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・面接にカラコンはNGなのか
・面接でバレにくいカラコンとは
・カラコン着用がバレたときの対処法
・どうしてもカラコンをつけて面接に臨みたい人
・バレにくいカラコンを知りたい人
・カラコンが許容されやすい業界を知りたい人
はじめに
普段からカラコンをつけており、就活においてもできればつけていきたいと考えている人も多いでしょう。
最近のカラコンにはナチュラルなものも多く、気付かれないことも多々あるため、絶対にしてはいけないというわけではありません。
とはいえ、注意点もいくつか存在するため、この記事では結局面接にカラコンはOKなのか、もしつけていくならばどのような点を意識しなければならないのかについて詳しく紹介します。
面接でカラコンはNG?
就活において第一印象は非常に重要な要素であり、面接時の見た目の評価に少なからず影響します。
カラコンを着用すること自体が直ちにNGというわけではありませんが、企業によって受け取られ方は異なるため注意が必要です。
ナチュラルな色味やサイズであれば気づかれないことすらありますが、派手すぎるデザインや不自然な発色のものはバレやすいため、注意しましょう。
就活でカラコンはアリかナシか
就活でカラコンはアリかナシか、合否にどこまで影響するのか、カラコンあり・なしで印象はどの程度違うのかなどについて考えてみましょう。
つけていかない方が無難ではありますが、カラコンがあるとないとで気分が大きく変わる人も多いはずです。
そこで、就活においてどの程度影響があるのか、まずは考えてみてください。
合否にどこまで影響するの?
カラコンの着用は個人の自由ではありますが、面接官がどのように受け取るかも個人の自由ということを忘れてはいけません。
企業によっては、好ましくないと判断されることもあります。
特に保守的な社風の企業では奇抜に見える要素が敬遠されがちです。
目元は顔の中でも特に目立つパーツであるため、面接官の視線が集中しやすく、カラコンの存在が気になってしまうこともあります。
結論として、カラコンそのものは合否を決定付ける要素ではないものの、第一印象や企業側の価値観によって評価が左右される可能性があるということは覚えておいてください。
裸眼との印象の違いに注意
特に注意すべき点は裸眼との印象の違いです。
自分では見慣れているため違和感がないかもしれませんが、初対面の面接官には不自然に映ることもあります。
特に黒目が極端に大きく見えるタイプで、色味が明るいものの場合、顔全体のバランスが崩れた印象になり、少なくとも真面目には見えないでしょう。
学生の内面を丁寧に見ようとしてくれる企業もありますが、企業によっては、せっかくの努力が正当に評価されない可能性もあります。
面接は限られた時間で自分をアピールする場であるため、わずかな違和感が全体の評価に影を落とす可能性は否定できないと覚えておいてください。
面接でカラコンはしないほうがいい理由
カラコンをしているだけで即落とされるというわけではありませんが、しない方が良いことは間違いありません。
少なくとも「カラコンをつけていなかったら落ちていたかもしれない人が、カラコンをつけたことで合格」なんてことはないでしょう。
絶対につけるなとは言いませんが、もし以下の項目を読んで納得できたならば、裸眼で臨むことをおすすめします。
ビジネスの場にそぐわない可能性がある
カラコンはファッションや個性を表現するアイテムではありますが、面接の場ではその印象が大きく変わります。
企業が面接で重視するのは学生が社会人としてふさわしいかどうかです。
特にカラコンは目元の印象を大きく変えるため、見る人によっては派手に感じられたり、ビジネスマンにふさわしくないと受け取られたりします。
保守的な業界や、文化が厳格な企業ではそうした要素が「浮いている」とみなされ、マイナスの印象を与える可能性があります。
就活マナーが身についていないと思われる
カラコンをつけたまま面接に臨むことで、マナーがなっていないと判断される可能性も否めません。
就活では自己PRや志望動機の内容だけでなく、立ち居振る舞いや服装、髪型といった外見面にも目が向けられます。
カラコンによって派手な印象や不自然な雰囲気を与えてしまうと「社会人としての常識がない」と思われてしまう可能性もあります。
募集要項とその「行間」を読み「この企業はカラコンをつけていかない方が良さそうだな」と判断した場合は、裸眼か普通のコンタクト、またはメガネで臨むことをおすすめします。
履歴書とのギャップで違和感を与えることも
履歴書に添付する写真は応募者の第一印象を形成する重要な要素であることは間違いありません。
企業の採用担当者は書類選考の段階で顔写真も確認し、そこから面接時の姿を想像しています。
そのため、履歴書の写真が裸眼で自然な印象だったにも関わらず、面接時にカラコンをつけて大きく印象が変わってしまうと、違和感を与える可能性があります。
「何か写真と違うな?」と違和感を持たれる可能性はかなり高いですし、その違和感から目元をしっかりとチェックされ「カラコンをつけているな」とバレることも少なくありません。
面接官に余計な雑念が入ると、せっかくのあなたの練りに練った志望動機や自己PRをあまり集中して聞いてくれない可能性が高まります。
面接官はカラコンに気づく?
