インターンやES・面接での志望動機で「やりがい」について書いたことがある方は多いのではないでしょうか。
自己分析で「人の役に立ちたい」と自分で分かっても、志望動機ではどのように書けばいいのか分からない・そもそも「やりがい」を言ってもいいものなのか分からないと悩む時がくると思います。
そこでここでは、「やりがい」を志望動機にする方法を解説します。
例文も記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次[目次を全て表示する]
【やりがいを志望動機にするには】そもそもやりがいとは
まず「やりがい」とは何なのかを考えてみましょう。
「やりがい」は抽象的な表現であるので、人によって抱くイメージが違います。
ここでは、志望動機の作成に役立てるような、よくあるやりがいの具体例を3つご紹介します。
・人の役に立てる
・成長を感じられる
・仕事に合った収入を得られる
人の役に立てる
まずは「人の役に立てる」ことです。特に社内や社外の人から頼られたり、感謝されたりすることで、自分が役に立っているという実感を得られると思うことが多いのではないでしょうか。
「人の役に立てる」こと自体は良いことですが、志望動機にどのように繋がってくるのか・人の役に立てるのがなぜいいと思ったのか・きっかけ・役に立って結果どうだったのか、を詳しく書くことをおすすめします。
「人の役に立てる」ということを志望動機にする就活生は多いです。
具体性を持ち、他の就活生と差をつけましょう。
成長を感じられる
次に「成長を感じられる」です。
これは何かを達成したり、評価してもらった時に、自分自身の成長を感じられる時に感じることが多いと思います。
成長意欲が高い人の場合、成長を感じるとともに、更なる目標に向けて努力することができるでしょう。
この場合もなぜ成長を感じられたのか・どのようなことがあって自分自身成長できたのか・成長を感じてどのような行動をとったのか・思ったのか・この成長を受けた企業にどのように活かせるのかまで考えられると良いです。
仕事に合った収入を得られる
最後は「仕事に合った収入を得られる」ということです。
自分の努力が収入に反映されたとき、やりがいを感じるという人も多いでしょう。
しかし注意点として、志望動機として書く場合「高い収入を得られること」だけを目的とするのは不適切なので気を付けましょう。
給料やお金目的を前面に出すわけではなく、収入を得てどうしたいのか・なぜ多くの収入を得たいのかの具体的な内容を述べましょう。
仕事に合った収入を得られるということは給料の良い企業にも共通してきます。
給料だけが目的ではないことを述べたうえで、面接時に深掘りされた際に、きちんと目的目当てのために答えられるように準備しましょう。
【やりがいを志望動機にするには】やりがいを書くときの3つの手順
「そもそもやりがいとは何か」について学んできました。
それをふまえたうえで、やりがいを志望動機として作成する際、どのような手順で書けば良いのかを解説します。
ただ単に「〇〇にやりがいを持ちました。」だけでは内容が薄すぎます。
具体性やエピソードをふまえ、他の就活生と差をつけられるように1つ1つ見ていきましょう。
①自己分析をする
②企業研究をする
③やりがいを感じる点を生琉する
①自己分析をする
まずは自己分析です。やりがいを志望動機にするために、必要不可欠なのが自己分析です。
過去の出来事を振り返って、自分がどのようなときにやりがいを感じるのかを分析しましょう 。
たとえば、部活動・アルバイト・サークル・大学生活などでさまざまな場面でやりがいを感じる部分があると思います。
先輩・後輩・お客様のために役に立てたこと・何もできなかったのに自分自身で成長環境を作り成長に導くことができたなどとやりがいを感じられる瞬間はたくさんあります。
先ほども述べたように具体性を深めるために、自分自身で深掘りしていきましょう。
なぜ・どのようにが重要です。
自己分析のやり方がわからないという人は、以下の記事を参考にしてみてください。
②企業研究をする
次に、志望する企業の企業研究を行うことです。企業の業務内容を知るだけでなく、①で自己分析をした後、受ける企業の業務を通して、どのようなやりがいを感じられるのかを知ることが重要になります。
企業のホームページや、就活サイトの口コミなど、受ける企業のやりがいはなにかを確認しましょう。
OBOG訪問をして実際に働いている方々のやりがいはなにか聞いてみるのも良いと思います。
自分と企業の間のギャップがおきないためにもおすすめです。
③やりがいを感じる点を整理する
自己分析と企業研究を一通り行ったら、自分がやりがいを感じる点と、志望企業で得られるやりがいを整理しましょう。
志望動機で採用担当者へ熱意を伝えるためには、自分と企業のやりがいがマッチしていることを言語化する必要があります。
②同様、OBOG訪問で聞いてみるのも効果的で良いでしょう。
また、会社説明会の質疑応答や面接時の逆質問で聞いてみるのもおすすめです。
ネットの情報ではないことが実際働いている人から聞け、企業とのミスマッチを防げます。
【やりがいを志望動機にするには】やりがいを書くときの注意点
書く時の手順について理解いただけたでしょうか。
やりがいは志望動機で書きやすい表現であるため、よく使われがちですが、書く時には注意すべきポイントがあります。
ここでは注意点を2つご紹介します。
・やりがいという言葉は漠然としている
・やりがいは誰もが求めて当たり前
やりがいという言葉は漠然としている
やりがいという言葉だけでは、かなり漠然としています。
ただ単に「やりがいを求めて」という志望動機を書いても、採用担当者は具体的に想像しにくいです。
