【例文15選】ESの「成し遂げたいこと」を好印象に答えよう!回答のコツや例文を紹介

【例文15選】ESの「成し遂げたいこと」を好印象に答えよう!回答のコツや例文を紹介

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【ES 成し遂げたいこと】はじめに

就職活動において、エントリーシート(ES)は自身の価値観や考えを企業に伝える重要な手段のひとつです。

その中でも、「成し遂げたいこと」という質問は、企業が就活生のキャリアビジョンや仕事に対する意欲を確認するために設けているものです。

しかしながら、「成し遂げたいこと」と問われた際、どの程度具体的に書けばよいのか、またどのような内容が評価されるのか分からず、悩まれる方も多いのではないでしょうか。

選考を突破するためには、この質問の背景を正しく理解し,自分の目標と企業の方向性を結びつけた回答を作成することが重要です。

本記事を参考に好印象につながる回答を作れるようになりましょう。

「成し遂げたいこと」と「志望動機」はどう違うのか

「成し遂げたいこと」と「志望動機」は、就職活動においてよく問われる質問のひとつですが、それぞれ異なる目的を持っています。

両者の違いを理解し、適切に書き分けることが選考を通過するうえで重要なポイントとなります。

「志望動機」は、就活生がなぜその企業を選んだのかを問うものです。

企業の理念や事業内容、強みとご自身の価値観や経験をどのように結びつけるのかを伝えることが求められます。

一方で、「成し遂げたいこと」は、入社後にどのような目標を持ち、どのような役割を果たしたいのかを問うものです。

仕事を通じてどのような成果を上げたいのかを示すことが求められます。

つまり、「志望動機」が企業への関心や共感を伝えるものであるのに対し、「成し遂げたいこと」は入社後の具体的なビジョンを描くものといえます。

このように、企業が求める内容を正しく理解し、「志望動機」と「成し遂げたいこと」の回答に一貫性を持たせることが、評価を高める鍵となります。

ESで企業が「成し遂げたいこと」を聞く理由

企業がESで「成し遂げたいこと」を尋ねる背景には、学生の能力や適性、そして企業との適合性を測るために多岐にわたる重要な目的が存在します。

以下では多くの企業に共通する質問の意図を紹介しています。

あらかじめ意図を理解し、選考突破につながる回答を作成していきましょう。

就活生のゴールやモチベーションを把握するため

企業は、学生がどのような目標を持ち、何に情熱を燃やしているのかを知ることで、入社後にどのような活躍を見せてくれるのか、長期的なキャリアプランを持っているのかを評価します。

