明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
・SPI対策のコツ
・SPI対策をアプリで行う方法
・おすすめのSPI対策アプリ
・SPI対策に時間をかけられない人
・これからSPI対策アプリをインストールしようとしている人
・どのSPI対策アプリが良いかわからない人
はじめに
SPI対策をアプリで行う就活生の方も少なくありません。
もちろん参考書を活用する人も多いですが、スキマ時間を活用して対策できるアプリを活用する方の数も年々増えています。
そこで今回は、SPI対策をアプリで行うメリットやおすすめの活用方法などについて紹介しつつ、どのアプリが対策に適しているか、ランキング形式で紹介します。
これからSPIの対策をしたい人や、いざ対策を始めたものの、時間を確保できずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
SPI対策をアプリでするメリットとは?
SPI対策をアプリで行う最大のメリットは、時間と場所に縛られず勉強ができることです。
就活中の皆さんは大学の授業、アルバイト、説明会、インターンの選考などで毎日が多忙です。
そんな中でもアプリを使えば、スキマ時間を活用してSPI対策を進められます。
通勤時間に電車の中で問題を解いたり、説明会をカフェで待っている間の30分で演習をこなしたりできます。
紙の問題集を持ち歩く必要がなく、スマホ1台で学習を完結できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
スキマ時間を効率的に活用できる
SPI対策アプリは移動時間や待ち時間など、ちょっとしたスキマを学習に変えられる点が大きな魅力です。
問題を一問ずつ解く形式が多く、数分の空き時間でも取り組めるため習慣化しやすくなります。
通学や通勤中、昼休みなど机に向かえない環境でもスマートフォンさえあれば学習が進みます。
紙の問題集では取り出しにくい場面でも気軽に使えるため、限られた時間を無駄にせず学力を積み重ねられます。
さらにアプリなら問題の切り替えが素早く、場所を選ばずに学習できるためモチベーションが下がりにくい利点もあります。
短時間でも継続することで理解が定着し、試験本番に必要なスピード感や正確さを自然に身につけることができます。
自動採点や復習機能で弱点をすぐ把握できる
多くのSPI対策アプリには自動採点機能があり、解答後に正誤と解説がすぐに表示されます。
これにより間違えた箇所をその場で確認でき、弱点を放置せず効率的に復習が可能です。
同じ問題を繰り返し解ける機能や苦手分野だけを集中的に出題するモードもあり、得点力を短期間で伸ばしやすくなります。
紙の問題集では採点や記録に時間がかかりますが、アプリなら自動で履歴が残るため学習の進み具合を客観的に把握できます。
解答時間や正答率をグラフで確認できるものもあり、成長を数値で実感できることで学習意欲の維持にもつながります。
このフィードバックの速さがモチベーション維持に直結し、計画的で無駄のない学習を支えてくれます。
最新の出題傾向に沿った問題を学べる
SPIは年度によって出題傾向が少しずつ変化するため、最新情報を取り入れた学習が重要です。
多くの対策アプリはアップデートによって新しい問題形式や頻出分野を反映しており、時期に合わせた学習が可能です。
過去の問題をベースにしつつ、最近増えている分野を優先的に練習できる機能も備えています。
これにより古い問題集だけではカバーしきれない傾向変化にも対応でき、本番で戸惑うリスクを減らせます。
さらにアプリによっては模試受験者から集めた最新情報を元に出題内容を更新しており、実際の試験に近い環境を再現できる場合もあります。
常に最新の出題に触れながら学習することで、変化の多い就職試験にも柔軟に対応でき、自信を持って試験に臨める準備が整います。
SPI対策アプリの選び方
具体的にSPIの対策アプリをどのように選べば良いのかについて詳しく紹介します。
