- 大学3年の夏にやっておくべきこと
- 夏の就活で陥りやすい落とし穴
- 夏の就活で常に意識したいポイント
- 夏以降の就活の年間スケジュール
- 就活中の大学3年生
- 就活に対して不安な気持ちがある人
- 夏の時間を無駄にしたくない人
- これからの就活のスケジュールを立てたい人
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大学3年生の夏に全力を尽くして就活を終わらせよう!
大学3年生の皆さん、夏休みは目前に迫っていますね。
この夏休みは、大学生活の中でも特に自由に時間を使いやすい時期であり、就職活動において非常に重要な期間となります。
この時期にどれだけ密度の濃い準備ができるかが、その後の就職活動の成否を大きく左右すると言っても過言ではありません。
実際に、早期から就職活動を始める学生が増え、夏休み中のインターンシップが早期選考に繋がるケースも少なくありません。
株式会社キャリタスの調査では、2025年6月1日時点での26卒の内定率は83.7%と、すでに多くの学生が内定を獲得している状況が示されていますが、これは早期から準備を進めてきた学生が多いことを意味しています 。
しかし、まだ内定がないからといって焦る必要はありません。
大切なのは、この夏休みをいかに有効活用し、質の高い準備を進めるかです。
自己分析、業界・企業研究、そしてインターンシップへの参加など、夏休みにやるべきことは多岐にわたります。
この記事では、大学3年生の皆さんがこの夏に「やっておくべきこと」を具体的に解説するとともに、夏の就職活動で陥りやすい「落とし穴」や「常に意識したいポイント」、さらには「夏以降の就職活動の年間スケジュール」についても詳しくご紹介します。
この情報を参考に、計画的に準備を進め、夏休み中にライバルに差をつけ、自信を持って就職活動を乗り切りましょう。
【大学3年の夏休み】やらないと遊べない就活準備8選
大学3年生の夏休みは、就職活動において非常に重要な期間です。
この期間にどれだけ準備を進められるかが、その後の就活の成功を大きく左右すると言っても過言ではありません。
遊ぶ時間を確保するためにも、この時期に就活準備を進めておくことは賢明な選択と言えるでしょう。
夏休みは、普段の大学生活ではなかなか時間を割けない自己分析や業界・企業研究、さらには実践的なインターンシップへの参加など、多岐にわたる準備を進める絶好の機会です。
ここで解説する就活準備を夏休み中に計画的に進めることで、就活本番で焦ることなく、自信を持って選考に臨めるようにしましょう。
自己分析
自己分析は、就職活動におけるすべての土台となる重要な準備です。
これは、自分の強みや弱み、興味関心、価値観などを深く掘り下げて理解する作業を指します。
自己理解を深めることで、自分がどのような仕事や企業に向いているのか、どのような働き方をしたいのかが明確になります。
大学3年の夏休みに自己分析を行うべき理由は、まとまった時間を確保できるためです。
普段の授業やアルバイト、プライベートの活動に追われる中では、じっくりと自分と向き合う時間を取ることは難しいでしょう。
夏休みという長期休暇を利用して、時間をかけて過去の経験を棚卸しし、自分だけの「軸」を見つけることができます。
この軸が明確になることで、エントリーシート(ES)や面接で一貫性のあるアピールができるようになり、企業が求める人物像と自分の強みを結びつけて語れるようになります。
自己分析が不十分なまま就活を進めてしまうと、志望する企業や職種が定まらず、手当たり次第にエントリーして疲弊してしまう可能性もあるため、早期に取り組むことが非常に大切です。
業界研究
業界研究は、どのような業界に自分が興味を持ち、どのような業界であれば自身の強みや能力を活かせるのかを理解するために不可欠なプロセスです。
具体的には、各業界の市場規模や成長性、主要企業、ビジネスモデル、働き方、将来性などを詳しく調べます。
例えば、IT業界であればどのようなサービスがあるのか、メーカーであればどのような製品を作っているのか、商社であればどのような事業を展開しているのか、といった点を深掘りします。
業界全体の動向や課題、今後の展望などを把握することで、自分が将来どのようなキャリアを築きたいのか、どのような社会貢献をしたいのかを具体的にイメージできるようになります。
