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はじめに
学業や家事との両立は大変ですが、友達と遊んだり趣味を楽しんだり、充実した毎日を送るにはお金も必要だと思います。
この記事では、一人暮らしの大学生の平均収入や生活費を参考に、学業と両立しやすいバイト選びのポイントを解説します。
すきま時間を有効活用して、充実したキャンパスライフを送るための、あなたにぴったりのアルバイトを見つけましょう。
一人暮らしのバイト選びは「ココ」を見て!チェックポイント6選

いざバイトを探し始めても求人情報が多すぎて、どこを比べればいいか分からないと悩無方もいるかと思います。
一人暮らしの大学生活と両立させるためには、時給の高さだけで選ぶのは要注意です。
ここでは、バイト選びで失敗しないために、必ずチェックしたい6つのポイントを具体的に解説します。
ポイントを押さえて、無理なく楽しく続けられる、最高のバイト先を見つけましょう。
シフト制か固定シフトか
バイト選びで最も重要なのがシフトの仕組みです。
シフトには、急な予定にも対応しやすい「相談OKの自由シフト」、短期で予定を組む「1~2週毎の提出」、安定して働ける「月毎の提出」、毎週決まった曜日・時間で働く「固定シフト」など、様々な種類があります。
大学生活は、テスト期間やレポート提出、サークルのイベント、急な帰省など、予測できない予定が入りがち。
そのため、時間固定シフトを選ぶとテスト前に休みが取れないといった事態に陥る可能性もあります。
まずは柔軟に働けるシフトのバイトを選ぶのが、学業と両立させるには良いでしょう。
まかないがあるか
一人暮らしの学生にとって「まかない・食事補助あり」は、大きなメリットです。
1食分の食費が浮くだけでなく、月に換算すれば数千円から1万円以上の節約につながることもあるでしょう。
さらに、授業や課題で疲れて帰った後に、買い物に行き料理する手間が省けるというメリットもあります。
お金を稼ぎながら、食費と自炊の手間を同時に解決できるまかない付きバイトは、まさに一石二鳥の選択肢と言えるでしょう。
週何日・一日何時間から勤務OKか
無理なくバイトを続けるには、「週に何日、1日に何時間から働けるか」という最低勤務条件のチェックは欠かせません。
まず「週1日~OK」のように、最低勤務日数が少ない求人は、サークル活動や友達との予定もしっかり確保したい学生にぴったりです。
初めは少ない日数でスタートし、大学生活に慣れてきたらシフトを増やす、といった働き方もできるはずです。
また「1日3時間~OK」など、短時間勤務が可能な職場は、授業前後の「すきま時間」を有効活用するのに最適です。
自分の生活ペースに合った、無理のない条件のバイトを選びましょう。
時給
時給も大切なチェックポイントです。
同じ時間働くなら、1円でも高い方が効率的に稼げるのは間違いありません。
時給が高ければ、短い時間で目標金額に達するため、勉強やプライベートの時間をより多く確保することに繋がります。
ただし、時給の高さだけで選ぶのは注意が必要です。
高時給の職場は、その分とても忙しかったり、シフトの融通が利きにくかったりすることもあります。
これまで説明してきたシフトの柔軟性や待遇など、総合的に見て働きやすいかを判断することが、長く続けるのに重要です。
勤務開始と終了時間
意外と見落としがちなのが、バイト先の「開始時間と終了時間」です。
自分の履修スケジュールと照らし合わせることで、効率よく働けるかが見えてきます。
例えば、午後に授業が固まっているなら、朝早くから営業しているカフェやパン屋さんで働いてから大学へ行く、という働き方も可能です。
逆に、午前中に授業が集中している日なら、夜遅くまで営業している飲食店や居酒屋の方が、講義が終わった夕方からでもシフトに入りやすいでしょう。
自分の生活リズムを崩さずに働ける場所を選ぶことが、学業と両立させながら長く続けるコツです。
家からの距離
最後のチェックポイントとして家からの距離を説明します。
バイト先が家から近いと、移動時間がかからない分、その時間を勉強や休憩に使うことができます。
逆に、バイト先が遠いと、通勤だけで疲れてしまったり、雨の日や疲れて帰る夜道が面倒に感じたりすることもあると思います。
交通費が支給されたとしても、毎日の移動時間は意外とストレスになるものです。
できれば家や大学から徒歩や自転車で行ける範囲で探してみると自分の生活にバイトを組み込みやすく、無理なく続けやすくなります。
一人暮らしにおすすめのアルバイト6選 +「ココがお得!」知っておくべきおすすめポイント

ここからは、一人暮らしの大学生活と両立しやすく、メリットがたくさんあるおすすめのアルバイトを6つご紹介します。