世間にはいくつもSPI対策用のアプリが存在していますが、その全てがあなたに最適なものとは限りません。
以下の4つの観点で考えて選べば、あなたが活用しやすいアプリを選べることでしょう。
①学習分野で選ぶ
アプリを選ぶ際にまず考えたいのは、自分がどの分野に重点を置いて学びたいのかという点です。
SPIは大きく分けて、言語、非言語、そして性格検査に分かれており、それぞれで求められる力や出題傾向は異なります。
文系の方は非言語、つまり数学的な分野が苦手なことが多いため、その分野に特化した問題が多く収録されているアプリを選べば良いでしょう。
一方、理系の方や、文章問題が苦手な方は言語系の問題を解くと良いです。
このように、自分の現在地を把握し、どの領域に重点を置くかを決めることで、効率よく対策が進められます。
②アプリの機能の充実度で選ぶ
次に注目すべきは、アプリに搭載されている機能の充実度です。
ただ問題が解けるだけでなく、解説がわかりやすいか、進捗管理がわかりやすいか、復習をサポートできる機能が備わっているかなどは学習効率を大きく左右するものです。
正答率の記録や出題範囲のカスタマイズ機能などがあれば、自分の苦手箇所に絞って反復学習を進めやすくなるでしょう。
間違えた問題だけを自動的に抽出して復習できる機能などもあると、復習の手間も省けます。
また、タイマー機能や模試モードなど、試験本番形式を想定した練習ができるアプリは試験直前の総仕上げとしても役立てられます。
③掲載問題数で選ぶ
掲載されている問題数にも注目しておきたいところです。
問題数が少なければ演習量が足りず、本番で対応しきれないことも少なくありません。
一方、問題数が多すぎると、出題形式やレベルの異なる問題に多く触れることができますが、苦手な分野に絞って学習しにくい場合もあります。
SPIは各企業によって出題される問題の傾向が微妙に異なるため、様々な問題に触れることは重要ですが、問題数が多すぎる、かつカスタマイズ機能がないアプリは避けた方が良いでしょう。
とはいえ、問題数が豊富なアプリは分野別に問題を細かく分類して収録している場合が多く、自分が重点的に取り組みたい部分をピンポイントで学習しやすいことも多いです。
したがって、基本的に「レビューが良く、掲載問題数が多いアプリ」は活用できる可能性が高いと言えるでしょう。
④レビューやDL数で選ぶ
最後に参考にしたいのが、レビューやダウンロード数です。
どれだけ優れた内容でも、操作性が悪かったり、不具合が頻発したりするアプリは活用できません。
そこで、利用者の声をチェックすれば、実際に使った人の率直な評価をもとに判断できます。
「解説がわかりにくい」「広告が多くて集中できない」などの記載が多い場合は、そのアプリは避けた方が良いでしょう。
反対に「本番さながらの演習ができた」「自分のペースで学習を進められた」など、ポジティブな感想が多数寄せられているアプリは、安心して使える可能性が高いと言えます。
また、ダウンロード数が多いということは、それだけ多くの就活生から支持されている証拠でもあります。
迷った時には、まず人気の高いアプリを使ってみるのが有効と言えるでしょう。
SPI対策アプリおすすめランキングベスト10
では、具体的にどのアプリを活用すれば良いのか、ランキング形式で紹介します。
弊社は就活エージェントも運営しており「就活のプロ」としてどのアプリが最も使いやすく、おすすめかをノウハウをもとに厳選しました。
もちろん、人によって合う・合わないはあると思いますが、信頼性はかなり高いので、ぜひ参考にしてみてください。
【1位】SPI言語・非言語対策問題集 就活/転職対策アプリ

SPI対策アプリとして圧倒的な人気と実績を誇るのが「SPI言語・非言語対策問題集 就活/転職対策アプリ」です。
累計ダウンロード数は149万件を突破しており、2025年には完全リニューアルによってデザインと操作性が大きく向上しました。