大学3年の夏休みに業界研究を行うべき理由は、複数の業界について深く情報収集できるまとまった時間があるためです。
興味のある業界だけでなく、これまで視野に入れていなかった業界についても調べてみることで、新たな発見があるかもしれません。
夏休み中に幅広く業界を研究することで、自分の視野を広げ、本当に働きたい業界を見極めることができます。
企業研究
企業研究は、自分が志望する企業がどのような理念を持ち、どのような事業を展開し、どのような社風を持っているのかを具体的に理解する作業です。
単に企業の情報を集めるだけでなく、その企業がどのような価値を社会に提供しているのか、どのような強みを持っているのかを深く掘り下げることが重要です。
企業のウェブサイトや採用ページ、IR情報、ニュースリリースなどを読み込むだけでなく、実際にその企業の製品やサービスに触れてみることも有効です。
また、企業の採用ページに記載されている「求める人物像」を理解することは、ESや面接で自身の経験や強みをアピールする上で非常に役立ちます。
学んだことを企業のニーズに合わせて伝えることで、「この人はうちで活躍してくれそう」と企業に感じてもらいやすくなります。
大学3年の夏休みに企業研究を行うべき理由は、サマーインターンの選考が本格化する前に、興味のある企業について深く掘り下げて理解を深めることができるからです。
夏休み中に企業研究を進めることで、自分が本当にその企業で働きたいのか、企業の文化や働き方が自分に合っているのかを見極めることができます。
サマーインターンへの参加
サマーインターンへの参加は、就職活動において非常に有益な経験となります。
インターンシップは、企業が実際にどのような業務を行っているのか、どのような雰囲気の職場で働いているのかを肌で感じることができる貴重な機会です。
短期のプログラムから数週間にわたる長期のプログラムまで多岐にわたり、実際の業務に近い体験をさせてもらえることも少なくありません。
例えば、グループワークを通じて課題解決に取り組んだり、社員の方々と交流したりすることで、企業文化や働き方を理解し、将来のキャリアパスを具体的にイメージできるようになります。
大学3年の夏休みにサマーインターンに参加すべき理由は、本選考が始まる前に実際の企業での働き方を体験し、自己理解と企業理解を深めることができるためです。
多くの企業が夏休みにインターンシップを実施しており、早期選考のチャンスにつながるケースもあります。
インターンシップを通じて得られた経験や学びは、エントリーシートや面接での具体的なエピソードとして活用でき、他の就活生との差別化を図る強力なアピールポイントとなります。
OBOG訪問
OBOG訪問は、志望する企業や業界で実際に働いている先輩社員(OB・OG)から、直接話を聞くことができる貴重な機会です。
企業説明会やウェブサイトでは得られない、現場のリアルな情報や社員の方々の生の声を聞くことができます。
例えば、仕事のやりがいや大変さ、具体的な業務内容、社風、キャリアパス、さらには就職活動のアドバイスなど、多岐にわたる質問をすることができます。
OBOG訪問は、企業に対する理解を深めるだけでなく、業界全体の動向や今後の展望について insight を得るためにも非常に有効な手段です。
大学3年の夏休みにOBOG訪問を行うべき理由は、比較的まとまった時間があるため、複数のOBOGにアプローチできる機会が増えるからです。
早期にOBOG訪問を行うことで、本選考が本格化する前に、企業や業界に関する深い情報を得ることができ、志望動機や自己PRをより具体的に、説得力のあるものにブラッシュアップすることができます。
就活サイトへの登録
就活サイトへの登録は、就職活動を開始する上で最初に行うべき重要なステップの一つです。
就活サイトには、様々な企業の採用情報やインターンシップ情報、業界・企業研究に役立つコラム、選考対策コンテンツなど、就職活動に必要な情報が網羅されています。
主要な就活サイトに複数登録することで、より多くの情報を効率的に収集し、自身の興味や適性に合った企業を見つける可能性を高めることができます。
また、サイトによっては自己分析ツールやES添削サービス、模擬面接など、就活をサポートする便利な機能も提供されていることがあります。
