明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
・就活における「大切にしている価値観」の意味
・「就活の軸」との違い
・おすすめの価値観診断ツール
・自分が大切にしている価値観が言語化できない人
・面接で価値観を尋ねられた際の対策をしたい人
・ツールでサクッと価値観診断をしたい人
目次[目次を全て表示する]
「大切にしている価値観診断」で自分の価値観を見つけよう!
就職活動の面接やエントリーシート「あなたが大切にしている価値観は何ですか?」という質問をされることは頻繁にあります。
あなたという人物の内面や仕事への姿勢を伝える重要な問いですが、その場で即座に答えるのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで、質問に答えるだけであなたの人柄や考え方を深掘りできる「大切にしている価値観診断」を活用し、自分では気付いていなかった価値観を見つけることをおすすめします。
完全無料で診断可能なため、以下のボタンから自分が大切にしている価値観を明確にする近道としてぜひ活用してください。
大切にしている価値観とは?
「大切にしている価値観」とは、物事を判断するときの基準となる個人の考え方や信条のことです。
それは仕事やキャリアを考える上での原動力となり、自分らしい生き方を実現するための土台となる、極めて重要な要素と言えます。
例えば、同じ「挑戦」という価値観を掲げる人でも、その中身は「誰もやったことのない0→1を生み出すこと」を指すのか「既存のものを改善し、より良くしていくこと」を指すのかで大きく異なります。
このように、価値観はその人の行動や意思決定の根幹をなす土台のようなものであり、仕事だけでなく、プライベートも含めた人生全体の方向性を決定づけるものです。
就活の軸との違いとは?
価値観は「就活の軸」と混同されがちですが、両者には明確な違いがあります。
価値観が「どうありたいか」という根源的な考え方であるのに対し、就活の軸はそれを実現するための企業に求める具体的な「条件」や「判断基準」です。
例を挙げると、価値観は「どんな家に住みたいか」という思想です。一方、就活の軸はその思想を実現するための具体的な物件の条件と考えると分かりやすいでしょう。
つまり、価値観という「土台」の上に、就活の軸という「建物」が立つ関係性にあるのです。
価値観が曖昧なままでは就活の軸も一貫性を欠き、採用担当者に「手当たり次第受けている」という印象を与えかねません。
この記事を活用して、早い段階で明確にしておきましょう。
企業が「大切にしている価値観」で見ているポイント
企業が大切にしている価値観を聞く理由は、あなたの考えを知りたいからだけでなく、いくつかの明確な評価ポイントがあります。
企業は学生の内面を多角的に理解し、自社との相性を見極めようとしています。
企業がその質問を通して何を見ているのか、その意図について解説するため、参考にしてください。
就活生の人柄や考え方
企業は価値観に関する質問を通して、あなたがどのような人間で物事をどう捉えるかという「人柄」を深く理解しようとしています。
マニュアル通りの回答ではなく、その人自身の言葉で語られる価値観には思考の特性や物事への向き合い方が色濃く表れます。
企業は困難な状況にどう対処するのか、何をモチベーションに努力するのか、どのような時に喜びを感じるのかといった、履歴書や学業成績だけでは分からない個人の内面的な特性を把握したいのです。
入社後の行動や成長のポテンシャルを予測し、自社で活躍できる人材かを見極めるための、極めて重要な質問として用いています。
自社への適性・社員との相性
どんなに優秀な学生であっても、企業の文化や既存の社員と価値観が異なればチームとして成果を出すのは困難です。
そのため、採用担当者はカルチャーフィットの観点から、自社への適性や社員との相性を慎重に判断しています。
トップダウンで迅速な意思決定を重視する組織にボトムアップでの丁寧な合意形成を重んじる学生が入社した場合、お互いにストレスを感じる場面が多くなるでしょう。
学生が大切にする価値観が組織の風土や大切にしている行動規範と合致しているかは、企業にとって非常に重要です。
