【クニエの志望動機】内定を掴むために必要なポイントを例文付きで解説

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はじめに

NTTデータグループの中核を担うコンサルティングファーム、株式会社クニエは、日本発のグローバルファームとして高い人気を誇ります。

その選考を突破するには「なぜ総合系ファームの中でクニEを選ぶのか」を明確に論じることが不可欠です。

この記事では、クニエの志望動機を作成するために必要な企業研究から、同社が重視する「ハンズオン(伴走型)」スタイル、求める人物像、競合他社との比較、さらには具体的な志望動機例文まで、就活アドバイザーの視点から徹底的に解説します。

志望動機が完成したらAIチェッカーを使おう

志望動機を書き上げた後、客観的な視点での見直しは選考突破のために不可欠です。

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AIを活用するメリットは、誤字脱字の修正に留まりません。

特にコンサルティングファームの選考では、「なぜコンサルタントなのか」「なぜクニエなのか」という問いへの論理の一貫性が極めて重要です。

AIチェッカーは、あなたの経験とクニエの強み(例:ハンズオン支援)との結びつきが弱い部分や、抽象的な表現で終わっている箇所を指摘してくれます。

ただし、AIはあなたの熱意や原体験そのものを生み出すことはできません。

AIによる提案はあくまで論理を補強するツールとして活用し、あなた自身の言葉で磨き上げる最終工程を怠らないでください。

【クニエの志望動機】クニエを知ろう

クニエの志望動機を作成する上で、最初のステップは「クニEがどのようなコンサルティングファームか」を正確に理解することです。

クニエは、NTTデータグループの一員として、強固な経営基盤とIT実装力を持つ、日本発のコンサルティングファームです。

その最大の特徴は、戦略策定(上流)から業務改革、ITソリューションの導入・定着化(下流)までを「一気通貫」で支援する実行力にあります。

机上の空論で終わらせず、クライアントの現場に入り込み、「ハンズオン(伴走型)」で改革を最後までやり遂げるスタイルを強みとしています。

「アジアを代表する真のグローバルコンサルティングファームへ」というビジョンのもと、日本企業のグローバル展開支援にも注力しています。

この「NTTデータグループの基盤」と「ハンズオンでの一気通貫支援」が、クニエを理解する鍵となります。

クニエの事業内容

クニエの事業内容は、クライアントの経営課題を解決するためのコンサルティングサービス全般を網羅しています。

そのビジネスモデルは、専門知識を持つコンサルタントがプロジェクト単位で企業に入り込み、課題解決の対価としてフィーを得る形が基本です。

サービスは、企業の経営戦略や事業戦略を策定する「ストラテジー」領域、SCM(サプライチェーン)やCRM(顧客管理)、人事(HCM)といった具体的な業務プロセスの改革を支援する「オペレーション」領域、そしてDX推進やIT戦略立案、データ活用を担う「テクノロジー」領域に大別されます。

クニエの特筆すべき点は、これら全ての領域において「戦略策定から実行・定着化まで」を一気通貫で手掛けることです。

NTTデータグループという強力なIT実装力を持つバックボーンがあるため、提案が「絵に描いた餅」で終わらず、システムの導入や業務の変革を現場で実現しきるまで、クライアントに伴走できる点が最大の強みとなっています。

クニエの業績

企業研究において、業績の把握は企業の安定性と将来性を測る上で重要です。

クニEは非上場企業であり、NTTデータグループの一部門として詳細な単体業績を公表していませんが、NTTデータグループ全体の業績は極めて堅調に推移しています。

NTTデータグループは、グローバルでのM&Aも積極的に行い、国内外で強力な顧客基盤とソリューションを拡大し続けています。

クニエは、そのグループの「コンサルティング機能」の中核として、DX(デジタルトランスフォーメーション)需要の高まりを背景に、極めて旺盛なプロジェクト受注を続けていると推察されます。

