はじめに
エンタメ業界に魅力を感じているものの、どのように就活を進めれば良いか、また、エンタメ業界にはどのような職種があるのかについてまだ理解を深められていないという方も少なくありません。
そこで今回は、エンタメ業界の概要を説明した後に、それぞれの業種の代表企業や向いている人の特徴などについて詳しく紹介するため、面接の参考にしてみてください。
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エンタメ業界とは
エンタメ業界とは様々な人々に多様な娯楽コンテンツを提供することを目的とした業界です。
映画、音楽、テレビ、ゲーム、アート、スポーツイベントなど、幅広い分野が含まれています。
それぞれ発信する内容は異なりますが、それぞれの独自の方法でエンターテインメントを提供し、観客の心を惹きつけるのが仕事です。
技術の進化や新しいコンテンツの創造を通じて常に変化し続けており、多くの人々に楽しさと刺激を与える役割を担っています。
エンタメ業界の業種
エンタメ業界には様々な業種がありますが、代表的なものは芸能・スポーツ、映像・音声、映像・動画配信、出版、ゲーム、レジャー・アミューズメント、おもちゃ・グッズです。
それぞれの業務内容と代表的な企業について紹介するため、ぜひ確認してみてください。
- 芸能・スポーツ事業
- 映像・音声事業
- 映像・動画配信事業
- 出版事業 ゲーム事業
- レジャーアミューズメント事業
- おもちゃ・グッズ事業
芸能・スポーツ事業
芸能・スポーツ事業は、タレントやアスリートのマネジメントを中心に幅広い活動を展開しています。
芸能分野ではアーティストや俳優の育成、プロモーション、メディア出演の調整、ファンイベントの企画など、多岐にわたるサポートを提供します。
一方、スポーツ事業ではアスリートの契約交渉やスポンサーの管理、パフォーマンス向上のためのトレーニングのサポートなどを行い、チーム運営にも力を入れています。
スポーツチームの運営においては、チームのブランディングやファンの増加などを目指し、スポンサーとの関係構築が重要です。
また、メディアを通じてマーケティング戦略を立案して、試合やイベントの露出を最大化することにも取り組んでいます。
市場規模が非常に大きく、多様なニーズに応えるために広告、PR、イベント企画、ファンクラブ運営、グッズ販売など、事業に関わる職種も多岐にわたります。
日本国内外でのエンターテインメント市場の成長に伴い、今後もさらなる拡大が期待されていると言えるでしょう。
代表企業
芸能・スポーツ事業の代表的な企業は以下の通りで、普段生活をする中でも以下の3つの名前を見聞きしたことがある人の方が多いのではないでしょうか。
いずれも日本を代表する企業であり、俳優やタレント、お笑い芸人などのマネジメントを行っています。
・オスカープロモーション
・吉本興業
映像・音声事業
映像・音声事業は、映画や音楽の制作配信を中心に、エンターテインメントの多様なコンテンツを創出する役割を担っています。
映画制作においては、脚本の開発やキャスティング、撮影、編集、ポストプロダクションを含む全プロセスを管理し、視覚的に魅力的な作品を生み出します。
また、音楽事業においては、アーティストの楽曲の制作からレコーディング、マスタリング、そしてプロモーション活動を行い、リスナーに感動を届ける音楽体験を提供するのが仕事です。
さらに、映画の制作においては、海外映画の日本語版制作も含まれており、文化を超えて作品を広める役割も果たしています。
制作したコンテンツの宣伝にも力を入れており、マーケティングキャンペーンや公開イベントを通じて観客の動員や作品の認知度向上も目標の1つです。
このような活動は、コンテンツの質を高めるだけでなく、国内外の市場での競争力を強化し、エンターテインメント業界全体の発展に寄与していると言えます。
代表企業
映像・音声事業の代表的な企業は以下の通りです。
ウォルト・ディズニー・ジャパンは、皆さんご存知の通りディズニー映画や関連商品を日本市場に展開しており、東宝株式会社は日本最大級の映画制作会社です。
東映株式会社も東宝と並んで代表的な日本の映画制作会社であり、アニメーションや特撮シリーズで知られています。
・東宝
・東映
映像・動画配信事業
映像・動画配信事業はインターネットとデジタルデバイスの普及により、近年、急速に成長しています。
オンラインプラットフォームを通じて多様な映像コンテンツを提供し、視聴者に豊かな視聴体験を提供することを目指している事業です。
映像制作のプロセスにおいては、撮影、編集、グラフィックデザインなどが含まれますが、配信事業ではコンテンツの制作よりも、いかに多くの視聴者に効率的に届けるかに重点を置いています。
特に、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを利用した視聴が増加しており、ユーザーがいつでもどこでもアクセスできる柔軟性を重視したサービス提供が求められています。
新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が増え、映像配信サービスの需要は急増しました。
この状況は家庭でのエンターテインメント消費のあり方に大きな変化をもたらし、動画配信プラットフォームの市場規模を飛躍的に拡大させています。
今後もコンテンツのクオリティと視聴者のエンゲージメントを向上させるための技術革新が期待されている事業です。
代表企業
就活生の皆さんならばおそらく全てのサービスをご存知でしょうが、簡単に紹介しておきます。
Netflixは世界的な映像ストリーミングサービスを提供する企業で、独自のオリジナルコンテンツも提供している世界最大級のVODサービス会社です。
Amazonは世界最大級のECショップとしても有名ですが、プライムビデオを通じてプライム会員に様々な映像作品を提供しています。
