【オービックの志望動機】内定を掴むために必要なポイントを例文付きで解説!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・オービックの会社概要
・インターンや本選考情報
・志望動機の書き方やコツ

この記事をおすすめしたい人

・オービックを志望している人
・志望動機の書き方に迷っている人
・例文を見て参考にしたい人

目次目次を全て表示する

はじめに

オービックの志望動機を作成するにあたり、同社が持つ「ERPパッケージ(OBIC7)」という強力な武器と、それを支える「製販一体」の独自ビジネスモデルを深く理解することが不可欠です。

オービックは、驚異的な高収益企業として知られていますが、その背景にある本質的な強みを捉えなければ、志望動機は表層的なものになってしまいます。

本記事では、オービックが求める人物像や志望動機で見ている核心的なポイントを徹底解説します。

競合他社との明確な違いやES通過者の傾向も踏まえ、あなたの熱意と適性が伝わる志望動機作成をサポートします。

志望動機が完成したらAIチェッカーを使おう

志望動機の草案が完成したら、AIチェッカーを活用して客観的な視点で最終チェックを行うことは、選考の通過率を高める上で非常に有効な手段です。

AIは、自分では見落としがちな誤字脱字、文法的な誤り、不自然な敬語の使い方などを瞬時に検出してくれます。

また、文章の論理構成が破綻していないか、冗長な表現が多くないかといった「伝わりやすさ」の観点からもチェックが可能です。

しかし、AIのチェックだけに依存するのは危険です。

AIはあくまで文章の「形式」を整えるものであり、あなたの熱意や経験の独自性がオービックという企業でどう活きるかという本質的な「内容」までは評価できません。

AIチェックを経た後、必ず自身の目で読み返し、「なぜ他のSIerではなくオービックなのか」という問いに対し、「製販一体」モデルや「OBIC7」といった具体的な強みと自身の経験を結びつけた、説得力のある「自分の言葉」で語られているかを厳しく確認してください。

【オービックの志望動機】オービックを知ろう

オービックを知ろう
  • オービックの事業内容
  • オービックの業績
  • オービックの企業理念

オービックの志望動機を作成するための土台として、まず同社がどのような企業であるかを正確に把握する必要があります。

オービックは、自社で開発・販売する統合業務ソフトウェア「OBIC7」シリーズを中核に据え、企業の基幹業務(会計、人事、販売、生産など)をワンストップで支援するERPパッケージベンダーです。

最大の特徴は、システム開発から販売、導入コンサルティング、運用サポートに至るまで、全てのプロセスを自社で完結させる「製販一体」モデルを採用している点にあります。

このビジネスモデルにより、顧客のニーズに深く寄り添ったソリューションを提供できると同時に、高い収益性(営業利益率50%超)を実現しています。

志望動機を作成する際は、この「OBIC7」という強力な自社製品と、「製販一体」という他社にはない独自の強固なビジネスモデルを深く理解し、そこに自分がどう貢献できるのかを示すことが全ての基本となります。

本章では、オービックの全体像を掴むため、「事業内容」「業績」「企業理念」の3つの側面から深掘りします。

オービックの事業内容

オービックの事業内容は、自社開発のERPパッケージ「OBIC7」シリーズを軸に、大きく二つのセグメントで構成されています。

それは、システム導入を担う「システムインテグレーション(SI)事業」と、導入後の保守・サポートを担う「システムサポート(SS)事業」です。

就活生が理解すべき最も重要なポイントは、これら全てのサービスを自社で一貫して提供する「製販一体」のワンストップソリューションである点です。

SI事業では、営業担当が顧客の経営課題をヒアリングし、SE(システムエンジニア)が「OBIC7」を顧客の業種や業務特性に合わせてカスタマイズし、導入・稼働までを支援します。

SS事業では、導入後も専門のサポート部門が継続的にフォローし、法改正への対応や追加のカスタマイズ、運用支援を行います。

この「売って終わり」ではなく、開発から導入、サポートまで長期的に顧客と伴走するビジネスモデルこそが、オービックの強みの源泉です。

志望動機では、この一気通貫の体制の中で、自分がどのプロセスに興味を持ち、どのように顧客の経営課題解決に貢献したいのかを明確にすることが求められます。

オービックの業績

オービックの業績を分析する上で、就活生が注目すべき視点は二つあります。

一つは、「驚異的な営業利益率」です。

オービックの営業利益率は50%を恒常的に超えており、これは日本の全産業の中でもトップクラスの水準です。

この高収益の背景には、「OBIC7」という自社開発パッケージソフトが主力であるため、他社製品を仕入れて販売するSIerに比べて原価率が極めて低いという構造があります。

二つ目は、「長期にわたる連続増収増益」です。

これを支えているのが、前述の「システムサポート(SS)事業」によるストック型収益です。

一度「OBIC7」を導入した顧客からの継続的なサポート料が、安定した収益基盤となっています。

中期経営計画においても、この強固なビジネスモデルを堅持しつつ、クラウドサービスの強化や「OBIC7」の機能拡充を通じて、さらなる顧客獲得と満足度向上を目指す方針が示されています。