これは、学生の潜在能力や成長意欲を見極める上で不可欠な情報となります。

企業は、学生の目標が自社の事業内容やビジョンと合致しているか、学生が自社の成長に貢献できる人材であるかを見極めようとしています。

また、学生がどのような動機で仕事に取り組むのか、どのような価値観を重視するのかを知ることで、学生のパーソナリティや働くことへの意欲を評価します。

学生が目標達成に向けてどのような努力をするのか、どのような困難に立ち向かうのかを知ることで、学生の粘り強さや問題解決能力を評価します。

企業とマッチしているかを確かめるため

企業は、学生と自社とのマッチングを確かめたいと考えています。

学生の「成し遂げたいこと」が、企業の理念やビジョン、事業内容と一致しているかどうかを確認することで、長期的に活躍できる人材であるかを見極めます。

企業の文化や価値観に共感し、企業の目標達成に貢献できる人材であるかを判断するために、この質問は重要な役割を果たします。

企業は、学生が自社の事業内容や企業文化を理解し、共感しているかを知りたいと考えています。

また、学生のキャリアプランが自社の提供するキャリアパスと合致しているかを知ることで、学生の長期的な成長を見込むことができるかを判断します。

働くことに対する価値観を見るため

企業は、学生が働くことに対してどのような価値観を持っているのかを知りたいと考えています。

仕事に対する責任感やチームワーク意識、社会貢献意識などを確認することで、企業の文化や風土に適合する人材であるかを評価します。

企業は、単にスキルや経験だけでなく、人間性や価値観を重視し、共に働く仲間として相応しい人材であるかを見極めようとしているのです。

学生が仕事を通して社会に貢献したいと考えているか、チームで協力して目標を達成したいと考えているかを知ることで、学生の社会貢献意識や協調性を評価します。

また、学生が仕事を通して自己成長を達成したいと考えているか、新しいことに挑戦したいと考えているかを知ることで、学生の成長意欲やチャレンジ精神を評価します。

【3ステップ】「成し遂げたいこと」が見つかる“再現性の高い”発見術

「成し遂げたいことなんて、急に言われても思いつかない…」多くの就活生が抱えるこの悩みは当然のものです。

しかし、この問いの本質は、あなた自身の価値観と企業の未来を論理的に結びつけることにあります。

闇雲に考えるのではなく、①自己分析で「自分の軸」を発見し、②企業研究で「活躍できる場所」を特定し、③OB/OG訪問で「解像度」を上げるという3つのステップを踏むことが、誰でも自分だけの答えを見つけるための最も効果的な方法です。

このセクションでは、内定者が実践している思考のプロセスを具体的に解説します。

STEP1: 自己分析で「価値観の源泉」を探る

すべての土台となるのが、あなた自身の「心が動く瞬間」、つまり価値観の源泉を深く理解することです。

これが曖昧なままでは、どれだけ綺麗な言葉を並べても「本当にそう思っている?」と見抜かれてしまいます。

まずは、過去の経験を振り返り、自分の「Will(やりたいこと)」を言語化しましょう。

具体的な方法として「モチベーショングラフ」の作成がおすすめです。

横軸に時間、縦軸にモチベーションの高さをとり、人生の出来事を書き出していくと、自分がどんな時に喜びや情熱を感じ、困難を乗り越えられたのか、その共通項が見えてきます。

「人の挑戦を支えることにやりがいを感じる」「未知の領域を切り拓くことにワクワクする」といった、あなただけの軸を発見することがこのステップのゴールです。

STEP2: 企業研究で「実現できる環境」を探す

STEP1で見つけた自分の価値観という「コンパス」を持って、次にその想いを実現できる企業(=環境)を探します。

ここで重要なのは、採用サイトの美辞麗句だけでなく、企業が「未来にどこへ向かおうとしているのか」という客観的な事実を掴むことです。

そのために必ず目を通すべきなのが、企業の「IR情報」、特に「中期経営計画」や「統合報告書」です。

ここには、企業が今後どの事業に投資し、どのような社会価値を創造しようとしているのかが具体的に書かれています。

例えば、あなたが「最新技術で人々の生活を豊かにしたい」という価値観を持つなら、ある企業の計画書にある「AI分野への重点投資」という一文が、あなたの想いとその企業を結びつける強力な根拠になります。

企業の未来と自分の未来を接続する作業が、このステップの核心です。

STEP3: OB/OG訪問で「解像度」を上げる

自己分析と企業研究で見えてきた「この企業で、こんなことが成し遂げられそうだ」という仮説。

その仮説に血肉を通わせ、圧倒的なリアリティと説得力を持たせるのがOB/OG訪問です。

Webサイトには書かれていない「現場のリアルなやりがい」や「事業が直面している課題」、そして「若手が挑戦できる具体的な環境」について、社員の方から直接聞くことで、あなたの「成し遂げたいこと」は一気に具体的になります。

例えば、以下のような質問を準備して臨みましょう。

「中期経営計画にある〇〇というビジョンについて、現場ではどのように捉えられていますか?」「〇〇様がこの仕事で最もやりがいを感じるのはどのような瞬間ですか?」そこで得た一次情報は、あなただけのオリジナルなストーリーとなり、他の就活生との大きな差別化につながるのです。

ESで「成し遂げたいこと」の回答を考える際のコツ

ESで「成し遂げたいこと」を問われた際、企業にあなたの意欲や能力を的確に伝えるためには、以下のポイントを意識することが重要です。

回答を考え、書き出す前にコツを把握しておくことで、好印象につながるES作成が可能になります。

自己分析を徹底する

まず、徹底的な自己分析を行い、自分自身の強み、弱み、価値観、興味関心を深く理解することが不可欠です。

過去の経験を振り返り、どのような時に喜びや達成感を感じたのか、どのような状況で困難に立ち向かったのかを分析することで、自身の核となる価値観やキャリアの方向性が見えてきます。

自己分析を通じて、自身の強みや弱みを客観的に把握し、どのような環境で力を発揮できるのかを明確にすることが重要です。

自己分析についてより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみて下さい!

