【ベンチャー就活のガクチカ対策】ガクチカで旅行をアピールするには?注意点とアピール方法について解説します

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はじめに

昨今の就活において「学生時代に力を入れたこと」、いわゆるガクチカは避けては通れない問題です。

勉強やアルバイトで頑張った経験があれば自信を持ってガクチカとして語れるかもしれませんが、すべての学生にそういったアピール可能なエピソードがあるとは限りません。

そんな際に役立つのが、自身の趣味や娯楽をガクチカとするテクニックです。

何気なくやっていた日常の行動や趣味としての積み重ねも、少し視点を変えれば自身の個性や強みを伝える手段として有効活用できるでしょう。

今回はそういった趣味の中でも「旅行」に着目し、ガクチカとしてアピールする方法を解説していきます。

旅行を題材とする際の注意点についても解説するので、ぜひ自身のガクチカ作成に役立ててみてください。

【ベンチャー就活のガクチカ対策】ガクチカで旅行をアピールするのはありか

それでは、すぐにでもガクチカ作成のテクニック紹介を始めたいところですが、そもそもガクチカで旅行の経験をアピールしても大丈夫なのかと不安に感じている方もいるかもしれません。

結論から言うと、ガクチカとして旅行の経験をアピールするのはアリです。

とはいえ、単に旅行の思い出や行程を書き連ねても自身の強みは相手に伝えられません。

旅行を通して自身が得たものは何か、旅行した結果何が変わったのかなど、旅行の経験を自身の動機や成長と結びつけることが重用なのです。

【ベンチャー就活のガクチカ対策】旅行の何をアピールするの?

