【例文5選】就活の軸を子どもにする際の答え方は?おすすめの構成やポイントを解説

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・子どもと関わる具体的な仕事
・就活の軸を子どもにする際の決め方
・子どもを就活の軸にする際の注意点

この記事をおすすめしたい人

・子どもと関わる仕事をしたい人
・就活の軸が定まらない人
・就活の軸を聞かれた時の対策をしたい人

目次目次を全て表示する

はじめに

就活の軸とは企業選びにおいて譲れないポイントを指しますが、それを「子どもと関わること」にしている方も多いことでしょう。

しかし「子どもと関わることを就活の軸にしても良いのか」「その場合、どのような企業が向いているのか」などが明確になっていない方も多いはずです。

そこで今回は就活の軸の定義について紹介しつつ、子どもと関わることを就活の軸にした場合、どのように答えれば良い印象を与えられるのかについても詳しく紹介します。

子どもに関わることを就活の軸にしても大丈夫?

結論として、子どもと関わることを就活の軸にすることは全く問題ありません。

確かに「子どもが好きだから」と述べるだけでは、やや曖昧な印象を与えてしまう可能性がありますが、明確かつ納得できる根拠を示せれば面接で聞かれても印象は良いでしょう。

しかし、子どもとの関わり方には業界や業種によって様々な形があるため、自分が働く上で子どもにどのように影響を与えたいか、どのような思いを持っているかを適切に伝えることを心がけると、より印象が良くなります。

就活の軸とは

就活の軸は簡単に言うならば「就職活動を進める上で絶対に譲れない条件や価値観」のことを指します。

福利厚生や休みの多さ、給料、やりがい、業務内容など様々あり、2個か3個設けておくと多すぎず少なすぎず、バランスが良いでしょう。

また、就活の軸には自分に関するものと就職先に関するものの2種類があります。

それぞれどのようなものなのかを分けて紹介するため、可能であれば、それぞれ最低1つずつは設定しておいてください。

①自分に関する就活の軸

自分に関する軸を明確にすることは職業選択によって後悔しないために非常に大切です。

「自分に関する就活の軸」とは自分が将来的にどのような人物になりたいのか、どのようなスキルを身につけてどのような価値を生み出していきたいかといった将来像に基づいた基準のことを指します。

子どもに関わる仕事を志望する人であれば「信頼される存在になりたい」「子どもの成長に寄り添える人になりたい」といった思いが該当します。

その思いを職場選びに落とし込めると、就職活動全体の方向性がブレにくくなるでしょう。

将来像が不明確なまま企業選びをしてしまうと入社後にミスマッチを感じやすくなるため、まず自己理解を深め、何を実現したいのか言語化することが大切です。

②企業や園に求める就活の軸

企業や園に求める就活の軸は、自分がどのような環境で働きたいかを明らかにする基準です。

働く場所や制度、風土、方針など自分が働きやすいと感じる条件を整理することで、志望する組織や企業に合っているかを判断しやすくなります。

子どもに関わる職場を志望するならば「保育士の意見が尊重される運営体制があるか」「子ども中心の保育を行っているか」など、理念が自分の価値観と一致しているかが大きな判断材料となります。

