明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
・エンタメ業界で評価される就活の軸の作り方
・エンタメ業界の特徴・向いている人
・エンタメ業界の就活の軸の例文7選
・エンタメ業界を志望している人
・就活の軸に悩んでいる人
・エンタメ業界の就活の軸の例文を参考にしたい人
はじめに
就活の軸は就活をスムーズに進める上で、そして自分に合った企業を選ぶ上で欠かせないものです。
しかし、就活の軸を明確にできていない方もいるでしょう。
そこで、今回は就活の軸の基本について紹介しつつ、エンタメ業界の業種やエンタメ業界に向いている人の特徴についても紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
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就活の軸とは
まず、就活の軸とは何なのかについて理解を深めておかなければなりません。
就活の軸とは「就活を進める上で譲れない条件」のことであり、人によって異なりますが、代表的なものには福利厚生や休みの多さ、業務内容、企業の理念などが挙げられます。
「この条件が当てはまっている企業以外は選択肢に入らない」というものです。
また、就活の軸には「本音の軸」と「建前の軸」があります。
文字通り、本音の軸は給料の高さや休みの多さなどであり、企業選びの本質的な部分であるものの、就活で堂々とアピールできるものではないタイプのものです。
一方で、建前の軸は本音の軸を聞こえの良いように言い換えたものであり「やりがいを感じられる」「社会に貢献できる」などが挙げられます。
それぞれを明確に設けて、質の高い回答を用意することが、内定への第一歩となるでしょう。
エンタメ業界とは
エンタメ業界とは人々の生活に様々な形で娯楽を提供し、楽しみや感動を与える業界であり、非常に幅が広いです。
まずは就活の軸を作るために、業界の概要を理解しておきましょう。
特に、市場規模と動向について理解を深めておけば就活の軸を固めやすくなるでしょうから、ぜひ確認しておいてください。
エンタメ業界の市場規模
エンタメ業界は日本国内で非常に大きな市場を誇り、経済産業省の2024年の調査によると、アメリカや中国に次ぐ世界第3位の規模を持っています。
映画、音楽、ゲーム、アニメ、ライブイベント、テーマパークなど様々なジャンルがあり、それぞれが大きな収益を上げているのが特徴です。
2011年から2021年までの平均成長率は約2%であり、国内の他の産業と比較しても安定した成長を続けています。
また、日本のエンタメコンテンツは海外市場でも高い評価を受けており、特にアニメやゲームは世界中にファンを持つ分野です。
近年ではPrime VideoやNetflixなどの配信プラットフォームを活用したグローバル展開が進み、国内市場だけでなく海外からの収益も重要な要素となっています。
エンタメ業界の動向
エンタメ業界は新型コロナウイルスの影響で一時落ち込んだものの、近年では回復傾向にあります。
特に動画配信サービスによって市場が活性化し、オンラインを活用した新しい楽しみ方も定着しました。
巣ごもり需要の増加により、自宅で映画やドラマ、ライブ配信を楽しむ文化が広がり、それに伴い関連市場も拡大しています。
また、コロナ禍をきっかけにエンタメ業界全体がデジタル化を加速させた点も見逃せません。
また、ライブイベントもリアル開催に加えてオンライン配信を併用するハイブリッド型が主流となり、観客の選択肢が広がりました。
VRやメタバースを活用した新しいエンタメ体験の提供も進んでおり、デジタル技術の発展とともにさらなる市場拡大が期待されています。
エンタメ業界の業種
エンタメ業界の就活の軸について考える前に、まずエンタメ業界の概要を理解しておかなければなりません。
エンタメ業界といっても、さらに分類すると様々な業種が存在するため、それぞれどのような業務を行っているのか、どのような特徴があるのかなどについて確認していきましょう。
マスコミ
マスコミ業界は情報やエンターテインメントを多くの人々に届ける役割を担っている業界です。
出版社、新聞社、テレビ局、広告代理店、Webメディアなど、すべてが「マスコミ」に含まれます。
それぞれのメディアは特性こそ違うものの、共通している点は「情報を発信することで人々の興味を惹きつけ、時には社会の意識を変える役割を果たすこと」です。
出版社は書籍や雑誌の編集を行い、新聞社は速報性の高いニュースを扱います。
