・面接で志望動機が聞かれる理由
・ESの志望動機と面接の志望動機の違い
・志望動機の作り方
・面接を控えている就活生
・志望動機の作り方を知りたい人
・志望動機の例文を見たい人
就職における志望動機といえば、ESで書かされるものというイメージを持っている就活生も多いかもしれません。
しかし実際は、面接の場でも志望動機を問われる場合があるので、口頭でもしっかり答えられるように準備をしておく必要があります。
今回は、ESと面接における志望動機の違い、志望動機作成のコツについて解説し、具体的な回答例もご紹介します。
また、志望動機について徹底的に解説した記事もあるので、より良い志望動機の作成を目指す方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。
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【面接での志望動機の例文】面接で志望理由が聞かれる理由
次は、ESですでに尋ねられている志望動機が、面接の際にあらためて聞かれる理由について解説します。
基本的に、選考で提出した書類の内容や面接での受け答えは、担当者が変わってもしっかり共有されているので、まったく同じ目的の質問を再度尋ねる必要はありません。
つまり、面接における志望動機の質問には、ESのときとは異なる意図があるのです。
志望動機の内容をESと面接で大きく変える必要はありませんが、それぞれの質問における個別の意図について、しっかり把握しておいたほうが良いでしょう。
人柄を見るため
ESと面接の大きく異なる点は、採用担当者が直接就活生とやりとりすることによって、文章だけでは判断できない側面が把握できることです。
同じ質問を尋ねた場合でも、基本的な受け答えや回答内容の違いなどで、その人柄や価値観が見えてくるケースも少なくありません。
前述のとおり、採用担当者はミスマッチを避けることを目的に、就活生の内面を知ることを重視しています。
そのため、あえて面接でも志望動機について尋ねる可能性があります。
しかし無理に個性を出そうとした結果、面接として不適切な振る舞いをしてしまったり、肝心の志望動機が伝わりにくくなってしまったりしては、本末転倒です。
志望動機の内容がきちんとしていれば、採用担当者はしっかり人柄を読み取ってくれるので、緊張しすぎずに自然な回答を心がけると良いでしょう。
ESとの整合性を見るため
複数の選考段階において、同じ内容を尋ねる重要な理由の1つは、回答の整合性・一貫性を確認することです。
これは志望動機に限らず、ガクチカや自己PRなどでも同様の点が見られています。
ESと面接で志望動機についての回答が異なっていた場合は「志望動機が曖昧」「その場しのぎで思いつきの理由を考えている」と思われる可能性があるでしょう。
その結果「熱意が低い」「第一志望ではない」と判断された場合は、選考から落とされてしまいます。
また、面接では採用担当者と直接やりとりをするなかで、話が誇張されるケースも少なくありません。
ESであらかじめ質問をしておくことによって、採用担当者は誇張に気づきやすくなります。
そのため、志望動機を考える際は自身のなかに明確な軸を持ち、以前に回答した内容をしっかり記録しておくことが大切です。
ESで書いた志望動機を深掘りするため
就職活動では、前の選考で回答した内容が、次の選考で深掘りされるケースも多く見られます。
これは志望動機に関しても同様であり「面接では、ESで答えた志望動機の内容がさらに深掘りされる可能性がある」と考えておいたほうが良いでしょう。
深堀りにきちんと対応できた場合は、好印象を与えられます。
一方で、うまく回答できなかった場合は「志望動機が表面的」「自己分析が足りない」と判断されてしまうので、注意が必要です。
そのため、面接で志望動機について回答する際は、ESで回答した内容をより具体化・明確化しておくことをおすすめします。
家族や友人といった自分以外の視点も取り入れ、どういった点を深堀りしたくなるか、どのように回答すると良いかを考えておくことも、対策として効果的です。
【面接での志望動機の例文】ESと面接で内容は同じでもいい?
