IT業界とソフトウェア業界の違いとは?それぞれの仕事や向いている人を詳しく解説!

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はじめに

IT業界とソフトウェア業界に興味を持っているものの、それぞれの違いや業務内容についてまだまだ理解できていない人も多いでしょう。

そこで今回はIT業界とソフトウェア業界の違いについて紹介しつつ、それぞれの仕事内容や向いている人について詳しく説明します。

【IT業界とソフトウェア業界の違い】IT業界とは

まずはIT業界についての理解を深めましょう。

事業内容と市場規模、そして現状と将来性について紹介します。

事業内容

IT業界はコンピューターソフトウェア、ハードウェア、インターネット、データ処理、情報システムなど、現代社会の基盤を支える重要な役割を果たしています。

コンピュータはIT業界の中心的存在であり、ソフトウェアはコンピュータが実際に機能するためのプログラムやアプリケーションを指します。

ハードウェアはコンピュータの物理的な部分を指し、性能向上やコスト削減において重要な役割を担います。

インターネットは情報の共有やコミュニケーション手段として不可欠なインフラです。

また、データ処理と情報システムは膨大なデータを効率的に管理し、意思決定を支援するために重要です。

いずれの業務内容においても、IT業界は絶え間ない進化を遂げており、今後も新しい技術やサービスの開発が期待されます。

市場規模

IT業界の市場規模は年々拡大しており、その成長は経済全体に大きな影響を与えています。

2022年度のIT市場規模は13兆6,400億円に達し、2023年度には13兆8,800円に達することが予測されています。

この増加はIT技術の進展やデジタルトランスフォーメーションの促進、企業や個人によるITサービスの需要拡大が原因であると考えられます。

このように、IT業界は経済の重要な役割を果たしており、その市場規模は今後も高まり続けると言えるでしょう。

現状と将来性

ITはインフラとして人々の生活の基盤を支えるため、需要が高まり続ける仕事であり、人手不足が懸念されています。

今後注目される技術としては、IoTや5Gの普及、クラウド化、AI、ビッグデータの活用などが挙げられます。

したがって、これらの技術を備えている人材は就活においても多くの企業から引っ張りだこになる可能性が高いです。

もしIT業界で働きたいと考えている人がいるならば、これらの技術の中から1つ、時間をかけて取り組み、就活において自信を持ってアピールできるようにしておきましょう。

例えば、ポートフォリオなどを作成して一目でどの程度の技術を持っているのか示すこともおすすめです。

最近はAIにとって代わられる仕事もあり、就活においてなかなか内定を得られず困っている人も多いですが、先ほど紹介した技術のうちいずれかを活用できる人物は市場価値が高いため、就活においてもなかなか困らないでしょう。

【IT業界とソフトウェア業界の違い】IT業界の職種を紹介

続いてIT業界の職種についても理解を深めておきましょう。

どのような職種があるのかについて理解し、自分がどの役割を担いたいのかについて考えれば、就活の方向性を定められます。

開発系の職種

まずはIT業界において最も種類が多い開発系の職種について紹介します。

それぞれ役割が異なるため、理解を深め、自分がどの仕事をしたいか考えてみましょう。

プログラマー
システムエンジニア
マークアップエンジニア
フロントエンジニア
サーバーサイドエンジニア
セキュリティエンジニア
AIエンジニア
インフラエンジニア
WEBデザイナー

プログラマー

プログラマーは、システムエンジニアが設計した設計書を元に実際のプログラムを組み上げる職種です。

主な役割はコーディング、デバッグ、テスト、そしてプログラムの最適化です。

この役割をこなすには、使用するプログラミング言語やフレームワークに精通していることが大切です。

プログラマーは新しい技術やトレンドにアンテナを張り、スキルアップを図る必要があります。

さらに、チームでの協力が不可欠であり、他の開発者やデザイナーと密にコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めなければなりません。