志望動機では、この強固な財務基盤と安定した経営環境の上で、自身がどう挑戦し、成長していきたいかを具体的に述べることが説得力を持ちます。

オービックの企業理念

オービックの企業理念の第一は、「お客様の満足が私たちの喜びです」という言葉に集約されています。

これは、同社の「製販一体」というビジネスモデルと深く結びついています。

自社で開発した「OBIC7」という製品に絶対的な自信を持ち、それを営業・SE・サポートの全部門が一体となって顧客に最適化し、導入後も長期的に寄り添い続けることで、真の「顧客満足」を追求する姿勢を示しています。

また、「社員の成長と幸福を追求し、会社の発展と社会への貢献を目指します」という理念も掲げられており、少数精鋭で社員一人ひとりの成長を促す社風を反映しています。

志望動機に活かす際は、「顧客志向」という言葉だけでは不十分です。

自身の経験(例:アルバイトでの顧客対応や、チームでの目標達成)と結びつけ、「顧客の課題に深く入り込み、長期的な信頼関係を築くことにやりがいを感じる」といった形で、なぜ自分がオービックの理念に共感するのかを具体的に説明する必要があります。

【オービックの志望動機】オービックが志望動機で見ていること

志望動機で見ていること
  • 主体性・成長意欲
  • 顧客志向
  • ビジネスモデルへの理解

オービックの選考において、志望動機は応募者の「本気度」と「適性」を見極めるための最重要項目の一つです。

採用担当者は、あなたの志望動機から、「なぜ数あるIT企業やSIerの中から、オービックを選んだのか」という明確な理由を読み取ろうとしています。

特に、オービックは「OBIC7」という自社パッケージと「製販一体」という独自のビジネスモデルを持つ企業です。

そのため、このビジネスモデルの本質をどれだけ深く理解しているかが厳しく問われます。

また、少数精鋭で若手にも責任ある仕事を任せる社風から、指示待ちではなく、自ら考え行動できる「主体性」や、未知の知識を貪欲に学ぶ「成長意欲」も極めて重要な評価軸です。

「お客様の満足」を第一に掲げる企業理念に基づき、ITスキル以前に、顧客の経営課題に真摯に向き合える「顧客志向」のマインドを持っているかも見られています。

本章では、オービックが志望動機で特に重視する3つの核心的ポイントを深掘りします。

①自ら考え行動する「主体性」と「成長意欲」

オービックが志望動機で最も重視するポイントの一つは、応募者の持つ「主体性」と「成長意欲」です。

オービックは少数精鋭主義を掲げており、新入社員であっても早い段階から責任ある仕事を任せ、顧客の前に立つことが求められます。

そのため、指示されたことだけをこなす受け身の姿勢ではなく、自ら課題を見つけ、どうすれば解決できるかを考え、行動に移せる人材を強く求めています。

また、顧客の経営課題を解決するためには、ITスキルだけでなく、会計、人事、販売といった幅広い業務知識や業界知識が不可欠です。

これらの知識は、入社後に自ら貪欲に学び続ける姿勢がなければ身につきません。

志望動機では、学生時代に高い目標を掲げて主体的に学習に取り組んだ経験や、チームの中で自ら課題を見つけて改善を提案した経験などを具体的に盛り込み、自身の「主体性」と「成長意欲」を強力にアピールする必要があります。

「成長したい」という言葉だけでなく、「どう貢献するために、何を学ぶか」という能動的な姿勢を示すことが重要です。

②顧客の経営課題に寄り添う「顧客志向」

オービックの企業理念は「お客様の満足が私たちの喜びです」であり、この「顧客志向」は志望動機で必ず示すべき核心的な要素です。

「OBIC7」は企業の経営の根幹を担うシステムであり、その導入は顧客にとって一大プロジェクトです。

採用担当者は、応募者が単に「IT技術に興味がある」だけでなく、テクノロジーを手段として、顧客の「経営課題」そのものに関心を持ち、その解決に真摯に取り組めるかを見ています。

オービックの仕事は、顧客の業務プロセスに深く入り込み、時には経営者と直接対話しながら進められます。

そのため、相手の立場に立って真のニーズを引き出す「傾聴力」や、困難な課題にも粘り強く向き合う「誠実さ」が求められます。

志望動機では、アルバイトやサークル活動などで、相手のニーズを汲み取り、期待を超える行動で喜んでもらえた経験などを具体的に記述し、自身の「顧客志向」のマインドがオービックの理念と一致していることを示すことが有効です。

③「なぜオービックか」の明確な論拠(ビジネスモデルへの理解)

オービックの採用担当者は、「なぜ他の大手SIerやERPベンダーではなく、オービックなのか」という問いに、応募者が明確に答えられるかを厳しくチェックしています。

「ITで経営課題を解決したい」という志望動機は、業界内のどの企業にも当てはまってしまいます。

オービックの選考を突破するためには、同社独自のビジネスモデル、すなわち「OBIC7」という自社パッケージと「製販一体」体制に対する深い理解と、そこへの強い魅力付けが不可欠です。