ここまで解説してきたように、就職活動の選考過程では、ESと面接で複数回にわたって志望動機のことを尋ねられるケースも少なくありません。
しかし、同じ企業の選考で同一内容の質問を複数回尋ねられると、回答する内容を変えたほうが良いのではないか、そのままの内容では手抜きだと思われないかと心配に感じてしまう就活生の方もいるでしょう。
そこで次は、ESと面接で志望動機について質問された際は、同じ内容のまま回答しても大丈夫なのかという疑問について解説します。
基本的には同じでOK
ESと面接で同じように志望動機について尋ねられた場合でも、基本的に内容を変える必要はありません。
前述のとおり、採用担当者は回答の一貫性に注目しています。
内容を大幅に変えた場合は、志望動機が曖昧だと判断されて、悪印象を与えてしまう可能性もあるでしょう。
つまり、正確には「同じでもOK」ではなく、「同じでなければいけない」のほうが適切な表現です。
ESで文章によって伝えるのと、面接で伝えるのでは自然な言葉遣いが異なり、印象も変わってきます。
そのため、伝えやすいように細部の言葉遣いを変えたり、補足を入れたりすることは問題ありません。
基本的に内容には手を加えず、後述するような深堀りへの対策、口頭で適切に伝えるための練習をしておくと良いでしょう。
深掘りされる対策が必要
これも先述したように、面接ではESのときより志望動機が深掘りされ、より詳細な内容を尋ねられるケースも少なくありません。
そのため、志望動機の内容そのものは変えずに維持しつつ、深掘りされた際の対策を考えておくことが重要です。
具体的には、ESで回答した志望動機に、矛盾や論理の飛躍が生じていないかをあらためて確認しておくと良いでしょう。
また、志望動機のなかに用いたエピソードについても、より細部を思い出しておくと、深掘りされた際に適切な回答がしやすくなります。
明確に説明不足だと感じる点があった場合は、回答内容に補足を盛り込んでおくと良いでしょう。
どういった点が深掘りされるのか判断が難しい場合は、家族や友人に志望動機を実際に聞いてもらい、意見を求める対策も有効です。
【面接での志望動機の例文】志望動機のおすすめの構成
次は、面接で志望動機について尋ねられた際に、回答する内容のおすすめの構成について解説します。
同じ内容を回答する場合でも、構成によって相手への伝わりやすさは大きく変わるものです。
採用担当者に良い印象を与えられる志望動機の構成は、ある程度のテンプレートが決まっています。
下手にオリジナリティを出さず、セオリーに従うことが大切です。
今回は、志望動機を4つの段階に分けたので、そこに自分ならではの考え方やエピソードを当てはめ、独自の志望動機を作成してみてください。
結論
志望動機に限らず、相手に何かを伝えるために文章を作成する際は、まず結論から書き始める構成がおすすめです。
この構成は、PREP法をはじめ、さまざまな手法で用いられています。
志望動機の場合は、数ある企業のなかから、なぜその企業を志望したのかを簡潔に述べることになるでしょう。
最初に結論を伝えることによって、聞き手はこれからはじまる話題の展開と要点がつかみやすくなります。
そのため、同じ内容について話す場合でも、より正確に就活生の意図や熱意を伝えることが可能です。
また、就活生としても最初に明確な話の着地点が決められるので、途中で話の軸が行方不明になったり、理論が捻れたりする事態を防ぎやすくなります。
詳しい補足は次のパートで行うので、最初の結論はなるべく簡潔な記述を意識しましょう。
具体的なエピソード
最初に自身の志望理由を伝えた後は、その結論を補足する具体的なエピソードを述べましょう。
その業界、その企業に興味を持った具体的なエピソードを提示することによって、志望動機に説得力が生まれ、なぜほかの業界・企業では駄目なのかについても伝えやすくなります。
ここで用いるエピソードは、必ずしもほかの人が体験していないような、独自性の高いものでなければいけないわけではありません。