エラーやバグの解決も重要な任務であり、プログラムの品質を保証するために綿密なテストを行う必要があります。

このように、多岐にわたる能力が求められる職業です。

システムエンジニア

システムエンジニアは、顧客の要望をもとに求められるシステムを把握し、システム全体の概要を設計する職種です。

要件定義、システム設計、プロジェクト管理を担当し、顧客と直接コミュニケーションをとりながら最適なシステムの使用を決定します。

技術的な知識だけでなく、業務知識やコミュニケーション能力なども求められます。

システムの設計段階では、システムの構造やデータフローを具体的に設計し、開発者がプログラムを実装しやすいように詳細な設計書を作成することも必要です。

プロジェクトの進行状況を管理し、問題が発生した場合には迅速に対応することなども役割の1つです。

マークアップエンジニア

マークアップエンジニアは、WEBデザイナーが作成したデザインをWEBサイトの形にする職種です。

HTMLやCSSなどのプログラミング言語を活用してデザインを忠実に再現し、ユーザーが快適に利用できるWEBサイトを構築することが求められます。

マークアップエンジニアはデザインの意図を正確に理解し、視覚的な要素をコーディングに反映させます。

また、アクセシビリティや検索エンジン最適化、つまりSEOも考慮し、WEBページが多くのユーザーにとって使いやすく、そして多くのユーザーに届くように設計することも重要です。

また、異なるブラウザやデバイスでの表示を最適化するため、レスポンシブデザインの実装も求められます。

フロントエンジニア

フロントエンジニアは、WEBサイトのホーム画面や商品購入画面などのユーザーインターフェース、つまりUIの開発を担当する職種です。

主にHTMLやCSS、JavaScriptなどを活用して視覚的なデザインを動的なWEBページに変換します。

ユーザー体験、つまりUXを最適化するために直感的で使いやすいWEBサイトの作成を目指します。

また、WEBページのパフォーマンスを向上させるための最適化技術やレスポンシブデザインを実装し、様々なデバイスでの表示に対応させることも重要です。

バックエンドエンジニア、デザイナーと密に協力し、ユーザーが使いやすいWEBサイトを作ることが求められます。

サーバーサイドエンジニア

サーバーサイドエンジニアは、サーバーやデータベースのようなユーザーの目に見えない部分の開発を担当する職種です。

主にバックエンドのロジックやデータ管理を行い、アプリケーションやサービスが円滑に動作するための基盤を構築します。

PHPやPython、Java、Rubyなどのプログラミング言語がよく用いられます。

また、データベース設計なども担当し、大量のデータを効率的に管理・操作するのも仕事の1つです。

フロントエンドとバックエンドのデータ通信をスムーズに行うためのインターフェースを提供するのも役割の1つであり、サーバーの設定やセキュリティ対策、パフォーマンスの監視とチューニングなども行い、システムの信頼性と効率性を確保します。

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、ネットワーク上の情報漏洩リスクやサイバー攻撃への対策を担当する職種です。