就活生が注目すべきは、目先の売上数字よりも、NTTデータグループという巨大なプラットフォームの中で、クニエがどのような戦略的役割を担っているかです。

グループ内の連携による大規模プロジェクトの創出や、グローバル展開の加速こそが、クニエの将来性を示す重要な視点となります。

クニEの企業理念

クニエの企業文化を理解する上で、その理念と社名の由来は非常に重要です。

「クニエ(QUNIE)」という社名は、"Quality and Know-how on Understandings of Industries and Enterprises"の頭文字から来ており、「高品質」なコンサルティングを提供するという強い意志が込められています。

また、ミッションとして「個の力を結集し、日本の活力を高め、国際社会の発展に貢献する」ことを掲げ、ビジョンは「アジアを代表する真のグローバルコンサルティングファームへ」と定めています。

志望動機に活かす上で特に注目すべきは、行動指針である「QUNIE Way」の4つの価値観(Passion, Openness, Teamwork, Challenge)です。

特に、クライアントの成功に最後まで伴走する「Passion(情熱)」や、個の力を結集する「Teamwork」は、クニエのハンズオン型支援を支える根幹です。

自身の経験を振り返り、これらの価値観を体現したエピソードと結びつけることが不可欠です。

【クニエの志望動機】クニエが志望動機で見ていること

クニエの選考において、志望動機は候補者のポテンシャルとカルチャーフィットを見極めるための最重要項目の一つです。

コンサルタントとしての基礎体力である「論理的思考力」や「知的好奇心」は当然として、クニエが特に重視するのは、同社の「ハンズオン(伴走型)」スタイルへの適性です。

単にスマートな戦略を描くだけでなく、クライアントの現場に深く入り込み、泥臭い課題にも向き合い、最後までやり遂げることができるか。

あなたの過去の経験から、そうした「実行力」や「当事者意識」の片鱗が見えるかを厳しくチェックしています。

また、「なぜ数あるファームの中で、NTTデータグループのクニエなのか」という問いに対し、明確な論理で答えられるかも評価の分かれ目となります。

なぜ「コンサルタント」になりたいのか

まずクニエが見ているのは、「なぜあなたはコンサルタントという職業を選ぶのか」という根本的な動機です。

この問いが曖昧なままでは、どれだけ企業研究をしても評価されません。

「若いうちから成長したい」「様々な業界を見たい」といった理由は、それ自体が目的になっており不十分です。

「自身の〇〇という経験から、企業の経営課題を根本から解決することに強い関心を持った」といった、あなた自身の原体験に基づいた具体的な動機が必要です。

例えば、「アルバイト先での非効率な業務プロセスを、自ら分析・提案して改善した経験」から、「より大きなスケールで企業の変革に携わりたい」と考えるようになった、というストーリーです。

課題解決そのものへの強い興味や、知的好奇心を示せているかが最初の関門です。

なぜ「クニエ」でなければならないのか

「コンサルタントになりたい」理由が明確になったら、次は「なぜ他の総合ファームや戦略ファームではなく、クニエなのか」という問いに答えなければなりません。

ここで重要になるのが、クニエの独自性への理解です。

クニエの最大の特徴は、戦略立案から実行・定着化までを担う「一気通貫のハンズオン支援」と、「NTTデータグループのIT実装力」です。

したがって、「戦略だけを描いて終わりではなく、クライアントの現場に入り込み、変革が実現する瞬間まで伴走したい」という強い意志を示すことが極めて有効です。

あるいは、「NTTデータの技術力を背景に、DX戦略を絵に描いた餅で終わらせず、確実に社会実装できる点に魅力を感じる」といった、グループシナジーへの着目も、クニEを明確に志望する理由として説得力を持ちます。

困難な課題をやり遂げた経験(実行力)

クニエは「ハンズオン(伴走型)」を強みとしており、コンサルタントはクライアントの現場に入り込み、時には泥臭い調整や困難な説得も厭わず、改革を最後までやり遂げる実行力が求められます。

