【2025年版】安定している業界10選!将来性のある業界から安定している職種まで解説!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること
  • 安定している業界の特徴
  • 代表的な安定している業界
  • 安定している業界に就職するメリット
この記事をおすすめしたい人
  • 安定している業界に就職したい人
  • 就活の選択肢を広げたい人
  • 今からしっかり対策をしたい人

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はじめに

近年では絶対的な立ち位置にあるとされていた企業ですら業績が悪化していることもあるため、より安定している業界に就職したいと考えている方も多いでしょう。

そこで今回は安定している業界を8つ紹介し、どのような業務を行っているか、また安定している業界に見られる特徴などについても詳しく紹介します。

地に足のついた業界に就職して将来の不安を抱えることなく働いていきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

安定している業界10選

具体的に安定している業界を10個紹介します。

どのような事業を行っており、どのような理由から安定していると言えるのか、またどのような人に向いているのかなどについて詳しく紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

安定している業界
  • インフラ業界
  • 医療・製薬業界
  • 食品業界
  • 金融業界
  • ITインフラ・通信系Sler
  • 総合商社
  • 公務・準公務系
  • 物流・運輸業界
  • 半導体業界
  • 化学業界

インフラ業界

インフラ業界は電気、ガス、水道、交通、通信など、人々の生活や企業の運営に不可欠な基盤を提供する業界です。

これらは一度整備されると長期間にわたって継続的な管理や更新が必要とされるため、景気や流行の影響を受けにくく、常に一定の需要が存在しています。

特に電力会社や鉄道会社などは安定的な顧客基盤と公的な性質を持っており、突発的な事業撤退や急激な構造変化が起きにくい点が魅力です。

さらに近年は再生可能エネルギーの普及や5G、光回線など通信インフラの強化も進み、次世代に向けた技術革新の最前線としても注目を集めています。

災害時の対応や地域社会との関わりも深く、社会全体を支える使命感を持って働ける点も大きなやりがいがあると言えるでしょう。

代表企業例
  • 東京ガス
  • 大阪ガス
  • 東京電力

医療・製薬業界

医療・薬品業界は高齢化が進む日本において、今後も長期的に成長し、そして安定していると見込まれる数少ない分野の1つです。

医薬品を開発、宣伝する製薬会社、医療機器を扱うメーカー、病院や介護施設に製品を提供する商社など、多岐にわたる業種が存在しています。

高齢者人口の増加に伴い、慢性疾患や生活習慣病の治療や予防のニーズが拡大し、国内外での需要がさらに高まりつつあります。

また、医療技術やバイオ分野の進化による新しい治療法や薬の開発も活発で、社会貢献性と挑戦性を同時に備えたフィールドとしての魅力も大きいです。

さらに、公的な制度や保険に支えられた市場構造であることから、民間企業であっても急な経営の悪化が起きにくく、業界全体としても安定感があります。

人の命と健康に直接関わる責任ある仕事であり、専門知識や技術を活かして長期的に働ける職場が多いため、魅力的な業界の1つであると言えるでしょう。

代表企業例
  • 武田薬品工業
  • 第一三共
  • 中外製薬

食品業界

食品業界は人々の生活に欠かせない「食」を支える存在であり、景気変動の影響を受けにくいため、高い安定性を誇ります。

主に家庭向けの加工食品や日用品を取り扱う企業は日常の中で継続的に消費される製品を扱っており、需要が落ち込みにくいという傾向があります。

加えて、冷凍食品や健康志向の商品など、新しいニーズにも柔軟に対応している企業が多く、安定の中に成長の余地もある点が特徴です。

多くの企業が全国に流通網を持ち、スーパーやコンビニなど身近な場所で商品が手に取られるため、自分の仕事が社会にどう届いているかを実感しやすい業界である点も魅力です。

品質管理や衛生管理といった業務の精密さが求められるため、コツコツと正確に物事を進めることが得意な人に特に向いていると言えるでしょう。

代表企業例
  • 味の素
  • キッコーマン
  • 明治

金融業界

金融業界は個人や企業、政府などあらゆる経済活動の根幹に関わる存在であり、制度や法律の下で運営される性質上、極めて安定した業界と言えます。

特に保険会社は病気や事故など人生における予測不可能な事態に備える商品を扱うため、景気の動向に左右されにくい強みがあります。

医療保険、生命保険、年金などの分野は高齢化が進む社会の中でますます重要性が高まっており、継続的なニーズが期待できるでしょう。

また、金融業界には銀行や証券会社も含まれますが、いずれも高いコンプライアンス意識と法制度に基づく業務体制が整っており、教育制度やキャリアパスも明確です。

社員数が多く、制度も整った大手企業が多いため、福利厚生や研修制度など、長きにわたって安定して働ける環境が整備されています。

代表企業例
  • 三菱UFJフィナンシャルグループ
  • 三井住友フィナンシャルグループ
  • みずほフィナンシャルグループ

ITインフラ・通信系Sler

ITインフラ・通信系Slerは企業や自治体のIT環境の整備や保障を担う業務であり、DXの推進やAI、クラウド導入といった変革を支える役割を果たしているのが特徴です。

