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・sns運用経験はガクチカに使えるのか
・ガクチカとは
・sns運用のガクチカでアピールできること
・sns運用経験を用いたガクチカの例文
・sns運用経験のある就活生
・sns運用経験をどうアピールすれば良いかわからない人
・ガクチカをこれから作る人
・例文を見て作成時に参考にしたい人
はじめに
学生時代に部活やサークルのSNS広報を担当した、またはインターンなどにおいてSNS運用の経験があって、現在ガクチカを作成している方はぜひその経験を主題としてアピールしたいところです。
しかし、その前にガクチカの基本的な構成について理解する必要がありますし、なぜ企業がガクチカを聞いてくるのか、SNS運用の話をするとどのような能力をアピールできるのかについても理解しなければなりません。
そこで今回はまずガクチカの概要について説明した後に、SNS運用の経験をアピールする際のコツや例文などを紹介します。
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【sns運用の経験をガクチカに】sns運用の経験はガクチカに使える?
まず大前提として、SNS運用の経験がガクチカに使えるのかについて考えてみましょう。
結論としてはかなり有効な経験です。
なぜならば、SNSの運用はマーケティングの知見がなければなかなかできないことですし、特にインターンで会社のSNSの運用を任されたということはかなり信頼されている優秀な人材であるということです。
つまり「運用をしていた」という事実だけでも、すでに強いアピールになるため、積極的にアピールしましょう。
【sns運用の経験をガクチカに】ガクチカとは
理解できている方はざっと読むだけで構いませんが、ガクチカとは何なのかについても理解をしておく必要があります。
ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」の略であり、自己PRと混同されることが多いですが、ガクチカにおいて重要なのはエピソードを通じて何を学び、どのような能力を身につけたのかです。
自己PRは「強み」を中心に展開するものですが、ガクチカは「エピソード」中心と覚えておきましょう。
まだ就活を始めたばかりで「ガクチカってつまり何?」と思っている方は先に以下の記事を読んでからこの記事に戻ってきていただいた方がスムーズかもしれません。
【sns運用の経験をガクチカに】ガクチカで企業が見ているポイント
続いて、企業がガクチカを聞く際に何を重視して確認しているのかについても理解を深めておきましょう。
以下の5点はどの業界・企業を受ける際にも確認されている可能性が高いです。
それぞれの項目について言及せずとも、自然と伝わってくるような回答を作ることで、あなたの魅力が伝わりやすくなります。
ぜひ、それぞれ確認してみてください。
応募者の人柄
企業がガクチカを通じて知りたいことの1つに「この人はどのような価値観を持ち、どのような人柄なのか」があります。
企業側は応募者の性格や考え方を、エントリーシートや面接でしか確認できないため、過去の経験を聞くことで、働く上での姿勢や適性を判断しようとしています。
そこで「何をしたか」だけでなく「どのような考えで取り組み、どのように行動したのか」を分かりやすく説明することが大切です。
企業は応募者がどのような姿勢で物事に向き合い、成果を出すためにどのような工夫をしたのかを知ることで「この人と一緒に働きたいか」を判断しています。
あなたの価値観が、言及せずともにじみ出るような、分かりやすい文章を作ることを心がけましょう。
企業とのマッチ度
企業はただ優秀な人材を採用すれば良いわけではなく、自社の文化や業務内容に適応できるかどうかも確認しています。
どれだけ優秀であっても、社風や仕事の進め方が合わなければ、入社後にパフォーマンスを発揮できず、すぐに辞めてしまう可能性があるためです。
そこで、企業はガクチカを通じて「この人はうちの会社で活躍できるか? 組織になじみ、長く働いてくれるか?」を判断しようとしています。
チームでの協力が重視される企業ならば「協調性を持って周囲と連携しながら成果を出した」という経験が評価されやすいですし、個人の創意工夫が求められる職場では「自ら課題を見つけ、改善策を考えた」という経験がある人が好まれます。
ガクチカを話す際は自分の経験が応募企業の求める人物像と一致していることを示すことが大切です。
モチベーションの源泉
企業はガクチカを通じて、就活生のモチベーションの源泉についても確認しようとしています。
人は自分が関心を持つことや価値を感じることに対して、主体的に行動し、努力を続ける生き物です。
