【例文10選】地元以外の企業を志望する理由の伝え方!納得感ある志望動機にするコツ

【例文10選】地元以外の企業を志望する理由の伝え方!納得感ある志望動機にするコツ

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・地元以外の企業を受ける際の志望動機のコツ
・他県から来る就活生に企業が確認したいポイント
・志望動機のコツと例文

この記事をおすすめしたい人

・地元以外の企業を受ける人
・志望動機が全く書けない人
・志望動機をブラッシュアップしたい人

【地元以外の志望動機】はじめに

地元から離れた企業に就職を希望する場合「なぜ地元ではなくその場所を、この企業を選んだのか?」という質問が多くされます。

特に企業が地域密着型であったり、勤務地に強いこだわりを持っていたりする場合には、志望時に一貫した意志と納得感が求められるでしょう。

そこで、今回は地元以外の企業を志望する際に活用できる具体的な伝え方、注意点、例文などを紹介して、選考突破するためのコツを分かりやすく紹介します。

【地元以外の志望動機】地元以外を志望するのはあり?

地元を離れて働くことは選択肢の1つではあります。

家庭の事情やライフプラン、将来の夢など、様々な理由から地元以外の企業に関心を持つ人は少なくありません。

しかし、選考においてその理由を説明できなければ「なぜわざわざ地元を離れるのか」と疑問を持たれてしまうこともあります。

まずは「地元以外を目指すのは問題ないのか」という不安を解消するために、前向きに伝える視点を紹介します。

地元志向の中で迷う理由

就活を進める中で、地元を離れるべきかどうか迷う就活生の方も少なくありません。

家族との距離が離れてしまうことや、これまで慣れ親しんだ生活環境から離れることへの不安が大きく関係しているでしょう。

特に、実家暮らしをしていた人は経済的な負担の増加やホームシックなど、生活面での心配が絶えません。

また、地元に友人が多い人は、これらを手放してまで他の地域で働く決断が容易ではないのは当然です。

したがって、迷うこと自体は問題ではなく、あなたが優柔不断であるわけでも、メンタルが弱いというわけでもないということは覚えておいてください。

地元を離れることは不利ではない

とはいえ、地元を離れることはマイナスなことばかりではありません。

企業は地域にとらわれず志望してくる応募者を「思考力があり、環境への適応力も持っている」と評価してくれることも多いです。

新しい地域で働くという選択は生活基盤を自分で整え、未知の人間関係に飛び込むことでもあります。

このような選択を積極的にできる時点で、自立していて、行動力がある人物であると評価してもらえることもあるでしょう。

また、全国展開している企業や、転勤の可能性がある業種に応募してくるということは、企業の文化と相性が良いと判断してもらえることもあります。

就活の軸を明確にして伝える

地元以外の企業を目指す場合、特に重要になるのが「自分の就活の軸を明確にし、それを言葉で伝えられているかどうか」です。

なぜ地元ではなく別の地域を選んだのか、どんな価値観を持ってその企業に関心を抱いたのかが曖昧なままだと、志望動機の説得力が弱くなってしまいます。

反対に、その軸がしっかりしていれば、たとえ地元から離れた地域であっても、納得感のある志望理由として受け取ってもらえる可能性が高まります。

地域を基準に企業を選んだのではなく「自分の価値観やキャリア観に合った企業を選んだ」という姿勢を明確に伝えることが大切です。

【地元以外の志望動機】面接でよく聞かれる質問

面接では「なぜこの地域を選んだのか」「地元での就職は考えなかったのか」などと質問されることが多いです。

あなたのモチベーションや地域への理解と将来像をしっかり描き、将来の展望をしっかり持っているかなどについて確認するためです。

そこで、これらの質問をされた時に、なぜ聞かれるのか、どう答えれば良い印象を与えられるのかについて詳しく紹介するため、参考にしてください。

面接でよく聞かれる質問
  • 地元を選ばなかった理由
  • 将来的に地元に戻る考えはあるか

質問1:地元を選ばなかった理由

就職の面接で「なぜ地元の企業ではなく、こちらの地域の企業を目指しているのですか」と聞かれることも少なくありません。

これはただ興味本位ではなく、あなたの価値観や決断に対する覚悟を見極めようとしている可能性が高いです。

