目次[目次を全て表示する]
はじめに
就活生という学生の立場であったとしても、面接というフォーマルな場面では自分の発言や行動に注意する必要があります。
この記事ではNGワードや気を付けるべき態度について解説します。
自分にとっては悪気はなくても、ビジネスの場では印象が悪くなる場合もあります。
面接練習を行う段階から自分の言動が適切かどうか注意しましょう。
インターン面接でのNGワード
普段の生活では問題のない発言でも、面接という自分をアピールしたり、社会人としての素質を判断されたりする場においてはマイナスな印象になる発言もあります。
そして、それは本番になって突然変えることができるわけではありません。
練習は日頃の会話から気を付けることで、少しずつ改善することができます。
以下のようなNGワードを発していないか気を付けましょう。
否定的でネガティブな発言・悪口
面接の場において、過去の所属組織や他者に対する否定的な意見、あるいは物事を後ろ向きに捉える発言は、自身の評価を著しく下げる要因となります。
特に営業職のように顧客と直接信頼関係を築く仕事では、不用意な悪口やネガティブな言動は企業の信用失墜に繋がる重大なリスクと見なされます。
たとえ過去に不本意な経験があったとしても、それを不平不満として語るのではなく、そこから何を学び、どのように前向きな行動へ転換したかという建設的な視点で伝えることが重要です。
常に物事のポジティブな側面を見出し、改善に向けて思考を巡らせる姿勢を示すことで、困難な状況下でも周囲と良好な関係を保ちながら成果を出せる人物であると印象づけられます。
若者言葉
日常的に使い慣れている若者言葉や崩れた表現は、面接の場では社会人としての基本的なマナーが欠如していると判断される大きな原因になります。
非常に、といった言葉の代わりに、めっちゃ、や、まじで、といった表現を使ったり、驚きや困難をすべて、やばい、という一言で片付けたりすることは、語彙力の乏しさとTPOへの配慮のなさを露呈してしまいます。
自分では丁寧なつもりでも、語尾が伸びていたり、友達と話すような軽い口調が混ざったりしていないか、日頃から自身の話し方を客観的に見直しておく必要があります。
正しい敬語と適切な語彙を使いこなすことは、相手に対する敬意の表れであり、組織の代表として外部と接することができる信頼性の証明となります。
受け身の発言
やりたい仕事が特にないという無関心な態度や、企業に成長させてもらいたいという依存的な発言は、プロフェッショナルとしての自覚が足りないという印象を与えます。
企業は教育機関ではなく、自ら考えて動くことで組織に貢献できる人材を求めています。
そのため、学びの機会をただ待つのではなく、自らの目標達成のためにどのように環境を活用し、どのような価値を企業に提供したいのかという能動的な視点が不可欠です。
自分の成長を他力本願にするのではなく、自ら課題を見つけて解決に挑む強い意志を言葉に乗せることで、インターンシップ期間中も意欲的に吸収し、周囲に良い影響を与える存在であると期待されるようになります。
自己中心的な発言
自分の希望や権利、条件ばかりを一方的に主張する自己中心的な発言は、組織における協調性が欠けているという重大な懸念を抱かせます。
ビジネスの現場は多様な価値観を持つ人々との共同作業で成り立っているため、自分の意見を通そうとするあまり、周囲の状況や他者の立場を顧みない態度は敬遠されます。
自分の考えを伝える際も、それがチーム全体にどのような利益をもたらすのか、あるいは他者の意見をどう尊重しつつ調整を図るのかという視点を忘れてはなりません。
個人の成果だけでなく、全体の調和を考えながら最適な解を模索できる柔軟な姿勢を示すことが、チームで働く適性があることを証明するための重要な鍵となります。
協調性のなさを感じさせる発言
仕事は自分のペースだけで進めたいといった、個人主義を過度に強調する発言は、集団での業務遂行に支障をきたすと判断されるリスクがあります。
どのような職種であっても、前後の工程には必ず他者が関わっており、互いに連携し合うことで初めて大きな成果を生み出すことができます。
自分一人で完結させようとするのではなく、周囲と適切なコミュニケーションを取り、時には周囲を助け、時には助けを借りながら目標へ向かう姿勢こそが、組織で働く上で不可欠な要素です。
個人の能力を発揮しつつも、組織全体のパフォーマンスを最大化するために協力を惜しまないという考えを明確に示すことで、どのような職場環境にもスムーズに馴染める人物であると評価されます。
自分を卑下する発言
自分にできるとは思わない、自信がない、といった自分を不当に卑下する発言は、一見謙虚に見えますが、採用側にとっては責任感の欠如や実行力の不安として映ります。
