はじめに
就職活動を本格的に行う前段階として、インターンシップに参加する方も多くいます。
インターンシップとは実際に企業で業務を行うことで、その企業の良さを知れる仕組みです。
企業と人材のミスマッチは双方にとって大きなデメリットになるため、できるだけミスマッチのリスクは下げる必要があります。
そこでインターンシップを活用することで双方にとってメリットになるのです。
企業としては良い人材の囲い込みにつながり、参加者にとっては良い企業の見極めにつながります。
実際に働いているのに給料がもらえないインターンシップに対して否定的に感じてしまうかもしれませんが、将来の大きなメリットにつながる可能性もあるため積極的に参加しましょう。
【IT業界で長期インターン】長期インターンとは
インターンシップは通常数日から1週間程度の期間で実施されます。
そうすることで企業側からすると、より多くの人材を招くことができ、優秀な人材の囲い込みがしやすくなるのです。
しかし、人材側からしてみれば、たった数日では企業の内情を理解することが難しく、ミスマッチの原因にもなりかねません。
そのため、インターンシップはある程度日数をかけてくれる企業のほうが経験を積みやすいと言えます。
応募の段階でインターンシップが何日間実施されるのかを把握できるため、期間の短い企業よりは長期間実施される企業を選ぶのがおすすめです。
くわしくは、「長期インターンとは」の記事を参考にしてください。
長期インターンのメリットやデメリットを確認できます。
【IT業界で長期インターン】IT業界とは
最近の就活業界ではIT企業の人気が高まっています。
一昔前のイメージとは異なり、場所を選ばないワークスタイルなどが受け入れられつつあるのです。
しかし、一口にIT業界と言っても、どの分野を担当しているのかによって、いくつかの種類に分けられます。
インターネット系・ソフトウェア系・情報処理サービス系など、自分がどの分野でスキルを伸ばしたいのかによっても、応募する企業は変わってきます。
自分の認識と現実が異なっていることも珍しくないため、インターンシップを活用し自分の目で確かめましょう。
インターネット
インターネット系のIT企業は、インターネット関連の事業を包括的に手掛けています。
Webサイトをはじめとしたインターネット関連の事業は、今後も継続的な需要が見込まれる一方、供給はまだまだ追いついていない業界であると言えるため、将来的な成長も見込まれています。
Webサイトを例にあげてみると、単なるITの知識だけでは対応することができません。
そのサイトを見た人がどのように感じるのか、クライアントの意図しているアピールポイントはどこなのかを的確に表現する必要があります。
そのため色彩感覚はもちろんのこと、人とのコミュニケーション能力も求められます。
IT企業全体のイメージとしてはパソコンに向かい合うイメージもあるかもしれませんが、インターネット関連の仕事をするうえではコミュニケーション能力も大きく求められるのです。
ソフトウェア
ソフトウェア系のIT企業は、ソフトウェア開発をメインに事業を展開しています。
一般的にソフトウェアは法人向けのものになるため、B to Bの企業形態となります。
そのため消費者に広く知れ渡っている企業はそれほど多くないため、インターンシップの開催先を探すのに手間取ってしまう可能性もあります。
ただ言い換えれば、現在認知されていない企業の中にも優良企業は存在するため、積極的にアプローチすることもおすすめです。
ソフトウェア開発はゼロから作成することもあれば、現在のソフトウェアを改良していく場合もあります。
どちらにせよ、実態がないものの作成になるため、骨の折れる業務です。
1つのことに集中して取り組みたい方におすすめの業界であると言えるでしょう。
情報処理サービス
情報処理系のIT企業は、情報システムの設計・開発、システム構築を中心に事業を展開しています。
ソフトウェア系IT企業と同様に、一般的には法人向けのサービスになるため、消費者に広く知れ渡る業界ではありません。
しかし、作成したシステム等は企業の目に見えない資産として蓄積され、将来にわたって継続的な収入につながります。
そのため、波に乗ってしまえば安定した事業展開を見込むことが可能です。
IT業界はトレンドの移り変わりが激しいだけでなく、日々変化している業界でもあるため、それに対応する企業も出入りが激しいと言えます。
そのようなIT業界であっても、継続的な雇用を見込める情報処理サービスは、将来にも期待できる事業の1つです。
【IT業界で長期インターン】IT業界で募集されている職種
一口にIT業界と言ってもその職種はさまざまです。
実際に作業をする社員もいれば、裏方のような仕事をする社員もいます。
さらにどのような企業にも総務系の仕事は必ず存在するため、そのような職種を希望するのであれば、IT業界にこだわる必要はないでしょう。