テレビ局はニュース番組、バラエティ、ドラマなどの番組を制作し、インターネットメディアはWebニュースや動画配信を活用しています。
また、広告代理店は企業のマーケティング活動を支援し、テレビCMやインターネット広告などを通じて商品やサービスの認知度を高める役割を担っています。
いずれも、社会のトレンドを敏感にキャッチし、情報発信することで人々の生活や価値観に影響を与えるため、創造力と発信力が求められる業界です。
映像
映像業界は映画、ドラマ、CM、Web動画など、視覚的なコンテンツを制作する分野です。
映像業界では企画、脚本、撮影、編集、プロモーションなど、様々な工程を経て1本の作品が完成します。
監督やプロデューサー、脚本家などのクリエイターはもちろん、撮影スタッフやマーケティング担当者など、多くの職種が携わっているのが特徴です。
近年はNetflixやAmazonプライムビデオなどの動画配信サービスが急成長し、映画館だけでなく、ストリーミングプラットフォーム向けの作品も増えています。
特に、日本のアニメやドラマは海外市場でも人気が常に高く、グローバルな展開を視野に入れた映像制作が求められているのが特徴です。
映像業界はクリエイティブな発想を形にする仕事であり、視聴者の感情を動かす作品を生み出すことが必要です。
また、最新技術の導入も積極的に進められており、AIを活用した映像編集やVR・ARを駆使したコンテンツ制作など、新しい表現手法にも注目が集まっています。
音楽
音楽業界はアーティストの楽曲制作、販売、プロモーションを行うレコード会社をはじめ、ライブイベントの運営、音楽配信サービスの運営など、幅広い企業が携わっています。
かつてはCD販売が主流でしたが、最近はストリーミング配信が一般的となり、音楽の聴かれ方も大きく変化しています。
音楽業界ではプロデューサーやディレクターがアーティストの楽曲制作をサポートし、マーケティングチームがプロモーションを展開します。
また、コンサートやフェスの運営を手掛ける企業もあり、ライブ体験の価値を最大限に高めるための演出やイベント企画も求められます。
音楽フェスやオンラインライブなど、新しい業態の音楽イベントも増えており、業界全体が進化を続けているのが特徴です。
また、日本のアーティストが海外市場で活躍する機会も増えており、グローバルな視点を持つことも重要になってきています。
ゲーム
ゲーム業界はNintendo SwitchやPS5などの家庭用ゲーム機、スマートフォン、PCなど様々なプラットフォームでゲームを提供する業界です。
ゲームメーカーは開発から販売までを一貫して行い、エンジニア、プランナー、デザイナーなど、多くの専門職が携わっています。
特に最近はスマホ向け市場が拡大しており、定期的なアップデートやイベント運営を行う運用型のビジネスモデルが主流です。
ゲームはただの娯楽ではなく、最近ではeスポーツの人気に伴い、競技やプロフェッショナルな職業としても認知されるようになっているのが特徴です。
また、VRゲームやメタバース空間でのゲーム体験など、最新技術を活用した新しいスタイルのゲームが登場しており、今後も革新が続くと考えられています。
アニメ
アニメは日本が誇る代表的なエンタメの1つです。
テレビアニメ、映画、Webアニメなど、多様な作品が展開されています。
原作の選定、脚本制作、キャラクターデザイン、アニメーション制作、編集、音響といった複数の工程で成り立っており、アニメ専門の制作会社や編集スタジオも業界を支えています。
近年では映画と同様にストリーミングサービスで海外市場でも日本のアニメが広く視聴できるようになりました。
したがって、海外展開を視野に入れたビジネス戦略も重要になってくるでしょう。
また、アニメ業界はクリエイターの情熱によって成り立つ業界ですが、制作現場の労働環境や収益モデルの課題も指摘されています。
そのため、今後は働き方の改善やデジタル技術の導入による生産性向上が求められると言われています。
芸能
芸能業界は俳優、タレント、アーティスト、アイドルなど、エンターテインメントに関わる人物、平たく言うならば「芸能人」をサポートし、活動の幅を広げる役割を担う業界です。
芸能事務所、イベント制作会社、舞台・ライブ運営会社、映像制作会社などがあり、それぞれが芸能人の活動を支えています。
芸能事務所ではマネージャーがタレントのスケジュール管理やプロモーションを担当し、近年ではSNSやYouTubeなどのデジタルメディアを活用したプロモーションも行っています。
また、舞台やライブイベントの企画・運営を行う企業も、芸能業界の重要な仕事の一部です。