そのため、過去に打ち込んだ経験を聞くことで「この人のモチベーションの源泉は何か?」を探ろうとしているのです。
「目標を達成することにやりがいを感じるタイプ」と「チームで協力しながら成果を出すことに喜びを感じるタイプ」では向いている仕事や環境は異なります。
企業はガクチカを通じて「この人はどの業務で力を発揮しやすいか? どの部署に配属すれば活躍してくれるか?」を考えています。
つまり「採用するかどうかの基準を考える」だけでなく「どの部署に配属するか」を判断するという目的もあるのです。
問題解決能力
企業はガクチカを通じて、問題解決能力についても確認しようとしています。
仕事というものはトラブルや課題、困難がつきものであり、それに対して適切に対応できる人こそ優秀な人材です。
企業は「この人は課題に対してどのように向き合い、どのように解決策を考えられるのか」を見極めようとしています。
ガクチカを話す際にはどのような課題に直面したのか、それに対してどのように考え、どのような行動をとったのかを明確にしましょう。
「SNSのフォロワーが伸び悩んでいたため、投稿の時間帯や内容を分析し、改善策を実施した」といった流れで説明すれば、課題の本質を捉え、論理的に解決策を考えられる人物であると評価してもらえるでしょう。
分かりやすく伝える力
分かりやすく伝える力があるかどうかをガクチカを通じて確認している企業も少なくありません。
ビジネスの現場では自分の意見や考えを分かりやすく伝えることが求められます。
特に忙しい現場においてはだらだらと話すのではなく、結論ファーストを意識して端的に物事を伝える能力が必須です。
企業はあなたのガクチカにおける面接での話し方、もしくはESの論理展開を通じて、分かりやすく伝える力があるかどうかを確認していることでしょう。
話が長すぎたり、結論が分かりにくかったりすると、要点をまとめる力が不足していると判断されてしまいます。
そこで、ガクチカを話す際には、後ほど詳しく紹介しますが「結論 → 具体例 → 結果 → 学び」の流れを意識し、簡潔で分かりやすい構成にすることを心がけてください。
【sns運用の経験をガクチカに】sns運用のガクチカでアピールできること
続いて、SNS運用に取り組んでいた方がガクチカについて聞かれた際、どのような能力をアピールできるのかについて紹介します。
以下の4つの能力はどのような企業でも求められている可能性が高く、しっかりアピールすれば「この人を迎え入れたい」と思う企業は複数あることでしょう。
ぜひ、それぞれの能力と、なぜその能力がアピールできるのかについて確認してみてください。
情報収集能力
SNS運用では日々変化するトレンドを捉え、ユーザーの関心を惹く情報を発信することが欠かせません。
企業は情報収集能力が高い人材を評価する傾向があり、特にデジタル分野では最新の動向をキャッチし、それを実際の施策に活かせる力が重視されます。
そこで、ガクチカでSNS運用の経験を伝える際「どのように情報収集し、それを発信や改善に活かしたか」を明確にすることを心がけましょう。
競合アカウントの投稿内容やエンゲージメントを分析し、成功要因を洗い出した経験があるならば、それを具体的に伝えると情報収集能力の高さを示せます。
「流行のハッシュタグを毎日チェックし、投稿に活用することで表示回数が30%増加した」など、具体的なデータを提示するとより説得力が増します。
ぜひ、自分の情報収集能力の高さを積極的にアピールし、入社後に貢献できる人物であることを強調しましょう。
発想力
SNS運用では他の投稿と差別化を図るために、ユニークなアイデアが欠かせません。
企業も、独自性のある企画や発信ができる人材を求めているため、SNS運用において発想力をどのように活かしたのかについて、具体的に説明すると良い印象を与えられるでしょう。
季節ごとのイベントに合わせてオリジナルのキャンペーンを企画し、参加者を増やしたり、Instagramのストーリーやライブ配信を活用し、フォローアップの接点を増やしたりした経験があれば、それは発想力の高さを示すエピソードとなり得ます。
ビジネスの場でも、新しいアイデアを生み出し、それを実行に移す力は重要です。
たとえ、あなたが入社後にSNS運用を担当しないとしても、この発想力は大いに応用できる可能性が高いため、積極的にアピールすることを心がけてください。
コミュニケーション能力
SNS運用は一方的に情報発信するだけでなく、フォロワーとの関係を築くことが大切であると、実体験を通じて学んだ方も多いでしょう。
企業はSNS運用の経験を持つ人が「どのようにユーザーと関わり、良好な関係を築いたのか」について知りたいと考えています。
