はじめに
みずほフィナンシャルグループは、毎年多くの学生が志望するメガバンクの一角を担っています。
金融業界の中でも、銀行・証券・信託といった多様なサービスを一体で提供できる体制を整えており、幅広いフィールドで活躍したいと考える人にとって魅力的な企業です。
志望動機を考えるうえで、単に企業名や規模の大きさに惹かれるだけでなく、なぜ自分がその企業で働きたいのか、自分のどんな経験や価値観が重なるのかを言語化することが重要です。
このページでは、みずほフィナンシャルグループの特徴や職種、仕事内容、インターン情報などを整理しながら、納得感のある志望動機を組み立てるためのヒントを紹介していきます。
みずほフィナンシャルグループとは?
みずほフィナンシャルグループは、日本を代表する総合金融グループのひとつです。
銀行業務を担うみずほ銀行、証券業務を担うみずほ証券、信託業務を担うみずほ信託銀行など、複数の中核会社が連携し、法人から個人まで幅広い顧客に金融サービスを提供しています。
グループ全体で重視しているのは、顧客の課題に対して最適なソリューションを届ける姿勢です。
単なる金融商品提供にとどまらず、企業の経営支援や地域の課題解決、さらには社会全体のサステナビリティ推進にも関わっています。
また、デジタル化への取り組みにも力を入れており、FinTech領域やデータ利活用、業務効率化など、これからの金融業界の変化に対応するための技術開発も積極的に進めています。
こうした多面的な挑戦を支えているのが、グループ全体での連携と、それぞれの社員の専門性です。
みずほは、ただの銀行ではなく、社会の変化を読み取り、未来に向けて進化し続ける組織です。
その姿勢に共感し、自分もその一員として貢献したいと感じる人にとって、非常に大きな可能性を持った企業と言えるでしょう。
みずほフィナンシャルグループの主な職種
- 総合職(全国転勤型)
- エリア総合職(地域限定)
- デジタル・IT職(専門職型)
- みずほ証券・みずほ信託銀行などグループ各社の職種
みずほフィナンシャルグループには、志向や適性に応じて複数の職種が用意されています。
幅広い事業領域を展開しているからこそ、金融の知識だけでなく、企画力やデジタルスキル、対人力など、さまざまな強みを活かせる環境が整っています。
ここでは代表的な職種について紹介します。
総合職(全国転勤型)
総合職は、将来的に組織をリードする人材として育成されるポジションです。
法人営業やリテール、企画部門、リスク管理、海外拠点など、あらゆる業務を幅広く経験しながらキャリアを積み上げていくのが特徴です。
勤務地は全国各地に広がっており、転勤や異動を通じて多様な視点やスキルが磨かれていきます。
仕事を通じてスケールの大きな案件に携わりたい人や、将来マネジメントや企画職などの中枢で働きたいと考える人にとっては、大きなやりがいが得られる道です。
エリア総合職(地域限定)
エリア総合職は、特定の地域に腰を据えて働きながら、地域社会や地元企業に寄り添った支援を行う職種です。
地域の中小企業や個人のお客さまとの関係構築を大切にしながら、金融のプロフェッショナルとして信頼を積み重ねていく役割を担います。
転居を伴う転勤がないため、ライフスタイルを重視した働き方を希望する人や、地元で長く活躍したいという思いを持つ人に向いています。
地域密着で深い関係性を築く中で、自分の成長を実感しやすいのもこの職種ならではの魅力です。
デジタル・IT職(専門職型)
近年、みずほではデジタル領域への注力が一段と進んでいます。
デジタル・IT職は、金融サービスの高度化や業務効率の向上、セキュリティ強化などに関わる専門職です。
システム開発、AI・データ分析、UI/UX設計などを通じて、銀行の未来をつくる最前線に立ちます。
銀行業務のデジタル化が進む中で、テクノロジーに強みを持つ人材は重要な存在です。
プログラミングやデータ活用、IT戦略に興味がある人にとっては、専門性を活かしながら社会に大きな影響を与えられる仕事です。
みずほ証券・みずほ信託銀行などグループ各社の職種
みずほフィナンシャルグループには、銀行以外にも複数の中核企業があり、それぞれに特化した職種があります。
たとえば、みずほ証券では資本市場やM&A、投資銀行業務に携わることができ、より専門的な知見を磨くことが可能です。
みずほ信託銀行では、年金・不動産・相続などの分野で、高度なコンサルティングや資産管理を行います。
また、みずほリサーチ&テクノロジーズでは、調査分析やコンサルティング業務、さらにデジタル技術の研究・開発といった多岐にわたるプロジェクトに参加できます。
このように、グループ全体を通して多彩なキャリアの選択肢があることも、みずほで働く大きな魅力です。
自分の専門性を深めたい人、挑戦の幅を広げたい人、それぞれに合った道が用意されています。
みずほフィナンシャルグループの仕事内容とは?