大学3年の夏休みに就活サイトへ登録すべき理由は、早期に情報をキャッチアップし、夏休み中のインターンシップの応募や、今後の選考スケジュールを把握するためです。
夏休み期間は多くの企業がサマーインターンの募集を開始するため、情報収集のスピードが重要になります。
SPI対策
SPI対策は、多くの企業が採用選考の初期段階で実施する適性検査の準備を指します。
SPIは、主に言語能力(国語)と非言語能力(数学)の2つの分野で構成されており、短時間で多くの問題を正確に処理する能力が求められます。
単に知識を問うだけでなく、論理的思考力や情報処理能力、問題解決能力などを測ることを目的としています。
SPIの結果は、応募者の基礎学力や潜在能力を測る指標として用いられるため、選考を通過するためには避けて通れない関門となります。
大学3年の夏休みにSPI対策を行うべき理由は、まとまった学習時間を確保できるためです。
SPIは、一朝一夕で対策できるものではなく、継続的な学習と演習が必要となります。
夏休み中にSPI対策の参考書を解いたり、問題集を繰り返し練習したりすることで、出題傾向を把握し、時間配分や解答のコツを掴むことができます。
ESの頻出質問の対策
ES(エントリーシート)の頻出質問対策は、就職活動の初期段階で企業に提出するESで、自身の魅力や強みを効果的にアピールするための準備です。
企業はESを通じて、学生の個性や能力、志望度などを判断するため、質問に対して的確に、かつ魅力的に回答することが求められます。
頻出質問には、「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」、「自己PR」、「志望動機」、「入社後にやりたいこと」などがあります。
特にガクチカでは、アルバイト経験などを用いて、課題解決能力や主体性、リーダーシップなどを具体的に示すことが重要です。
結論を先に書くPREP法や、エピソードを具体的に書くSTAR法などを活用し、自身の経験を分かりやすく、説得力のある形で伝える練習をしましょう。
大学3年の夏休みにESの頻出質問対策を行うべき理由は、じっくりと時間をかけて自身の経験を棚卸しし、魅力的なESを作成する準備ができるためです。
夏休み中に、これまでの人生で頑張ったことや学んだことを具体的に書き出し、それぞれの経験から得られた成果や学びを言語化する練習をしましょう。
【大学3年の夏に行う就活】夏の就活で陥りやすい落とし穴
大学3年生の夏は、就職活動において非常に重要なターニングポイントです。
多くの企業が早期選考やインターンシップを実施し、意欲の高い学生にとっては内定獲得の大きなチャンスが広がっています。
しかし、この時期はまだ就活の経験が浅いため、焦りや情報不足、準備不足から様々な落とし穴に陥りやすい時期でもあります。
安易な行動は後悔につながる可能性もあるため、この時期特有の注意点をしっかりと理解しておくことが大切です。
落とし穴に事前に気づき、適切な対策を講じることで、夏の就活を実りあるものにし、その後の本格的な就活を有利に進めることができるでしょう。
- 自分を見失ってしまう
- 何から手をつければいいか分からなくなる
- インターンシップに参加するだけで満足してしまう
- ミスマッチ企業を選んでしまう
自分を見失ってしまう
夏の就活において、多くの学生が直面する可能性のある落とし穴の一つが、「自分を見失ってしまう」ことです。
周囲の友人たちが次々とインターンシップに参加したり、早期選考に関する情報を手に入れたりする中で、焦りや不安を感じやすくなります。
「みんながやっているから自分も何か始めなければ」という気持ちが先行し、本来の目的や自分のペースを見失ってしまうことがあります。
重要なのは、周りの情報に流されることなく、自分自身と深く向き合い、本当にやりたいこと、大切にしたい価値観、そして将来どのような働き方をしたいのかを明確にすることです。
自分軸をしっかりと確立することで、他者の情報に惑わされることなく、主体的に就職活動を進めることができるでしょう。
何から手をつければいいか分からなくなる
大学3年生の夏は、就職活動に関する情報が爆発的に増える時期でもあります。