それぞれのメリットに注目して、自分にぴったりのバイトを見つけてみてください。
スマホでできるスキマバイト
ふとした「すきま時間」を、無駄なくお金に変えたい学生にぴったりなのが、スマホアプリで探せる短期・単発のアルバイトです。
代表的なサービス
「タイミー(Timee)」や「シェアフル(sharefull)」といった、1日単位の仕事に特化したアプリが有名です。
履歴書の登録や面接が不要なものがほとんどなので、まずはアプリをダウンロードして、どんな仕事があるか気軽に覗いてみるのがおすすめです。
業務内容
仕事内容は「誰でもすぐにできる」簡単な作業が中心です。
例えば、コンサート会場の設営・運営スタッフ、新商品のサンプリング、倉庫でのシール貼りやアパレル商品のピッキングといった軽作業、人手が足りない飲食店のホールスタッフなど、その日限りの仕事が豊富です。
人間関係に悩むことなく、気軽に参加できるのが魅力です。
おすすめポイント
最大の魅力は、その圧倒的な「自由度の高さ」と「即金性」です。
授業合間の1時間から、丸一日まで、自分の都合に完璧に合わせて仕事を選べます。
勤務地も「大学の近く」「家の最寄り駅」など、今のあなたがいる場所に合わせて検索可能。
そして何より、給料が即日〜数日中に支払われる求人がほとんどなので、すぐにお金が必要な時や緊急事態にもすぐに対応できる、一人暮らしの頼れる味方です。
デリバリー・フード配達
決まった時間に縛られず、自分のペースで自由に働きたいという解放感を求めるなら、自転車やバイクで食事をお届けするデリバリーの仕事がおすすめです。
代表的なサービス
街で緑や赤のバッグを背負って走っている「Uber Eats(ウーバーイーツ)」や「出前館」が代表的です。
それぞれ報酬体系やインセンティブ(追加報酬)の条件が異なるため、両方に登録して、その時々で条件の良い方で働くというが良いでしょう。
業務内容
仕事の流れはとてもシンプルで、専用アプリを起動し、注文リクエストを受けたら、指定された飲食店で商品を受け取り、マップを頼りにお客様の元へ安全に届けるだけです。
基本的に一人で行動するため、人間関係のストレスはありません。
自分の好きな音楽を聴きながら、サイクリング気分で働けるのも魅力です。
おすすめポイント
シフトという概念が存在せず、働きたいと思った瞬間にアプリをオンラインにするだけで仕事が始められます。
多様な働き方が可能で、学業やサークルで多忙な大学生のライフスタイルに完璧にフィットします。
報酬が日払いや週払いのサービスが多く、頑張りがすぐ収入に反映されるため、モチベーションを維持しやすいのも大きなメリットです。
在宅ワーク・オンライン業務
雨の日や、少し疲れていて外に出るのが億劫な日も。
あなたの部屋がそのまま職場になる在宅ワークは、移動時間ゼロで、自分の世界に没頭しながら稼ぎたいあなたに最適です。
夜、秋田の家族とビデオ通話をした後、自分のペースで作業する、なんてことも可能です。
代表的なサービス
日本最大級の仕事発注サイトである「クラウドワークス」や「ランサーズ」が有名です。
簡単なアンケート回答から専門的なものまで、無数の仕事が掲載されているので、まずは登録して自分にできそうな案件を探してみましょう。
業務内容
パソコンやスマホがあれば始められる仕事がほとんどです。
指定されたテーマについて調べる「リサーチ業務」、インタビュー動画の「文字起こし」、アンケート結果などを入力する「データ入力」、SNSの投稿文を考える「Webライター」など、種類は様々。
自分の興味や得意を活かせる仕事が見つかるはずです。
おすすめポイント
通勤時間が一切かからないのが最大のメリットです。
満員電車に乗るストレスもなく、起きてすぐにパジャマのまま仕事が始められます。
納期さえ守れば、作業する時間は完全に自由となります。
大学のテスト期間は休んで、長期休みに集中して稼ぐなど、学業のスケジュールに100%合わせた働き方が実現できます。
コンビニ
私たちの生活に最も身近で、社会のインフラともいえるコンビニですが、全国どこにでもあり、ほとんどの店舗で研修マニュアルがしっかりしているため、アルバイトが全く初めての大学1年生でも、安心してスタートを切ることができます。
業務内容
レジでの接客や清算業務はもちろん、商品の品出し・陳列、揚げ物などのホットスナックの調理、店内外の清掃など、業務は多岐にわたります。
公共料金の支払いや宅配便の受付、チケット発券など、生活に密着した多様なサービスを扱うため、自然と社会の仕組みに詳しくなれるという側面もあり、また丁寧な言葉遣いや接客スキルも身につきます。
おすすめポイント
24時間営業のため、自分の生活リズムに合わせて働きやすいのが最大の強みです。