DAZNは動画ストリーミングサービスを提供する企業で、Jリーグの独占配信をはじめ、サッカー、野球、ボクシング、モータースポーツなど、多様なスポーツイベントをライブで配信しています。
・Amazon
・DAZN
出版事業
出版事業は書籍を通じて情報や娯楽を提供し、文化の普及と知識の共有に寄与している事業です。
長い歴史を持つこの事業は、文学、学術、エンターテインメントなど多岐にわたるジャンルを担当しています。
しかし、近年ではインターネットやデジタル技術の進化に伴い、電子書籍も覇権を握り始めており、紙媒体がメインの出版業界への影響は大きなものです。
電子書籍は利便性が高く、読者がいつでもどこでもアクセスできるため、多くの利用者が増え続けています。
この変化は従来の出版企業に新たなビジネスモデルの構築を迫っています。
紙媒体と電子書籍の併存を図るとともに、新しい収益源の開拓が重要視されているのです。
また、電子書籍市場の拡大は作家や出版社に新しいチャンスを提供し、多様な表現の場を広げる結果ともなっています。
出版事業は情報の質と文化の豊かさを保ちながら、デジタル時代に適応するための革新を続けています。
代表企業
出版社にも様々なものがありますが、特に外せない、代表的なものは以下の3つでしょう。
講談社は皆さんご存知の通り、日本を代表する出版社で、漫画書籍雑誌を含む幅広いジャンルで多数の出版物を発行しています。
小学館は日本の大手出版社で、児童書や学習教材、漫画を中心に比較的子供向けの作品を多く出版しており、代表的なものには「ドラえもん」などが挙げられます。
集英社は漫画や書籍、雑誌の出版などをメインとして事業を行っており、特に「週刊少年ジャンプ」など人気漫画雑誌を多く刊行しているのが特徴です。
・小学館
・集英社
ゲーム事業
ゲーム事業は、いわゆるテレビゲームやコンピューターゲームを中心に幅広いエンターテインメント体験を提供している事業です。
ゲームの開発、販売、運営、マーケティングを含む多くの要素で構成されており、クリエイティブなアイデアを形にするプロセスであるゲーム開発を始めとして、プログラミング、デザイン、アート、音楽の各分野が協力して行われます。
ゲームソフトの販売は物理的なパッケージと近年ではオンラインでの配信の両方があり、消費者に直接届く様々なチャネルを活用しています。
近年では新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が増え、ゲームが人々の生活の中で重要な役割を果たすようになりました。
したがって、家庭用ゲーム機やモバイルゲームの需要が急増し、ゲーム業界全体に注目が集まっているのです。
また、Eスポーツの普及もゲーム事業に新たな収益源を提供しているものの1つです。
国際的には大会イベントが多く開催されています。
これにより、ゲーム事業は技術革新と市場の成長を続ける分野で、ますます重要な位置を占めています。
代表企業
ゲーム業界において外せない企業は以下の3つです。
任天堂は皆さんご存知の通り「スーパーマリオ」や「ゼルダの伝説」「ポケットモンスター」など世界的に人気のあるゲームを多数生み出している、日本が世界に誇る企業です。
Cygamesはサイバーエージェントが運営しているゲーム会社で、スマートフォン向けのソーシャルゲームを中心に多くの人気タイトルを提供しています。
「グランブルーファンタジー」や「シャドウバース」などが有名です。
バンダイナムコエンターテインメントはアーケードゲームから家庭用ゲーム、モバイルゲームまで幅広いプラットフォームで人気タイトルを提供しており「鉄拳」や「アイドルマスター」などが有名です。
・Cygames
・バンダイナムコエンターテイメント
レジャー・アミューズメント事業
レジャー・アミューズメント事業は遊園地やテーマパーク、水族館、動物園などの施設を通じて多くの人々に娯楽を提供しています。
訪れる人々に特別な体験を提供して、家族や友人との楽しい時間を創造することが目的の事業です。
テーマパークや遊園地はクリエイティブなアトラクションや商売、エンターテインメントプログラムを通じて訪問者の興味を引き付ける設計が施されています。
レジャー施設の運営にはマーケティング、イベント企画、顧客サービス、設備管理など多岐にわたるスキルとリソースが必要です。
このような施設は地域の経済に大きな影響を与えるため、観光業の一翼を担っていると言えるほどの規模です。
人気のあるテーマパークは国内外から多くの訪問者が集まるため、周辺地域の観光業を活性化させる要因ともなり得るのです。
レジャー・アミューズメント事業はエンターテインメントと観光の融合を図り、より多くの人々に楽しい体験を提供し続けるための革新を続けています。
代表企業
レジャー・アミューズメント事業において代表的なものは以下の3つです。
オリエンタルランドは皆さんご存知の通り、東京ディズニーリゾートを運営している会社であり、国内外の観光客に日本最大級の観光スポットを提供しています。
カプコンは日本のゲーム開発会社で、アーケードゲームの開発にも力を入れている企業です。
「モンスターハンター」や「バイオハザード」など世界的に人気のあるゲームシリーズを生み出しています。
バンダイナムコアミューズメントはアミューズメント施設の運営や関連するエンターテインメント事業を展開しており、アーケードゲームの開発やテーマパークの運営をメインに行っています。
・カプコン
・バンダイナムコアミューズメント
おもちゃ・グッズ事業
おもちゃ・グッズ事業は幅広い年齢層に向けた娯楽商品を提供し、日常生活に楽しさをもたらしています。
この事業は子供向けのおもちゃから大人向けのコレクターアイテムやキャラクターグッズまで、多様な商品ラインナップを展開しています。
特におもちゃ業界では少子化の影響を受けて、消費者層の多様化が進んでいることが見逃せないトレンドです。
これに対応して、大人向けの高級おもちゃや、教育的要素を持つ商品も増えてきています。
また、キャラクターグッズ市場は映画やアニメ、ゲームと密接に関連しており、コンテンツの人気に応じて需要が変動するのも見逃せない要素の1つです。