そのため、志望動機や面接では、候補者が過去に困難な課題や高い目標に対し、諦めずに粘り強く取り組み、最終的に成果を出した経験があるかを重視します。

例えば、部活動でレギュラー獲得のために地道な基礎練習を続けた経験や、研究活動で行き詰まった際に、自ら仮説を立て直し、試行錯誤を繰り返して論文を完成させた経験などです。

華々しい成功体験よりも、むしろ困難なプロセスをどう乗り越えたか、その「やり遂げる力」がクニエのコンサルタントとしての適性を示す強力な証拠となります。

【クニエの志望動機】クニエの求める人物像

クニエが求める人物像は、同社のミッションや行動指針である「QUNIE Way」(Passion, Openness, Teamwork, Challenge)に集約されています。

NTTデータグループの一員としての安定基盤を持ちつつも、その内実は、常に新しい価値の創造に挑み続けるベンチャーマインドを持ったプロフェッショナル集団です。

高い論理的思考力や知的好奇心といったコンサルタントとしての基礎能力に加え、クニエの「ハンズオン(伴走型)」スタイルを実践できる、人間的なタフさや誠実さが強く求められます。

ここでは、クニエが未来の仲間として特に重視する4つの側面を具体的に解説します。

Passion: クライアントの成功への情熱と当事者意識

クニエが求める人物像の第一は、「Passion(情熱)」を持つ人です。

これは、単に仕事へのやる気があるという意味ではありません。

クニEのコンサルティングは、クライアントの現場に深く入り込む「ハンズオン型」です。

時には、現場の抵抗や予期せぬトラブルに直面することもあります。

そうした困難な状況でも、「クライアントの成功は、自分自身の成功だ」という強い当事者意識を持ち、課題から目をそらさず、最後まで粘り強く改革を推進できる情熱が不可欠です。

評論家的な立ち位置ではなく、クライアントと一緒になって汗をかける、そういう泥臭さをも厭わない姿勢が、クニエのコンサルタントには求められます。

Teamwork: 個の力を結集できる協調性

クニエのミッションは「個の力を結集し」という言葉から始まります。

コンサルティングプロジェクトは、多様な専門性を持つメンバーが知恵を出し合わなければ成功しません。

特にクニEは、NTTデータグループ内外の様々なステークホルダーと連携する大規模プロジェクトも多く手掛けます。

そのため、個人のスキルが高いだけでなく、他者の意見を尊重し、オープンに議論し(Openness)、チーム全体の成果を最大化するために行動できる「協調性」が極めて重要です。

自分の専門性を磨きつつも、仲間を信頼し、助け合い、チームとして困難な課題に立ち向かえる人材が強く求められています。

Challenge: 変化を恐れず挑戦し続ける姿勢

クニエは「アジアを代表する真のグローバルコンサルティングファームへ」という高いビジョンを掲げ、常に新しい領域への挑戦を続けています。

クライアントが直面する課題も、DX、GX(グリーントランスフォーメーション)、グローバル化など、前例のない複雑なものばかりです。

こうした環境で活躍するには、現状維持に甘んじることなく、常に新しい知識やスキルを学び続け、未知の課題にも臆せず飛び込んでいける「Challenge」の精神が不可欠です。

過去の成功体験にとらわれず、失敗を恐れずに新しい方法を試行錯誤できる学習意欲の高い人材こそが、クニEと共に成長できる人物です。

Logical Thinking: 本質を見抜く論理的思考力

コンサルタントとしての最も基本的な素養が「論理的思考力」です。

クライアントが抱える複雑に絡み合った課題を解きほぐし、その根本原因(本質)は何かを特定し、誰もが納得できる解決策を導き出すプロセスは、すべて論理的な思考に基づいています。