BtoBのビジネスが中心であり、顧客の多くは大手の企業や官公庁であるため、景気の波に左右されにくく、取引期間も比較的長期に及ぶ傾向にあります。

IT技術の需要は業種を問わず拡大しており、企業が業務効率化や情報セキュリティ強化に取り組む中で、Slerの果たす役割は今後さらに重要性を増すでしょう。

専門性を磨きながら、企業活動の根幹を支える存在として働ける点が魅力です。

代表企業例
  • NTTグループ
  • KDDI
  • ソフトバンク

総合商社

総合商社はエネルギー資源、食品、インフラ、機械など、極めて多岐にわたる分野にビジネスを展開しており、世界中の国や企業と取引を行うグローバルな業界です。

特徴的なのは特定の収益源に依存せず、複数の分野で利益を上げるビジネスモデルを構築している点です。

これにより、1つや2つの分野の市況が悪化しても、他の分野で収益を確保できるため、全体としての事業安定性が非常に高いのです。

また、海外資源の開発から製品の輸出入、さらには国内外でのインフラ整備や新規事業への投資まで、ダイナミックな事業運営が可能であり、リスクマネジメント能力も高い水準にあります。

景気に左右されやすいイメージを持たれがちですが、経済変動への耐性も強く、先を見据えた戦略展開が求められる業界です。

代表企業例
  • 三菱商事
  • 三井物産
  • 伊藤忠商事

公務・準公務系

公務員や準公務系の仕事は国家や自治体の予算をもとに業務が行われるため、景気に左右されにくい安定した雇用環境が特徴です。

民間企業のように急な業績悪化で人員削減が行われるリスクは極めて低く、長く腰を据えて働ける職場を求める人に魅力的な業界です。

行政法人や地方公社など、民間的な要素も組み合わせた組織もあり、柔軟性を持ちながらも公的な性格を維持しています。

社会全体の利益に関する業務に携わることが多く、地域づくりや福祉、教育、防災といった公共的な分野でやりがいを感じながら働くことが可能です。

給与や福利厚生も比較的安定しており、ライフイベントとの両立がしやすい環境が整っているということから、近年では民間志向の学生からも注目される進路となってきました。

物流・運輸業界

物流運輸業界は人や物の移動を支える基幹産業として景気に関わらず常に一定の需要があるため、安定性が高いです。

近年ではEC市場の拡大によって、小口配送のニーズが飛躍的に増加し、宅配や倉庫管理といった領域で多くの人材が求められています。

また、自動運転や倉庫内ロボットの導入など、省人化、効率化に向けた設備投資も進んでおり、長期的な視点での成長も期待されています。

業務の中には体力が必要とされるものも多いですが、社会を支えている実感やスピード感のある職場環境が多いため、意欲を持って働けることでしょう。

需要が絶えず発生する業界であるため、長く、そして安定したキャリア形成を考える人にとっては有力な選択肢の1つです。

代表企業例
  • ヤマト運輸
  • 日本郵便
  • 日本通運

半導体業界

半導体業界が安定している理由として、その製品が現代社会に不可欠な基盤となっている点が挙げられます。

スマートフォンやパソコンはもちろんのこと、自動車や家電、さらには社会を支えるデータセンターや通信網といったITインフラまで、あらゆるデジタル製品の中核を担っているのが半導体です。

このため、特定の製品の売れ行きに左右されることはあっても、社会全体からの需要がなくなることは考えにくいでしょう。

加えて、今後はAIの進化、IoTの普及、電気自動車(EV)へのシフトなど、新たなテクノロジーの発展に伴い、半導体の重要性はますます高まっていきます。

景気の波を受ける側面はあるものの、長期的に見れば市場の拡大は確実視されており、技術革新を牽引する将来性と安定性を両立した魅力的な業界です。

代表企業例
  • 東京エレクトロン
  • ディスコ
  • キオクシア

化学業界

化学業界は、私たちの日常生活から最先端技術まで、あらゆる分野に不可欠な素材や製品を提供しているため、一般的に安定性の高い業界とされています。

自動車や家電に使われるプラスチック、スマートフォンのディスプレイ材料、医薬品の原薬、そして衣類や洗剤に至るまで、化学メーカーが作り出す素材なくしては成り立ちません。

このように、特定の最終製品だけでなく、非常に幅広い産業分野に顧客を持っていることが大きな強みです。

一つの業界が不況に陥っても、他の好調な業界が支えることで、企業全体の業績が安定しやすい構造になっています。

また、近年では環境問題への対応や次世代エネルギー関連の新素材開発など、社会課題の解決に貢献する役割も担っており、将来的な成長性も期待できる分野です。

代表企業例
  • 三菱ケミカルグループ
  • 住友化学
  • 三井化学

安定している業界に見られる8つの特徴

続いて、安定している業界に見られる8つの特徴について紹介します。

これらの8つの特徴すべてと完全に合致している必要はありませんが、1つでも多く項目が当てはまるほど、安定していると言えるでしょう。

あなたが目指している業界が以下の特徴に合致しているか、それぞれ照らし合わせてみてください。

8つの特徴
  • 社会インフラに直結している
  • 非景気敏感型
  • 高い参入障壁がある
  • 国や自治体の関与が大きい
  • 長期契約・継続的取引が中心
  • 人口動態と連動した需要がある
  • グルーバル展開によるリスク分散
  • ストック型ビジネスモデル