例えば、「他社製品を組み合わせるSIerとは異なり、自社製品に責任と誇りを持ち、開発からサポートまで一貫して顧客に寄り添える製販一体の体制に強く惹かれた」といった具体的な論拠が必要です。

また、オービックが日本の屋台骨である中堅・中小企業の経営支援に強みを持っている点に着目し、「大企業の一部ではなく、中堅企業の経営全体をITで支える仕事にやりがいを感じる」といった視点も、志望動機を差別化する上で非常に有効です。

【オービックの志望動機】オービックの求める人物像

求める人物像
  • 主体性・当事者意識
  • 成長意欲・チャレンジ精神
  • 傾聴力・課題発見力
  • チームワーク・協調性

オービックは、その少数精鋭主義と「製販一体」という独自のビジネスモデルを背景に、特定の資質を持つ人材を強く求めています。

採用ホームページなどでは「自ら考え行動できる人」「チャレンジ精神旺盛な人」「チームワークを大切にする人」といったキーワードが掲げられていますが、これらはオービックの企業文化と事業特性に深く根ざしています。

同社の仕事は、顧客の経営という非常にデリケートな領域に踏み込むため、マニュアル通りの対応は通用しません。

常に「顧客にとっての最適解」を自ら考え、学び、主体的に行動する姿勢が求められます。

また、「製販一体」は、開発・営業・SE・サポートといった異なる職種が密に連携して初めて機能するため、個人の能力だけでなく、チームとして成果を出すための協調性も不可欠です。

本章では、オービックが求めるこれらの人物像を4つの側面に分解し、なぜそれらが求められるのかを背景と共に詳しく解説します。

①自ら考え行動する「主体性」と「当事者意識」

オービックが求める人物像の筆頭は、「自ら考え行動できる」主体性を持った人材です。

これは、オービックが顧客の経営課題という「正解のない問い」に向き合い続ける企業だからです。

顧客から言われた通りのシステムを作るのではなく、時には顧客自身も気づいていない潜在的な課題を発見し、提案することが求められます。

そのためには、常に「なぜ」を問い続け、受け身ではなく「自分ごと」として課題を捉える当事者意識が不可欠です。

オービックは若手にも裁量権を与え、積極的に仕事を任せる風土があります。

この環境を「成長の機会」と捉え、指示を待つのではなく、自ら課題を見つけ出し、周囲を巻き込みながら解決に向けて行動できる人物が高く評価されます。

学生時代の経験で、自ら問題意識を持って行動を起こし、結果(たとえ失敗でも)を出した経験をアピールすることが重要です。

②未知を恐れず学び続ける「成長意欲」と「チャレンジ精神」

オービックで働く上では、「チャレンジ精神」と「継続的な学習意欲」が極めて重要です。

同社が扱うERPシステムは、会計、人事、販売、生産など、企業経営のあらゆる側面をカバーします。

また、IT技術そのものも日進月歩で進化し続けます。

そのため、入社後も常に新しい業務知識や業界動向、最新技術を学び続けることが必須となります。

オービックが求めるのは、現状維持に満足せず、未知の領域や困難な課題に対しても「成長のチャンス」と捉え、果敢に挑戦できる人材です。

企業理念にも「社員の成長と幸福を追求」とあるように、会社は成長の機会を提供しますが、その機会を活かせるかどうかは本人の意欲次第です。

学生時代に、自分の専門外の分野にも積極的に挑戦したり、高い目標達成のために地道な努力を継続したりした経験は、この素養をアピールする上で有効な材料となります。

③顧客の懐に入り込む「傾聴力」と「課題発見力」

オービックの理念は「お客様の満足が私たちの喜びです」であり、これを実現するためには顧客の立場に立って物事を考えられる「顧客志向」が土台となります。

特に重要なのが、顧客の言葉の裏にある真のニーズを引き出す「傾聴力」と、そこから本質的な「課題発見力」です。

顧客が「これが欲しい」と言う機能が、必ずしもその課題の根本解決になるとは限りません。

オービックの仕事は、顧客との対話を重ね、業務プロセスに深く入り込むことで、顧客自身も気づいていない経営課題の「源泉」を特定することから始まります。

高いITスキルを持つこと以上に、相手の懐に入り込み、信頼関係を築き、本音を引き出す人間的な魅力やコミュニケーション能力が求められます。

アルバイトやサークル活動で、相手のニーズを深く理解し、期待を超える提案で喜ばれた経験などを具体的に語ると良いでしょう。

④部門を超えて連携する「チームワーク」と「協調性」

オービックの最大の強みである「製販一体」モデルは、「チームワーク」と「協調性」なしには成り立ちません。

システムを開発する「開発部門」、顧客に提案する「営業部門」、導入を支援する「SE部門」、導入後を支える「サポート部門」。

これらがバラバラに動いていては、顧客に最適なソリューションは提供できません。

オービックでは、各部門が密接に情報を連携し、それぞれの専門性を持ち寄って「オールオービック」として顧客に対応します。

そのため、自分の担当領域だけを考えるのではなく、常に他部門の状況を理解し、尊重し、組織全体の成果を最大化するために行動できる協調性が求められます。

個人の成果(インセンティブ)も重視されますが、それ以上にチームとしての目標達成を重んじる文化があります。

部活動やグループワークなどで、異なる役割のメンバーと協力し、一つの目標を達成した経験は、この素養を示す上で有効です。

【オービックの志望動機】オービックの志望動機に入れ込むべきポイント3選

ポイント3選
  • 「製販一体」と「OBIC7」への深い理解と魅力
  • 「高収益性」の背景(ビジネスモデル)への言及
  • 競合他社との比較して優れた点を盛り込む