また、福利厚生や労働時間の管理、研修制度の充実度なども重要な検討ポイントです。

こうした軸を持っておくことで、表面的な条件だけでなく、その企業や園で自分が長く働けるかどうかを判断しやすくなります。

選考で就活の軸を聞かれる理由

就活において、企業の採用担当者があなたの就活の軸を聞いてくる可能性は比較的高いです。

しかし、企業はどのような意図を持って就活の軸について聞いてくるのでしょうか。

もちろん企業や担当者によってある程度意図は異なることがありますが、以下の2点を見られている可能性は非常に高いため、ぜひ確認しておいてください。

応募者の価値観や適性を把握するため

企業が就活の軸を質問する理由の1つとして、応募者の価値観や適性を見極めることが挙げられます。

どれほど優れた能力を持っていても、企業の理念や方針、働き方と合わない価値観を持っていれば、入社後にミスマッチが生じやすいからです。

就活の軸には応募者がどのような環境を望み、どのような働き方や人間関係を大切にしたいのかといった価値観が現れるため、それをもとに自社との親和性を確認するのです。

また、長く安定して働くには仕事内容だけでなく、考え方や環境が合っているかが大きく影響します。

採用する側としては入社後に早期離職をされてしまっては困るため、就活の軸を通して長く活躍してもらえるかどうかを見極めようとしています。

志望度の高さを確認するため

就活の軸を質問されるもう1つの理由として、応募者がその企業に対してどれだけ強い希望や志望度を持っているかを確認することが挙げられます。

志望度が高い学生は自分の軸と企業の方針や風土がどう関係しているかをしっかり考えている傾向にあり、面接でもその点について説得力を持って話すことが多いです。

企業側も長く働いてくれる人材を求めているため「この人はなぜ自社を選んだのか」「数ある選択肢の中でなぜ自社に興味を持ったのか」といった問いに対して、軸をもとに一貫した答えが返ってくることを期待しています。

就活の軸と志望先の特徴に明確なつながりがあると、入社後もモチベーション高く業務に取り組めると判断しやすいでしょう。

就活の軸を決めておくメリット

就活の軸はぜひ就活を進める上で早い段階で定めておいて欲しいものと言えます。

なぜならば、以下の3つのメリットが得られるからです。

志望動機や自己PRと異なり、100%面接で聞かれるものではないため「面倒だし、後回しにしよう」と思うかもしれませんが、就活をスムーズに進めるうえではぜひ早めに定めておいて欲しいものです。

応募する企業や園を選ぶ際の基準になる

就活を進める中で多くの学生が直面するのが「何を基準に応募先を選べば良いのかわからない」という悩みです。

世の中には無数の企業や園が存在し、それぞれが異なる理念や制度、働き方を掲げています。

その中から自分に合う志望先を見つけるためには軸となる判断基準が必要です。

就活の軸を明確にしておけば「自分はどのような環境で働きたいのか」「どのような価値観に共感できるのか」が整理されるため、選択の基準が明確になるでしょう。

その結果、闇雲に説明会に参加したり、条件だけで比較したりするのではなく、自分の考えに沿った志望先を絞り込みやすくなります。

情報過多の現代において、自分に本当に合っている企業や園を効率的に選べるようになるでしょう。

面接対策になる

就活の軸をあらかじめ決めておくことは面接対策の面でも大きな効果を発揮します。

選考では志望動機や将来のビジョンなど、個人の価値観や判断基準に関する質問が多く投げかけられますし「就活の軸は何ですか?」とストレートに聞かれることも多いです。

その際、自分の軸をもとに一貫して回答ができれば説得力が増し、面接官に良い印象を与えられます。

また、想定外の質問が出た場合でも、就活の軸がしっかりしていれば、回答の軸がぶれることなく自分らしい答えに導けます。

内容に整合性がある受け答えはただ暗記して臨んでいるわけではなく「自分の考えがしっかりあること」を示す材料になるでしょう。

さらに、企業や園ごとに志望理由を作る際も、自分の軸とどのように共通点があるのかを見つけやすくなるため、内容の深い志望動機を作れます。

入社後のミスマッチを防げる

就活の軸を明確にしておくことは入社後のミスマッチを防ぐ上でも重要な意味を持ちます。

就活中は「有名企業だから」「待遇が良さそうだから」といった表面的な理由だけで志望先を選んでしまいがちですが、働き方や社風と自分の雰囲気が合わず、入社後に違和感を抱くケースも少なくありません。

