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・企画志望の自己PR
・企画志望の自己PRの構成
・企画志望の例文
・企画志望の人
・企画志望の自己PRについて知りたい人
・企画志望の例文を知りたい人
これから企画職で働きたいと思っている学生の方も多いのではないでしょうか。
自己PRでは、なりたいと思っている職業の仕事に関連することにつなげて考えたほうが面接官にも伝わりやすく採用されやすくなります。
さらに関連していることだからこそ、「自社でもその力を発揮してくれるのではないだろうか」と思ってもらえるのです。
こちらでは企画志望の方に向けた自己PR作成のコツと構成などを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
自己PRで企業が見ているポイント
企業では、一緒に働いてもらう学生を選ぶなら自社にマッチしている人を選びたいと思っています。
そのため自己、PRを通して、面接に来てくれた学生はどんな人柄かという部分を注視して見ているのです。
それゆえ、どんな人柄か伝わりにくい自己PRをしても、面接官の印象にも残りにくく不利になります。
人柄と自社の雰囲気に合っているのかが伝わるような文章を考えるようにしましょう。
新卒から企画職の募集をよく行っているベンチャー企業の場合
大企業であればある程度人数もいて研修なども充実しています。
そのため、会社にマッチしている人物かどうかが伝われば、問題ないでしょう。
しかし、これからベンチャー企業の企画職を受けたいと思っている場合は、上記のポイントに加えて、自分から仕事を作っていく主体性・積極性や成長意欲、制約が多い中でも結果を出そうとする粘り強さや根性、人手不足で業務量が多くても耐えられる体力があるかもじっくりと見ています。
ベンチャー企業は基本的に従業員もそこまでいないですし、最初から丁寧な研修があるとは限りません。
いくつかの役職を兼務しながら仕事を進める場合もあるので、そういった環境でもやっていけるかどうかも見られています。
企画職に求められる能力
自己PRでは、企画職に求められている能力を知ったうえでそこに関連付けて話すようにしましょう。
特に期待されていない能力を立派に話しても、別に合った仕事があるのではないかと思われてしまいます。
ここからはいくつか求められる代表的な能力を紹介していきます。
分析力
企画をする時に、自分が好きなことばかりを盛り込んでも一般の方に受け入れてもらえなければいけません。
そのためには、必要な消費者の声やトレンドを読み取るために調査を行い、それを役立てる分析力が必要です。
なんとなくで「皆こう思っているのではないか」と思い込んでいても、いざアンケートなどを取り数値化するとその考えを持っている方は少なく、別のものを支持している人が多い場合もあります。
皆が求めているものではないものを一生懸命企画しても、いざ世の中に出した時に見向きもしてもらえません。
調査の仕方もターゲットになるペルソナ像に近い方にアンケートを採るなど工夫も必要ですし、数値化して分析する能力も大切です。
調整力
企画を行う時には、自分一人で行うことはまずありません。
営業企画やイベント企画など他部署や現場とのやり取りが必要になるため、その中でお互いに擦り合わせを行い納得したうえで行う必要があります。
ベンチャー企業だとしても何人か一緒に話す人もいますし、会場などを借りてどこかで行うイベントの企画などは現場で一緒に働いてくれる人との調整も必要になります。
お互い見ている視点が違う場合や考えが違う時には衝突することもあるでしょう。
企画する側が想像しているものと、現場で感じていることは違うという話もよくあることです。
さまざまな人がいる中で皆をまとめ調整できるかという力は、大変重要です。
提案力
自分の企画を行うには、趣旨を理解させて納得してもらう必要があります。
そのためには皆の前で自分の企画どのように素晴らしいのか、プレゼンする能力も必要です。
自己PRでもどのように提案をしてどう動き結果が出せたのか、詳しく話すようにしましょう。
企画を会社で実行するためには、さまざまな費用がかかってきます。
貴重な財源や人員を使って行うため、生半可な企画であればやらないほうが良いと思っています。
だからこそ、自分の企画はどう良いのか、お金や人を使ってまでやる価値があるのかわかってもらわなければいけないのです。
良いアイディアが思いつくだけでなく、粘り強く説得力のあるトーク力も必要です。
企画職志望者の自己PRのコツ
特に企画職を志望しているという方は、相手が欲しいと思っている人材を想像しながら考えるようにしましょう。
職種によって欲しいと思われている能力は違うため、まずは企画職ではどのような人が求められているのかを把握します。
こちらでは、企画職志望者の方が自己PRするにあたってどんな点を盛り込めば良いのか、コツをいくつか紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。
企画職に必要な強みを持っていることをアピールする
企画職では先ほど説明したように分析力や提案力が求められいるため、この力を持っているというところをアピールすると良いでしょう。
過去を紐解いていくと自分が頑張ってきたことの中に、企画職で使える能力を培ってきている方も多いのではないでしょうか。
自己PRでは縁の下の力持ちな面や几帳面だとことなど、さまざまな話はできます。 しかし、それらが企画職で求められている能力かといえば、そうとは限らないのです。
より求められている能力について話した方が、大きく好印象を与えられます。
具体的なエピソードを用いる
自己PRでは決まった中で自分という人間を知ってもらわなければならないため、抽象的な話をしても面接官はいまいちピンときません。