円滑な人間関係を築き、組織の一員としてすぐに馴染み、周囲と協力しながら気持ちよく働けるかという点を確認しています。
企業の方針とのマッチ度
企業にはそれぞれ、経営理念や事業方針といった組織全体で目指す明確な方向性があります。
あなたが大切にしている価値観がこれら企業の方針と一致しているかは、入社後の定着率や貢献度に直結する極めて重要なポイントです。
企業の理念に心から共感し、事業を通じて実現したい未来について同じ方向を向いているかを知ろうとしています。
つまり「長期的なマッチ度」を確認するために、この質問が用いられるのです。
大切にしている価値観を明確にするべき理由
就職活動において、大切にしている価値観を明確にすることには多くのメリットがあります。
面接対策だけでなく、自分自身のキャリアをより良いものにするための重要な対策と言えます。
価値観を明確にすべき具体的な理由を詳しく解説するため、参考にしてください。
企業選びに役立つ
自分の価値観が明確になれば、どのような特徴を持った企業で働きたいのか、その判断基準が定まります。
公式サイトや説明会で説明される理念や事業内容が自分の価値観と合致しているかを客観的に見極められるようになるためです。
価値観は企業の知名度や規模といった表面的な情報に惑わされず、自分にとって本当に「良い会社」を見つけ出すための、信頼できるフィルターの役割を果たします。
入社後に「こんなはずではなかった」と後悔しない、納得感のある企業選びに繋がるため、非常に重要なのです。
志望動機の説得力が高まる
価値観を明確にすると「なぜこの会社でなければならないのか」という問いに対して深みと説得力のある答えを用意できるようにもなります。
自身の価値観と志望動機を結びつけることで、その企業を志望する「必然性」を示せるからです。
これまでの経験から形成された価値観を具体的に話して、それがどのように企業の理念と合致しているかを話しましょう。
自分の価値観とそれを裏付ける具体的なエピソード、そして企業の理念や事業内容との接点が一本の線で繋がったとき、志望動機に強力なオリジナリティが生まれます。
採用担当者の記憶に残り、高く評価されるアピールができるでしょう。
キャリアビジョンが深まる
自分が大切にしている価値観は「どのような社会人になりたいか」「仕事を通じて何を成し遂げたいか」といったキャリアビジョンを考える上での基礎となります。
価値観という不動の軸があれば、目先の業務や役職に一喜一憂することなく、自分が働く目的を見失わずに済みます。
短期的な視点で見れば大変、または退屈な仕事であっても、それが自分の目標の実現にどう繋がるかを意識できるため、モチベーションを持って乗り越えられるでしょう。
就職を「ゴール」ではなく「自己実現のスタートライン」と捉える、その主体的な姿勢は面接でも高く評価されます。
大切にしている価値観の探し方
自分だけの価値観を見つけるためには過去の経験を深く掘り下げたり、一般的な価値観のタイプを参考にしたり、診断ツールを活用したりする方法が有効です。
これらを通じて、より客観的に自分を理解できます。
ここではその具体的な方法を紹介します。
過去の経験を振り返る
自分の価値観を見つける上で最も基本的かつ重要なのが、過去の経験を振り返る作業です。
これまでの人生で達成感や喜びを感じた成功体験、あるいは悔しさや困難を感じた失敗体験など、感情が大きく動いた出来事を書き出してみましょう。
ただ出来事を箇条書きにするだけでなく、それぞれの場面で「なぜ自分はそう感じたのか」を深く分析することが重要です。
アルバイトで顧客から感謝されたことにやりがいを感じたなら、それは「他者への貢献」があなたの価値観の核にある証拠です。
また、理不尽なルールに憤りを感じた経験ならば「公平性」や「正義感」を大切にしていることを示唆しています。
このように、ポジティブ・ネガティブ両面の経験から感情の源泉を探ることで自分が大切にしている判断基準や信条、つまり価値観の輪郭がはっきりと見えてきます。
一般的な価値観タイプから自分に合うものを探す
自己分析で行き詰まった際は一般的とされている価値観のタイプを参考に、自分にしっくりくる言葉を探すのも有効な方法です。