社会インフラに直結している

安定している業界には人々の生活や社会活動を根本から支える社会インフラに直結しているという共通点があります。

電力、ガス、水道、鉄道、通信などは日常生活を送る上で不可欠であり、どのような経済状況においても一定の需要が存在するものです。

このような業界では顧客の利用が急激に減ることが少なく、事業収益が比較的安定しやすい構造となっています。

また、社会全体の安全や機能維持に直結しているため、国や地方自治体との連携も深く、公共性の高いビジネスモデルが成立している点も安定性に寄与しています。

こうした背景から、人々の生活を支える役割を担うインフラ関連の業界は非常に将来の見通しが立てやすい分野であると言えるでしょう。

非景気敏感型

景気の変動に強い業界は安定している業界として位置付けられることが多く、中でも生活必需品を扱う業界はその典型です。

消費者の購買行動は景気によって多少の変化はあるものの、食料品や日用品、医療サービスなど生きていく上で欠かせない商品やサービスの需要が極端に減ることは、まずありません。

特に食品業界や医療関連業界は人口の変動やライフスタイルの変化にも柔軟に対応しつつ、長期的な成長を続けている傾向にあります。

安定した収益が見込めるため、従業員に対する給与や福利厚生にも一定の余裕があり、働く環境が整備されている傾向にあるのも特徴です。

高い参入障壁がある

安定している業界には企業が新たに市場へ参入することが難しいという参入障壁の高さも重要な特徴として挙げられます。

代表的な例としては大手金融業界や航空業界、重工業などがあり、これらの業界は莫大な初期投資や設備導入が求められることがほとんどです。

さらに政府の許認可や厳しい規制が存在する場合も多く、既存の大手企業が市場を占有している状態が長く続く傾向にあります。

また、大規模な投資や専門的な知識が前提となることから、企業の人材育成にも一定の時間とコストをかける傾向にあり、長期的なキャリア形成が視野に入れやすい環境が整っています。

国や自治体の関与が大きい

医療、教育、官公庁関連など、国や自治体の関与が大きい分野は公共性の高い事業が中心であり、政策や予算によって需要が支えられているため、民間主導の業界と比べて景気の影響を受けにくい構造となっています。

例えば、医療サービスは高齢化の進展により継続的なニーズが見込まれており、教育機関や公共施設の運営にも一定の予算が毎年組み込まれるため、突発的な需要の減少が起こりにくいです。

また、制度的な背景や長期的な国家戦略に沿って運営されることが多いため、急な方針転換や事業の廃止が起こりにくいことも、業界全体の安定感を支える要因となっています。

長期契約・継続的取引が中心

安定している業界では顧客との取引が単発ではなく、長期的かつ継続的に続く傾向にあります。

ITインフラ企業やBtoB製造業、建設業などではプロジェクト単位の契約が複数年にわたって進行するケースが多く、一度取引が始まれば安定的な収益が見込めます。

特に法人向けの取引では顧客企業が設備投資やシステム構築にかける予算を計画的に執行するため、急激に契約が終了するリスクが少ないのが特徴です。

また、納入後の保守、運用、メンテナンスなどを継続して受けるビジネスモデルも、これが売上の下支えとなります。

こうした取引は顧客との信頼関係をベースに成り立っており、一度信頼を獲得すれば、長期にわたって安定した事業を展開できるというメリットがあります。

人口動態と連動した需要がある

日本は急速に少子高齢化が進行しており、この人口構造の変化により、医療、介護、保険業界などの需要が継続的に高まっています。

これらの業界では高齢化社会に対応してサービス提供が求められており、高齢者向け医療や慢性疾患の治療、認知症ケア、介護保険制度に基づくサービスなど、将来にわたって需要が減少しにくい構造です。

また、保険業界においても医療保険や終身保険の加入ニーズが増えており、高齢期の不安に備えるという点で着実な需要があります。

こうした背景から、人口動態と密接に関わる業界は今後も長く安定した市場が続くと考えられます。

グローバル展開によるリスク分散

世界中にビジネスを展開している企業は景気や政策に左右されにくいという特徴があります。

総合商社や自動車メーカーをはじめ、多くのグローバル企業は複数の地域に収益源を持っており、地域経済変動や為替リスクを分散する仕組みを確立しています。

ある国の利益が後退したとしても、別の地域で好調な市場があれば、全体としての業績を安定させることが可能です。

このように地理的にリスクを分散する経営体制は企業にとって大きな強みであり、変動が激しい国際情勢の中でも事業を継続的に成長させられます。

また、グローバル展開を積極的に進めている企業は経済環境の変化に強いだけでなく、多様な価値観や市場に適応しながら持続可能なビジネスを築いている点も安定性が高い理由です。

ストック型ビジネスモデル

ストック型ビジネスモデルを採用している企業が多いのも、安定している業界の特徴の1つです。

ストック型ビジネスモデルとは一度顧客を獲得すれば、継続的かつ定期的に収益が発生する仕組みです。

代表例には通信会社による月額プランや保険会社の契約保険料、SaaS企業のクラウドソフト提供サービスなどがあります。

これらのビジネスは契約が継続される限り毎月一定の収益が得られるため、業績の安定性が高く、急激な売上減少のリスクが低いことが特徴です。

特にSaaSでは顧客がサービスを解約しない限り収益が発生し続けるため、新規顧客の獲得と並行して、既存顧客からの利益を積み上げていく形となり、事業の安定化と成長の両方が見込めます。