過度な自己卑下は、任された仕事をやり遂げる覚悟がないと宣言しているのと同じであり、企業が安心して業務を任せられる根拠を失わせることになります。
たとえ未経験の分野であっても、今の自分にできることは何かを前向きに捉え、不足している部分は努力で補うという意欲的な姿勢を見せることが大切です。
自分の可能性を自分自身が信じる態度は、面接官に安心感を与え、困難に直面しても逃げずに立ち向かえる強さを持っているという信頼へと繋がります。
熱意が感じられない発言
志望動機が特になかったり、とりあえず参加してみようといった熱意の乏しい発言は、貴重な機会を無駄にしかねない候補者であると見なされます。
インターンシップの枠は限られており、企業側も多大なリソースを割いて準備をしているため、明確な目的意識やその企業に対する強い興味関心を持っていない学生を受け入れるメリットはありません。
なぜ他の企業ではなくその会社なのか、その会社のどこに魅力を感じ、何に貢献したいのかという点を自分の言葉で具体的に語る必要があります。
心の底から湧き出るような真摯な熱意は、多少の技術不足を補って余りある評価対象となり、面接官の心を動かす最大の原動力となります。
ESと異なる発言
エントリーシートに記載した内容と面接での発言が大きく食い違うことは、自分を偽っている、あるいは自己分析が不十分であるという疑念を抱かせ、信頼関係を根底から崩してしまいます。
面接官は事前に提出された書類を読み込み、そこから深掘りすべきポイントを整理して面接に臨んでいます。
そのため、面接の前には必ず自分がどのような経験を書き、何を強みとしてアピールしていたのかを再確認し、発言の軸をぶらさないことが重要です。
書類の内容を基盤としつつ、面接の場ではさらに具体的なエピソードや当時の感情を肉付けして語ることで、情報の深みと一貫性が生まれ、あなたの言葉に揺るぎない説得力が宿るようになります。
インターン面接でのNG口ぐせ
日頃の会話の中では自分の口ぐせを気にすることはあまりないかもしれませんが、面接においては理路整然と話す上で、口ぐせをはさみすぎると、考えが整理できていないと思われるかもしれません。
以下で解説するような口ぐせが出ていないか、面接練習中の自分の動画を撮るなどして、客観的に分析してみましょう。
「あっ」「あのー」「えっと」
話の冒頭や合間に、あっ、あのー、えっと、といった言葉を頻繁に挟んでしまうと、自信のなさや準備不足を露呈するだけでなく、聞き手に対して要領を得ないという印象を強く与えます。
これらの言葉は無意識のうちに思考の空白を埋めるために発せられがちですが、多用されると会話のリズムが損なわれ、本来伝えるべき内容の重要性が薄れてしまいます。
言葉に詰まった際は、焦って無意味な音を発するのではなく、一瞬の沈黙を恐れずに思考を整えてから、はっきりとした言葉で話し始める勇気を持つことが大切です。
落ち着いて論理的に言葉を紡ぐ姿勢は、知的な印象とともに、プレッシャーのかかる場面でも冷静に対処できるコミュニケーション能力の高さとして評価されます。
「うん」
面接官の話に対して、うん、や、うんうん、といった相槌を打つことは、たとえ親近感の表れであったとしても、ビジネスの場では非常に幼く礼儀を欠いた振る舞いと見なされます。
こうした相槌は友人同士の会話では許容されますが、選考の場においては相手を軽んじているような、あるいは上から目線で同意しているような不遜な響きを伴うリスクがあります。
目上の相手との対話においては、はい、という短く明瞭な肯定の言葉を使い、適切なタイミングで深く頷くことで、相手の話を真摯に傾聴している姿勢を示すべきです。
品位ある適切な反応を心がけることで、組織の上下関係やマナーを正しく理解し、周囲と適切な距離感で協調できる成熟した人間性を証明できます。
「たしかに」「なるほど」
会話の中で、たしかに、や、なるほど、といった言葉を相槌として使ってしまう学生は少なくありませんが、これらは本来、相手の発言を評価・判定する際に用いられる言葉であり、目上の人に対して使うのは極めて失礼にあたります。
面接官の意見に対してこうした言葉を返すと、まるで自分が相手を査定しているかのような傲慢な印象を与え、良好な関係構築を妨げる要因となります。
相手の意見に共感や理解を示したい場合には、おっしゃる通りです、や、勉強になります、といった謙虚な表現を選ぶのが正解です。
言葉の持つ本来のニュアンスを正しく理解し、相手を敬う気持ちを正確に言語化できる能力は、社会人として信頼を得るための第一歩であり、面接全体の評価を大きく左右します。
「っす」