オービックの志望動機でライバルと差をつけるためには、同社の「独自性」と「強み」の本質を捉え、そこに応募者自身の強みを戦略的に結びつける必要があります。

オービックは、IT業界の中でも「自社開発ERPパッケージ」と「製販一体」という極めてユニークな立ち位置を確立し、驚異的な高収益を実現しています。

採用担当者は、あなたがこのビジネスモデルの優位性をどれだけ深く理解しているか、そして、その強固な経営基盤の上で、会社の成長と顧客の成功にどう貢献してくれるのかを具体的に知りたいと考えています。

本章では、あなたの志望動機を「よくあるSIer志望者」から「オービックが求める人材」へと昇華させるために、必ず入れ込むべき3つの核心的なポイントを解説します。

①「製販一体」と「OBIC7」への深い理解と魅力

オービックの志望動機を作成する上で、絶対に外せないのが「製販一体」モデルと自社パッケージ「OBIC7」への深い理解です。

これがオービックの競争力の源泉であり、他社との最大の差別化要因だからです。

「ITで経営課題を解決したい」というだけでは不十分です。

「なぜ、他社製品を売るSIerではなく、自社製品にこだわるオービックなのか?」という問いに答えなければなりません。

志望動機では、「開発から販売、導入、サポートまで一貫して自社で責任を持つ製販一体の体制こそが、顧客との長期的な信頼関係を築き、真の課題解決を実現できると考える」といった形で、このビジネスモデルそのものに強い魅力を感じていることを明確にアピールしてください。

OBIC7という「武器」を自社で持ち、それを磨き続けながら顧客に提供できる点に、自身の専門性や成長意欲を結びつけることが重要です。

②「高収益性」の背景(ビジネスモデル)への言及

オービックの「営業利益率50%超」という驚異的な高収益性は、単に「安定している」「給与が高い」という魅力に留まりません。

採用担当者は、応募者がこの高収益性の「理由」を正しく理解しているかを見ています。

この理由は、前述の「OBIC7」という自社開発パッケージによる原価率の低さと、「システムサポート事業」という安定したストック型収益基盤にあります。

志望動機では、このビジネスモデルの優位性に言及し、「貴社の強固な経営基盤は、目先の利益にとらわれず、真に顧客のためになる提案や、長期的な視点での人材育成を可能にしている点に魅力を感じる」といった形で、高収益がもたらす「プラスの効果」に焦点を当てることが有効です。

安定性への魅力だけでなく、その環境で自身がどう挑戦し、顧客満足に貢献したいかを能動的に語る必要があります。

③競合他社との比較して優れた点を盛り込む

「なぜオービックなのか」という問いに究極の説得力を持たせるのが、競合他社との明確な比較です。

ERP市場やSI業界には、SAPや大塚商会、富士通、NRIなど多くの競合が存在します。

これらの企業と比較した上で、なぜオービックを選ぶのかを論理的に説明することは、あなたの企業研究の深さと、志望度の本気度を採用担当者に示す最強の証拠となります。

例えば、「大塚商会のようなマルチベンダーとは異なり、自社製品『OBIC7』に特化・精通することで、より深く顧客の業務に入り込める点」や、「SAPのような大企業向けグローバルパッケージとは異なり、日本の中堅・中小企業の複雑な商習慣に合わせた柔軟なカスタマイズができる点」など、オービック独自の優位性を具体的に指摘します。

この比較を通じて、「だから私はオービックで働きたい」という結論に導くことで、あなたの志望動機は揺るぎないものになります。

【オービックの志望動機】競合他社との比較しよう

競合他社との比較しよう
  • SAPとの違い
  • 大塚商会との違い
  • 富士通/NECとの違い
  • 野村総合研究所(NRI)との違い

オービックの志望動機の説得力を高める上で、競合他社との比較分析は極めて重要です。

「ITで経営課題を解決する」という企業は無数に存在しますが、オービックの立ち位置は非常にユニークです。

比較を行うことで、「なぜ他の選択肢ではなく、オービックなのか」というあなたの意志を明確に言語化できます。

採用担当者は、あなたが業界地図を理解した上で、オービックの「製販一体」や「自社パッケージ(OBIC7)」、「中堅・中小企業に強み」といった独自性を正しく評価して志望しているかを見ています。

比較軸としては、提供する製品(自社か他社か)、ターゲット顧客(大企業か中小企業か)、ビジネスモデル(製販一体か分業か)などが考えられます。

本章では、主要な競合他社を取り上げ、オービックとの違いを明確にするための比較軸を提示します。

①SAPとの違い(ターゲット層とカスタマイズ性)