就活生はもちろん、転職希望者や学校の試験、インターンシップの適性検査対策にも対応しており、幅広いユーザーに支持されています。
特に注目したいのは総問題数1000問以上という圧倒的なボリュームです。
WEBテスト・テストセンターなど複数形式に対応しており、あらゆる出題形式をカバーできます。
分野ごとに学習できる構造で、苦手な問題に集中的に取り組むことも可能です。また、進捗管理機能やリマインダー機能なども充実しており、自分の学習状況を一目で把握できます。
【2位】時事問題・一般常識 一問一答 就活・転職の適性検査対策アプリ

「時事問題・一般常識一問一答就活・転職の適性検査対策アプリ」はSPI3本体とは異なるアプローチから就活力を底上げしてくれる優秀なアプリです。
企業によっては時事問題や一般常識が問われることもあるため、入念な対策が必要です。
こちらのアプリは出題頻度が高い政治・経済に特に力を入れており、重点的に学べます。
時事・常識問題に不安がある就活生には非常に心強い一冊となります。
総問題数は600問以上と十分な分量があり、内容も定期的に更新されています。
問題演習・小テスト・暗記モード・問題一覧といった学習形式が揃っており、どのようなタイミングでも柔軟に使えるのも魅力です。
また、完全無料で利用できるため、就活が忙しく、アルバイトをする余裕がない方にもおすすめできます。
【3位】SPI言語・非言語就活問題集-適性検査SPI3対応-

「SPI言語・非言語就活問題集-適性検査SPI3対応-」はシリーズ累計で370万ダウンロードを超える人気を誇るSPI学習アプリの1つで、特にiOSでは149万ダウンロードと豊富な実績を持っています。
一問一答形式で学べるため、スキマ時間を活用したい人におすすめです。
そして、最大の特徴はすべての問題に対して詳しい解説が付いていることです。
特に苦手問題を自動で収集し、後から集中的に取り組める仕組みが整っているため、効率よく実力を伸ばせます。
直前期の総仕上げにも活用しやすく、短期間で集中的に対策したい人にも強い味方となるでしょう。
また、完全無料で利用できる点もおすすめする理由の1つです。
【4位】SPILite【StudyPro】

「SPILite【StudyPro】」は無料で言語・非言語分野の両方をバランスよく学べる点が魅力です。
「まずは自分の得意・不得意を把握したい」という人におすすめできます。
「最適学習モード」が搭載されており、未学習の問題や過去に間違えた問題を優先的に出題してくれるため、限られた時間でも効率よく実力を伸ばせます。
自動的に優先順位を決めてくれるため「SPIの対策なんて、忙しくてできない...」という方にこそ使ってほしいアプリです。
さらに、全ての問題に詳しい解説がついており、しっかり理解を促してくれる設計になっています。
特に解法のプロセスに焦点を当てた解説は思考の流れを掴むのに最適です。
Free版は合計88問を収録しており、ボリュームとしてはやや控えめですが、有料版では言語が232問、非言語が152問と十分な問題数が用意されています。
言語・非言語のアプリは次に紹介しますが、それぞれ500円※と、参考書を購入することを考えると、かなり安く利用できます。
※2025年7月10日次点
【5位】SPI言語【StudyPro】

「SPI言語【StudyPro】」は500円で利用できる※SPIの言語に特化したアプリです。
SPI言語分野の問題が232問収録されており、市販の問題集と比較してもかなり豊富な問題量です。
豊富な出題と徹底した解説によって、語彙力・読解力・論理的思考力といった、SPI言語領域において求められるスキルを段階的に身につけられるでしょう。
「最適学習モード」を活用すれば未学習・苦手な問題を自動で抽出し効率よく学習できます。
さらに「なぜその答えに至るのか」というプロセスを非常に詳しく解説してくれるため、理解も深まります。
また、語句の意味・用法・空欄補充・並び換え・長文読解など、カテゴリが非常に豊富で、自分の苦手なパターンを明確に把握することが可能です。
