SPIの練習問題で頻出パターンを攻略する方法を解説

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就職活動の適性検査では、「SPI」を受検することがあります。

SPIは、リクルートマネジメントソリューションズが提供する国内シェアNo.1の適性検査です。

この記事では、SPIの頻出パターンを分析し、練習問題を通じて最短で攻略する方法を解説します。

この記事を読んでわかること
  • SPIの出題傾向と頻出パターン
  • パターン別の練習問題と解法
  • 最短で仕上げる学習プランの立て方
  • 練習でやりがちな失敗とその対処法
この記事をおすすめしたい人
  • SPIを初めて受ける人
  • ベンチャー企業の選考を控えている人
  • 短期間で効率よくSPI対策を仕上げたい人

目次目次を全て表示する

SPIとは?試験の特徴と出題傾向

SPIは国内で最も多くの企業が採用している適性検査です。ここでは、SPIの基本情報と出題傾向を確認していきます。

SPIの基本情報

SPIは、リクルートマネジメントソリューションズが開発・提供する適性検査で、年間の利用企業数は約15,900社にのぼります。

検査内容は大きく「能力検査」と「性格検査」の2つに分かれており、能力検査では言語分野と非言語分野が出題されます。

受検形式はテストセンター、Webテスティング、ペーパーテスト、インハウスCBTの4種類があり、企業によって指定される形式が異なります。

テストセンター形式の場合、制限時間は能力検査が約35分、性格検査が約30分に設定されています。

出題される問題の難易度は受検者の回答状況に応じて変化する仕組みで、正答すると次の問題の難易度が上がり、誤答すると下がるという適応型テスト(IRT方式)が採用されています。