私たちは普段、自分の感情や行動の理由を的確に言語化できているとは限りません。
「挑戦」「安定」「感謝」「誠実」といった価値観のキーワード一覧に目を通してみると、「自分が大切にしていたのはこれだったのか」と、自身の考えを客観的に捉え直すきっかけになるかもしれません。
ただし、この方法はあくまで自己分析の補助として活用してください。
リストから選んだ言葉をそのまま使うのではなく、必ず「なぜ自分はこの価値観に共感するのか」を経験と結びつけて説明できることが重要です。
なぜなぜ分析で深掘りする
「なぜなぜ分析」は1つの事象に対して「なぜ?」という問いを5回ほど繰り返すことで、その根本的な原因や本質を探る自己分析手法です。
表面的な理由の奥にある根源的な欲求や考え方を掘り下げられるため、自分の本質的な価値観にたどり着くのに非常に役立ちます。
あなたが「チームで活動することが好きだ」と感じているとします。そこから「なぜ?」を繰り返して、以下のように根源となる考えを掘り下げていきます。
「なぜ大きな目標を達成したいのか?→社会に大きなインパクトを与えたいから」
「なぜ社会にインパクトを与えたいのか?→多くの人を幸せにしたいから」
そして、あなたの根源には「社会貢献」という価値観があるのかもしれない、という発見に繋がります。
価値観診断ツールを活用する
自分1人での自己分析には限界があると感じたり、客観的な視点が欲しいと考えたりする場合は、価値観診断ツールを活用するのも1つの手です。
心理学的なアプローチに基づいて作成された複数の質問に答えるだけで、あなたの価値観の傾向や強みを客観的なデータとして示してくれます。
自分では気づかなかった意外な側面を発見したり、自己分析で導き出した価値観の裏付けを得たりするのに役立ちます。
気になる方は下記のボタンからぜひ利用してみてください。
大切にしている価値観を答える際のポイント
自分の価値観を明確にできたら、次はその価値観を面接やエントリーシートで伝える方法を考える必要があります。
伝え方1つで、採用担当者に与える印象は大きく変わるものです。
ここではあなたの価値観を的確にアピールするためのポイントと注意点を解説します。
結論ファーストを意識する
面接で価値観について問われた際は、まず「私が大切にしている価値観は〇〇です」と、最初に結論を明確に述べましょう。
話の要点が最初に示されることで相手もその後の話の展開を予測しやすくなり、内容をスムーズに理解できます。
最初に結論を述べずに具体的なエピソードから話し始めてしまうと、話が冗長になり、結局何が言いたいのかが伝わりにくくなる恐れがあります。
まず自分の価値観を端的に定義し、その後にその価値観を裏付ける具体的なエピソードや、企業でどう活かしたいかを続けましょう。
この「結論・理由・具体例」という構造を意識することで、あなたの話は論理的で分かりやすいものになります。
具体的なエピソードを加える
ただ「私の価値観は挑戦です」などと述べるだけでは、非常に抽象的で相手の印象には残りません。
その価値観があなたにとってなぜ重要なのか、そして、それがどのような行動として現れるのかを具体的なエピソードを交えて語ることが不可欠です。
きっかけとなった出来事や、その価値観を貫いて何かを成し遂げた体験談を語ることで、あなたの話にリアリティと説得力が生まれます。
あなたの人柄や行動特性が鮮明に伝わり、他の応募者との差別化を図ることも可能です。
また、用意するエピソードは何か特別な成果を上げた話である必要はありません。
学業やサークル活動、アルバイトといった日常の中での経験でも、あなたの価値観がよく表れているものであれば、十分にアピール材料となります。
待遇面ばかりを押し出さない
給与や福利厚生、勤務地といった待遇面は企業を選ぶ上で確かに重要な要素ですが、それだけを前面に押し出すのはやめておきましょう。
相手に「仕事そのものへの意欲は低いのではないか」「より良い条件の会社があればすぐに辞めてしまうのではないか」といった懸念を抱かせてしまいます。
もちろん、待遇について全く触れてはいけないわけではありませんが、それはあくまで数ある要素の1つとして捉えるべきです。
