はじめに
普段は人とのコミュニケーションが得意でも、実際グループディスカッションとなると、いつもとは違う緊張感から自分を出せない人もいます。
テストされているような気持ちになってしまい、意識してしまうからです。
得意でも場慣れするために、グループディスカッションの練習は大切です。
対策をして場慣れしていくと、いざ本番が来ても、程良い緊張感の中自分を出せるようになってきます。
こちらでは1人でも複数人でもできる、グループディスカッションの練習について説明していきます。
【忙しい人必見!】この記事のまとめ
グループディスカッションは、コミュニケーションが得意な人でも独特の緊張感から本来の力を発揮しにくい選考形式です。
そのため、事前の対策と練習が合否を大きく左右します。
本記事では、時間がない就活生に向けて、なぜ練習が必要不可欠なのか、そして一人でも複数人でもできる具体的な練習方法や、企業側が見ている評価基準について要点を絞ってまとめました。
まずはこの記事で全体像を素早く掴み、効率的な対策への第一歩を踏み出しましょう。
【グループディスカッション】練習ナシは危険?
「自分は人と話すのが得意だから大丈夫」と高を括り、一切の練習を行わずにグループディスカッションの本番に臨むのは非常に危険な行為です。
通常の日常会話と、選考の場における制限時間付きの議論とでは、求められる役割や思考のスピードが全く異なります。
独特の緊張感に呑まれ、頭が真っ白になって一言も発せなかったという失敗談は後を絶ちません。
確実に内定を勝ち取るためには、十分な場数を踏んで空気に慣れておくプロセスが絶対に必要です。
グループディスカッション練習は必要!
よほど目立つのが得意で、どこに行っても緊張したことがないという方でなければ、ある程度の緊張感を持ちながら面接やグループディスカッションを行います。
そんなに経験がないと、流れが掴めなくて意見はあっても頭の中が急に真っ白になってしまうこともあるのです。
たくさん場数を踏むことで、その時のメンバーやお題によってどう考えどう立ち回るか慣れることができ、本番でも自分の力を発揮できるようになります。
【グループディスカッション】練習の前に基本知識を身に着けよう
むやみやたらに練習を始める前に、まずはグループディスカッションという選考形式自体の基本構造を正しく理解しておくことが上達への近道となります。
どのような目的で開催され、どのようなプロセスを経て結論へと向かっていくのか、その全体像を知っておくことで、本番で自分がどのタイミングでどう立ち回るべきかが見えてきます。
ここで、一般的な進行の流れや基礎的な知識について、しっかりと確認しておきましょう。
グループディスカッションとは?
グループディスカッションとは、与えられたテーマについて数人のグループで議論を交わし、制限時間内にチームとしての結論を導き出す選考手法のことです。
面接の質疑応答だけでは測れない、他者との関わり方や集団の中での立ち回り、思考のプロセスを企業側が評価するために行われます。
流れをおさえよう
一般的なグループディスカッションは、以下のような流れで進みます。
- 自己紹介・アイスブレイク
- 役割分担(司会、書記、タイムキーパーなど)
- 前提条件の確認と時間配分
- アイデア出し(発散)
- 意見の整理とまとめ(収束)
- 結論の発表
この流れを事前に頭に入れておくことで、議論の中で今自分が何をすべきか迷わずに立ち回ることができます。
【グループディスカッション】評価ポイントは?
グループディスカッションにおいて、面接官が学生のどこをチェックしているのかを知ることは、対策を練る上で非常に重要です。
企業は単に「たくさん発言しているか」や「良いアイデアを出しているか」だけを見ているわけではありません。
集団の中での振る舞いを通じて、入社後に組織で活躍できる人材かどうかを多角的に見極めています。
ここでは、企業が特に重視している4つの主要な評価ポイントについて、それぞれの詳細を深掘りして解説していきます。
ビジネススキル
社会人として働く上でベースとなる基本的なスキルです。
人の話を遮らずに最後まで聞く傾聴力や、議論が脱線した際に軌道修正するファシリテーション能力などがチェックされます。
ただ自分の意見を押し通すのではなく、会議をより良い方向へ進めるための建設的な姿勢が求められます。
論理的な思考力
物事を道筋立てて考え、説得力のある意見を提示できるかどうかが評価されます。
感情論や単なる思いつきではなく、「なぜそう思うのか」という根拠を明確にして発言することが重要です。
他のメンバーの意見に対しても、論理的に分析して自分の意見を乗せられると高評価につながります。
チームワーク
グループディスカッションは個人戦ではなくチーム戦です。
自分だけが目立とうとするのではなく、発言の少ないメンバーに話を振ったり、対立する意見をうまくまとめたりと、チーム全体でより良い結論を出すための協調性が重要視されます。
他者の意見を否定するだけの「クラッシャー」にならないよう注意が必要です。
言語化能力
頭の中で考えている素晴らしいアイデアも、言葉にして相手に伝わらなければ意味がありません。
自分の考えを分かりやすく、かつ端的に伝える言語化能力も大きな評価ポイントです。
専門用語ばかりを使わず、誰にでもスムーズに理解できる言葉選びができるかどうかも見られています。
【グループディスカッション】一人での練習方法3選
グループには平均で5人前後いるのが一般的ですが、いつでも複数人いる中でグループディスカッションの練習ができるとは限りません。
一人であっても練習したいと思えば、グループディスカッションの練習はできます。
こちらでは一人で行う方法を3つ紹介していきます。
参考書を読む
これまで企業でどんなことをテーマにしてグループディスカッションを行っているのかがわかりやすいのが参考書になります。
書店やネットの通販サイトなどでも調べてみると、グループディスカッションについての参考書が多数販売されています。