大学の1限が始まる前の「早朝」、授業が終わった後の「夕方」、そして高時給が魅力の「深夜」まで、学生の履修スケジュールに合った時間帯が必ず見つかります。
店舗数が非常に多いため、家や大学のすぐ近くで探しやすいのも大きな利点。
シフトも比較的柔軟に対応してくれるところが多く、学業と両立しやすい、まさに王道のアルバイトです。
カフェ・飲食店
「せっかくなら、おしゃれで落ち着いた空間で働きたい」と考えていたり「人と話すことが好きな方には、カフェやレストランなどの飲食店がおすすめです。
美味しいコーヒーの淹れ方を覚えられたり、素敵な同年代の仲間と出会えたりするかもしれません。
業務内容
お客様をお席へご案内し、オーダーを取り、料理やドリンクを笑顔で提供する「ホール(接客)」と、簡単な調理補助や美しい盛り付け、洗い物などを行う「キッチン」に分かれているのが一般的です。
最初はどちらか一方から始め、慣れてきたら両方できるようになる、というお店も多いです。
おすすめポイント
一人暮らしの学生にとって、これ以上ないほどのメリットが「まかない」や「食事補助」です。
お店の美味しいメニューが無料または格安で食べられるので、食費を劇的に節約できます。
自炊の手間が省けるだけでなく、栄養バランスの偏りも防げるのもメリットです。
また、学生アルバイトが多く在籍しているため、テスト期間のシフト交代などに理解があり、お互いに協力しやすい雰囲気であることも多いです。
居酒屋
どうせ働くなら、活気のある場所で、同世代の仲間とワイワイ楽しく働きたいと考えている学生には、居酒屋が最高の職場になるでしょう。
お客様とのコミュニケーションも多く、自然と会話力が磨かれます。
業務内容
「いらっしゃいませ!」と元気な声でお客様を迎え、おすすめメニューを提案しながらオーダーを取るホール業務や、様々なドリンクを作るドリンカー、一品料理から揚げ物まで幅広い料理を手掛けるキッチン業務があります。
おすすめポイント
一番の魅力は、ボリューム満点の美味しい「まかない」です。
働き盛りの学生のお腹をしっかり満たしてくれ、食費の心配を吹き飛ばしてくれます。
また、夕方から深夜の営業が中心なので、大学の授業が終わってからでも余裕をもって出勤できるのが大学生向きで何より、22時以降は時給が法律で25%アップするため、他のアルバイトよりも短時間で効率よく稼ぐことが可能です。
【一人暮らしのアルバイト】どうやって探す?

ここまで読んで、やってみたいアルバイトのイメージが、少しずつ具体的になってきましたでしょうか。
少しでも気持ちが固まってきたら、次はいよいよ行動に移す時です。
ここでは数ある求人の中からあなたにぴったりの一件を見つけ出す、効率的な探し方を伝授します。
自分に合った方法を見つけて、素敵なバイト先との出会いを引き寄せましょう。
バイト求人サイト/アプリ
今、アルバイト探しで最も主流なのが求人サイトやアプリです。
職種やエリア、勤務時間はもちろん、「未経験OK」「まかないあり」など、細かな条件で膨大な求人を絞り込めるのが最大の強みです。
気になる求人はキープ機能で保存し、後からじっくり比較検討できます。
また、アプリなら希望条件に合う新着求人をプッシュ通知で知らせてくれる機能もあり、人気の好条件バイトを逃さずチェックできます。
バイト求人誌
Webでの検索と併せて活用したいのが、駅やコンビニに置かれている求人誌です。
多くは無料のフリーペーパーで、特定の地域に密着した情報に特化しています。
そのため、家や大学の近くなど「自分の生活圏内」の通いやすいお店を簡単に見つけられるのが最大の魅力です。
Webには掲載されていない、地元の個人経営のお店の求人が見つかることもあり、通学ついでに気軽に手に取って、どんな募集があるか眺めてみるのもおすすめです。
お店の貼り紙
意外と見落としがちなのが、お店に直接貼られている求人の貼り紙です。
特に個人経営のカフェや飲食店では、Webサイトには掲載せず、この方法だけで募集することも珍しくありません。
通学路や家の近所を歩くときに少し周りを意識してみると、お洒落なカフェが募集している発見があるかもしれません。
お店の雰囲気や働いている人の様子を直接見て判断できるため、入ってからのミスマッチが少ないのも大きなメリットです。
学校の掲示板/学生課の紹介
信頼性が高いのが大学の学生課や学内の掲示板です。
大学が学生のために集めた求人なので、学業との両立に理解があるなど、安心できる学生向けの案件が揃っています。
大学周辺の求人が中心のため、授業の前後や空きコマに働きやすいバイトが見つかる可能性も大きいです。
友人/知人からの紹介
大学の友人やサークルの先輩からの紹介も、非常に有力な方法です。