クニエの選考では、面接やグループディスカッションを通じて、候補者が物事を構造的に捉え、仮説を立て、事実に基づいて検証できるかが厳しく見られています。

学生時代の研究活動やアルバイトでの課題解決経験などを通じて、自分がどのように論理的に物事を考え、行動してきたかを具体的に説明できる準備が必要です。

【クニEの志望動機】クニエの志望動機に入れ込むべきポイント3選

クニエの志望動機を作成する際、多くの就活生が「コンサルタントになりたい」という一般的な動機に終始してしまいがちです。

しかし、数あるコンサルティングファームの中で、なぜクニEでなければならないのかを明確に示せなければ、採用担当者の心には響きません。

ここでは、志望動機に説得力を持たせ、他の候補者と差別化するために、特に盛り込むべき3つの重要なポイントを解説します。

なぜ「コンサルティング業界」で働きたいのか

まず、志望動機の土台として、「なぜ数ある業界の中で、コンサルティング業界を選ぶのか」を明確にする必要があります。

この動機が曖昧だと、その後の全てが説得力を失います。

「成長したい」という理由だけでなく、「多様な業界の経営課題という、最も難易度の高い問題解決に挑戦したい」といった、職務内容そのものへの強い興味を示すべきです。

例えば、「自身の〇〇という経験から、組織や社会が持つ非効率な側面を、外部の客観的な視点から変革することに強いやりがいを感じた」など、あなた自身の具体的な原体験と結びつけて語ることが重要です。

この「なぜコンサルか」という問いに、自分なりの明確な答えを持つことが第一歩です。

「戦略から実行まで」一貫して携わりたい熱意

クニエを志望する上で、最も強力なアピールポイントとなるのが、「戦略から実行まで一貫して携わりたい」という熱意です。

コンサルティングファームの中には、戦略立案(上流)に特化するファームも多く存在します。

それらとの違いを明確にするため、「机上の空論や綺麗な戦略レポートを作るだけでなく、その戦略がクライアントの現場に根付き、実際に業務が変わり、成果が出る瞬間までを見届けたい」という意志を強調してください。

クニエの「ハンズオン(伴走型)」スタイルは、まさにこれを体現するものです。

「絵に描いた餅」で終わらせない、その実行フェーズにこそ強い魅力を感じていることを、自身の経験(例:最後までやり遂げた経験)と絡めてアピールしましょう。

競合他社との比較して優れた点を盛り込む

「なぜクニエか」という問いに、最も論理的な説得力を持たせる方法が、競合他社との比較です。

この比較を盛り込む最大のメリットは、あなたが深く業界研究・企業研究を行った上で、明確な意志を持ってクニエを選んでいるという「本気度」を採用担当者に示せる点にあります。

例えば、アクセンチュアやアビームコンサルティングといった競合他社を引き合いに出し、「アクセンチュアはグローバルな規模感が魅力だが、私はクニエの『高品質』へのこだわりと、日本企業に寄り添うハンズオンの姿勢に強く惹かれる」といった形です。

あるいは、「アビームも日系として強みがあるが、私はクニエが持つNTTデータグループの強固なIT基盤とグローバルネットワークに、より大きな可能性を感じる」と論じることもできます。

【クニエの志望動機】競合他社との比較しよう

クニエの志望動機の解像度を飛躍的に高めるためには、競合他社との比較分析が不可欠です。

コンサルティング業界には多くのプレイヤーが存在し、それぞれ強みやカルチャーが異なります。

「コンサルタントになりたい」だけでは、「なぜクニEなのか」という問いに答えられません。

ここでは、クニEとよく比較される主要なコンサルティングファームを取り上げ、それぞれの違いと、比較すべきポイントを整理します。

アクセンチュアとの違い

アクセンチュアは、世界最大級の総合コンサルティングファームであり、特に「IT・デジタル領域」において圧倒的な実装力を誇ります。

クニEと同様に「戦略から実行まで」を一貫して手掛けますが、そのグローバルな規模、案件数、そしてテクノロジーへの投資額はクニEを凌駕します。

一方、クニEの強みは、NTTデータグループという日本最大のSIerをバックに持つことによる、国内の強固な顧客基盤と、日本企業の文化や意思決定プロセスを深く理解した上での「ハンズオン(伴走型)」支援にあります。

「グローバルスタンダードな変革」をダイナミックに推進するアクセンチュアに対し、クニEは「日本企業に寄り添い、品質高く最後までやり遂げる」という点で差別化が可能です。