ささいなエピソードであっても、そのシチュエーションや感じた思いの具体性を高めることによって、十分に説得力が生まれます。
ただし、身内しか知らない固有名詞を出したり、細かすぎてイメージしにくい数字を出したりすると伝わりにくくなる可能性があるので、バランス感覚には注意が必要です。
どう貢献できるか
エピソードを述べて、志望動機の具体性と説得力を補強した後は、自身が入社した後にどのように貢献できるかを伝えましょう。
就職活動の最終目的は、志望企業から内定を得ることであり、そのためには自分のことを採用するに足る人材だと思ってもらわなければいけません。
自分の強みが業務のなかでどのように役立つのか、その具体的な内容と再現性を述べることが大切です。
また貢献内容に加えて、将来的なキャリアパス・目標にも触れておけば、入社後のことをしっかり考えている、長期的に働いてくれそうな人材だと思ってもらえるでしょう。
具体的な貢献内容を伝えるためには、その企業について十分な知識を持っていなければならないので、企業研究の深さや熱意についてもアピールできます。
まとめ
志望動機のラストでは、まとめとして最初に述べた結論をあらためて伝えましょう。
こうすることによって全体にまとまりが生まれ、文章としても締まりが良くなります。
最重要な結論部分を再度伝えることによって、採用担当者に強く印象づけられるので、同じ内容を伝える場合でも、より良い印象を与えられるでしょう。
まとめの結論を述べる際は、最初に述べた結論との一致や、それまでの流れをしっかり汲んだ文章を意識することが大切です。
説得力や具体性は、途中のパートですでに付与できているので、基本的には最初に述べた結論と同じように、簡潔な書き方で問題ありません。
途中のエピソードや貢献内容が結論とズレていると感じた場合は、あらためて全体を見直し、しっかり筋が通った内容になるように調整しましょう。
【面接での志望動機の例文】志望動機を伝える際のポイント
面接で志望動機を伝えることは自分の熱意や企業との相性をアピールする大切な機会です。
しかし、ただ「働きたい」「興味がある」といった抽象的な言葉だけでは、面接官の心には響きません。
説得力のある志望動機を伝えるには伝え方の工夫が必要です。
ここでは、志望動機を面接で効果的に伝えるためにどのような点に注意すればよいか、具体的なポイントを紹介していきます。
要点をまとめる
志望動機を面接で伝える際に大切なのは、話す内容の「要点をしっかりまとめること」です。
自分の思いや熱意があっても、それをだらだらと話してしまうと、かえって印象が薄れてしまいます。
そこで、まずは自分が一番伝えたいポイントを明確にし、「なぜその企業なのか」「自分のどんな経験や価値観と結びついているのか」といった要素を整理しておくことが大切です。
事前に要点を意識しておくことで、話がぶれず、短時間でも面接官にしっかりと印象を残すことができます。
また、端的にまとめることで、相手も理解しやすくなり、コミュニケーション能力の高さとして評価される可能性も高まります。
伝えたいことを一つの軸に絞って話すことが、志望動機を効果的に伝えるコツです。
表情や身振り手振りをつける
志望動機を面接で伝える際には、言葉の内容だけでなく「表情や身振り手振り」といった非言語的な要素も非常に大切です。
いくら内容がしっかりしていても、無表情で淡々と話してしまうと、面接官には熱意が伝わりにくく、印象にも残りません。
逆に、笑顔や目線、適度なジェスチャーを交えながら話すことで、自然と説得力や親しみやすさが加わり、面接官の関心を引きつけることができます。
特に自分の経験や思いを語る場面では、表情豊かに話すことでリアリティが増し、自信や本気度が伝わりやすくなります。
緊張していても、姿勢を正し、相手の目を見て話すだけでも印象は大きく変わります。
非言語の表現を意識することは、志望動機をより魅力的に伝えるための大きなポイントです。