また、ケース問題の参考書を解くことで、売上アップ系のテーマなどに対する思考力を身につけることができ、本番に備えられるのでおすすめです。
皆で経験している時には知らなかった知識なども参考書に載っています。
まだ体験はしたことがないけれどもこんなケースがあるのだということもわかり、今後の練習や本番に活かしていけるでしょう。
体を使っての体験も大切ですが、文字で解説している参考書も印象に残りやすいです。
各社それぞれ特徴がありますので、複数の参考書を読む余裕があればいくつか参考にすると良いでしょう。
アプローチ方法も複数身につき、その時々のパターンによって臨機応変に変えられるようになります。
YouTubeの動画を見る
最近のYouTubeはなんでも載っていますので、本当に便利なツールです。
就活生が内定を勝ち取れるようにと、詳しくアドバイスしてくれている動画も多数あります。
実際にどのように皆で話し合いを行い結論を出したのか、就活講座などで行ったグループディスカッションの様子なども伝えてくれている動画があります。
ポイントなどもわかりやすく解説してくれているものもあるので、大変参考になるでしょう。
YouTubeはコマーシャルは挟みますが、何か契約していなくても無料で多数の動画が見られます。
参考書と一緒で、それぞれの動画で別の説明をしていて、どちらも大切なことを伝えている場合も多いので、確認できる時間があれば複数視聴してみましょう。
動画で見ているうちに、グループディスカッションの雰囲気や流れ、役割の果たし方が頭の中に入ってきやすくなります。
これまでグループディスカッションについて不安やこれは何と感じていたことも解決できるでしょう。
自宅だけでなく、出先や移動中も手軽に勉強ができます。
ニュースに触れておく
決まった問題ばかりを題材として議論するとは限らないため、どのような題材であっても積極的に意見できるようにしておかなければいけません。
特に題材になることは、今世の中で起こっていることがテーマとして挙げられることも多いです。
時事問題がテーマになる可能性はあるため、ニュースに日常から触れておくことは大切です。
志望業界に関するニュースを入れておくことで議論の際にほかの学生と知識で差をつけられるため、積極的に関連するニュースを探し自分の意見を持つようにしましょう。
頭の中だけで思っているのではなく、聞いているメンバーにも伝わるように自分の意見が説明できるように口を動かして話してみるのもおすすめです。
後から自分を客観的に見て練習に活かしたい時には、自撮りをしてどのような話し方をしているのか、中身のある内容を言えているのか試してみましょう。
現在の時事問題を把握する媒体はなんでも問題ありませんが、より詳しい日経新聞を読むのが良いでしょう。
【グループディスカッション】複数人での練習方法3選
一人だけでも練習はできると紹介しましたが、それだけでは足りないです。
実際の本番では必ず複数のライバルの学生がいて、多ければ10人くらいの中で良い意味で目立ち、印象付けていかなければなりません。
慣れ合った友人やクラスメイトたちと練習する方法だけでなく、さまざまな複数人で練習する方法がありますので紹介していきます。
支援団体が開催する「グループディスカッションセミナー」
ディスカッションの練習はある程度グループになれるように人数がいたほうが効率良いですし、本番に近い状態を体験することが緊張をほぐし、本領を発揮できる力につながります。
実は調べてみると、たくさんの支援団体がグループディスカッションの練習会のイベントを開いてくれています。
支援団体ごとに雰囲気やいる学生も違うので、本番のような環境が違う場での練習になるのです。
すべて慣れることで気持ちも変わってきますし、相手への自分の見せ方も工夫できるようになります。
そのため、支援団体が開催するグループディスカッションには、ひたすら参加して場数を踏むようにすると良いでしょう。
キャリアセンターを利用する
複数人での練習の時には、大学のキャリアセンターがおすすめですので、積極的に利用しましょう。
同じ大学の人が参加するので友人と参加しやすく、同じ大学のほかの学生のレベル感を知ることができて刺激になります。
見たことがある相手であっても話したことがなく、人柄を知らない状態でグループディスカッションする場合もありますので、本番さながらの練習ができます。
自分だけの目線ではなくプロの目線でも見てもらえるため、客観的に自分はグループディスカッションの中でどんな風に見えているのかがわかるので勉強になるでしょう。
目立っていると思い込んでいても、実はほかの学生に埋もれていて良さが出ていない場合なども、客観的に判断してもらえて今後へ向けての対策ができます。
練習でグループディスカッション選考のある企業を受ける
より本番に近い形でグループディスカッションを受ける場合は、練習ではグループディスカッションがある企業を受けてみるのも悪くありません。
練習として使うため、志望度が低い企業でのグループディスカッションの練習をしましょう。
志望度が低いため、もし失敗してしまっても問題ないですし、自分にはどんな力が足りなかったのか、雰囲気はどのような感じかなどより本番の感覚を味わえます。
普段の練習とは違いリアルな本番を感じられるため、その緊張感にも慣れることができます。
本命の企業でグループディスカッションする時には、経験を積んでいるため落ち着けるようになるでしょう。
まとめ
普段は人との協調性がありコミュニケーション能力も問題ない場合でも、グループディスカッションとなってしまうと身構えてしまい、緊張して自分が何を言っているのかわからなくなってしまうかもしれません。
ぎこちなく全体を見渡しているうちに余裕がなく、印象に残る発現ができなかったとなってしまうこともあるでしょう。
逆に練習を積んでいくと、コミュニケーションが得意ではない人でも能力がアップし本番に強い人間になれます。
積極的にさまざまな方法を利用して、練習するようにしましょう。