SAPは、ドイツに本社を置く世界最大のERPパッケージベンダーであり、特にグローバルに展開する大企業向けの市場で圧倒的なシェアを誇ります。

SAPの強みは、世界中のベストプラクティス(最良の業務プロセス)を標準機能として搭載しており、企業がその「グローバルスタンダード」に業務を合わせることで、経営の標準化・効率化を図れる点にあります。

一方、オービックの「OBIC7」は、主に日本の「中堅・中小企業」をメインターゲットとしています。

最大の違いは、日本独自の複雑な商習慣や、企業ごとの細かなニーズに合わせて「柔軟なカスタマイズ」を前提として開発されている点です。

志望動機で比較する際は、グローバルスタンダードを大企業に導入するSAPに対し、日本の屋台骨である中堅企業の「個社別」の課題に深く寄り添い、柔軟な対応ができるオービックのスタイルに魅力を感じる、といった形で差別化が可能です。

②大塚商会との違い(自社パッケージとマルチベンダー)

大塚商会は、オービックと同じく中堅・中小企業をメインターゲットとする強力なライバルですが、そのビジネスモデルは根本的に異なります。

大塚商会は「マルチベンダー」であり、自社製品を持たず、他社(オービックのOBIC7含む)の様々なIT製品・サービスを組み合わせて顧客に最適なソリューションを提供する「商社」としての側面が強い企業です。

複合機やPC、サーバーなどのハードウェア販売にも強みを持っています。

一方、オービックは「自社開発の『OBIC7』」という単一のパッケージに経営資源を集中し、それを自社の営業・SE・サポートが「製販一体」で提供する「メーカー」です。

志望動機で比較する際は、幅広い製品を扱う大塚商会に対し、「OBIC7」という一つの製品に責任と誇りを持ち、その専門性を徹底的に高め、顧客と長期的な関係を築いていくオービックの「職人気質」なスタイルに惹かれる、といったアピールが考えられます。

③富士通/NECとの違い(特化型と総合力)

富士通やNECは、ハードウェア(PC、サーバー等)からソフトウェア、システムインテグレーション、コンサルティングまで幅広く手掛ける「総合ITベンダー」です。

彼らの強みは、その「総合力」を活かし、官公庁や大企業のあらゆるITニーズに大規模な体制で応えられる点にあります。

これに対し、オービックはハードウェアは手掛けておらず、「ERP(企業の基幹業務システム)」というソフトウェア領域に経営資源を特化しています。

また、富士通やNECが他社製ERP(SAPなど)の導入を手掛けることも多いのに対し、オービックはあくまで「自社製(OBIC7)」にこだわります。

志望動機で比較する際は、「広く浅く」ではなく、「狭く深く」、すなわちERPという企業経営の「心臓部」に特化し、その分野で圧倒的な専門性を追求するオービックの戦略に魅力を感じる、という視点が有効です。

④野村総合研究所(NRI)との違い(コンサルと金融特化)

野村総合研究所(NRI)は、「コンサルティング」と「ITソリューション」を両輪とする企業であり、特に金融業界(証券、銀行、保険など)において圧倒的な強みと実績を誇ります。

NRIの強みは、「未来予測」や「経営戦略立案」といった超上流のコンサルティングから、実際のシステム開発・運用までを一気通貫で手掛けられる点です。

一方、オービックも顧客の経営課題に対するコンサルティングを行いますが、それはあくまで「OBIC7」という自社ERPパッケージの導入・活用を前提としたものです。

また、ターゲット層も異なります。

NRIが金融業界の大規模システムに強みを持つのに対し、オービックは製造業、流通業、サービス業など、幅広い業種の中堅・中小企業をターゲットにしています。

金融という特定分野で国のインフラを支えるNRIに対し、多様な業種の中堅企業の経営を「OBIC7」で支えるオービック、という違いを意識すると良いでしょう。

【オービックの志望動機】オービックのES通過者の志望動機の共通点

オービックのエントリーシート(ES)を通過する志望動機には、いくつかの明確な共通傾向が見られます。

これらの共通点を分析することは、採用担当者が何を重視しているかを理解し、自身の志望動機を最適化する上で非常に有益です。

最大の共通点は、オービック独自の「製販一体」ビジネスモデルと、自社パッケージ「OBIC7」の強みを正確に理解し、そこに強い魅力を感じていると具体的に記述している点です。

「ITで経営課題を解決したい」という抽象論に終始せず、「なぜ他社製品を扱うSIerではなく、自社製品に責任を持つオービックなのか」という問いに明確に答えています。

次に、「お客様の満足」という企業理念と、自身の「顧客志向」の経験(例:アルバイトでの顧客対応)とを巧みに結びつけ、価値観のマッチングをアピールしているケースも多く見られます。

また、少数精鋭の環境を踏まえ、「主体性」や「成長意欲」をアピールする具体的なエピソードが盛り込まれていることも、ES通過者の大きな特徴です。

【オービックの志望動機】オービックの志望動機を作成する際の4つの注意点

志望動機を作成する際の注意点
  • 「高収益」「安定性」だけを志望理由の主軸にする
  • 「ITで経営課題を解決したい」という抽象的な表現
  • 「成長したい」という受け身の姿勢が強すぎる
  • 顧客規模(中小〜中堅企業)への理解不足