地元を離れるという選択には生活環境の変化や人間関係の断絶など、それなりのハードルが存在します。

そのような中であえて他の地域の企業を目指すという選択をした背景には、本人なりの明確な理由や強い動機があるはずです。

その点を確認することで企業は「この人はどのような価値観を持っているんだろうか」「目の前の選択にどれほど真剣に向き合っているのか」などを判断しようとしています。

企業が確認したいポイント

地元以外の地域から応募してきた学生に対して、企業が特に注目しているのが「長く働いてくれるかどうか」という点です。

勤務地に不満を持っている様子はないか、地元に戻る可能性が高くないかといった定着意思に関わる部分を見極めようとしています。

企業としては、せっかく採用した人材がすぐに辞めてしまったら、教育や業務の引き継ぎにかかるコストや労力が完全に無駄になってしまいます。

特に勤務地が限られている企業や、地元出身者の採用が多い企業ではこの点への警戒心が強いことが多いです。

前向きな理由に言い換える工夫

地元以外の地域を目指す理由を問われた際は、ネガティブな背景や消極的な選択を語るのではなく、前向きな姿勢で語ることが重要です。

もし「地元に希望する業種がなかった」などの理由であっても「〇〇に挑戦したい」「〇〇な環境で学びを深めたい」といった形で、自分のモチベーションの高さをアピールしましょう。

地元に対する不満や消極的な事情ばかり強調してしまうと「マイナスな理由で応募してきた人」「環境に不満を感じたらすぐ辞めてしまう人」という印象を与えてしまうからです。

質問2: 将来的に地元に戻る考えはあるか

企業は採用や教育に多くのコストをかけており、 その投資が無駄になることを非常に恐れています。 

特に地元以外の応募者に対しては、 採用してもすぐに地元に帰って辞めてしまわないかという、 定着性に関する懸念をシビアに見ています。 

そのため、面接で将来的に地元に戻る考えはあるかと聞かれた場合、 ありませんと明確に否定することが最善の対応です。 

単に否定するだけでなく、 この土地に腰を据えて生活していきたいという思いや、 御社で長期的にキャリアを築いていきたいという強い意志を、 具体的に伝える必要があります。 

あえて地元を離れるという覚悟をしっかりと示すことで、 採用担当者が抱く不安を払拭することが重要です。

企業が確認したいポイント

企業が地元以外の応募者に質問する際、 最も確認したいのはなぜ地元ではなく、あえてこの土地を選んだのかという点です。 

そこには、その土地でなければならない明確な理由、 つまり必然性があるのかどうかを知りたいという意図があります。 

同時に、見知らぬ土地で生活基盤を築き、 長く働き続ける覚悟があるのかも見られています。 

また、企業は応募者の本気度も見極めようとしています。 

本当に当社で働きたいという強い意欲があるのか、 それとも単にその土地で暮らしたいだけではないのかを、 志望動機の内容から慎重に判断しようとしています。

前向きな理由に言い換える工夫

地元を離れる理由が消極的なものであっても、 そのまま伝えるのは避けるべきです。 

例えば地元にやりたい仕事がないという理由は、 御社の〇〇という事業が特に盛んなこの土地で、 自分の専門性を高め、新たな挑戦をしたいといった形で、 具体的なキャリアプランと結びつけて言い換えることが重要です。 

また、地元を離れたいという個人的な希望も、 そのままでは働く意欲として伝わりません。 

多様な価値観を持つ人が集まるこの土地で視野を広げたい、 あるいは〇〇といった特有の文化や環境に深く魅力を感じており、 ここで腰を据えて生活基盤を築きたいなど、 その土地で働くことへの積極的な意欲として、 前向きな表現に変換する工夫が求められます。

【地元以外の志望動機】納得感を出す志望動機のポイント

どうしても地元以外の企業を目指す場合の志望動機はありきたりなものになりやすく、差別化が難しいものです。

しかし、自分の価値観や将来のビジョン、目指す地域や企業の魅力をうまく結びつければ、独自性のある志望動機を作ることは可能です。

志望動機にあなたらしさを加えるために意識すべきポイントや、文章を組み立てる際の工夫を紹介するため、参考にしてください。

納得感を出す志望動機のポイント
  • やりたいことを主軸にする
  • 志望地域を選んだ理由を伝える
  • 成長や価値観を根拠にする
  • その土地に腰を据える覚悟を明確に示す
  • 地元への思いも伝える

