【面接対策】就活面接での自己紹介について詳しく解説!

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はじめに

就職活動では、企業と応募者との間で、相互理解や意思確認のための面接が設けられます。

就活では避けられない面接ですが、自分のことをうまくアピールできない方や恥ずかしいと感じてしまう方の中には、強い苦手意識をもっている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、自己紹介のやり方・内容・注意点についてくわしく解説します。

自己紹介について

自己紹介とは、はじめて会う方に対して、自分自身のことについて簡単に述べることをいいます。

学生であれば、新学期・ゼミ・サークルなど、新しく始める活動の前に簡単な自己紹介をした経験があるでしょう。

社会人になると、入社早々に社内で自己紹介をする機会があり、異動や転職などを経てたくさんの自己紹介を経験します。

社会人の場合、これから一緒に働く方に対して好印象をもってもらうために、話し方や内容を工夫しなければなりません。

就職面接での自己紹介とは、そうした社会人としての自己紹介が求められる最初の機会になります。

自分がいかに優秀な人材であるかをアピールする入口となるため、その内容や話し方から自分を知ってもらうことが大切です。

そのために自己紹介でやるべきこと・注意すべきことをチェックすれば、自信をもって面接に臨めるでしょう。

自己紹介と自己PRは違う?

就職面接で聞かれやすい項目に、自己紹介・志望動機・自己PRといったものがあげられます。

これらの質問に対してスムーズに返答しなければなりませんが、自己紹介と自己PRの内容が重複してしまうと悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

この2つの違いを簡単に説明すると、自己紹介は基本事項を短時間で述べるもので、自己PRは具体的なアピールポイントを少し長めに話すものです。

その目的も異なり、自己紹介では性格を判断され、自己PRでは人材としての魅力を判断されることが多いでしょう。

自己紹介は30秒以内を目安に、自分のプロフィールなど重要なポイントを押さえて話さなければなりません。

一方の自己PRは、3分以内を目安に具体的なエピソードや数字を盛り込みながら、経験やスキルをアピールすることになります。

自己紹介はどんなことを言うのか?