まずは「仕事を通じて成長したい」「チームで何かを成し遂げたい」といった、仕事を通じて実現したい価値観を主軸に伝えましょう。
その上で、自身の価値観を実現するための環境として「企業の制度や待遇が魅力的である」という文脈で触れるのが賢明な伝え方です。
企業に合わせて嘘をつかない
企業の理念や求める人物像を研究し、それに合致した価値観を伝えることは重要です。
しかし、企業に気に入られようとするあまり、思ってもいない価値観を語るのは絶対に避けましょう。
経験豊富な採用担当者は面接での深掘り質問を通じて、その話が本物か、あるいはその場しのぎの嘘かを見抜きます。
もし嘘が見抜かれれば、あなたの信頼は完全に失われてしまうでしょう。
また、仮に嘘をつき通して入社できたとしても、本来の自分とは異なる価値観を求められる環境で働き続けることは苦痛でしかありません。
正直に自分らしさを伝えることが、あなたにとっても企業にとっても、最も良い結果に繋がるのです。
【ジャンル別】大切にしている価値観を聞かれた際の例文
ここでは面接やエントリーシートで「大切にしている価値観」を伝える際の具体的な回答例文を価値観のジャンル別に紹介します。
自身の経験や考えに近いものを参考に、あなただけのオリジナルの回答を作成してください。
感謝
大学の学園祭で実行委員を務めた際、準備段階で協賛企業との交渉が難航し、企画が頓挫しかけてしまいました。
その時、諦めかけた私を支えてくれたのは共に夜遅くまで作業してくれた仲間や、親身に相談に乗ってくれた先輩方でした。
皆の支えがあったからこそ、最後まで粘り強く交渉を続け、企画を成功させることができました。
この経験から、周囲の人々への感謝の気持ちを忘れず、それを言葉や行動で示すことが信頼関係を築き、より大きな成果を生む原動力になると学びました。
貴社に入社後も、お客様はもちろん、共に働く上司や同僚への感謝の気持ちを常に持ち、チームの一員として周囲を尊重しながら業務に貢献したいと考えています。
思いやり
大学のバスケットボール部で、私はレギュラーではありませんでした。
しかし、チームのために何ができるかを考え、対戦相手を徹底的に研究し、情報を仲間と共有したり、声出しでチームの士気を高めたりすることに徹しました。
試合に出られなくても、チームの一員として勝利に貢献できることに大きな喜びを感じました。
この経験から、それぞれの立場で相手を思いやり、自分の役割を全うすることがチーム全体の力を最大化させると確信しています。
貴社でも、お客様の課題に深く寄り添い、また、チームメンバーの状況を常に気遣いながら行動することで組織全体の目標達成に貢献する所存です。
人との繋がり
様々な人々と関わり、互いの考えを尊重し合うことで自身の視野が広がり、人生が豊かになると考えています。
大学時代にバックパッカーとして東南アジアを1人で旅した際、言葉も文化も違う現地の方々に何度も助けられました。
初めは警戒心もありましたが、皆の飾らない優しさに触れ、先入観を捨てて心を開くことの大切さを学びました。
この経験から、どんな場面でも誠実に相手と向き合い、一つひとつの縁を大切にすることが人生を豊かにすると考えるようになりました。
入社後はお客様や社内外の方々との一度きりの出会いを大切にし、長期的かつ良好な信頼関係を築き、貴社のさらなる発展に貢献したいと考えています。
チームワーク
大学のゼミで共同論文を執筆した際、ゼミ長に作業が偏り、チーム全体が手持ち無沙汰になったことがあります。
全体が受け身になっており、このままでは期限内に仕上がらないと感じた私は進捗確認の場を設け、各メンバーが何に困っているかヒアリングし、役割分担の再調整を提案しました。
その後、作業の分散が進み、メンバーの間に前向きな空気が戻ったことで、論文は期日通りに完成しました。
この経験を通じて、1人の力で抱え込むのではなく、互いの状況を把握しながら連携することで、チームの力は何倍にもなると実感しました。
貴社でも、周囲との協調を常に意識しながら、目標達成に向けて着実に貢献していきたいと考えています。
コミュニケーション
飲食店でのアルバイトで新人教育を担当した際、マニュアルを教えるだけでは、なかなか後輩が仕事を覚えてくれませんでした。