しっかりと具体的でその情景が浮かぶくらいに話さないと、分析力や提案力があるということが伝わりにくくなってしまいます。
より具体的なエピソードを用いて話すことで、説得力も増してくるのです。
企画職の仕事内容に近いエピソードがあれば、さらに面接官に好印象を与えられます。
エピソードの部分は友人や家族などにも聞いてもらい、その情景をイメージできる文章になっているのか確認してもらっても良いでしょう。
簡潔で読みやすい文章と構成を心がける
何が言いたいのかよくわからない文章を、ダラダラと伝えてしまってはダメです。
よくさまざまな場面でスピーチや挨拶を長々と話している人もいますが、正直聞いている側は疲れていて話の内容が一切入ってきません。
一番伝えたいこと伝えるためには、簡潔な文章と整った構成が必要となります。
何の話かわかりやすいと、意識しなくても頭の中に話が入りやすいためストレスを溜めずに相手も聞けます。
話の内容が見えてくると、次はどんな展開に話が進んでいくのだろうと感じるのです。
何回も文章の構成はチェックし、相手が読みやすく聞きやすい自己PRを心がけましょう。
好印象な自己PRの構成
相手に好印象を与えられる文章の構成というものがありますので、こちらで詳しく紹介していきます。
話す順番は以下の通りです。
②発揮したエピソード(~の経験で発揮されました)
③課題(~を行うにあたって~という課題がありました )
④解決策(解決のため~を行いました)
⑤結果(結果~を達成しました)
⑥会社にどう貢献できるか(~に活かしていきたいです)
以上を意識して自分のエピソードを当てはめていきます。
まず何の話を今から始めるのか面接官にわかりやすくするために、強みは○○ですと結論を話します。
すると面接官の頭の中では、○○についての話が始まると理解できやすくなるのです。
発揮したエピソードを話したうえで、その内容について課題や解決策、結果について具体的に話します。
最初に何の話かわかっているため、具体的で重要な話部分を理解しやすくなります。
最後にどう企業の中でその能力を使うのか説明できれば、完璧です。
例文を紹介
ここまで、どのように自己PRを作っていけば良いのか説明していきましたが、文章のイメージももっと具体的に知りたい方もいるでしょう。
ここからは例文を3つ紹介していきますので、ぜひ自己PR作りの参考にしてみてください。
例文①
野球の高いでは分析し数値化することで、試合に勝てるようになりました。
これまで追い込まれて三振しやすかったため、何かが足りないと思っていたもののどこから解決したら良いのかわかりませんでした。
解決のためにまずは自分が試合でどんな流れで打っている時に三振になりやすいのか、統計を出してみたのです。
すると、相手がファーストストライクになった時に空振りしていると、そのまま悪い流れになり三振してしまいやすいとわかりました。
数値化して分析してみると流れが掴めてきたため、空振りしないように特訓をしたのです。
結果、意識することで打率もこれまでよりも上がり、空振りしにくくなってきたら三振になることなく試合でも勝てるようにしました。
分析力を活かし、会社でも売上を上げられるように貢献します。
野球部でどのように自分を分析して三振せず試合にも勝てるようになったのかを伝えています。
そして分析力を活かし、会社でも貢献したいということを伝えているのもこの文章でのポイントです。
例文②
学生時代はバスケットボール部に所属していましたが、元々そんなに強いチームではなくどこか皆ネガティブな雰囲気が流れていました。
試合に負けた時にはお互いに悪口や陰口を言い合うような険悪なムードもあり、良い雰囲気だとは言えなかったのです。
解決のため私がサークルの代表に選ばれてからは、陰気なムードを打ち壊すように明るく振る舞い元気な声を出し、メンバーが落ち込んでいる時や様子がおかしい時には親身になって話を聞きました。
結果徐々に皆の雰囲気も変わり、もう一度バスケットボールで勝とうという気持ちが出て初めての4位入賞も果たしました。
この調整力を活かし、周りもプラスの空気に巻き込み頑張りたいと思えるような雰囲気づくりに貢献します。」
元々は雰囲気が暗いサークルだったが、自分が代表になり明るい雰囲気に変え調整したということをアピールしています。
働いてからも、周りを良い方向へ巻き込んで貢献したいと伝えているのもポイントです。
例文③
学園祭実行委員の協賛獲得の営業で、何度企業の方から断られても粘り強く話し提案をして例年以上に協賛企業を獲得することができました。
協賛獲得をするにあたって、普通にお願いをしに行ったのでは断られるということがあったのです。
解決のため自分たちのメリットではなく、企業にとっても助かるようなことがなければいけないと思い、売り出したい商品やPRしたいことを目立つようにパンフレットに掲載することを提案しました。
そしてターゲットとして考えている人に響くような広告を出すことも話すと、はじめは難色を示していた企業の方にも受け入れてもらうことができ協賛企業を獲得することができました。
この粘り強さと提案力を、仕事でも貢献できるように活かします。」
どんな提案をしたのか具体的に伝えました。
お話をして難色を示されても提案力と粘り強さで協賛を獲得できたことを伝えているのもポイントです。
まとめ
企画職で自己PRする時には、どんな人材を求めていてどの能力があるのかをまず把握しておきましょう。
特に分析力、調整力、提案力は非常に大切なため、自己PRの文章を考える時にもこの3つに関連付けた内容を考えておくと良いでしょう。
面接官にも力があることを印象づけるためにも、わかりやすい文章の構成は重要です。
まずは結論から話、具体的な内容そして企業で活かせる能力について順番にわかりやすく伝えましょう。