そのため、前半の問題を確実に正答することが高得点への近道になります。

SPIを導入しているベンチャー・成長企業

SPIは大手企業だけでなく、ベンチャー企業や成長企業でも幅広く導入されています。

特にメガベンチャーと呼ばれる大規模スタートアップでは、採用選考の初期段階でSPIを課すケースが増えています。

具体的には、IT系ベンチャーやフィンテック企業、HRテック企業などがSPIを導入しています。

ベンチャー企業がSPIを導入する理由としては、限られた採用リソースの中で効率的に候補者をスクリーニングしたいという意図があります。

成長企業では即戦力となる人材を求めるため、基礎的な論理的思考力や言語処理能力を客観的に測定できるSPIが重宝されています。

したがって、ベンチャー志望の就活生であってもSPI対策は必須と考えておくべきです。

SPIの出題形式と配点

SPIの能力検査は、言語分野と非言語分野の2つで構成されています。

言語分野では語句の意味、文の並べ替え、空欄補充、長文読解などが出題されます。

非言語分野では推論、場合の数、確率、損益算、速度算、集合、表の読み取りなどが出題されます。

配点はいずれの分野も7段階の偏差値スコアで報告され、1が最低、7が最高となります。

テストセンター形式の場合、言語が約17分で出題数は約40問、非言語が約18分で出題数は約30問が目安です。

Webテスティング形式では、言語と非言語を合わせて約35分で回答する必要があります。

各問題の配点は公表されていませんが、難易度の高い問題ほど配点が高くなる仕組みとされています。

SPIの練習で最初に押さえるべき頻出パターン

SPIで高得点を狙うためには、やみくもに全範囲を学習するのではなく、頻出パターンを優先的に練習することが重要です。

出題頻度の高い分野ランキング

SPIの言語分野で最も出題頻度が高いのは語句の意味・用法の問題です。

二語の関係、語句の意味、文の並べ替えは毎回ほぼ確実に出題されるため、最優先で対策すべきカテゴリです。

非言語分野では、推論が最も出題頻度が高く、次いで割合・比率、損益算、速度算の順に頻出します。

特に推論問題は1回のテストで複数問出題されることが多く、正答率が全体のスコアに大きく影響します。

場合の数と確率も高頻度で出題されますが、パターンを押さえれば短期間で正答率を上げることが可能です。

性格検査は約300問の質問に約30分で回答する形式で、一貫性のある回答が求められます。

出題頻度の高い分野から順に練習することで、限られた時間で最大の効果を得ることができます。

合否を分ける問題タイプとは

SPIで合否を分けるのは、多くの受検者が苦手とする推論と確率の問題です。

推論問題は問題文の条件を正確に読み取り、論理的に解答を導く必要があるため、練習なしで正答するのは難しいカテゴリです。

確率の問題も同様に、公式の暗記だけでは対応できない応用問題が多く出題されます。

言語分野では長文読解が差のつきやすい分野で、制限時間内に正確に読み解く訓練が必要です。

ベンチャー企業の選考ではSPIのボーダーラインが高めに設定されることがあるため、差がつく問題タイプで確実に得点することが内定への鍵となります。

逆に語句の意味や二語の関係は、対策すれば比較的短期間で正答率を上げやすい分野です。

これらの特徴を踏まえ、苦手分野を重点的に練習することが効率的な対策につながります。

練習の優先順位の決め方

SPIの練習を効率的に進めるためには、「頻出度」と「伸びしろ」の2軸で優先順位を決めることが大切です。

まず頻出度が高い分野を洗い出し、その中で自分の正答率が低い分野を特定しましょう。

たとえば推論問題が苦手で正答率が50%以下であれば、最優先で取り組むべきです。

一方、語句の意味は既に80%以上の正答率がある場合、他の分野に時間を割いた方が全体のスコアアップにつながります。

非言語分野は計算系と思考系に分かれるため、まず計算系(損益算・速度算)を固めてから思考系(推論・場合の数)に移行するのが効果的です。

1日あたりの練習時間が限られている場合は、1分野につき15〜20分ずつ取り組み、毎日2〜3分野をローテーションするのがおすすめです。

成長企業の選考スケジュールは早い傾向があるため、志望企業のエントリー時期から逆算して練習計画を立てましょう。

SPI 頻出パターン別ドリル|言語分野

ここからはSPIの言語分野における頻出パターンの練習問題を解いていきましょう。

パターン1:二語の関係の練習問題と解法

二語の関係は、提示された2つの語句の関係性を把握し、同じ関係にあるペアを選ぶ問題です。

出題される関係パターンには「同義語」「反意語」「包含関係(AはBの一種)」「原因と結果」「役割関係」「並列関係」などがあります。