有料アプリということもあり、広告が出てこないため、ストレスフリーに利用できるでしょう。
【6位】SPI非言語【StudyPro】

「SPI非言語【StudyPro】」も500円で利用できる※SPIの非言語に特化したアプリです。
問題数は152問と例題を含めても十分なボリュームで、しっかりと対策できます。
推論や確率、損益算、表の読み取り、代金精算など、SPI非言語で問われる代表的な論点を網羅しています。
中でも「物の流れと比率」や「装置と回路」など、つまずきやすいテーマにもしっかり対応しているため、苦手な方はぜひ活用してください。
こちらも言語版のアプリと同様に、各問題に対して丁寧にステップを分けて解説されており、合計233枚にもおよぶ図解・解説画像を通じて、視覚的にも理解しやすい構成が取られています。
また、他のシリーズと同様に「最適学習モード」が搭載されており、苦手な問題を優先的に解けるため、苦手分野を短期間で克服したい人にもおすすめです。
【7位】SPI対策アプリ【キャリアパーク】

「SPI対策アプリ【キャリアパーク】」は正確にはアプリではなく、SPI対策用の問題集を無料で配布している就活支援サービスです。
無料会員登録をするだけで、厳選した100個の問題を収録したSPI3の模試を「PDFで」ダウンロードできます。
つまり、厳密にはアプリではありませんが、スマホで解いてそのまま解説もチェックできるため、十分に使いやすい部類に入ります。
SPI3に対応した「パーフェクト問題集」というものも用意されており、こちらを併用すれば、苦手分野も効率的に学習できます。
操作性はどうしてもアプリに劣る部分もありますが、就活のプロが作成している問題であり、解説も非常に丁寧なため「スマホで学習できる」「質の高い問題と解説が欲しい」の両方を叶えてくれるサービスであると言えるでしょう。
【8位】SPI言語・非言語就活問題集-適性検査SPI3対応-

「SPI言語・非言語就活問題集-適性検査SPI3対応-」は無料かつ広告なしという使いやすさが魅力です。
特筆すべきは400万人以上が利用する就活メディアが監修を行っているという信頼性で、実際の出題傾向を忠実に反映した問題構成が魅力です。
通学や通勤、就寝前などのスキマ時間でも取り組めるように工夫されており、毎日の習慣として継続しやすい設計となっています。
非言語241問・言語70問・英語50問の全361問を収録しており、SPI3の出題形式に沿ったバリエーション豊かな問題を網羅しています。
全問に丁寧な解説がついており、理解を深めながら学習できるのも嬉しいポイントです。
メモ機能やAI質問機能、学習データの蓄積機能など、学習補助の機能も豊富で、自分の進捗を把握しながらモチベーションを保てます。
【9位】SPI3 言語能力 問題集 解説付き

「SPI3 言語能力 問題集 解説付き」はSPI3の言語分野に絞って効率よく学習を進めたい人におすすめです。
シンプルで直感的な操作が可能な構成で、通学中やちょっとしたスキマ時間を使って短時間で問題演習ができるのが特徴です。
問題は試験でよく問われるパターンから厳選されており、出題頻度の高い設問を中心に実践的な練習ができます。
問題数は多くありませんが、その分繰り返しの復習がしやすく、重点的な学習が可能です。
すべての問題には詳細な解説がついており、正解・不正解の理由だけでなく、なぜ他の選択肢が不正解なのかといった視点までカバーしているものもあります。
文章の読み取りや語彙の意味、文の構造に関する問題など、基本的な項目を確認できる構成です。
【10位】SPI3 非言語能力 問題集 解説付き

「SPI3 非言語能力 問題集 解説付き」はその名の通り非言語、つまり数的処理や論理的思考に関連した問題に特化しています。
スピード学習を目的として設計されているため、短時間で要点をつかみながら演習を進めることが可能です。
操作性もシンプルで使いやすいのが魅力です。