- 法人営業(企業の課題解決を金融で支援)
- リテール業務(個人顧客への資産形成支援)
- 市場業務・投資銀行業務(証券・為替など)
- IT・システム企画業務(デジタルバンキング・FinTech)
- グループ間連携を活かした業務横断的な働き方
みずほフィナンシャルグループでは、銀行業務を中心に、証券、信託、IT、調査・コンサルティングなど多様な分野で業務が展開されています。
それぞれの職種が単独で完結するのではなく、グループとしての総合力を活かして、顧客一人ひとりのニーズに応えるのが特徴です。
ここでは代表的な仕事内容を紹介します。
法人営業(企業の課題解決を金融で支援)
法人営業では、企業の経営課題に対して金融の立場から解決策を提案していきます。
融資や資金調達の支援はもちろん、M&A、事業承継、海外進出支援など、幅広いニーズに応える役割を担います。
取引先企業の規模や業種によって提案内容も大きく変わるため、常に情報収集と学びが欠かせません。
一方で、自らの提案が企業の成長や地域経済の活性化につながる実感を得られるのも、この仕事の大きな魅力です。
リテール業務(個人顧客への資産形成支援)
リテール業務は、個人の顧客とじっくり向き合いながら、ライフプランに応じた資産形成や相続対策、住宅ローンなどの提案を行う仕事です。
信頼関係の構築が何より重要であり、一人ひとりの人生に寄り添う姿勢が求められます。
お金のことは多くの人にとって不安や悩みを抱える領域です。
だからこそ、丁寧なコミュニケーションやニーズの深掘りを通じて、最適な解決策を導き出せる人材が重宝されます。
市場業務・投資銀行業務(証券・為替など)
市場業務や投資銀行業務では、金融市場と直接関わりながら、資金調達や資産運用の支援を行います。
たとえば、企業の株式上場や債券発行を通じた資金調達支援、為替や金利リスクのヘッジ提案など、専門性の高い業務が求められます。
スピード感が求められる場面も多く、世界経済や金融市場の動向に常にアンテナを張りながら、戦略的な判断を下す能力が必要です。
数字を扱うだけでなく、企業の経営戦略や資本政策と深く関わるダイナミックな仕事です。
IT・システム企画業務(デジタルバンキング・FinTech)
近年、みずほではデジタル化への対応が急速に進んでおり、その中核を担うのがIT・システム企画業務です。
基幹システムの開発や運用、ネットバンキングの機能拡充、FinTechとの連携など、多岐にわたるテーマに取り組みます。
単なる技術職にとどまらず、ユーザー視点に立ったサービス設計やデータ分析、プロジェクトマネジメント力も求められます。
テクノロジーを通じて金融の未来を形づくるという、やりがいの大きなフィールドです。
グループ間連携を活かした業務横断的な働き方
みずほの大きな特徴は、グループ企業間の密な連携によって、より質の高いソリューションを提供できる点にあります。
たとえば、銀行と証券が連携して企業の資金調達を支援したり、信託と連携して相続や不動産の相談に対応したりと、複数の専門領域を組み合わせた提案が可能です。
こうした業務を通じて、金融の枠を超えた提案力や課題解決力が身につきます。
一つの職種にとらわれず、多様な視点と経験を積みながら、自分の専門性を磨いていける環境が整っているのが、みずほで働く魅力のひとつです。
みずほフィナンシャルグループの関連企業と特徴
- みずほ銀行
- みずほ証券
- みずほ信託銀行
- みずほリサーチ&テクノロジーズ
- 各社で異なる役割とキャリアパスの広がり
みずほフィナンシャルグループは、単なる銀行グループではなく、多様な専門性を持つ複数の企業が連携しながら一体となって価値を提供する総合金融グループです。
それぞれの中核企業が独自の機能を担いながら、顧客ごとのニーズに応じて最適なサービスを届けています。
ここでは、代表的な関連企業の役割と特徴について紹介します。
みずほ銀行|中核事業・個人・法人業務全般
みずほ銀行は、グループの中核を担う存在であり、個人や法人に向けた幅広い金融サービスを提供しています。
個人に対しては住宅ローンや資産運用の提案、法人に対しては融資や事業支援、海外展開のサポートなど、業務範囲は多岐にわたります。
全国に支店を構え、地域に根差した営業活動を行うと同時に、大企業との取引や国際業務も手がけるなど、スケールの大きな仕事に携わる機会も豊富です。