企業のインターンシップ情報、早期選考の案内、就活対策セミナーの告知など、ありとあらゆる情報がSNSや就活サイトを通じて目に飛び込んできます。
このような情報過多の状況下では、「一体何から手をつければいいのか」と途方に暮れてしまう学生も少なくありません。
このような状況を打破するためには、まず自己分析と企業研究をしっかりと行うことが重要です。
自分がどのような仕事に興味があり、どのような企業で働きたいのかという軸を持つことで、無数にある情報の中から自分にとって本当に必要なものを取捨選択できるようになります。
大学のキャリアセンターや就職支援課なども積極的に活用し、専門家のアドバイスを受けることも有効な手段です。
インターンシップに参加するだけで満足してしまう
夏のインターンシップは、大学生にとって企業理解を深め、社会人としての基礎的なスキルを習得する上で非常に貴重な機会です。
実際に企業で働く経験を通して、企業の雰囲気や業務内容、社員の方々の働き方を肌で感じることができます。
しかし、インターンシップに参加したという事実だけで満足してしまうと、その後の就職活動において十分な成果を得られない可能性があります。
インターンシップは、あくまで内定獲得に向けたプロセスの一部であり、その経験をどのように活かすかが重要です。
インターンシップ期間中に学んだこと、感じたこと、自分の強みや課題として認識したことをしっかりと整理し、言語化しておくことが不可欠です。
ミスマッチ企業を選んでしまう
夏の就職活動が本格化するにつれて、多くの企業がインターンシップや早期選考を開始し、学生は実際に企業選びを意識し始める時期を迎えます。
しかし、この段階で自己分析が十分にできていないと、企業の知名度や待遇といった表面的な情報に惹かれたり、インターンシップの短期的な印象だけで企業を選んでしまったりする可能性があります。
自己分析が不十分なまま企業を選んでしまうと、入社後に企業の文化や社風、実際の業務内容が自分の価値観や適性と合わないと感じ、早期離職につながるリスクが高まります。
ミスマッチは、企業にとっても個人にとっても不幸な結果を招くため、慎重に避ける必要があります。
企業のホームページや説明会だけでなく、OB・OG訪問などを通じて、実際に働いている人の声を聞くことも、ミスマッチを防ぐための有効な手段となります。
【大学3年の夏に行う就活】夏の就活で常に意識したいポイント
続いて、夏の就活において常に意識したいポイントについて紹介します。
これらのポイントは「この時期にこの取り組みをする際に意識しなければならない」というものではなく「常に継続して意識したいこと」です。
極論、夏に限らず「就活に取り組む間は、常に意識しておいた方が良いポイント」と言えるでしょう。
これらのポイントを意識しておけば浮き沈みが少なく、モチベーションが安定した状態で就活を継続できるはずです。
- 就活の軸をはっきりさせる
- 情報収集は積極的に行う
- 無理のないスケジュール管理
- 体調管理
就活の軸をはっきりさせる
就活の軸をはっきりさせることは就活において絶対に欠かせない要素です。
「選考において聞かれることが多いから、とりあえず用意しておこう」というレベルのものではなく「自分が就活を進める上での指針となるものを持っておくことが大切だから」です。
「絶対に譲れないものは何か」を、自己分析を入念に行った上で明確にしておきましょう。
「絶対に残業はしたくない」「社会に価値を提供できる仕事でないとやりがいを感じない」「雰囲気の良い会社で和気あいあいと働きたい」など、言語化しておくことを推奨します。
就活の軸が明確であり、それに沿って企業選びを行えば、内定獲得後に「想像と違った」「他の企業にしておけばよかった」と後悔することもありません。
就活の軸については以下の記事でさらに詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
情報収集は積極的に行う
情報収集は徹底的に、そして積極的に行いましょう。
就活においては情報収集が成功の鍵を握ります。
企業の公式サイトや就活情報サイトは当然ながらチェックしてほしいですが、それだけでは不十分です。
インターネットや企業説明会、OB・OG訪問など、直接企業の担当者や社員と話せる機会を活用して、リアルな情報を獲得することを心がけてください。