収録されている問題は出題頻度の高いものが中心となっており、本番前の対策として活用しやすい内容です。
各問題に丁寧な解説が添えられており、苦手意識を持ちがちな非言語問題も理解しやすくなっています。
特に計算問題や図表の読み取り、割合・損益・確率など、数的処理に関する代表的な設問のパターンを把握するには最適な構成です。
SPI対策アプリと並行したい学習
SPI対策アプリは手軽に学習を進められる便利なツールですが、アプリだけで全てを完結させるのは得点を伸ばすうえで不十分になることがあります。
試験本番では総合的な知識と実戦的な対応力が求められるため、複数の学習方法を組み合わせて力を高めることが大切です。
ここではアプリ学習と一緒に取り入れたい学習方法を詳しく解説します。
紙の問題集や模試との併用
紙の問題集や模試は、アプリでは得られない本番に近い緊張感を体験できる点が大きな利点です。
SPIは制限時間内に多くの問題を解く必要があり、時間配分や集中力が得点を大きく左右します。
紙の模試では一問ずつではなく全体を通して解く練習ができるため、試験の流れを体感しながら自分のペースをつかむことができます。
また実際に手を動かして解答することで計算式や文章の理解が深まり、解法の記憶が定着しやすくなります。
アプリ学習ではスキマ時間に少しずつ学べますが、細切れの学習だけでは本番の集中力を維持する訓練が不足しがちです。
週末など時間を確保できる日に紙の模試や問題集を取り入れることで、アプリで得た知識を実戦に近い形で確認できます。
さらに模試を受けることで自分の得点や弱点が数値として分かり、次に重点的に復習すべき分野を明確にできる点も大きな魅力です。
性格検査
SPIの性格検査は知識や計算力を問う問題とは異なり、自分の考えや価値観を正直に答えることが求められます。
結果は一貫性やバランスを重視して評価されるため、日頃から自分の性格や行動傾向を理解しておくことが重要です。
アプリには模擬質問に回答して練習できるものもありますが、紙の書籍や自己分析シートを使って自分の考えを整理する時間を持つとさらに効果的です。
性格検査では極端な回答やその場しのぎの選択をすると矛盾が生じ、評価が下がる恐れがあります。
事前に練習しておくことで落ち着いて回答でき、ぶれのない一貫した結果を出すことができます。
また自己分析を通して自分の価値観や強みを把握しておくと、面接やエントリーシートにも応用できるメリットがあります。
英語対策
外資系企業や一部の大手企業ではSPIに英語問題が出題されることがあります。
英語分野では語彙力や文法の基礎だけでなく、限られた時間内で文章を正確に読み取る速さも求められます。
アプリには英単語練習や短文読解に特化した機能があり、スキマ時間に反復学習を行うことで基礎力を維持しやすくなります。
しかし文法問題や長文読解では紙の参考書や過去問題集を併用して多様な文章に触れ、理解を深めることが欠かせません。
特に長文問題はスマートフォンの小さな画面では読みづらく、全体構造を把握しにくいため、紙の教材でまとめて読む習慣をつけると効果的です。
さらにニュース記事や簡単な英語書籍を日常的に読むことで、試験だけでなく実務にも役立つ実践的な読解力が身につきます。
SPI対策アプリのおすすめの活用方法
SPI対策アプリをどのように活用すればよりスムーズに高得点を取れるのかについても詳しく紹介します。
せっかく自分に合ったアプリが見つかったものの、活用方法を理解していなければ、フル活用できません。
ぜひ以下の方法を理解したうえで、SPI対策に臨んでください。
スキマ時間に勉強する
最も意識したいことは、限られた時間をいかに効率よく活用するかという点です。
アプリの最大の強みが発揮されるのが「スキマ時間の活用」と言えるでしょう。
大学の講義と講義の合間、電車やバスでの移動中、アルバイトの休憩時間、自宅で寝る前の数分間など、空いた時間で利用できるのがアプリです。
紙の参考書では準備や片付けの手間があり、数分だけの学習でも意外と心理的なハードルが高いものです。