「自分が働く上で何を大切にしたいのか」「どのような環境で成長したいのか」といった軸を持っていれば、選考段階からそうした条件に合うかを見極めながら判断できます。

その結果、自分に合った職場を選べる可能性が高まり、納得感を持って働けるでしょう。

子どもと関わる業界・業種

就活の軸を「子どもと関わること」と定めている人は当然子どもと関われる業界や業種で働きたいと考えていることでしょう。

そこで代表的な子どもと関わる機会が多い業界や業種について詳しく紹介します。

子どもと関わる業界・業種には様々な形態があります。

直接的に子どもの成長をサポートする仕事と間接的に子どもに影響を与えるサービスや製品を提供する仕事を両方紹介します。

ぜひ「自分が本当にやりたいこと」を探してみてください。

保育園・幼稚園(保育士・幼稚園教諭)

保育園や幼稚園で働く保育士や幼稚園教諭は子どもの成長を日々支える専門職です。

保育園では基本的な生活習慣の定着をサポートしながら、子どもの安心感や自立心を育む関わりが求められます

食事や排泄、被服といった日常生活の援助を行いつつ、一人ひとりの発達に合わせた保育を展開することが大切です。

幼稚園ではより教育的な要素が強く、言語や数、音楽活動を通じて子どもたちの知的好奇心や社会性を育む指導が中心となります。

どちらの現場においても、年齢や性格に応じた丁寧な関わりが求められ、保護者との連絡も欠かせません。

子どもの成長を側で見守れるため、やりがいを感じやすい仕事です。

小学校教諭・教員

小学校の教員は児童の学びだけでなく、生活全体を支える存在として非常に幅広い役割を担います。

中学や高校の教員と異なり担任制が基本であるため、1つのクラスの子どもたちと長期間にわたって関係を築いていくことになります。

国語や算数などの授業に加えて、給食、掃除、休み時間の過ごし方など、子どもたちの1日を通して関わる場面が多く、学力面だけでなく人間性の形成にも深く関われるのが特徴です。