オービックの志望動機を作成する際、その「驚異的な高収益」や「安定性」といった魅力的な側面に目を奪われるあまり、採用担当者の評価を下げる「落とし穴」にはまってしまう就活生が少なくありません。

オービックは、その独自のビジネスモデルゆえに、一般的なSIerとは異なる明確な「求める人物像」を持っています。

「安定していそうだから」といった受け身の姿勢や、オービックの事業(ERP)の本質を理解していない抽象的なアピールは、すぐに見抜かれてしまいます。

志望動機の質を落とすこれらの要因を事前に把握し、回避するだけで、あなたのESの通過率は格段に向上します。

本章では、就活生がオービックの志望動機で陥りがちな4つの主要な注意点を挙げ、具体的な改善策と共に解説します。

①「高収益」「安定性」だけを志望理由の主軸にする

オービックが営業利益率50%超を誇る超優良企業であることは事実であり、大きな魅力です。

しかし、「安定しているから」「高収益だから」という理由を志望動機の「主軸」に据えることは、最も避けるべきNGパターンです。

採用担当者は、「会社の安定性にぶら下がりたい」人材ではなく、「会社の成長に貢献してくれる」人材を求めています。

この失敗を避けるためには、高収益の「理由」(=製販一体、自社パッケージ)をまず理解することです。

その上で、「貴社の強固な経営基盤があるからこそ、目先の売上にとらわれず、真の顧客満足を追求できる環境に魅力を感じる」あるいは「その収益を生み出すビジネスモデルの中で、自分も専門性を高めて貢献したい」といった、安定性を「挑戦するための土台」として捉える能動的な視点を示す必要があります。

②「ITで経営課題を解決したい」という抽象的な表現

「ITの力で企業の経営課題を解決したい」という志望理由は、IT業界やSIerを志す学生の多くが使う常套句です。

しかし、これだけでは「それは他のSIerでもできるのでは?」という問いに答えることができず、オービックである必要性が全く伝わりません。

このミスを犯す就活生は非常に多く、企業研究不足と判断されがちです。

オービックの志望動機で重要なのは、「なぜオービックの『製販一体』モデルでなければならないのか」、そして「なぜ『OBIC7』という自社パッケージを使って解決したいのか」を具体的に語ることです。

「自社製品に責任を持ち、開発からサポートまで長期的に顧客と伴走できる点に魅力を感じた」など、オービック独自の強みと結びつけた具体的な理由を必ず盛り込んでください。

③「成長したい」という受け身の姿勢が強すぎる

オービックは少数精鋭で若手から裁量権が与えられるため、「成長できる環境」であることは間違いありません。

しかし、「貴社で学びたい」「成長させてほしい」といった受け身の姿勢を前面に出しすぎると、「自ら考え行動できる」というオービックの求める人物像からかけ離れてしまいます。

採用担当者が求めているのは、「成長」を「目的」とする人材ではなく、「会社に貢献する」という目的のために「主体的に成長する」人材です。

この違いを明確にするため、「私の〇〇という強みを活かして貴社のSI事業に貢献したい。

そのプロセスで、会計や人事といった専門知識も貪欲に吸収し、より高付加価値な提案ができるプロフェッショナルとして成長したい」といった、「貢献」を先に述べ、その手段として「成長」を位置づける論理構成を心がけてください。

④顧客規模(中小〜中堅企業)への理解不足

オービックのメインターゲットは、日本の経済を支える「中堅・中小企業」です。

この顧客層の特徴を理解せずに志望動機を作成すると、的外れなアピールになりかねません。

例えば、「世界を股にかける超大企業のグローバルプロジェクトに携わりたい」といったビジョンは、SAPや外資系コンサルの方が適している可能性があります。

オービックの仕事の醍醐味は、大企業の歯車としてではなく、中堅企業の経営者と直接対話し、その会社経営の「全体」に深く関与できる点にあります。

志望動機では、「日本の屋台骨である中堅企業の経営に、ITという側面から深く、長く寄り添い、その成長をパートナーとして支えたい」といった、オービックの主戦場(マーケット)への明確な理解と魅力を示すことが重要です。

【オービックの志望動機】インターンに参加して有利に本選考を進めよう

オービックへの入社を強く希望する場合、インターンシップへの参加は、本選考を突破するための最も有効な戦略の一つです。

オービックのインターンシップは、単なる企業説明会にとどまらず、同社のビジネスモデルやSEの仕事を深く理解できる実践的なプログラム(グループワークなど)が用意されています。