やりたいことを主軸にする

地元以外の企業を目指す際、志望動機の核として「自分がやりたいこと」を示すことは非常に重要です。

勤務地や企業の立地条件だけを理由にするのではなく、自分がどのような分野に関心を持ち、どのような仕事に挑戦したいのかを明確に示すことで、相手が納得してくれる内容になります。

仕事選びの基準として業務内容や将来性、将来的に携わりたい分野を明確にしておけば「地元ではなく、その地域を選んだ理由はなぜか」という問いにも一貫した説明が可能になります。

そのためには、自分が関心を持っている分野における企業の強みや独自性を把握し、それが自分の目指す方向性と一致していることを伝えることが大切です。

自分の強みとのつながりを示す

志望動機の締めくくりでは、自分の強みがどのように企業で活かされるのかを示すことが大切です。

これまでの経験から得たスキルや姿勢が志望先のどの業務やプロジェクトに関連し、自分がどのように貢献できると考えているのかを明確にすることが大切です。

その能力をどのような場面で発揮し、どのような業務に役立てたいと考えているのか、具体的に示しましょう。

また、これまで経験した課題や乗り越えた出来事を簡潔に交えて、自分の特性が企業の環境に合っていることを示せると、志望動機に一貫性が生まれます。

しっかり企業について調べている、やる気満々の人材であることを強調しましょう。

「その企業でしかできないこと」を主軸にする

やりたい仕事が明確であっても、 それが同業他社でも実現可能である場合、 面接官はなぜ他社ではなく、当社なのかという点を必ず深掘りしてきます。 

この疑問に答えるためには、 その企業研究を徹底的に行う必要があります。 

対象企業が持つ独自の技術力や、 業界内での特有のポジション、 あるいは他社にはない事業領域などを具体的に挙げ、 御社でしか積むことのできない経験があるという点を明確に示しましょう。 

これこそが、わざわざ地元を離れてでも、 その企業に応募した強い動機付けとなり、 志望動機に確かな説得力を持たせることができます。

志望地域を選んだ理由を伝える

まずはその志望地域を選んだ理由を明確に示しましょう。

結論から話すことで、あなたがどのように話を展開していくのか、相手にすぐ理解してもらえます。

特に地元以外の地域を選んでいる場合、生活環境、気候、文化的な親しみといった私的な視点に加えて、仕事との関連も含めて説明できると説得力が増します。

とにかく結論ファーストが重要であり「なぜその地域を選んだのか」が相手に一言で伝わるような言い方を心がけましょう。

この部分が曖昧だと、あなたが何を言いたいのかがわからなくなってしまい、話全体の内容がぼやけてしまいます。

「就活においては、何を聞かれても基本的に結論ファーストで述べる」と覚えておくとわかりやすいでしょう。

「その土地である必然性」をキャリアと結びつける

地元以外の企業を志望する場合、 なぜその企業なのかという理由と同時に、 なぜその土地でなければならないのかという点も極めて重要です。 

この二つの理由が揃って初めて、 説得力のある志望動機となります。 

その土地が持つ産業的、あるいは市場的な特性を、 自身のキャリアプランと具体的に結びつけることが求められます。 

その土地で働くことのメリットと、 仕事を通じて達成したい目的が明確にリンクすることで、 そこで働くことの必然性が高まり、 志望理由がより強固なものになります。

成長や価値観を根拠にする

志望動機に納得感を持たせるためには「この企業や地域だからこそ成長できる」と感じた具体的な要素を挙げることが大切です。

どの企業にも通用するような曖昧な理由ではなく、自分の価値観やキャリア観に照らして、その環境が自分にとってどのような意義を持つのかを説明することが求められます。

「若手に裁量を与えるような企業文化に共感した」など、自分の性格やモチベーションと企業の特徴がどう合致しているのかを語ることで、動機に深みが出ます。

その土地に腰を据える覚悟を明確に示す

企業が地元以外の応募者に対して最も懸念する点は、 すぐに地元に帰ってしまうのではないかという早期離職のリスクです。 

この不安を払拭するため、 面接では将来的に地元に戻る考えはありませんと明確に否定することが重要です。

その上で、この土地で生活基盤をしっかりと築き、 御社で長期的にキャリアを形成していきたいという、 強い意志を具体的に伝えましょう。 

さらに、仕事面だけでなく、 その土地が持つ環境や文化に対する魅力も併せて語ることで、 その土地に根を下ろす覚悟の本気度がより深く伝わり、 企業側の安心感につながります。