おもちゃ・グッズ事業はデザインや品質、マーケティング戦略を駆使して、消費者のニーズに応える商品を提供し続けなければなりません。
さらに、インターネットを利用したオンライン販売の普及により、消費者に直接アプローチする機会も増えています。
これにより、企業は顧客との関係をより強化し、よりパーソナライズされたサービスを提供することが求められています。
代表企業
おもちゃ・グッズ事業においては以下の3つが代表的な企業であると言えるでしょう。
タカラトミーは日本の大手玩具メーカーで「トランスフォーマー」や「プラレール」「リカちゃん」など人気キャラクター商品を多数展開しています。
サンリオは日本のキャラクターグッズメーカーで「ハローキティ」や「マイメロディー」など世界的に人気のあるキャラクターを展開しています。
セガサミーホールディングスはゲーム、エンターテインメント、パチンコ、パチスロ、アミューズメント施設を運営しており、ゲーム開発では「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」など人気タイトルも手掛けています。
・サンリオ
・セガサミーホールディングス
エンタメ業界の主な仕事内容
続いて、エンタメ業界の主な仕事内容についても詳しく紹介します。
エンタメ業界には様々な仕事が存在していますが、それぞれ業務内容や向いている人の特徴は大きく異なります。
それぞれの業務内容について確認した上で、自分がエンタメ業界においてどの職種が向いているのかについて考えてみましょう。
また、時間に余裕があれば、興味があまりない職種についても読んでみることをおすすめします。
いざ就職した後、ともに働く人の業務内容などを大まかにでも理解しておけば協働しやすいからです。
- 営業
- 制作・企画
- マーケティング
- 販売
- 施設管理・イベント運営
- 一般事務
営業
エンタメ業界の営業は自社の商品やサービスを顧客や企業に売り込む重要な業務です。
一般的な営業職と業務内容は基本的に変わらないと思っておいて良いでしょう。
新規顧客の開拓だけでなく、既存の顧客との関係構築を通じて長期的な信頼関係を築きながら売上目標を達成することが求められます。
顧客のニーズを深く理解し、それに合った提案を行うことが重要であり、このためには市場の動向や競合分析を行う必要があります。
営業活動にはプレゼンテーションや契約交渉、アフターフォローなども含まれ、これにより顧客満足度を高め、最終的にはリピート利用につなげることを目指しているのです。
営業は自分の成果が直接数字として現れるため、達成感や成長を実感できる仕事であるため、非常にやりがいがあります。
また、成功した場合の報酬や昇進機会も豊富であるため、キャリアの成長を志向する人にとっては魅力的なフィールドであると言えるでしょう。
営業に向いている人
エンタメ業界の営業に向いている人の特徴は以下の通りです。
まず、実力がしっかりと評価に反映される環境で働きたいと考えている人が向いていると言えます。
先ほど説明したように、営業職は成績が評価や給与に反映されやすいからです。
また、プレゼンテーション能力を活かし、自分の提案を相手に魅力的に伝えることができる人もこの職種に向いています。
自社の商品やサービスの魅力をわかりやすく伝える必要があり、顧客の心を動かすプレゼンテーション能力は非常に重要と言えます。
・コミュニケーション能力を活かして働きたい人
・プレゼン能力を活かして働きたい人
制作・企画
エンタメ業界における制作・企画は、アイデアを形にするクリエイティブな役割を担っています。
新しいエンターテインメントコンテンツを生み出し、顧客に感動や驚きを提供することが重要です。
具体的な仕事内容は、映画制作やテレビ番組、イベントの企画や立案、キャスティング、脚本の制作などです。
映画制作では監督の選定から撮影、編集、公開までの全プロセスを指揮し、視聴者に感動を与える作品を作り上げます。
番組制作ではテーマに沿ったコンテンツの企画や出演者の選定、演出、収録の進行管理などを行います。
制作・企画職は自身の想像力を発揮し、商品やサービスを具現化することが求められるため、クリエイティブなアイデアを持ち、それを実現する情熱とスキルが必要です。
また、制作スケジュールの管理や予算配分などを含むプロジェクトマネジメントスキルも求められます。
制作・企画に向いている人
制作・企画に向いている人は以下の通りです。
創造力が豊かな人は制作・企画職において新しいアイデアを生み出し、具体的な形にできるため非常に向いていると言えます。
また、制作・企画のプロセスにおいては複雑で長時間にわたる業務を行うことが多いため、集中力が高い人も向いているでしょう。
そして何より「多くの人に感動を届けたい」と思っている人に向いているのがこの仕事です。
新しいものを作り出し、多くの人に感動を届けるというモチベーションは、この仕事を続けるためのモチベーションの源となります。
・多くの人に感動を届けたい人
・集中力に長けている人
マーケティング
エンタメ業界におけるマーケティング職は、制作・企画を通じて生まれた商品やサービスを、消費者が満足を得られる形で市場に送り出す重要な役割を担う仕事です。
この職種においては、消費者のサービスを理解し、消費者の興味を惹くようなマーケティング戦略を立案することが求められます。
具体的な仕事内容は市場調査、消費者分析、競合分析を基にしたマーケティング戦略の策定などです。
広告キャンペーンの立案や実施、販売促進イベントの企画や運営、ブランドのポジショニングといった業務を行います。
商品やサービスが顧客にどのように受け入れられるかを分析し、その結果をもとに改善策を提案することも求められます。
デジタルマーケティングの活用やSNSを通じたプロモーション活動も重要な業務の一部であり、オンラインとオフラインの手法を組み合わせて行うことが主流です。
消費者のニーズを理解し、それに応じた効果的なアプローチを考えるため、分析力と戦略的思考が求められます。