アビームコンサルティングとの違い

アビームコンサルティングは、クニEと同じく「日本発(NECグループ)」の総合コンサルティングファームであり、就活生にとって最も比較対象となりやすい企業です。

両社とも日本企業への深い理解と「戦略から実行まで」の支援を強みとしています。

両社の違いを明確にするのは難しいですが、クニEはNTTデータグループの一員として、よりグローバルなネットワークや最先端のITソリューションを活用できるポテンシャルを秘めていると言えます。

また、クニEは歴史的経緯(旧アーンスト・アンド・ヤング系譜)から、製造業のSCM(サプライチェーン)改革などに伝統的な強みを持つ側面もあります。

最終的には、インターンや説明会で感じる「社員の雰囲気」や「カルチャーフィット」が、両社を選択する上での大きな決め手となるでしょう。

BIG4(PwC、デロイトなど)との違い

PwC、デロイト、KPMG、EYといった「BIG4」と呼ばれる総合コンサルティングファーム群は、会計事務所(監査法人)を母体としている点が最大の特徴です。

そのため、会計・財務・リスク管理といった領域に伝統的な強みを持つほか、グローバルでのブランド力も非常に高いです。

クニEもこれらの領域をカバーしますが、BIG4ほどの規模はありません。

一方、クニEの強みは、やはりNTTデータグループとしての「IT実装力」です。

BIG4が戦略やプロセス改革の提言に強みを持つとすれば、クニEは「その改革に必要なシステムを、グループの力で確実に構築・導入できる」という、実行フェーズでの信頼性が際立ちます。

戦略だけでなく、ITによる変革の「実現性」を重視するなら、クニEに優位性を見出すことができます。

ベイカレント・コンサルティングとの違い

ベイカレント・コンサルティングは、特定の親会社を持たない「独立系」の総合コンサルティングファームとして急成長しています。

独立系ならではの意思決定の速さや、柔軟なキャリアパス(ワンプール制など)を魅力に感じる就活生も多いです。

クニEも「戦略から実行まで」を一貫して支援しますが、NTTデータグループという安定した経営基盤と、グループ横断での大規模案件に関われるチャンスがある点が大きな違いです。

また、クニEは「アジアを代表するグローバルファーム」を目指し、NTTデータのグローバルネットワークを活用した海外案件にも注力しています。

スピード感と柔軟性のベイカレントに対し、安定基盤とグループシナジーのクニEという比較軸が考えられます。

【クニエの志望動機】クニエのES通過者の志望動機の共通点

クニエのES選考を通過する志望動機には、いくつかの明確な共通点が見受けられます。

最も重要なのは、「なぜ数あるファームの中で、クニエなのか」という問いに対し、同社の「ハンズオン(伴走型)」スタイルと、「NTTデータグループ」という二つの特徴に、自身の具体的な経験を絡めて回答できている点です。

例えば、「戦略だけを描いて終わりたくない」「クライアントと一緒になって泥臭く実行したい」という意志を、学生時代にチームで困難な目標を最後までやり遂げた経験と結びつけて説明しています。

また、「IT・デジタルの知見が不可欠な現代において、NTTデータのIT実装力を背景に持つ貴社でこそ、真のDXを実現できる」といった、競合他社との違いを明確に意識した論理展開ができているケースが目立ちます。

【クニエの志望動機】クニエの志望動機を作成する際の4つの注意点

クニエの志望動機を作成する際、熱意があるにもかかわらず、企業理解のズレやアピールのポイントを誤ることで、評価を下げてしまう就活生が少なくありません。

特にクニEは「ハンズオン」という独特の強みを持つため、そこへの理解不足は致命的です。

ここでは、クニエの選考で避けるべき4つの注意点を具体的に解説します。

「コンサルタントになりたい」理由の抽象化

「多様な業界の知見を得たい」「若いうちから成長したい」といった志望動機は、コンサルティング業界を志望する学生の誰もが口にする言葉であり、クニEでなければならない理由にはなりません。