システムやネットワークの脆弱性を検出し、セキュリティ対策を講じることでデータやインフラの安全性を確保します。

セキュリティエンジニアの役割は進入検知システムの導入やファイアウォールの設定、データ暗号化など多岐にわたります。

定期的なセキュリティ検査などを実施し、システムの脆弱性を早期に発見し修正するのも役割の1つです。

また、セキュリティポリシーの策定や従業員向けのセキュリティ教育などを行うこともあります。

最新の脅威情報を収集し、セキュリティ技術の進化に対応するために常に学習とスキルアップが求められる仕事です。

AIエンジニア

AIエンジニアは文字通り、人工知能技術を開発・実装する職種です。

機械学習やディープラーニング、自然言語処理などの技術を駆使してデータからインサイトを抽出し、自動化された意思決定システムを構築します。

データの前処理、モデルの設定、トレーニング、評価などを行います。

大量のデータを用いてアルゴリズムをトレーニングし、パターン認識や予測を行うためのモデルを作成します。

PythonやRなどのプログラミング言語を使用します。

AI技術の応用分野は広範であり、画像認識、自動運転、医療診断、金融取引の最適化など多岐にわたります。

常に最新の研究や技術動向を調べ、イノベーションを促進するために新たな手法やアルゴリズムを学び続けることも求められます。

インフラエンジニア

インフラエンジニアはITシステムの基盤部分を担当する職種であり、ネットワークやサーバーの設計・構築・運用管理などを行います。

主な役割は企業のITインフラが安定して稼働するための基盤を提供することです。

サーバーのセットアップやネットワークの構成、ストレージの管理、セキュリティ管理などを行います。

また、システムのパフォーマンスなどを監視し、問題が発生した場合には迅速に対応することも役割の1つです。

クラウドサービスなどの利用が増える中、インフラエンジニアはこれらの新しい技術にも精通し、効率的なインフラの構築を目指さなければなりません。

WEBデザイナー

WEBデザイナーはインターネット上のWEBサイトの企画やデザインを担当する職種です。

主な役割はユーザーエクスペリエンス、つまりUXを考慮しつつ、視覚的に魅力的で使いやすいWEBページを作成することです。

PhotoshopやIllustratorなどのデザインツールを活用してWEBサイトのレイアウトやグラフィックを作成します。

また、ユーザーインターフェースUIの設計も担当し、直感的で利用しやすいデザインを提供するのも役割の1つです。

クライアントの要望をヒアリングし、ブランドイメージに沿ったデザインを提案・実装することが求められます。

営業・コンサルタント系の職種

続いてIT業界における営業・コンサルタント系の職種について紹介します。

大きく分けて3つあるため、どのようなものがあるのか理解を深めておきましょう。

ITコンサルタント
セールスエンジニア
営業

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、顧客の抱える課題を把握し、ITと経営の両方の視点から課題解決をサポートする職種です。

顧客企業の業務プロセスやビジネスモデルを詳細に分析し、効率化や最適化のためのIT戦略を提案します。

システム導入のアドバイスやデジタルトランスフォーメーションの促進、ビジネスプロセスの改善などが役割の1つです。

また、技術的な知識とビジネスの理解を融合させ、顧客の経営課題に対する解決策を提供します。

プロジェクト管理やリスク管理も重要な役割であり、プロジェクトの進行状況を確認し、問題が発生した場合には迅速に対応しなければなりません。

最新の技術動向や市場トレンドを把握し、顧客に最適な解決策を提供するために常に学習と研究を続けることが重要な仕事です。

セールスエンジニア

セールスエンジニアは一言で言うならば、 「ITの知識を持ち合わせている営業職」のことです。

顧客の技術的なニーズに応じた製品やサービスを提案する役割を担います。

営業とエンジニアリングの両方のスキルを持ち合わせており、製品の技術的な特性や利点を詳細に説明することが求められます。

技術的な質問への対応や導入後のサポートなども行い、顧客が製品をフルに活用できるよう支援します。

また、営業チームと連携し、顧客の要件を正確に理解し最適な解決策を提供するのも役割の1つです。

技術的な提案書やプレゼンテーションの作成や、顧客と良好な関係を築けるように取り組むことも求められます。

営業

先ほどセールスエンジニアがITの知識を持ち合わせている営業職と説明したため、一般的な営業職はITに関する知識がなくても良いと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

セールスエンジニアとIT系の営業職には明確な区分が設けられていない企業もあり、営業職においてもセールスエンジニアと同等のIT系の知識を身につける努力が必要です。

営業職の主な役割は、一般的な企業と同じく新規顧客の開拓や既存顧客のフォロー、製品やサービスの販売を促進することです。

新規顧客開拓だけでなく、既存の顧客との関係性をさらに改善するために取り組み続けることも仕事の1つです。

マーケティング系の職種

そしてIT系の職種にはマーケティングに関連するものも3つ存在します。

以下の3つはそれぞれ役割が異なりますが、明確に区別できていない人も多いはずです。

それぞれの定義を理解した上で自分に向いている職種は何か考えてみましょう。

WEBマーケター
データアナリスト
データサイエンティスト

WEBマーケター

WEBマーケターはWEB上のサービスを通じて製品やサービスの認知度を高め、売上を促進する役割を担います。

主な業務はデジタルマーケティング戦略の立案と実行です。

SEO、つまり検索エンジン最適化やSEM、検索エンジンマーケティング、コンテンツマーケティング、SNSマーケティングなど多岐にわたる手法を駆使してターゲットに製品情報を届けます。