最大のメリットは、本選考における「早期選考」や「一部選考免除」といった優遇措置を受けられる可能性が非常に高い点です。

インターンでのパフォーマンスが高く評価されれば、他の就活生よりも圧倒的に有利な立場で選考を進めることができます。

さらに重要なのは、「製販一体」の現場の雰囲気や「OBIC7」という製品の強みを肌で感じられる点です。

これにより、「なぜオービックなのか」という志望動機に、机上の空論ではない、実体験に基づいた強い説得力と熱意を込められるようになります。

企業理解の深化と選考の優遇という二重のメリットがあるため、第一志望群の学生は必ず応募すべきです。

【オービックの志望動機】オービックの志望動機例文

オービックの志望動機は、「製販一体」「OBIC7」「高収益」「顧客志向」といったキーワードを、自身の経験とどう結びつけるかが鍵となります。

ここでは、あなたの強みや経験に応じて使い分けられるよう、5つの異なるアプローチに基づいた志望動機例文を紹介します。

例えば、アルバイトなどでの「課題解決経験」を軸にするパターン、顧客との長期的な関係構築を重視する「価値観」を軸にするパターン、論理的思考力や学習意欲といった「スキル」を軸にするパターン、そして日本の企業を支えたいという「将来ビジョン」を軸にするパターンなどです。

これらはあくまで論理構成の「型」です。

例文をそのまま流用するのではなく、必ずあなた自身の具体的なエピソードと言葉に置き換え、オリジナリティのある志望動機を完成させてください。

例文①(経験ベース:課題解決・業務効率化)

私が貴社を志望する理由は、自社開発のERPパッケージ「OBIC7」を武器に、顧客の経営課題の根本解決に「製販一体」で取り組む姿勢に強く惹かれたからです。

私は大学時代、飲食店のアルバイトリーダーとして、手作業によるシフト管理の非効率さと、それによるスタッフ間の不公平感という課題に直面しました。

そこで、私は自らスプレッドシートの関数やマクロを学び、希望シフトを自動集計し、労働時間を平準化する簡易システムを構築しました。

結果、店長の管理工数を大幅に削減し、スタッフの満足度向上にも繋げることができました。

この経験から、ITを活用した業務効率化が、経営の健全化と働く人々のモチベーション向上に直結することを痛感しました。

貴社は、「OBIC7」という強力な武器と、導入からサポートまで一貫して寄り添う体制を持っています。

私の強みである「課題発見力」と「主体的な学習意欲」を活かし、顧客の業務に深く入り込み、経営の根幹から課題解決に貢献したいです。

例文②(価値観ベース:顧客志向・長期的な信頼関係)

私が貴社を強く志望する理由は、「お客様の満足が私たちの喜びです」という企業理念に深く共感し、その理念を「製販一体」というビジネスモデルで体現している点に魅力を感じたからです。

私は学生時代、学習塾のチューターとして、生徒一人ひとりと長期的な信頼関係を築くことに注力しました。

単に勉強を教えるだけでなく、定期的な面談を通じて生徒の悩みや目標を深くヒアリングし、その生徒だけの学習プランを作成・伴走しました。

結果、担当生徒の第一志望校合格に貢献でき、「あなただったから頑張れた」という言葉をもらえた時に、長期的に寄り添い、成果を共に喜ぶ仕事に最大のやりがいを感じました。

貴社は、システムを「売って終わり」にせず、開発から導入、保守サポートまでワンストップで手掛け、顧客と何十年も付き合っていくスタイルを貫いています。

私の「相手に深く寄り添い、長期的な信頼関係を築きたい」という価値観は、貴社でこそ最大限に発揮できると確信しています。

例文③(スキルベース:論理的思考力・学習意欲)

私が貴社を志望するのは、ERPという企業の経営基盤そのものを扱う高度な専門性と、少数精鋭で若手から挑戦できる成長環境に強い魅力を感じるからです。

私は大学で法学を専攻しており、複雑な判例や条文を読み解き、論理的な一貫性を持って自身の見解を構築する訓練を積んできました。

このプロセスで培った「複雑な情報を整理・分析する論理的思考力」と、難解な専門知識を貪欲に吸収する「主体的な学習意欲」は、私の最大の強みです。

貴社のSEの仕事は、顧客の複雑な業務プロセスを理解・分析し、それを「OBIC7」というシステムに最適化して落とし込む、まさに論理的思考力が問われる仕事だと理解しています。

貴社の強固な経営基盤と充実した研修制度のもと、私の強みを活かして一日も早くプロフェッショナルとして立ち上がり、会計や人事といった専門知識も貪欲に学び、顧客の経営課題解決に貢献したいです。

例文④(将来ビジョンベース:中堅・中小企業支援)

私が貴社を志望する理由は、日本の経済を根幹から支える「中堅・中小企業」の経営支援に、最も効果的な形で携われると確信しているからです。

私は、ゼミ活動で日本の中小企業政策について研究する中で、優れた技術やサービスを持ちながらも、IT化の遅れによって潜在能力を発揮しきれていない企業が数多く存在することを知り、強い問題意識を抱きました。

数あるIT企業の中でも、貴社は「OBIC7」という、まさに中堅・中小企業の経営実態に合わせて最適化された強力なERPパッケージを持っています。

さらに、「製販一体」の体制で、大企業のような専任のIT部門を持たない顧客に対しても、導入から運用まで手厚くサポートできる点に、他社にはない強さを感じました。

私の「相手の立場に立って課題を考える」という強みを活かし、貴社で日本の屋台骨である中堅企業の経営者と深く向き合い、その成長をITの力で力強く支援したいです。

例文⑤(別角度のアプローチ:高収益ビジネスモデルへの着目)