マーケティングに向いている人
マーケティングに向いている人は以下の通りで、詳しく紹介すると、まず流行に敏感な人が向いています。
なぜならば、マーケティング職はトレンドをいち早くキャッチし、消費者の興味を惹く戦略を立てる必要があるからです。
また、市場動向や社会の情勢に関心がある人にも向いています。
常に市場動向や社会の情勢をチェックしなければならない仕事であるため、これらに関心がないと、業務を行うに当たってストレスを感じることがあるでしょう。
・市場動向や社会の情勢に関心がある人
販売
エンタメ業界の販売職は店頭で商品やサービスを直接顧客に販売し、在庫管理などを行うことが主な業務です。
販売スタッフは顧客とのコミュニケーションを通じて商品やサービスの魅力を伝え、購買意欲を高める役割を担っています。
店舗での販売活動は顧客のニーズを理解し、それに応じた提案を行うことが求められます。
また、店舗の陳列や商品ディスプレイの工夫など、顧客の購買体験を向上させることも仕事の1つです。
販売職は顧客からのフィードバックを直接受けることができるため、商品やサービスの改善に役立つ情報を収集し、他部門と連携して商品の質を向上させることも求められます。
さらに、定期的に商品やサービスのトレーニングを受け、常に最新の情報を顧客に提供できるように努めるのも仕事の1つです。
店舗運営においては、日々の売上管理や予算達成に向けた戦略も立てなければならず、販売における戦略的な思考が求められます。
販売に向いている人
販売に向いている人は皆さん想像できる通り、まずコミュニケーション能力を活かして働きたいと考えている人が挙げられます。
あらゆる職種の中で最も顧客と関わることが多い職種であるため、コミュニケーション能力を存分に発揮できます。
また、エンタメ業界の販売職は特別な体験を提供できるため、人を喜ばせることをやりがいとしている人にも向いていると言えます。
・人を喜ばせることをやりがいとしている人
施設管理・イベント運営
エンタメ業界の施設管理・イベント運営はテーマパークやレジャー施設、各種イベントの企画運用において重要な役割を果たしています。
この職種においては、施設の安全性や快適さを維持するための設備管理や来場者の満足度を高めるためのサービス提供が重要です。
イベント運営においては、企画から実施までのプロセスを全て統括し、多くの人が楽しめるような体験を提供することを目標としています。
イベントのスケジュール管理や出演者やスタッフのスケジュール調整、予算管理、報告やプロモーション活動の立案・実施なども含まれます。
チームでの連携が必要不可欠であり、多くの関係者と協力しながらプロジェクトを成功に導くためのリーダーシップや調整力が必須です。
施設管理においては施設の維持や改善のための計画を立て、安全で快適な環境を維持するために必要なメンテナンス業務なども行います。
イベント運営においては新しいアイデアを取り入れ、来場者に感動や驚きを提供することでリピーターを増やし、施設の魅力を高めることが求められます。
施設管理・イベント運営に向いている人
施設管理やイベント運営に向いている人の特徴は以下の3つで、特にチームで仕事をしたい人に向いています。
どのような業務においても1人で行うことは基本的に無く、チームで協力して行うからです。
また、イベント運営においては創造的なアイデアを提案することでさらにイベントのクオリティを高めることもできるため、想像力豊かな人に向いています。
また、施設管理やイベント運営の業務においては予期せぬ問題が発生することも多いため、柔軟な対応ができる人も向いていると言えるでしょう。
・創造力を活かして働きたい人
・物事に対して柔軟な対応ができる人
一般事務
エンタメ業界の一般事務は他の業界の一般事務と特に基本的に変わったことはなく、各部門の活動を円滑に進めるための重要な役割を担っています。
データ入力や書類作成、ファイリング、電話対応、来客対応、備品管理などのオフィス業務がメインの仕事です。
また、スケジュール管理や会議の準備、社内外のコミュニケーションの調整も担当します。
他の職種の人々と連携して業務を進めるため、幅広い知識とスキルが求められます。
日常的な業務を正確にこなすだけでなく、突発的な業務にも対応できる柔軟性とスピードが重要です。
効率的に業務を進めるためのオフィスソフトウェアの活用スキルなども求められるでしょう。
また、業務の優先順位を適切に判断し、限られた時間内でタスクを完了するための時間管理能力も求められます。
社内の様々な部門と連携する機会が多く、幅広い人脈を築くことができるため、将来的なキャリア形成にも役立つ仕事であると言えます。
一般事務に向いている人
一般事務に向いている人の特徴は以下の通りで、まず多くの人に関わって仕事をしたい人が挙げられます。
様々な職種と関わることになるため、つまり多くの人と関わることができるからです。
また、自分が主導して業務を行うことはあまり多くありませんが、その分サポート役に回って人を支えられるため、サポート役に回って仕事したい人に向いています。
また、数字を扱う仕事が多いため、正確で丁寧な仕事ができる人も向いているでしょう。
・サポート役に回って仕事をしたい人
・正確に丁寧な仕事ができる人
エンタメ業界の現状
エンタメ業界の現状についても理解を深めていきましょう。
以下の4点を理解しておけば、面接でエンタメ業界について何か知識を求められた時もスムーズに回答できるようになります。
面接で「最近気になるニュースは何か」などと聞かれた際にも答えやすくなるでしょうから、覚えておいてください。
- デジタルコンテンツの成長
- オンライン化の加速
- グローバル展開の進展
- 体験型エンタメの副長の兆し
デジタルコンテンツの成長
エンタメ業界において、デジタルコンテンツの市場は年々その存在感を増しています。
動画配信サービスや音楽ストリーミング、スマートフォン向けサービスなど、多様な形でのコンテンツ消費が当たり前となってきました。