理想の働き方から逆算する

次に、理想の働き方から逆算して目標を設定することも有効です。

将来、どのような仕事を通じて社会に貢献したいのか、どのようなキャリアを築きたいのかを具体的にイメージし、そこから逆算して今何をすべきかを考えます。

理想の働き方を明確にすることで、目標達成に必要なスキルや経験が見えてきます。

また、目標達成までの道のりを具体的にイメージすることで、現実的な計画を立てることができます。

企業と自分の接点を意識してみる

企業と自分の接点を意識することも重要です。

企業の理念や事業内容、求める人物像を深く理解し、自身の経験やスキルがどのように貢献できるのかを具体的に示します。

企業研究を通じて、企業の強みや今後の展望などを把握することで、自身の目標が企業の成長にどのように貢献できるのかを具体的に説明することができます。

企業が求める人物像と自分の強みを結びつけることで、企業に貢献できる人材であることをアピールできます。

現実的かつ具体的なイメージを持つ

最後に、現実的かつ具体的なイメージを持つことが重要です。

抽象的な目標ではなく、具体的な目標を設定し、目標達成までのプロセスを具体的に説明します。

目標達成のために必要なスキルや知識を具体的に示し、どのような行動を起こすのかを明確にすることで、企業の担当者にあなたの実行力をアピールできます。

また、目標達成後のビジョンを示すことで、企業はあなたの長期的なキャリアプランを理解し、将来性を評価します。

ES「成し遂げたいこと」のおすすめ構成

ESの「成し遂げたいこと」は、あなたの熱意や能力を企業に効果的に伝えるための重要な項目です。

採用担当者に響く回答を作成するために、以下の構成を参考に「成し遂げたいこと」を整理してみましょう。

結論

まず最初に、あなたが仕事を通じて成し遂げたいことを明確に記述しましょう。

結論を最初に述べることで、読み手はあなたの目指す方向性を理解しやすくなります。

「私は、貴社で〇〇の開発に携わり、顧客の生活をより豊かにしたいと考えています」のように、具体的な目標を簡潔に示すことが重要です。

背景や理由

次に、なぜその目標を達成したいのか、その背景や理由を具体的に説明しましょう。

過去の経験や価値観、将来のビジョンなどを交えながら、あなたの目標に対する強い思いを伝えます。

過去の経験から顧客の課題解決に強い関心を持ったこと、その経験を通して貴社の理念に共感したことなどを具体的に記述することで、あなたの目標への熱意が伝わります。

具体的な計画

目標を達成するためには、どのような計画で行動していくのかを具体的に示すことが重要です。

入社後、どのようなスキルを身につけて、どのような役割を担い、どのように目標に貢献していくのかを明確に説明することで、あなたの計画性や実行力をアピールできます。

入社後3年間で〇〇のスキルを習得し、〇〇のプロジェクトに参画することで、目標達成に貢献したいという具体的な計画を記述しましょう。

成し遂げた前後の変化

最後に、目標を達成することで、あなた自身や周囲にどのような変化が起こるのかを具体的に示しましょう。

目標達成によって、どのようなスキルや知識を身につけることができるのか、どのようなキャリアを築くことができるのか、社会にどのような影響を与えることができるのかを記述することで、あなたの将来像や目標達成への強い意志を示すことができます。

これらの要素を盛り込み、論理的な構成で「成し遂げたいこと」を記述することで、採用担当者にあなたの熱意や能力を効果的に伝えることができます。

「成し遂げたいこと」は聞かれた方によって回答が異なる

就活において、ESや面接でよく聞かれる質問の一つに「成し遂げたいこと」がありますが、この質問、実はどのように聞かれるかによって、適切な回答が異なることをご存知でしょうか?

同じ「成し遂げたいこと」を問われていても、企業側が求めている情報は、あなたの価値観や人生観、仕事観、そして企業への貢献意欲など、多岐にわたります。

大きく分けて以下の3つのパターンがあります。

「一生のうちに・人生において」成し遂げたいこと

これは、あなたの根源的な価値観や人生における最終目標を問う質問です。

仕事観はもちろんのこと、プライベートも含めた人生全体における大きな夢や目標を語りましょう。

「世界中を旅して様々な文化に触れ、人々の相互理解を深めるような活動がしたい」といった壮大な目標や、「家族との時間を大切にしながら、地域社会に貢献できるような存在になりたい」といった個人的な目標など、あなた自身の価値観を反映した回答が求められます。