解法のコツは、まず提示された2語がどの関係パターンに当てはまるかを素早く判断することです。

「AはBの一種である」という包含関係と「AはBに含まれる」という所属関係を混同しないよう注意しましょう。

練習問題:二語の関係

「医師:病院」と同じ関係にあるものを選びなさい。

A. 教師:教科書 B. 弁護士:法廷 C. 画家:絵画 D. 運転手:免許

解答 B

解説

「医師:病院」は「職業:活動場所」の関係です。

Bの「弁護士:法廷」も職業とその活動場所の関係に該当します。

Aの「教師:教科書」は職業と道具、Cの「画家:絵画」は職業と成果物、Dの「運転手:免許」は職業と資格の関係であるため、いずれも異なります。

練習問題:二語の関係

「原稿:印刷」と同じ関係にあるものを選びなさい。

A. 設計図:建築 B. 辞書:翻訳 C. 地図:旅行 D. 教科書:勉強

解答 A

解説

「原稿:印刷」は「素材:加工プロセス」の関係です。

原稿が印刷されて完成品(書籍)になるように、設計図が建築されて完成品(建物)になります。

他の選択肢は道具と行為の関係であり、素材と加工プロセスの関係には当てはまりません。

パターン2:語句の意味の練習問題と解法

語句の意味は、提示された語句と最も意味が近い選択肢を選ぶ問題です。

ビジネスシーンや日常生活で使われる熟語、慣用句、ことわざが頻出します。

対策としては、SPI頻出の語彙リストを繰り返し確認し、似た意味の語句をグループ化して覚えるのが効果的です。

特に「漸次(ぜんじ)」「斬新(ざんしん)」「忌憚(きたん)」など、読み方を間違えやすい語句には注意が必要です。

練習問題:語句の意味

「逡巡」と最も意味が近いものを選びなさい。

A. 決断 B. ためらい C. 後悔 D. 焦燥

解答 B

解説

「逡巡(しゅんじゅん)」は、決断できずにぐずぐずと迷うことを意味します。

「ためらい」が最も近い意味であるため、Bが正解です。

Aの「決断」は逆の意味、Cの「後悔」は行動後の感情、Dの「焦燥」は焦りの感情を表すため、いずれも不適切です。

練習問題:語句の意味

「瑕疵」と最も意味が近いものを選びなさい。

A. 美点 B. 過失 C. 欠陥 D. 偏見

解答 C

解説

「瑕疵(かし)」はきずや欠点を意味する法律用語としても使われる言葉です。

「欠陥」が最も意味が近いため、Cが正解となります。

Bの「過失」はうっかりしたミスを指し、意図的でない失敗という意味合いが強いため、瑕疵とはニュアンスが異なります。

言語分野のスコアアップのコツ

SPIの言語分野でスコアを上げるには、語彙力の底上げと時間配分の最適化が鍵になります。

まず語彙力については、SPI頻出の熟語・慣用句を200語程度リストアップし、毎日20語ずつ確認する習慣をつけましょう。

覚える際は意味だけでなく、反意語や類義語もセットで覚えると効率的です。

文の並べ替え問題では、接続詞や指示語に着目して前後関係を判断するテクニックが有効です。

たとえば「しかし」「一方で」などの逆接の接続詞が含まれる文は、対比される内容の後に置かれることが多いです。

長文読解では、まず設問を先に読み、何を聞かれているかを把握してから本文を読むと時間短縮になります。

本番では1問あたり20〜30秒のペースで解く必要があるため、練習時からタイマーを使って時間感覚を身につけることをおすすめします。

SPI 頻出パターン別ドリル|非言語分野

非言語分野は多くの就活生が苦手とする分野ですが、パターンを理解すれば短期間でスコアアップが可能です。

パターン1:推論の練習問題と解法

推論はSPI非言語分野で最も出題頻度が高い問題タイプです。

与えられた条件から論理的に正しい結論を導き出す力が試されます。

解法のポイントは、条件を表や図に整理してから選択肢を検討することです。

条件文を読み飛ばすとミスにつながるため、問題文は最低2回読む習慣をつけましょう。

練習問題:推論

P、Q、R、S、Tの5人がテストを受けた。以下のことがわかっている。

・PはQより点数が高い

・RはSより点数が低い

・TはPより点数が高い

・QはRより点数が高い

確実に言えるものはどれか。

A. Tが1位である B. Sが2位以上である C. QはSより点数が低い D. PはSより点数が高い

解答 A

解説

条件を整理すると、T>P>Q>R、かつS>Rとなります。

TはPより高く、PはQより高く、QはRより高いため、Tが最も高い点数であることが確実に言えます。

Sについては「Rより高い」としかわからないため、Sの正確な順位はQより上かもしれないし下かもしれません。

したがって、B・C・Dは確実には言えず、Aが正解です。

パターン2:損益算の練習問題と解法