一方、アプリは1問からでも手軽に始められる設計になっているものが多く、取り掛かるまでの時間を最小限に抑えられます。
「就活しなきゃいけないのに、ついついSNSを見てしまう...」という人は多いと思いますが、その時間の半分をSPI対策に使うだけでも良いので、取り組んでみてください。
毎日コツコツ取り組む
SPI対策は短期間で詰め込もうとすると定着しにくいため、毎日少しずつでも継続的に取り組むことが非常に重要です。
アプリはこの「継続」にまさに適したツールであり、毎日の学習習慣を作るうえでもおすすめです。
ほとんどのSPI対策アプリは連続学習日数や学習時間を記録する機能が搭載されており、自分の努力を可視化してくれます。
目に見える達成感はモチベーションを維持する助けになるでしょう。
また、1日10分から15分といった短時間の積み重ねでも、1週間で1時間以上、1ヶ月で数十時間という学習量になります。
こうした習慣を身につけられれば、出題傾向や問題のパターンにも慣れていき、初見の問題でも落ち着いて対応できるようになるでしょう。
苦手分野を集中対策する
SPIには数的推理や言語理解など複数の科目があり、得意不得意がはっきり出ることがあります。
アプリには分野別に問題を選べる機能が多く、自分が苦手とする項目だけを集中的に練習できます。
繰り返し演習することで計算方法や文章読解のコツが身につき、苦手意識を減らすことが可能です。
苦手分野を放置すると全体の得点が伸びにくくなるため、早めに重点対策を始めることが合格への近道になります。
さらに進捗を数値やグラフで確認できる機能を活用すれば、自分の弱点を視覚的に把握して計画的に克服できます。
アプリで記録を積み重ねながら成長を確認することで、学習の達成感を味わいながら弱点を着実に減らしていけます。
ポモドーロテクニックなど集中法を活用
限られた時間で効率よく学習するには、集中力を保つ工夫が必要です。
ポモドーロテクニックは25分学習と5分休憩を繰り返す方法で、アプリ学習にも取り入れやすい特徴があります。
短時間に集中することで疲れにくく、学習内容が記憶に残りやすくなります。
学習時間をアプリのタイマー機能で計測したり、休憩時間に軽く体を動かすなど自分に合ったリズムを作ると継続しやすくなります。
集中が途切れた時は一度区切りをつけて気分を切り替えることで学習効率が高まり、長時間勉強するよりも成果を出しやすくなります。
このような集中法を取り入れることで、スキマ時間でも質の高い学習が可能になり、試験直前でも安心して実力を発揮できます。
苦手分野を集中対策する
SPI試験は時間制限が難しいうえに分野ごとに問われる力が異なるため、全体的にバランスよく対策するだけでなく、自分の苦手分野に的を絞って集中的に取り組むことも欠かせません。
アプリはこの「苦手克服」にまさに最適です。
多くのアプリには正答率の低い問題や過去に間違えた問題を自動で記録し、それをまとめて復習できるモードが搭載されています。
この機能を活用すれば自分が間違えやすい分野や問題形式を的確に把握でき、それに応じた対策が可能です。
特に非言語分野の図形や計算問題などは一度理解したつもりでも時間が経つと忘れてしまうことが多いため、反復が欠かせません。
SPI対策にアプリを使う際の注意点
ここまで「SPI対策にはアプリを活用することがおすすめです」と紹介しましたが、どのようなツールも完璧ではありません。
以下の3つの注意点を理解したうえで、アプリだけに頼りすぎず、別の方法と併用しながら最適な方法でSPI対策を進めてください。
アプリだけに頼らないようにする
アプリは便利なツールですが、それだけに頼るのは避けた方が良いでしょう。
確かにアプリは持ち運びやすく、スキマ時間を使った反復学習に最適です。
しかし出題形式や設問のバリエーション、解説の深さなどには限界があります。
特に難易度の高い問題や、複数の解法が存在する非言語分野ではアプリの説明だけでは十分に理解しきれないケースも多いです。