地元への思いも伝える

文字数や時間に余裕がないならば無理に入れる必要はありませんが、地元に対する思いを入れるのも良いでしょう。

自分の中で地元がどのような存在であり、これからも大切にしていきたいと考えていることを言葉にすれば「地元を見限った」という印象を避けられます。

地元での経験が自分にどのような影響を与え、それが今後のキャリアにどう活かされるのかを語ることで、背景にある思いが伝わるでしょう。

とはいえ「すぐ辞めて、地元に帰ってしまうのでは?」と思わせるような言い方は避けることも忘れないでください。

【地元以外の志望動機】志望動機の構成

「言いたいことがあるのに、どう書けばよいかわからない」と悩んでいる方も多いでしょう。

そんな時は、まず志望動機の構成を覚えてしまってください。

あなたの魅力が伝わりつつ、なぜその企業を目指しているのか、相手が納得してくれる構成について紹介します。

この構成を覚えておけばどのような企業を受ける際にも活用できるため、ぜひこの記事で使えるようになっておいてください。

結論

志望動機を伝える際は、 まず初めに結論から述べることが鉄則です。 

特に地元以外の企業を受ける場合は、 地元を離れてでも貴社で働きたいという、 人一倍強い意志が伝わることが重要です。 

自分が最もアピールしたい核となる理由を、 冒頭でストレートに示すことで、 面接官の関心を一気に引きつけることができます。 

この最初の掴みが、その後の話の説得力を左右します。

理由

結論として入社意欲を述べた後は、 そのなぜの部分を具体的に説明していきます。 

地元以外の企業を志望する際、 理由は大きく二つの軸で構成する必要があります。 

一つ目は、なぜ地元ではなく、 あえてその土地でなければならないのかという土地への必然性です。 

二つ目は、なぜその土地にある数多くの企業の中で、 御社でなければならないのかという企業への必然性です。 

この二つの必然性がしっかりと結びついてこそ、 地元を離れるという決断の背景が理解されます。 

両方の軸から論理的に理由を述べることで、 志望動機に強い説得力が生まれます。

具体的なエピソード

論理的に組み立てた理由に、 さらに強い説得力を持たせるためには、 自身の経験に基づいた具体的なエピソードを加えることが不可欠です。 

抽象的な言葉を並べるだけでは、 その熱意や本気度は相手に伝わりません。 

例えば、その企業や業界に興味を持ったきっかけとなる出来事や、 その土地との具体的な関わりなど、 自分だけが語れる独自の体験を交えることが重要です。 

こうした具体的なエピソードが加わることで、 志望動機全体にリアリティと深みが生まれ、 単なる憧れではない、 確かな裏付けのある志望理由として面接官に響きます。

入社後の展望

志望動機の締めくくりとして、 入社後に自分がどのように貢献できるかを具体的に述べます。 

単に入社したいという熱意だけでなく、 自身の強みや培ってきたスキルを活かし、 御社の事業発展にどう貢献していきたいのかを明確にアピールしましょう。 

これは、企業側が採用するメリットを具体的にイメージさせるために重要です。 

そして同時に、この土地に腰を据え、 御社で長期的にキャリアを築いていきたいという覚悟を改めて示します。 

これにより、企業が抱く定着性への懸念を最後にしっかりと払拭し、 入社への揺るぎない本気度を伝えることができます。

【地元以外の志望動機】地元以外を志望する理由の例文10選

「理屈は分かったものの、実際にどのような志望動機を書けば良いのか、イメージがわかない」という方のために、業界別に例文を作成しました。

広告、食品、事業者、旅行、公務員など、ケースごとに地元以外を目指す理由を表現した例文を作成しました。

あなたの目指す業界に近いものを中心に、志望動機作成のヒントにしてください。

広告代理店

例文

貴社を志望する理由は、表現を通じて人の心を動かす仕事に強く惹かれたからです。

大学時代、学生団体の一員として地域の小規模な飲食店と連携し、SNSを活用した集客支援を行ってきました。

反応が数字に表れたときの喜びと、店主から「お客さんが増えた」と感謝され、広告に強い魅力を感じました。