特にスマートフォンやタブレットの普及により、通勤通学中や空き時間に触れられる環境が整い、ユーザーのライフスタイル全体に結びついてきています。
配信プラットフォームの技術進化により、高品質な映像や音楽が提供されることで、ユーザーの拡大につながっています。
こうした中、作品単位での消費だけでなく、サブスクリプション型のサービスも広く浸透し、継続的な収益モデルの確立も進んでいるのが特徴です。
オンライン化の加速
コロナ禍をきっかけに、エンタメ業界では急速にオンライン化が進みました。
従来は会場に足を運んで楽しむものだったライブやイベントが、ライブ配信という形でオンライン上でも視聴可能になり、多くの人にとってエンタメの新しい楽しみ方として定着したのです。
オンラインイベントは地理的な制約を受けず、全国や全世界の人々が同時に参加できる点が大きな魅力であり、アーティストやコンテンツ提供者にとって、新しいビジネスチャンスを提供しました。
また、VR技術を活用した没入型体験や、リアルタイムでファンとコミュニケーションが取れるインタラクティブなイベントも増加しており、技術革新とエンタメの融合が進んでいます。
グローバル展開の進展
日本のエンタメ業界はアニメ、漫画、ゲームを中心に、グローバル市場での存在感を年々高めています。
特にアニメや漫画は独自の表現や世界観、繊細なキャラクター描写が評価され、欧米や各国をはじめとする多くの国々で高い人気を誇っています。
NetflixやAmazon Prime Videoなどの配信サービスを通じて、国内作品がリアルタイムで世界中に届くようになったことで、日本発のコンテンツが国境を超えて評価される機会が増えるようになったのです。
また、グローバル展開に際しては多言語対応や文化の理解も重要な課題となり、ローカライズの精度や現地マーケットへの適応が求められています。
企業は海外市場を見据えた開発やコラボレーションを積極的に進めており、現地企業との提携や海外ファン向けのプロモーション施策も活発に行われています。
体験型エンタメの復活の兆し
長らく行動制限を受けてきたコロナ禍が明けて、リアルな体験を重視したエンタメが再び注目を集めるようになりました。
テーマパーク、コンサート、舞台公演、スポーツイベントなど、観客が直接足を運び、五感を通じて楽しむ体験型エンタメはオンラインでは得られない現場の熱量や一体感が味わえる貴重な空間として再評価される動きが強まっているのです。
イベントの再開に伴い、会場設計や感染症対策の工夫が進み、安心して楽しめる環境が整えられるようになってきました。
また、観客の満足度を高めるための仕掛けとして、ARやプロジェクションマッピングなどの演出が活用される場面も増えており、エンタメ体験そのものが進化しています。
エンタメ業界の課題
エンタメ業界の課題についても理解しておきましょう。
以下の4点はこれから就職して取り組むことになる可能性の高い課題です。
自分がどうやって解決していくか、企業はどのように取り組むべきかなど、様々な方向から考えてみると、面接で思わぬ質問をされた際にも答えやすくなります。
- デジタル化への対応
- 人材育成と働き方改革
- 多様化するニーズへの対応
- 技術革新への対応
デジタル化への対応
エンタメ業界では従来のパッケージ販売や劇場での興行収入に依存したビジネスモデルから、サブスクリプション型サービスやオンライン配信へと収益構造の転換が進んでいます。
視聴者はCDやDVDを購入するのではなく、定額で音楽や映像を楽しむスタイルを選ぶようになり、制作側もこうした変化に対応する柔軟性が求められるようになりました。
一方で、デジタルコンテンツが広がるにつれて著作権の侵害リスクも深刻化しています。
特に海賊版でのコンテンツの無断複製や不正配信といった問題が後を絶たず、SNSを数分でも開けば、数回は目にするほどです。
このように、制作者の権利を守るための法整備や技術開発が急がれています。
人材育成と働き方改革
エンタメ業界は常に変化と進化を求められる分野であるにも関わらず、業界内の労働環境や人材育成の課題は長年放置されがちでした。
特に映像制作やイベント運営の現場では過重労働や不安定な雇用、低賃金といった問題が根深く、若い人材が業界に定着しづらいという構造的な課題があります。
また、デジタル化が急速に進む中で、最新技術を活用したクリエイティブなコンテンツ制作に対応できる人材の育成も喫緊の課題となっています。
映像編集、CG制作、ゲーム開発の専門スキルはもちろん、ユーザー分析やマーケティングの視点を持つ人材が求められています。
そのためには、企業が一方的に技術導入を進めるだけでなく、社員やクリエイターが学び続けられる環境の整備が必要であると言えるでしょう。
多様化するニーズへの対応
現在のエンタメ業界は、かつてのように全世代に向けた大衆向けコンテンツが主流だった時代を経て、視聴者の嗜好や価値観が細分化された時代へと突入しています。
年齢、性別、国籍だけでなく、ライフスタイルや趣味、関心分野などがますます多様化しており、従来のコンテンツでは満足されにくくなっているのです。
このような背景の中で求められるのは、多様な価値観や文化を尊重したコンテンツ作りです。
例えば、LGBTQ+やジェンダー平等をテーマにした作品、特定のサブカルチャーに特化した作品、ニッチな趣味に応えるマイクロターゲット型のサービスも登場しています。
企業側には正確に市場を分析し、それに適した内容や発信方法を選ぶマーケティング力が不可欠です。
技術革新への対応
エンタメ業界にとって技術革新は常に新しい可能性を開く鍵となってきました。
近年ではメタバースやNFTといった先端テクノロジーが注目を集めており、こうした技術を活用した新たなエンタメのあり方が模索されています。
メタバース上でのライブイベントや仮想空間でのファン交流、NFTを用いたデジタルアートの販売など、デジタル技術を融合することで、従来にはなかった新しい価値や体験が生まれているのです。