自己紹介は簡単にしなければなりません。

しかし、押さえるべきポイントを押さえなければ、面接で最初の導入として面接官の興味をひくことはできません。

そのため、その内容をしっかり練って、テンポ良く話すことが大切です。

ここからは、話す内容となる「プロフィール」「学生時代に頑張ったこと」「あいさつ」それぞれについて、くわしく見てみましょう。

プロフィール

自己紹介の最初には、自分の基本情報としてプロフィールを述べます。

ここでは、自分のフルネーム・学校名・学部名・学科名・学年といったものを話してください。

基本的な内容であるため、あまり不安を覚えるポイントはありませんが、面接のプレッシャーでうまく話し始められないケースもあるでしょう。

最初の一声は落ち着いて、ゆっくりと聞き取りやすさに注意して話し始めてください。

自己紹介は、あくまでもあなたの人となりを見るポイントなので、緊張しすぎる必要はありません。

学生時代にしてきたこと

本来、自己紹介はプロフィールだけでも構いませんが、簡単にアピールポイントも付け加えるのがおすすめです。

ここでは、学生時代に頑張ってきたことの中から、自分を特徴づけるものについて、簡単に取り上げましょう。

具体的には、研究内容・部活などの中から、もっともアピールできるものを1つだけ選んでみてください。

内容をいくつも列挙したり、くわしく話しすぎたりすると、自己紹介として適切な時間をオーバーしてしまうだけでなく自己紹介のあとに聞かれる内容と重複してしまいます。

そのため、ポイントを絞って簡潔に済ませましょう。

あいさつの言葉

自分のプロフィールと簡単なアピールを済ませたら、最後にはあいさつで締めます。

あいさつで話すべき内容は、面接の機会を与えていただいたことに対するお礼とするのが良いでしょう。

就活面接の際は、冒頭にあいさつするのではなく、末尾で面接に対する意気込みとともに述べるのが一般的です。

お礼の気持ちと意気込みのあらわれとして、頭を下げてお辞儀するとより好印象となります。

言葉を発しながら頭を下げないように気をつけて、言葉を発し切ったあとに頭を下げてください。

意識するべきこと

自己紹介はあなたの性格や人となりを見るためのものです。

したがって、表情・声の大きさ・視線・言葉づかいなど印象を与える部分には、くれぐれも注意してください。

話す内容がきちんとしていても、こうした表現の印象が悪ければ、あなた自身に対する全体的な評価が下がってしまいます。

面接の導入となる自己紹介で悪い印象を与えてしまうと、その後の自己PRや質疑応答も、興味をもって聞いてもらえなくなるおそれもあるでしょう。

表情・声の大きさ・視線

自己紹介では、口の両端の口角を上げるように意識して、明るい表情を見せてください。

笑顔を作れば、コミュニケーション能力の高さや親しみやすさをアピールできるだけでなく、声のトーンも明るくなります。

声のボリュームは、面接官が聞き取りやすいよう、大き目にすると良いでしょう。

緊張して声が小さくならないように、口を大きく開けるように意識してみてください。

また、背筋を伸ばして、視線はまっすぐに面接官を見ます。

面接官が複数いる場合は、1文ずつ順番に目を合わせながら話すと好印象でしょう。

本番では、緊張して理想的な表情や声の大きさは出しにくいものです。

鏡の前で練習してから動画に撮ってチェックするなど、自信がつくまで繰り返し練習してみてください。

コロナ禍では、マスクをしたまま面接する機会が多くなるため、視線や声のトーンがより重要になると考えられます。

言葉づかい

自己紹介はもちろん、面接では一貫して丁寧な言葉づかいを心がけてください。

友達や家族と接するときのようなくだけた言葉づかいを慎むだけでなく、社会人として適切な敬語・丁寧語を使わなくてはなりません。

自分をあらわす1人称は、「わたくし」とするのが良いでしょう。

また、文章の末尾は、「です・ます」で整えます。

緊張して言葉に詰まったり内容を思い出そうとしたりすると、「ええと」「あのー」といったノイズが出てしまいがちです。

しかし、1つの文章を短く切るようにすれば話しやすくなるでしょう。

さらに、応募先企業を言い表す際は「御社」で統一してください。

コンパクトに話す

自己紹介では、内容をコンパクトにまとめることも大切です。

就活面接の自己紹介に与えられた時間は、30~40秒が一般的で、長くても1分程度でしょう。

この時間を文字数にすると、200文字程度です。

これを参考に、プロフィール・学生時代に頑張ったこと・あいさつや意気込みを考えてみましょう。

内容を盛り込みすぎて早口になると、面接官に内容が伝わりません。

適正なボリュームとスピードを意識して、コンパクトでありながらも魅力ある内容を考えましょう。

自己紹介の例文

面接官から、「簡単に自己紹介をお願いします」と求められたら、以下の例文のように話しましょう。

「はじめまして、〇〇大学〇〇学部〇〇学科4年生の〇〇〇〇と申します。