採用担当者に分かりやすいように書きましょう。何度も述べますが、自分にとってのやりがい・企業に入ってどのようにして発揮できるのか・なぜ・どうしてを具体的にしましょう。
やりがいは誰もが求めて当たり前
誰だって仕事にはやりがいを求めるものです。志望動機としてやりがいを書くなら、他の就活生と差別化する必要があります。
先ほども述べたように、どこにやりがいを感じるのか・自分が求めるやりがいがあると企業にとってどんなメリットがあるのかなどを書けると採用担当者に伝わりやすいです。
【やりがいを志望動機にするには】やりがいを書くときのポイント
上記の内容の手順と注意点をふまえたうえで次は書く時のポイントを紹介します。
・やりがいを具体的に定義する
・企業のどこにやりがいを感じるかを伝える
やりがいを具体的に定義する
まずはやりがいを具体的に定義することです。
志望動機でやりがいについて書く際は、自分にとってのやりがいを具体的に示すことが重要です。
定義付けられるようにやりがいにおける自分軸を考えましょう。
そしてどんな時にやりがいを感じるのかを考えましょう。
企業のどこにやりがいを感じるかを伝える
志望企業ならではのやりがいを示すことで、自分の熱意を伝えることができます。
企業のHPだけでなく、企業説明会やOB・OG訪問などを活用し、企業理解を深めましょう。
【やりがいを志望動機にするには】志望動機の構成
志望動機を書く際には構成が1番大切になってきます。
構成に必要なのは、「結論」「根拠」「どう貢献できるか」です。
今までの手順や注意点・ポイントを頭に入れた状態で読み進めていきましょう。
結論
志望動機を書く際は、最初に結論から書くことが大切です。
最初に結論を述べることで、伝えたいことを読み手・聞き手にしっかりと伝えられます。
「私が志望する理由は〇〇です」から書き始めましょう。
根拠
結論の次に根拠を示しましょう。
今までの経験・アルバイト・部活動・ゼミ・ボランティアなどを絡めることで、自身が働く際にやりがいを大切にしているという価値観を示せると思います。
この後の項目の「どのように貢献できるか」の部分まで具体的に書きましょう。
具体的な数値・目標を加えると効果的です。
どう貢献できるか
最後に、自身が志望企業にどう貢献できるかを示すことです。
これにより、採用担当者に「この就活生は自分をきちんと客観視し、強みを把握している」と思ってもらうことができます。
ここがないと「ただ根拠は説明してもらったけど、結局その力って会社に入ってどう貢献してくれるのか分からない」と思われてしまいます。
せっかく良い内容を話していても最後のどう貢献できるかへ繋げられないと意味がありませんしもったいないです。
根拠をどのように活かし、貢献できるのかを今一度見直してみてください。
【やりがいを志望動機にするには】やりがいを志望動機にした例文
やりがいとは・書く時のポイント・構成を述べてきましたが、なんとなくでも分かってきたところでしょうか。
次は、主にやりがいとして挙げられる「人の役に立ちたい」「成長したい」という2つのテーマについての例文を2つ紹介します。
あくまで例文なので参考程度に確認していきましょう。
①人の役に立ちたい
②成長したい
例文①人の役に立ちたい
志望理由:お客様の役に立つことで自分も役に立てる環境だと考えたため
背景:飲食店のアルバイトでホールスタッフとして貢献した
【例文】
これはアルバイトをしていた〇〇(有名であれば店名)でアルバイトしていた経験から思いました。そこでは主にホールスタッフとして働いていました。接客業ということもあり、常にお客様のことを考え、最善を尽くしてきました。そうしているうちに店舗売上を3.9%伸ばすことが出来ました。お客様のために動いていましたが、それが結果としてお店の売上にも貢献でき、やりがいを感じました。
以上の経験から、御社に入社してもお客様に最善を尽くせるように主体的に行動し、売上に貢献していきたいと考えました。
例文②成長したい
志望理由:主体的に行動でき、自身が成長できる環境だと考えたため
背景:サークルの部長を務め、リーダーシップを培ってきた
【例文】
なぜこのように考えたかというと私の過去の経験からです。私は大学のイベントサークルの部長を務めていました。役割として主に部員をまとめることです。イベントに向けて誰がどの役割を担うのか・進行をどのように進めていくのかなどを考え、部員と協力して活動をしていました。そのような活動を続けているうちに、「イベント成功のため」「イベントで相手の方々へ思いを届けたい」だけしか思っていなかったのが、「みんなのため」ということもプラスで思うことも増えました。挫折した経験もありましたが、「誰かのため」ということに主体的に動いたおかげで自分自身が成長できる環境を作ることが出来ました。
以上のことから、入社しても自分自身で成長できる環境を作り、自分の強みのリーダーシップ性を発揮できる環境があると考え、御社を志望します。
【やりがいを志望動機にするには】志望動機に困ったらエージェントを利用しよう
志望動機に困ったら、1人で悩まず就活エージェントに相談してみるのも1つの手段です。
誤字脱字や内容の濃さや具体性などのアドバイスやプロから見た視点でのアドバイスがもらえます。
おすすめはジョブコミット
上位記事には構成やポイントについても記載があるので確認だけでもしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
「やりがい」を志望動機にする際のポイントや注意点・構成について記載してきました。
まだまだ足りないなと感じたら、上記の内容を1つ1つ確認してみてください。
「これってどうなんだろう」と少しでも不安に思ったら前述通り、就活エージェントに頼ってみるのも1つの手段です。
就職活動であなたの良さを発揮できるように応援しています!