その中でも貴社はブランドの本質を掘り下げたコミュニケーションを得意としており、幅広い業界の案件において高いクリエイティブ性を発揮されていると感じました。

これまでの経験を踏まえ、クライアントの魅力を世の中に伝える広告表現を提案できるマーケターを目指します。

食品・日用品メーカー

例文

貴社を志望する理由は、人々の暮らしに欠かせない商品を通じて日常に安心や喜びを届けられる点に大きな魅力を感じたからです。

大学時代には学園祭でオリジナルフードの販売を担当し、試作から仕入れ、PR、当日の販売まで一貫して取り組みました。

素材や味付けだけでなく、見た目や温かさといった五感にも訴える工夫を意識し、日常に溶け込む商品を目指しました。

売上は過去最多を記録し、「日常に寄り添う発想」が多くの人に届いた手応えを得ました。

貴社の商品は一つひとつに生活者の視点からの工夫が見られ、長年にわたり愛され続けてきた理由がそこにあると感じています。

身近な暮らしの中にあるニーズを察知する感性と、それを形にしていく行動力を活かし、生活者と向き合いながら、多くの人に選ばれる商品づくりに貢献してまいります。

自動車・機械系メーカー

例文

貴社を志望する理由はモノづくりを通じて人の暮らしを支える技術力に惹かれたからです。

理工系の学部で機械工学を専攻しており、大学ではエネルギー効率の高い駆動装置の研究に取り組んできました。

研究活動では何度も失敗を経験しましたが、図面の設計から部品調達、加工、実験、改善という一連の工程を積み重ねる中で、形あるものを作る喜びを深く実感しました。

貴社は技術を基盤にしながらも人間中心のモノづくりを追求しており、多様な製品群とグローバル展開の中で高い品質を維持されています。

入社後は自ら考え、手を動かしながら技術に向き合う姿勢を武器に、革新的な製品の創出に貢献する所存です。

IT企業

例文

貴社を志望する理由はデジタル技術を通じて社会課題の解決に挑む姿勢に共感したからです。

大学では統計学をベースとしたマーケティングゼミに所属し、企業の顧客データを分析するプロジェクトに携わりました。

限られたデータから仮説を立て、施策を提案する中で「数字の背景にある行動を読み解く面白さ」と「データを活かして現実を動かす力」に魅力を感じました。

貴社はコンサルティングとシステム開発を一体として行いながら、顧客のビジネスに深く入り込んでいる点が特徴的であり、自分の思考力を活かせると感じています。

入社後はビジネスとテクノロジーの両面を理解し、顧客の課題を正確に捉えて価値ある提案ができる人材として、貢献する所存です。

観光・旅行業界

例文

貴社を志望する理由は、観光の力で人の心を動かし、地域に新たな価値をもたらせる点に魅力を感じたからです。

学生時代には地方の観光地でインターンに参加し、観光プランの立案と運営に携わりました。

地元の人々と協力しながら季節の食材や伝統行事を取り入れたプランを作成し、観光客から好評を得ました。

地域に眠る資源が人とのつながりを通じて輝く瞬間を見て、観光の可能性を実感しました。

貴社は地域の魅力を掘り起こし、新しい旅のスタイルを発信し続けており、その姿勢に共感しています。

入社後は現場で得た実行力と地域と信頼関係を築く力を活かして、訪れる人と地域の双方にとって最高の観光とは何かを探求し続けたいと考えています。

スタートアップ企業

例文

貴社を志望する理由は少数精鋭の環境で自らの判断と責任で挑戦し続けられる点に魅力を感じたからです。

ゼミ内で立ち上げたプロジェクトで自治体と連携しながら若者向けイベントを企画・実行しました。

人数が限られ、役割分担も曖昧な中で、企画・広報・当日の運営まですべてに関わり、課題が発生した際にも自ら動く姿勢が求められました。

この経験を通して、自分の裁量で物事を動かすやりがいや、判断が成果に直結する緊張感に強く惹かれました。

貴社はスピード感と変化に富んだ事業の中で、個人が幅広い役割を担いながら価値を生み出しています。

入社後は与えられた目標に加えて、自分でも目標を設定し、自発的に行動する姿勢を持って業務にあたり、スピードと柔軟性が求められる現場で成果を出せる人材として貢献する所存です。