顧客との信頼関係を築きながら、社会や経済を支える役割を果たしています。
みずほ証券|資本市場・M&A・マーケット業務
みずほ証券は、資本市場に関する高度な業務を担うグループ会社です。
株式や債券の引受・売買、企業のM&A支援、金融商品の運用提案など、主に法人向けの専門性の高い業務に携わります。
特に企業の成長戦略や資本政策に深く関わる仕事が多く、経営陣と向き合う機会も多いため、提案力や論理的思考が求められます。
スピード感のある環境の中で、金融知識を駆使しながらダイナミックなビジネスに関わりたい人にとっては大きなやりがいがある分野です。
みずほ信託銀行|資産管理・年金・不動産分野
みずほ信託銀行は、信託ならではの専門性を活かして、資産管理や相続、企業年金、不動産関連のサービスを提供しています。
企業や個人の資産を長期的に守り、活用するサポートを行うのが主な役割です。
信託業務は表に出にくい分野ではありますが、法務や税務など幅広い知識が求められる高度な仕事です。
資産の保全や承継に関心のある人にとっては、専門知識を深めながら価値あるサポートができる環境です。
みずほリサーチ&テクノロジーズ|調査・コンサル・DX支援
みずほリサーチ&テクノロジーズは、みずほグループ内のシンクタンク・IT戦略機能を担う企業です。
経済や産業に関する調査・分析、企業や行政へのコンサルティング、そしてデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進など、多岐にわたるプロジェクトに取り組んでいます。
調査力と技術力の両方を備えており、他の金融機関にはない多角的なアプローチで顧客の課題解決を支援しています。
論理的な分析力や新しい価値を生み出す企画力を発揮したい人にとっては、挑戦しがいのあるフィールドです。
各社で異なる役割とキャリアパスの広がり
みずほフィナンシャルグループの大きな強みは、複数の専門機関が連携することで、ひとつの企業では実現できない多様なキャリアを描けることにあります。
たとえば、みずほ銀行で営業スキルを磨いた後に、みずほ証券で資本市場の知見を深めるといった、職域を越えた成長が可能です。
また、共通の価値観を持つグループとしての一体感があるため、会社間をまたぐ異動や協働もスムーズに行われています。
専門性を高めたい人、広い視野でキャリアを築きたい人、そのどちらにも応えられる柔軟な選択肢が用意されています。
インターンシップ情報|みずほの就業体験で得られるもの
- インターンの種類と形式(1day/数日間/選抜型など)
- 体験できる業務内容とプログラムの特徴
- 参加学生のレベル・選考難易度は?
- インターン参加者の声と就活への影響
- インターン参加経験を志望動機に活かすコツ
みずほフィナンシャルグループでは、学生が実際の業務や組織風土に触れられるインターンシッププログラムを多数実施しています。
就業体験を通じて金融業界の役割を理解できるだけでなく、自分の適性や将来の方向性を見極めるうえでも有意義な機会です。
ここではインターンの種類や内容、参加学生の声などを紹介します。
インターンの種類と形式(1day/数日間/選抜型など)
みずほのインターンは複数の形式で開催されており、1日完結の仕事理解プログラムから、数日間にわたる実践的な選抜型インターンまで幅広く用意されています。
1day形式では職種の紹介や社員との座談会が中心ですが、より選抜性の高い長期プログラムでは、実際の業務に近いケーススタディやグループワークを通じて、課題解決のプロセスを体感できます。
また、職種ごとに内容が異なり、銀行系・証券系・IT系といった志望分野に応じて選べるのも特徴です。
自分がどの領域に関心があるのかを確かめるきっかけにもなります。
体験できる業務内容とプログラムの特徴
プログラムでは、法人営業の提案体験、個人顧客への資産運用シミュレーション、IT部門によるプロジェクト設計体験など、実際の仕事を疑似体験できる内容が用意されています。
単なる座学ではなく、参加者が主体的に考え、動くことを重視した構成になっているため、業務のリアルな一面を理解しやすいのが特徴です。
また、現場社員とのフィードバックや懇談の時間も多く設けられており、企業の雰囲気や働く人の価値観に触れることができます。
学生にとって、社風や人の魅力を肌で感じられる貴重な場となっています。
参加学生のレベル・選考難易度は?