様々なマーケティングツールを活用して広告のパフォーマンスを分析し、解決策を講じるのも役割の1つです。

顧客のニーズや市場動向を常に分析し、効果的なマーケティング戦略を策定するために市場調査や競合分析も常に行い続ける必要がある仕事です。

データアナリスト

ここから紹介するデータアナリストとデータサイエンティストは、一見違いがよくわからない人もいるかもしれません。

したがって、明確に定義を覚えておきましょう。

データアナリストは、膨大なデータを活用して企業が抱える課題や問題を読み解き、解決策を提案する職種です。

データの収集や整理、分析を行い、意思決定に役立つインサイトを提供することが役割です。

ExcelやSQL、PythonやRなどのツールを活用してデータを処理し、統計的な手法や機械学習アルゴリズムを駆使しデータを解析します。

そして、結果をわかりやすく可視化し、経営陣や他の部門に伝えることが仕事です。

データアナリストは、データに基づく戦略的な意思決定をサポートし、ビジネスのパフォーマンス向上や効率化にも貢献します。

データの正確性と信頼性を確保し、分析結果に基づく改善策を提案することで企業の競争力を高める重要な役割を果たしています。

データサイエンティスト

一方で、データサイエンティストはデータアナリストと同様にデータを活用する職種ですが、非構造データ、音声や画像などを用いるケースも多く、業務範囲がより広範囲に及ぶのが特徴です。

データの収集や処理から高度な解析モデルの構築・運用までを包括的に担当します。

機械学習やディープラーニングの技術なども駆使してデータから有用なパターンや予測を導き出します。

また、ビッグデータプラットフォームを利用し、大規模データの処理やリアルタイム分析なども行います。

ビジネスの課題を技術的に解決するための解決策を提供し、革新的なサービスや製品の開発を支援するのも役割の1つです。

研究開発から実運用まで多岐にわたる業務をこなし、企業のデジタル変革を促進する中心的な役割を担っている職業です。

【IT業界とソフトウェア業界の違い】ソフトウェア業界とは

IT業界についての理解が深められたら、続いてソフトウェア業界が何であるのかについて理解しておきましょう。

先ほどIT業界の説明でも紹介したように、IT業界という広い枠組みの中にソフトウェア業界が含まれると覚えておきましょう。

ソフトウェア業界は、コンピューターを動作させるためのプログラムを開発する分野であり、現在の情報社会において極めて重要な役割を担っている業界です。

オペレーティングシステムやアプリケーションのソフトウェアなどを開発します。

個人用のパソコンはもちろん、スマートフォンやサーバー、組み込みシステムなど様々なデバイスでソフトウェアが活用されています。

【IT業界とソフトウェア業界の違い】ソフトウェア業界の職種

続いてソフトウェア業界の職種にはどのようなものがあるのかについても理解を深めておきましょう。

いずれも先ほどIT業界の職種で紹介したものですが、特にソフトウェア業界ではどのような仕事をするのかについて紹介します。

プログラマー

ソフトウェア業界におけるプログラマーは、プログラミング言語を用いてプログラムを書く職種であり、ソフトウェアの品質を確保するため様々な役割を担います。

コーディングだけでなく、デバッグやテストなども行い、バグやエラーを見つけて修正し、最適なパフォーマンスを実現するためにコードを改善するのが仕事です。

新しい技術やツールの習得にも積極的であり、技術の進化に対応するために常に学ばなければならない職業です。

特にソフトウェア業界は、数あるIT業界の中でも進歩が非常に早いため、常に学び続ける姿勢が求められます。

データサイエンティスト

ソフトウェア業界におけるデータサイエンティストは、収集したデータを分析し、企業の課題の解決を目指す仕事です。

ユーザー行動データやシステムログデータを解析し、改善点を発見します。

例えば、ソフトウェアの使用パターンを分析してユーザー体験を向上させたり、予測モデルを作成して顧客のニーズに先回りする提案を行ったりもします。

PythonやRなどのプログラミング言語を使用し、機械学習アルゴリズムを適用してデータを解析することも多いため、データサイエンティストを目指す人は、これらの言語をぜひ身につけておきましょう。