また、企業の公式情報だけでなく、SNSや口コミサイトなども参考になります。
企業の社風や働き方について、社員の生の声を知ることができればどのように働くのか具体的なイメージを持てるようになります。
ただし、ネット上の情報には主観的な意見も多く、中には「サクラ」もいるため、客観的かつ正確な情報が発信されているかについて、常に意識しながら確認することを推奨します。
「何が正しい情報で、何が間違っている情報なのか」を精査する練習にもなるでしょう。
業界研究は幅広く行う
業界研究を行う際には最初から業界を絞り込みすぎず、できるだけ幅広く情報を集めることが大切です。
もちろん、10個、20個と業界研究を行うのは大変かもしれませんが、少しでも興味がある業界があれば積極的に調べてみましょう。
全く興味がない業界の場合、30分も研究すれば「自分に向いていないこと」はすぐにわかるので、意外と時間もかかりません。
また、業界研究の際には業界地図や業界研究レポートを活用すると、全体の構図や主要企業の関係性を把握しやすくなります。
そして、業界企業説明会やセミナーなどにも参加すると、業界のプロフェッショナルから直接話を聞くことができるため、さらにリアルに働くイメージを持てるでしょう。
そして何より、業界研究を行った結果「自分に向いていない業界」だと判明した場合も、無駄にはなりません。
むしろ就活に役立ちます。
「自分が何に興味がなく、何をしたくないのか」を再確認できるからです。
よって、業界研究はぜひ、幅広く行ってください。
企業研究は多角的に行う
企業研究を行う際には公式サイトや会社案内を読んで終わりにせず、多角的な視点から情報を集めることを心がけてください。
企業の公式情報は確かに大切ですが、公式情報を読まずに第三者の意見ばかり読んでも意味がありません。
財務状況や業績、競合企業との比較、社員のインタビュー記事を読む、SNSで評判をチェックするなど、多様な情報を組み合わせることで、企業の本当の姿を見極められます。
特に、競合他社と比較すればその企業の強みや特徴、弱い点が明確になります。
同じ業界でも企業ごとに社風や戦略、求める人材は異なるため、しっかりと違いを把握しておくことが大切です。
企業研究は志望動機や自己PRを作成する際にも重要な要素となるため、表面的な情報だけでなく、自分なりに分析し「なぜその企業を志望するのか」「なぜその企業に惹かれたのか」を明確に言語化しておきましょう。
早期選考の情報を逃さない
夏のインターンシップは業務体験をして終わりではなく、早期選考への第一歩となることも多いです。
特に外資系企業やコンサルファーム、大手企業の一部はサマーインターンの参加者を対象に、本選考がスタートするケースが増えています。
したがって、志望企業の採用情報やインターンシップの詳細をしっかりとチェックし、早期選考のチャンスを逃さないようにしましょう。
早期選考の情報を得るためには企業の公式サイトや採用情報サイトの活用が基本ですが、それだけでは不十分です。
企業によってはSNSやLINEのオープンチャットなどでインターン参加者向けに選考の案内を出すこともあります。
また、OB・OG訪問や企業のキャリアイベントに参加することで、インターン後の選考ルートについて詳しく聞ける可能性もあります。
ただし、表向きには早期選考の存在を公表していない企業もあるため、実際にインターンに参加した人の話を聞くのが、最も確実な方法でしょう。
無理のないスケジュール管理
夏の就活はインターンシップや企業説明会、OB・OG訪問など、様々な活動が重なる時期です。
ここまで読んだ方の中には「やることが多くて大変そうだな」と思った人も多いでしょうし、実際、大変です。
これに加えて、アルバイトやボランティア、サークル活動などをしている人は「せっかくの夏休みなのに、遊ぶ時間もなくてストレスが溜まりそう」と感じるかもしれません。
そこで重要なのは「無理のない範囲でスケジュールを管理すること」です。
予定を詰め込みすぎると、移動や準備に追われて余裕がなくなり、本来の目的である業界・企業の研究や自己分析に十分な時間を割けなくなってしまいます。
リフレッシュする時間も取れず、ストレスがたまり、パフォーマンスが低下する可能性もあるでしょう。
スケジュールを立てる際には必ず「余白」を設けることが大切です。