安定している業界に入るメリット

続いて、安定している業界の企業に就職するメリットについて紹介します。

安定している業界に就職すれば、ほとんどの場合、以下の6つのメリットが得られるでしょう。

それぞれのメリットが魅力的に感じるならば、先ほど紹介した8つの業界の中から就職先を選んでみてください。

メリット
  • 景気に左右されにくく、雇用が安定
  • 給与・福利厚生が安定している
  • 長期的なキャリアを築きやすい
  • 教育・研修制度が充実している
  • 社会貢献度の高い仕事が多い
  • 働き方改革が進んでいる企業が多い

景気に左右されにくく、雇用が安定

安定している業界の最大のメリットは、景気に左右されにくいことから雇用が守られやすい点にあります。

一般的には景気が悪化すると売上が減少し、人員削減や新卒採用を減らすなどの対策が行われますが、インフラや医療、食品、保険などの業界は需要が一定であり、不況下でも業績が大きく落ち込みにくい傾向にあります。

したがって、リストラや早期退職の圧力を受ける可能性はあまり高くなく、長く働きやすい環境が整っているのです。

将来の生活の設計を立てやすく、結婚、出産、住宅購入といったライフイベントへの備えもしやすくなるため、社会人としての基盤を築きやすい業界と言えます。

給与・福利厚生が安定している

安定している業界は大手企業も多く、人材を長く育てる風土が根付いているため、給与体系や福利厚生の制度が充実しているケースも多く見られます。

年功序列の制度が残っていて、長く勤めるほど給与が着実に上がっていく企業が多いです。

また、住宅手当、家族手当、退職金制度、企業年金、各種保険といった生活を支える制度が整備されているため、生活基盤を安定させながら働けます。

加えて、リモートワーク制度や育休、介護休暇といった柔軟な働き方を導入している企業も増えており、個人でライフスタイルに合わせた働き方を選択しやすい点も魅力です。

長期的なキャリアを築きやすい

安定している業界では急激な人員削減や事業再編が起こりにくく、落ち着いた職場環境の中で長期的にスキルを積み上げていけるというメリットがあります。

年次や経験に応じて業務の幅が広がっていくため、自分の成長スピードに合わせて責任あるポジションを目指せます。

また、社内教育や研修制度が整っている企業も多く、社会に出てからも継続的な学びやスキルアップが可能である点も心強い要素です。

安定した収益基盤があるからこそ、長期的な視野で人材投資を行えるため、焦らずにじっくりとキャリア形成ができる環境が整っています。

職場環境は人間関係も築きやすく、職場への帰属意識や働きがいを感じやすいのも魅力と言えるでしょう。

教育・研修制度が充実している

安定している業界に属する企業の多くは組織の規模が大きく、採用する新卒人材の育成にも力を入れています。

つまり、入社後の教育研修制度が体系的に整っており、文系理系を問わず、未経験でも着実に知識やスキルを身につけられる環境が用意されていることが多いです。

特にインフラ、金融、製薬などの業界では入社後数ヶ月間の導入研修をはじめ、OJT制度や配属別研修、資格取得支援制度などが充実しており、スキルアップを着実に目指せます。

教育投資が手厚い企業に入れば、キャリアの土台がしっかりしており、将来の選択肢も広がるため、安心して社会人生活をスタートさせられるでしょう。

社会貢献度の高い仕事が多い

安定している業界は社会や生活の根幹を支える分野であることが多く、その分だけ社会貢献度の高い仕事に関われます。

医療、インフラ、物流、金融などの業界は人々の健康、暮らし、経済活動を支える役割を担っており、その責任と重要性を実感しながら働けるのが特徴です。

医療業界では人の命に関わるサービスを提供しており、日々の業務を通じて社会の安心と安全に貢献できます。

また、電力や交通といったインフラ部門も、日常生活が整って営まれるための基盤づくりに携わることができ、やりがいや使命感を感じやすい職場です。

こうした仕事に携わることで、ただルーティンのように業務をこなすだけでなく「誰かの役に立っている」という実感が得られるため、働くことそのものへのモチベーションが続きやすいでしょう。

働き方改革が進んでいる企業が多い

安定している業界に属する企業の多くは長年の経営基盤をもとに制度面でも成熟しており、働き方改革にも積極的に取り組んでいます。

長時間労働の是正や有給取得の推奨、在宅勤務制度の導入、フレックスタイム制度の拡充など、柔軟で効率的な働き方が実現できる風潮が整ってきました。

大手企業を中心に従業員のワークライフバランスを重視する風潮が強まっており、育児や介護と仕事を両立しやすい制度の整備も進んでいます。

また、健康経営に力を入れる企業も増えており、メンタルヘルスケアや健康診断の充実、職場内コミュニケーションの促進といった施策が導入されています。

自分に合った働き方をしたい人にはまさに理想的な環境と言えるでしょう。

安定している業界に入るデメリット

続いて、安定している業界に入るデメリットについて紹介します。

「安定している業界なのだから、特にデメリットはないのでは?」と思うかもしれませんが、以下の4つのような欠点が当てはまってしまうかもしれません。

自分がどのように働き、キャリアを築いていきたいかを検討するためにも、ぜひチェックしておいてください。

デメリット
  • 成長スピードがゆるやかになりがち
  • 変化や挑戦の機会が少ない
  • 業務がルーティン化しやすい
  • 転勤や部署移動が多い場合がある