しかし、その一方でこれらの技術を正しく理解し、実用化できる人材やノウハウの不足も課題となっています。
エンタメ業界の将来性
エンタメ業界の将来性についても考えてみましょう。
就職することになるかもしれない業界ですから、今後どのように進んでいくのか、自分のキャリアはどのようになっていくのかについて考えることが大切です。
「志望動機」や「あなたのキャリアプランは何ですか?」といった質問に対しても、答えやすくなるため理解しておきましょう。
- 新たなエンタメ体験の創出
- グローバル市場の拡大
- 体験型エンタメの進化
新たなエンタメ体験の創出
エンタメ業界は今まさに技術革新を追い風にして、これまでにない新しい体験を創出する段階に入っています。
特にメタバースやVR、ARといった没入型技術はユーザーをコンテンツを「見る側」から「体験する側」へと進化させつつあり、ライブイベントやコンサート、舞台といったジャンルでも新しい可能性をもたらしています。
さらに、AIの発展により、視聴者ごとに最適化されたコンテンツの提案や、AIによるキャラクター生成やシナリオ作成の自動化も進んでおり、制作プロセスそのものが変わり始めています。
これに加えて、YouTube、Netflix、TikTokといったデジタルプラットフォームの進化によって、配信や視聴のハードルが大きく下がり、誰もが発信者になれる時代が到来しています。
グローバル市場の拡大
日本のエンタメコンテンツは長年にわたりアジア諸国を中心に高い人気を誇ってきましたが、近年では欧米諸国を含む世界中で日本のアニメ、漫画、ゲームが広く受け入れられるようになり、その勢いは加速し続けています。
特にNetflixやAmazon Prime Videoなどのグローバルなストリーミングサービスによって、日本国内で制作された作品が翻訳や吹き替えを通じて瞬時に世界中へ配信される環境が整いました。
この流れは日本のクリエイターや制作会社にとって大きなチャンスとなっており、海外市場を視野に入れたコンテンツ制作が一般化しつつあります。
体験型エンタメの進化
コロナ禍の影響で一時は大きな打撃を受けた体験型エンタメですが、現在は復調の兆しとともに新たな形へと進化を遂げています。
従来のようにコンサートやテーマパークに足を運ぶスタイルに加えて、ARやインタラクティブな演出など、技術を活用した新しい体験の提供が進んでいるのです。
顧客がスマートフォンを使って演出に参加できるライブや、アニメやゲームの世界観をリアルに体験できる没入型ライブなどが注目されており、体験そのものがより深く濃密なものへと変化しています。
このような進化は今後のエンタメのあり方を大きく変える可能性を持ち、より多様で自由な楽しみ方を実現する土台となるでしょう。
エンタメ業界の魅力
エンタメ業界の魅力について、より詳しく紹介します。
以下の4つはエンタメ業界のどのような企業に就職したとしても感じられる可能性が高い魅力です。
ぜひ確認して、志望動機の内容を掘り下げたり、就活のモチベーションを高めたりしてください。
- 創造性と革新性
- 多様性と国際性
- 人々を感動させる
- 社会への影響力
創造性と革新性
エンタメ業界の最大の魅力の1つは創造性と革新性に満ちた環境である点です。
映画、音楽、ゲーム、アニメなど、どの分野も新しい表現方法やアイデアを常に求めています。
特に近年はAI、VR、ARといった最新技術が進みつつあり、全く新しい視覚体験や物語の伝え方が誕生しました。
また、SNSを通じたプロモーションやファンとの相互コミュニケーションの進化もあり、時代の変化に合わせてコンテンツがどんどん変化していくのも、この業界の醍醐味です。
時には全く前例のない試みに挑戦することもあり、自分の発想次第で大きな話題を生み出すことが可能です。
失敗や試行錯誤も含めて、表現を磨いていく過程は大きなやりがいとなることでしょう。
多様性と国際性
エンタメ業界はあらゆるジャンルと才能が交差する場であり、多様性と国際性に富んでいることも大きな特徴です。
音楽、映画、アニメ、舞台、ゲームなど、それぞれに独自の文化やファン層が存在し、自分の得意分野や興味関心に応じて活躍の場を広げることが可能です。
また、表現方法や役割も多岐にわたり、プロデューサー、デザイナー、エンジニアなど、様々なスキルを持つ人々がチームを組んで1つの作品を作り上げています。
さらに、日本初のアニメやゲーム、音楽などは世界的な人気を誇っており、国際的な舞台で自分の仕事が評価される機会が増えています。
海外展開やコラボレーションの機会も多く、グローバルな視点を持つ人にとって、刺激的で成長できる環境が整っていると言えるでしょう。
人々を感動させられる
エンタメ業界のもう1つの魅力は、自分の関わった作品が多くの人に感動や勇気を与えられるという点です。
映画を見て涙したり、音楽で勇気をもらったり、ゲームで心が踊った経験は誰もが一度はあるのではないでしょうか。
エンタメはただの娯楽ではなく、時には人の人生に寄り添い、心を動かす力を持っています。
自分が携わったコンテンツに対して「あの作品に救われた」「元気をもらった」といった声が届いた時にはその喜びは何物にも代えがたいものです。
そのような感情的な価値を創出できる仕事はそう多くはなく、エンタメ業界ならではのやりがいであると言えるでしょう。
社会への影響力
エンタメ業界は娯楽を提供するだけでなく、社会に大きな影響を与える力を持っています。
映画やドラマで扱われたテーマが社会的議論を呼ぶこともあれば、音楽やライブイベントがムーブメントを起こすこともあります。
近年ではSDGsや多様性といった社会的なテーマを積極的に取り入れる作品も増えており、エンタメが社会の価値観を変えるきっかけになる場面も少なくありません。
災害時やパンデミック下においても、エンタメは人々の心を癒し、希望を与える存在であり続けてきました。
このように、世の中の空気や文化を作り出す役割を担うことができる点に、大きな意義を感じる人は多いでしょう。
エンタメ業界の就職は難しい?