夏休みだからといって、曜日を気にせず朝から晩まで予定を詰め込んでしまうと、一息つく時間がなくなってしまいます。
サボりすぎは良くありませんが、スケジュール管理ツールなどを活用し、適度に休息を取りながら、計画的に就活を進めましょう。
また、インターンなどで「自分の課題」が明確になった場合、その解決のために新しい取り組みを追加しなければならないこともあります。
そのため、少し多めに予定に余白を設けておくと良いでしょう。
体調管理
上の「無理のないスケジュール管理」とも関連しますが、体調管理は絶対に怠らないようにしましょう。
夏は暑さや疲れから、体調を崩しやすいため、特に気を配る必要があります。
毎年のように夏バテしている方は特に注意してください。
そうめんやゼリーなど、食べやすいものだけでも構いませんから、食べるようにして「何も食べずに動き回る」ことは避けましょう。
また、睡眠時間をしっかり確保することも重要です。
人間の睡眠は1時間半周期であるため、6時間や7時間半など、周期に合わせて睡眠を取るとなお良いでしょう。
また、適度な運動やリフレッシュも取り入れることをおすすめします。
運動しすぎると疲れてしまい、本末転倒ですが、軽い運動は心身ともにリフレッシュにつながります。
大学の体育館やジムを活用し、隙間時間に体を動かすことで、集中力を維持しながら就活対策に取り組めるはずです。
【大学3年の夏に行う就活】夏休みにやっておくべきこと
大学3年生の夏休みは、その後の就職活動の成否を大きく左右する非常に重要な期間です。授業やアルバイトに追われる普段の期間と比べて、比較的自由に使える時間が多いため、就職活動の準備に集中して取り組むことができます。
この時期にどれだけしっかりと準備を進められるかが、秋以降の本格的な選考を有利に進めるための鍵となります。
秋以降の選考にスムーズに移行できるよう、夏休みを有効活用し、万全の準備を整えましょう。
インターンシップに参加する
6月から8月はインターンシップに参加する時期です。
特にサマーインターンシップは業界や企業の業務内容を実際に体験し、理解を深める上で非常に重要です。
また、インターンを通じて企業と接点を持っておけば企業の雰囲気を知るだけでなく、採用担当者に自分を強くアピールすることもできます。
外資系企業や一部の大手企業はインターン参加者の中から本選考の早期選考へ案内することも多いため、少なくとも、1つは参加しておいて損はありません。
また、サマーインターンは1週間から1カ月程度のものが多いため、複数の企業のインターンに参加することも可能です。
業界研究の一環として参加するのも良いでしょう。
インターンのエントリー自体は6月頃から始まるため、早めに情報収集を行い、準備を整えておくことを推奨します。
就活ガイダンスや相談会に参加する
就活ガイダンスや相談会に参加することも、インターンと同じく、6月から8月に行っておきたい取り組みです。
これらのイベントに参加しておけば、就活の進め方や基本的なルールを学ぶことができ、選考に向けた準備をスムーズに進められます、
履歴書の作成方法や自己分析のやり方、企業説明会の情報など、就活の基礎知識を得たい方におすすめです。
また、キャリアセンターでは個別の就職相談を受け付けていることもあるため、就活の方向性に悩んでいる場合は早めに相談すると良いでしょう。
夏休みに本格的に入ってしまうと、キャリアセンターの予約が埋まっていることも多いため、できるだけ早い時期に相談を行っておくことをおすすめします。
就活ガイダンスでは企業の採用担当者が登壇し、業界の動向や求める人材について直接話を聞けることも多いため、興味がある業界の相談会があれば、ぜひ参加しておきましょう。
【大学3年の夏に行う就活】夏以降の就活の年間スケジュール
続いて、夏以降の就活のスケジュールについても紹介します。
今後、どのように就活が進んでいくのかを理解しておけば、焦る必要もなくなりますし、逆に、後になって間に合わないということもありません。
それぞれの時期に取り組むべきことをしっかりと行っておけば、内定を獲得できる可能性は高くなるため、年間スケジュールを把握しておきましょう。
OB・OG訪問を行う(9月~11月)
エントリーシート(ES)の準備を始める(12月~2月)
本選考に備える(3月~)
OB・OG訪問を行う(9月~11月)