数日間の選抜型インターンは応募者数も多く、エントリーシートや面接による選考が課されることが一般的です。
選考では、志望動機の明確さや論理的な思考力、チームでの協調性などが見られており、一定の準備が求められます。
一方、1dayのプログラムについては比較的参加しやすく、幅広い学生に開かれた形式です。
まずは1dayに参加し、志望度を高めた上で長期インターンにチャレンジする学生も少なくありません。
インターン参加者の声と就活への影響
参加した学生からは「社員の雰囲気が柔らかく、働きやすそうな印象を受けた」「仕事の幅が広く、自分が挑戦できるフィールドが多いと感じた」といった声が多く聞かれます。
グループワークやフィードバックを通じて、自分の強みや改善点に気づけたという感想も目立ちます。
また、インターン経験者の中には本選考で内定を獲得した人も多く、就活において有利に働くことも少なくありません。
実際に社員と関わることで、自分の志望動機がより具体的になり、面接でも説得力を持って話せるようになります。
インターン参加経験を志望動機に活かすコツ
インターンを経験したからといって、そのまま体験談を並べるだけでは評価されません。
大切なのは、体験の中で何を感じ、どんな学びを得て、それがみずほで働く意志につながっているかを、自分の言葉で表現することです。
たとえば、チームでの提案活動を通じて気づいた強みや、社員との対話から感じた企業文化への共感など、自分だけの気づきを具体的に盛り込むことで、説得力のある志望動機になります。
体験を通じて、自分がなぜこの会社を選ぶのか、どんな価値を提供できるのかを深めておくことが、就活の成功につながります。
みずほフィナンシャルグループを志望する理由とは?
- 「One MIZUHO」の強みを活かせる環境
- 金融×デジタルで社会課題に挑む姿勢に共感
- 長期的なキャリア形成ができるフィールド
- 個人に寄り添った資産形成・法人支援の実践
みずほフィナンシャルグループには、単なるメガバンクの枠を超えた魅力があります。
幅広い顧客層と事業領域を持ちながらも、グループ一体となって価値を生み出す体制や、社会の変化に合わせて挑戦を続ける姿勢が、学生の志望理由につながる大きな要素となっています。
ここでは、みずほを選ぶ理由として代表的な4つの観点を紹介します。
「One MIZUHO」の強みを活かせる環境
みずほは、銀行・信託・証券といった異なる金融機能をひとつに束ね、グループ全体で顧客に最適な提案を届ける体制をとっています。
こうしたグループの総合力を象徴するのが「One MIZUHO」という考え方です。
部門や会社の垣根を越えて連携できるからこそ、顧客の課題に対して多角的にアプローチできる柔軟さがあります。
このような環境で働くことで、自分の専門領域だけに閉じるのではなく、幅広い知識や視点を養いながら、より質の高い提案を行えるようになります。
金融×デジタルで社会課題に挑む姿勢に共感
みずほは伝統的な金融機関でありながら、テクノロジーとの融合にも積極的です。
デジタルバンキングの推進、FinTechとの連携、データを活用したマーケティングなど、新しい時代の金融のあり方を模索し続けています。
その背景には、社会全体が抱える課題を金融の力でどう解決できるかという視点があります。
少子高齢化、地域経済の衰退、環境問題など、一企業では対処しきれないテーマにも、みずほは真剣に取り組んでいます。
単に利益を追うのではなく、社会に対して価値を生み出そうとする姿勢に共感を覚える学生も多いはずです。
長期的なキャリア形成ができるフィールド
みずほは、社員一人ひとりの成長を重視した人材育成にも力を入れています。
新入社員研修だけでなく、配属後のOJTや定期的な研修、自己成長支援制度など、段階に応じた成長機会が整備されています。
また、グループ内での異動や出向を通じて、職域や業種の壁を越えて多様な経験を積むことも可能です。
営業から企画、国内から海外、銀行から証券といったように、自らのキャリアを柔軟に設計できるのは、総合金融グループならではの強みです。
自分の将来を長期的に描ける環境が整っているからこそ、多くの学生が安心感と挑戦意欲の両方を感じています。
個人に寄り添った資産形成・法人支援の実践
みずほは、金融のプロとして顧客の人生や企業の成長に深く関わることを大切にしています。
個人向けには、ライフステージに応じた資産形成や住宅ローン、相続に関する提案を通じて、長期的な信頼関係を築いていきます。
一方、法人向けには、融資や資金調達だけでなく、M&A、事業再編、海外進出といった経営の中核に関わる支援を行い、企業の成長に寄与します。
こうした一つひとつの仕事の背景には、顧客の人生や経営に真剣に向き合う姿勢があり、人の役に立ちたいという思いを形にできるフィールドが広がっています。
みずほが求める人物像とは?