旅行でガクチカを書くと決めたのなら、次は何をアピールするか考えましょう。

多くの場合旅行の目的は娯楽であり、力を入れた点と言われてもどこをアピールすれば良いかすぐには思いつかないかもしれません。

しかし、旅行に行くのには必ず何かしらの動機があり、また、帰ってきた後には何かしらの変化が生まれているのではないでしょうか。

ガクチカを考えるということは無意識的だった自身の行動を見つめ直し、行動原理や強みを改めて考え直すことなのです。

ここからは、旅行の経験でアピールしやすいポイントを見ていきましょう。

旅行をするに至った背景を説明する

まずアピールできるポイントは自身が旅行をすることになった背景です。

当時の自身の状況、旅行に至った背景をアピールすれば人となりや個性が伝わります。

また、旅行の動機を伝えることで、採用担当者が特に知りたがっているモチベーションや行動原理などをアピールできるでしょう。

しかし、この旅行の背景はなんでもそのまま書けば良いわけではありません。

友達がやっていたから自分もやってみた、なんとなくフラっと旅行に出てみた、などといった背景では逆に良くない印象を与えてしまうでしょう。

その友達が自身にとってどのような存在でなぜ同じことをしてみたくなったのか、など深堀りして考えてみれば自分でも気付いていなかった深い動機が見つかるかもしれません。

自分なりの解釈を付け加えてみましょう。

目的を持って旅行をしていることをアピールする

次のアピールポイントは旅行における目的です。

旅行が単なる娯楽ではなく目的のある行動だったことをアピールしましょう。

こちらも動機と似た側面はありますが、旅行の行き先や行程を具体的に挙げつつ目的を持って旅行をしていることがアピールできます。

自身の目的と旅行内容を絡めて話を展開し、なぜそこに行ったのか、そこで何を感じたのかといった点をアピールしましょう。

この目的の部分が欠けていると、ガクチカが単なる旅行の思い出話になってしまうので注意が必要です。

目的は背景を受けて設定され結果や成長につながる重要な部分なので、ガクチカ全体の整合性も考慮して明確化すると良いでしょう。

当時は明確な目的がなかった場合も、成長の結果や訪ねた場所から逆算すると自然な目的が設定できるかもしれません。

旅行をした結果どうなったのかを伝える

最後のアピールポイントは旅行の結果です。

旅行をした結果何が生み出されたのか、自身にどのような変化が生じたのかを伝えましょう。

この結果が不明瞭なままだと、たとえ旅行の動機や目的が明確でもガクチカとして十分ではありません。

一方、旅行の結果が失敗に終わり、当初の動機との齟齬や目的の不達成が生じた場合でも、ガクチカとして活用することは可能です。

その経験を通して学んだ内容や次回の改善点など、失敗を通して得た変化を伝えることで成長性や逆境における判断力、分析力などがアピールできます。

注意すべき点として、たとえ学びが多く楽しい旅行だったとしても、目的が達成されていなければそれは失敗とするべきです。

ガクチカで旅行の結果を伝える際は、背景や目的との整合性も意識すると良いでしょう。

【ベンチャー就活のガクチカ対策】旅行をアピールする際の注意点

ここまではガクチカで旅行の経験を活用する方法について解説してきました。

次は旅行でガクチカを作成する際の注意点を紹介していきます。

勉強やアルバイト、部活などに比べ、娯楽としての側面が強い旅行は、アピールの方法を間違えると単なるエピソードの紹介で終わってしまう可能性があります。

また、旅行についてアピールするあまりほかの強みが伝えられないケースも要注意です。

人事担当者がどのような点を見るのかも意識してアピールポイントを探し、しっかりと旅行の目的や重要性を伝えていきましょう。

チームプレイに関するエピソードも準備する

まず、旅行でガクチカを作成する注意点として、旅行をする人間に対して持たれがちな負の印象を知らなくてはいけません。

それが、1人を好みチームプレイが苦手、という印象です。

もちろん、すべての旅行好きがそういった側面を持つわけではありませんし、友達連れなど複数人で旅行に行ったエピソードならばこの点を心配する必要はありません。

しかし、人事担当者は書かれた内容からのみ学生の人物像を想像します。

もし1人での旅行を題材としてガクチカを作成するのであれば、ほかの項目でアルバイト経験や友達付き合いなど、チームプレイに関するエピソードも用意しておくと良いでしょう。

複数人の旅行であれば自身の経験を伝えながら、リーダー性や計画性の高さをなどの強みをアピールすることも可能です。

趣味程度ではないことをアピールする

旅行でガクチカを作成する際は、それが趣味程度のものではないと強めにアピールする必要があります。

単純に娯楽として旅行をしている人は無数にいるので、趣味に多少の目的を持たせた程度の旅行ではほかの人との差別化は図れません。

また、自身の背景からつながる旅行の必要性が薄い場合は、どうしてもガクチカとしてはパワー不足なエピソードに収まってしまいがちです。

「見聞を広めようと思った」「広い世界を見たくなった」などの漠然とした動機を述べるのではなく「なぜ見聞を広めるために旅行でなければならなかったのか」「なぜ広い世界を見る必要があったのか」といった点まで掘り下げて考え、旅行が必要だったことをアピールしましょう。

そのためには、背景や目的、結果を明確に関連付けて一貫性を持たせることが重用です。

【ベンチャー就活のガクチカ対策】旅行ガクチカの例文

次は旅行に関するガクチカの例文を紹介していきます。

旅行の行き先や出発の動機、目的などはバリエーションが豊富なため、これらの実例を直接自身の経験に当てはめるのではなく、自身のエピソードからアピールできる箇所を抜き出す際の参考と捉えると良いかもしれません。

旅行の目的地だけでなく旅行の手段や準備段階にも新たな学びを得る点は存在します。

旅行当時の状況や苦労したことなどを思い出し、ガクチカとして活用できるエピソードや自身の変化を探してみましょう。

例文

私は専攻で日本各地の神社に関わる文化史を研究していたため、題材として取り扱う神社と周辺地域を実際に見てみたいと考えていました。
そこで実行したのが、青春18きっぷを使って西日本の主要な神社を巡る旅行計画です。
この旅行では限られた日数で最初に決めた神社すべて回り、規定のチェックポイントについても調査と確認を行うことが目的でした。
目的の達成のためには入念に準備を行い、交通手段の下調べや時間の管理、地理関係の把握を完璧にすることが必要不可欠です。
そして、準備に2ヶ月の時間をかけて旅行に挑んだ結果、目標をすべて達成することができました。
この旅行によって文献や資料だけではわからない現地の営みを肌で感じられただけでなく、入念な準備の経験とそれを実現できた達成感は自分の中で貴重な財産となっています。

例文

自分は当時、積極性の低さやコミュニケーション範囲の狭さを課題だと感じていました。
アルバイトや部活で人と関わる機会は多いものの、一歩外に踏み出し見知らぬ人と環境に触れるパワーが欠けていたのです。
そこで、この課題を解決するために、ヒッチハイクのみの旅行計画を立てました。
明確な目的地を決めず、出会った人の行き先にすべてを委ねるこの計画は、先述の課題を抱えていた自分にとっては非常に大きな挑戦です。
結果として、旅行の期間が終わった時点では、当初想定していた距離を移動することはできませんでした。
しかし、話を聞いてもらった回数や車に乗れた回数は想定を上回り、ヒッチハイクの成功確率も期間の後半になるほど上昇しています。
この旅行を経て、未知の環境や知らない人とのやり取りに壁を感じることはなくなりました。

まとめ

旅行の経験はアルバイトや部活動に比べると娯楽のイメージが強く感じられますが、アピールポイントを明確に設定できればガクチカとしても活用が可能です。

その際は旅行に至った背景や旅行の目的、結果で得たものを具体的にし、一貫性を持たせた構成を考える必要があるでしょう。

一方、旅行でガクチカを作成する際は注意しなければいけない点もあります。

先述したように、旅行は娯楽としての印象が強いため、必要性の高さを十分にアピールしなくてはいけません。

また、1人での旅行は他人と関わりを持たない趣味として見られることも多いため、全体のバランスを見てコミュニケーション力やチームプレイに関するエピソードを盛り込むことも必要です。

旅行を通して自身の個性や成長をアピールすることを意識してガクチカ作成を進めてみてください。

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