9月から11月はOB・OG訪問を行っておくと良い時期です。
実際にその企業で働く先輩社員から話を聞くことで、業界や企業のリアルな情報を知ることができ、目指す業界や企業についてより深く考えるきっかけとなります。
企業の公式情報では分からない、社風や働き方、やりがいについて知ることができ、入社後のイメージも明確になるでしょう。
大学のキャリアセンターや就活支援サイトを活用して行うことが多いですが、人気企業の場合、すぐに枠が埋まってしまうため、気になる企業については、早い段階から定期的にサイトをチェックしておきましょう。
エントリーシート(ES)の準備を始める(12月~2月)
冬に入ると、本格的にエントリーシートの準備を始める必要があります。
自己分析や企業研究、インターンで学んだことなどを踏まえた上で、志望動機や自己PRを具体的にまとめていくことが求められます。
企業によってエントリーシートで聞かれることは異なりますが、少なくとも志望動機と自己PR、ガクチカについてはほぼ100%聞かれるため、この時点で作成しておいて損はありません。
エントリーシートは選考の第一関門であり、ここで落とされると面接に進むことができないため、質の高いものを作成しましょう。
また、エントリーシート作成においては一度書いて終わりではなく、何度も見直し、ブラッシュアップすることが必要です。
大学のキャリアセンターや先輩、就活エージェントなどを活用し、客観的な視点で改善点を見つけてもらいましょう。
本選考に備える(3月~)
3月になると、多くの企業が本選考のエントリー受付を開始します。
この時期までにはエントリーシートを完成させておき、面接対策も本格的に進め、内定獲得に向けた準備を整えることが大切です。
本選考ではエントリーシートの内容をもとに面接が行われるため、事前に自分の志望動機や強みを整理し、しっかりと話せるように準備しておく必要があります。
また、企業によってはグループディスカッションや適性検査を実施することもあるため、それらの対策も怠らないようにしましょう。
就活情報サイトなどをチェックすれば、あなたが受ける企業がこれまでどのような試験を行ってきたかについてある程度把握できるため、対策がしやすくなります。
また、本選考の時期は多くの企業が一斉に選考を進めるため、スケジュール管理が重要です。
選考のスケジュールがバッティングしないようにして、予定を詰め込みすぎて体調を崩さないように心がけつつ、取り組んでください。
【大学3年の夏に行う就活】就活エージェントを利用しよう
ここまで、大学3年生の方向けに、夏に行うべき就活対策について紹介しました。
「思ったよりやることが多いな」と感じた方も多いのではないでしょうか。
その通りで、就活生は忙しいものです。
せっかくの夏休みも、あまり遊ぶ時間が取れないかもしれません。
そんな夏の就活対策をスムーズに進めたい方は就活エージェントを利用することをおすすめします。
就活エージェントを利用すれば「今の自分に何が足りなくて、何をしなければならないのか」を教えてもらえるだけでなく、エントリーシートの添削や面接対策のサポートも受けられるため、非常に便利です。
弊社が提供している「ジョブコミット」というサービスではこれらのサポートに加えて、あなたに合ったおすすめの企業や、一般には公開されていない非公開求人の紹介も行っています。
さらに、業界研究や企業研究に役立つノートの配布なども無料で実施しています。
「忙しい夏を乗り切るために、使えるものは使う」これが効率的に就活を進めるためのコツです。
ぜひ、弊社のスタッフと一緒に、効率よく就活を進めましょう。
もちろん、完全無料で利用できます。
まとめ
今回は大学3年生の方向けに、夏の就活対策のポイントや年間スケジュール、夏の就活で意識してほしいポイントなどについて紹介しました。
大学3年生の夏は就活において非常に重要な時期です。
しかし、無理をしすぎると、途中で息切れしてしまうこともあります。
就活を成功させるためには「コツを押さえつつ、無理をせずに継続すること」が大切です。
「思いっきり遊ぶこと」は難しいかもしれませんが、適宜、友人と予定を入れるなどしてリフレッシュしつつ、ストレスを溜めすぎないようにしてください。
やるべきことをしっかりとこなしつつ、無理しすぎず、内定獲得を目指しましょう。