アーティストのコンサートやファンミーティング、演劇公演などのイベント制作では演出家や舞台監督、音響スタッフが協力し、質の高いパフォーマンスを作り上げます。
さらに、オンライン配信やVR技術を活用したパフォーマンスなど、新しい表現方法も広がりつつあるのが特徴です。
芸能業界は華やかに見えますが、裏方の仕事は地道な調整やマネジメントも求められるため、コミュニケーション能力や柔軟な対応力に自信がある人に向いていると言えるでしょう。
レジャー・アミューズメント
レジャー・アミューズメント業界は人々の余暇を充実させる施設やサービスを提供する業界であり、テーマパーク、遊園地、映画館、ホテル、イベント施設、スポーツ施設などが代表的です。
テーマパークではアトラクションの企画・運営、ショーやパレードの演出、キャストの管理、マーケティング戦略の立案など、多くの業務が存在します。
ホテルやリゾート施設も、レジャー・アミューズメント業界の重要な分野の1つです。
観光地やテーマパークと連携し、宿泊サービスを提供するため、快適な空間づくりや顧客満足度の向上が求められます。
イベントホールやコンサート会場などの施設では大規模イベントの企画や運営管理が重要な役割を担います。
音楽フェスやスポーツイベントを成功させるためには企画からチケット販売、会場設営、当日の運営まで、様々な業務を遂行する必要があります。
スポーツ施設やアウトドアレジャー施設も、レジャー産業の1つです。
特に近年は健康志向の高まりとともに、アクティブな娯楽の需要が増しており、スポーツジムやアウトドア体験施設の人気が高まっているのが特徴です。
いずれの分野においても、この業界で働くためには顧客に最高の体験を提供するための企画力、円滑な運営を実現させるマネジメント能力、そしてコミュニケーション能力が求められると言えるでしょう。
エンタメ業界の職種・仕事内容
エンタメ業界の職種や仕事内容についても紹介します。
どのような業務を行うのか、それぞれがどのように関わり合いながら仕事を進めているのかについて理解しておけば、就職後のイメージもしやすくなります。
プロデューサー
プロデューサーはテレビ番組、映画、アニメ、舞台公演などの制作において、全体を統括する役割を担います。
企画の立案から始まり、予算の管理、スタッフのキャスティング、スケジュールの調整など、制作が円滑に進むよう指揮を取るのが仕事です。
また、スポンサーや製作会社との交渉も重要な業務の1つであり、プロジェクトに向けて資金調達やマーケティング戦略の立案が求められます。
多くの関係者と協力しながらスケジュールを管理し、問題が発生した時には迅速に対応する柔軟性も必要です。
エンジニア・アニメーター
エンジニアとアニメーターは映像制作の技術的な側面を担い、作品に命を吹き込む役割を果たします。
アニメーターはキャラクターの動きや表情、背景などを作り出し、視覚的に魅力的な作品を生み出すのが仕事です。
手書きアニメーションやCGアニメーションなど、様々な技法を駆使して映像の完成度を高めます。
一方、エンジニアは映像編集、特殊効果、音響の調整など、作品のクオリティを向上させるのが仕事です。
特にCG技術やAIを活用した映像処理は発展しつつあり、高度なプログラミングやソフトウェアの知識が求められます。
いずれの職業を目指すにあたっても「創造力」と「技術力」を兼ね備えていることが重要です。
技術スタッフ
技術スタッフはエンタメ業界の現場を支える重要な職種の1つであり、音声、撮影、照明など専門的な技術を駆使して作品のクオリティを向上させます。
撮影スタッフはカメラワークを駆使して映像を美しく撮影し、音声スタッフはクリアな音響を実現するための調整を行います。
視覚的な印象を大きく左右する役割を担い、スケジュールに合わせて迅速に作業を進めることが必要です、
また、最新の機材や技術を活用することが多いため、専門的な知識や経験が求められます。
チームでの連携が不可欠なため、コミュニケーション能力も重要となる仕事です。
広報・PR
広報・PRの仕事は映画、アニメ、ゲーム、音楽など、エンタメコンテンツを世の中に広める役割を担います。
消費者に興味を持ってもらうためにはプロモーション戦略を考え、メディアやSNSを駆使して宣伝活動を行う必要があります。
新作映画の公開時に試写会の開催や映画俳優・監督のインタビューをメディアに提供するなど、幅広い手法で話題を作るのが仕事です。
トレンドを敏感にキャッチし、ターゲットに響く宣伝方法を考える力が求められます。