結論として、エンタメ業界への就職は難しいと言わざるを得ません。
特に人気企業や職種においては応募倍率が100倍を超えることも珍しくなく、競争が著しく激しい状況です。
エンタメ業界は独自の魅力と華やかさを持つ一方で、求められるスキルや適性が非常に高く、選考過程も厳格です。
特にクリエイティブ職や技術職では専門的な知識や実績が評価されるため、業界研究やスキルアップが不可欠と言えます。
また、エンタメ業界の選考は他業界に比べて早く開始されることが多いため、早めの準備と情報収集を心がけましょう。
ポートフォリオや作品の提出が求められることもあるため、自分の能力を魅力的にアピールするための対策も必要です。
業界特有の動向を理解し、自分自身をしっかりとブランディングすることが重要であると言えます。
エンタメ業界を目指すうえで必要なこと
続いて、エンタメ業界への就職を目指す上で必要な対策や考え方などについて紹介します。
以下の2点を踏まえた上で、あなたの魅力が最大限伝わる志望動機や自己PRの作成に努めましょう。
エンタメ業界の知識を集める
これは当然と言えるかもしれませんが、エンタメ業界に就職を目指すならば、エンタメ業界に関する知識を深めなければなりません。
エンタメ業界は多岐にわたる分野が存在し、それぞれが独自の特徴とトレンドを持っています。
まずは業界全体の動向を把握するために、最新のニュースやトレンドを常にチェックする習慣をつけることが必要です。
さらに、企業ごとのビジネスモデルや戦略、主要なプロジェクトなどを理解することも求められます。
企業の公式サイトやプレスリリース、業界紙、ビジネスレポートなどの資料を活用することをおすすめします。
業界研究を通じて得た知識は、就職活動時の自己PRや面接での説得力のある回答につながるものです。
特に、自分が志望する企業や職種に関する具体的な知識を持っていることは、採用担当者に対して強いアピールポイントとなり得るものです。
自分に合った職種を志望する
自分に合った職種を志望するのも、エンタメ業界を目指す上で非常に重要なポイントです。
先ほども説明したように、エンタメ業界には多様な職種が存在するため、それぞれが求めるスキルや特性が異なるのです。
自分に合った職種を見つけるためには、まず自己分析をしっかりと行いましょう。
自己分析では自分の強みや興味、価値観を明確にして、それらがどのようにエンタメ業界のどの職種と関連するかを検討します。
自分の得意分野を活かせる職種を選ぶことで、就職後もやりがいや成長を感じやすくなるでしょう。
また、就活の軸を明確にすることも重要です。
自分が何を重視して仕事を選ぶのかを考えましょう。
「創造的な仕事がしたい」「人と関わる仕事がしたい」などと目的をはっきりさせることで、志望する職種を絞り込めます。
そして、職種ごとに求められるスキルや経験を分析し、それに向けた準備を進めることも必要です。
例えば制作職を志望するならば、クリエイティブなポートフォリオを用意しましょう。
自分に合った職種を選ぶことで、倍率が非常に高いエンタメ業界への就職を叶えやすくなります。
エンタメ業界についてのよくある質問
続いて、弊社が就活エージェントを運営するにあたって、エンタメ業界を目指す就活生の方からよくいただく質問を3つ紹介します。
以下の3つは多くの就活生の方から聞かれるものであるため、この記事を読んでくれている方も気になるものでしょう。
気になる質問があれば参考にしてみてください。
エンタメ業界って大変なの?
結論として、エンタメ業界は非常に厳しい環境で働くことが多い業界です。
特に、新しいプロジェクトが立ち上がる際には長時間労働が一般的とされています。
例えば、映画やテレビ番組の制作現場では、撮影スケジュールに合わせて早朝から深夜まで作業が続くことも珍しくありません。
また、プロジェクトの締め切りが迫ると、タイトなスケジュールでの作業を強いられることもあります。
このような激務の中でストレスを管理し、自分のペースで働いていくことが求められます。
また、エンタメ業界では役職が上がるまでは年収が他業界と比べて低いこともあるため、経済的な面でも苦労することが多いです。
しかし、その一方で自分の情熱を持って取り組める分野であることにやりがいを感じる人も数多くいます。
特に、自分が関与したプロジェクトが多くの人々に感動や喜びを与えている実感は、他の仕事にはない達成感となるでしょう。
エンタメ業界に学歴は必要なの?