「コメントやDMの質問に対して迅速かつ丁寧に返信し、フォロワーを増やした」などコミュニケーション能力を発揮した経験があるならば、それを具体的に伝えましょう。
顧客対応力があり、コミュニケーション能力が高い人物であると評価してもらえることでしょう。
ビジネスの現場では取引先だけでなく、社内のメンバーともスムーズにやり取りをする必要があるため、コミュニケーション能力をアピールすることは非常に重要です。
ガクチカでコミュニケーション能力をアピールするためのポイントやコツについては以下の記事で詳しく紹介しています。
SNS運用経験を通じてコミュニケーション能力を磨いた自信のある方は、ぜひ以下の記事も参考にして、アピールする準備をしてください。
各種スキル
SNS運用では画像編集や動画制作、データ分析などのスキルを活用しなければならないため、自然と身についたという人も多いでしょう。
そこで、そのスキルをアピールすることは有効ではありますが、心がけてほしいのは「ツールを使えるかどうか」ではなく「そのスキルをどのように活かして成果を出したのか」です。
「Photoshopを使って投稿用の画像を制作しました」と述べるだけでは、他に無数にいるPhotoshopを使える就活生に埋もれてしまいます。
しかし「ターゲット層の好みに合わせたデザインを意識し、視認性の高いサムネイルを作成した結果、クリック率が向上した」と説明すれば、一気に価値のある経験として評価されます。
もちろん、スキルは無いより、あった方が良いですが「そのスキルをどのように使ったのか」「入社後はそのスキルをどのように活かすのか」について言及しなければ、あなたの魅力が伝わりません。
【sns運用の経験をガクチカに】sns運用のガクチカの構成
SNS運用をしていたことをより魅力的にアピールするための、おすすめの構成を紹介します。
とはいえ、この構成は実は非常に一般的なものであり、どのような経験をアピールする際にも活用できるものです。
汎用性が非常に高いので、他の経験をアピールする際にも活用できるでしょう。
受ける全ての企業にSNS運用の話をするつもりの方はもちろん「企業に応じて他の話もしよう」と思っている方も、この構成をこの記事で完璧にしてください。
結論
何と言っても、まずは結論から述べることが大切です。
これは志望動機について聞かれた際も、自己PRについて聞かれた際も変わらず、とにかく結論から述べることを心がけましょう。
面接官は短時間で多くの応募者と話をするため、結論が曖昧だと何を伝えたいのかが全く伝わりません。
もちろん、ESでも同じことです。
そのため、冒頭では「私が学生時代に力を入れたことは〇〇です」と、一言簡潔に述べることを心がけましょう。
これにより、あなたがその後どのような話を展開していくのかが分かりやすく伝わります。
結論から述べずダラダラと話してしまうと、要点をまとめられない仕事のできない人物であると思われてしまうため、まずは結論を一言で述べてしまうことが大切なのです。
文字数の目安としては「全体の10%程度」と覚えておくと良いです。
エピソード
エピソードでは実際にSNS運用に取り組んだ経験を具体的に述べることを心がけましょう。
「頑張りました」と言って終わるのではなく、どのような課題があって、それを解決するためにどのような行動をとったのかを明確にすることで、面接官にあなたの取り組みの詳細が伝わりやすくなります。
SNS運用に取り組んだということは、何かしら数字が出た可能性が高いので、ぜひどのような成果を収めたのか、可能な限り定量的にアピールしましょう。
「投稿の頻度を週1回から週3回に増やした結果、エンゲージメント率が20%増加した」
「フォロワーの反応を分析し、投稿内容を調整したらいいね数が2.5倍になった」
など、具体的な成果を示すと、試行錯誤のプロセスが伝わりやすくなります。
「なぜ取り組んだのか」「どのような課題があったのか」「その課題を解決するために何をしたのか」「結果としてどのような成果が出たのか」
この4つを意識して作成すると、良いエピソードの文章になります。
エピソードは特に力を入れて書きたい部分なので、全体の35%から50%弱くらいの文字数にすると良いでしょう。
得られた学び
エピソードを語った後は結果を述べて終わりではありません。
その後、何を得たのかについて分かりやすく説明しましょう。
企業は応募者がガクチカを通じてどのように成長し、その経験を就職後にどのように活かせるのかを知りたいと考えています。
そこで「数字を勝ち取りました」で終わりではなく、その経験からどのようなスキルや考え方を得たのかを具体的に示すことを心がけましょう。
「SNS運用を通じて、ターゲットに合わせた情報発信の重要性を学びました」「投稿の改善を繰り返しながらPDCAを回すことで、データを元に意思決定する大切さを実感しました」