成長スピードがゆるやかになりがち

安定している業界に属する企業では長期雇用を前提とした人材育成が基本となっていることが多く、その分だけ若手のうちは裁量のある仕事を任されにくい傾向にあります。

年功序列の文化が根強く残っている職場では上司や先輩のサポート業務からスタートし、段階を踏んで徐々に責任のあるポジションに移行するという流れが多いです。

つまり、成長を急ぐタイプの人は物足りなさやもどかしさを感じるかもしれません。

また、成果を出してもすぐに評価につながりにくいこともあり、スピード感のある成長や早い段階での昇進を望む人にとってはギャップを感じる場面も少なくありません。

安定した環境である反面、若いうちから自分の判断で大きなプロジェクトを動かしたいと考えている人にはあまり向いていない可能性があります。

変化や挑戦の機会が少ない

安定性を重視する企業では過去の成功体験や確立されたビジネスモデルを大切にする傾向が強く、新しいことに挑戦する機会が限られる場合もあります。

特に歴史の長い企業や大規模な組織では失敗を避ける文化が根付きやすく、前例のない取り組みに対して慎重な姿勢を取ることが多いです。

したがって、常に変化を求めたり、自分でアイデアを出して形にしていくような職場を望む人は閉塞感を覚えることもあるでしょう。

また、新規事業や社内の改革に関しても、意思決定に時間がかかることがあり、スピード感のある業務推進を好む人は物足りなさを覚えるかもしれません。

業務がルーティン化しやすい

安定している企業や大手の企業に多く見られるのが、業務が細かく分業化されており、担当の領域が固定化されやすいことです。

日々の業務がルーティン化しやすく、決まった作業を繰り返す中で創造性や個性を発揮する場面が少ないと感じる人も多いでしょう。

社内の仕組みがしっかり整っている分、新しい提案をする機会が乏しく、上から与えられた仕事を正確にこなすことが求められる職場は「自発的な工夫が評価されにくい」という声もあります。

もちろん、組織運営の効率化や品質維持には必要な仕組みであるものの「自分の力で環境を変えていきたい」「成果を自分の手で掴みたい」といった意識が強い人が物足りなさを感じる可能性は否めません。