求人サイトには書かれていない、職場のリアルな雰囲気や店長の人柄、シフトの融通の利きやすさといった「生の情報」を事前に詳しく聞けるのが最大のメリット。
知り合いがいる安心感から、初めてのバイトでも馴染みやすいでしょう。
SNS
最近では、お店が公式SNSでアルバイトを募集するのも珍しくありません。
インスタグラムのストーリーズやXで、「#バイト募集」のハッシュタグ付きで告知されることも。
普段からフォローしている憧れのお店で働けるチャンスがあるかもしれません。
投稿からお店のリアルな雰囲気が掴みやすく、DMで気軽に応募できるのも魅力。
気になるお店は今のうちからフォローしておくと良いでしょう。
ハローワーク
正社員の仕事探しのイメージが強い「ハローワーク」ですが、実は学生向けのアルバイト求人も豊富に扱っています。
最大の魅力は、無料で利用できる専門の相談員がいること。
あなたの希望条件を丁寧にヒアリングし、一緒に求人を探してくれるだけでなく、履歴書の書き方や面接でのマナー、自己PRの仕方まで、プロの視点から具体的にアドバイスしてくれます。
初めてのアルバイト探しで、何から手をつければいいか分からず不安な学生は調べてみても良いかもしれません。
大学生の一人暮らしにかかる生活費とアルバイト代は平均どれくらい?

次に一人暮らしの大学生のリアルな生活費の内訳と、平均的なアルバイト収入額のデータを具体的に見ていきましょう。
まずは平均値を知ることで、自分の目標金額を設定し、無理のない働き方を計画するための参考にしてみてください。
一人暮らしにかかる生活費
全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)が発表した「第59回学生生活実態調査の概要報告」によると、一人暮らしをしている大学生の年間にかかる生活費は一ヶ月あたりに127,500円であるといいます。
おおよそ毎月12万円かかると想定しておきましょう。
一人暮らしのアルバイト代、平均額
また、「令和4年度学生生活調査報告」によれば、大学生の約83.8%がアルバイトをしており、収入は1年間で375,900円。
1カ月あたり31,325円となっています。
あくまで平均額ではありますが、アルバイトだけで全ての生活費を賄うのはかなり大変であるといえます。
一人暮らしする上で大切にすべきこと

アルバイトでお金を稼ぐことも大切ですが、何より優先すべきは、自分自身の心と体の健康です。
自由で楽しい一人暮らしですが、家事やお金の管理など、すべてを自分でこなす責任も伴います。
ここでは、無理なく、心身ともに健やかに充実した大学生活を送るための大切な心構えをお伝えします。
学生生活の基盤になることなので、ぜひ覚えておいてください。
予算管理の徹底
経済的な負担を軽減させ、一人暮らしを楽しむためには、まず「予算管理」を徹底することが不可欠です。
毎月の収入(仕送り+バイト代)に対して、家賃や光熱費、食費、交際費などで、何にいくら使っているのかを把握することが必要です。
家計簿アプリや簡単なメモでいいので、まずは自分のお金の流れを「見える化」してみましょう。
また、割引サービスや奨学金制度を活用することも、経済的な負担を軽減させる助けとなります。
学業・家事・アルバイトのバランス
また、学業、家事、アルバイトのバランスを保つことが大切です。
効率的な時間の管理を行うためにもスケジュールを立てることがポイントです。
特に学生は試験や課題が重なる時期にはアルバイトの時間を調整し、学業を最優先する計画を立てることが大切です。
健康的な生活リズムの意識
一人暮らしで自由な時間が増えると、つい夜更かしをしたり、食事を簡単なもので済ませてしまったりと、生活リズムが乱れがちです。
しかし、健康を損なってしまっては大学生活も、頑張りたいアルバイトも楽しめません。
誰かが管理してくれるわけではないからこそ、自分自身で健康を意識する簡単なマイルールを決めてみましょう。
健やかな毎日が、充実した学生生活の基本です。
人とのつながりを持つ
自由で気楽な一人暮らしですが、ふとした瞬間に寂しさを感じたり、困った時に一人で抱え込んでしまったりすることもあるでしょう。
だからこそ、意識的に「人とのつながり」を持つことが大切です。
大学のサークルや、新しく始めるアルバイトは、新しい友人を作る絶好の機会です。
何気ない会話が孤独感を和らげ、病気の時やトラブルの際に頼れる存在がいるという安心は学生には必要です。
最後に
大学生の一人暮らしは、学業・家事・アルバイトと、やることがたくさんあって忙しく大変です。
そのためには自分に合ったアルバイトを探して、無理なく効率的に働くことが大事になります。
自分に合ったアルバイトを探して、充実した大学生活を送りましょう。