これは「コンサルタント=成長できる環境」というイメージだけで語っており、「なぜ課題解決という仕事がしたいのか」という本質的な動機が欠けています。

これでは、困難なプロジェクトに直面した際に、すぐに心が折れてしまうのではないかと懸念されます。

自身の原体験に基づき、「なぜ自分が『課題解決』という行為そのものに魅力を感じるのか」を具体的に説明する必要があります。

「ハンズオン」への理解不足

クニエの最大の強みである「ハンズオン(伴走型)」支援を、単に「クライアントと仲が良い」といった表層的なイメージで捉えていると、志望動機の浅さを見抜かれます。

クニエの言うハンズオンとは、クライアントの現場に深く入り込み、時には泥臭い調整や、現場の抵抗とも向き合いながら、改革を「実行・定着」させるという、タフなプロセスを意味します。

したがって、「スマートに戦略を描きたい」といった憧れが強いと、クニEのカルチャーとはミスマッチと判断されます。

「実行」のフェーズにある困難さを理解した上で、それでも挑戦したいという覚悟を示すことが重要です。

NTTデータグループであることへの無関心

クニエがNTTデータグループの一員であることは、単なる資本関係以上の、戦略的な意味を持っています。

このグループシナジー(特にIT実装力)に一切言及しない志望動機は、企業研究が不足していると見なされても仕方ありません。

現代の経営課題の多くはDX(デジタルトランスフォーメーション)と不可分であり、IT抜きに変革は語れません。

「なぜNTTデータグループのコンサルファームを選ぶのか」という視点を持ち、「貴社の強みであるIT実装力を背景に、絵に描いた餅で終わらないDX支援がしたい」といった、同社の立ち位置を明確に理解したアピールが不可欠です。

「受け身」の姿勢や「教えてほしい」という態度

志望動機で「貴社の研修で学びたい」「一流のコンサルタントに育ててほしい」といった、受け身の表現を使うことは厳禁です。

企業は学校ではなく、クニEも新卒社員に対して「貢献」を期待しています。

もちろん入社後の研修は充実していますが、志望動機は「自分が会社に何を与えられるか」をアピールする場です。

「成長したい」という言葉は、あくまで「貢献した結果」として得られるものと捉えなくてはなりません。

「私の〇〇という強みを活かして、貴社のハンズオン支援に貢献したい」といった、能動的かつ主体的な姿勢を示すことが求められます。

【クニエの志望動機】インターンに参加して有利に本選考を進めよう

クニエの内定獲得を目指す上で、サマー・インターンシップ(ジョブ)への参加は非常に有効な戦略です。

多くのコンサルティングファーム同様、クニEもインターン参加者に対して、早期選考の案内や、場合によっては選考フローの一部免除といった優遇措置を設けている可能性があります。

本選考の枠が少なくなる前に、早い段階で評価を得られるチャンスを掴むことは大きなアドバンテージとなります。

また、それ以上に重要なのが、「業務理解とカルチャーフィットの確認」です。

数日間にわたり、現役コンサルタントの指導を受けながらリアルなケーススタディに取り組むことで、クニEの強みである「ハンズオン」な働き方の実態や、社員の方々の雰囲気を肌で感じることができます。

この経験は、志望動機に圧倒的な具体性と熱量を持たせるための、何物にも代えがたい材料となるでしょう。

【クニエの志望動機】クニエの志望動機例文

クニエの志望動機は、同社の「ハンズオン」スタイルや「NTTデータグループ」という強みと、自身の経験を論理的に結びつけることが鍵です。

ここでは、アピールする軸(経験、価値観、スキル)を変えた5つの例文を紹介します。

これらの構成を参考に、あなた自身の言葉で、クニEでなければならない理由を明確に示してください。

例文①:アルバイトでの業務改善(経験ベース)

私が貴社を志望する理由は、飲食店のアルバイトで培った「現場目線での課題解決力」を活かし、クライアントに伴走して改革を最後までやり遂げるコンサルタントになりたいからです。