個性豊かな児童一人ひとりと向き合い、それぞれの成長に寄り添う姿勢が求められます。

子どもが成長していく様子を間近で見れるため、責任は大きいものの、その分やりがいがある職種です。

学習塾・習い事教室

学習塾や習い事教室は子どもの教育に関わる場として学校とは異なる形で指導が行われます。

学習塾では主に教科学習を通じて学力向上を図ることを目的としており、生徒一人ひとりの理解度や目標に応じた授業を展開します。

個別指導や少人数制の授業も多く、子どもとの距離が近い点が特徴です。

また、水泳、ピアノ、英会話などの習い事教室では子どもの得意分野や興味を伸ばすことを重視しており、楽しさと成長の両立が求められる環境です。

専門知識や技術だけでなく、子どもに寄り添う姿勢や励ましながら導く力が求められます。

学校とは異なるアプローチで成長を支える役割を担うため、子どもたちの「できた」を直接引き出せる喜びがあります。

児童書を扱う出版社

児童書を手掛ける出版社では子どもに直接関わるわけではないものの、言葉や物語を通じて子どもの想像力や感受性に働きかける、重要な仕事です。

編集者は企画から原稿の構成、作家やイラストレーターとのやり取りなど、出版物が完成する工程に関わります。

児童書はただ読む楽しさを提供するだけでなく、読解力や価値観、人間関係、感情表現の発達など、多くの面で子どもの成長を支える教材ともなり得ます。

そのため、内容の選定には慎重さが求められ、読者の年齢や発達段階に応じた表現を工夫する力が必要です。

社会に対する影響も大きく、自分の仕事が誰かの心に残る経験を生む可能性を秘めているのが魅力と言えます。

キッズ用品・玩具メーカー

キッズ用品や玩具を手掛けるメーカーでは子どもの生活や学び、遊びに関わる商品を通じて成長を支援する仕事が展開されています。

衣服やベビー用品、食器、家具などは子どもが安心して日々を過ごすために必要不可欠なものであり、利用者の安全や快適さを第一に設計することが大切です。

また、玩具においては遊びを通じて想像力や身体能力、社会性を育てるという教育的な側面も含まれています。

開発や企画、マーケティングなどに関わる職種それぞれにおいて、子どもの視点やニーズを汲み取る力が必要です。

自分が手がけた製品が多くの子どもに使われ、日々の生活や成長の一部となるため、大きなやりがいを感じられる分野です。

就活の軸を答える際におすすめの構成

志望動機や自己PRと同様に、就活の軸についても回答時におすすめの構成があります。

「結論ファーストで述べる」ことはすでにご存知かもしれませんが、その後どのように展開していくのかを覚えておけば、企業によって内容を変える場合でもスムーズに話せるでしょう。