また、昨今はSNSの活用が重要視されているため、デジタルマーケティングの知識も必須であると言えるでしょう。
企業や作品のブランドイメージを守る役割も担うため、発信を行う際はきめ細やかな配慮をすることが求められます。
事務
事務職はエンタメ業界を支える裏方として、企業の運営をスムーズに進める役割です。
経理・財務では制作費や売上の管理を行い、会社の経済的な健全性を保つ役割を果たします。
人事部門では新しいスタッフの採用や研修の企画を担当し、企業の成長を支えるのも仕事です。
また、契約書の作成やスケジュール管理など、各部門が円滑に業務を進められるようにするのも役割の1つです。
正確性や効率性が求められるため、情報処理能力が高い人に向いています。
プロジェクトの進行管理や法務関係の手続きなど、表には出ないものの、エンタメ業界を支える重要な役割を担っているのが事務職であると言えるでしょう。
エンタメ業界に向いている人
続いて、エンタメ業界に向いている人の特徴について紹介します。
以下の特徴が当てはまる人は自信を持ってエンタメ業界を目指せることでしょう。
特に自信がある能力については自己PRの主題とすることもできるため、自分が向いているかを判断しつつ、自己PRに何を書こうか考えながら読んでみることを推奨します。
創造力がある人
エンタメ業界は人々を楽しませ、感動させるコンテンツやサービスを提供する業界です。
つまり、常に新しいアイデアを生み出し、流行や技術の変化に対応する創造力が不可欠と言えます。
映画やドラマの企画、ゲームのシナリオ、イベントの演出など、エンタメ業界の仕事では今までにないものを形にすることが求められる場面が多いです。
音楽業界では新しい音楽ジャンルの開拓やアーティストのプロデュースが必要ですし、映像業界では最新の技術を活用した作品制作など、革新的な発想が欠かせません。
ただし、創造力とはただ奇抜なアイデアを出すことではないという点に注意が必要です。
人々の心を動かすコンテンツを作る必要があるため、自己満足に終わる創造力では意味がありません。
そのため、日常生活で様々なものに興味を持ち、刺激を受ける姿勢を大切にし、流行に敏感にキャッチしながら、その需要に応えられる能力が求められると言えるでしょう。
コミュニケーション能力がある人
エンタメ業界はどの仕事も1人で完結するものではありません。
多くの人と協力しながら進めていくことで、初めて仕事が成り立ちます。
映画やドラマを例に挙げるならば、監督、脚本家、撮影スタッフ、俳優が連携しながら1つの作品を作り上げますし、音楽業界もアーティスト、プロデューサー、レコーディングエンジニアなど、多くの人が関わります。
関わる職種が多い分、相手の意図を正しく理解し、自分の考えを適切に伝える能力が必須です。
ゲーム業界を例に挙げると、エンジニアとデザイナー、シナリオライターなどがともに仕事を行います。
専門用語が飛び交う環境の中で、お互いに分かりやすく説明し合う能力も重要です。
また、クライアントやスポンサーとのやり取りが発生する場面も多いため、相手の要望を的確に汲み取り、それを実現するための交渉力や調整力も必要であり、これらはいずれも「コミュニケーション能力」に含まれる要素と言えます。
粘り強い人
エンタメ業界は華やかなイメージを持たれがちですが、実際の仕事は長期間にわたるプロジェクトで思い通りにいかないものも多く、いわゆる「泥臭い仕事」も少なくありません。
映画やアニメの制作では数年がかりで作品を作り上げることも多く、ゲーム開発でも、大型タイトルでは開発期間が数年〜10年以上に及ぶこともあります。
また、エンタメ業界は突然のスケジュール変更や予算の調整、トラブルが発生することも少なくありません。
ライブイベントでは機材トラブルや天候の影響、出演者の体調不良など、様々なハプニングが起こる可能性があります。
こうした状況でも、冷静に問題を解決し、最後までやり遂げる姿勢が重要です。
したがって、困難に直面した時でも諦めずに最善の方法を模索し続け、解決に導くことができる粘り強さは、エンタメ業界ならばどのような企業でも求められる要素と言えるでしょう。
情報感度が高い人
情報感度の高さはエンタメ業界において必須です。
流行や技術の進化とともに、エンタメ業界は常に変化しています。
業界の最新情報にアンテナを張り、新しいトレンドをキャッチできる人こそ、求められる人材と言えるでしょう。
映画、音楽、ゲーム、アニメなど、どの分野でも、今何が流行っているのかを把握し、それをコンテンツ作りに反映させることが成功の鍵です。