「当社」で成し遂げたいこと

これは、企業への貢献意欲を問う質問です。

企業の理念や事業内容、将来展望を深く理解した上で、その企業で働くことでどのような目標を達成したいのか、具体的に説明しましょう。

「貴社の技術力を活かして、医療現場の課題を解決するような革新的な製品を開発し、人々の健康に貢献したい」といったように、企業の事業と関連付けた具体的な目標を提示することで、企業への強い興味関心と貢献意欲を効果的にアピールできます。

「働くうえで」成し遂げたいこと

これは、仕事に対する価値観やキャリアプランを問う質問です。

どのような仕事を通して社会に貢献したいのか、どのようなキャリアを築きたいのかを具体的に説明しましょう。

「チームで協力し、互いに刺激し合いながら、新しい価値を創造できるような仕事がしたい」といったように、あなたの仕事に対する価値観や、どのような働き方をしたいのかを明確に示すことが重要です。

ES「成し遂げたいこと」を回答するうえでの注意点

ここまで回答を考える上でのコツや文章構成を紹介してきましたが、それらを踏まえて実際に回答を作る際の注意点を紹介していきます。

あらかじめ注意点を把握しておくことで、ミスが減り、質の高いESを作成することができます。

自分のスキルや経験と関連させる

「成し遂げたいこと」は、あなたのスキルや経験と関連づけることで、より説得力のあるものになります。

過去の経験から得られたスキルや知識、強みを活かして、どのように目標を達成していくのかを具体的に説明しましょう。

学生時代に培ったリーダーシップ経験を活かして、チームをまとめながらプロジェクトを成功に導きたい、といったように、具体的な経験と結びつけることで、あなたの能力や経験が企業にとって有益であることをアピールできます。

結論ファーストの構成で書く

結論を最初に述べることで、読み手はあなたの目指す方向性を理解しやすくなります。

そのため、最初に「成し遂げたいこと」を明確に提示し、その後、具体的な内容や根拠を説明していく構成にしましょう。

「私は、貴社で〇〇の開発に携わり、顧客の生活をより豊かにしたいと考えています。

なぜなら、〇〇という経験を通して、〇〇の重要性を認識したからです。」のように、結論を最初に述べ、その後、具体的な経験や理由を説明することで、より分かりやすく説得力のある文章になります。

明確な目的を設定する

「社会貢献したい」「成長したい」といった抽象的な目標ではなく、具体的な目標を設定しましょう。

目標達成までのプロセスや、目標達成によって得られる成果を具体的に示すことで、あなたの熱意や能力が伝わります。

「3年以内に〇〇の資格を取得し、〇〇のプロジェクトリーダーとして、〇〇の開発に携わりたい。

そして、将来的には、〇〇の分野で世界をリードするような存在になりたい。」のように、具体的な目標を設定し、その目標を達成することで、どのような成果が得られるのか、どのような未来を描いているのかを明確に示すことで、あなたの将来像や目標達成への強い意志を伝えることができます。

【業界別】ES「成し遂げたいこと」の例文

ESの「成し遂げたいこと」は、業界や企業によって求められる人物像が異なるため、それぞれの業界の特徴を理解した上で回答を作成することが重要です。

ここでは、代表的な業界別に例文を紹介します。

金融業界

私は、貴社の地域密着型の営業体制と、顧客一人ひとりに寄り添った丁寧なコンサルティングという強みを活かし、地域経済の活性化に貢献したいと考えています。

大学で金融論を専攻し、地域金融機関の役割について研究する中で、金融の力で人々の生活や企業活動を支えることに魅力を感じ、貴社を志望しました。
入社後は、金融に関する専門知識を深め、お客様のニーズを的確に捉えるコミュニケーション能力を磨くことで、地域の中小企業の成長をサポートし、ひいては地域経済の発展に貢献したいと考えています。
具体的には、企業の事業計画策定や資金調達を支援することで、新規事業の創出や雇用拡大を促進し、地域社会の活性化に貢献したいです。