転勤や部署移動が多い場合がある

安定した大手企業では組織の人員バランスを保つために定期的な転勤や部署移動が制度として組み込まれていることも少なくありません。

総合職で入社した場合、一定年数ごとに勤務地や職務内容が変わるローテーション制度が適用されるケースが多く、自分の意思と無関係に移動が決まることもあります。

新しい経験を積めるというメリットもありますが「この地域で働きたい」「この仕事を極めたい」といった希望が通りにくいことも多いです。

また、家庭の事情やライフプランとの両立を考える際にも、転勤の可能性が選択肢を狭めてしまう可能性もあるため、入社前に人事制度をしっかりと確認しておきましょう。

今後需要が伸びてくる業界

続いて、今後需要が伸びてくるであろう業界について紹介していきます。

ここでは、持続可能な社会への移行やDX化の加速などを背景に、今後大きな成長が期待される業界を具体的に解説していきます。

変化の激しい時代だからこそ、成長分野に身を置くことは、ご自身のキャリアにとっても大きなプラスとなるでしょう。

未来を見据えた業界研究で、一歩先の企業選びを始めましょう。

今後需要が伸びてくる業界
  • 再生可能エネルギー業界
  • ヘルスケア業界
  • 農業業界
  • SaaS業界
  • インターネット広告業界

再生可能エネルギー業界

再生可能エネルギー業界が今後大きく伸びていくとされる最大の理由は、世界的な脱炭素化の流れです。

地球温暖化対策としてSDGsへの関心が高まり、化石燃料に代わるクリーンなエネルギーへの転換は国家的な課題となっています。

太陽光や風力、地熱といった地球にやさしい方法でエネルギーを作り出す技術は、今後ますます需要が高まるでしょう。

政府による導入支援や技術革新によるコスト低下も追い風となり、関連する事業領域は拡大の一途をたどっています。

エネルギーという社会に不可欠な分野でありながら、未来の環境を守るという大きな使命を担っているため、将来性と社会貢献性を両立した非常に魅力的な業界だと言えます。

代表企業例
  • レノバ
  • JERA
  • ユーラスエナジーホールディングス

ヘルスケア業界

ヘルスケア業界が今後も成長を続けるとされる背景には、主に二つの要因があります。

一つ目は、日本をはじめとする先進国で急速に進む高齢化です。

高齢者人口の増加に伴い、医療や介護サービスの需要は必然的に高まり続けます。

二つ目は、人々の健康に対する意識の変化です。

病気になってから治療するのではなく、日々の生活の中で病気を予防し、より健康に生きたいというウェルネス志向が強まっています。

これにより、フィットネスクラブや健康食品、メンタルヘルス関連のサービスなど、ヘルスケアの裾野は大きく広がりました。

人生100年時代と言われる現代において、人々の健やかな生活を支えるこの業界は、安定した需要が見込まれる成長分野です。

代表企業例
  • エムスリー
  • Ubie
  • AIメディカルサービス

農業業界

農業業界は、最新技術の導入により大きな変革期を迎えており、将来性が再評価されています。

特に注目されているのが、AIやドローンを活用するスマート農業の推進です。

これにより、これまで課題とされてきた人手不足を解消し、生産性を飛躍的に向上させることが期待されています。

また、世界的な人口増加や異常気象などを背景に、食料の安定供給に対する関心、いわゆる食料安全保障の重要性も高まっています。

今後は、IT技術を駆使した効率的な生産システムの構築や、植物工場のような新しい農業形態、フードテックと呼ばれる領域がさらに発展していくでしょう。

私たちの食を支えるという普遍的な役割に加え、テクノロジーによる成長が見込まれる注目の業界です。

代表企業例
  • ベルぐアート
  • アグリゲート
  • クボタ

SaaS業界

SaaS業界は、企業のDX化が進む現代において著しい成長を遂げています。

SaaSが広く受け入れられる理由は、企業がソフトウェアを自社で開発・保有するのではなく、月額料金などを支払ってサービスとして利用できる手軽さにあります。

これにより、導入にかかる初期費用を大幅に抑えられるだけでなく、常に最新の機能を利用でき、専門的なサポートも受けられます。

働き方改革や業務効率化のニーズが高まる中で、場所を選ばずに利用できるクラウドベースのSaaSは、あらゆる企業にとって不可欠なツールとなりつつあります。

今後も新たなサービスが次々と生まれ、市場は拡大を続けると予測される成長分野です。

代表企業例
  • SmartHR
  • SanSan
  • ラクス

インターネット広告業界

インターネット広告業界が今後も成長を続ける理由は、人々の情報収集や消費行動がデジタル中心へと完全にシフトしたことにあります。

スマートフォンの普及によりインターネット利用者が増加し、それに伴い企業も広告予算をテレビや新聞からWebへと移しています。

特にインターネット広告は、年齢や性別、興味関心などに基づいて詳細なターゲティングが可能なため、費用対効果が高いという大きなメリットがあります。

企業のDX化が進む中で、データに基づいた効果的なマーケティング活動は不可欠であり、その中核を担うのがインターネット広告です。

今後も新たな広告手法やプラットフォームが登場し、その専門知識を持つ人材の需要は高まり続けるでしょう。

代表企業例
  • サイバーエージェント
  • LINEヤフー
  • オプト

今後衰退していく可能性のある業界

続いて、今後衰退していく可能性のある業界について紹介していきます。

時代の変化とともに、特定の産業はその役割を終えたり、規模を縮小したりすることがあります。

ここでは、テクノロジーの進化やライフスタイルの変化によって、市場の縮小が懸念されている業界について紹介していきます。

もちろん、これらの業界の中でも独自の強みで成長する企業は存在しますが、業界全体の大きな流れを把握しておくことは不可欠です。

今後衰退していく可能性のある業界
  • テレビ業界
  • 印刷業界
  • 出版業界

テレビ業界

テレビ業界が厳しい時代を迎えている背景には、若年層を中心としたテレビ離れが深刻化している点が挙げられます。

動画配信サービスやSNSの台頭により、人々の可処分時間の使い方が多様化し、リアルタイムでテレビを視聴する習慣が薄れました。

この視聴者の減少は、テレビ局の主な収益源である広告収入の低下に直結します。

スポンサー企業は、より費用対効果の高いインターネット広告に予算をシフトさせており、この流れは今後も続くと見られています。

もちろん、依然として大きな影響力を持つメディアではありますが、コンテンツ制作のあり方やビジネスモデルの大きな変革が求められており、業界全体としては厳しい状況にあると言わざるを得ません。

代表企業例
  • 日本テレビホールディングス
  • TBSホールディングス
  • っテレビ朝日ホールディングス

印刷業界

印刷業界が厳しい状況に置かれている最大の理由は、社会全体のデジタル化とペーパーレス化の急速な進行です。

ビジネスシーンでは会議資料や契約書が電子化され、日常生活においても新聞や雑誌を読む代わりにスマートフォンで情報を得ることが一般的になりました。

これに伴い、紙への印刷需要そのものが構造的に減少し続けています。

また、環境への配慮から紙の使用を削減しようという社会的な意識の高まりも、この流れを後押ししています。

企業努力により、Web制作や電子書籍事業など新たな分野への進出を図る動きも見られますが、本業である印刷事業の縮小を補うのは容易ではありません。

業界全体が大きな転換点を迎えていると言えるでしょう。

代表企業例
  • 大日本印刷
  • TOPPAN
  • 共同印刷

出版業界

出版業界が衰退傾向にあるとされる要因は、デジタル化の波にあります。

インターネットの普及により無料で情報にアクセスできるようになったことや、スマートフォンやタブレットで手軽に読める電子書籍の市場が拡大したことで、紙媒体の書籍や雑誌の販売不振が続いています。