そういった部分を補うには、問題集や参考書を併用することがおすすめです。
紙媒体の教材は出題意図や考え方を段階的に解説しているものが多く、より本質的な理解を促してくれます。
また、模擬試験形式の問題集を使えば、本番に近い環境で練習を行うことも可能です。
問題が古くないか確認しよう
SPIは時代とともに出題傾向や問題の設問形式が変化し続けていく試験です。
したがって、対策アプリを使う際には掲載されている問題が最新版に更新されているかどうかを確認することをおすすめします。
内容が古いまま更新されていないアプリを使うと現行の試験とは異なる問題構成や出題方式に慣れてしまいます。
そして、試験当日になって「あんなに対策をしたのに、なぜ解けないんだ」と頭を抱えることになってしまうでしょう。
特にSPIの非言語分野では計算問題の形式が変わることも多く、また、言語分野でも語彙や文法の出題がトレンドに合わせて微調整されることがあります。
こうした動きに対応するためにも、アプリの更新頻度や、最新の出題傾向に合わせた問題が収録されているかを事前にチェックしておくことが大切です。
時間配分は参考書で身に着けよう
アプリでは手軽に問題演習ができますが、時間配分の感覚を身につけるには限界があります。
SPI本番では限られた時間内に多くの問題を解かなければならず、1問ごとの回答スピードだけでなく、全体を通した時間の使い方が合否を分ける要素になります。
アプリには1問ごとに回答するスタイルのものが多く、テンポよく進められる反面、本番のように緊張感を持った時間管理を体験するのは難しい構造です。
こうした時間感覚を鍛えるには、模試形式の問題集やタイマーを使った通し演習などがおすすめです。
また、参考書や問題集を使えば「一瞬で解けない時、どのくらいなら粘ってもOKか」といった時間制限を踏まえたうえでの判断の基準も身につくでしょう。
受検形式に合った対策を確認する
SPIにはテストセンター、Webテスト、紙試験など複数の受検形式があり、形式によって出題や操作方法が異なります。
アプリを使う際は志望企業の試験形式を調べ、自分が受ける形式に近い練習をすることが重要です。
たとえばテストセンター型はパソコン操作に慣れておく必要があり、Webテスト型は時間配分や接続環境への注意が求められます。
形式に合った練習をしておくと本番での緊張が和らぎ、実力を十分に発揮できます。
また模試を併用することで画面操作や時間制限に慣れることができ、環境による不安を減らすことが可能です。
アプリ学習を始める前に受検形式を確認し、適切な練習計画を立てることで限られた学習時間を無駄にせず対策を進められます。
無料アプリの広告表示やデータ収集リスク
無料で利用できるSPI対策アプリは手軽ですが、広告の多さや個人情報の取り扱いには注意が必要です。
学習中に頻繁に広告が表示されると集中が途切れ、誤操作による課金につながるケースもあります。
またアカウント登録や学習履歴の保存に個人情報を求められる場合があり、利用規約を読まずに登録すると不必要なデータ提供をしてしまう恐れがあります。
信頼できる提供元かどうかを確認し、必要に応じて有料版を選ぶなど安全面を優先することが大切です。
さらにアプリによっては位置情報や利用状況を収集する場合もあるため、プライバシー設定を見直してから利用する習慣を持つと安心です。
安心して学習を続けるためにも、インストール前に利用条件を必ず確認し、自分の情報を守る意識を常に持って学習を進めましょう。
まとめ
今回はSPI対策をアプリで行いたいと思っている方のために、どのようなメリットがあるのか、どのような点に注意すべきで、具体的にどのアプリがおすすめかについて詳しく紹介しました。
就活生の皆さんは基本的に忙しく、SPIだけに毎日何時間も時間を割くことはできません。
だからこそ、アプリをフル活用してスキマ時間などに少しずつ対策を進めることをおすすめします。
ぜひこの記事で紹介した対策方法を踏まえてアプリを活用し、選考に役立ててください。