ぜひ以下の構成を頭の中に叩き込んでおいてください。

結論

これは就活の軸について話す時に限ったことではありませんが、最初に結論を明確に伝えることが重要です。

最初に軸を明示することで、自分の価値観や思考をわかりやすく伝えられます。

内容が曖昧だと面接官は話の要点をつかみにくく、印象が薄れてしまうため、簡単に一言「私の軸は〇〇です」と話しましょう。

また、ここで述べた軸は後に展開する具体的なエピソードや志望先との共通点に密接に関わってくるため、内容にブレがないよう、説得力のある言葉を選ぶことが大切です。

具体的なエピソード

なぜその軸に至ったのかを示す「エピソード」は特に重要な部分の1つです。

子どもに関わることを軸とする場合は、どのような経験を通じてそのような思いを持つようになったのかを具体的に伝えましょう。

保育実習、ボランティア活動、家庭での経験、部活動での指導など、子どもと接した経験があるならば、それを中心に語ると説得力が高まります。

この部分では自分がどのような場面で何を感じ取り、どんな価値観を持つようになったのかという内面の変化を丁寧に伝えることが重要です。

ただ事実を述べるのではなく、その経験からどのような気づきを得て、今の就活の軸につながっているのかを明確にしましょう。

軸と志望企業・園の共通点

自分の就活の軸と志望先の特徴に共通点があることを示すと、志望理由に説得力が生まれます。

その企業や園がどのような理念を掲げているか、どのような保育方針や教育方針を持っているのかに注目しましょう。

その中で、自分が大切にしている価値観と一致する部分を見つけて明確に伝えることが大切です。

自分がその考え方に強く共鳴している理由や経験を補足的に述べながら、軸と合致している点をわかりやすく説明しましょう。

入社後の貢献

最後に、入社後にどのように貢献できるかを伝えることで、企業や園にとって自分の存在価値を明確にできます。

観察力、傾聴力、相手の立場に立って考える力などがあれば、それをどう発揮して子どもたちを成長させていけるのか、具体的に述べることが重要です。

また、これまでの経験を通して培ってきた力を業務にどう活かしていきたいかを明確にすることも大切です。

その部分では自分の成長だけでなく、企業や園の目指す方向にどう貢献できるかを伝えることで「受け身」でなく「主体的」な姿勢を示しましょう。

ただ「頑張ります」といった表面的な言葉ではなく、自分の具体的な能力とその活用方法を説明することで、入社後のイメージを持ってもらいやすくなります。

子どもを就活の軸にする際の注意点

続いて、子どもと関わることを就活の軸にするにあたって気をつけていただきたいポイントを2つ紹介します。

以下の2点をあまり意識せずに就活の軸を設定する、または面接で答えてしまうと、就活がうまく進まず、面接でも良い印象を与えられません。

ぜひ以下の2点を意識した上で、就活の軸を定めてください。

自分の希望や価値観を尊重する

就活では評価される答えを探すだけでなく、自分の価値観や経験に基づいた軸を持つことが大切です。

企業に合わせすぎず、自分がなぜ子どもと関わりたいのかを見つめ直しましょう。

そのためには、これまでの人生の中で子どもと関わった経験や心を動かされた出来事を振り返ることが大切です。

そして、その中で芽生えた気づきや価値観を軸として言語化することで、言葉に説得力が生まれます。

他人の価値観に合わせすぎることなく、自分自身の思いや経験を中心に据えて話す姿勢は相手にも誠実な印象を与えることでしょう。

受け身・ネガティブな印象を与える内容は避ける

「子どもに関わる仕事がしたい」という思いを軸として語る際に注意したいのが、伝え方によっては受け身やネガティブな印象を与えてしまう点です。

確かに、学校教員ならば夏休みが取りやすいですし、塾講師ならば体力的にきつい仕事は少ないかもしれません。

しかし、そういった「嫌なことをしたくないから、逃げとしてこの仕事を選んだ」と伝わるような話し方をしてしまうと、マイナスの印象を与えてしまいます。

そこで、自分がどのように子どもに触れ、向き合いたいという思いを中心に伝えるよう意識しましょう。

ネガティブな感情に端を発している軸を基に就活を進めている場合は「やりがい」「成長」など、いわゆる「建前の軸」を併せて用意しておくことをおすすめします。

ESや面接で子どもを就活の軸と答える際のポイント

続いて、ESや面接で子どもと関わることを就活の軸であると答えるにあたって、覚えておいてほしいポイントについて紹介します。

以下の2点を意識した上で就活の軸を回答すれば、より良い印象を与えられ、内定に近づくことでしょう。

志望先の企業・園の特徴と結び付ける

子どもに関わることを就活の軸とする場合には自分の考えや経験を語るだけでなく、志望先の企業や園との結びつきまで意識することが大切です。

「子どもが好きだから」だけではどのような企業や園でも通用する内容になってしまい、熱意が伝わりにくいです。

企業や園によって理念や保育・教育方針、取り組んでいる活動には大きな違いがあります。

したがって、志望先の情報をよく調べ、自分が大切にしている価値観とどの部分が一致しているのか分析した上で、自分の軸との接点を言語化しましょう。

「この方針に強く共感している」「この取り組みに惹かれた」など、自分の言葉で語ることにより、志望度の高さや理解の深さが伝わりやすくなります。

希望する子どもとの関わり方や働き方をより具体化する

子どもに関わることを就活の軸として掲げる場合、その表現が抽象的にならないように注意が必要です。

「子どもと関わりたい」と思うこと自体は出発点として問題ありません。

しかし、それだけではどのような働き方を望んでいるのかが伝わらないでしょう。

そこで、自分がどういった関わり方を理想としているのか、どのような環境で働きたいのかを明確にすることが大切です。

「保育の現場で一人ひとりの個性を尊重する支援がしたい」「教育現場で子どもの学びを深めるサポートがしたい」といったように、関心のある領域は人によって異なります。

自分の過去の経験や関心のある分野をもとに、それをどのような形で仕事に反映させたいかを考え、軸に具体性を持たせましょう。

子どもを就活の軸にする際の例文5選

続いて、子どもと関わることを就活の軸にするにあたっての回答の例文を5つ紹介します。

ここまで紹介してきた内容を踏まえた上で作成しているため、おさらいとしても参考になるはずです。

自分が本番で聞かれた際にどのように答えるのかを考えながら、一つひとつじっくり読んでみてください。

例文1:子ども一人ひとりと深く関われる環境

私の就活の軸は子ども一人ひとりと深く関われる環境に身を置くことです。
中学の頃、放課後に近所の子どもの勉強を手伝ったことがあります。
小学1年生の男の子を任された際は、最初は椅子にじっと座っていられなかった彼が少しずつ話を聞いてくれるようになり、ついには自ら宿題に取り組むようになった姿に心を打たれました。
子どもの変化を間近で見守れることが、私にとって非常にやりがいのある体験だと感じました。
貴園は少人数保育を大切にされており、子ども一人ひとりの個性に丁寧に向き合う姿勢に強く共感しています。
入職後は観察力と根気強さを活かしながら、子どもが自分らしく成長できるよう丁寧に関わり、安心して過ごせる居場所づくりに貢献する所存です。