損益算は原価・定価・売値・利益の関係を問う問題で、公式を正確に使えるかどうかが得点の分かれ目です。

基本公式は「定価=原価×(1+利益率)」「売値=定価×(1−割引率)」「利益=売値−原価」の3つです。

問題文の情報を表に整理してから計算に入ると、見落としを防ぐことができます。

割引率と利益率の混同が最も多いミスなので、どちらが基準になっているかを必ず確認しましょう。

練習問題:損益算

ある商品の原価は800円である。原価の25%の利益を見込んで定価をつけたが、売れなかったので定価の10%引きで販売した。このときの利益はいくらか。

A. 80円 B. 100円 C. 120円 D. 200円

解答 B

解説

まず定価を求めます。

定価=800×1.25=1,000円です。

次に売値を求めます。

売値=1,000×0.9=900円です。

利益=売値−原価=900−800=100円となります。

非言語分野のスコアアップのコツ

非言語分野のスコアを上げるためには、解法パターンの暗記と計算スピードの向上の両方が必要です。

まず各問題タイプごとに基本的な解法パターンを3〜5個ずつ身につけましょう。

推論問題は表を書いて条件を整理する癖をつけると、複雑な問題でもミスなく解けるようになります。

確率の問題は「場合の数÷全体の場合の数」という基本に立ち返ることが大切です。

損益算・速度算は公式を正確に覚えたうえで、数値を代入する練習を繰り返しましょう。

計算スピードを上げるには、分数や小数の変換(たとえば1/8=0.125)を暗記しておくと有効です。

本番では電卓が使えない形式もあるため、暗算力を鍛えておくことがベンチャー企業のテストセンター受検でも役立ちます。

1日10〜15問を毎日継続して解くことで、2週間程度で非言語分野のスコアを安定させることができます。

SPI 頻出パターン別ドリル|性格検査

SPIの性格検査は点数で合否が決まるものではありませんが、企業との相性を測る重要な検査です。ここでは回答のポイントを解説します。

パターン1:行動特性に関する質問と回答例

性格検査では、日常の行動パターンや考え方に関する質問が約300問出題されます。

回答形式は「あてはまる」「どちらかといえばあてはまる」「どちらかといえばあてはまらない」「あてはまらない」の4段階で選ぶものが中心です。

行動特性に関する質問では、「計画を立ててから行動する方だ」「初対面の人とも気軽に話せる」「チームで作業するのが好きだ」といった内容が問われます。

回答のポイントは、自分の素直な性格に基づいて一貫性のある回答をすることです。

SPIの性格検査には「ライスケール」と呼ばれる虚偽回答を検出する仕組みがあり、矛盾した回答をすると信頼性が低いと判定されます。

たとえば「リーダーシップを発揮する方だ」に「あてはまる」と回答しながら、「人前で意見を言うのが苦手だ」にも「あてはまる」と回答すると矛盾として検出される可能性があります。

練習問題:行動特性

以下の質問に対して、自分に最もあてはまるものを選んでください。

「新しいプロジェクトに取り組むとき、まず全体像を把握してから着手する」

A. あてはまる B. どちらかといえばあてはまる C. どちらかといえばあてはまらない D. あてはまらない

解答 正解はありません(自分の性格に合う回答を選ぶ)

解説

この質問は計画性や慎重さを測定する項目です。

ベンチャー企業ではスピード感を重視する傾向がありますが、だからといって「あてはまらない」を選ぶ必要はありません。

自分の自然な行動パターンに合った回答を選ぶことが、企業とのミスマッチを防ぐためにも最善の対策です。

パターン2:価値観に関する質問と回答例

価値観に関する質問では、仕事に対する姿勢や物事の判断基準が問われます。

「結果と過程ではどちらが大切か」「安定とチャレンジではどちらを重視するか」といった二項対立型の質問が多く出題されます。

これらの質問に対しても、自分の価値観に基づいて正直に回答することが重要です。

企業は性格検査の結果を面接の参考資料として活用するため、回答と面接での発言に大きな乖離があると不信感を持たれる原因になります。

ベンチャー企業の場合は「チャレンジ精神」「主体性」「変化への適応力」などの特性が重視される傾向がありますが、これらを意識しすぎて回答を作為的にすると一貫性が崩れる危険性があります。

約300問を30分で回答する必要があるため、1問あたり6秒程度で直感的に回答するペースを意識しましょう。

練習問題:価値観

「AとBのうち、自分に近いものを選んでください」

A. 決まったルールに沿って正確に仕事をすることが得意だ

B. 自分なりのやり方を考えて仕事を進めることが得意だ

解答 正解はありません(自分の性格に合う回答を選ぶ)