音楽業界ではストリーミング配信が主流になったため、従来のCD販売とは異なるマーケティング戦略が求められますし、ゲーム業界ではメタバース技術を活用した新しい体験が注目されています。
映画やドラマ業界ではNetflixなどの配信プラットフォームが台頭しているため、グローバル市場を意識した作品作りが必要です。
情報感度の高い人はこうした変化を素早く察知し、次に求められるコンテンツを企画できる能力を持っています。
また、SNSを活用したマーケティングや、ファンとのコミュニケーションの重要性も増しているため、デジタルメディアの活用にも敏感であることが重要です。
情報感度の高さに自信がある方は自己PRなどで積極的にアピールすることを推奨します。
エンタメへの熱意が強い人
どのような仕事にも当てはまることですが、仕事への熱意がなければ、長く働き続けることはできません。
エンタメ業界は特に、人々に楽しみや感動を提供する仕事であるため、熱意の強さが求められます。
華やかな舞台の裏には多くの努力や苦労が伴っており「エンタメが好き」という純粋かつ力強い熱意が必要です。
仕事が大変な時でも「自分が手がけた作品で誰かを喜ばせたい」「エンタメの力で多くの人に影響を与えたい」という強い思いがあれば、乗り越えることができるでしょう。
映画業界では脚本が何度も書き直されますし、アニメ業界では制作スケジュールが非常に厳しいことが多いです。
ゲーム業界も、やっとリリースしたと思ったら、アップデートやバグ修正など、継続的な努力が求められます。
こうした過程を乗り越えられるのは本当にこの業界が好きという熱意を持っている人です。
熱意があると「嫌なことを我慢して頑張る」というよりは「好きなことだから頑張れる」というポジティブな考えを持てます。
現在の若者は「忍耐が足りない」と言われますが、そのほとんどは嫌な仕事をやらされているからです。
そこで、エンタメへの熱意を持ち、目標のために努力できる環境を作ることができれば「仕事自体が嫌ではなくなる」でしょう。
企業が就活の軸を聞く意図
就活の軸を作るにあたっては企業がなぜ就活の軸を聞いてくるのかについても理解しておくと良いでしょう。
企業側の意図を理解しておけば、どのような回答をすると良い印象を与えられるのかが明確になります。
以下の2点はエンタメ業界の企業が就活の軸を聞く意図として持っている可能性が高いため、確認しておきましょう。
志望度の高さを測るため
企業は就活の軸を尋ねることで、志望度の高さを確認しています。
特にエンタメ業界は人気が高く、様々な学生が応募してくるため、企業側は「本当にこの業界や企業で働きたいのか」を見極めなければなりません。
そこで、就活の軸と企業の特徴がどれほど一致しているかを確認し、あまり一致していない学生を早い段階で選考から外してしまうことで、熱意のある就活生を精査しようと考えているのです。
エンタメ業界は華やかなイメージがありますが、何度も説明しているように業務はハードであり、勤務時間も不規則で、競争が激しいというネガティブな側面もあります。
これらの現実を理解した上で志望しているかを見極めるために、企業は就活の軸について尋ね、理解度や志望度の高さを確認しているのでしょう。
企業や職種への適性を判断するため
いくら熱意があったとしても、企業や職種への適性がなければ活躍することは難しく、長く働くこともできません。
エンタメ業界にはテレビ、映画、音楽、ゲーム、アニメ、舞台、イベント運営など、いくつも業種があり、さらにその中にも企画、制作、マーケティング、営業、技術開発など、様々な職種が存在します。
企業側は学生がそのどの業種や職種に適性があるのかを見極めるために、就活の軸について質問しています。
「自分のアイデアを形にして多くの人に届けたい」という人はコンテンツの企画やプロデュース職に向いているでしょうし「最新の技術を活用してエンタメの可能性を広げたい」という人はゲームの開発や映像編集、VR・ARを活用したコンテンツ制作などに向いている可能性が高いです。
これらを把握することで、自社に必要な人材かを判断すると同時に、どの職種を任せるかについても検討できます。
企業にはそれぞれ人員が充足している職種と不足している職種があるため、採用の際には「不足している職種を埋められる人物かどうか」を確認されることもあると考えておきましょう。
エンタメ業界にウケる就活の軸の作り方
続いて、エンタメ業界において高く評価されやすい就活の軸の作り方について紹介します。
以下の3つの対策を入念に行った上で就活の軸を作成すれば、良い印象を与えられる可能性が一気に高まります。