私が貴社を志望する理由は、その驚異的な高収益性を実現する、「自社開発パッケージ」と「ストック型収益」を両立させた盤石なビジネスモデルに、企業としての圧倒的な強さと賢慮を感じたからです。

私は、企業研究を行う上で、その企業が持続的に成長できる仕組みを持っているかを重視しています。

貴社は、「OBIC7」という強力な自社製品を持つことで高い利益率を確保し、さらに「システムサポート事業」で安定した収益基盤を確立しています。

私が注目したのは、この強固な財務基盤があるからこそ、目先の短期的な利益に振り回されず、社員が真に「顧客の満足」だけを追求できる環境が整っている点です。

私の強みは、一度決めた目標に対し、粘り強く取り組む「凡事徹底」の姿勢です。

貴社の安定した環境下で、短期的な成果ではなく、顧客との長期的な信頼関係構築という本質的な目標に腰を据えて取り組み、貴社の持続的な成長に貢献したいです。

【オービックの志望動機】よくある質問

オービックの就職活動を進める中で、その独自の企業文化やビジネスモデルゆえに、多くの就活生が共通の疑問を抱えています。

例えば、「驚異的な高収益の裏で、働き方はどうなっているのか」「IT知識はどれくらい必要なのか」「学歴フィルターは存在するのか」といった点は、志望動機を固める上でも非常に気になるところでしょう。

これらの疑問を事前に解消しておくことは、入社後のミスマッチを防ぎ、自信を持って選考に臨むために不可欠です。

本章では、就活アドバイザーの視点から、オービックの採用に関してよく寄せられる質問に的確に回答していきます。

Q1. オービックに学歴フィルターはありますか?

結論から申し上げますと、オービックの採用において明確な「学歴フィルター」は存在しないと考えられます。

採用実績大学を見ると、最難関大学から中堅私立大学まで、全国の幅広い大学から採用している事実が確認できます。

オービックが選考で重視しているのは、大学名という「看板」ではなく、オービックの「製販一体」ビジネスモデルへの深い理解と、そこで活躍できる「主体性」「成長意欲」「顧客志向」といった個人のポテンシャルです。

したがって、学歴に自信がなくても、企業研究を徹底的に行い、求める人物像と自身の経験が強くマッチしていることを論理的に説明できれば、内定のチャンスは十分にあります。

Q2. 文系出身でIT知識やプログラミング経験がなくても大丈夫ですか?

はい、文系出身者やプログラミング未経験者でも全く問題ありません

オービックは、新入社員の多くが文系出身者であることを公表しており、ITスキルは入社後の充実した研修制度でゼロから学べる体制が整っています。

オービックがそれ以上に重視しているのは、顧客の経営課題を理解するための「論理的思考力」や「傾聴力」、そして新しい業務知識(会計、人事など)を貪欲に学ぶ「学習意欲」です。

技術的なスキルは後から身につけられますが、顧客の懐に入り込み、課題を「自分ごと」として捉えられるかというマインドセットの方が、選考においては遥かに重要視されます。

Q3. 営業職とSE職の違いと、キャリアパスを教えてください。

オービックの「営業職」は、新規・既存顧客に対し、「OBIC7」を活用した経営課題の解決策を提案する、いわばプロジェクトの「起点」となる役割です。

一方、「SE(システムエンジニア)職」は、受注後のプロジェクトを引き継ぎ、顧客の業務を詳細にヒアリングしながら「OBIC7」の設計・カスタマイズ・導入支援・操作指導までを担う、「実現」のプロフェッショナルです。

ただし、オービックは「製販一体」であり、両者の連携は非常に密接です。

キャリアパスとしては、それぞれの職種で専門性を高めていく道が基本ですが、少数精鋭のため、若手でも実力次第でプロジェクトリーダーなどの責任あるポジションを任されるチャンスが多いのが特徴です。

Q4. 営業利益率が非常に高いですが、働き方は激務ではないですか?

オービックの驚異的な営業利益率(50%超)は、無理な労働によって生み出されているわけではありません。

その源泉は、「OBIC7」という自社パッケージによる原価率の低さと、「システムサポート事業」による安定したストック型収益という、強固なビジネスモデルにあります。

むしろ、高い収益性は社員に還元されており、平均給与は日本のIT企業の中でもトップクラスです。

もちろん、IT業界の特性上、プロジェクトの納期前や繁忙期には残業が発生することもありますが、自社製品を扱っているため、無理な納期設定や他社に振り回されることが少ないというメリットもあります。

まとめ

オービックの志望動機を作成する上で最も重要なのは、同社がなぜ「驚異的な高収益」を上げ続けられるのか、その本質的な理由を理解することです。

それは、「OBIC7」という自社パッケージと、「製販一体」という独自のビジネスモデルに他なりません。

あなたの志望動機では、この強固な事業基盤に魅力を感じていることを明確に示すと同時に、その環境で「お客様の満足」という理念を追求するため、自ら主体的に学び、成長し、顧客に貢献したいという強い意志を、あなた自身の具体的な経験に基づいてアピールしてください。

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