語尾が、っす、という中途半端な形になってしまう口癖は、丁寧さに欠けるだけでなく、学生気分が抜けていない未熟な印象を面接官に強く残します。
これは体育会系の部活動や親しい先輩後輩の間で使われる独特の距離感に基づいた言葉ですが、公式な選考の場においては、です、ます、という基本の敬語を最後まで正しく言い切ることが求められます。
語尾が崩れると、どれほど立派な経験を語っていても、その信憑性や誠実さが損なわれ、仕事に対する責任感まで疑われかねません。
一文を最後まで丁寧に発音し、語尾を力強く締めることで、自身の発言に対する責任と自信が伝わります。
細かな語尾の扱いにまで神経を研ぎ澄ます姿勢が、プロフェッショナルとしての自覚を面接官に印象づけます。
インターン面接でのNG行動
面接では、発言だけでなく行動にも気を付ける必要があります。
面接のように緊張する場面では、思わず自分の普段のしぐさや行動の癖が出てしまうかもしれません。
そのため、面接練習や日頃の生活から注意するようにしましょう。
ここでは、面接では避けるべきNG行動について具体的に解説します。
棒読みや早口
面接官からの質問に対し、感情の起伏がない棒読みや、捲し立てるような早口で回答してしまうと、用意してきた文章をただ機械的に再生しているだけという印象を強く与えてしまいます。
こうした話し方は、たとえ内容が優れていても、あなた自身の本当の熱意や人間味を相手に届けることを妨げ、コミュニケーション能力に疑問を抱かせる原因となります。
大切なのは、相手の反応を伺いながら、重要な部分では声を強めたり適度な間を置いたりして、生きた言葉として伝える工夫をすることです。
一語一語をはっきりと発音し、自分の言葉に責任を持って語りかける姿勢を見せることで、説得力が増し、面接官との間に深い相互理解を築くことが可能になります。
つい出る自分の癖
面接という極度の緊張状態においては、貧乏ゆすりや髪の毛を触る、顔を頻繁に触れるといった日頃の無意識な癖が露呈しやすくなります。
自分では気づかないうちに繰り返されるこれらの動作は、面接官の視線をそらし、あなたの話に集中することを妨げるだけでなく、落ち着きがない、あるいはストレス耐性が低いといったネガティブな判断を招く恐れがあります。
正しい姿勢を維持し、手元や足元を静止させることは、自分を律する力があることを示す無言のアピールになります。
日頃から自身の立ち居振る舞いを客観的に見直し、緊張する場面ほど意識的に動作を止める訓練を積んでおくことで、信頼感のある堂々とした人物像を印象づけることができます。
インターン面接でのNG逆質問
面接では最後に逆質問がないか尋ねられることがあります。
この逆質問では、その企業のことをどれくらい理解しており、どれくらい志望度が高いのかを見ています。
そのため、何も質問をしなかったり、調べれば簡単にわかるような質問をしたりしないように注意が必要です。
以下では、どのような逆質問が不適切なのか解説します。
企業サイトに記載してある内容
企業のホームページや採用サイトを閲覧すれば即座に解決するような、事業内容や拠点数、経営理念といった基本情報について質問することは、事前の企業研究を怠っていることを露呈する行為となります。
面接官は、自社に強い関心を持ち、公開情報を踏まえた上でさらに深い洞察を得ようとする学生の姿勢を期待しています。
調べればわかることをあえて尋ねるのは、相手の貴重な時間を奪うだけでなく、情報収集能力や熱意の欠如としてネガティブに評価されるリスクが非常に高いです。
逆質問の場では、サイトに記載されている事実を起点としつつ、そこから一歩踏み込んで、実際の業務での工夫や社員が大切にしている価値観など、現場の生きた声を求める問いを立てるように心がけましょう。
無意味な内容
逆質問は自分自身をアピールするための貴重な選考プロセスの一部であり、単にインターンシップに対する個人の不安や事務的な疑問を解消するためだけの場ではありません。
例えば、自分に務まるか不安であるといった自信のなさを露呈する内容や、参加のメリットばかりを問うような姿勢は、主体性に欠けると判断される恐れがあります。
企業側が求めているのは、与えられた環境を最大限に活用して組織に貢献しようとする意欲的な姿勢です。
そのため、自身の懸念を解消するのではなく、事前に準備したスキルをどう活かせるか、あるいはどのような成果が期待されているのかといった、前向きで貢献意欲が伝わる内容を選ぶべきです。
目的意識の低い質問は、成長の機会を逃すことにも繋がります。
質問はありません
面接の終盤に逆質問の機会を与えられた際、質問はありませんと答えてしまうのは、その企業に対する興味が薄いと宣言しているのと等しく、合格から遠ざかる極めて危険な行動です。