などと話しても良いでしょう。
学びをただの感想で終わらせるのではなく、最後の締めくくりである「どう貢献できるか」につながるような書き方を心がけてください。
こちらは全体の10%から15%程度の文字数を使って説明すると、分かりやすくなります。
どう貢献できるか
最後に、得られた学びやスキルを入社後にどう活かすのかについて分かりやすく説明しましょう。
企業は応募者が自社でどのように活躍できるのかを知りたいと考えています。
能力についてアピールして終わりではあなたが入社後どのように貢献してくれるのか、いまいち想像がつきません。
そこで「能力を活かしたい」で終わるのではなく「どのように活かすのか」を具体的に示しましょう。
この貢献の部分をうまく書けない方はぜひもう一度しっかり企業研究を行ってみてください。
どのような人物像が求められているのか、公式サイトなどに記載されているため、それに沿った活躍のイメージを想定し、あなたのガクチカのエピソードと結びつけることを推奨します。
これにより、自分がどのように貢献できるかを想像できるだけでなく、言語化して示すことができるため、相手もあなたが活躍するイメージを持ってくれるはずです。
こちらの部分は全体の10%程度の文字数を使って説明すると、長々としすぎず、かといって簡潔すぎることもなく、分かりやすく説明できます。
【sns運用の経験をガクチカに】sns運用のガクチカをアピールする際の注意点
続いて、SNS運用に力を入れたことをアピールする際に気をつけなければならないポイントについて紹介します。
以下の4点を意識しないと、せっかく素晴らしい経験をしていたにも関わらず、マイナスな印象に終始してしまう可能性があります。
就活は総合点で判断されるため、マイナスな印象を与えないようにも気を配りましょう。
具体的なエピソードを使う
ガクチカでSNS運用の話をする際は具体的なエピソードを用いることを心がけましょう。
「SNSを運用しました」だけではあなたの魅力が全く伝わりません。
どのような目的を持って、どのような課題に直面し、それをどう解決したのかを、それぞれ明確に説明することを心がけてください。
「フォロワーを増やすために投稿頻度を増やしました」ではなく「週に一度しか投稿していないことがエンゲージメント率の低さの原因であると考え、毎日投稿するようにした結果、1ヶ月でフォロワーが3,000人増えた」など、具体的な数値を交えることで、説得力を高められます。
また、成功例を示して終わりではなく、試行錯誤を繰り返したことや、思ったような結果が出なかった際にどう対処したかも伝えると、問題解決能力や柔軟な思考力、継続力をアピールできます。
倫理的な配慮ができることもアピール
SNS運用においては情報の取り扱いや投稿内容に関する倫理的な配慮が求められます。
ちょっとしたことで炎上するような時代だからこそ、多方面に配慮し、誰も不快にさせない、そしてフォロワー数を増やせるような投稿を心がけるべきです。
個人情報保護や著作権は当然のことながら、センシティブな話題には触れず、誰もが安心して見ることのできる投稿を心がけなければなりません。
実際にどのような工夫をしていたのかについて、分かりやすく説明することを意識しましょう。
「性別についてセンシティブな時代なので『20代女子におすすめ』などの言い方は避け、『20代の方におすすめ』という表現にした」など、具体的にどのような取り組みをしたのかを説明することが大切です。
ただ「炎上しないように心がけました」では曖昧すぎるため、具体的な取り組みについて、明確に伝えるようにしましょう。
実習内容と企業の業種が違う場合は経験をどう活かすか述べる
SNS運用の経験が目指す企業の業種と異なる場合はその経験をどう活かすのかについて述べる必要があります。
例えば、あなたが化粧品の販売スタッフを目指すとして、何の説明もなしに「SNS運用を頑張りました」と言われても「うちの仕事と関係ないのでは?」と思われてしまいます。
そこで「SNS運用を通じて身につけた顧客目線を活用し、お客様に買い物を楽しんでいただくことを心がける」など、相手が納得できる説明を意識しましょう。
ガクチカでは「何に取り組んだか」よりも「どのように工夫し、どのように成長したのか」が重要であるため、経験と業種が異なること自体は問題ありません。
しかし、その経験をどう活かすのかについて、相手が理解しやすい形で説明することが大切です。
「行間を読んでくれ」と期待するのではなく、誰が読んでも分かるように説明しましょう。
専門用語の乱用には注意
専門用語を多用しすぎると、面接官に伝わりにくい可能性があるため、注意が必要です。
SNSやマーケティングに詳しくない面接官の場合「エンゲージメント率」「インプレッション」「リーチ」などの用語は理解されないこともあります。