また、これらの3つの対策は志望動機や自己PRなど、就活において質問される可能性が高い項目のクオリティを高めるためにも役立ちます。
就活全般に役立つ対策なので、ぜひしっかりと取り組んでみてください。
自己分析で価値観を洗い出す
就活においては1にも2にも、まず自己分析です。
自己分析が完璧にできていれば、その時点で就活の軸は明確になりますし、どのように自分をアピールすれば良いかも明確になります。
しっかりと自分の過去の経験を振り返り「どのようなことに興味を持ち、どのような場面でやりがいや達成感を感じたのか」について深掘りしてみましょう。
「小さい頃から映画が好きだった」「音楽フェスの運営に携わった時に大きなやりがいを感じた」など、自分の興味・関心の原点を探ることがポイントです。
エンタメ業界といっても様々な分野があるため「自分がどの分野に興味があり、どのような形で関わりたいのか」についても整理しましょう。
「人の心を動かすストーリーを作ることに興味があるなら映像制作や脚本家」「ユーザーが喜ぶ姿を間近で見たいならテーマパークのスタッフ」などが向いているでしょう。
このように、自分がどのような価値観を持っており、どのようなことにやりがいを感じて、何をしたいのかについて明確にしておくことが大切です。
エンタメ業界への理解を深める
エンタメ業界は映画や音楽、ゲーム、アニメなど、様々な業界が関わり合いながらコンテンツを提供している業界です。
この記事でもある程度詳しく紹介しましたが、この記事を読んだだけで業界研究が終わるわけではありません。
自分が興味を持っている企業が業界内でどのような立ち位置にあるのかを把握した上で、ビジネスモデルや競争環境、競合他社などについて深く理解する必要があります。
また、エンタメ業界は常に変化し続ける業界です。
一昔前にはNetflixやAmazonプライムビデオなどのストリーミングサービスが台頭し、DVDが廃れるとは誰も思っていませんでしたし、音楽を聴くにはCDを買うのが当たり前の時代でした。
つまり、常に業界への理解を深め、新しい情報を仕入れ、それを仕事に活かす姿勢がなければ、すぐに時代に取り残されてしまいます。
早い段階でエンタメ業界への理解を深め「自分は常に最新の情報にキャッチアップできる人物である」ということを暗にアピールできるようになっておきましょう。
OB訪問・会社説明会への参加
OB訪問や会社説明会への参加も非常におすすめです。
エンタメ業界は華やかなイメージがありますが、実際の業務内容や働き方は企業ごとに大きく異なるものです。
業界のリアルな情報を知るためには、実際に働いている人の話を聞くことが不可欠と言えるでしょう。
会社説明会では企業の理念や事業内容、採用方針などを詳しく知ることができますが、限られた情報しか得られないこともあります。
一方で、OB訪問では現場の社員がどのような仕事をしているのか、どのようなスキルが求められるのか、実際の働き方はどうか、どうすれば内定を獲得できるのかなど、よりリアルな情報を得られます。
そのため、両方に参加しておくと非常に有利になるでしょう。
「アニメ制作の現場はどのように進行していますか?」「この会社ではどのようにマーケティング戦略を立てていますか?」など、具体的な質問を用意して質問することで、自分の志望する職種や企業との適性をより明確にできます。
また、OB訪問の際に良い印象を与えることができれば、非公開求人を紹介してもらえることもあるかもしれませんし、そうでなくとも、対応してくれた社員が「あの人が応募してきたら、採用した方が良い」と助言してくれるかもしれません。
このように、OB訪問や会社説明会の参加には様々なメリットがあるため、ぜひ取り組んでみてください。
エンタメ業界で使える就活の軸の構成
続いて、エンタメ業界で使える就活の軸のおすすめの構成について紹介します。
この構成は就活の軸について聞かれた際に、どのような業界でも汎用的に活用できるものです。
ぜひこの記事で完璧に覚えてしまい、どのような業界・企業を受ける際にも応用して使えるようになっておいてください。
結論
まず、結論を明確に述べることから始めましょう。
「私の就活の軸は○○です。」と端的に伝えることで、面接官はあなたの話の全体像をつかみやすくなります。
結論が曖昧で「結局、何を言っているのかわからない」となってしまうと、その後のエピソードや入社後の貢献の部分もぼやけてしまいます。
企業は大量のエントリーシートを処理しなければなりませんし、同じようなことを言う就活生の中から、自社に合った人材を見極めなければなりません。