特に若年層を中心に活字離れ、読書離れが進んでいることも、市場の縮小に拍車をかけています。

全国的に書店の数も減少し、読者が本と出会う機会が失われているという問題も深刻です。

もちろん、根強いファンを持つ作家や特定のジャンルでは紙の需要は残りますが、業界全体としては右肩下がりの傾向が否めません。

新たな収益モデルの確立が急務となっている状況です。

代表企業例
  • 講談社
  • 集英社
  • KADOKAAWA

安定している職種

続いて、安定している職種について紹介していきます。

安定している職種とは、景気の波や技術の変化に左右されにくく、長期的に需要が見込める仕事のことを指します。

将来のキャリアに安心感を求めるなら、こうした職種の特徴を理解し、自分の適性と照らし合わせることが大切です。

ここでは、社会の基盤を支える役割を担うことで、高い安定性を実現している代表的な職種について解説します。

自分らしいキャリアパスを描くためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。

安定している職種
  • インフラ系技術者
  • 公務員
  • ITエンジニア

インフラ系技術者

インフラ系技術者が安定している職種と言われる理由は、その業務が私たちの生活に欠かせないライフラインを支えているからです。

電気、ガス、水道、通信、交通といった社会基盤は、人々が安全で快適な生活を送る上で絶対に必要なものです。

インフラ系技術者は、これらの設備が常に正常に機能するよう、保守点検や維持管理、システムの運用を担っています。

この仕事は社会が存続する限り決してなくなることがなく、景気の変動による影響も受けにくいという大きな特徴があります。

また、業務には高度な専門知識と技術が求められるため、誰にでも簡単に代替できるものではありません。

社会貢献性が高く、長期的に安定したキャリアを築ける点が大きな魅力です。

公務員

公務員が安定している職種の代表格として挙げられる理由は、国や地方自治体といった非営利組織に属し、公共の利益のために働くという性質にあります。

民間企業のように業績不振を理由に解雇されるリスクが極めて低く、安定した雇用が法的に保障されている点が最大の特徴です。

また、景気の動向に給与が大きく左右されることも少なく、各種手当や退職金制度といった福利厚生も充実している傾向にあります。

行政サービスや教育、安全の維持など、その業務は社会の基盤を支えるものであり、なくなることはありません。

近年では、地方創生やDX化の推進など、新たな課題に取り組むやりがいのある仕事も増えており、安定性だけでなく社会貢献を重視する人にとっても魅力的な選択肢です。

ITエンジニア

ITエンジニアが将来にわたり安定している職種であることは、ほぼ間違いないでしょう。

その理由は、あらゆる産業でDX、すなわちデジタルトランスフォーメーションが不可欠な経営課題となっているからです。

企業の業務効率化、新たなサービスの創出、データに基づいた経営判断など、ビジネスのあらゆる場面でITシステムの活用が前提となっています。

そのため、システムの設計・構築・運用・保守を担うITエンジニアの需要は、今後も増え続ける一方です。

特にクラウド技術やAI、セキュリティといった先端分野のスキルを持つ人材は、業界を問わず引く手あまたの状態が続いています。

専門性を高め続けることで、長期的に安定したキャリアを築くことが可能な職種です。

将来性が不安な職種

続いて、将来性が不安な職種について解説していきます。

将来性が不安な職種とは、技術的進歩によって需要が減少すると予測される仕事のことです。

長期的な視点でキャリアを築くためには、こうした変化の波を理解し、自身のスキルを見つめ直すことが求められます。

ここでは、AIなどの影響で将来性が懸念されている職種について解説していきます。

将来が不安な職種
  • コンサルタント
  • 一般事務
  • 電話オペレーター

コンサルタント

これまで専門職の代名詞であったコンサルタントも、将来性が安泰とは言えなくなってきています。

その大きな要因は、AIの台頭です。

市場調査やデータ分析、基本的な資料作成といった業務は、人間よりもAIの方が高速かつ正確に行えるようになりつつあり、コンサルタントの付加価値が問われています。

また、インターネットの普及により企業自身が情報を収集しやすくなり、自社内で戦略を立てる、いわゆるコンサル的思考を持つ企業が増加していることも需要減の一因です。

さらに、コンサルティング業界への参入障壁が下がり、価格競争が激化している点も懸念材料です。

一般事務

一般事務は、将来的にAIやRPAによる自動化の影響を最も受けやすい職種の一つとされています。

データ入力や書類作成、ファイリング、経費精算といった定型的な事務作業の多くは、ルールに基づいて処理することが得意なテクノロジーによって代替が進んでいます。

これらのツールを導入することで、企業はコスト削減と業務効率化を同時に実現できるため、今後も自動化の流れは加速していくでしょう。

もちろん、イレギュラーな事態への対応や部門間の調整など、人間にしかできないコミュニケーション能力が求められる場面は残ります。

電話オペレーター

電話オペレーター、いわゆるコールセンターの業務は、AI技術の進化によって大きく変わりつつあり、将来性が不安な職種として挙げられます。

近年、多くの企業で導入が進んでいるのが、AIを活用したチャットボットや音声自動応答システムです。

よくある質問への回答や簡単な手続きの案内といった定型的な問い合わせは、24時間365日対応可能なAIで代替できるようになりました。

これにより、企業は人件費を削減し、顧客満足度を向上させることができます。

今後は、より複雑な相談やクレーム対応といった、高度なコミュニケーション能力や共感力が求められる業務に人間のオペレーターが集中することになりますが、職種全体の求人数は減少していく可能性が高いと言えるでしょう。