面接においてカラコンをしない方が良いのは分かりましたが、実際のところ、面接官はカラコンをしていることに気づくのでしょうか。
どのような条件ならばバレてしまうのか、一緒に考えてみましょう。
派手なカラコンはすぐにバレる
面接官は多くの就活生と日々接しており、話し方や服装はもちろん、目元の印象にも敏感です。
特に発色が強く、縁がくっきりとしたカラコンはわずかな距離でも違和感を覚えやすく、目に留まりやすいです。
ビジネスシーンでは落ち着いた見た目が求められるため、華やかなカラコンをしていると、第一印象で場にふさわしくないと判断されてしまうことも少なくありません。
目元の印象は、本人が思っている以上に会話中に注目されるポイントです。
「わざと目立とう」という意図がなくとも、派手なデザインというだけでマイナス評価に繋がる可能性は高いでしょう。
ナチュラル系でも見抜く人は見抜く
ナチュラルなデザインのカラコンを選んだからといって、確実に安心とは言えません。
面接官の中にはほんのわずかな違いでも敏感に気づく人もいます。
特に黒目がやや大きすぎる場合や、光の入り方によって微妙にレンズが見えてしまうような状況ではカラコンがバレてしまう可能性が高いです。
カラコンがナチュラルかどうかにかかわらず、使用すること自体がビジネスマナー上問題視される場合もあります。
相手がどう受け取るかは自分でコントロールできないため、使用の有無については慎重に判断しましょう。
書類写真と印象が違うと悪目立ちする
カラコンによって目元の印象が変わり、履歴書の写真とのギャップが生じる恐れがあります。
面接官は書類の写真と本人の顔を照らし合わせながら面談を進めることもあり、その際に写真とあなたを見比べて「何かおかしいな」と気付かれることも多いです。
評価を下げないためには、裸眼で写真を撮った場合は面接でも裸眼にし、カラコンで撮影した場合は同じカラコンを使用すると良いでしょう。
また、まだ履歴書などを提出する前ならば、できれば裸眼で、もう一度証明写真を撮り直すことをおすすめします。
面接でバレにくいナチュラルカラコンの選び方
ここまで読んで、カラコンはできればやめた方が良いとわかったけれども、どうしても「普段と違うものであっても、カラコンをつけたい」「カラコンをつけていないと落ち着かない」という人は、バレにくいナチュラルカラコンを選びましょう。
以下のような条件が揃っているものを利用すれば、バレにくいです。
瞳の色に近いカラーを選ぶ
最初に意識すべきは自分の瞳の色にできるだけ近い色を選ぶことです。
黒に近いダークブラウンの瞳であれば、やや明るめのブラウンやグレーを選ぶと違和感を与えやすくなります。
地の色に近いカラコンを装着すれば、他人から見た時の違和感を最小限に抑えられるでしょう。
派手な印象を避けるだけでなく、自然な眼差しを保つためにはこの色選びが非常に重要です。
屋内の照明や日光のもとで色がどう見えるかも、事前に確認しておくと安心でしょう。
フチなしorぼかしフチで自然に見せる
カラコンのデザインには「くっきりフチ」「ぼかしフチ」「フチなし」など様々なタイプがありますが、面接に相応しいのは輪郭が目立ちにくい「フチなし」や「ぼかしフチ」のデザインです。
くっきりフチのレンズは瞳を大きく印象的に見せる効果はありますが、その分カラコンをしていることがバレやすいです。
ぼかしフチやフチなしデザインは瞳の外側の色を柔らかくグラデーションさせることで地の目との境界が自然に見え、視線を合わせた時も違和感がありません。
したがって、カラコンを使用するなら目立たず、元の目の形や色になじむデザインを選びましょう。
着色直径13.0mm前後の控えめサイズが安心
着色直径は自然さを左右する非常に重要なポイントです。
「着色直径」とは色がついている部分のサイズのことで、このサイズが大きいほど瞳が強調され、派手な印象になってしまいます。
面接に適しているのは、着色直径が13.0mm前後の控えめなサイズです。
このサイズならば瞳の色を自然に引き立てる程度にとどまり、目力を程よく演出しつつ、不自然な印象を与えにくいです。
これ以上のサイズのカラコンはデカ目効果を狙ったデザインであることが多く、面接といったフォーマルな場面ではバレやすいですし、不適切とみなされる可能性が高いでしょう。
履歴書&面接におすすめのナチュラルカラコン
履歴書の証明写真や写真撮影、面接本番においておすすめのナチュラルカラコンについても紹介します。
以下のようなデザインならば、面接においてもバレにくいですし、悪い印象を与える可能性が低いでしょう。
裸眼風に見えるカラー・デザイン