メーカー

私は、貴社の長年培ってきた材料技術と、顧客の声を大切にする開発姿勢を活かし、人々の生活を豊かにする革新的な家電製品を開発したいと考えています。

幼い頃から家電製品に興味があり、大学では機械工学を専攻し、家電製品の設計・開発について研究してきました。
その中で、人々の生活を便利で快適にする製品を生み出すことにやりがいを感じ、貴社を志望しました。
入社後は、材料技術に関する専門知識を深め、顧客ニーズを的確に捉えるマーケティング能力を磨くことで、人々の生活をより豊かにする製品を開発したいと考えています。
具体的には、省エネルギー性に優れた家電製品を開発することで、環境問題の解決に貢献しながら、人々の暮らしをより快適にしたいと考えています。

IT業界

私は、貴社の最先端のAI技術と、グローバルな事業展開を活かし、社会の課題を解決する革新的なサービスを創出したいと考えています。

大学で情報科学を専攻し、AI技術の可能性について研究する中で、ITの力で社会を変革することに魅力を感じ、貴社を志望しました。
入社後は、AI技術に関する専門知識を深め、グローバルな視点で物事を考える能力を磨くことで、世界中の人々の課題を解決するサービスを開発したいと考えています。
具体的には、AI技術を活用した教育プラットフォームを開発することで、教育格差を解消し、すべての人が質の高い教育を受けられる社会の実現に貢献したいと考えています。

食品業界

私は、貴社の安全・安心を第一とする商品開発と、食文化への深い理解を活かし、人々の健康と笑顔に貢献できるような食品を開発したいと考えています。

幼い頃から食に興味があり、大学では食品科学を専攻し、食品の栄養価や安全性について研究してきました。
その中で、食の力で人々の健康を支えることにやりがいを感じ、貴社を志望しました。
入社後は、食品に関する専門知識を深め、消費者のニーズを捉えるマーケティング能力を磨くことで、安全でおいしいだけでなく、健康にも配慮した食品を開発したいと考えています。
具体的には、健康志向の高まりに対応した機能性食品を開発することで、人々の健康寿命の延伸に貢献したいと考えています。

マスコミ

私は、貴社の持つ幅広いメディアと、社会への影響力を活かし、真実を伝え、人々に希望を与えるような情報を発信したいと考えています。

学生時代からジャーナリズムに興味があり、大学ではメディア論を専攻し、情報の伝達方法や影響力について研究してきました。
その中で、メディアの力で社会をより良くできると信じ、貴社を志望しました。
入社後は、取材力や文章力を磨き、多様な視点から物事を捉える能力を養うことで、人々の心を動かすような報道をしたいと考えています。
具体的には、社会問題の真相を深く掘り下げ、分かりやすく伝えることで、社会の意識改革を促し、より良い未来を創造することに貢献したいと考えています。

商社

私は、貴社のグローバルなネットワークと、多様な商品・サービスを扱う強みを活かし、世界中の人々の生活を豊かにするビジネスを展開したいと考えています。

学生時代から国際関係に興味があり、大学では国際経済学を専攻し、グローバルビジネスについて研究してきました。
その中で、異なる文化や価値観を持つ人々を繋ぎ、新たな価値を創造することに魅力を感じ、貴社を志望しました。
入社後は、語学力や交渉力を磨き、異文化理解を深めることで、世界を舞台に活躍できる人材になりたいと考えています。
具体的には、発展途上国の経済発展を支援するようなビジネスを展開することで、世界全体の繁栄に貢献したいと考えています。

サービス・インフラ業界

私が成し遂げたいことは、「テクノロジーを活用し、地域の『当たり前』の生活を次世代に繋ぐこと」です。
大学時代、地方活性化の研究で過疎地域のインフラ維持の厳しさを知りました。
特に、高齢者の移動手段やエネルギーの安定供給が、地域の存続に直結することを痛感しました。
貴社は、生活インフラを支える使命感と、DXやGXへの積極的な投資を両立されています。
私は、データ分析やAI技術を駆使し、需要予測の精度向上や設備の最適運用に貢献したいです。
人々の生活基盤を守るという「当たり前」の裏側を、技術力で支え、持続可能な地域社会の実現に尽力します。

コンサルティング業界

私が成し遂げたいことは、「日本企業の『技術力』と『経営課題』を繋ぎ、グローバル市場で再び輝かせること」です。
私はメーカーでの長期インターンを通じ、現場には素晴らしい技術シーズがあるにも関わらず、それが事業戦略と結びつかず、収益化に苦しんでいる現状を目の当たりにしました。
貴社は、製造業のDX支援や新規事業創出に圧倒的な実績を持ち、戦略から実行まで伴走するスタイルを貫いています。
まずは徹底的にクライアントの現場に入り込み、課題の本質を見抜く力を養います。
そして将来的には、日本の技術力が世界で正当に評価され、ビジネスとして成功するための「触媒」のような存在として貢献したいです。