特に、人事担当者は普段の業務に加えて、就活の時期に採用業務が追加されるため、非常に忙しいです。
そのような状況で、ダラダラと要点の見えない話を展開してしまうと、大きくマイナスな印象を与えてしまいます。
必ず、自分の就活の軸が何かを一言で述べ、その後に具体的な話を展開していきましょう。
具体的なエピソード
結論を述べた後はそれを裏付ける具体的なエピソードを展開しましょう。
エンタメ業界では経験や感情が就活の軸に影響を与えることが多いため、実体験を交えながら話すと、説得力のある内容になります。
「学生時代に自主制作の映画を作り、友人が絶賛してくれ、人の心を動かす映像作品を作りたいと考えるようになった」などといったエピソードを盛り込むことを推奨します。
また、経験を述べて終わりではなく、その出来事を通じて「自分が何を感じ、どのように考え方が変化し、どのような目標を抱いたのか」についても述べることが大切です。
面接官は応募者の考え方や価値観を知ることで、その人が企業や職種に適しているかを判断します。
分かりやすいエピソードを用いて「自分は貴社に適している人物である」ことを強調しましょう。
軸と企業の共通点
いくら就活の軸が素晴らしいものであっても、企業との共通点がなければ「他の企業でも良いのでは?」と思われてしまいます。
エンタメ業界は企業ごとに強みやビジネスモデルが異なるため、ただ「エンタメ業界に興味があります」と述べるだけでは不十分です。
「なぜその企業なのか」を、具体的に伝えなければなりません。
「人の心を動かすストーリーを届けたい」という軸があるならば、オリジナルのアニメや映画の制作に力を入れている企業に適しているでしょう。
このように、自分の就活の軸と企業の特徴がどのように共通しているのかを明確にすることが大切です。
また、企業が目指しているビジョンや理念と自分の軸を関連付けるのもおすすめの方法です。
「デジタル技術を活用して新しいエンターテインメントの形を生み出したい」と考えているならば、最先端の技術を用いて新たな取り組みをしている企業を志望することで、説得力が増します。
エンタメ業界は熱意のある人が求められる業界ですが「ただ好きだから」という理由だけでは通用しません。
就活の軸と企業の共通点を強調することを心がけましょう。
入社後の貢献
企業は結局「活躍してくれる人材」を採用したいと考えています。
いくら高い志を持っていたとしても、企業に貢献できるかどうかが不明確であれば、採用する価値があるとは判断されません。
そこで「自分の強みやビジョンを活かして、入社後にどのように貢献するのか」を具体的に述べて締めくくりましょう。
「入社後は企画職として新しいコンテンツの開発に関わり、多くの人の心を動かす作品を生み出す所存です。」などと述べると良いでしょう。
また、企業研究をしっかり行い「企業が求めている能力を自分が有している」ことをアピールすることが重要です。
ほとんど同じ条件の就活生が2人いた場合、最終的に評価されるのは「熱意」「やる気」です。
「この人は企業についてしっかり調べており、やる気のある人物だ」と思ってもらえれば、当落線上にいたとしても、内定をつかみ取れる可能性が高まります。
エンタメ業界の就活の軸の例文
ここまで紹介してきた内容を踏まえた上で、エンタメ業界の就活の軸の例文を紹介します。
直前に紹介した構成を踏まえて作成しているため、非常に参考になるはずです。
ぜひ参考にしてください。
マスコミ
大学時代、学生新聞の編集に携わり、取材から記事執筆、レイアウトまで一貫して担当しました。
地域の災害復興について取材した際には現地の方々の声を直接聞き、それを記事として発信したことで、多くの読者から感謝の言葉をいただきました。
この経験を通じて、報道の力で社会に影響を与え、人々の考えや行動を変えることができると実感し、マスコミ業界を志望するようになりました。
貴社の報道姿勢に共感し、自ら取材を行い、社会にとって意義のある記事を発信して、多くの人に価値ある情報を届けたいと考えています。
入社後は現場に足を運び、一次情報を正しく伝えることに尽力しつつ、社会問題や経済動向に関する取材を深掘りし、読者に有益な情報を提供することで報道の使命を果たす所存です。
映像
大学の映像制作サークルではドキュメンタリー作品の監督を務めました。
地方の伝統工芸の継承をテーマに、職人の方々に密着取材を行い、その技術と思いを映像にしました。
上映の際には観客から「職人の情熱が伝わった」との声をいただき、映像の力で人の心を動かせることを実感しました。