履歴書や面接において好印象を与えるためには、できる限り自然な見た目を演出することが求められます。
カラコンを使用する場合もその例外ではなく、特に裸眼風に見えるカラーやデザインが適しています。
地の瞳の色に近いダークブラウンやブラックをベースにしたカラコンであれば、カラコン特有の派手さや違和感が出にくく、装着していることに気づかれにくいのが特徴です。
また、瞳の輪郭をさりげなく強調する程度のぼかしフチやフチなしデザインを選べば、自然な目元に仕上がります。
面接で好印象を狙える人気商品
面接で好印象を与えたいと考える就活生の皆さんの間で人気なのは、ナチュラル系のカラコンです。
市場にはありとあらゆるカラコンがありますが、中でも就活生の方から人気が高いのは、色味が瞳に溶け込むよう設計されている製品です。
自然な発色と透明感を備えたレンズは表情を明るく見せつつ、派手さを感じさせない点が支持されています。
また、室内の照明や距離によっても印象が変わりにくく、安定した見た目を保てる点も魅力です。
もし自分に合った就活用のカラコンが見つからない場合は、カラコンが豊富に揃っているショップに行ってみて、スタッフに質問しても良いでしょう。
ナチュラルさと安全性を兼ね備えたレンズ
就活の大切な場面で使用するカラコンは見た目の自然さだけでなく、安全性や装着感にも配慮が必要です。
装着時に乾燥しやすく、長時間つけていると痛みが出るような製品は面接中に集中力を削いでしまう原因になります。
酸素通過率の高い素材や水分保持力のある設計を取り入れている製品であれば、快適に過ごせるだけでなく、目の健康を守ることにもつながります。
就活の期間中は複数の面接や説明会に出席する機会が多いため、1日使い捨てタイプのレンズを選ぶと、衛生面でも安心です。
また、メーカーによっては瞳に優しい成分を使用した商品や、国内認証を取得しているものもあります。
カラコンがバレたときの対処法
いくらナチュラルなものをつけていたとしても、カラコンをつけていることがバレることはあります。
そして、わざわざ指摘してくる人ばかりとは言えませんが、中には「カラコンをつけていますか?」と聞いてくる人もいます。
もしカラコンをつけていることがバレて、なおかつ聞かれた際にはどのように対処すれば良いかについて理解しておき、いざバレた時も落ち着いて対処しましょう。
「印象を良くしたかった」と素直に伝える
面接でカラコンをつけていることを指摘された場合は、取り繕ったり嘘をついたりするのではなく、率直に目的を伝えることがおすすめです。
「印象を良くしたかった」「清潔感をより出したかった」と言いましょう。
見た目に気を配ることそのものを否定しているわけではないため「外見に関する努力の一環である」と誠実に伝えれば、マイナス評価につながる可能性を抑えられます。
大切なのは、何も考えずにカラコンをしてきたと思われるのではなく「少しでも印象を良くしたいと思った結果、カラコンをつけてきた」と主張することです。
自信を持って臨みたかったと前向きに説明
「自信を持って面接に臨みたかった」という説明も、前向きな動機として受け止められやすいです。
見た目に気を配ることで自信を持って受け答えができる状態を整えるのは、ある意味自己管理の一環とも言えます。
そんな理由であれば「面接に真剣に臨んでいる証拠」として受け止めてもらえる可能性があります。
ただし、口調が言い訳がましくなったり、過剰にアピールしすぎたりすると逆効果であるため、落ち着いたトーンで丁寧に説明しましょう。
嘘はつかず、理由は簡潔に
面接で何かを指摘された時は、ごまかしたり否定したりするのは避けるべき対応です。
特にカラコンのように目立ちやすい要素については、嘘をついたことで印象が悪化するリスクがあります。
細かく説明しようとして話が長引くよりも、素直に理由を伝え、必要以上に引きずらない対応が求められます。
先ほど説明したように「第一印象を良くしたかった」「少しでも自信を持って臨みたかった」など、簡潔で正直な一言で十分です。
また、過剰に謝罪するのではなく、意図を丁寧に伝えることに集中しましょう。
カラコンが許容されやすい業界もある
「カラコンはしない方が無難である」とは言いましたが、カラコンが許容されやすい業界も存在します。
特に美容やアパレル、エンタメ業界などにおいては、カラコンをつけているかどうかで大きく評価を変える面接官はあまりいません。
とはいえ、いくつか注意点なども存在しますから、こうした許容されやすい業界について理解を深めておきましょう。
美容・アパレル・エンタメ業界など
就活においてカラコンの着用が問題視されるところもありますが、美容、アパレル、エンタメ業界などは比較的寛容です。