物流業界

私が成し遂げたいことは、「持続可能な物流システムを構築し、社会の『血流』を止めないこと」です。
コロナ禍において、ECサイトの需要が急増する一方で、物流の現場が疲弊していく様子を報道で知り、社会インフラとしての物流の重要性と脆弱性を強く認識しました。
貴社は、業界に先駆けて自動倉庫やAIによる配送最適化を導入し、いわゆる「2024年問題」にも正面から向き合っています。
私は、サプライチェーン全体のデータを可視化・分析することで、非効率な業務プロセスを洗い出し、コスト削減と労働環境改善を両立させる提案を行いたいです。
物流を単に「運ぶ」機能から、「最適化する」機能へと進化させる一翼を担います。

​​小売業界

私が成し遂げたいことは、「データとリアルの融合により、『買う』以上の付加価値(体験)を提供し続けること」です。
ドラッグストアでのアルバイト経験から、お客様は単に商品が欲しいだけでなく、自分の悩みに寄り添った提案や、新しい発見を求めていることを学びました。
貴社は、独自のアプリやECサイトと実店舗の連携を強みとし、顧客データを活用した「個」に合わせた体験提供に注力されています。
私は、購買データや行動履歴を分析し、お客様自身も気づいていない潜在的ニーズを先回りして満たすような店舗企画やサービス開発に挑戦したいです。
デジタルとアナログの強みを融合させ、地域のお客様にとって「なくてはならない場所」を創り上げます。

人材業界

私が成し遂げたいことは、「誰もが『働くこと』を通じて自己実現できる社会を、人と組織の両面から支援すること」です。
大学のキャリア支援室で、多くの友人が「何をしたいか分からない」と悩む姿を見てきました。
一方で、企業側も自社に合う人材の採用に苦しんでおり、双方のミスマッチは大きな社会的損失だと感じました。
貴社は、画一的なマッチングに留まらず、入社後の定着・活躍支援や組織開発コンサルティングまで一気通貫で手掛けています。
私は、個人のキャリア観に深く寄り添うと同時に、企業が持つ真の魅力を引き出し、伝えるプロフェッショナルになりたいです。
人と組織が共に成長できる「最適な出会い」を創出し続けます。

不動産業界

私が成し遂げたいことは、「その街に住む人々の『誇り』となるような、持続可能な街づくりを実現すること」です。
私は生まれ育った街が再開発によって活気を取り戻し、住民が「自分たちの街が好きだ」と語るようになった姿に感動しました。
建物を作るだけでなく、そこに集う人々の営みや文化を育む力が不動産開発にはあると確信しています。
貴社は、商業施設やオフィス、住居を複合的に開発するだけでなく、地域コミュニティの醸成や環境配慮にも注力されています。
私は、単なる経済合理性だけでなく、その土地の歴史や文化を尊重し、100年先も愛され続けるような「仕掛け」を盛り込んだ街づくりに、企画段階から携わりたいです。

医療・福祉業界

私が成し遂げたいことは、「データとテクノロジーを駆使し、『最期まで自分らしく生きる』ことを支える社会基盤を構築すること」です。
祖母の介護を通じて、福祉サービスの必要性を実感すると同時に、現場の方々の負担の大きさや制度の複雑さに課題を感じました。
特に、必要な情報やサービスが、それを必要とする人に届いていない現状を目の当たりにしました。
貴社は、医療・介護現場のDX化や、地域包括ケアシステムの構築支援に強みを持っています。
私は、介護記録のデータ化やICT機器の導入支援を通じて、現場の業務効率化に貢献したいです。
それにより、スタッフの方々が本来の「人に寄り添う」業務に集中できる環境を整え、誰もが安心して老後を迎えられる社会を実現します。