大学では英文学を専攻しており、英語サークルや留学生との交流ボランティア活動を通して、生きた英語について学びました。

英語が活かせるグローバル企業として事業を拡大している御社に魅力を感じ、今回志望いたしました。

本日は、面接の機会をいただきありがとうございます。

どうぞよろしくお願いいたします。」

もし「お名前と学校名をお願いします」と言われたら、最初のプロフィールとあいさつだけに留めておきましょう。

また、「30秒で」「1分で」などと時間を指定されるケースもあるため、無理なく削除・追加可能なポイントを1~2個ストックしておくのもおすすめです。

自己紹介の際の注意点

あなたの人となりを判断するための自己紹介では、あまり内容にこだわる必要も、緊張しすぎる必要もありません。

しかし、失礼な態度や常識から外れた対応をしてしまうと、それだけでマイナスポイントとなってしまいます。

そのため、社会人としてふさわしい内容・言葉づかい・先方の都合に配慮した時間配分などに注意してください。

ここからは、自己紹介で特に注意したい「くだけすぎた言葉」「ネガティブな発言」「長い時間」「早口」といった部分について、くわしく見てみましょう。

くだけすぎている

明るさや親しみやすさを表現しようとすると、つい、くだけた表現になってしまうことがあります。

「僕は」「わたしは」といった1人称は避けて、「わたくし」とするのがおすすめです。

また、語尾は「でー」「ですねー」など伸ばさず、はきはきと話すように心がけてみましょう。

さらに、「~で、~で」など文章を長く続けてしまうと、話の全体が把握しにくくなるため、1つの文章を短くするのも大切です。

自己紹介の前後に言葉を投げかけられた際には「わかりました」「了解しました」は使わずに、「かしこまりました」と返してください。

つい口にしてしまう「すみません」も避けて、「恐れ入ります」「申し訳ありません」などを使いましょう。

面接の際には、思いもよらない質問を投げかけられることも珍しくありません。

どのような状況でも、正しい言葉づかいができるようにしておきましょう。

ネガティブな発言

就活の自己紹介を苦手とする方の中には、自分で自分を良く見せられない方も多いことでしょう。

しかし、不安や迷いをもったまま話してしまうと、「~できない」「~し難い」といったネガティブな表現が出てきてしまいます。

また、自信のなさをカバーするために言い訳ととられるフレーズが出てきてしまうのも、良くないでしょう。

「あんまり」「どちらかというと」などの、ためらいが見え隠れする表現も、就活の面接ではマイナスになります。

自己紹介は、面接のスタートとなる大切なポイントです。

就職後に活躍する姿を思い描きながら、あなたの人となりと今までの経験に自信をもって話してみてください。

自分の良い面とポジティブな表現で、面接官に人材としての自分の魅力を伝えましょう。

時間が長い

自己紹介は、3分ほど時間が与えられる自己PRと違って、内容を簡潔にまとめなくてはなりません。

あれもこれもアピールしようと焦ってしまうと、たくさんの内容を話しすぎて、時間が長くなってしまうでしょう。

しかし、応募先企業は限られた時間でたくさんの学生の面接をこなすため、1人にかける時間は決まっていることがほとんどです。

そのため、自己紹介に何分も時間を使ってしまうと、肝心のその後の自己PRや質疑応答が短時間で打ち切られてしまうおそれがあります。

最初の自己紹介で伝える内容は抑え気味にして、最低限の事柄だけを簡潔に伝えることを徹底しましょう。

無駄な「えー」や空白が多いと、本来30秒で話せるはずの内容も長くなってしまうため、テンポ良く話す練習を重ねることも大切です。

早口にならないようにする

短時間でテンポ良く話す必要のある自己紹介ですが、早口にならないよう注意してください。

早口になると、言葉を聞き取るだけで精一杯になるため、話の内容の理解が追いつかないでしょう。

そのため、頑張って内容を詰め込んだにもかかわらず、面接官にしてみるとあまり印象に残らないかもしれません。

話す内容は200文字程度で事前に調整し、1分以内に話し終えるように聞きやすいスピードを意識しましょう。

また、緊張のあまり早口になってしまうケースもあるため、自信をもって落ち着いたスピードで話せるまで繰り返し練習することが大切です。

まとめ

就活面接における自己紹介とは、面接のスタートを切る大切な第一歩です。

自己紹介は自己PRとは違い、30秒程度で簡潔にポイントを押さえなくてはなりません。

盛り込む内容としては、名前や学校名といったプロフィール・学生時代に頑張ったこと・あいさつなどです。

話す際には、表情・声の大きさ・視線・言葉づかいなどを意識しましょう。

また、注意しなくてはならないのが、くだけすぎた表現・ネガティブな表現・早口などです。

適度な笑顔とコンパクトな内容を心がけて、好印象な自己紹介から面接をスタートさせてください。

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