はきはき話す
面接で志望動機を伝える際には、「はきはきと話すこと」が基本でありながら非常に重要なポイントです。
どんなに内容が優れていても、声が小さかったり、言葉が不明瞭だったりすると、面接官にしっかり伝わらず、印象が薄れてしまいます。
はっきりとした発音で、自信を持って話すことで、内容だけでなく姿勢や意欲も伝えることができます。
また、緊張すると早口になりがちですが、焦らず一つひとつの言葉を丁寧に伝えることを意識することで、落ち着いた印象を与えることができます。
自分のペースで間を取りながら話すことで、面接官も内容を理解しやすくなり、話の説得力も増します。
声のトーンやスピードを意識して、聞き取りやすい話し方を心がけることが、志望動機を効果的に伝えるための鍵です。
【面接での志望動機の例文】志望動機で避けるべきNG回答
志望動機を伝える際は、自分の思いや理由を正直に話すことが大切ですが、内容によっては面接官にマイナスの印象を与えてしまうこともあります。
特に、自分本位な理由や他社でも通用するような曖昧な動機は避けるべきです。
ここでは、面接で志望動機を話すときに気を付けるべきポイント、避けた方がよいNG回答の例について解説します。
しっかりと対策をして、説得力ある志望動機を伝えられるようにしましょう。
企業の魅力を具体的に述べない
志望動機を伝えるうえで避けるべきNGパターンの一つが、「企業の魅力を具体的に述べない」ことです。
たとえば、「雰囲気が良さそうだから」「成長できそうだから」といった抽象的な理由だけでは、他の企業でも言えてしまうため、説得力に欠けます。
面接官は「なぜ数ある企業の中でうちを選んだのか」という視点で志望動機を見ています。
そのためには、その企業特有の魅力や事業内容、理念、働き方などを自分の価値観や経験と結びつけて語ることが大切です。
また、同業他社との違いにも触れながら、自分がその企業に合っている理由を明確に伝えることで、より印象的な志望動機になります。
企業研究を丁寧に行い、「この会社でなければならない理由」を具体的に示すことが、志望動機を強く伝えるための鍵となります。
待遇や福利厚生のみに言及する
志望動機を伝える際に「待遇や福利厚生のみ」に言及するのは、NGなパターンのひとつです。
もちろん給与や休日などの条件は就職先を選ぶうえで重要な要素ではありますが、それだけを理由にすると「この会社でなくても良いのでは?」と思われてしまい、志望度が低いと判断される可能性があります。
面接官が知りたいのは、「なぜこの会社で働きたいのか」という動機の中に、仕事内容への関心や企業理念への共感があるかどうかです。
たとえば、「社員の成長を大切にする制度があることに魅力を感じた。
考え方に共感し、自分もその環境で挑戦したい」といったように、条件とともに企業の価値観や自分の思いを交えて伝えることで、より説得力のある志望動機になります。
待遇面だけに頼らず、企業との相性を意識した内容にすることが重要です。
他社でも通用する志望動機
新卒の就活において志望動機を伝える際、他社でも通用するような汎用的な内容は避けるべきです。
たとえば「成長できそう」「社会に貢献したい」などの抽象的な表現だけでは、どの企業にも当てはまるため、面接官からは志望度が低いと判断されてしまいます。
特に新卒採用では、「なぜこの企業なのか」という理由に納得感があるかが重要視されます。
そのためには、自分の経験や価値観をもとに、その企業でなければならない理由を明確に伝えることが大切です。
たとえば、学生時代の取り組みや学んだことを企業の事業内容や理念と結びつけ、「だからこそ自分はこの企業で力を発揮したい」と具体的に語ることで、面接官に強い熱意が伝わります。
他社との差別化を意識した志望動機を準備することが、選考突破のカギになります。
【面接での志望動機の例文】面接での志望動機の例文
ここからは、面接で志望動機について尋ねられた際の回答の例文をご紹介します。