例文2:成長できる環境

私の就活の軸は自分自身が成長できる環境に身を置くことです。
大学時代、学童保育で2年間アルバイトをしていました。
1年目は指示されたことをこなすだけで精一杯でしたが、2年目からは年下の新メンバーの指導も任されるようになり、自分がどのように伝えれば相手が理解しやすいかを試行錯誤する日々が続きました。
その経験を通して、子どもにとっても仲間にとっても信頼される存在になるには常に自分自身が学び続ける姿勢が大切であると気付かされました。
貴社は職員一人ひとりの研修や育成制度が充実しており、未経験からでも段階的に成長できる環境が整っている点に強く惹かれました。
入社後は積極的に知識と経験を深めながら、成長意欲を持って仕事に向き合い、子どもたちの力を引き出せる存在として日々研鑽を積む所存です。

例文3:教育方針への共感

私の就活の軸は教育方針に共感できる職場で働くことです。
大学のゼミで子どもの発達に関するテーマを扱っており、保育園や幼稚園を訪問する機会が多くありました。
印象に残っているのが、自発性を大切にする園で見学した子どもたちの姿です。
おもちゃを片付ける時間になると、保育士が一言声をかけるだけで子どもたちが自主的に行動している様子を見て、自分で考える力を育むことの重要性を実感しました。
貴園では「子ども主体の保育」を理念に掲げており、一人ひとりの選択を尊重しながら成長を支援する方針に強く共感しています。
入職後は子どもたちの言葉や行動に丁寧に耳を傾け、その子なりの表現や選択を尊重しながら、主体性を育む支援を行います。

例文4:地域・地元への貢献

私の就活の軸は地域や地元に貢献できる仕事に就くことです。
大学2年の頃、地元の子ども食堂のボランティアに参加し、子どもと関わる中で、学びや遊びの機会が限られている家庭も少なくないことに気付きました。
また、誰にでも安心して過ごせる場所があることの大切さを改めて実感しました。
貴社は地域密着型の取り組みに力を入れており、保育や教育を通じて地域全体のつながりを育む活動に取り組んでおられます。
「地元の子どもたちと、その家族を一緒に支える」という方針に強く共感しています。
入社後は子どもだけでなく保護者や地域住民との関わりも大切にし、信頼関係を築きながら、地域に根差した支援を継続していく所存です。

例文5:子どもの笑顔を生み出す商品に携わりたい

私の就活の軸は子どもの笑顔を生み出す商品やサービスに携わることです。
大学の授業で児童向け玩具メーカーの企画部門の方のお話を聞く機会がありました。
話の中で印象的だったのは子どもたちが夢中になる仕掛けをつくるために何度も現場の声を拾い、改良を重ねているという姿勢でした。
それを聞いてから、目の前の子どもと関わるだけでなく、その笑顔の背景にある「モノづくり」にも強い関心を持つようになりました。
貴社は子ども向けの製品開発において「安全・安心」と「遊びの中の学び」を両立させている点に強く惹かれました。
入社後は観察力や柔軟な発想を活かしながら、子どもたちの気持ちを引き出すような商品を企画・改善し、多くの笑顔を生み出すことに尽力します。

まとめ

今回は、就活の軸を子どもと関わることにしたいと考えている方のために、その軸で問題ないのか、また回答する際にはどのような点を意識し、何に注意すべきかについて詳しく紹介しました。

大前提として「子どもと関わること」を就活の軸に設定することは全く問題ありません。

ぜひこの記事を参考に、面接で就活の軸について聞かれた際のために、あなたの子どもたちへの情熱が伝わるような回答を準備しておいてください。

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