私の勤務先では、発注ミスによる食材ロスが慢性的な課題でした。

私は、過去の発注データと日々の売上を分析し、新たな発注予測シートを独自に作成・導入することを店長に提案しました。

当初は「面倒だ」という反発もありましたが、私自身が率先して運用し、現場スタッフへの説明を粘り強く続けた結果、ロス率を3割削減できました。

この経験から、戦略立案だけでなく、現場を巻き込んで「実行・定着」させることの重要性とやりがいを学びました。

貴社の「ハンズオン」スタイルは、まさしく私が体現したい姿です。

貴社でなら、クライアントの現場に飛び込み、真の課題解決に貢献できると確信しています。

例文②:「QUNIE Way」への共感(価値観ベース)

私は、貴社の行動指針「QUNIE Way」の中でも、特に「Passion(情熱)」と「Teamwork」に強く共感し、志望いたしました。

私は大学時代、〇〇サークルのリーダーとして、発表会の成功という目標を掲げました。

しかし、メンバー間の熱意の差が大きく、チームは空中分解寸前でした。

私は、一人ひとりと面談を重ね、個々の悩みや希望を傾聴し、全員が納得できる役割分担を再設計しました。

「全員で最高の舞台を作る」という情熱を伝え続け、地道な対話を繰り返した結果、チームは結束し、発表会は過去最高の動員を記録しました。

貴社が、個の力を結集し、クライアントの成功に情熱を注ぐ「ハンズオン」の姿勢を貫いている点に、私の信念と通じるものを感じます。

私の「巻き込む力」と「情熱」を、貴社のチームの一員として発揮したいです。

例文③:情報工学の知見(スキルベース)

私は、大学で培った情報工学の知見を活かし、「絵に描いた餅」ではない、真のDX推進に貢献したいと考え、貴社を志望します。

私はゼミでデータマイニング技術を専攻し、アルゴリズムの理論研究だけでなく、その社会実装に関心を持ってきました。

多くの企業がDXの必要性を認識しながらも、現場の業務プロセスとITが乖離し、変革が進まない事例を見てきました。

貴社は、NTTデータグループという日本最強のIT実装力を背景に持ち、戦略立案からシステム導入、業務定着までを一気通貫で支援できる、数少ないファームです。

私のITに関する専門知識は、コンサルタントとしてクライアントの課題を技術的に理解し、実現可能性の高いソリューションを提案する上で必ず役立つと確信しています。

貴社の環境でこそ、私のスキルを社会実装に繋げられると考えています。

例文④:日本企業のグローバル支援(将来ビジョンベース)

私は、留学経験を通じて芽生えた「日本企業の優れた技術やサービスを、もっと世界に広めたい」という強い思いがあり、貴社のグローバル戦略に深く共感し志望しました。

貴社は「アジアを代表する真のグローバルコンサルティングファームへ」というビジョンを掲げ、NTTデータのグローバルネットワークを活用しながら、日本企業の海外進出やグローバルSCMの構築を強力に支援しています。

私は、机上の空論ではなく、現地の文化や商習慣を踏まえた「実行可能」な戦略策定と、その定着支援こそが重要だと考えています。

貴社の、クライアントの現場に寄り添う「ハンズオン」の姿勢は、国境を越えた変革を実現する上で不可欠な要素です。

私の語学力と異文化適応力を活かし、日本企業の国際競争力強化に貢献したいです。

例文⑤:実行力・泥臭さのアピール(別角度のアプローチ)

私は、コンサルタントには「スマートさ」以上に「泥臭い実行力」が不可欠だと考えており、戦略の実現までクライアントと伴走する貴社の「ハンズオン」スタイルこそが、私の強みを最も活かせる場だと確信し、志望しました。