今回は、それぞれ異なる業界への就職を目指した志望動機として、8つの例文を用意しました。
志望動機は個人ごとの差が大きいので、同じ業界を目指すからといって、例文はそのまま使えません。
あくまで1つの具体例として、志望動機のイメージをつかむために活用することが大切です。
いずれも前述の構成にのっとって作成しているので、ぜひ自身の志望動機を作成する際の参考にしてみてください。
例文1: メーカー
私は子どもの頃からアウトドア活動を好み、大学ではトライアスロンサークルに所属していました。
普段から着る衣服についても実用性を重視するケースが多く、その観点で選んだ服に多く使われていたのが、御社の繊維素材です。
軽さとストレッチ性能を兼ね備えながら耐久性があり、リサイクル素材を使用した環境負荷も低い素材は、持続可能な社会を作るためにもより広く知られるべきだと考えています。
御社に入社した際には、運動部で鍛えたガッツを活かし、新たな販路の開拓や営業活動で活躍したいと思います。
そして、世界に御社の製品を広めることが私の志望動機です。
例文2: 商社
私は大学でルーマニアに留学しており、現地で語学を学びつつ、人類学のフィールドワークを行っていました。
初めての外国で心細さを感じることも多く、そこで心の支えとなったのが御社の販売している日本の食料品です。
「地球のどこでもふるさとの味を」のコンセプトでセレクトされた製品は、遠い地で安らぎを与えてくれるだけでなく、日本の食文化を広めることにも貢献しています。
御社に入社した後には、語学力と参与観察のスキルを活かし、異なる文化の人々にも受け入れてもらえるような、日本食のプロモーションに貢献したいです。
こういった経緯により、私は事業内容と理念に強く共感できた御社で働きたいと考えています。
例文3: 小売
私は生まれてからこの地元で育ち、御社の展開する小売店を生活の一部として頻繁に利用してきました。
そして、大学進学のために地元を離れて初めて気づいたのが、御社で扱う商品における地元の生産物が他社より多いことです。
気になって詳しく調べてみると、御社では積極的に地産地消に取り組み、メディアやSNSを通して外部にもPR活動を行っていました。
私は大学でマーケティングを学んでいるので、御社に入社した後はそのスキルと知識を活かして、より魅力的な販売戦略の立案に貢献したいです。
地元の魅力を広め、地域を活性化させるために最も適した企業だと考えているので、御社への入社を志望しています。
例文4: 金融
そのなかでも御社は、顧客一人ひとりに向き合って、共に資産を作っていくことを重視しているのが志望の決め手となりました。
私は証券会社や投資に信頼しきれないイメージを抱いていたのですが、その印象を大きく変えてくれたのが、友人に誘われて参加したインターンでの経験です。
現場の社員さんたちは、それぞれの顧客を数字ではなく、一人ひとりの人間として捉え、親身すぎるほど寄り添って投資の提案を行っていました。
私も入社した後は、傾聴力とコミュニケーション能力を活かし、それぞれに最適な投資を探すお手伝いをしたいです。
そのため、金融業界のなかでもとくに顧客との向き合いを重視している御社を、第一志望としています。
例文5: サービス
私の家族は旅行が好きで、自分も子どもの頃からさまざまな地域に旅行に連れて行ってもらいました。
旅先の経験はどれも楽しい思い出になりましたが、とくに記憶に強く残っているのは、普段の生活では体験できないような一期一会のイベントです。
御社のホテルでは、全店で高いクオリティを維持しながら、その地域の食材を使った料理と、地域独自のパフォーマンスを提供しています。
御社に入社した際には、自身の強みである企画力を活かし、お客様にも地域の方にも喜んでいただけるような宿泊体験の提供に、貢献したいと考えています。
こういった理由から、サービス業界のなかでも理念に強く共感できる御社は、私の第一志望です。
例文6: 広告