- 変化への対応力・柔軟性
- お客さま視点とチームプレー力
- 社会課題への関心と行動力
- グループ全体での価値創造を志す人
みずほフィナンシャルグループは、金融のプロフェッショナルとしての知識やスキルだけでなく、人間としての柔軟さや多様性への理解も重視しています。
時代の変化が激しい今、ただ与えられた仕事をこなすだけではなく、自ら考え、チームとともに行動できる人材が求められています。
ここでは、みずほが大切にしている人物像について整理します。
変化への対応力・柔軟性
金融業界は、経済やテクノロジーの進化によって常に変化しています。
加えて、制度改正やグローバル化といった外的要因も業務に大きな影響を与えます。
こうした環境の中で求められるのは、現状に固執せず、変化に前向きに対応できる柔軟さです。
みずほでは、新しい分野に挑戦する場面や、これまでにない価値提供を模索する業務も多くあります。
固定観念にとらわれず、学び続けながら自分をアップデートしていける人が、活躍できる素地を持っていると言えるでしょう。
お客さま視点とチームプレー力
金融サービスは、常にお客さまの立場に立って考えることが基本です。
相手が何を求めているのか、言葉になっていないニーズは何かを丁寧にくみ取り、その人に合った提案を形にしていく力が必要とされます。
また、みずほではチーム単位での連携が非常に重視されています。
一人で完結する仕事は少なく、部署やグループ会社を超えた協力の中で成果を出していくことが求められます。
自分の意見を持ちながらも、周囲と調和し、チームの中で自分の役割を果たす姿勢が大切です。
社会課題への関心と行動力
金融は社会基盤のひとつであり、その担い手としての責任を果たすには、社会全体が抱える課題への意識も欠かせません。
たとえば、地域経済の活性化や脱炭素の推進、少子高齢化への対応など、多くのテーマに対して金融機関としてできることは数多くあります。
みずほでは、こうした社会的な意義のある活動に積極的に関わろうとする姿勢が評価されます。
ただ関心を持つだけでなく、具体的にどんな取り組みをしたいか、どんな視点で貢献したいかを考え、実行に移す力が重要です。
グループ全体での価値創造を志す人
みずほは、銀行だけでなく証券、信託、IT、リサーチなど、さまざまな機能を持つグループ体制を築いています。
それぞれの専門性を活かしながら、グループ全体でシナジーを発揮していくことが今後ますます重要になっていきます。
そのためには、自分の仕事の枠にとどまらず、他部署や他社の視点にも理解を持ち、全体最適を意識できる視野の広さが求められます。
部分的な成果ではなく、組織全体での価値創造を目指す意志が、みずほの中で信頼される存在へとつながっていきます。
志望動機を書くときのポイント
- なぜみずほなのかを他社比較で明確に
- 経験と「自分の強み」を業務に結びつける
- インターンや説明会の学びを具体的に入れる
- キャリアビジョンに一貫性を持たせる
みずほフィナンシャルグループを志望する理由を伝えるには、企業の特徴を理解するだけでなく、自分の経験や価値観とどう重なるのかをしっかりと言葉にすることが大切です。
思いを詰め込むだけではなく、読み手にとって納得できる流れを意識することで、より伝わる文章になります。
なぜみずほを選ぶのか、他社との違いをはっきりさせる
みずほには、銀行・証券・信託が一体となった組織体制や、グループ全体で顧客に寄り添う姿勢といった特徴があります。
こうした強みに、自分がどのような魅力を感じたのかを具体的に示すことで、志望動機に説得力が生まれます。
安定性やネームバリューだけでは他の金融機関でも通用する内容になってしまいます。
自分が感じたみずほならではの魅力を、自分の言葉で掘り下げることが大切です。
経験や強みを、業務とつなげて伝える
アルバイト、ゼミ活動、部活などで得た経験の中には、みずほの仕事に通じる力があるはずです。