私は学生時代、地域活性化のNPO活動に参加し、商店街のイベント企画を担当しました。

当初は斬新な企画ばかりを提案しましたが、店主の方々からは「現実が見えていない」と厳しい指摘を受けました。

そこで私は、毎日商店街に足を運び、一軒一軒の店主と対話し、掃除やビラ配りといった地道な作業を手伝うことから始めました。

信頼関係を築く中で見えてきた現場の「本音」に基づき企画を練り直し、最終的にイベントを成功させることができました。

貴社でなら、私の「現場に入り込み、信頼を得て、最後までやり遂げる力」を発揮し、クライアントの真の変革に貢献できると信じています。

【クニエの志望動機】よくある質問

ここでは、クニエの選考に関して、就活生の皆さんから特によく寄せられる質問とその回答をまとめました。

NTTデータグループ内での立ち位置や、他ファームとの違いなど、疑問に思いがちなポイントを解消し、万全の準備で選考に臨んでください。

NTTデータとの関係性や、キャリアパスの違いは?

クニエはNTTデータグループの「コンサルティング機能」を担う中核企業です。

NTTデータ本体が、大規模なシステムインテグレーション(SI)、つまり「システムを作ること」を主業務とするのに対し、クニエは「システム導入以前の、経営課題の特定・戦略立案・業務改革」という最上流工程を担います。

キャリアパスも異なり、NTTデータがITスペシャリストやプロジェクトマネージャーを目指すキャリアが中心であるのに対し、クニエは経営コンサルタントとしてのキャリアを歩みます。

ただし、両社は密接に連携しており、クニエが描いた戦略をNTTデータが実行(システム開発)することも多く、グループシナジーの源泉となっています。

コンサル未経験(文系・学部卒)でも活躍できますか?

全く問題ありません。

クニエの新卒採用は、現時点での専門知識よりも、論理的思考力、知的好奇心、そして「QUNIE Way」へのフィット感といったポテンシャルを重視しています。

入社後は、コンサルタントとしての基礎(ロジカルシンキング、資料作成、プロジェクトの進め方など)を徹底的に学ぶ、充実した新人研修プログラムが用意されています。

文系・理系や専攻を問わず、多様なバックグラウンドを持つ先輩社員が、新人研修を経て第一線で活躍しています。

研修制度の充実はNTTデータグループの強みの一つでもあり、安心して飛び込める環境が整っています。

英語力はどれくらい必要ですか?

必須ではありませんが、高い英語力があれば活躍のフィールドは格段に広がります。

クニエは「アジアを代表するグローバルファーム」を目指しており、日本企業の海外進出支援や、グローバルサプライチェーンの再構築といった、海外が絡むプロジェクトも増加しています。

また、NTTデータグループの海外拠点と連携する機会も増えています。

選考段階で流暢である必要はありませんが、英語学習への意欲や、TOEICスコアなど、ポテンシャルを示すことはプラスに働きます。

入社後も語学研修のサポート制度があり、継続的に学ぶ姿勢が重要です。

「激務」というイメージがありますが、働き方はどうですか?

コンサルティング業界全体に言えることですが、プロジェクトの納期前や、クライアントの重要な意思決定が迫る時期など、一時的に業務負荷が高まる(忙しくなる)ことはあります。

これは、クライアントの期待を超える高品質なアウトプットを追求するプロフェッショナルな仕事である以上、避けられない側面もあります。

ただし、クニEはNTTデータグループの一員として、全社的に働き方改革(リモートワークの推進、フレックスタイムの活用など)に積極的に取り組んでいます。

プロジェクト間の休暇取得(リチャージ休暇)も奨励されており、メリハリをつけて働く文化が醸成されています。

激務というイメージだけで判断せず、説明会などで社員のリアルな声を聞くことが重要です。

まとめ

株式会社クニエは、NTTデータグループという強固な基盤の上で、「ハンズオン(伴走型)」支援を強みとする、日本発のグローバルコンサルティングファームです。

その選考を突破するには、「なぜコンサルか」という問いに加え、「なぜクニEの『実行・定着』支援にこだわるのか」を、あなた自身の経験に基づいて論理的に語る必要があります。

本記事で解説した企業研究、競合比較、そして具体的なアピールポイントを参考に、あなたの情熱と実行力が伝わる、説得力のある志望動機を完成させてください。

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