解説

この質問は「規律性」と「創造性」のどちらが強いかを測定しています。

ベンチャー企業ではBの特性が好まれる場合もありますが、職種や業務内容によってはAの特性が求められることもあります。

無理に企業に合わせた回答をするのではなく、自分に正直な回答を選ぶことが入社後のミスマッチを防ぐことにつながります。

性格検査のスコアアップのコツ

性格検査には「正解」がないため、スコアアップという概念は厳密には存在しません

ただし、回答の質を高めるためにできることはいくつかあります。

まず事前に自己分析を行い、自分の性格特性や価値観を明確にしておくことが重要です。

自己分析が十分にできていると、質問に対して迷うことなく一貫した回答ができるようになります。

回答のペースを一定に保つことも大切で、特定の質問で長時間悩むと回答時間が足りなくなる恐れがあります。

練習として、友人やキャリアセンターのスタッフと自分の性格について話し合い、客観的な自己理解を深めておくことをおすすめします。

また、志望するベンチャー企業の求める人物像を事前に調べておくことで、面接と性格検査の回答に一貫性を持たせることができます。

ただし、あくまで「自己理解を深める」ための準備であり、企業に合わせて回答を偽ることは逆効果になるため注意してください。

SPIの練習を最短で仕上げる学習プラン

ベンチャー企業の選考は大手企業より早期に始まることが多いため、効率的な学習プランが欠かせません。

1週間で仕上げる短期集中プラン

受検まで1週間しかない場合は、頻出分野に絞った集中対策が必要です。

1〜2日目は非言語の推論と損益算に集中し、基本的な解法パターンを3〜5つずつ覚えましょう。

3〜4日目は言語の語句の意味と二語の関係を中心に、頻出語彙を100語程度暗記します。

5日目は確率と場合の数の基本公式を復習し、典型問題を5〜10問解きましょう。

6日目は模擬テストを1回通して解き、時間配分の感覚を確認します。

7日目は模擬テストで間違えた問題の復習に充てます。

1日あたりの学習時間は最低2時間を確保し、朝と夜に分けて取り組むと効果的です。

短期間でも毎日継続することが、知識の定着に最も重要なポイントです。

2週間でじっくり対策するプラン

受検まで2週間の余裕がある場合は、全分野をバランスよくカバーすることが可能です。

1週目は各分野の基礎固めに充て、言語・非言語・性格検査のすべてに触れましょう。

1週目の前半(1〜3日目)は非言語の全分野を1日1カテゴリずつ学習し、基本的な解法を理解します。

1週目の後半(4〜5日目)は言語分野の語彙暗記と長文読解の練習に充てます。

1週目の週末(6〜7日目)は性格検査の練習と自己分析を行いましょう。

2週目は実践演習に移行し、模擬テストを3〜4回受けて本番の形式に慣れます。

模擬テストの結果を分析し、正答率の低い分野を重点的に復習することで、弱点を効率よく克服できます。

1日あたり1〜1.5時間の学習で十分な対策が可能です。

スキマ時間を活用した練習法

就職活動中は説明会やES作成など多忙な日々が続くため、スキマ時間の活用が対策の成否を左右します。

通学・通勤時間の10〜15分を使って、語句の意味や二語の関係をフラッシュカード形式で復習するのが効果的です。

スマートフォンのSPI対策アプリを活用すれば、電車内でも手軽に練習問題を解くことができます。

昼休みの15分間で非言語の計算問題を3〜5問解くだけでも、2週間で70問以上の練習量を確保できます。

寝る前の10分間は、その日に間違えた問題の解法を見直す時間に充てましょう。

1回の学習時間が短くても、毎日継続することが最も重要です。

ベンチャー企業の選考は複数社を同時並行で受けることが多いため、スキマ時間を有効に使って無理なく対策を続ける工夫が大切です。

SPIの練習でやりがちな失敗と対処法

SPI対策で思うようにスコアが伸びない原因の多くは、練習方法にあります。ここでは代表的な失敗パターンと改善策を紹介します。

問題を解きっぱなしにして復習しない

最も多い失敗は、問題を解くことに満足して間違えた問題の復習をしないことです。

練習問題を100問解いても、復習しなければ同じタイプの問題で再びミスを繰り返します。

効果的な復習の方法は、間違えた問題に印をつけておき、翌日に同じ問題をもう一度解くことです。

2回連続で正答できた問題は理解が定着したと判断し、まだ間違える問題に集中しましょう。

この「間違えた問題だけを繰り返す」方式は、短期間でスコアを上げるのに最も効果的な勉強法です。

ベンチャー企業の選考は時期が早いため、限られた時間で効率よく弱点を克服することが合格への近道です。

復習には1日15〜20分程度を割り当てるだけで十分な効果が得られます。

非言語から逃げて言語ばかり練習する

言語分野は暗記で得点しやすいため、非言語が苦手な人ほど言語ばかり練習してしまう傾向があります。

しかしSPIの非言語分野は配点のウェイトが大きく、非言語を放置すると全体のスコアが大幅に下がります。