教育業界

私が成し遂げたいことは、「生まれた環境に関わらず、全ての子どもが自分の可能性を信じ、挑戦できる教育環境を創ること」です。
私は教育実習で、家庭環境や地域の教育リソースの差が、生徒の学習意欲や選択肢の幅に直結している現実に直面し、強い問題意識を持ちました。
貴社は、EdTechを駆使したアダプティブ・ラーニング(個別最適化学習)教材を開発し、安価で質の高い教育を全国に届けています。
私は、教材開発の知見を活かし、学校や自治体と連携して、経済的な理由や地理的な制約で学習機会を逃している子どもたちへ、貴社のサービスを届ける役割を担いたいです。
教育の力で「格差の連鎖」を断ち切ることに貢献します。

官公庁・公務員

私が成し遂げたいことは、「制度と現場の『架け橋』となり、真に支援を必要とする人に適切なサポートが届く仕組みを作ること」です。
大学のボランティア活動で、行政の支援制度を利用できずに困窮している方々と接する機会がありました。
素晴らしい制度があっても、「知られていない」「手続きが複雑」という理由で活用されていない現状にもどかしさを感じました。
全体の奉仕者として、公平性を担保しながら多様なニーズに応える公務員の仕事に魅力を感じています。
私は、住民の方々の声を直接聞き、現状を正確に把握することを第一とします。
そして、既存の制度を分かりやすく「翻訳」して伝える広報活動や、DXによる申請プロセスの簡素化を推進し、誰一人取り残されない社会の実現に貢献したいです。

その回答、大丈夫?評価を下げてしまうNG回答例と4つの注意点

どれだけ時間をかけて「成し遂げたいこと」を考えても、伝え方一つで評価は大きく下がってしまいます。

実は、多くの就活生が良かれと思って話した内容が、面接官には「自分本位」「企業理解が浅い」と捉えられてしまう危険な落とし穴があるのです。

例えば、あまりに壮大すぎる目標や、企業の事業内容とズレた夢を語ってしまうケースが典型例です。

このセクションでは、具体的なNG回答例を挙げながら、なぜそれが評価されないのかという理由を徹底解説します。

自分の回答に潜むリスクを事前に把握し、減点を防ぐためのチェックリストとして活用してください。

NG例1: 「成長したい」が目的になっている自分本位型

【NG例文】
「貴社の充実した研修制度や若手から挑戦できる環境で、一日でも早くスキルを身につけ、市場価値の高い人材へと成長したいです。」
【なぜNGか?】
「成長したい」という向上心は素晴らしいですが、それがゴールになってしまっている典型的な例です。企業は学校ではなく、あくまで利益を追求する組織。会社のリソースを使って「成長させてもらう」という姿勢は、貢献意欲が低いと判断されかねません。面接官は「成長した結果、自社にどう貢献してくれるのか?」を知りたいのです。この回答では、ベクトルが自分にしか向いていないため、企業側があなたを採用するメリットが全く伝わりません。特に「市場価値」という言葉は、「スキルを身につけたら転職するのでは?」という懸念を抱かせる可能性もあるため注意が必要です。

NG例2: 「社会貢献」を語るだけの"ふわっと"理想型

【NG例文】
「私は昔から社会の役に立つ仕事がしたいと考えておりました。人々の生活に密着した製品を扱う貴社で、多くの人を笑顔にすることで社会に貢献したいです。」
【なぜNGか?】
聞こえは良いものの、具体性がなく「誰に、何を、どうやって」貢献したいのかが全く見えません。「社会貢献」や「人を笑顔に」といった言葉は非常に漠然としており、どの企業にも当てはまってしまいます。これでは、あなたの個性や企業への熱意が伝わらず、「企業研究が浅い」「思考が深まっていない」という印象を与えてしまいます。面接官は、あなたが自社の事業内容を深く理解した上で、どのような形で貢献してくれるのか、その具体的なビジョンを知りたいと考えています。この回答では、「なぜうちの会社でなければならないのか?」という問いに答えることができません。

NG例3: 企業の方向性とズレている"なぜウチ?"型

【NG例文】
(国内事業に注力し、海外展開を縮小している企業に対して) 「私は学生時代に培った語学力を活かし、グローバルに活躍したいです。貴社の優れた製品を、まだ誰も開拓していない海外の新規市場に広めていきたいです。」
【なぜNGか?】
あなたのやりたいこと自体は立派でも、それが企業の事業戦略と合っていなければ意味がありません。この場合、面接官は「それなら海外展開に強い他社へ行くべきでは?」と感じ、志望度を疑わざるを得ません。これは企業研究不足が露呈してしまう最も典型的な失敗パターンです。企業のIR情報や中期経営計画を読み込まず、採用サイトのイメージだけで志望動機を組み立ててしまうと、こうした致命的なミスマッチが起こります。自分のやりたいことと、企業が目指す未来の方向性が一致していることを示すのが大前提です。