今回はIT業界に特化した職種であるマーケティング・エンジニア・Webライターやほかの企業にも共通している営業・事務それぞれについて解説していきます。
自分自身がどこを目指すかの参考にしてください。
マーケティング
マーケティングとは、継続的に商品が売れる仕組みを作ることや考えることです。
市場調査やターゲット分析をし、商品のコンセプトや企画を考え、あらゆる方向から「売れる企画」を考えて関連部門を引っ張っていくことなどが仕事内容となります。
商品は品物の場合もあればサービスの場合もあり、ターゲットも男性なのか女性なのか、若年層なのか高齢層なのかによってもアプローチ方法は大きく異なります。
マーケティングの良し悪しがプロジェクトの結果を左右すると言っても過言ではなく、それだけ大きな責任を請け負うことになるのです。
しかし、その分だけやりがいはあり、自分の携わったマーケティングが結果につながることで大きな達成感を得られるでしょう。
エンジニア
エンジニアのインターンシップでは、プログラミング言語を活用して、サービスの計画・設計・実装までの開発を、どのように進めていくかを体感できます。
また、現場エンジニアとチームで開発に携わることで、実務でのプログラミングテクニックやチームワークを経験できます。
エンジニアの仕事は一見地味に感じるかもしれませんが、高い知識や豊富な経験は将来の業務にも必ずつながるでしょう。
仮に転職をしたとしても、プログラミング技術は蓄積されているため、即戦力として働き始められるでしょう。
せっかくIT業界で働くのであれば、プログラミング技術を培うことは非常におすすめです。
今後も大きな需要が見込まれるプログラミングスキルを高め、将来につなげましょう。
Webライター
ライターとは、出版社・広告代理店・Webメディア運営会社などから依頼を受けて、雑誌やWebサイトといった媒体に掲載される記事を執筆する仕事です。
ライターと聞くと、単に文章を作成するだけのように感じてしまいますが、それほど単純な仕事内容ではありません。
経済効果をもたらせる文章を作成するためにも、文章力以外にマーケティングや企画・デザイン・Webなど幅広い知識が求められるのです。
日々の生活から培った経験だけでなく、多岐にわたる分野の知識も必要になります。
魅力が伝わりやすい文章を作るためには言葉選びなども大切ですが、それらはターゲット層によってさまざまであるため、ターゲットに適した文章を作成する能力も求められます。
営業
営業の仕事は、お客様に自社の商品やサービスなどの購入をうながし、契約をいただくというものです。
単に品物やサービスを売る「販売」の仕事ではなく、購入意思のあるお客様に寄り添い、より良い意思決定をサポートするような仕事となります。
また、購入の意向を示していない潜在顧客に対してもアプローチすることで、潜在意識を呼び起こし、購入へとうながします。
営業職はどのような会社にも存在し、自社商品を第一線で取り扱う仕事であるため、誰よりもくわしくならなくてはなりません。
さらに、直接顧客とやり取りをするため、高いコミュニケーション能力も求められます。
ノルマが課せられる企業もありますが、インセンティブを設けている企業もあるため、成果を報酬として認めてもらえることがポイントです。
事務
事務職は、書類の作成や処理・ファイリングや整理・データ入力・電話応対・来客応対などの業務全般を行います。
小さなことでもコツコツ継続してできる人、人をサポートすることが好きな人、機転が利く人などに向いている職業と言えます。
自らが前に出て仕事をしたい人にとっては窮屈に感じるかもしれませんが、逆にあまり目立ちたくない人にとってはおすすめの職業です。
ただ、事務作業は正確さと共にスピードも求められるため、テキパキとこなす能力が必要となります。
小さなミスも大きなトラブルに発展してしまうおそれがあるため、几帳面の人の方が向いている傾向にあります。
普段の生活からきっちりとしており、作業を正確に素早くこなせる人へおすすめの職種です。
まとめ
就職は一度してしまうと簡単に転職することは困難になります。
そのため、できる限り企業と人材のミスマッチは避けなくてはなりません。
ミスマッチのリスクを軽減するためには事前情報の入手が必須であり、それにはインターンシップの活用が有効的です。
ただ、インターンシップが実施されている企業を一つひとつ探すのでは、効率的に好ましくありません。
そこで就活市場インターンの活用がおすすめです。
個人の力では探すことが困難な企業であっても一覧で確認できるため、さまざまな企業にアプローチできます。
インターンシップは就職活動を行ううえで必ず良い経験になるため、積極的に参加することをおすすめします。
インターンシップで培った経験をもとに、より良い企業選びをしてください。
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