エンタメ業界では学歴よりも実践的なスキルや経験が重視される傾向にあります。
多くの企業は「応募者がどのような教育を受けてきたか」よりも、「何を学び、どのようにその知識を活用してきたか」を重視します。
エンタメ業界はクリエイティブなアイデアや問題解決能力を必要とするため、学歴に頼るだけでなく、実際に現場で即役立つスキルを持っていることが重要です。
例えば、映画制作を目指す人には映像編集や脚本作成のスキルが求められます。
また、音楽業界であれば作曲や音響技術に関する知識やスキルが重視されます。
さらに、学生時代に自主制作のプロジェクトに参加したり、関連するアルバイトやインターンシップを経験したりした人は有利です。
自分の付加価値を高めることで、あなたが能力を持っているか評価しやすくなり、選考でも有利になるでしょう。
エンタメ業界で働くのに活かせるアルバイトには何があるの?
エンタメ業界で働くためには、業界特有の知識と経験を積むことが重要です。
したがって、エンタメ業界を目指す多くの人がインターンシップを通じて実践的なスキルを身につけています。
インターンシップは業界の仕組みや文化を理解する絶好の機会であり、業務の具体的な内容を知ることで自分に合ったキャリアパスを検討することも可能です。
例えば、映像制作会社でのインターンは、撮影や編集の基礎を学びながら現場の流れを体感できます。
また、音楽業界ではライブイベントの運営やアーティストのプロモーション活動をサポートすることで、業界のリアルな側面を理解できるでしょう。
インターンシップに参加する際は、企業がどのようなプログラムを提供しているかを事前に調査して、自分の目指す職種に関する経験が積めるものを選ぶことが大切です。
エンタメ業界の就活対策
エンタメ業界に就職するためには以下の4つの対策を行うことをおすすめします。
もちろん他の業界にも応用できる対策ですが、特にエンタメ業界は自分や業界についての理解を深めておくことが大切です。
ぜひそれぞれ活用して、解像度の高いESを作成し、内定を掴み取ってください。
- 自己分析
- 業界研究
- 企業研究
- インターンシップに参加する
自己分析
エンタメ業界を目指す上で、自己分析は絶対に欠かせない対策の1つです。
自分のキャリアを築く上での土台作りと言えます。
特にエンタメの仕事は制作、企画、マーケティング、広報など多岐にわたるため、自分がどのような価値観や思考性を持ち、どのような形で関わっていきたいのかを明確にしなければなりません。
自己分析を通して、過去に夢中になった経験や熱中したプロジェクト、自分が何にやりがいを感じたのかを振り返ることで、自分の適性を整理できます。
また、エンタメ業界は人の感情に訴える仕事であるため、自分の人間性や感受性をどう活かせるかも問われます。
したがって、自己分析は自己PRや志望動機を書く際にも、スキルのアピールだけでなく、自分の思いや経験を含めて伝えることが重要です。
業界研究
エンタメ業界は一見華やかに見えますが、構造や仕組みを理解しなければ実態がつかみにくい業界でもあります。
業界研究を終えている人もいるかもしれませんが、まだの人は、全貌がつかめていないのではないでしょうか。
だからこそ、業界研究は応募する前に、絶対に行わなければなりません。
エンタメといっても、映画、音楽、ゲーム、舞台、ライブイベント、出版、テレビなど、その内容やビジネスモデルは多種多様で、それぞれ求められるスキルや役割も異なります。
「どのような形で収益を上げているのか」「今後のトレンドは何か」といった視点を持つことで、漠然とした憧れではなく、実態に即した就活戦略が立てられるようになります。
企業研究
エンタメ業界における企業研究はただ企業の知名度や規模で選ぶのではなく、自分の思考や価値観と本当にマッチしているかを見極める作業です。
例えば、同じゲーム会社でも、BtoB事業を中心とする企業と、エンターテインメント性の強いコンテンツを提供する企業とでは働き方や求められる資質は全く異なります。
企業の公式サイトや採用ページを通じて、事業領域、代表作、経営理念、社内制度、社員インタビューなどを丁寧に読み込みましょう。
特に、社員紹介の内容にはその企業で働く人の価値観や働き方が表れていることが多いため、入社後の自分をイメージしやすくなります。
インターンシップに参加する
エンタメ業界を目指すなら、可能な限り多くのインターンに参加することをおすすめします。
実際の現場に触れることで、仕事の流れや雰囲気を体感でき、業界に対する理解も一段と深められるからです。
表舞台だけでなく、制作の裏側や企画立案のプロセス、社内外の連携の仕方など、座学では得られないリアルな経験が得られるでしょう。
また、インターンを通じて、自分が想像していた仕事と現実にギャップがあるかどうかを確認できるため、ミスマッチの防止にも繋がります。
多くの企業ではインターン参加者を早期選考の対象としているため、本選考で有利になることもあるでしょう。
エージェントを利用しよう!
ここまでエンタメ業界の概要などについて詳しく紹介してきましたが「理解は深められたものの、具体的にどう対策すれば良いのかわからない」という方も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、就活エージェントを利用することです。
弊社の「ジョブコミット」というサービスでは、おすすめ企業の紹介はもちろん、ESの添削、面接練習など、就活生の皆さんが最も求めているサービスを、無料で提供しています。
経験豊富なエージェントが丁寧にサポートしてくれるため、気になる方はぜひ以下のリンクから登録してみてください。
まとめ
今回はエンタメ業界について非常に詳しく紹介するとともに、それぞれの職種の業務内容や向いている人の特徴、就活を成功させるためのポイントなどについても詳しく紹介しました。
エンタメ業界は倍率が非常に高く、簡単に内定を得られる業界ではありませんが、その分、内定を勝ち取れた時の達成感はひとしおでしょう。
ぜひ、本記事で紹介した内容を踏まえた上で質の高い志望動機や自己PRを作成し、企業の採用担当者の目に留まるようなアピールをして、内定を勝ち取ってください。