NG例4: 実現性が低すぎる"夢物語"型

【NG例文】
「入社後はすぐに新規事業の立ち上げに携わりたいです。そして5年後には役員になり、最終的には貴社のリソースを使って世界から貧困をなくしたいです。」
【なぜNGか?】
熱意や志の高さは伝わるかもしれませんが、ビジネスのプロセスやキャリアステップへの理解が浅いと判断されてしまいます。企業は、地に足のついた現実的な目標を立て、一つひとつの業務を着実に遂行しながらステップアップできる人材を求めています。あまりに壮大で非現実的な目標は、「計画性がない」「思いつきで話している」というネガティブな印象を与えかねません。長期的な夢を持つことは素晴らしいですが、そこに至るまでの現実的な道のり(マイルストーン)を示せなければ、ただの夢物語で終わってしまいます。

【聞かれ方別】回答の“軸”を使い分けるコツ

「成し遂げたいこと」は、企業の意図が質問の「主語」に隠されています。

「人生で」と聞かれたら、あなたの根本的な価値観やビジョンが知りたいというサインです。

「当社で」なら、事業理解と具体的な貢献意欲が問われます。

「働くうえで」は、あなたの仕事観やキャリアに対する姿勢を見ています。

質問の意図を正確に読み取り、回答の「軸」を意識的に使い分けることで、ミスマッチを防ぎ、志望度の高さを的確にアピールできます。

「一生のうちに・人生において」成し遂げたいこと(→価値観・ビジョン重視)

「人生で」という壮大な問いは、あなたの「最終的なビジョン」や「価値観の源泉」を問う質問です。

企業は、あなたの「人生の軸」が、自社の企業理念やパーパス(存在意義)と大きくズレていないか、共鳴する部分があるかを見ています。

この場合、必ずしも「その企業でしか実現できないこと」にこだわる必要はありません。

自己分析で見つけた「自分はなぜ働くのか」「社会にどう影響を与えたいか」という根源的な信念や問題意識を正直に伝え、あなたの「人となり」や「志」の大きさをアピールする場だと捉えましょう。

「当社で」成し遂げたいこと(→企業への貢献・事業理解重視)

「当社で」と限定された場合、最も重要なのは「なぜ他社ではなく、ウチなのか」を明確にすることです。

これは「志望動機」に非常に近い質問であり、徹底した企業研究が不可欠です。

企業の事業内容、強み、今後の戦略を深く理解したうえで、「貴社のこのリソース(事業・技術・風土)を活用しなければ、私の目標は達成できない」という論理を構築する必要があります。

自分のやりたいことと、企業が向かう方向性を具体的に結びつけ、入社後に活躍・貢献できるイメージを明確に示しましょう。

「働くうえで」成し遂げたいこと(→仕事への姿勢・キャリア観重視)

「働くうえで」という質問は、あなたの「仕事観」や「プロフェッショナルとしてのスタンス」を問うものです。

特定の業務内容というよりは、「仕事を通じてどう成長したいか」「どのような姿勢で組織に貢献したいか」といったキャリア観が焦点となります。

「常に挑戦し続ける」「周囲と協力して大きな成果を出す」「専門性を追求し続ける」といった、あなたの行動指針や大切にしたい価値観を述べると良いでしょう。

どの企業や部署に配属されても共通して発揮できる、あなたの「働く軸」を示すことが求められています。

【ES 成し遂げたいこと】まとめ

まとめとしてESで「成し遂げたいこと」を回答する際に意識するべき、3つのポイントをおさらいしておきましょう。

企業理念や事業内容との関連性: 企業の理念や事業内容を理解し、自分の目標がどのように貢献できるのかを具体的に説明しましょう。

具体的な目標設定: 抽象的な目標ではなく、具体的な目標を設定し、目標達成までのプロセスや成果を明確に記述しましょう。

自身の強みや経験との関連性: 自分のスキルや経験と目標を関連づけることで、目標達成への実現可能性を高めましょう。

これらのポイントを踏まえ、熱意と具体性のある「成し遂げたいこと」を作成し、採用担当者の心に響くESを作成しましょう。

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