質問がないという態度は、事前準備の不足や思考の浅さを露呈するだけでなく、入社後の主体的な動きが期待できないという印象を強く残してしまいます。
たとえ面接の中ですべての疑問が解消されたと感じたとしても、さらに理解を深めようとする姿勢を見せることがマナーです。
あらかじめ多様な観点から3個から5個程度の質問をリストアップしておき、会話の流れに合わせて最適な問いを投げかけられるように準備しましょう。
質の高い質問を用意し実行することは、あなたの志望度の高さを証明する最後の武器となります。
給与や待遇に関する逆質問
給与や休暇、福利厚生といった待遇面に関する質問を詳細に重ねることは、仕事そのものへの興味よりも労働条件を優先しているという利己的な印象を面接官に与えかねません。
インターンシップは実務経験を通じて自身の適性や企業の魅力を知るための場であり、待遇に終始する姿勢はプロフェッショナルとしての成長意欲が低いと見なされる要因となります。
特に選考の初期段階やインターン面接において、条件面を細かく問い詰めるのは、組織の調和や貢献よりも自己の利益を優先する人物であるという懸念を抱かせます。
どうしても確認が必要な場合は、まずは業務内容や得られる経験について深く掘り下げた上で、最後にごく簡潔に触れる程度に留め、仕事への情熱が主軸であることを明確に示しましょう。
インターンの面接官側にもNGワードがある!
面接におけるNGワードは就活生側にだけあるわけではありません。
面接官側にも、質問するべきでない内容があります。
面接は就活生が企業とマッチするかどうか判断するための機会でもあります。
志望する企業の面接官が、以下のようなNG質問をしてこないかどうかも、自分にとって最適な企業か判断する基準になるでしょう。
出身・居住地に関すること
面接の場において、応募者の出身地や現在の居住地、さらには親族の出身地を詳細に尋ねることは、個人の適性や能力に関係のない事項による差別に繋がる恐れがあるため不適切とされています。
本来、採用選考は本人の努力や資質のみに基づいて行われるべきであり、生まれ育った環境や住所という本人の力では選べない要素を合否の判断材料にすることは公平性を著しく欠く行為です。
たとえ面接官に悪意がなく、場を和ませるための世間話のつもりであったとしても、特定地域に対する偏見や予断を招くリスクがあるため、厳に慎まなければなりません。
企業側には、応募者のプライバシーを尊重し、業務遂行能力に焦点を当てた公正な選考を行う高い倫理観が求められています。
家族に関すること
家族の職業や共働きの有無、家族構成といった家庭環境に関する質問も、インターンシップの選考においては控えるべき事項の一つです。
家族がどのような仕事をしているか、あるいはどのような家庭状況にあるかは、応募者自身の仕事に対する意欲や能力を左右するものではありません。
こうしたプライベートな領域に踏み込む質問は、家庭状況によって応募者を類型化し、不当な評価を下す要因となる危険性を孕んでいます。
企業は、家族が誰であるかではなく、応募者という一人の人間が何を考え、どのような行動をとってきたのかを深く知ることに注力すべきです。
健全な選考プロセスを維持するためには、個人の家庭事情を切り離し、個人の自律的なキャリア形成を支援する姿勢を保つことが重要です。
思想や宗教に関すること
個人の自由が保障されるべき思想、信条、支持政党、あるいは信仰する宗教に関する質問は、面接において最も厳しく制限されるべき内容です。
これらは基本的人権に深く関わる極めてデリケートな情報であり、個人の内面的な自由を侵害するだけでなく、採用における深刻な差別を助長する恐れがあります。
どのような思想を持ち、どの宗教を信じているかは、職務の適格性とは一切無関係な事柄であり、選考の場に持ち込むべきではありません。
もし面接官からこうした話題を振られたとしても、本来は回答を拒否する権利が守られるべき分野です。
公正な採用選考を徹底するためには、思想や信条によって人を評価しないという原則を、企業側が確固たる意志として守り抜く必要があります。
おわりに
インターンの面接と言えど、本選考の時と同じような緊張感で臨むことが大切です。
そして、フォーマルな場であることを踏まえて、自分の言動が適切かどうか意識する必要があります。
面接ではNGな発言や行動と捉えられるような癖が自分にはないか、面接練習の段階から意識しましょう。
客観的に自分の言動を見ることによって、改善すべき癖が見つかるかもしれません。
すべてを取り繕う必要はありませんが、社会人として認められるような言動を意識しましょう。