システムエンジニア

ソフトウェア業界におけるシステムエンジニアは、ソフトウェア開発プロジェクトを統括する職種です。

要件定義から設計、開発、テスト、保守、運用までの全工程を管理し、プロジェクトの成功を目指します。

クライアントの要求を詳細に分析して、それを具体的な技術仕様に落とし込むことが役割です。

また、開発チームを指揮し、各メンバーの役割を明確にして円滑なコミュニケーションを図ります。

プログラミングスキルやシステム設計の知識に加えて、プロジェクトマネジメントのスキルも求められます。

技術的な問題を解決し、プロジェクトの納期と予算を守るために欠かせない役割です。

ITコンサルタント

ソフトウェア業界におけるITコンサルタントは、ソフトウェア技術を駆使して企業の課題を解決する役割を担います。

クライアントの業務プロセスを分析し、最適なソフトウェアソリューションを提案・導入することが主な業務です。

例えば、ERPシステムの導入支援やカスタムソフトウェア開発のコンサルティングなどが仕事です。

ITコンサルタントはクライアントのニーズを深く理解し、最適な技術的ソリューションを提供するための専門知識を磨く必要があります。

また、技術的なスキルだけでなく、相手企業のビジネスに対する理解やプロジェクト管理能力なども重要です。

営業

ソフトウェア業界における営業職は、自社のソフトウェア製品の魅力を伝え、顧客に対して購入を促す仕事です。

企業のIT担当者や経営層に対してソフトウェアの機能やメリットを説明し、導入の提案を行います。

営業職は顧客のニーズを理解し、それに最適なソリューションを提供するための提案力が求められます。

プレゼンテーションスキルや交渉力が重要であり、顧客との信頼関係を築くことで長期的な関係を目指します。

さらに、フィードバックを開発チームに共有し、製品の改善に貢献することも役割の1つです。

【IT業界とソフトウェア業界の違い】IT業界とソフトウェア業界の違いとは?

ここまでIT業界とソフトウェア業界について詳しく紹介してきましたが、結局IT業界とソフトウェア業界にはどのような違いがあるのでしょうか。

結論として、ソフトウェア業界はソフトウェアの製品開発や販売などを行うのが仕事で、ソフトウェアに関わらない仕事は当然ながら担当しません。

しかし、IT業界とは幅広いITに関わる仕事全てを包括している言葉であり、当然ながらその中にソフトウェア業界も含まれています。

ハードウェアや通信インフラなどのサービスも含まれますし、その他IT関係ならば全てが包括的に含まれているのがIT業界という言葉です。

したがって、IT業界というグループの中にソフトウェア業界が含まれていると覚えておきましょう。

【IT業界とソフトウェア業界の違い】IT業界に向いている人

続いてIT業界に向いている人の特徴について5つ紹介します。

ちなみにこれらの能力はソフトウェア業界にも求められるものであるため、IT業界という広い枠組みで就活をするか、ソフトウェア業界に絞るか悩んでいる人もぜひ参考にしてみてください。