「インプレッションが増えました」と言いたいならば「投稿がより多くの人の目に触れるようになりました」
「エンゲージメントを高めました」と言いたいならば「投稿に関するいいねやコメントが増えました」と説明すると良いでしょう。
また、SNS運用に力を入れている会社であれば、専門用語を使っても構いませんが、使い方を間違えないように心がけましょう。
知識をアピールしようとして失敗すると「この人、分かってないな」と思われてしまい、マイナスな印象を与えてしまいます。
【sns運用の経験をガクチカに】sns運用のガクチカをアピールする例文
ここまで紹介してきた内容を踏まえた上で、SNS運用の経験をアピールするガクチカの例文を紹介します。
先ほど紹介した「ガクチカのおすすめの構成」に沿って、アピールのポイントや注意点なども踏まえながら作成しました。
本記事のおさらいとしても参考になる例文であるため、ぜひ3つとも入念に読んでみてください。
例文1:情報収集能力
私はSNSを個人的に使うことはあまりなかったため、フォロワーの多い他の大学の広報アカウントを調査し、どのような投稿が注目されているか分析しました。投稿の時間帯やハッシュタグの使い方、画像とテキストのバランスなどを細かく比較し、エンゲージメント率の高い投稿の特徴をリスト化し、イベント情報の発信や舞台裏の様子の投稿などを行った結果、フォロワー数が前年度比40%増加しました。
この経験を通じて、継続的に情報収集し、改善を繰り返すことで質の高い施策を生み出せることを実感しました。入社後はSNSの投稿データを分析し、ターゲット層の関心を惹くコンテンツを企画するとともに、効果測定を行いながら改善を繰り返したいと考えています。
例文2:発想力
サークルのSNSアカウントは活動報告が中心で、所属しているメンバー以外には興味を持たれにくい投稿ばかりでした。そこで、メンバーの紹介や活動の裏側をストーリー仕立てで発信するように心がけた結果、フォロワー数が半年で3,000人から2万人まで増え、新入生の応募者数も5人から30人以上まで増加しました。この経験を通じて、ターゲットの関心を惹くためには一方的な情報発信ではなく、ユーザー目線に立った情報発信が大切であると学びました。貴社に入社した際にはこの発想力を活かし、常に数字を見ながら投稿を工夫し、貴社のSNSアカウントのフォロワーをさらに増やしていきたいと考えています。
例文3:コミュニケーション能力
大学のイベント運営チームのSNSを担当していたのですが、閲覧数は多いものの、フォロワーの反応が非常に少ないことが課題でした。そこで、投稿へのコメントに対して積極的に返信を行い、フォロワーの意見を反映したコンテンツ作りを心がけた結果、コメント数が以前の2倍に増え、イベントの参加者数も前年比135%と大きく増加しました。
この経験を通じて、意見を尊重しながら取り組むことで、多くの人に興味を持ってもらえることを実感しました。入社後はSNSを通じて顧客の意見やフィードバックを収集し、商品開発やマーケティング施策に反映させることで、消費者のニーズにより近いサービスを提供する所存です。
強みから逆算!ガクチカ発見診断を使おう!
「ベンチャー就活ナビ」のガクチカ発見診断は、わずか5分で完了する簡単な診断ツールです。
自分の強みを明確にし、それを活かしたガクチカの作成をサポートしてくれます。
21の質問に答えるだけで、企業に伝わるガクチカの具体的なエピソードを見つけることができます。
「特別な経験がない」「何を話せばいいかわからない」と悩む方でも、この診断を活用すれば、自分の強みを整理し、適切なエピソードを選ぶことが可能です。ガクチカの作成に困っている方にとって、非常に頼れるツールとなるでしょう。
【sns運用の経験をガクチカに】就活エージェントを利用しよう
ここまで、SNS運用の経験をガクチカで分かりやすくアピールするためのポイントや注意点を紹介しました。
しかし、いざガクチカを書いてみると、意外と難しいものです。
知識はあっても、それを全て実行に移すことはほとんどの場合できません。
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まとめ
今回は学生時代にサークルやインターンでSNS運用を担当していた方が、ガクチカで強くアピールするためのポイントや注意点について詳しく紹介しました。
SNS運用を任されるということは「周囲から信頼されており、優秀な人物である」と判断されることが多いです。
SNS運用をしていた事実だけでもアピールになりますが、そこに分かりやすい説明が加われば、鬼に金棒です。
ぜひ、本記事で紹介した内容を踏まえ、質の高いガクチカを作成し、内定をたぐり寄せてください。