安定している業界に入るためにすべきこと4選

続いて、安定している業界の企業に就職するために、ぜひ取り組んでいただきたい対策について紹介します。

以下の4つは就活において必須とも言える対策ですが、特に安定している業界に入るならば欠かせない対策です。

理想の企業に就職するためにも、ぜひ入念に行ってください。

成長スピードがゆるやかになりがち 変化や挑戦の機会が少ない 業務がルーティン化しやすい 転勤や部署移動が多い場合がある

すべきこと4選
  • 自己分析
  • 業界・企業研究
  • OB訪問にいく
  • 口コミを見る

自己分析

安定している業界は就活生からの人気が高く、エントリー数も多い傾向にあります。

その中で内定を獲得するためには、まず自分自身の価値観や強み、考え方を明確にする自己分析が必須です。

安定性を求める理由を明確にしないまま志望動機を語ってしまうと、表面的な印象を与えてしまい、他の応募者と差別化できません。

どのような働き方をしたいのか、どのようなキャリアを築きたいのか深掘りして、自分がその業界で働く必然性を言語化できることが、相手に納得感を与えるポイントと言えます。

また、安定性だけでなく、その企業や職種のどこにやりがいを感じるかまで掘り下げることで、より説得力が高まるでしょう。

業界・企業研究

安定している業界への就職を目指すならば、その業界や企業に対する深い理解を持つことが大切です。

特に大手企業が多い分野では、採用活動において理念や風土への共感が重視される傾向が強く「安定していそうだから」といった薄い理由では選考を通過できません。

業界全体の構造や主要なプレイヤー、今後の動向などを調べた上で、その中でなぜその企業を目指すのか明確にしておきましょう。

企業研究を通じて、提供しているサービスや商品の特徴、求められる人物像、その会社ならではの取り組みなどを把握すれば、より具体的な志望動機を作れます。

また、企業ごとの強みや方向性を理解すれば、自分に合った企業を見極めやすくなり、ミスマッチを防ぐこともできます。

OB訪問にいく

志望度の高い企業に対してOB訪問を行うことは特におすすめです。

説明会や採用ページを活用するだけでは見えてこない職場の雰囲気、働き方、キャリアパスについて具体的に知れるからです。

また、OB訪問を通じて得た気づきは面接やESでの発言に具体性を持たせる上でも役立ちます。

現場の声を踏まえて「自分がその会社でどのように活躍したいか」をより明確に説明できるようになるため、志望動機の説得力が増すでしょう。

安定している業界に属する企業は応募者が多く、形式的な志望理由だけでは印象に残りにくいため、現場の声を含めた深みのある言葉で語れるかが鍵と言えます。

口コミを見る

業界や企業の安定性を外から判断するのは難しいことも多く、表面的な情報だけでは実態が見えてこない場合もあります。

そのような時に役立つのが、口コミサイトの活用です。

OpenWorkやライトハウスなどの就職・転職支援サイトでは現役社員や元社員による職場環境、働き方、人間関係、キャリア形成に関する具体的な口コミが掲載されています。

これを読めば「本当に長く働きやすい環境か」「制度が形骸化していないか」「働く人々が何に価値を置いているのか」といった情報が見えてきます。

また、複数の企業の口コミを比較すれば、自分が何を重視したいのかも明確になるでしょう。

ただし、口コミには個人の主観も含まれるため、全てを鵜呑みにするのではなく「全体の傾向」を読み取ることを意識してください。

適職診断ツールを用いる

ここまで安定している業界の特徴や具体的な業界について詳しく紹介しましたが、その業界に魅力を感じていることと、あなたが向いていることは必ずしも同義ではありません。

「この業界に入りたいけれど、自分は向いているのだろうか?」と不安に感じている方も多いでしょう。

そんな方におすすめなのは、弊社が提供している適職診断ツールを用いることです。

52個の質問にLINEで答えるだけで、あなたの強みや向いている業界の特徴などが瞬時に判断できます。

完全無料で利用できるため、気になる方は以下のリンクから登録してみてください。

エージェントに相談しよう

安定している業界については分かったものの「どのような仕事がしたいのか明確になっていない」「対策を何から始めれば良いのかわからない」という方はぜひエージェントを利用してみてください。

利用に抵抗がある方もいるかもしれませんが、やはり「プロに無料で相談できる」というのは大きなアドバンテージです。

弊社も「ジョブコミット」というサービスを提供しており、ESの添削はもちろん、面接の練習にも何度でもお付き合いしますし、おすすめ企業や非公開求人の紹介なども行っています。

その他、業界研究や企業研究に活用できる便利なツールの配布なども行っているため、気になる方は以下のリンクからお試しで利用してみてください。

おわりに

今回は安定している業界について紹介しつつ、どのような特徴があるのか、メリット・デメリットには何があるのかについて紹介し、さらに安定している業界に就職するための方法などについても詳しく紹介しました。

景気が良いとは言えない昨今ですが、安定している業界に就職できれば将来への不安を最小限に抑えられるでしょう。

ぜひ、この記事を読んで気になる業界が見つかった方はしっかりと対策を行い、選考に備えてください。

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