ただ頑張った話をするのではなく、その中でどんな強みが身につき、それがどの仕事に活かせるのかを結びつけて伝えることで、相手にしっかりと印象が残ります。
「誰とでも仲良くできる」や「責任感がある」といった抽象的な表現にとどめず、どんな行動をしたのか、どう成果につながったのかを具体的に描くとより伝わりやすくなります。
インターンや説明会で感じたことを自分の言葉で書く
インターンや座談会に参加した経験がある場合は、その中で心に残ったことや価値観に影響を受けた瞬間を盛り込むと、自分だけの志望動機に深みが出ます。
ただイベントに参加したという事実だけでなく、どんな社員に出会い、何を感じたのか、働く姿にどんな印象を持ったのかなど、自分の視点で具体的に描くことが重要です。
目指す将来像とつなげて、一貫性を持たせる
入社後にどのような仕事をしたいのか、どんな姿を目指しているのかを示すことは、志望動機に深みを加える要素になります。
ただ入社したいという思いだけでなく、その先に描くビジョンがあることで、本気度がより強く伝わります。
自分のキャリアビジョンが、みずほでの働き方や組織の考え方とどう重なっているのか。
その一貫性を意識することで、単なる熱意ではなく、具体性のある動機として伝えることができます。
みずほフィナンシャルグループ向け志望動機の例文
志望動機は、どの職種を目指すかによって伝えるべき内容が変わってきます。
ここでは、職種別・背景別に合わせた例文を紹介します。
文章の構成や語り口の参考にしてください。
法人営業職の志望動機
ゼミ活動では地方中小企業の事業分析に取り組み、経営者が抱える資金繰りや後継者問題などのリアルな声に触れました。その経験から、数字だけでなく想いにも寄り添いながら、長期的な支援を続ける存在になりたいと考えるようになりました。みずほフィナンシャルグループは、銀行・証券・信託が連携し、企業ごとのニーズに応じた柔軟な提案ができる点に惹かれました。
チームの力を活かしながら、自分自身も専門性を磨き、信頼されるパートナーを目指したいです。
IT・デジタル職の志望動機
大学では情報工学を専攻し、データ分析を用いた業務改善の研究に取り組みました。特に、ユーザー視点を意識したシステム設計の大切さを学び、使う人の立場に立った設計力を身につけてきました。みずほでは、金融機能の安定運用だけでなく、デジタルバンキングやFinTechの領域にも積極的に取り組まれている点に強く共感しています。
多様なプロジェクトを通じて、より安心で便利な金融サービスを生み出す挑戦に、自分も貢献したいと考えています。
みずほ証券志望の例文
学生時代に投資研究会で企業分析やM&A事例を学び、企業にとって最適な資金調達手段や戦略の重要性を実感しました。企業の意思決定に関わる責任の重さに惹かれ、自分もその最前線で力を発揮したいと考えています。中でもみずほ証券は、みずほ銀行や信託銀行と連携しながら、総合的な提案ができる点に魅力を感じました。
表面的な数字だけでなく、企業の未来を見据えた本質的な支援ができる証券業務に挑戦したいです。
インターン参加経験を活かした例文
特に、グループワークでのフィードバックを通じて、お客さま本位とは何かを深く考える機会になりました。実際の業務を疑似体験する中で、自分もこの環境で成長したいという思いが強まりました。
変化の大きい金融業界においても、柔軟に学び続けながら、みずほの一員としてお客さまと社会に価値を提供していきたいです。
まとめ
みずほフィナンシャルグループには、多様な職種とキャリアの広がりがあり、個人としても組織としても成長できる環境が整っています。
志望動機を考える際は、企業の特徴を理解した上で、自分の経験や将来のビジョンとどう重なるのかを、丁寧に言葉にすることが大切です。
志望理由を明確にすることは、単なる選考対策にとどまらず、自分自身がどのような働き方をしたいのかを見つめ直す機会にもなります。
みずほでどんな価値を提供したいのか、自分だからこそできることは何か。
その問いに向き合いながら、自信を持って自分の言葉で志望動機を伝えていきましょう。