IT社会の現在、私たちはインターネットを少し利用するだけで、数多くの広告に接することになります。
自分も広告を見る機会が多く、情報過多ともいえる物量に疲れてしまい、良質な製品やサービスの情報を受け取れていないと感じることも多くありました。
御社は、自社内で広告の倫理規定を明確に定め、派手な演出やセンセーショナルな演出に頼らない、堅実かつ効果的な広告を提供しています。
御社に入社した際は、大学で学んだデザインのスキルを活かし、新しい広告の作成に貢献したいです。
こういった理由から、私は製品と消費者のマッチングにつながる広告を提供している、御社への入社を志望しています。
例文7: IT
IT社会といわれる現在ですが、いまだに個人のスキルや知識には差があります。
大災害の発生時などは、デジタル・ディバイドが生死を分けるケースも少なくありません。
御社は、ハードウェアを作成するメーカーとも連携しながら、年齢や性別、知識の有無を問わず、誰にでも使いやすいIT端末とサービスの開発に注力しています。
この分野は、商業的な伸びが期待できるだけでなく、社会的意義も大きな仕事だと思われます。
御社に入社してからは、これまで培ってきたシステムデザインのスキルと知識を活かし、より使いやすいツールの開発に貢献したいです。
理念に共感でき、自身の強みも活かせることが御社を志望した理由です。
例文8: 公務員
私は、大学のゼミでさまざまな地域創生事業について調べ、そのなかで多くの地域において、官民連携の弱さが課題となっていることがわかりました。
せっかく支援制度を用意しても、自治体側にはそれを積極的に広報するノウハウがなく、基本的に受身の態勢であることが、地域振興の妨げになっているのです。
私は愛着のある地元を活性化させ、この先も発展させていくためには、自身が公務員となり、積極的に関わりを作っていくことが必要だと判断しました。
そのため、企業や個人にアプローチがしやすく、地域振興に関わりやすい市役所への就職を志望しています。
例文9:医療・福祉
この経験を活かし、貴社でもご利用者の心に寄り添った関わりができるよう努め、安心して過ごせる環境づくりに貢献したいと考えています。
例文10:教育
私は学生時代、地域の子ども向け学習支援ボランティアに参加し、小学生に算数を教える活動をしていました。その中で、勉強が苦手な子が「わかった!」と笑顔を見せてくれる瞬間に大きなやりがいを感じました。ただ教えるだけでなく、子どもが自信を持てるように声かけや褒め方を工夫したことで、積極的に学ぼうとする姿勢に変化が見られました。
この経験から、一人ひとりの理解度や性格に合わせた関わりが、学ぶ意欲につながることを実感しました。貴社でも、生徒の心に寄り添いながら、自ら学ぶ力を引き出せる指導者を目指したいと考えております。
【面接での志望動機の例文】就活エージェントを使用してみよう
今回は、志望動機を作成するコツや、おすすめの構成について解説してきました。
内容を充実させるためには、自己分析と企業分析を入念に行い、自身と企業についての理解を深めなければいけません。
しかし、就職活動ではやるべきことが多いので、十分な時間の確保が難しい方もいるでしょう。
志望動機の作成に手間がかかっている方や面接が不安な方は、就活エージェントに相談するのがおすすめです。
志望動機をスムーズに作成し、就職活動を効率的に進めたい方は、こちらの就活エージェントの活用も検討してみてください。
まとめ
就職活動は、複数の選考を突破しなければいけない厳しい戦いです。
しかし、ESや適性検査を乗り越えて面接まで進んでいるのであれば、あなたの熱意や準備してきたことは間違っていません。
さらに先の選考に進み、内定を勝ち取るために必要なのは、自身の熱意や魅力を採用担当者にしっかり伝えることです。
そういった視点で見れば、志望動機は自身の魅力を採用担当者に伝えられるチャンスと捉えられます。
今回解説したおすすめの構成やコツを参考にして、ぜひ自分だけの志望動機を作成してみてください。