IT業界に興味がある人

当然といえば当然ですが、IT業界に興味がなければ仕事を続けることができません。

IT業界は急速に進化し続けており、常に新しい技術やトレンドが生まれています。

そのため、日々の学習や最新情報のキャッチアップが欠かせません。

ITに対する興味がないと、こうした継続的な学習が苦痛になり、仕事に対するモチベーションも下がってしまいます。

反対にIT業界に興味がある人は、新しい技術やトレンドを学ぶことが楽しく感じられるため、自然と自己研鑽に励むことができます。

論理的に考えることができる人

論理的に考えることができる人はIT業界に向いているといえます。

問題解決や機能の実装、トラブル対応など、様々な場面で論理的な思考が求められるからです。

例えば、プログラムを書く際には明確で効率的なコードを書かなければなりませんし、論理的な構造を考えながら設計しなければなりません。

エラーやバグが発生した際には、原因を特定し修正するために論理的なアプローチが必要です。

したがって、論理的に考えることができる人はIT業界では様々な課題に対処し、業務を遂行できる重要な能力を持っています。

勉強をし続けられる人

IT分野は技術の進化が非常に早く、新しい技術やトレンドが次々と登場します。

例えば、プログラミング言語の新しいバージョンや新しいフレームワーク、クラウドサービスの進化、セキュリティの最新トレンドなどは日々変化しています。

こうした変化に対応するためには、継続的な学習が欠かせません。

日々勉強し続けることを苦痛に感じる人は、なかなか働きづらいといえるでしょう。

集中力が高い人

ITの仕事は長時間にわたって集中力を維持することが求められることが多いです。

特にプログラミングやシステムの設計・構築などは高い集中力が必要です。

複雑なコードを書く際には細部にわたる注意が必要であり、一瞬の気の緩みやバグがエラーの原因となることがあります。

仕事の質を高め、ミスを減らすことで企業に貢献するためには、集中力は必須であると言えるのです。

柔軟に考えることができる人

IT分野は常に変化しており、新しい技術やトレンドが次々に登場するため、柔軟な思考と対応力が求められます。

例えば、新しいプログラミング言語やフレームワークが登場した際に、それを迅速に学び適応しなければなりません。

また、顧客からの要件が変更された場合にも柔軟に対応し、適切な解決策を提供する必要があります。

このように柔軟に対応しなければならない場面が非常に多いため、柔軟に考えられる人こそIT業界に向いているといえます。

【IT業界とソフトウェア業界の違い】ソフトウェア業界に向いている人

続いて、ソフトウェア業界に向いている人の特徴について紹介します。

先ほどソフトウェア業界はIT業界という大きな枠組みの中に存在すると説明したように、以下の5点に該当する人はIT業界にも向いているといえます。

それぞれのポイントを確認してみましょう。

コミュニケーション能力がある人

ソフトウェア業界においては、コミュニケーション能力は必須であるといえます。

ソフトウェア開発は多くの場合、チームで連携して行う作業が主であり、メンバー間のスムーズなコミュニケーションはプロジェクトの成功に直結します。

異なる役割を持つチームメンバーとの情報共有や協力は必須です。

コミュニケーション能力が高い人は、チーム全体のパフォーマンスを向上させ、プロジェクトの成功を支える重要な存在といえます。

論理的に考えることができる人

ソフトウェア開発は複雑な問題解決を必要とするため、論理的な思考が求められます。

なぜこの設計が選ばれているのか、なぜこのアプローチが最適なのかを理解しなければなりません。

例えば、コードの最適化やバグの修正など、全ての段階で論理的なアプローチが必要です。

論理的思考力を持つ人は物事の本質を捉え、効果的な解決策を導き出す能力に優れており、チーム全体のパフォーマンス向上にも貢献します。

忍耐力がある人

ソフトウェア業界は納期が厳しいことが非常に多いため、忍耐力がある人が求められています。

時には深夜まで作業が続くこともあり、忍耐力が無いとなかなか乗り越えることができません。

システムのトラブルやバグの修正など、突発的な問題に対応することも求められます。

こうした状況では、ストレスに耐え冷静に対処する忍耐力が不可欠です。

例えば、大規模なシステムアップデートの前に予期せぬ問題が発生した場合でも、焦らずに解決策を導き出さなければならないのです。

柔軟に考えることができる人

IT業界は急速に進化しており、新しい技術や知識が日々登場します。

当然ながら、ソフトウェア業界も非常に変化が早いため、柔軟な思考と適応力が求められます。

例えば、新しいプログラミング言語やフレームワークが登場した際には、それをすぐに学び適応しなければなりません。

既存の方法に固執せず、創造的で柔軟な解決策を導き出せる人こそソフトウェア業界で活躍できるといえます。

大雑把ではない人

ソフトウェア業界においては、大雑把ではない人、つまり几帳面な人が働きやすい環境が整っています。

正確さと細心の注意を持って作業を行わなければならないからです。

プログラミングやシステム設計においては細部にわたる正確さが極めて重要です。

小さなミスや見落としが大きな問題やバグにつながることがあるため、細かい部分にまで注意を払うことが求められます。

例えば、コードの1行1行が正しく機能するように、エラーのないように書かなければなりません。

大雑把な人はこうした細部に対する注意が不足し、結果的にシステムのパフォーマンスに悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。

【IT業界とソフトウェア業界の違い】就活エージェントに相談する

今回はIT業界とソフトウェア業界について徹底的に解説し、その後、それぞれの違いや求められている能力について紹介しました。

いずれの業界に就職したいと思っている人にもおすすめしたいのは、就活エージェントに相談することです。

ESや面接対策はもちろんのこと、就活の方向性を定めるにあたってのポイントやおすすめの企業を紹介してくれるため、どのような就活生にもおすすめできるサービスです。

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まとめ

今回はIT業界とソフトウェア業界についてそれぞれの職種を徹底的に紹介した上で、どのような人材が向いているのか、それぞれの違いは何かについて説明しました。

ソフトウェア業界はIT業界の中に含まれる1つであり、細かい作業が得意で集中力が高い人に向いています。

ソフトウェア業界以外にも、IT業界は基本的に人材不足であり、高いスキルがある人物ならばスムーズに就活を進められる可能性が高いです。

ぜひ本記事を参考に自分がIT業界もしくはソフトウェア業界において何の職につきたいか考えながらスキルを磨き、就活を進めましょう。

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