苦手な分野こそ伸びしろが大きいため、非言語にも毎日最低30分は時間を割くべきです。

非言語が苦手な場合は、まず解法パターンの暗記から始めましょう。

推論や確率の問題は解き方のパターンが決まっているため、パターンを覚えれば自力で解けるようになる問題が大半です。

計算が苦手な場合は、分数の約分や小数変換など基礎的な計算練習を並行して行うことをおすすめします。

成長企業の選考では論理的思考力が特に重視されるため、非言語分野のスコアは選考結果に直結する可能性があります。

本番と異なる環境で練習する

自宅でリラックスした環境で練習することに慣れすぎると、本番の緊張感あるテスト環境で実力を発揮できないことがあります。

特にテストセンター形式の場合、周囲に他の受検者がいる中でパソコン画面に向かって解答するため、自宅とは全く異なる環境です。

対策として、図書館やカフェなど自宅以外の場所で練習する機会を作りましょう。

また、制限時間を本番と同じに設定して練習することが非常に重要です。

時間制限なしで解けても、本番の制限時間内に解けなければ意味がありません。

模擬テストは最低2〜3回は本番と同じ条件(時間制限あり・静かな環境)で受けておくべきです。

制限時間の中でどの問題に時間をかけ、どの問題を捨てるかの判断力も、練習で身につけておく必要があります。

SPIの練習問題に関するよくある質問

SPIの練習に取り組む就活生からよく寄せられる質問に回答します。

SPIの練習は何日前から始めれば間に合いますか

結論から言うと、最低でも受検の2週間前には練習を始めることをおすすめします。

2週間あれば、頻出分野をひと通りカバーし、模擬テストを数回受けるだけの時間を確保できます。

ただし基礎学力に自信がない場合は1か月前から始めるのが安心です。

ベンチャー企業の選考では、SPIの結果が最終面接まで影響するケースもあるため、時間に余裕を持って対策することが重要です。

もし受検まで1週間を切っている場合は、推論・損益算・語句の意味の3分野に絞って集中的に練習しましょう。

短期間でも毎日継続して練習することで、スコアを5〜10%程度向上させることは十分に可能です。

逆に、まったく練習せずに受検すると本来の能力を発揮できない恐れがあるため、最低限の対策はしておくべきです。

SPIの練習問題と本番の問題は同じですか

SPIの本番では、練習問題や市販の問題集とまったく同じ問題が出題されることはありません

ただし、出題パターンや解法は共通しているため、練習で身につけた解法は本番でそのまま活用できます。

たとえば推論問題の条件整理の方法や、損益算の公式の使い方は、問題の数値が変わっても同じです。

そのため練習では「個別の問題を丸暗記する」のではなく、「解法パターンを理解して応用できるようにする」ことが重要です。

テストセンター形式では受検者の回答状況に応じて出題される問題が変わるため、幅広い難易度の問題に触れておくことが望ましいです。

市販のSPI対策本に掲載されている問題は本番の出題傾向を反映しているため、1冊を繰り返し解くだけでも十分な練習になります。

成長企業やベンチャー企業の選考でも出題傾向は変わらないため、一般的なSPI対策がそのまま有効です。

SPIの練習でおすすめの方法は何ですか

最もおすすめの練習方法は、1冊の問題集を3回繰り返すことです。

1回目はすべての問題を通して解き、間違えた問題に印をつけます。

2回目は間違えた問題だけを解き直し、まだ間違える問題にさらに印をつけます。

3回目は2回連続で間違えた問題だけを集中的に解きます。

この方法であれば、得意な問題に無駄な時間をかけず、苦手な問題を効率的に克服できます。

問題集に加えて、無料のSPI対策サイトやアプリを活用するのも効果的です。

スマートフォンアプリであれば通学中やスキマ時間にも手軽に練習できるため、問題集との併用をおすすめします。

ベンチャー企業の選考では複数の企業を同時に受けることが多いため、効率的な練習方法で時間を有効に使いましょう。

まとめ

SPIは、リクルートマネジメントソリューションズが提供する国内シェアNo.1の適性検査です。

言語・非言語・性格検査の3分野から構成され、ベンチャー企業や成長企業でも幅広く導入されています。

練習の際は、やみくもに全範囲を学習するのではなく、推論・損益算・語句の意味などの頻出パターンを優先的に対策することが効率的です。

非言語分野は苦手意識から後回しにしがちですが、配点のウェイトが大きいため避けずに取り組みましょう。

練習では問題を解きっぱなしにせず、間違えた問題を繰り返し復習することがスコアアップの鍵です。

最低でも受検の2週間前には対策を始め、本番と同じ条件で模擬テストを受けておくことをおすすめします。

頻出パターンを効率よく押さえて、ベンチャー企業の選考を突破しましょう。

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