貴社は映像制作の分野で幅広いジャンルの作品を手掛け、多くの視聴者に影響を与えています。
私の目指す「人の心を動かす映像を作る」という想いと、貴社の理念が一致しており、より多くの人に価値ある映像を届けたいと考えています。
入社後は企画や演出の業務に携わり、視聴者の記憶に残る映像作品を生み出し続け、貢献したいと考えています。
音楽
学生時代、音楽フェスの運営スタッフとして働いた経験があります。
特に、コロナ禍で開催が危ぶまれる中、安全対策を徹底しながら実施したフェスでは多くの人が笑顔で音楽を楽しんでいる姿を見て、音楽の持つ力を改めて実感しました。
この経験から「音楽の力で人の心を動かし、人々のつながりを生む仕事に携わりたい」と考えるようになりました。
貴社はアーティストのブランディングやマーケティングにも力を入れており、音楽を文化やライフスタイルの一部として届ける姿勢に共感しています。
入社後はアーティストの魅力を最大限に引き出す企画やイベント運営に携わり、より多くの人が音楽を通じてつながる場を提供できればと考えています。
ゲーム
私は幼少期からゲームが好きで、特にストーリー性のある作品に強く惹かれてきました。
大学ではゲーム制作サークルに参加し、シナリオライターとしてオリジナルのRPGを作成しました。
その作品を多くの友人に楽しんでもらえたことで「ゲームは単なる娯楽を超え、新しい価値を提供できる媒体だ」と確信しました。
貴社は独自の世界観と魅力的なストーリーで、多くのプレイヤーに感動を届けています。
ゲームのシナリオ構築やキャラクター作りへのこだわりは他社の追随を許さないものです。
入社後はシナリオ制作や企画立案に携わり、プレイヤーが心から楽しめるゲームを生み出すことで、新しい価値を提供し続けていきたいと考えています。
アニメ
幼い頃からアニメに親しみ、多くの作品に勇気づけられました。
大学ではアニメ研究会に所属し、アニメ制作の過程や脚本の構成について学ぶとともに、実際に短編アニメの制作にも携わりました。
上映会で「キャラクターに共感し、心が動かされた」との感想をもらった時、アニメの持つ影響力の大きさを改めて実感しました。
貴社は長年にわたり多くのヒット作品を生み出し、国内外のファンに愛されています。
作画や演出のクオリティにもこだわり、視聴者の心に深く残る作品を生み出し続けている点に強く惹かれています。
入社後は視聴者が作品の世界観に没頭しやすいストーリー展開や、キャラクターの魅力を最大限に引き出す脚本構成を追求し、記憶に残る作品作りを目指します。
芸能
大学時代、ミス・ミスターコンテストの運営を担当し、出演者の魅力を引き出す企画や広報活動に携わりました。
特にSNSプロモーションではそれぞれの個性を伝えるコンテンツを発信したところ、予想以上の反響があり、観客動員数が目標の150%以上になりました。
この経験を通じて、人の才能を世の中に広める仕事にやりがいを感じました。
貴社はマネジメント戦略に力を入れており、知名度を向上させるだけでなく、タレントの個性や強みを活かしたブランディングに重点を置いており、私の「才能ある人を支え、その魅力を広める」という思いと完全に一致している点に魅力を感じています。
入社後はマネージャーとしてSNSを活用したファンとのコミュニケーション強化や、デジタルメディアを活かした新しいブランディング手法の開発に携わり、タレントの活躍の幅を広げる所存です。
レジャー・アミューズメント
学生時代、テーマパークでアルバイトをした際、家族連れのお客様が「一生の思い出になった」と話してくれたことが忘れられません。
この経験から、自分もエンターテインメントの力で、人々の記憶に残る体験を作り出したいと考えるようになりました。
貴社は独自のストーリー性や世界観を重視した演出で、訪れる人々を夢の世界へと誘うことに力を入れており、テーマパーク運営やイベント企画において他社が真似できない最高の体験を提供しています。
入社後はストーリー性を重視したアトラクションの演出や、来場者がインタラクティブに楽しめる体験型イベントの企画に挑戦したいと考えています。
まとめ
今回は就活の軸について詳しく紹介するとともに、エンタメ業界の分類や、エンタメ業界に向いている人の特徴についても詳しく紹介しました。
就活の軸を明確に設定すれば、就活がスムーズに進むだけでなく、自分に合っている企業を選ぶことができ、選考においても良い印象を与えられる可能性が高まります。
ぜひ、この記事で紹介したコツやポイントを踏まえた上で、質の高い就活の軸を作成し、理想の企業への就職を叶えてください。