これらの業界は個性や見た目のセンスが重視される場面が多く、自己表現の一環としてファッションやメイクも評価の対象につながることがあります。
外見に気を配ることが、そのまま職業意識や美的感覚につながるという認識があるため、清潔感があり、違和感のない範囲であれば、肯定的に捉えられることも少なくありません。
特に美容業界では日頃からアイメイクやヘアスタイルに敏感であることが前提とされることが多く、応募者の印象やトレンドへの感度が選考に影響する場合もあります。
自由なファッションが評価される職種
職種によっては服装や髪型、メイクの自由度が高く設定されており、応募者の見た目に対するこだわりが「強み」として認識されるケースも存在します。
販売職やプロモーション、芸能関係、イベントスタッフなどでは見た目の印象や華やかさが業務に直結する場面があるため、個性的な外見をポジティブに受け止める文化が根付いている企業もあります。
このような職場では、就活の段階からある程度の自己表現が容認される傾向にあり、カラコンの使用も一概に否定されるものではありません。
ただし、自由が認められているからといって派手な見た目が歓迎されるわけではないため、奇抜すぎる見た目は避けましょう。
ただし面接時は控えめな印象を心がけて
カラコンが許容されやすい業界であっても、面接の場では基本的に控えめな印象を心がけることが無難です。
選考の場面では社会人としての常識やマナーを理解しているかを見極める意図もあるため、あまり派手すぎる見た目は評価を下げる原因になりかねません。
特に初対面となる面接は、第一印象がその後の評価に大きく影響するため、派手すぎる演出は避けた方が良いと言えます。
たとえ自由なファッションが評価される職種であったとしても、最も大きな判断材料は「面接での的確な受け答え」です。
見た目で違いを出す工夫をするよりも、志望動機や自己PRなど、聞かれやすい質問の回答を何度も練り直すほうが、よほど重要です。
カラコン面接時の注意点
カラコンをつけて面接に臨むにあたって覚えておきたい注意点についても紹介します。
以下の3点をしっかりと理解した上で面接に臨むことで、落ち着いて、カラコンを装着したまま面接に臨むことができるでしょう。
目薬・替えのレンズ・メガネを持参しよう
面接当日は予想外のトラブルに備えておく姿勢が重要です。
特にカラコンを着用する場合は目の乾燥や違和感といったリスクがあるため、目薬や替えのレンズ、そしてメガネを必ず持参しておきましょう。
また、万が一カラコンの装着が難しくなった場合は、予備のレンズかメガネを用意しておくと良いでしょう。
「カラコンが乾いてきたらどうしよう」などと余計なことに気を取られていると、用意してきた回答をうまく話せません。
装着前に清潔な手でケアを
これは皆さんが普段から意識していることではあるでしょうが、カラコンを使う上では衛生面に最大限配慮しましょう。
当日の朝、急いで準備していると、つい手洗いを怠ったり、メイクしたままの手でカラコンをつけてしまったりすることがあります。
最悪の場合、目の炎症につながり、面接どころではなくなってしまう可能性があります。
カラコンを装着する前は必ず手を石鹸で洗い、清潔な状態でレンズを取り扱いましょう。
また、1day以外のカラコンを使う場合は前日のうちにレンズの状態を確認し、乾燥や変形がないかもチェックしておくと安心です。
バレたときの受け答えは事前に準備を
面接でカラコンをつけていることが面接官に気づかれ、そして指摘された場合、どのように反応するかで印象が左右される可能性もあります。
もちろんカラコンに気づいたからといって、わざわざ指摘してくる面接官ばかりではありませんが、中には指摘する人もいます。
先ほども説明したように、不自然に取り繕ったり、嘘をついたりせず、誠意を持って丁寧に対応することが大切です。
「第一印象を良くしたかった」「自信を持って臨みたかった」など、自分の意図を正直かつ前向きに答えれば、理解を得られる可能性は高いです。
まとめ
今回は就活の面接においてカラコンをつけても良いのか、カラコンをつけるならばどのようなタイプのものが良く、どのような点に注意しなければならないのかについて詳しく紹介しました。
何度も言うように、基本的にはつけない方が無難です。
女優やモデルを目指す人以外は、面接官はあなたが可愛らしいか、美しく見えるかで採用を決めるわけではありません。
とはいえ、カラコンをつけていないと落ち着かない方もいるでしょうから、もしどうしてもカラコンありで本番に臨みたい方は、この記事の注意点を踏まえた上で臨んでください。