そこで私は一方的に指示するのをやめ、後輩が何に戸惑っているのかを観察し、疑問点を一つひとつ解消することにしました。
また、なぜその作業が必要なのか、その理由まで説明することを心がけました。
その結果、彼は積極的に質問し、業務にも主体的に取り組んでくれるようになりました。
この経験から、質の高いコミュニケーションが人の成長と組織の活性化に不可欠だと学びました。
入社後もこの教訓を活かし、後輩の方が入社した際は円滑に業務を覚えられるよう、相手の立場に立った指導を行います。
誠実
大学のゼミで私が担当したデータ分析に誤りが見つかったことがあります。
発表が迫っており、些細なミスであったため、黙っていれば気づかれないかもしれないという考えが一瞬頭をよぎりました。
しかし、すぐにチームメンバーに事実を報告し、率直に謝罪しました。
そして、全員で手分けして再分析と資料の修正を行った結果、発表は無事に成功し、むしろチームの結束は以前よりも強くなりました。
この経験を通じて、たとえ自分に不都合なことであっても、誠実に対応することが自分とチームを守り、信頼を深める最善の道であると確信しました。
貴社でも、この誠実な姿勢を貫き、お客様や同僚から信頼される人間として貢献したいと考えています。
素直さ
大学の野球部で自分のバッティングフォームに固執するあまり、スランプに陥ってしまったことがあります。
しかし、監督や先輩からの助言に耳を傾け、プライドを捨ててフォームを基礎から見直した結果、スランプを脱出し、以前よりも打率が上がりました。
もし、あの時、意地を張ってアドバイスを聞き入れていなければ、成長の機会を逃していたと思います。
この経験から、素直な心で学ぶ姿勢の重要性を学びました。
貴社に入社後も、常に謙虚さと素直さを大切に、上司や先輩、そして後輩からの指導も積極的に吸収し、何年勤めても成長への貪欲さを忘れずに取り組みます。
信頼
大学のゼミで私は書記を務めていました。
毎回、議論の内容を正確に記録し、次のゼミまでに必ず議事録を共有するという、地味ではありますが重要な役割を一度も欠かすことなく続けました。
教授や仲間からは「君に任せておけば安心だ」という言葉をもらえるようになり、重要な発表の機会も任せてもらえるようになりました。
この経験から、大きなことを成し遂げるためには、まず目の前の地道な仕事で信頼を得ることが不可欠だと学びました。
貴社においても、一つひとつの業務に責任を持って取り組み、着実に成果を出し、お客様やチームからの信頼を勝ち得ていきたいと考えています。
チャレンジ精神
大学でこれまで全く経験のなかったプログラミングに挑戦し、独学でWebサイトを制作しました。
最初はエラーの連続で何度も挫折しそうになりましたが、粘り強くコードについて調べ、試行錯誤を繰り返した結果、半年後にはサイト制作の依頼を受けられるまでになりました。
この経験を通じて、たとえ未経験の分野であっても、強い意志を持って挑戦すれば必ず道は開けるという自信を得ました。
貴社は若手にも積極的に挑戦の機会を与える社風であると伺っています。
私もその環境に身を置き、失敗を恐れずに新しい業務に挑戦し続け、自身の成長を貴社の発展に繋げたいと考えています。
成長
飲食店でのアルバイトでただ言われた業務をこなすだけでなく、常にお客様の満足度を高めるために何ができるかを考えていました。
お客様の年齢層や注文の傾向を分析し、より魅力的なメニューの提案方法を店長に提案したところ、それが採用され、店舗の売上向上に約5%貢献できました。
自分の工夫や努力が目に見える成果として現れることに大きな喜びを感じ、これが私の成長への意欲をさらに掻き立てました。
貴社に入社後も、この向上心を忘れず、常に自己研鑽に励み、与えられた業務で期待以上の成果を出すことで貴社のさらなる業績向上に貢献したいと考えています。
責任感
大学の文化祭にて、私は所属するサークルの出店の会計責任者を務めました。
特に、閉店後の売上計算は疲労困憊の中で一円の誤差も許されない、非常にプレッシャーのかかる作業でした。
しかし「自分がやらなければ誰がやるんだ」という責任感で何度も確認作業を繰り返し、完璧に任務を遂行できました。
この経験を通じて、自分の仕事が組織全体に与える影響の大きさと、責任を持ってやり遂げることの重要性を学びました。
