研究発表で優秀賞を受賞したという成果がなくても、

「チーム内で意見が対立したが、議論の進め方を工夫し、スムーズに意思決定できるようにした」

といった過程を重視したエピソードで十分に評価されます。

また、アルバイトの売上を向上させたという実績がなくても、接客の質を向上させるために、新人教育の仕組みを改善したといったプロセスを語ることで、責任感や問題解決力を伝えることができます。

成果がないからといって焦るのではなく、自分がどのように努力し、何を学んだのかを明確にすることが大切です。

【公務員ガクチカ】公務員でもエージェントを使おう!

公務員試験の準備を進める中で、「エージェントは民間就活向けだから、公務員には関係ない」と考えていませんか?

実は、公務員試験においてもエージェントを活用することで、効率的に情報を得たり、面接対策を強化したりすることが可能です。

また、筆記試験に関する情報だけでなく、面接カードの添削や模擬面接のサポートを行っているエージェントもあるため、公務員試験の対策を総合的に進めることができます。

まとめ

公務員試験の面接では、ガクチカを通じて人柄や公務員としての適性が評価されます。

特別な成果や派手な実績よりも、どのように考え、行動し、学んだのかが重要視されるため、協調性・責任感・問題解決力などを意識して伝えることが大切です。

ガクチカは、自分の経験を振り返り、公務員の仕事と結びつけることで、より説得力のあるものになります。

しっかり準備をして、自信を持って面接に臨みましょう。

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