地方銀行

例文

貴行を志望する理由は地域密着型の金融支援を通じて、地元とは異なる地域の発展に直接関われる点に惹かれたからです。

大学時代には商店街の活性化をテーマに地域調査を行い、経営者へのヒアリングやイベントの提案に携わりました。

小売店の店主の方が「売上もだが、相談できる人がいないのが不安だ」と話していたことが印象に残っています。

貴社は地域の企業との継続的な対話と信頼関係を重視しており、私が目指す「寄り添う支援」が実現できると考えています。

入行後は地域企業の課題に耳を傾け、経営支援・資金支援の両面から信頼を築き、地域経済の持続的な成長に貢献する所存です。

市役所・県庁など公務員

例文

貴庁を志望する理由は幅広い視点から福祉や教育政策に携わり、多様な住民の暮らしを支える行政運営に関われる点に惹かれたからです。

大学ではボランティアとして高齢者向けのデジタル機器講座を企画・運営してきました。

参加者の中には認知機能や身体面で不安を抱える方も多く、一般的な説明では理解が進まない場面がありました。

その経験から、一人ひとりの状況に応じた柔軟な支援を行政が行うことの重要性を実感しました。

貴庁は地域間の連携や部局間の連動が進んでおり、このような複雑な課題に組織的に取り組む力があると感じています。

入庁後は現場の声に耳を傾け、福祉・教育分野を中心に施策の設計や改善に関わることで、誰も取り残されない地域づくりに貢献する所存です。

インフラ(鉄道・電力・通信)系企業

例文

貴社を志望する理由は、社会インフラを支えるという使命感と生活の根幹に関わる責任の重さにやりがいを感じたからです。

大学の研究室では都市部の交通データを用いた最適化アルゴリズムの検証に取り組んでいました。

データ上では小さな遅れでも、乗り換えや運行ダイヤ全体に連鎖的な影響を与えることを実感し、システムの精度と現場の運用力の両方が高く求められる世界であると感じました。

また、研究発表の場で貴社の社員の方と意見交換する機会があり「1つの判断が数万人の動きに関わることもある」という言葉が強く印象に残りました。

入社後は数字と現場感覚の両方を大切にし、運用と技術の連携を強化しながら、安全・安定のインフラ運営に貢献する所存です。

医療・福祉業界

例文

貴社を志望する理由は、多様な患者や利用者に応じた支援体制のもと、専門性を高めながら人に寄り添える環境で働けると感じたからです。

大学では心理学を専攻し、発達障害のある子どもと関わるボランティアに継続的に参加しました。

子どもの反応は家庭環境や体調によって大きく変わり、一律の対応では支援にならないと実感しました。

そこで、保護者との面談で出た意見や行動記録を活用して、対応を調整し続けました。

信頼関係が生まれ、安心した表情で過ごす子どもを見たときの喜びは忘れられません。

貴社は専門職が連携して一人ひとりに向き合い、研修や支援体制も整っていると感じています。

入社後は観察力と記録を活かし、支援の質を常に高めながら専門性も深め、長きにわたって貢献する所存です。

【地元以外の志望動機】まとめ

今回は地元を離れる決断を前向きに伝えるための視点や、納得感のある志望動機にするための構成、例文などを紹介しました。

どのような企業でも求められる要素ではありますが、特に地元ではない企業を受ける際は「なぜこの企業で働きたいのか」「なぜ地元ではなく、この企業を選んだのか」といった点を深掘りされることが多いです。

ぜひこの記事を参考に、説得力のある志望動機を作成し、第一志望の内定を勝ち取ってください。

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