入社後はどのような仕事であっても、最後まで責任を持ってやり遂げることで周囲から信頼される存在になりたいと考えています。
努力
大学受験の際、得意科目と苦手科目の学力差があまりに大きく、苦労しました。
そこで苦手な英語を克服するために、毎日欠かさず単語帳を1時間、長文読解を1時間という学習計画を立て、それを1年間休まずに実行しました。
成果が出ず苦しい時期もありましたが諦めずに努力を続けた結果、英語が得点源となり、第一志望の大学に合格できました。
この経験から、目標に向かって正しい努力を継続すれば、必ず結果はついてくるという強い自信を得ました。
貴社でも、この粘り強さを活かし、困難な課題に対しても地道な努力を重ねて乗り越えていきたいと考えています。
【職種別】大切にしている価値観を聞かれた際の例文
ここでは職種ごとの業務内容や求められる資質に合わせて「大切にしている価値観」を伝える例文を紹介します。
志望する職種に合わせて、あなたの強みがどう活かせるのかを具体的に伝えましょう。
営業職
アパレル店でのアルバイトで目先の売上だけを追うのではなく、お客様一人ひとりのライフスタイルや好みをヒアリングし、その方に合った一着を提案することを心がけていました。
その結果、多くのお客様から「〇〇さんはいますか?」とお電話までいただけるようになり、店舗全体の顧客満足度18%向上にも貢献できました。
この経験から、お客様の課題に真摯に向き合い、誠実な対応を積み重ねることが揺るぎない信頼を生むと学びました。
入社後もこの姿勢を貫き、ただの営業ではなく、お客様から信頼される「パートナー」として、多くの取引先と良好な関係を構築する所存です。
企画職
大学のイベントサークルで毎年恒例だったイベントのマンネリ化を問題視し、オンラインとオフラインを融合させたハイブリッド形式のイベントを新たに企画・提案しました。
当初は前例がないことや技術的なハードルから、仲間から多くの反対意見が出ました。
そこで、各方面への協力依頼や技術調査を粘り強く行い、実現可能であることを論理的に説明し続けました。
その結果、熱意が伝わり、最終的には仲間を巻き込んで企画を成功させ、過去最高の参加者数を記録できました。
この経験から、困難な状況でも挑戦し続けることの重要性を学びました。
貴社の企画職においても、既成概念にとらわれず、常に新しい価値を創造することに挑戦したいと考えています。
事務職
大学のゼミで会計係を務め、毎週の経費精算や予算管理を担当していました。
1円の誤差も許されない地道な作業でしたが、チームの活動資金を預かる重要な役割であるという自覚を持ち、常に二重三重のチェックを怠りませんでした。
その結果、年度末の会計報告で完璧な帳簿を提出でき、教授や仲間から「おかげで安心して活動できた」と感謝の言葉をもらいました。
この経験を通じて、正確性を追求する責任感が組織の信頼を支える上でいかに重要であるかを実感しました。
貴社の事務職においても、この責任感を持ち、一つひとつの業務に丁寧に取り組み、組織全体の生産性向上に貢献いたします。
技術職
大学の研究室では先行研究で明らかにされていなかったある現象のメカニズム解明というテーマに取り組みました。
実験は失敗の連続で何度も壁にぶつかりましたが、その都度失敗の原因を徹底的に分析し、仮説と検証のサイクルを粘り強く回し続けました。
その結果、誰も見つけていなかった新たな知見を発見し、学会で発表できました。
この経験から、未知の課題に対しても、諦めずに探求し続けることの面白さと重要性を学びました。
貴社の技術職としても、この探求心を活かし、常に新たな技術の開発を追い求め、新たな価値の創造に貢献したいと考えています。
自分だけの価値観を見つけて有利に就活を進めよう
「大切にしている価値観」は就職活動においてあなたという人間性を伝え、企業との相性を示すための重要なキーワードです。
この問いに自信を持って答えるためには、まず自己分析を通じて自分自身の判断基準や信条、つまり「価値観の軸」を明確にすることが不可欠です。
この記事で紹介した自己分析の方法や例文を参考に、あなただけの価値観を見つけ出し、納得のいく企業選びとその先の豊かなキャリアを実現してください。



